第22回食品表示検定 成績優秀団体第3位表彰について

食品科学科 准教授 古下 学


 水産大学校食品科学科は、昨年度行われた第22回食品表示検定において成績優秀団体第3位を受賞いたしました。
https://www.shokuhyoji.jp/result/achiever/
 本検定に受験を希望される方は、是非ともチャレンジしてください!

-食品表示検定とは-
 食品表示検定は、一般社団法人 食品表示検定協会が実施しており、食品表示検定中級に合格すると「中級食品表示診断士」の資格を取得することができます。食品表示は、販売される全ての食品に義務付けられており、消費者の食の安全性に対する意識の高まりから「食の身分証明書」とも表現されるなど重要性は高まっています。
 近年は、大企業の社員が本検定を受験されるなど、食品の表示が出来るだけでなく消費者に対して表示内容の説明ができる能力も求められています。

-食品科学科と食品表示検定とは-
 水産大学校食品科学科では、水産食品分野で活躍し食品の衛生・安全を担うことの出来る人材育成を目指しています。そこで、平成22年度入学生より3年次に「食品表示」をカリキュラムとして取り入れ、平成29年より食品表示検定に取り組んでいます。授業内容も、食品表示の一般的な内容は当然のこと、本検定合格を目指した内容になっています。
本検定は、在学中に取得できる資格となっています。上述の様に、本資格習得を取り入れる企業も増えていることから、本資格の取得は就職や社会で活躍するアドバンテージとなります。一方、本検定の全国合格率は48.6〜64.5%、食品科学科の合格率は、54.3〜58.5%と難関資格になっています。

-どうしたら食品表示検定に合格できる?-
 食品表示検定協会が実施しており、食品表示検定中級に合格すれば良いです。自分で申し込んで取得することも可能です。しかし、食品表示検定中級の認定テキストは400ページを超えるなど内容が膨大なため、なかなか自分で学習し合格するのは難しいのが実情です。しかし、3年次に「食品表示(選択・1単位)」を受講することで、食品表示の内容および検定合格へのポイントが理解できると思います。また、試験直前には試験対策も行う予定にしています。是非とも合格を目指してください。


【学生の声】

2018年度入学 岡本みのり

岡本さん近影
 授業を受講して、先生が重要と教えていただいた箇所を重点的に勉強しました。特に、試験前1週間は集中して取り組みました。また過去問も先生からいただき、現在の習熟度を確認するのに役立てました。試験は、分からない問題もありましたが、準備していた内容で対応することが出来ました。せっかく取得出来た資格なので、就職活動でアピールしていきたいと思います。
 
2018年度入学 山田静乃

山田さん近影
 第一志望である日本食品検査協会に内定を頂きましたが、面接で食品表示検定の取得について評価を頂きました。他大学の学生で取得者が少ないのもあり、内定を頂くのに大変有利に働いたと感じています。それだけでなく、大手企業の品質管理部門の面接においても、食品表示検定取得を評価頂き、品質管理と食品表示の重要性についてお話することがありました。
 私は、就職活動において食品業界を志望する際は、食品表示検定が非常に役に立つと身をもって感じました



食品表示検定協会より授与された表彰状

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