水大歳時記(令和五年度)

 

         春 の 部

 

       

 

  春の陽気にあてられて

   重くなるまぶたを開けられず

    気づけば始まっているヘドバン

      (編者)軽音楽部ですか?

 

  親元をはじめて離れし春の旅

     海より鳴りし静かなる波

 

  春

    腹へって肉が食べたい

       金がない

 

  始まった虫をやつける春の日々

 

  予告編春を感じる爆発音

 

  春が来た昼はあついが夜はさむい

 

 

    清明(せいめい)

 

  初来の地清明の日に足を着く

 

 

   仲春(ちゅうしゅん)

 

  新生活 東奔西走 早仲春

 

 

    晩春(ばんしゅん)

 

  小川の流れも晩春の日ざし浴び

 

  晩春や桜舞い散る風の音

 

 

   春昼(しゆんちう)

 

  態は起き隈は消えさる春の昼

      (編者)「態」はひょっとして「熊」?

 

 

     麗(うらら)か

 

  下関うららか木々と水平線

 

 

    花冷(はなび)え

 

  花冷えや春風に揺らぐ梅の花

 

 

       行く春

 

  春尽きて顔出しにくる冬の風

 

  なんでやろ春終わってもねむすぎる

 

 

       夏近し

 

  夏近づく帰省する友の生(ナマ)の声]

 

 

       春風

 

  海越えて故郷から吹く春の風

 

  春の風幾度も幾度も吹いている

 

  春風に吹かれて響く小鳥の音

 

  春の風吹く丘を越え鳥の声

 

  春の風去りとて海は深い青

 

 

    春雨(はるさめ)

 

  春雨や入学の日を見越したり

 

  春雨が家から漏れ出て駆け回る

 

  春雨や部屋の窓閉めて一息

 

  春雨の白雲の色に融けゆきて

     上下も分からぬ水平線かな

 

  春雨や四人にぎやかツモの声

 

  春雨や傘さして歩く青い空

 

 

    春雷(しゅんらい)

 

  鳴り響く祭囃子は春雷か

 

 

    陽炎(かげろふ)

 

  道の奥見ゆるは川か陽炎か

 

 

       春の山

 

  初めて一人で登る春の山

 

 

       春の海

 

  春の海学友増えてやる気でた (向日葵)

 

  下関桜が散ってく春の海

 

  春の海アイナメみたいなムツゴロウ

 

 

    雪解(ゆきどけ)

 

  雪解や小川の流れに緑の芽

 

 

    蜆汁(しじみじる)

 

  朝の喉にしみる昨晩の蜆汁

 

 

   白子干(しらすぼし)

 

  食卓でキラキラ光る白子たち

 

 

    入学(にふがく)

 

  入学式期待と不安がつもりゆく

 

 

    卒業(そつげふ)

 

  学友と切磋琢磨し卒業へ (たいよう)

 

 

黄金週間(ゴールデンウィーク)

 

  会いたいな黄金週間待ちきれず

 

  ドキドキのゴールデンウィーク一人旅

 

  予定立て黄金週間遊びきる

 

  黄金週間離れた友達帰ってこれず

 

  ゴールデンウィーク

    実家に帰るのが楽しみです

 

  黄金週間久しく家族と顔合わせ

     囲む食卓一味違う

 

  五月病、黄金週間はやく来い

 

  気づいたらゴールデンウィーク終わってた

 

  梅雨入る黄金週間雨ばかり

 

  ゴールデンウィーク終わってしまった

     色とりどりの白紙のままで

  風さむし

     水はふつうで空気おん()

      (編者) あぶくが二つ上がっているタコと、頭を出
       している2匹のチンアナゴと、口がW型の多分
       猫の顔と、紙屑のようなもの2つのイラスト略。

 

  実家でのゴールデンウィーク満喫した

 

  下り線ゴールデンウィーク家族の列

 

 

   蛙(かはず、かへる)

 

  一面の鏡で鳴いてるかえるたち.

 

  蛙鳴く夜の田畑で明日は雨だ.

 

  雨の後山に入って蛙さがし

      (編者) 豆腐のような形の直方体二つを組み合わせ

       たオブジェのイラスト略。

 

  波返し溜まる流木紛れる蛙

 

 

     鶯(うぐひす)

 

  部屋ひとりうぐいすの朝耳すます

 

 

     燕(つばめ)

 

  燕とて屋根の下飛び迷う鳥

 

 

    桜鯛(さくらだい)

 

  桜ちり次の楽しみ桜鯛

 

  新学期上を向きたる桜鯛

 

  造りでも煮ても焼いても桜鯛

      (編者) 尻尾がこちら側に曲がっているタイのイラ

        スト略。

 

  祝福の食卓に並ぶ桜鯛

 

  つり人へ春をとどける桜鯛

 

 

     眼張(めばる)

 

  つりに行き煮て食べようか めばる

 

  釣る黄金(こがね)タケノコメバル雨の中

 

 

  鮎並(あいなめ)、あぶらめ
 
  ポン級を造りで食べて満足する

      ↑大きいアブラメをポン級アブラメという。

 

 

   睦五郎(むつごろう)

 

(編者) 宮川杵名男先生のまばたきては跳ねては恋の睦五郎

 に倣って

  睦五郎まばたき跳ねて春来たり

 

 

    白魚(しらうお)

 

  白魚食いすぎ注意 高血圧

 

 

     浅蜊(あさり)

 

  アサリ捕り釣り用食用迷うYO

      (編者) 錘の付いた釣り糸からアサリの付いた枝糸
       が左右に出ていて、2匹のカワハギがそのえさ
       を食べようとしているイラスト略。

 

 

      蜂(はち)

 

  菜の花に集まっているミツバチよ

 

  スズメバチ田舎怖すぎびっくりや

 

 

        

 

  梅が香にのつと日の出る山路かな

 

 

        

 

  桜の御簾花びら絨毯一休み

 

  さくらちる新たな生活たのしみだ

 

  桜舞い胸をおどらせ水産大へ

 

  新天地 期待とともに舞う桜

 

  通学路ひらひらと舞う桜かな

 

  桜舞う春の息吹に心躍る

 

  空青にて思い出オート出現 桜晴

 

  門出の空舞う桜と青スーツ

 

  忘れずに桜の花に思い出を。

 

  別れ桜 雨あめが告げる かほりかすかに

 

  君の手に残る桜に思い出を

 

 

        

 

  冬明けて気温上がり花が咲く

 

 

    落花(らくくわ)

 

  桜散り一年前を思い出す

 

  桜散りコウイカ釣れてもイイカなあ

      (編者)左右の端の足が長い、眠そうなイカと、カサ
      ゴのような魚のイラスト略。

 

  桜散る水面に映る春の風

 

  ほろほろと桜吹き散る山の道

      (編者)「ほろ」の繰り返しを表す「く」に似たフォ
       ントは横書きにできないので、「ほろほろ」と
       しました。

 

  桜散りぽかぽかあつき風のどか

 

 

    山吹(やまぶき)

 

  山吹の寂しい音が目を鳴らす.

 

  葉緑と山吹合わせインスタ映え

 

 

       授業

 

  中国語休講になったマジうれし

 

  海賊の処刑の仕方が気になった

     サイコパスな今日この頃のオレ

      (編者)海賊は、残酷な時もあれば紳士的な時もあり

       ますが、すべて打算です。

 

  ドイツ語の裏にかかれるあいうえお

      (編者)出席カードは、ドイツ語の授業で使った反古
       紙だったようです。裏に日本語で作品を書いてく

       ださい。

 

  あくびする音さえ拾うハウリング

 

  ハウリング我(ワレ)の心も曇り空

 

  キカイ音 派長に揺さぶれ なく兜虫

      (編者) 「派長」は「波長」?ハウリングのことだ
       と思いますが、うるさくてすみませんでした。

 

 

      学生生活

 

  勉学を海見て励む志

 

  水大に若き我等は集いけり []

 

  やりたいな森の生活ソローキャンプ

 

  新生活

   初日の飯はカップ麺

    湯沸かすのは新品ポット

「部屋入り

   飯胃に収め皿片し、

    布団に入る」新生活初夜

 

海沿いを駆け抜けていく自転車で

 

  海の音 岩にみだれて はじけとぶ

 

  すきあらばきみの隣にかけよって

     もうすこしだけとねがう恋かな

 

  津軽弁訛りすぎて伝わらず

 

  ハムレット

我体知らずして

心知る

  わんわんわん

わんわんわんわん

わんわんわん

  水大の

ちるさくらから

塩香る

      (編者)右上の「ウニ―」と書かれた小さな太

        陽と左下の2匹のチンアナゴのイラスト略。

 

 

  雨上がりぴかっと光る鹿苑寺

 

  バイトへと運ばれていく奴隷船

 

  ねむいとき どうすればいいか わからない

 

  関門の流れもはやく下関 []

      (編者)両岸の真ん中を走る船と、片方の岸から釣竿
        を伸ばしている人のイラスト略。
 

  新居にも連れてきたるシャチの模型

      (編者)左斜め上に上っていくシャチのイラスト略。
        なお、編者は抹香鯨の模型を持っています。

 

  ふわふわと

    ふわふわふわり

      ふわふわと

  ほのぼのと

    風吹き香る

       校舎かな

      (編者) 小さな雲たちや、タコ、クラゲ、具足虫
       (?)の群れ、チンアナゴ、大きな猫の顔のイラ
       スト略。

 

  しとしとと日曜日の午後窓を見る

 

  中国の税金徴収電子マネー

     習近平の集金PAY

 

 ・ け・め・ろ・わは伝わらないよ津軽弁

 ・ ボイプラは推しのデビューを祈るだけ

 

 

  気づきは一瞬思えば一生

 

  大谷さんリーグトップの防御率

 

  ****が持ち金全て使い込む

     自分も負けじと財布に手をさす

      (編者) 親や担任の先生が泣きます!

 

  新学期地元に忘れた恋心

 

  毎日の

    気温の強弱

      はげしいな

  お船の下で

    海のじゅうたんが

      ゆれている

      (編者) 波、「テカテカ」の太陽、画面左右の海
       藻、「ウニ―」のウニ、3尾のタコ、サンゴ、
       二匹のクラゲ、風に舞う木の葉と雨を降らせて
       いる雲、それらより大きな猫の顔の描かれた画
       面の上に、目と顔をのぞかせているもの(宇宙
       人?)のイラスト略。

 

  おい聞けよ聞いてほしい波それ見る私

 

  やっぱりね冷庫食品コスパいい

      (編者) 冷庫」は「冷凍」?

 

  ぽろぽろと天から降るのは涙のよう

 

  疲れたなあ推しのドラマあるかなあ

 

  あと三日我慢をすればお休みだ

 

  雨の日に北九州では服をかけん

 

  なおさねば なまってまって たげめぐせ

 

  久しぶりに呼び鈴鳴っても気付くかな

 

  推しがね!

    今日も尊い!

      生きれるよ

 

 

        

 

   (想像してみるといい)

 困難に向かい合ったとき

 もうだめだと思ったとき

 想像してみるといい。

 3時間後の君は、涙がとまっていて、

 24時間後の君は、涙が乾いていて、

 2日後の君は、顔を上げていて

 3日後の君は、歩き出している。

      (編者) 題名は編者が勝手につけました。

 

 

      エッセイ

 

 大地の目()

      (編者)地面の下から這い上がってくる目玉おやじを

       筋肉質にしたような生き物たちのイラスト略。

 

海は人を隔てる   → 同じものでも人や状況に

   結びつける      よって意味が変わる

二十四節季

   命の循環   盛→衰→盛

海賊  海で暴れまわるだけでなく街を襲う

    平和的な奴もいる:

 通行税を取るやつ、警固料の徴収

      (編者)俳句の感想だけでなく、授業のノートもとっ

てくれてありがとう。

 

 湖が大地の目であるや海に対する多様なイメージにお

もしろさを感じました。海賊のイメージが異なることに

も驚きました。

 

 湖を大地の目ととらえたところがおもしろかったです

す。

 

   (近所のおじさん)

 近所に仲の良いおじさんがいる。庭師をやっているひ

とで、学校帰りによく見かける。おじさんは僕の質問に

なんでも答えてくれるけど、そのときの声が大きすぎる

のがすこしだけ嫌だなと思う。なんでそんなに大きな声

で話すのかときくと、片方の耳から人の声が聞こえるか

らだと言う。ぼくはそんな生活ごめんだと思ったけど、

おじさんはうれしそうにその声に返事をしていた。

 ある日、通学路じゃない、いつもと全然違う場所にお

じさんがいるのを見て思わず声をかけた。

「なんでこんなとこにいるの」

「なんでってそりゃ、ここは俺の家だもの」

 自分の家だというのに、仕事の時と同じように脚立に

乗って目の前の桜の木を見つめている。

 切っちゃうの、ときけば、うんと迷いのない声が返っ

てくる。

「ずっと切れずにいたんだけど、俺んとこに戻ってきて

くれたみたいだから」

 普段は軍手にかくれて見えない、おじさんの左手にき

らりと光る指輪。

「そっかあ」

 想い出にすがらなくたって、いつでも声は聞こえるもんね。

 なんとなく、桜の木が倒れるのを見てから帰った。

      (編者)題名は編者が勝手につけました。

 

   (大谷翔平ありがとう)

「大谷翔平ありがとう」

 入学式も終わり授業が始まって同じ学科の人と話す機

会も増えた。

 よく話す話題と言えば「出身地」、この話しになると

私は必ず自分の高校の先輩が大谷翔平であるということ

を言う。先月のwbc効果もあって百発百中で話しが広が

る。私の野球好きも相乗してかなりこみいった感じにな

るのだ。

   しかし、私が持っている話しのネタにはこれより

も強烈な話題がある。それは私が北海道の大学を一

年で中退してこの水大に再入学したということ。

   この話も話せばこみいった感じになって盛り上が

りそうだが、気まずいので内緒にしておく.何はと

もあれ大谷先輩、今シーズンも頑張ってください。

      (編者)題名は編者が勝手につけました。

 

 海賊になった大地の目

      (編者)前回に引き続き、将軍のような軍服を着た目
        玉(おやじ)のイラスト略。

 

 アホウドリ

      (編者)立っているアホウドリのイラスト略。

 

 海賊≒男のイメージがあるが女の海族も実際にいたこ

とに驚きました。また、キャプテンキッドのような海賊

がいたことにも驚きました。

 

 春の気も終わったと思う今日この頃暑い日が来ると

思ったら突然くる寒さ

 病に気をつけて行動しようと思う

 

   11

 今日も、明日も明後日も僕の日々は続く。

 この世に無駄な事など一つもない.

 それが自分の経験値となり日々成長していく。

 

   (皐月賞)

「ソールオリエンス1着! 1着ソールオリエンス!」

また来なかった。

 海がしける日曜日、そんな中で行われた皐月の栄冠を

目指す馬の中から1頭に賭けた私の期待は馬群に沈んで

いった。

 「買うと来ない。」という言葉を聞いたことがある

が、あれは私からしたら本当のことになる。賭けに限っ

た話しでなく公共交通機関でも私が座席を買うとしばし

ば遅延が起きる。こんなことなら、大陸から圧力をかけ

てくる企業の株でも買おうか。

      (編者)題名は編者が勝手につけました。

 

 もし一人で蜆汁を食べているととても悲しくなりそう

      (編者)  5つの開いた蜆の入った椀と、箸置きの上
        に箸のある「蜆汁」と描かれたイラスト略。

 

  微睡みの温もりのなかこくこくと

     瞼に浮かぶは朧月夜

 暖かな陽気にあてられ、ついうつらうつらとしてしま

い、頭が真っ白になっていくのを、白くぼやける朧月夜

に例えました。

 

1排句  二度寝する頭が溶けるいい気分

2感想  最近は金欠であまり良い物を食べてなかった

    ので腹がへりました。

     早く動物性タンパク質を取りたいです.

     卵安くなれ。

          (編者)「俳句」です。

 

  緑茶のね香りに誘われ和菓子食べ

 緑茶の美味しい香りが漂う季節に和菓子と一緒に緑茶

を楽しむ様子を表現しました。

      (編者)湯気の立つ、口の広い湯飲みのイラスト略。

 

アジ釣ってそれをえさにしブリを釣る

       アジをおよがせてブリを釣りたいです。

 

麗か: 春は時間がのんびりしているようで気が付けば

  春休みが終わりかけで宿題が終わっていないという

  事を毎年くり返していました。一人暮らしをするよ

  うになって気が緩みがちなので気をつけたいです。

      (編者) 帆船の型に従ったリアルなエーリアル号
       (ヨット型)とペンギン号(シップ型)のイラスト
       略。

 

 帆船時代の象徴

      (編者) ドレスを着た「大地の目」が映画「タイタ
       ニック号」のように船首から体を乗り出して祈っ
       ているイラスト略。

 

 春だと思ってたら暑かったり雨だったり夏でした。

   チクショー

 

 昔の海は死ととなりあわせだなと思った。

 

アオリイカ

   何故こんなにも

      釣れなんだ

 頻繁にイカ釣りに行くのだが、

  全くアオリイカが釣れないので

     これを詠んだ

 

弥生月

   雲と遊んだ

        隠れんぼ

 面白かった。

 

  G W だ っ て

  ややややややや
  っっっっっっっ
  たたたたたたた
  ややややや
  っっっっっ
  たたたたた

 

  暖かな日と共に進む恋心

 友達が恋しています。

 二人で幸せな日を送ってほしいです。

 

  唐戸で食べてみたい鯨肉

イワシクジラ(山口県でも水揚げされる)

      (編者) 波を揺らしながら潮を吹く、海上から眺め
       た鯨のイラスト略。

 

  五月雨や蛙の鳴き声こだまする

 五月雨の季節に田んぼで聞こえる蛙の鳴き声を表現し

ました。雨の季節は田んぼの蛙たちが活発になります。

 

  阪神が勝つと心も晴れ模様

 マイクの音割れすごいですけど先生には聞こえてらっ

しゃいますか?耳が痛いです。

      (編者) すみません、聞こえてます。音割れ、止め
       ようとしてますますひどくなってしまいまし
       た。今後気をつけます。

 

  毛そった

    めっちゃチクチク

         ちょうかゆい

  足の毛をそってかゆいことです。

        字あまりすることで味をだしてます。
        あえて季語をいれてません。これも味です。

 

 

水産大【第1回目俳句感想文】

 

句:蛸壺(たこつぼ)はふかねむりする春岬(尼崎澪)

感想: 春に蛸壺がふかねむりしていることが分かっ

た。

 

 私は尼崎澪の排句がとても印象に残った。春になる蛸

が獲れなくなり、蛸壺が空っぽになり、静かになるとこ

ろを擬人法を用いて蛸壺がふかねむりするという表現が

とてもおもしろいと思ったからだ。

      (編者)「俳句」です。

 

  海沿ひの各駅停車春の旅 (近藤ゆき)

 この句を読んで、去年の春に熱海に旅行した時のこと

を思い出しました、熱海駅から伊東線と伊豆急行線を乗

りついだのですが、車窓から見える海がとても綺麗でし

た。

 

  海沿ひの各駅停車春の旅 (近藤ゆき)

 どの句を見ても「春」を感じることができるが、「

駅停車春の旅」という表現から一時的な「春」という季

節をしみじみと感じていることが表されているとても趣

深い句だった。

 

海沿ひの各駅停車春の旅」

   この俳句を聞いてぱっとその情景がイメージでき

た。電車越しに菜の花が咲いていて、その奥に海が

ある景色が思い浮かんだ。

 

  海沿ひの各駅停車春の旅 (近藤ゆき)

 海のない県から今年の春から吉見に引っ越してきたの

で、吉見駅から下関に電車で出るにあたって、海の綺麗

な景色が見え、まるで春の旅をしているような気持であ

ったので、自分と重なりました。

 

海沿ひの各駅停車春の旅 (近藤ゆき)

         についての感想文

 忙しい毎日で、いつも利用していた目的地までの急行

列車ではなく、電車の本数も少ない新たな地での生活に

夢をふくらませ、ゆったりと海を眺める様子が目に浮か

び、自分と重ねるところもあり、穏やかな気持になっ

た。

 

海沿ひの各駅停車春の旅」

 春に新しい土地での生活に期待をふくらませて、列車

に乗っている様子が思い浮かび、桜が満開に咲いている

風景も想像できる。私も今年この水産大学校に入学し

て、吉見駅まで電車に乗ってきたのでこの俳句を自分の

生活と重ねて詠むことができた。

 

 海沿ひの各駅停車春の旅

[感想] 春先になって、海沿いを走る電車に新たな気持

で挑む気持ち、卒業旅行/仲間との旅行などを楽し

みつつも清々しい気持ちで過ごすといった、様々な

場面や様子が、あえて海沿いにすることで思いを浮

き出させていると思った。

 

海沿ひの各駅停車春の旅」

感想→新生活でとなり町まで電車で旅をする様子が思い

浮かびました。また、車窓から太陽に照らされてい

る海の様子も思い浮かび、おだやかな気持になりま

した。

 

海沿ひの各駅停車春の旅」の感想

 ぼくが鉄道が好きで春のきれいなけしきがいいなと思

いました.

 

作品→海沿ひの各駅停車春の旅

感想

  希望に満ちた春に果てしなく広がる海を電車の窓か

ら見ていて、各駅で停車する度にワクワクする様子がう

かがえる。

  気分がよくなった。

 

海沿ひの各駅停車春の旅 (近藤ゆき)

 宇部山口空航から吉見駅までの間、長いこと窓の外の

景色を眺めていました。私は東京から山口にやって来た

ので見なれない自然の景色はとても魅力的に感じまし

た。その景色の中でも特に目についたのはたくさんの桜

です。ちょうど満開の桜が花弁を散らして桜ふぶきを作

るのを車窓から眺めることができたことは、新しい大学

生活への期待をいだかせてくれました。

 また、海沿いを走り海の美しさを見て、海の近くで生

活できることを実感し、喜びを感じました。上記の排句

を読んでそんな新入したての新鮮な気持を思い出しまし

た。

      (編者)「空港」、「俳句」です。

 

  海沿ひの各駅停車春の旅

各駅停車、ローカル線のJRで青春18きっぷを使って

旅に出たんだろうな、という句。これから一人で旅に

向かう、内に秘めた高揚感を感じる。

もしかしたら長い旅を終え、地元の海沿いの町への

帰りの在来線で、新しい春に日常生活に戻る時の句

かもしれない。そういった哀しゅうも感じられる。

    自作句

     野良猫や

       新芽の寝床

        夢広し

 

海沿ひの各駅停車春の旅

 この句を読んで、青空の下に、水平線を背景に電車が

走っている光景を思い浮かべました。

 下関でこの句のように、電車に乗っていろいろな所へ

行きたいなぁと思いました。

 

 若林いさをの春の飢餓難民いつぱい未来からくるとい

う俳句に興味をもちました。冬の間は作物が育たないの

で春に飢餓がやってくるのかなと思いました。

 

春の飢餓 難民いつぱい未来 からくる 若林いさお)

 二十四節季の立春頃を連想させる句だと思う。「いっ

ぱい」が「難民」のマイナスイメージを打ち消し、生ま

れたばかりの生命達が少ない栄養を求めて必死に生きて

いる様子を思い浮かべた。

 

顔拭いて顔細りけり目借どき (岸田稚魚)

 滑稽な表現「顔を洗っても拭いてもしつこくつきまと

うが”春の眠気”を感じられた.さめたようで、さめて

いない、朝のゆううつさ感じられた.

季語 蛙

      (編者)季語は俳句の中にあります。ここでは「目借

         時」です。

 

顔拭いて顔細りけり目借どき

 最近朝目覚めた時とてもねむいので共感した。

 

顔拭いて顔細りけり目借どき

 蛙の目借時というのがとてもおもしろい表現だなと思

った

 

「顔拭いて顔細りけり目借どき」(岸田稚魚)

  春の季語「目借り時」を知らなかったので調べてと

ころ、「しきりに眠気をもよおすのは、蛙に目を借りら

れたため」という民間俗説から生まれたとありました。

何をしても眠いけどなんとかふんばって動く春の日々が

思い起こされていいと思いました。

 

春の山らくだのごとくならびけり (室生犀星)

  とってもわかりやすい俳句だと思いました。けっこ

う好きな俳句です。

  俳句つくりました。

   やっほほい一人暮らしだやっほほい

 

  春の山らくだのごとくならびけり (室生犀星)

[感想] 山の形をらくだのこぶに例えていてイメージが

しやすかった。単純ではあるが春の山をよく観察

していると思った。

 

  春の山らくだのごとく並びけり

・水大前の常緑の山々の風景が思い浮かびました。それ

を、らくだのこぶとして捉えて直喩で表現するのは、お

もしろいと思いました。

 

「春の山らくだのごとくならびけり」

 冬が終わり春になると緑が増え、山の存在感が溢れて

いる様子が思い浮かびました。

 

(句)春の山らくだのごとくならびけり (室生犀星)

感想:春の季語である春の山を使っているのに暑い気温

の地帯砂漠で生息することができるらくだを句の中

に入れることで夏がすぐそこまで近づいている春に

書いた句だということを感じました。また並んでい

る山の風景は桜の色で色とりみどりな山でなくらく

だの背中のように色は統一性を帯びており、緑いっ

ぱいになっていることも想像できました。

 

春の山らくだのごとくならびけり」

という作品は、山々が並んでいるのが、らくだのコブの

ようだという作品だと思います。

 吉見周辺は山が多いので、とても鮮明に頭に浮かびま

した。

 

春の山

 春の山らくだのごとくならびけり

  春の山によって春季の日が強くなり始め

らくだのごとくならびけりで山のくねくねと

した景色を感じられる。

 

春の山らくだのごとくならびけり

   すごくいいと思いました。

 

ほろほろと魚煮ふくめ春の雨 (藤博子)

おいしそうでお腹が空いた。

 

春雨や小磯(こいそ)の小貝ぬるゝほど (蕪村)

「春雨」といったやわらかい言葉を入れることで排

句に優しさのような印象を得ました.

      (編者)「俳句」です。

 

ほろほろと魚煮ふくめ春の雨 (藤博子)

  少ない言葉のでその場の様子が伝わってきてよかっ

   た

 

  ほろほろと魚煮ふくめ春の雨

「ほろほろ」、「ふくめ」というひらがなが、魚の煮付

のやわらかさやふんわりした様子を忠実に表現していて

良いと思った

 春の魚といえばメバルだろうか。

 メバルも最近あまり姿を見られなくなり地球温暖化の

せいなのか、藻場が減ったのかただの偶然なのか、とて

も気になっている。水大生活の中で自分なりに原因を考

え解説策をみつけられるような優秀な人材になりたい。

 

私の苗字

  初対面名前省かれ****さん

      (編者)**は個人情報なので残念ながら略。

 

 煮物の液体と雨の水、魚煮と雨に用いられる「ほろほ

ろ」という擬音語のかけ合わせがおもしろいと思った。

 

銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)

(感想)

  実際に自分自身が大阪から引っ越しして学生寮に入

り、寮費や奨学金のための口座を開いて入学したため自

分の今の状況と同じで一番共感できたから。

 

 銀行に口座〜という句が自分と重なってよかった。

 

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)

 自分も入学初日に開口しに行きました。とてもユーモ

アがあり、すぐに分かるので、とても好きな作品です。

 

銀行に口座開きて入学す

   私はこの春、大学に入学するために準備で

  講座を開きに行きましたが、その時の、希望に満み

た楽しみな思いと、これからの新生活への不安がいり

まじった気持ちになったのを、この俳句をよんで思い出

しました。

 

銀行に

口座開きて

入学す

 私も入学をする際に口座を作ったから気に入った。

 

・銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)

 大学生という実感があまりなかったけど入学するため

に銀行にいって口座をひらいたりし始めるとようやく

「あー大学生になるんだ」という実感がした自分と重な

ったから。

 

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)

先日初めて山口銀行にいって、

口座を開設しました。

お金の使い方に慣れていませんが、

気を付けて使っていきたいです。

 

入学  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)

 私も水産大学校に入学するとき、

一人暮らしにそなえて、多くの支払いをするために

銀行口座を開設しました。なので、この俳句には

深く共感しました。

 

「銀行に口座開きて入学す」

 ↑新生活の準備のために口座を開いて、不安や期待が

ありながらも入学している情景がうかぶ

 おそらく遠くの地方から大学がある地にいき、一人ぐ

らしや療ですごしているのかなあと思った。

      (編者)「療」は「寮」です。

 

銀行に口座開きて入学す

 季語が入学といった所に、水大入学の喜びを感じて選

びました。

 

  入学「銀行に口座開きて入学す」感想

大学の入学時の準備にとにかくお金をつかい銀行の

通ちょうからお金が消しとんだことを思いださせた。

 

銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)

感想: 私も大学入学にあたり銀行に口座を作ったの

で共感できました。

 

銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)

<感想>

 今は入学式の時期でこの俳句は今の自分に身近だな

と感じたので良いなと思いました。

 

入学「銀行に口座開きて入学す」

() ぼくはこの俳句が特に気に入りました。なぜな

ら、大学に入学するときに口座を開いたからです。こ

の俳句のまんまだなと感心しました。数日前の話だけ

ど、その時のことを少し思い出しました。

 俳句にはそのような力があるのだとわかりました。

 これからも昔の風習を忘れず、代々受け継いでいきた

いです.

 

   入学

銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)

感想文

  大学で一人暮らしをする新入生にぴったりな俳句だ

と思った。他の俳句より理解がしやすく、今の季節にも

合う俳句でした。

 

銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)

〜感想〜

   私も銀行口座を開きましたが、入れたお金をすぐ

使ってしまいもう数十円しか口座にありません。も

っと計画的に使いたいです。

 

  銀行に口座開きて入学す

感想:水産大学校に入学し、銀行に口座を作りにいった

自分のような感じがして、面白い句だなと思いました。

 

・入学 銀行に口座開きて入学す の感想

 入学する前に口座開設の手続きが大変だったことを思

い出した。

 

「銀行に〜」の句がそのまますぎておもしろかった。

 

○銀行に口座開きて入学す

  水産大学校に入学する手続きをする時に入学金や独

り暮らしをするためにカードを作るために銀行に何度

も行った事を思い出しました。特に、帰りに運動もか

ねて散歩に行き、キョリをかんちがいしたために脱水

症状から頭痛を引き起こした事は今でも思い出せま

す。

 

 私は「銀行に口座開きて入学す」という俳句が気に入

った.

 世間一般的には入学には桜というイメージがあるが、

この俳句はあえて銀行の口座と入学という組み合わを用

いることで実際に口座を開設した身としては共感すると

ころがあった。

 

 私は入学を意味する銀行に口座開きて入学すという俳

句で、去年この学校に入学する自分を思い出しました。

 

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)

 この俳句を読んで、私自身、大学に入学する時に初め

て銀行口座を作ったのを思い出し、なつかしく思いまし

た。

 575という単語数の中で様子が想像できてすごい

と思いました。

 

  銀行に口座開きて入学す

感想: 昨年の入学時を思い出しました。

 

ちるさくら海あをければ海へちる (高屋窓秋)

 桜が海へ散ったのを想像するととても美しい、と感じ

た。

 また、桜が青い海へ散りたがっているとも感じられ

た。

 

落花「ちるさくら海あをければ海へちる」

 感. 一目見ただけで感動した。

   入学式、卒業式を感じられるいいはいくだと思っ

た。ちるさくらという言葉が春の終わりを感じられ

 

ちるさくら海あをければ海へちる

  桜と海。

  桜が散ることは桜の最後のときだが、

海へ散っていくことで自然のつながりを感じれる。

 

松野加寿女の「散りやまぬ花のいのちを手のひらに」と

いう俳句が気に入りました。この俳句が描いている情景

だけを見るならば「散った桜の花びらをつかむ」という

だけですが、私はこの俳句から多くのことを感じとりま

した。

「散りやまぬ」、この言葉から視界を一面のピンク色

が彩る桜吹雪の光景が思い浮かびます。ここで注目した

いのは「桜が散っている」ことです。桜吹雪はとても美

しいものですが、それは桜の終わりが近づいていること

を意味していて、儚い印象を与えてくれました。

「花のいのちを」の部分は「いのち」をひら仮名で書

くことでやわらかいイメージを抱くことができました。

前の節から続く、「いのちが散る」ということをより深

く感じました。

最後の節で「手のひらに」で締めくくっています。最

後にこの文を入れることで、どこかさびしい感じがあっ

たこの俳句にそれを包み込むような温かさを胸に感じま

した。

 

感想文  落花: 散りやまぬ花のいのちを手のひらに 

  花が多く咲いている春の季節が終わりに向かい、夏

 の季節が近づいてくる。

  散っていく花を作者はむなしく思うも、時間の流れ

 をさからうことはできずにぽろぽろろ散っていく花を

手のひらにとり、季節の終わりに対してさびしさを感

じている。

  この排句は「散りやまぬ花のいのち」と書くことで

花が咲き満ちている春の終わり、そして夏の始まりを

表す季語となっている。

      (編者)「俳句」です。

 

落花

 散りやまぬ花のいのちを手のひらに (松野加寿女)

  桜という文字はないけれど、文を読んだだけで桜が

散っている風景を容易に想像できた。

 

(感想)

 プリントにあった「散りやまぬ花のいのちを手のひら

に」という松野加寿女さんの詩を見て少しおもしろいと

感じた。なぜなら春には一搬的には明るいイメージがあ

るのにもかかわらず、「散りやまぬ花のいのち」と命の

儚さというしんみりとした雰囲気をかもしだしたのはす

ごいと感じた。

      (編者)「一般的」です。

 

散りやまぬ花のいのちを手のひらに (松野加寿女)

 散りゆくさくらが頭の中に映しだされ、自分がその情

景の中にいるかのように錯覚してしまいそうになる

句だと感じました。

 

 散りやまぬ花のいのちを手のひらに (松野加寿女)

(感想)

  この俳句を読んでついこの前の想い出がうかび、桜

 の花がいっきに咲き、いっきに散っていくすばらしい

 花だというのを命という言葉によって特別な生き物と

 いうように感じた。

 一番最初に目にとまり、印象に残った。

 

散りやまぬ花のいのちを手のひらに (松野加寿女)

 感想

  入学式の日はまだ桜の花が咲いていたけど、次の日

 は風が強く昨日まで満開だった桜の花が散ってしまっ

 たけど緑色のつぼみをつけて次のいのちをつないでい

 るのを感じて私も新しい地での新しい生活をがんばっ

 ていこうと思った。

 

俳句の感想

選んだ俳句:散りやまぬ花のいのちを手のひらに

              (松野加寿女)

感想:この俳句を読んだ時に桜の花びらが風に乗って散

っている風景が浮かび、今年の春ももうお終ってい

くと感じ、さびしい気持ちになったと同時にこれか

らくる夏や秋などのことを考えた。10個の俳句の中

で一番気に入っていた。

      (編者)「お終って」は「終わって」です。

 

「セロリ噛む顔いっぱいに音満たし」(矢島寿子)

〜感想〜

   セロリの獲れたての新鮮さが伝わってきて迫力の

ある作品でした.普段はあまりセロリを食べませんが、

食べたくなりました。

 

季語がおもしろい.

 

 私は、春、蛙の目借時、春の山、春雨、入学、落花の

俳句を読んで共感する点や、初めて知ったことなど発見

がありました。

 “入学”での銀行の俳句は、私もつい最近経験してす

ごく共感できました。

 また”蛙の目借時“とは蛙が人の目を借りているから

人は眠くなるのだと、今日の講座で初めて知りました。

すごくユーモアがある表現だと思いました。

 

 大学に入学するために、たくさんの銀行を回って口座

を開いたのは苦しい思い出でした。

 

 昨年の春新生活が初まったことのことを思いだし

た。

      (編者)「始まった」です。「ことのこと」は「とき
       のこと」?

 

 排句は言葉が難しいです。

      (編者)「俳句」です。

 

 趣深い俳句だった。

 

 

水産大【第2回目俳句感想文】

 

掘り返す塊光る穀雨かな (西山泊雲)

 ・季節を感じられる一句でした。

 

 掘り返す塊光る穀雨かな

感想

 →春の終わりを表す穀雨が句の中に入っており恵みの

 雨が降りそそいでいる様子が思いうかびました。

 

作品 掘り返す塊光る穀雨かな

(感想)

  春の雨が降り、多くの穀物がうるおうころ、くわで

 掘り返した土のかたまりが、濡れて光っているさま

 に、その土地のゆたかさが感じられる。土と共に生き
 る一句。

 

  掘り返す塊光る穀雨かな

感想:少しずつ温かくなってきたこの時期に降ってくる

  雨のようで、季節を感じることができた.

 

○感想

  おぼろ月夜

・おぼろ夜の水音に添ひ坂下る(柴田白葉女)

 この句について、僕はおぼろ月の出ている夜に、川に

沿って坂を下る景色が頭に浮かびました。とても繊細な

情景表現が行われていて自分もその場につい行きたくな

るような句だと感じました。

 

おぼろ夜の水音に添ひ坂下る

  以前友達と夜散歩していたときに見たおぼろ月がき

 れいで印象的だったから

 

  おぼろ夜のうどんにきつねたぬきかな(木田千女)

 おぼろ夜にきつねうどんかたぬきうどんどちらにしよ

 うか悩むのならどっちも食べればよいと思った。

 

 木田千女さんの排句できつねとたぬきが出てきたので

きつねうどんとタヌキそばのことを想像しました。

      (編者)「俳句」です。

 

「おぼろ夜のうどんにきつねたぬきかな」

 春のまだ寒い夜にあたたかいうどんであたたまってい

る所を想像できる。

 

 おぼろ夜のうどんにきつねたぬきかな (木田千女)

感想:月がほのかにかすんで見える夜にうどんを食べる

  様子が想像できた。自分もうどんが食べたくなるよ

  うな俳句だった。

 

 私はきつねうどん派です

 

 私は「おぼろ夜のうどんにきつねたぬきかな」という

俳句に興味を持った。この俳句がいつの時代に詠まれた

ものかはわからないが、私自身もきつねうどんかたぬき

うどんのどちらを食べようか迷うこともあり、親近感を

感じた。

 

   蜆汁

 かちやかちやと

  かなしかりけり

   蜆汁

   ・ (山口青邨)

〜感想〜

  ぼくはすごく嫌いでしたが、蜆が好きな両親が旬に

なると毎日のように蜆汁を朝作ります。一人暮らしに

なって食べなくてよくなりよかったです。

 

 蜆汁の俳句で「かなしかりけり蜆汁」という部分に注

目しました。

 蜆汁を食べると音が鳴るのはあたり前ですが、なぜこ

の俳句を書いた人は「かなしかりけり」をつけたのか不

思議に思いました。

 きっと家族全員で食べていた蜆汁を思い出し、すこし

寂しくなったのではないかと考えます。

 

山口青邨の「かちやかちやとかなしかりけり蜆汁」

    でかちゃかちゃが何を指しているのかすごく疑

    問に思いました.

 

 山口青邨の「かちやかちやとかなしかりけり蜆汁」と

いう俳句を読んで、「かなしかりけり」と悲しい気持ち

を表しているので、蜆汁しか食べるものがなくて悲しん

でいるのかと思いました。

 

  葉のぬれて

    ゐるいとしさや

      桜餅

       (久保田万太郎)

[感想]

  桜餅の葉がぬれていることがいとしいというのはよ

く分からなかった。

 

   桜餅

  葉のぬれてゐる

いとしさや桜餅 (久保田万太郎)

(理由)

   桜餅についている葉がぬれている感じに、すごく

  甘味を感じたから春の香りがする。

 

葉のぬれてゐるいとしさや桜餅

 桜餅を食べたいと思った。

 来年こそ花見をして食べたい。

      (編者)「おいしそうなのだ…」と題されたお皿の桜
        餅と湯気の立つ湯呑みのイラスト略。

 

「葉のぬれてゐるいとしさや桜餅」

   いとしさという言葉とほんのりピンク色の桜もち

  が合っていてやさしい気持ちになりました。

 

<感想>・葉のぬれてゐるいとしさや桜餅

  とても心に染みる俳句だった。

 

  葉のぬれてゐるいとしさや桜餅

 今年はまだ桜餅を食べられていないので食べたくなっ

た。ふつう、食べるものがぬれていたら少し抵抗してし

まうが、桜餅はぬれていてもむしろ美味しそうに感じる。

 桜餅がぬれていることへの愛しさも共感できるので、

心に残る俳句であった。

 

 桜餅の作品からは、さっきできてばった食べる前に

触ったときの葉がしっとりしている表現が伝わってき

た。

 全体的いろいろと伝わってきて単語がわかれば伝

わってくる.特に桜餅はよかった。

      (編者)「できてばった」と読み取りましたが…?
        「全体的」は「全体的に」?

 

  桜餅

   葉のぬれてゐるいとしさや桜餅(久保田万太郎)

 春の訪れであるさくらは葉が雨などに打たれ春に花を

咲かせることを桜餅で表現しピンク色のした餅を包む偽

の葉に水がかかり春の光を反射しておいしそうな桜餅の

映像が思い浮かびました。

 

  葉のぬれてゐるいとしさや桜餅

 葉に水滴がついていて、ほんのり良いかおりがして、

口の中に入れると優しい味が口の中に広がるような光景

を想像しました。

 食べてみようと思います。

 

葉のぬれてゐるいとしさや桜餅 (久保田万太郎)

 桜餅はしょっぱい葉を甘いアンコと一緒に食べるのが

一番好きです。昔から柏餅の葉は食べれないけど桜餅の

葉は食べれるのが嬉しかったことを覚えています.

 

“桜餅“という作品から私は美しさに見とれている雰囲

気を感じた.

桜餅という食べ物を人間にみたて、葉がぬれていること

を涙とすることで、その桜餅がどれだけ美しくいとしい

かがすごく脳で再現しやすかった。

 

よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝)

 アラ出汁を取ると金黄色になるので作中の鯛が上質な

ものなのだろうと思った。

 作者のネームが海の畑を思わせるおもしろいものだと

思った。

 

  桜鯛

よこたへて金ほのめくや桜鯛

(感想)

 一年の中でも産卵前で脂がのるため金色がかったかの

ように見えきれいで食べたいと思った

 

よこたへて金ほのめくや桜鯛

 横たわった桜鯛に金色が少し見えるのがとても美しい

と感じた。

 

 桜鯛の詩は自分が釣りをすることもありとても共感で

き春を感じることができた

 

よこたへて金ほのめくや桜鯛

 真鯛の婚姻色がきれいに出た赤色に青い点や金にかが

  やいて横になっているのが分かる。

 

 阿波野青畝の俳句でよこたわっている桜鯛の美しさを

金ほのめくという言葉を使って表現しているところがと

ても分かりやすくて、良いと思った。

 

よこたへて金ほのめくや桜鯛

 春らしい桜鯛が描写されていて、良いと思った。神々

しい様子が伝わってきた。

 

桜鯛(さくらだひ)

よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝)

 鯛の刺身が新鮮でキラキラしているのかなと思いました。

 

「よこたへて金ほのめくや桜鯛」の感想

 春のきれいな鯛の姿がよく思いうかびます

 

よこたへて金ほのめくや桜鯛

 桜鯛と呼ばれる春の赤みの濃い色あざやかな鯛が想像

  でき、少しづつ温かくなってゆく自然の情景まで連

   想される。

 

「桜鯛」の詩について、マダイを桜鯛と呼ぶ事がオシャ

レに感じた。また、そのほうが美味しく感じると思った。

 「金ほのめく」という表現も美しいと思う。

 

よこたへて金ほのめくや桜鯛

 この時期の真鯛の色あざやかさが「金ほのめく」から

読み取れる

 

  めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人)

感想

「こころをわかつ」という言葉の意味が“心を理解す

る”なのか“心が別れる”(?)なのか、つまり分かり

合うのか決別するのかどちらか気になったので選びまし

た。私は前者だと思いますが、めばるを煮て別れを切り

出すのも粋だなぁと思いました。個人的にはめばるの南

蛮漬けが好きです。

 

めばる煮てこころをわかつ皿二つ

「こころをわかつ」友人や兄弟、姉妹、恋人など誰と誰

なのかは、分からないが、どれを取って合てはめても、

仲が良いことが読みとれる。

 

<感想>

   めばる煮てこころをわかつ皿二つ 

 この句を聞いて、似ためばるを仲良く夫婦で食卓を囲

む光景が思い浮かびました。

 とても心温まる句と思います。

 

 めばると2つの皿は一見関系がないように思えたが、

めばるの煮付けは本来大皿で食べるものであり、それを

わざわざ2つに分ける、つまり一緒にご飯を食べられな

い状況を表しているのではないかと感じた。

 「こころをわかつ」という表現もただ単に分けている

のではなく親しい人に対して一匹のめばるを取り分けて

いる事を暗示しているように感じた。

 また、心が離れる気持ち、物理的、時間的に壁をこの

表現から感じた。

      (編者)「関係」です。

 

感想 眼張  めばる煮てこころをわかつ皿二つ

   めばるという魚を煮て、作者ともう一人の人が2

  つの皿に分けあって一緒に食べている様子を俳句に

  したものです。

   このとき作者と一緒にめばるを食べている人は家

  族か友人か、はたまた恋人なのか見当はつきません

  が、情景から親しみを感じます。

   季語はめばるです。

 

  眼張(めばる)

めばる煮てこころをわかつ皿二つ

 メバルが食べたくなるような詩でした、もし釣りをし

てメバルが釣れたら、食べたいです。

 

めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人)

      眼張の煮付けが食べたくなりました。

 

 眼張(めばる)

感想:「こころをわかつ」という文が二人で仲良くめば

るを食べているところを想像でき、ほっこりした

 

めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人)」

                    について

 友達か、恋人か、温かい食卓を囲む光景が目に浮かび

ました。「こころをわかつ皿二つ」と韻を踏みつつ、心

が通い合う描写が的確に表現されていて素晴らしいと思

いました。

 

めばる煮て〜」の句が韻を踏んでいておもしろかった.

 メバルの煮付けが食べたくなった。

 

感想

選んだ作品: めばる煮てこころをわかつ皿二つ

・春が旬のめばるをとても仲の良い二人で一緒に食事を

 しているように感じて、とてもなごやかだなと感じた。

 

めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人)

 この句を読んでめばるを煮たのを自分以外の人と味を

共有して楽しみあっている風景を思いうかべた。

 また、めばるのにつけを食べたくなるような詞だった.

 

めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人)

   めばるを釣りたくなりました。

 

めばる煮てこころをわかつ皿二つ

・釣ってきたメバルを煮付けにして2人で食べている和

やかな光景が想像できました。

 

 眼張

めばる煮てこころをわかつ皿二つ」

 自らが心を許した相手と、同じ魚であるが何の関わり

もないであろう2匹のメバルを食す。人間と魚の対比を

感じ、人間が温かな食卓を広げている様子が想像できま

す。

 

めばる煮てこころをわかつ皿二つ

 感想 わかつと二つで韻を踏んでいて語感が気に入り

ました

      (編者)真っ黒な目とギザギザの背びれがリアルなメ
       バルのイラスト略。

 

めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人)

<感想>

 めばるの煮物食べたいです。

  いつか作ってみます.

 

めばる煮て

こころをわかつ

皿二つ

おいしそうでお腹が空いた。

 

洗いたる

花烏賊墨を

すこし吐き、 (高浜虚子)

 最近 イカ釣りを頑張っているのだが、まだ釣れてい

ないので、この句のように料理できる日が来るのが楽し

みだ。

 

ほろほろと山吹ちるか滝の音 (芭蕉)

  花の散る様子や山にひびく滝の音が想像できる。

      (編者)「ほろ」の繰り返しを表す「く」に似たフォ
        ントは横書きにできないので、「ほろほろ」と
        しました。

 

ほろほろと山吹ちるか滝の音 (芭蕉)

〜感想〜

  山吹色の鮮やかな花びらが川を流れ滝から落ちる様

 子が思い浮かびます。春になり、雪溶け水の影響で水

 量が多くなってとても迫力が滝のような気がします.

      (編者)「雪溶け」は「雪解け」または「雪融け」と
        書くのが普通です。

 

ほろほろと山吹ちるか滝の音

「く」の文字に心が惹かれました。

      (編者)「ほろほろ」の繰り返しを表す記号ですね。

 

山吹 芭蕉

 「ほろ*」を使うのが他のものにあまり見られずお面

白いと思いました。滝と山吹の落ちる音を一つで表して

いるが、違和感を感じづらい。

      (編者)「ほろ」の繰り返しを表す「く」に似たフォ
        ントは横書きにできないので、「ほろ*」とし
        ました。

 

ほろほろと山吹ちるか滝の音

  自分も山へ行った時かすかに聞こえる滝の音に聞を

 うたれたことがある。

  それを感じさせる俳句だと思った。

      (編者)「聞をうたれた」は「耳をうたれた」?

 

ほろほろと山吹ちるか滝の音 (芭蕉)

     滝や山吹など字面から音を感じれる。

 

   ほろほろと山吹ちるか滝の音

 部活で高校の裏山の奥にある小さな滝を目指して歩い

ていた時のことが思いうかびました

 

 どの詩も、短い文書なのに、情景描写ができていた。

 

 朧月夜における夜の静けさをひしひしと感じさせる風

景描写が自分の持っているイメージと相まってとても趣

深く感じた

 

 

水産大【第3回目俳句感想文】

 

春雨や小磯(こいそ)の小貝ぬるゝほど (蕪村)

   ちょうど今日の天気と重なっていて趣深い句だっ

  た。

 

(春雨)について、春雨の中の小磯できりのような空気

   と、潮風が交ざり、陸と海が交ざったような、独

     特な空気感が伝わる。

 

ほろほろと魚煮ふくめ春の雨 (藤博子)

 魚の煮付けを食べたときの身のくずれる感じが想像で

きる詩だと思いました。

 

  ほろほろと魚煮ふくめ春の雨

感想

 「ほろほろ」といった擬音から魚を崩して食べるまで

の情景が思い浮かんできました.現代人的な感覚で言う

と、「煮魚」を「魚煮」と書いたところを面白いと思い

ました。

 

ほろほろと魚煮ふくめ春の雨

 →魚煮を口に入れた時にほろほろとほぐれるような様

子が思い浮かびました。春と夏の季節の変わり目を表わ

す「春の雨」という季語もとても感慨深いものでした。

 

    排句

ハウリング我(ワレ)の心も曇り空

  感想

 解釈が合ってるかはわからないが2句目のほろほろの

魚煮のぐつぐつした感じと春の日のパラパラとした雨が

想像するとなんかなんとも言えない感情になりました。

      (編者) 「俳句」です。

 

  うららかにきのふはとほきむかしかな

            (久保田万太郎)

感想
  四月も下旬の現在、ゴールデンウィークなんてまだ

 まだ先だと思っていましたが、あっという間に日々は

 過ぎてしまいそうです長崎に帰省していた三月は昨日

 のことのように思い出せますが、もう一カ月ほども経

 過していることに驚いています。今の私の感覚に最も

 近い俳句であったので選びました。

 

うららかにきのふはとほきむかしかな(久保田万太郎)

   この俳句を読んで楽しかった昨日の出来事が遠い

  昔かのように感じる今日のしずけさを感じることが

  できる。

   また、昔という事から悲しさも感じられる.

 

うららかに

  きのふはとほき

       むかしかな

 春が来て新しいことばかりで時間がとても早く進んで

  昨日の事や午前中の事でも昔の事のように最近は感

   じてしまう。

    マイクの音が時々不良でキーンと音を出して

     鳴っていました。いやです。

      (編者) すみません。今後気をつけます。

 

うららかにきのふはとほきむかしかな

感想  大学生活が始まって数週間だが、同じサイクル

   の1週間をくり返すと、昨日のことがとても前に

   あったことのように思える。

 

うららかにきのふはとほきむかしかな

             (久保田万太郎)

 どんどん過ぎていく日々の中であわただしく昨日がと

おいむかしのように思えるようになってとても感慨深い

と思いました

 

  麗かにろまんちすとでゐたらいい (松澤昭)

感想

  ロマンチストを平仮名で書いてあるのが新鮮でいい

 と思った。

 

 私の名前は「うらら」で麗かからきているので『麗か

にろまんちすとでゐたらいい』−松澤昭がいいと思いま

した。あかるくあたたかにロマンチックでいたいです。

 

麗かにろまんちすとでゐたらいい (松澤昭)

      やさしさ、温かみを感じれる。

 

「麗か」

「うららかや鯨図鑑の小さな目」(矢島渚男)感想

 「うららか」という単語が、のどかな空と穏やかな鯨

のどちらも表しているように感じました。

 鯨の巨大な体に比べると、とても小さな目が優しそう

に存在しており、高い知性を持ちながら、おっとりと泳

いでいる様子が穏やかな空模様を背景に、想像すること

ができる。

 

行き過ぎし短かき駅や海のどか (正岡子規)

について感じたのは吉見の風景です。

 とてものどかで落ちついており、海がとても美しく見

ることができます。正岡子規がどんな風景を見て作った

のかを想像するとおもしろいです。

 

行き過ぎし短かき駅や海のどか(正岡子規)

・吉見の麗囲気がしてくるような詩だなあと思いました。

・俳句

   雨の日はバイク乗りには、つらい日だ

      (編者) 「雰囲気」です。

 

 正岡子規の排句が一番好きです。海の近くで旅行した

い気分になります。

      (編者) 「俳句」です。

 

(編者) 「行き過ぎし短かき駅や海のどか」を書き間違えて

 行き過ぎし知かき駅や海のどか

 感想

  この人は伝えたいことがたくさんあるのだなと思っ

 た。単語とその装飾語が他より多いと感じたからだ。

 言いたいんだろうなという景色をなんとか伝えようと

 言葉を削りつなげているんだなというもがきを感じ

 る。人間くさくて好き。

 

  行き過ぎし短かき駅や海のどか(正岡子規)

 海の近くの町の駅のようすが伝わってきてよい

 

「行き過ぎし短かき駅や海のどか」

 目的地を過ぎてしまったが、降りた駅が素敵でのどか

な海の見える情景が感じられた。行き過ぎてしまった残

念な気持と自然の風景を偶然見つけることができたとい

うプラスの感情の対比も良いと思った。

 

 行き過ぎし短かき駅や海のどか

   電車にのって気持ちがよくなってついねてしまっ

  たけど、そこはそこでよい景色が広がっている、の

  んびりとした情景を感じとることができた。

○ 見返す写真隣には君、そして夏

○ 雨の日に、自転車とばす水しぶき

○ 上みれば太陽笑うにらめっこ.

      ↑

  (自分の理解不足で、前回と前々回を記入していな

  かったので、3句分書かせていただきました)。

      (編者) 了解。

 

行き過ぎし短かき駅や海のどか

 吉見駅の短さやのどかな海に毎日なじめている自分と

重なる点があり、心が惹かれた。

 

「行き過ぎし短かき駅や海のどか」

 本来おりるべき所を降りおくれたことは私もやったこ

とがあることを、おもいださせる文。

 

「行き過ぎし短かき駅や海のどか」という俳句は冬の荒

れた海が過ぎて春の穏やかな海に戻ったことを詠んでい

ると思った。

 

    春の海

  春の海まつすぐ行けば見える筈(はず)(大牧広)

 シンプルな短歌だと思う。

  春の海 = まだ不安なことだらけ

  まっすぐ行けば = 努力を継続すれば

  見える筈 = 報われるだろう

          という解釈でした。

      (編者) 「短歌」ではなく「俳句」です。

 

 春の海まつすぐ行けば見える筈の句を聞いて、自分の

信じる方向に進んでいけば、自分の望む景色を見ること

ができるという強い意志を感じることができる。

 

春の海まつすぐ行けば見える筈

  大阪にいた頃とは違い海がとても身近なものとなっ

 たから。

 

春の海

  春の桜やうぐいすがなく中でまっすぐ行った先に海

 があるという壮大な広景が目にうかぶ。

  恋こがれ去り行く君と散る桜

      (編者) 普通「光景」ですが、ここは「広景」が
        ぴったりですね。

 

(作品)

  春の海まつすぐ行けば見える筈

 春の海は水面が日差しにきらきらと輝き明るく穏やか

である。

 自分の信じる道を素直に進めば、望む景としての**

「港」が実現するに違いないという並々ならぬ覚悟のほ

どが読みとれる。

      (編者) 「**」は「結社」に見えますが…?

 

黄金週間有耶無耶(うやむやに)に過ぎ毛虫出ず

                (服部鹿頭矢)

  ゴールデンウィークはつい過ぎ行くままに済ませて

 しまいがちだけど、気づけば並木道を冷々しながら歩

 くあたたかい季節になっている。

  そんな時間の移り変わりが読む人の実体験を通して

 よく伝えられていると思った。

 

  黄金週間(服部鹿頭矢)

(感想)

   今週からゴールデンウィークがはじまります。

  バイトなど予定はありますが、暇な日もあるので有

  耶無耶にせず何か身になるようなことをしたいで

  す。

 

黄金週間有耶無耶に過ぎ毛虫出ず

感想: 今年のゴールデンウィークはダラダラと過ごさ

   ず、勉強を取り組みたいと思っています。

 

感想文 黄金週間(ゴールデンウィーク)

  黄金週間有耶無耶に過ぎ毛虫出ず

 この句は五月の初めころにある大型連体のゴールデン

ウィークについて書いており、本作品ではゴールデン

ウィークを大したことも無く、ただ時間が過ぎてゆき、

気付けば何事も無かったかのように終わっていたことを

表しています。そのため排句の最後に「毛虫出ず」と表

現されていて、これは例年ならば当たり前のように出て

くる毛虫が姿を全く現さないことでゴールデンウィーク

が過ぎ去ったはずなのにまるで周囲に何も変化がでてい

ないような情景をかもしだしています。また、この句は

季語が日時を表す「ゴールデンウィーク」と、「毛虫」

の2つがあり、季重なりとなっています。

      (編者) 「大型連休」、「俳句」です。なお、「出
       ず」は現代語なら「です」で、「出ない」の意
       味ですが、古語だと「いず」と読み「出る」と
       いう意味になります。

 

  黄金週間有耶無耶に過ぎ毛虫出ず (服部鹿頭矢)

 あんなに楽しみにしていたゴールデンウィーク。実際

に始まってしまうとあっという間に時間が過ぎてしま

い、気づけば終わってしまうような様子が思い浮かびま

す。私自身も今年のゴールデンウィークは実家に帰り、

新生活に慣れない4月の疲れを癒してきたいと思いま

す。

 

「黄金週間有耶無耶に過ぎ毛虫出ず」

 もう少しでゴールデンウィークが始まるのでとても楽

しみだ。

 この詩の意味は完全には理解することができなかった

けど、はめを外し過ぎず楽しもうと思った。

 

黄金週間有耶無耶に過ぎ毛虫出ず

 ゴールデンウィークが楽しみ。

 

  黄金週間

    有耶無耶に過ぎ

       毛虫出ず

        (服部鹿頭矢)

感想:「黄金週間有耶無耶」の漢字羅列にインパクトを

   感じました。

 

 私は服部鹿頭矢の黄金週間があっというまに過ぎ、あ

まりのはかさに毛虫もでなかったと表現しているのがお

もしろいと思った。

      (編者) 「はかさ」は「はかなさ」?

 

黄金週間有耶無耶に過ぎ毛虫出ず

  ゴールデンウィークが楽しみだから

 

黄金週間(ゴールデンウィーク)

黄金週間有耶無耶(うやむや)に過ぎ毛虫出ず

 黄金週間はいつもすぐに終わってしまうので11

を大事にしようと思いました。

 

黄金週間有耶無耶に過ぎ毛虫出ず

 ゴールデンウィークが近付いているので、うやむやに

すごさないよう一日をムダにせぬよう充実させたいと思

いました。

 

黄金週間有耶無耶に過ぎ毛虫出ず (服部鹿頭矢)

<感想>

  ゴールデンウィークは、地元に帰って友達と遊びた

 いです。

 

黄金週間

  有耶無耶に過ぎ

       毛虫出ず

「黄金週間(ゴールデンウィーク)」が楽しみです。

 

  黄金週間有耶無耶に過ぎ毛虫出ず

私は今年のゴールデンウィークは大阪に帰るので、1

 1日を無駄にせず、地元の友達と遊んだり、家族との

 時間を大切にしたいです。

 

  あいなめは息吐く焼いてしまうべし(新谷ひろし)

・あいなめは、刺身で食べたらおいしかったのを思い出

しました。

 

鮎並  あいなめは息吐く焼いてしまうべし

 あいなめは食べたことがないので、たべてみたいで

す。鮎は川均りで釣って食べたことがあります。鮎釣り

をしたい今日この頃です。

      (編者) 「川均り」は「川釣り」?

 

  あいなめは息吐く焼いてしまうべし

感想:これまであいなめを食べたことがなかったので、

  食べたくなった

 

 

新谷ひろし「あいなめは息吐く焼いてしまうべし」

  の俳句が好きです。あいなめ、あんまり食べる機会

  がなかったので、この句を読んで食べてみたくなり

  ました。塩焼きでしょうか。?おいしそうです。

 

まばたきては跳ねては恋の睦五郎 (宮川杵名男)

  睦五郎を見てみたい。

 

「睦五郎」

感想:干潟で跳ねている睦五郎が想像できた。

   メスを求めて頑張るオスの姿が思い浮かんだ。

 

 ムツゴロウは川の魚で、なぜ恋と関わっているのかと

不思議に思った。

 ムツゴロウが跳れることは知っていたがまばたきをす

ることは知らなかった。

 「まばたきて」と「跳ねて」を並べるのは新しくて良

いと思った。

      (編者) 「跳れる」は「跳ねる」?

 

(睦五郎)

  地元にムツゴロウがたくさんいたので

     なつかしくかんじました。

 

まばたきては跳ねては恋の睦五郎の感想

とてもいいと思います。

 

    睦五郎

  まばたきては跳ねては恋の睦五郎

(感想)

  睦五郎という主人公は一瞬一瞬の恋を跳び上がるほ

 ど熱くしており、その恋は春真っ只中である所が映像

 として浮かびました。

 

「まばたきては――」の句が表現が面白くて気に入っ

た。

 

まばたきては 跳ねては 恋の睦五郎

 目をとじて開いたときに一瞬だけ動いている姿が見え

たときのワクワク感が伝わってくる.