吉見庵にて その32(就職戦線いざ)
  
芝恒男 食品科学科特命教授に聞く


2014年1月27日 掲載


Q: 3年生の就職活動、はじまりましたね。
A: 個別の企業の説明会がすでに数件あったし、一昨日は合同企業説明会だったね。

Q: 毎年のことですが、3年生は緊張したでしょうね。

合同企業説明会が行われた体育館

A: でも冒頭の原田学科長の挨拶は割れんばかりの大声で、どっとわいたんじゃない。

Q: 「今年の食品科学科3年生は粒ぞろいの学生ばかりですので自信を持って送り出したいと思います」って、少し気恥ずかしいですよね。
A: でも「しっかりと学生を吟味してください」って続いたじゃないか。

Q: 説明会と言っても実質、面接だって、みんなはどのくらい理解しているでんしょうか。


原田学科長の大声での挨拶

A: すでにエントリーシートの書き方や、心構えなどについて指導を受けているし、グループデイスカッションの練習も始まっている。それなりにやってくれたんじゃないかな。

Q: それなりなんですよ。説明を聞くときに、背筋の曲がっている人もみかけますよ。
A: ?


説明会の様子

Q: 面接申込書なしで、ブースに飛び込んで、その場で書かされている人もいるじゃないですか。
A: でも食品関係で56社だろ。会場に来て観て、魅力的な企業に初めて気が付くときもある。企業さんには、ごめんなさいだね。機を見るに敏で、評価してくれないかなあ?


面接申込書への記入

Q: 説明会が終わると、2週間ほどで期末試験。結構忙しいですね。
A: でも、合同企業説明会の結果を参考に受験計画を固めておいて欲しいんだよね。すくなくとも、製造に行くのか、流通にいくのか、さらには練り製品とかのような分野もね。


体育館前から見たクラブ棟(手前)と共同研究棟(後ろ)

Q: その意味では、後期の「魚餐とビジネス」も参考になってます。
A: 水産分野で活躍しているビジネスマンの話だろ。卒業生からも、一番役にたったって聞いている。

Q: なんてったって、話が具体的だし、その人の汗や苦労がしみ込んだ話なんで、実感がわきます。
A: そうだね。まず就職。そして頑張る。そうあって欲しいね。

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