- 漁業の変遷
フグ類は延縄漁法により漁獲され、主流である19トン漁船は、延長30?(下関−小串間に相当)の縄に 6,000本もの鈎が使用する。1970年には年間3,000トンも漁獲された、トラフグに近縁のカラスは激減した。現在の延縄漁船の主対象はシロサバフグとマフグである。
- 資源減少の要因
フグ類は多くの魚類と異なり、海底に沈性卵を産み付けるため、産卵好適場所が限定される。このため、特に長命のトラフグ類の資源水準は小さくて、乱獲に陥りやすい。沿岸域の開発行為や汚染による産卵場の減少も資源の自然回復を妨げる。主漁場であった東シナ海、黄海における韓国、中国漁船の増加による漁場の狭隘化も漁獲減に関わっている。
<キーワード>トラフグ資源、ふぐ延縄漁業、単位努力量当たり漁獲量(CPUE)、
乱獲、少ない産卵場
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