平成28年度 食品科学科 洋上鮮度管理実習 紹介
            写真・文:3年生クラス担当谷口


2016年11月14日 掲載

平成28年11月12日から11月18日に行われる食品科学科3年生を対象とした洋上鮮度管理実習について、引率教員の目を通して簡単に紹介させていただきます。

11月12日(土) 晴れ
 天気に恵まれた本日、食品科学科3年生のうち41名が天鷹丸に乗船し、いよいよ実習が始まりました。

昼過ぎに乗船した3年生は乗船式や船内見学を終えて、若干緊張がほどけた中で洋上鮮度管理実習についての説明を受けています。

  
その後夕食を終え、休憩を挟んだら夜の掃除です。自分たちが一週間寝泊りする天鷹丸をきれいに使う習慣がつきそうです。

11月13日(日) 曇り
 まだ夜の明けきらない時間に集合して、朝の運動を行います。

 
  今日から本格的に始まる実習に備えて朝食をしっかりとります。


出港を間近に控えて、安全管理のためのレクチャーを真剣な顔で聞いています。
慣れない船上ではすぐに時間が経ってしまいます。学生たちは出港に備えて各自与えられた役割をこなします。

 
船橋での前方監視(左)と船橋舷側での監視(右)の様子。

 
甲板上での出港作業の様子。


あっという間に出港の時間を迎え、見送っていただいた方々に手を振っています。これからは船上での実習となり、わずかな期間とはいえ陸とはお別れです。

 出港してから昼食をとり終えて、ほどなくして退船訓練が行われました。出向前に教わったことを思い出して、それぞれが救命胴衣などを着用して甲板に集合し終えたのは訓練開始から7分半ほど経過していたようです。秦船長からは4分程度で集まれるようになることが望ましいというお言葉をいただきました。万が一の場合は、焦らず・慌てずに行動できるようになるといいですね。

 
緊急時の退船訓練を終えて、学生代表がイマーションスーツの着用を試みています。


イマーションスーツ着用後。
(よく似合っているとほめられました。)

 訓練が終わると、秦船長の講義が行われました。天気・波・風といった航路の様子や、食品科学科の学生はなかなか触れる機会のない船舶職員の仕事内容などを詳しく紹介していただきました。

  
揺れは穏やかだということでしたが、酔い止めの効果からか眠気にあらがえない学生も何名かいたようです。


講義が終わると、甲板上に簡易水槽を組み海水を張ります。活魚をいれて、その後の処理によりどのような鮮度変化を起こすのかを観察・経験することが今回の実習の大きな目的です。

11月14日

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