今日は7日目、実習最終日です。
午前中の間に、耕洋丸は壱岐の島から下関へ直行します。まずは、朝食後に入港に係る諸説明を受けます。その後、午前中は大掃除です。皆さん、乗船前よりキレイにしましょう。そして、11時からは早めの昼食をとり、入港に備えます。下関に近づくにつれて、初日とは打って変わって空は快晴になりました。とても気持ちの良い入港になりそうです。
12時になるといよいよ入港の準備です。各班、決められた入港配置につきます。久しぶりの陸地が見えてきて、実習が終わりを迎えるのを実感し始めます。港には綱取りで宮崎学科長、臼井先生、山下先生が出迎えに来て下さいました。入港後は下船の準備で皆部屋に戻り、スーツに着替えて下船式に出席しました。下船式では学科長のご挨拶(担任が代読)、船長からのご挨拶をいただき、これをもって洋上鮮度管理実習は全日程を終え、解散となりました。
乗船前には1週間も船の上で生活することは、長くて辛いと思っていた学生も多くいたと思います。船上では毎日肌身離さず持っていたスマートフォンの電波も届かず、テレビもインターネットも使えません。慣れない共同生活も待っていました。しかし、その不安はクラスメイト全員が共有しており、実習が始まれば全員で力を合わせ、お互いに教え合って支え合い、辛いことも楽しいことも一緒に乗り越える力に変わっていきました。僅か7日間の実習でしたが、感じ方は人それぞれあるかと思います。この経験は、きっと今後の糧になると思います。皆さん、ほんとうにお疲れ様でした。
最後に、耕洋丸の古賀船長をはじめ、親身にご指導して下さいました植田一等機関士と中村専任教員ならびに耕洋丸の船舶職員の皆様には心から御礼申し上げます。
文責 クラス担当 河邉真也
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