2日目はいよいよ出港日です。8:30から下岡一等航海士より操練(避難訓練)と船内安全の説明を受け、救命胴衣の使い方を学びました。実際の操練を想定して、船尾甲板に集合し、班ごとに点呼・報告を行い、避難時の指揮系統を実践しました。救命筏の説明を受けたのちに教室へ戻り、続けて河口看護士による講義を受けました。新型コロナウイルスの特徴を学び、船内における消毒の仕方を全員で確認しました。
講義のあとは、出港前の腹ごしらえ(昼食)となります。出港前はカレーライスです。
出港時には、班毎に船橋(操舵室)、機関制御室、船尾、舷門に配置し、その時を待ちます。タラップが回収され、綱も外され、いよいよ出港します。綱放しの宮崎学科長と福田先生に手を振り、下関とは一週間のお別れとなりました。
出港後は教室で和田先生による洋上鮮度管理実習の講義を受けました。早朝からの慣れない船上生活の疲れと、船酔いの影響もあり、眠たそうな学生や気持ち悪そうな学生もいましたが、明日からの実習本番に向けて必死にメモを取る学生も。その後、中村専任教員による耕洋丸とトロールについての講義を受け、その後は植田一等機関士から船内生活面の注意点を教えてもらいました。
講義は16:00に終わり、夕食まで小一時間の自由時間となりましたが、多くの学生が休息で寝ていたようです。この日の夕食はサーモンのムニエル、すき焼き風煮、オクラとトロロ芋、シジミの味噌汁でした。食欲旺盛な学生は、このメニューに加えてお昼のカレーライスも追加で食べており、頼もしい限りです。「男子浴槽のお湯が全部抜けた事件」がありましたが、無事に一日を終え、明日のトロールに備えて各々自由な夜を過ごしました。
文責 クラス担当 河邉真也
|