「水産食品士の決意」について前田俊道准教授に聞く

2010年5月11日 掲載

今日は、「水産食品士の決意」について、担当の前田先生にインタビューしました

---------下関フードテクノフェスタ2010に水産食品士が出展すると聞きましたが?
平成22年6月5日(土)に水産大学校で開催される「下関フードテクノフェスタ2010」で、水産大学校食品科学科の水産食品士が腕前を披露します。水産食品士を目指す4年生が、既に水産食品士である修士学生と一緒に「真鯛の姿造り」に挑戦します。



---------水産食品士とはどんな資格ですか?
水産大学校食品科学科独自の資格で「水産食品の観点からの各種魚についての知識、魚の〆方やさばき方、食品保蔵・安全に関する知識、加工に関する知識、調理に関する知識を持つ者で、市場から消費末端までの物流・加工をコーデイネートできる者」として認定しています。平成22年3月には第一期生の29名が卒業しました。水産食品士の詳しくは次のリンクをご覧ください。

学科独自の資格

水産食品士について学科長に聞く
水産食品士について学科長に聞く;第2弾

---------水産食品士の披露は今回が初めてですか?
いいえ、昨年の10月13日(祝)の「オープンキャンパス」で披露しました。プロの料理人の指導のもと、単に刺身を造るだけでなく美味しそうに盛り付ける技術も学び、その成果として「姿造り」を披露しました。今回で2回目になります。



---------これまでにどのような調理実習がありましたか?
包丁研ぎに始まり、フグ、イカ、イサキ、タチウオ、アジ、マダイ、ヒラメ、サバ、サンマ、シマカツオ、イワシ、イトヨリ、レンコダイ、キス、ハマチ、タコなどの刺身を造りました。初めは魚をおろしたこともなく、包丁を握った経験もなかった学生さん達が今では立派に魚をさばいて刺身が造れるようになりました。



---------学生さんの腕前はどうですか?
お刺身は造れるようになりましたが、綺麗で美味しそうに盛りつける技術はまだまだです。これから、プロの料理人の指導のもとでその技を磨きます。また、魚を使った山口の郷土料理などにも挑戦する予定です。

---------学生さんの意気込みはどうですか?
興味を持って、大変楽しく調理実習に臨んでいます。単に魚をさばいて刺身を造る技術を習得するだけではなく、血合肉のメト化や魚の硬直など講義で学習したことを実証できる絶好の機会だからだと思います。そして、就職面接でも「水産食品士を目指しています!」と自信をもってアピールしている模様です。

---------頼もしい限りですね。わたしも下関フードテクノフェスタ2010で水産食品士のブースを訪問したくなりました。前田先生ありがとうございました。
お待ちしております。水産食品士の卵達の腕前を是非ご覧ください。

戻る