吉見庵にて その40(新学期)
  
芝恒男 食品科学科特命教授に聞く

2014年4月4日 掲載


Q: 先生、いよいよ4年生になりました。
A: そうだね。卒業まで後1年か。就職、卒業論文、結構大変だね。

Q: 2日の入学式は晴れて良かったですね。
A: 桜も満開でね。入学式には、下関市長も来られたし、総理大臣や農林水産大臣、そして前下関市長の江島参議院議員の連名の電報もあったりして、華やかな入学式になった。


桜咲く吉見キャンパス


桜咲く吉見キャンパス


入学式会場


入学式

Q: 入学式のあった日の午後は、僕たち新4年生(新卒論生)を迎えての研究室主催の安岡八幡宮での花見。近くにあんな神社があるなんて知りませんでした。
A: 平安時代末の寿永年間(1182〜)に、源頼範が平家追討のおりに必勝を祈願したのが始まりなんだ。

Q: それにしても桜がきれいでしたよね。
A: みんな八幡宮の祭殿で何を祈願した?

Q: 先生が『無事卒業を祈願しろ』って言ったじゃないですか。
A: たったそれだけだったんかなあ?
Q: ??


安岡八幡宮で無事卒業を祈願する新4年生


境内で茶の湯も味わう新4年生


右手に竜王山の山並み、そして遠く左手後方に水産大学校

Q: 新入生はどんな感じですか?
A: 4日に学科紹介あったんだ。

Q: 食品科学科の先生、全員が自己紹介と同時に新入生へのメッセージを語るんですよね。
A: 君の時に印象的だった先生の話は何?

Q: 「食」でしょうか。
A: ?

Q: 先生がここは『食品を製造することを学ぶ学科なんだ』って強調していたじゃないですか。
A: それだけだったかな。「長い歴史を持つ魚食文化に触れながら、水産食品の基礎から製造法までを学んで欲しい」って言わなかった?

Q: ええ、確かにそうだったかもしれません。
A: いやに声が小さいね。


新入生に熱弁をふるう原田学科長


履修手引きを広げる1年生

Q: それはそうと、新入生はどんなでした?
A: お!話を振ったね。ま、いいや。今年の新入生も元気だよ。先生方から、実りある4年間を過ごしてくださいと激励されていた。君はどうだった?

Q: ・・・
A: ま、元気が大事だね。どんな悩みがあっても、それを吹き飛ばすくらいの元気さで4年間を一気呵成に駆け抜けて欲しい。そうすれば、振り返った時に楽しい思い出が沢山残っているんじゃないかな。君はどうだった?

Q: ・・・

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