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水 大 歳 時 記
−海と陽の織りなす生命(いのち)の調律(ハーモニー)−
(句会主催者談)
『水大歳時記』は、水産大学校の「文学」の講義で、板書した歳時記の俳句についての感想を出席カードに書くよう、講義担当者が学生に求めたところから始まりました。2021年の秋からは、下関市立大学の「文化」の講義での句会も加わりました。
感想文の代わりに作品らしきものを書く学生も多く、それを集めて歳時記にしました。
もともと出席を確認するための試みだったのですが、友情に厚い学生が多いため、人数とカードの枚数があわず(カードがいつも多すぎる)、役に立っていません。
編者(講義担当者)は俳句や和歌については素人で、俳句の善し悪しを判断する力はありません。そのため学生の作った作品は取捨選択せず、原則的に全て掲載しました(ただし、ちょっと下品かなとか、特定の個人を攻撃している??と編者が判断したものは除きました)。
個々の作品について、稚拙に感じられたり、意味不明だったり、場合によっては過激な表現もあるかもしれません。漢字の奇妙な使い方もできるだけ再現しています。手本とした俳句の解釈については、正しい解釈(というものがあるとすれば)とは別に、学生の解釈それ自体が面白いので、矛盾し、異なるままに並列しました。全体として、水産大学校をとりまく四季折々の自然と海、そしてそこに息づく学生たちの生活を感じとって頂けたらと思います。
季語は、時候、天文、地理、生活、行事、動物、植物の順に並べました。季語のない作品と川柳については、水大、詩、エッセイの順にまとめました。必ずしも伝統的な配列や名称に従っていません。学生としての事情や、俳句を創作した時点を考慮しています。
海外から来た学生で、日本語で感想文等を書いてくれる人もいます。
学生が手本にした歳時記は以下の通りです:
角川書店編『第三版俳句歳時記』(角川文庫、1996-97年)
水原秋櫻子編『俳句歳時記』(講談社文庫、1995年)
稲畑汀子編『ホトトギス新歳時記 改訂版』(三省堂、1999年)
『カラー版新日本大歳時記』(講談社、1999-2000年)
富安風生他編『新装俳句歳時記』(平凡社、2000年)
艸吟の会編『吟行・俳句歳時記』(祥伝社、1998年)
山本健吉『基本季語五百選』(講談社学術文庫、1998年)
高橋悦夫編『海の俳諧歳時記』(現代教養文庫、1998年)
その他、テレビ、新聞で紹介された俳句からも採用させていただきました。
なお、人名、季語等本来漢字でしめすべきものが、フォントにない場合は、やむを得ず平仮名やカタカナにかえましたことをご了解下さい。
ご意見ありましたら、下記まで御連絡下さい:
なお、課外授業も行っております。メールにて作品をお寄せ下さい。学生の励みになります。作品にお名前、俳号等添えてあれば、あわせて紹介させていただきます。(ただし、採用基準につきましては学生と同じ条件となりますことをご了承下さい)
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