平成21年度第1回「学科オープンキャンパスを前にして」〜原田和樹オープンキャンパス委員に聞く
2009年5月12日
原田先生! インタビューを受けられるのは、お久しぶりですねえ。今まで、何をしていたんですか?(笑) (汗をかきながら)まあまあ。 そうそう、今度、食品科学科では、学科のホームページで、平成21年度の学科オープンキャンパスが開催されることを知ったんですけど。そこで、早速、オープンキャンパス委員の原田先生を直撃した訳です。詳しい内容を教えて下さい。 そういう事情だったんですね。えーっとですねえ、大学が主催する8月のオープンキャンパス以外に、食品科学科独自のオープンキャンパスを開催するのは、昨年からです。昨年は、10月に開催して、好評だったのですが、学科オープンキャンパスを、もっと早くして欲しいという希望があったでのす。ですから、今年は、6月にもやろうと…。 今回の学科オープンキャンパスの目玉は何ですか? それが一番大事ですよね。既に、学科長の芝恒男教授が、このホームページの5月12日付けのトピックスで紹介されていますが、お二人の有名なゲストスピーカーに講演をして頂きます。 じゃ、ここで詳細に学科オープンキャンパスを紹介して下さい。 わかりました。まず、日時は6月7日の日曜日、午前10時30分から午後3時くらいまでです。基本的には、午前中が講演会、午後は体験実験や学科の施設見学という風に思ってもらったらいいでしょう。場所は、午前中の講演会は下関市吉見の水産大学校のキャンパス内にある新講義棟、午後からは食品科学科の研究棟です。 今回も高校生向けの学科オープンキャンパスでありながら、講演会は市民の皆様向けでもあります。全体の講演会のコンセプトは「すしネタの旬と食べ方〜おさかな博士がお答えします〜」です。どうです、お魚好きのインタビュアーの君には、興味津々のテーマでしょう! |
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昨年の学科オープンキャンパスの風景(直木賞作家 古川薫先生の講演) |
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そうですねぇー、これはぜひ聞きたいですね。 ゲストスピーカーの、まず一人目は、坂本一男先生です。坂本先生は、東京の築地市場内にある「おさかな普及センター資料館」の館長をしておられますが、「おさかなマイスター」の講師や、東京大学総合研究博物館でのご活躍(ご著書に「東大講座 すしネタの自然史」(NHK出版)があります)の方が有名かもしれません。坂本先生には「すしネタを考えよう」という演題で、わざわざ東京から来て頂いて講演して頂きます。二人目の講師は、本学の鷲尾圭司理事長です。鷲尾理事長は、魚の食文化に精通しており、各地で講演していて、話のうまさでは定評があります。今回は、魚そのものについてというより、演題は「醤油の旨みって?」です。講師陣のプロフィールと両者の演題の関連性については、芝学科長がこのホームページで既に詳しく紹介していますので、そちらをお読み下さい。 今回の学科オープンキャンパスのイベントはそれだけですか? いえいえ、午後の1時から午後2時頃まで、食品科学科の研究室で、模擬実験(体験実験)を準備しています。内容は「水産物エキスで白血病細胞をやっつけよう」で、実際に、白血病の癌細胞を扱い、水産物が持つ医療分野への可能性というものを、ぜひ実感してもらいたいです。この内容は、そのまま、研究室の卒業論文の実験と直結していますので、いわば、高校生の皆さん方に大学の最新の研究を体験してもらおうという企画です。 |
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昨年の学科オープンキャンパスの風景(模擬実験を体験) |
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午後は、その模擬実験だけですか? 模擬実験は大人数ではできませんので、むしろ、多くの参加者の皆さん方は、食品科学科 |
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昨年の学科オープンキャンパスの風景(水産食品士のお披露目、ゲストの先生方と共に) |
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内の最新機器類を見学してもらいます。遺伝暗号を解読するDNAシークエンサーという機械や、匂い分析の最新装置「電子鼻」という装置、微量元素を同時にたくさん探ることができる融合結合プラズマ質量分析装置などなど、他の大学ではあまり見られない高価で最新の装置を目の当たりに見ることができます。 よく趣旨はわかりました。ところで、予約はせずに参加できるのですか? 講演会と施設見学は、高校生および市民の皆様、予約なしでOKです。ただし、模擬実験だけは、高校生向けで、準備の都合がありますので、事前に申し込んで下さい。申込先は、shokka@fish-u.ac.jpかFAX: 083-286-7434までお願いします。また、午前中から午後にわたって参加される方は、キャンパス内の大学生協の食堂が開いていますので、昼食にご利用下さい。 もうすぐの食品科学科のオープンキャンパスが今からとても楽しみです。今日はどうも有難うございました。 |