新入生宿泊オリエンテーション − 食品科学科の1年生クラス担任の原田和樹教授に聞く

2010年4月30日 掲載

Q:今、食品科学科のホームページは、下関フードテクノフェスタ2010の話題でもちきりですね。さて、今日は、視点を変えて、食品科学科の新入生宿泊オリエンテーションについてお聞きしたいと思います。

 判りました。ここは、実際に宿泊オリエンテーションを担当した新1年生のクラス担任の私から、お話した方が宜しいでしょうね。

Q:そもそも、食品科学科の新入生宿泊オリエンテーションというのが、今年初めての行事なのですか?

 いえいえ、食品科学科が宿泊オリエンテーションを始めて、今年で7年になります。今や、食品科学科の伝統行事になりつつあります(笑)。

Q:具体的に教えて下さい。

 今年実施した日程は、4月24(土)と25日(日)の両日で、場所は、山陽小野田市の温泉を併設している「きらら交流館」という、海辺の場所です。

水産大学校を出発だ!!

  
唐戸魚市場に着いたぞ(晴天の元、関門大橋をバックに)。

Q:ずっと、7年間、同じ時期で、同じ場所だったのですか?

 いえいえ、今まで開催時期や宿泊施設については、試行錯誤があって、やっと今の内容に落ち着きつつあります。しかし、今後、更に改良が加えられるかもしれません。

Q:では、陣容を教えて下さい。

 まず、新入生46名の全員が参加したのは勿論ですが、その宿泊オリエンテーションを支えたスタッフが、学科長以下若手教員8名、2年生の上級生のスタッフ2名、それから、これはこの宿泊オリエンテーションの特徴となるのですが、今年初めて水産食品士の称号を受けた先輩(修士1年の上級生)が2名参加、また、外部講師として食品科学科のOBを加えた、総勢59名のイベントでした。
                

まずは先生のお手本です。さすがうまいですね〜。

さあ、いよいよチャレンジです。頑張るぞ〜!

魚の捌きは真剣そのものです。

水産食品士の先輩がすかさずサポートに入ります。

最後は毛抜きで小骨を取って丁寧に仕上げます。

どうです! 僕の作品を見て下さい

Q:内容はどうだったのですか?

 スケジュールをお話した方が内容が判りやすいでしょう。初日の午前中は、貸切バスで、関門海峡をのぞむ魚市場「唐戸市場」に向かい、市場を見学、魚市場の見学は初めての人が多く、ここで、みんな、水産の最前線に触れてくれたと思います。昼過ぎに、目的地の「きらら交流館」に到着しました。
到着後すぐに、宿泊オリエンテーションのメインイベントの一つ、「アジの捌き方実習」です。全体を8班に分けて、それを4班ずつ2つのチームに分けて実施しました。これには、教員や水産食品士の上級生など全員で取り組みました。


Q:どんな様子だったのですか?

 まあ、写真を見て頂ければ判るのですが、殆どが初めての経験でしたが、皆、わいわい言いながら、包丁の使い方、魚の捌き方などを学び、これで一気にお互いの親密度が増したと思います。

             
実習を無事に終えたぞ〜(夕焼けを背景に)。   

お腹空いた〜(楽しい夕食タイム)。

Q:外部講師という話が出ましたが。

 そうそう、夕食後は、これまたメインイベントです。食品科学科の先輩で、今、社会で活躍している食品科学科の先輩を呼んで、講演して貰うというものです。今年は、4年前に卒業して、今は、「(株)フランソア技術部商品開発課」に勤務しておられる田丸美紀さんに来て頂きました。演題は、「後輩に贈る体験談〜食の最前線に立って〜」で、パワーポイントを使った素敵な講演でした。新入生は、田丸先輩から、元気一杯のパワーを貰ったと思います。
      
田丸先輩の素敵な講演 

田丸先輩の講演を食い入る様に聴講する新入生

Q:その後はどうだったんですか?

 皆、お互い話をして懇親を深めたり、温泉に浸かったりして、それぞれ部屋単位で親睦を深めました。

Q:2日目はどうだったのですか。

 朝食前後を挟んで、海辺の散策を楽しみました。何しろ、水産大学校が全国区で、海のない県からの入学生もあります。散策はとても楽しかったみたいです。最後に海をバックに全員で記念写真を撮って、貸切バスで帰路につきました。
            
みんな、おはよう!(宿舎2階のベランダにて) 

全員で記念撮影(はいチ〜ズ!)、パチリ!

無事に水産大学校に帰ってきました。学科長先生の
お話を聞いて解散!(みんな、ご苦労様でした)


Q:先生のお話を聞いていると、とても楽しい宿泊オリエンテーションだったことが伝わって来ますね。今日は、インタビューを有難うございました。

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