今日は朝から曇り空ですが、大きな天候の変化はなさそうです。朝別科のラジオ体操をして、掃除と朝食をとったら、2・4・6班は加工実習の始まりです。
トロール漁で獲れた数々の魚はその日の内に冷凍されていたので、まずは海水で流水解凍してから捌きます。レンコダイやグレーズ処理したマアジを次々と捌き、みりん干し、干物、酢漬けを作っていきます。今日も魚を捌くのが得意な学生がおり、慣れていない班員へレクチャーをしている姿も見られました。14時過ぎにはほとんどの作業を終え、夕方までは実習で使用した実験室の汚れを落とす掃除を行いました。
夕食を終えて19時からは、希望者のみのイカ釣り実習を実施しました。二人1組になり、船員のレクチャーを受けた後にイカ釣り開始です。皆、手釣りは初めてで、最初はどうして良いやら分からず、釣れる気がしないと言っていました。しかし、20分ほどしてから一人の学生が釣れてからは、1杯ずつ重量と胴長を計測するのが追い付かなくなるくらい立て続けに釣れ続けるほどの大漁となりました。スルメイカ4杯、ケンサキイカ25杯の稀に見る好成績でした。めったにお目にかかれない胴長37.5cmという大型のケンサキイカを釣り上げた学生もいました。講義室で学ぶ座学では得られない、生きた生命の重さ、それを獲る苦労を学んでもらえたと思います。
文責 クラス担当 河邉真也
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