水大歳時記(平成二十八年度)

  夏 の 部

       

  だんだんとポカポカしてる夏が来る

  春よりも秋冬よりも夏よこい

  夏がくるもう夏がくる冬はすぐ

  連休を明けて始まる夏本番

  夏来いと切に願うホームシック

  夏が来るやっと地元に帰れるな

  雨嫌いさっさと夏が来てほしい

  黒い肌一足早く夏の色

  水面に光る日の丸夏景色

  人混みで賑わう屋台に誘われて夏

  夏の時期いろんな魚釣ったるで〜

  群れるもの採れるカタチは夏らしく       (編者)間違ってたらごめんなさい、「採れる」はひ         ょっとして「揺れる」?

  メバル去りそろそろ夏がやってくる。       (編者)目の大きくあざやかなメバルのイラスト略。

  盆地ゆえ湿るは暑いは京の夏       (編者)大変ですね!

  友人の静岡みやげで夏感ず

  五月過ぎ静かにせまる夏の音

  豆板醤あればあるほど夏enjoy!

  食中毒夏の食事は気をつけよう

  夏だ海を目の前に心呼吸       (編者)「心呼吸」は「深呼吸」?

  夏が来る暑くなるからいやになる

  せみの声聞こえてきたら夏本番

  夏が来て汗がしたたるアスファルト

  夏が来た気温が高くだるくなる

  灼熱の太陽の下あぁ夏だ

  筋トレで夏の暑さを吹き飛ばす

  夏が来て私の心も夏もよう

  ああ夏だああ夏だったらああ夏だ。

  茹だる夏やる気を削ぐは小テスト

  夏の部屋食べ物くさって部屋くさい       (編者)出席カード、裏も表も書くところがほとんど         なくてすみません。

  あー夏よ行かないでくれあー夏よ

  思い出と課題は夏に置いていく.

 

  初夏(しよか、はつなつ)

  初夏のにおいを知った朝来たり

  初夏の夜まだ肌寒い風が吹く

  雨の後きれいに晴れた初夏の空

  晴れわたりきらきらきらめく初夏の海

  空青く涼しい風吹く初夏の海

  初夏に白帆を上げて船を出す

  初夏になりまっ白美脚こんにちわ

  初夏だけど目元はクッキリ逆パンダ

  ネクタイの結目もゆるむ初夏の候

  着るシャツも徐々に短し初夏の日々

  初夏の日に温度上がる子犬亡く

  初夏の候うす紫の水花火

 

       五月

  空は晴れ日が降り注ぐ五月の日

  空青く海も真っ青な五月の日

  五月病授業を休む言い訳に

  五月でもすでに暑すぎどうしましょ

  五月でもこんなに暑い夏怖い

 

     立夏(りつか)

  日に日にと蒸し暑くなり夏来たる

 

       夏浅し

  水面に稚魚が群れる夏浅し

  夏浅し砕石場の海深し

 

  麦の秋、麦秋(ばくしう)

  いくつもの試練乗り越え麦の秋

  風をよむ波打つ黄色の麦の秋

  海光りきらいきらまぶしい麦の秋

  夕ぐれにふぜいを感じる麦の秋

  麦の秋夜は短く日は長く

  夏すぎて麦秋の風たちこめる       (編者)麦秋とは、初夏の季節を言います。

 

       六月

  五月病だらだらしてたらもう六月

  六月だ衣替えがなつかしい

  六月だもうすぐ梅雨が来そうだな.       (編者)傘と2粒の雨のイラスト略。

  六月は暑くて、けっこう大変です。

  じめじめと六月の風ふゆかいなり

  六月や夏の訪れ感じたり

  六月のここの気温は北の夏       (編者)「ここ」ではこれからどえらく暑くなりますよ!

  六月は晴れが少ない憂鬱だ

  六月の輝く海にこんにちは

  6月は服が乾かず室内干に、

 

    芒種(ばうしゆ)

  日は沈み蛍があらわる芒種の節

 

    入梅(にふばい)

  梅雨入りしじめじめした日続きます。

  梅雨が来る洗濯物がめんどくさい

  梅雨入りし外に出るのもおっくうだ。

  明日から梅雨前線こんにちは

  6月に入り雨降る梅雨来たる

  梅雨入でじめじめするけど部屋乾燥

  梅雨入りだ電車動くか心配だ

  梅雨入り雨がざあざあふってます。

  梅雨倒来聞こえてくるのは蛙の声       (編者)「到来」です。

(編者)「梅雨に入りて細かに笑ふ鯰かな」(永田耕衣)に倣って   梅雨が来て細かに笑うカエルかな

  梅雨入りて衣乾かす部屋の中

 

     夏至(げし)

  夏至の日のすずしい気おくにぎりしめ       (編者)一応こう読み取りましたが、「気おく」は         「記憶」?

  夏至の日に芽生えた絆永遠に

  夏至の日は涼しくするのを遅くする

  夏至の夜に星空見上げ夕すずみ

  夏至の夜食卓飾る南瓜様

  夏至越えて夏は訪れ夜はあらわる

  夏至越えて冬に向かうと勘違い

  夏至の中私の心まださむし       (編者)僕もです!!

 

   晩夏(ばんか)、夏深し

  ヒグラシの鳴いて晩夏のかなめかな

 

    水無月(みなづき)

  水無月やクラゲが増えて刺しにけり

 

       七月

  七月のささに短冊かけたいな

  七月の雨は気分をおとしてく

  七月は夏休みまでが辛すぎる

  七月の海に輝くビキニギャル

 

    梅雨明(つゆあけ)

  梅雨明けよ早く来てくれ雨は嫌

  梅雨明けを心から願う高湿度

  雨止まず梅雨明け宣言まだですか?

  梅雨あけて外に出ずれば蝉の声       (編者)「出ずれば」は「出づれば」です。 

  梅雨が去り空を仰げば蒼景色

  梅雨明けて補講が入り|Play Park!|顔曇る                  天才か!?         (編者)電信柱の向こうに太陽輝く山陰の海の見える           窓のこちら側で頭を抱えて机に向かっている男の           イラスト略。

  晴れの日が増えたらいよいよ梅雨明けだ

  梅雨明の天候清く美しく

  梅雨明けのカラッとした空気気持ちいい

  梅雨あけ、そろそろ夏がやってくる。

  梅雨明けは夏のとう来予期させる

  梅雨明けの後には暑き夏来たる

  梅雨明けし晴れ日が続く休み前

  梅雨が明けお空に太陽こんにちは

  梅雨明けて夏が一気にこんにちは

  梅雨明けて裸足で海へと駆けてゆく

  梅雨明けて日にさらされる洗濯物

  梅雨明ける俺達の恋も幕開けだ

  梅雨明けて次に始まる熱地獄

  梅雨明けて心晴ればれ夏休み

 

    夏の暁(あかつき)

  閉めずにいた自分を覚ます夏の朝

  夏の朝朝顔揺れる心地よい

 

  炎昼(えんちう)、夏の昼

  炎昼はとっても暑い

  外に出て炎昼に負け部屋戻る

  夏真昼部屋の中こそサウナなり

  炎昼で見つけたこれは円柱か?

  炎昼に白く輝くへんろ道

  ふりしきる夏の昼にせみしぐれ

 

     夏の夕(ゆふ)

「隣り合う隣人」   夏の夕二つの影のかえりみち       (編者)両目の下に乳房のある顔で、その下に多分上         着とヘソの見えるピカソの絵のような奇妙なイラス         ト略。

 

       夏の夜

  風荒れて雨にぬられし夏の夜

  夏の夜に かわずなくおと きこえたり

  夏の夜虫の飛び交うえんがわで

  夏の夜に虫の泣く声涼しげに

  コオロギがギーギーないてる夏の夜

  夏の夜にむなしい虫の鳴聞こえてくる       (編者)「鳴」は「音」(ね)?

  裏海で眺める星空夏の夜

  夏の夜暑くて寝不足倒れそう

 

    短夜(みじかよ)

  短夜の波音響く窓の外

  短夜が身近にある夜短いよ       (編者)「みじか」と「みぢか」をかけましたね!

  試験前ノート見返し短夜に       (編者)左下の、机上のノートを前に鉢巻をした人        と、右下の目覚まし時計と、背景の多分ベランダに向い        た窓と半分覆ったカーテンのイラスト略。

  アニメ見てすぐ夜が明ける夏の短夜

  蛍光がよく見える夜は短くて       (編者)奥へと流れる川の手前を、お尻を明滅させな         がら飛ぶホタルのイラスト略。

  工事中騒音のため明易し

 

     盛夏(せいか)

  クーラーに当たりたくなる真夏の日

 

    大暑(たいしよ)

  大暑過ぎ海行く人は皆薄着

 

    溽暑(じよくしよ)

  蒸し暑し夏のこの時季最大の敵

  じめじめと蒸し暑くなるこのごろだ

  じめじめと湿気の多い下関

 

       暑し

  暑い日に春のそよ風名残惜し

  下敷きがうちわのかわり暑い夜

  あつすぎるそろそろ夏がやってくる

  夏が来てうだる暑さに気がめいる

  暑すぎてなかなか寝れない昨日の夜

  この季節暑くなるからイヤな感じ。

  毎日の暑さで寝れない午前2時

  熱帯夜ちゃんねーたちとカーニバル

  暑くなり胸チラいっぱい夢いっぱい

  あつい日々おもいでぜんぶバイトだよ

 

       涼し

  ザアザアと涼しさもたらす蒼い海

  水の音に暑き夏も涼しげに

  夏の川すずしげゆえに秋香る

  最近はだんだん涼しくなってきた

 

     夏の果、夏終る

  颱風で外出できず夏終わる.

  晴れ続き夏の最後を青くする       (編者)晴れた空の見える山間の、多分川、川の中の         岩、川沿いの4軒の家と遠く川に架かる橋のイラス         ト略。

  セミ死んで静けさ戻る夏終わり

  夏終わり蚊がいなくなり幸せだ

  夏終わり満員電車に結められて       (編者)「結められて」は「詰められて」?

  夏終わる思い出ちらちら涙ほろり

  夏終わり思いでほぼなくいと悲し

  夏過ぎて冷たい風が吹いてくる

 

       夏の日

  差し込んだ日差しが告げる夏の訪れ

  夏の日に畑の中で泥だらけ

 

       夏の空

  夏の空 空気が澄んであ〜おいし

  夏の空、海の上に白い艇

 

       夏の雲

  夏雲のゆれる白さにああ感嘆

  夏の雲わたあめみたいだ もあもあもあ

 

       雲の峰

  青空にここにいるぞと積乱雲

  立ちこめる入道雲があつい夏

  もくもくとうねり上がる積乱雲

  にゅうどう雲もくもくもくもく夏だなあ

  墓参り入道雲に背を向けて

  泣くまいと引き締めたたずむ入道雲

 

       夏の風

  自転車をこいで感じる夏の風

  教室のまどからふきこむ夏の風   夏風に揺られる身体と心かな

  南風やさしく吹いてわれつつむ

  森林の泉輝く夏の風

  梅雨が明け肌身にしみる夏の風

 

    黒南風(くろはえ)

  黒南風や潮の香りや磯の匂ひ       (編者)こんな渋い季語をよく知ってましたね!

 

    薫風(くんぷう)

  海風が季節巡って薫風へ

  海からの潮をまとった薫風

  風薫る土手に寝転び草枕

 

       夏の雨

  夏の雨吉見は増して高湿度

  夏の雨 疲れた体に 染み渡る

  夏の雨昔夕立今ゲリラ

 

   梅雨(つゆ、ばいう)

  梅雨はじめ外に干せない洗濯物

  つゆがきて せんたくものが かわかない

  梅雨続く梅雨のおとずれあぁ〜嫌だ(れおん)       (編者)雨の中、くっきり描かれた1枚の葉の上のカ         タツムリのイラスト略。

  梅雨時期は私の心も雨もよう

  休日は古宿の浜は梅雨景色

  梅雨空に気持ちが徐々に沈みゆく

  梅雨になり湿度が高く息苦し

  雨多し梅雨の始まり気がのらず

  梅雨なのに雨が降らない下関

  噴水のように輝く梅雨の雨

  梅雨時期のたまの晴れ日に洗濯す       (編者)「濯」の旁(つくり)は「習」ではありませ         ん。

  梅雨嵐降り込められてテレビ見る

  ジメジメと雨が多いい梅雨嫌い       (編者)そういえば「多いい」という言い方は、僕の         生まれた岩国でも使います!

  最近太陽見てない梅雨のせい

  トントンとトタンを打く梅雨の雨       (編者)「打く」は「叩く(たたく)」?

  梅雨の雨じめじめしていて風流だ

  梅雨の雨めんとねぎとも落ちてこい

  梅雨時期に俺のパンツが乾かない (泣)

  梅雨蓄生尻から黴が生えてきた       (編者)「畜生」です。お尻からカビが生え、目がバ         ツ印の四つん這いの人のイラスト略。

  梅雨の頃雨降りし時君に逢う

  梅雨上がり夏の訪れすぐそこに

 

    空梅雨(からつゆ)

  空梅雨や川が淀んで水消える   空梅雨や僕の涙も水不足

 

五月雨(さみだれ、さつきあめ)

  五月雨や狭き茶室に六閑斎

  五月雨のカサ持ち上げておはようさん.

  五月雨実りしコイが宙泳ぐ

  五月雨が濡れる女に透ける服

  五月雨で身動きとれず家の中

 

夕立(ゆふだち、ゆだち)、白雨(はくう)

  夕立を恐れて見てる空模様

  夕立に降られ駆け込み雨宿り

  夕立に髪を濡らして水滴る

  夕立や野道に走る人遠し       (編者)上手い!ひょっとして引用なら引用元を示し         て下さい。

 

      虹(にじ)

  梅雨がくる雨ばかりだとやる気減る。

  雨が泣く虹の煙と果の香り

 

   五月闇(さつきやみ)

  我歩む雨降りしきる五月闇

 

     梅雨晴、五月晴

  梅雨乱れ隙間に見せる晴れ間かな

  梅雨雨の合間の晴れで服を干す

  久々の晴れで気分も絶好調

  梅雨の間に見える青空釣りに行こ       (編者)カモメ飛び、魚のジャンプする海に突き出た         岸壁で釣りをするサングラスの男と浜辺の自転車、         雲間から見える、橙色の斜線を付けた半分の太陽の         イラスト略。

 

       夕焼

  夕焼けにこんがり色の岩魚雲

  夕が焼けカラスの命を目で願う

 

       炎天

  炎天下アイスを食べて海眺め

  炎天下遠くに生ゆる小倉港

 

       氷河

  見惚れてるクレバスの中 蒼玉群

  夏空に私の心は氷河期で

 

       夏の川

  夏の川無邪気な声でにぎやかに

  子どもらの笑顔きらめく夏の川

  夏川の奏で懐かしむ故郷(こきょう)の音(ね)

  夏の川子供と遊び思い出す

  夏の川暑きなかの桃源郷

 

       夏の海

  いつもより青々している夏の海

  夏の海みんなで仲良くスイカ割り

  夏の海やりたいことはバーベキュー       (編者)右上の月と星、右下の地面から伸びている            花、左下のおでんの串と、バイオリンにも見える、骨         が両端に飛び出した焼肉のイラスト略。

  夏の海涼しいけど塩くさい

  曇り空夏の海交り鉛色

  空映し青く輝く夏の海

  夏の海きらりと光るさざ波が

  照り返し波のきらめく夏の海

  夏の海にぎわう浜辺華やかに

  炎天下子供飛びこむ夏の海

  青き海走る端艇流る汗

  仕掛け投げ端艇漕ぎし夏の海

  夏の海金星光る夜ひとり

  夏の海置いてる竿とよせる波

  夏の海エビを乱獲イカのえさ

  夏の海膝まで浸ってエビすくい       (編者)海岸で網を持って海に向かっている女性のイ         ラスト略。

  汗と潮、脂と血、涙海あらう

  夏の海夕ぐれどきにものさみし

 

 皐月波(さつきなみ)、五月波

  荒南風に黒くざわめく五月波

  波音を聴いて涼しむ五月波

 

       

  朝日差す緑が芽吹き泉湧く

 

     滴(したた)り

  滴りの音はじけるは音楽隊

 

       夏休み

  水大のわりと少ない夏休み       (編者)しっかり実習しましょう。

  金ためて旅行に行きたい夏休み

  夏休みいつ来るのかなまだ来ない。

  あと少し我を充電夏休み

  あと少し夏休みまでがんばろう       (編者)句末に赤丸の大きすぎる日の丸のイラスト         略。

  あそびたいはやくこいこいなつやすみ

  夏休み期末テストの勉強日

  夏休み何をしようかどこ行こう

  夏休みいろんなとこに行きたいな

  夏休み仮想世界にポケモンGO!!

  大学生の夏休み楽しい

  夏休み車校やバイトでやすめない

  夏休みドラクエ何週できるかな

  夏休み実家帰らずバイト行く。

  夏休みほとんど部活で終わったよ

  過ぎ去るは花火の如く夏休み

  気づいたら秒で終わった夏休み

  いつの間に終わってしまった夏休み

  嵐風連れて帰った夏休み

  夏休み終わり追われる私たち

  夏休みあけてでも休み気分

  夏休み勉強してないどんげしよ

 

     帰省(きせい)

  あと少し楽しみいっぱい里帰り

 

      夏服、白服

  梅雨前に夏服探し実家行く

 

       海水着

  夏休み海岸付近は水着美女

  可憐だな水着姿の女の子

 

 夏帽子、麦稈(むぎわら)帽子

  夏帽子海で土産に拾ってく

  麦わら帽小道にこだます童の声

 

    白靴(しろぐつ)

  ぬかるみにはまり汚れる白い靴     洗うの大変なんですよアレ…

 

       冷麦

  冷麦のゆでる腕は上達す      学生独居の夏の時

  今日もまた冷麦だけのだわな僕       (編者)一応こう読み取りましたが「だわな」は「だ         めな」それとも「だゆな」?

  縁側で冷麦香る砂利の音

 

   冷索麺(ひやさうめん)

  そうめんが恋しい季節夏到来

  あついから ひやそうめんをたべたいな

  あつすぎるそろそろそーめんたべたいな

  そうめんがお昼ごはんは嬉しいな

  齢重ね素麺たぐり夏懐かしむ       (編者)渋い句ですね。

  冷索麺食して笑う思い人

  夜ふけて小腹がすこしひやそうめん

  暑い日にツルっと食べたい冷索麺

  止まらない ちゅるちゅるちゅるり ひやそうめん

  ずるずるとそうめんすする夏休み

  ぱきぱきと素麺の氷涼しげに

 

    冷奴(ひややつこ)

  冷しパイン冷しキュウリ冷奴

 

       梅酒

  親戚にもらった梅酒こぼれたよ

 

      麦湯、麦茶

  食卓に麦茶とそうめん並ぶ昼       (編者)壁に時計があり、窓から太陽が覗いている部         屋の中のテーブルの上に置かれたソーメン鉢とつゆ         のイラスト略。

 

    氷水(こほりみづ)

  夏の日においしく食べるかき氷

  かき氷ふとして見れば砂糖水

  ひんやりとのどつきぬける氷水

  氷水額に当てて夏しのぎ

  かき氷氷河を削って食べたいな

  かき氷夏を感じる魔法の粉

 

    氷菓(ひようくわ)

  夏が来たアイスクリームが食べたいな

 

       ゼリー

  給食の七夕ゼリーがなつかしい

 

   夏座敷(なつざしき)

  夏座敷蝉の声がにぎやかに

  庭先で遊ぶ子見たり夏座敷

 

       噴水

  噴水や水の真上に虹かかる

  待ち時間 汗がふきでる噴水前

  噴水にただよいはじめる夏の風

  噴水の水の反射に顔照らす

 

    簾(すだれ)

  簾出し芽生えた心境夏到来

  そよそよと簾が風となびくことよ

  簾張りできた日の影昼寝の場

  思い人瞳見ゆるは簾越し

  簾から日射し差しこむ夏の空

 

     団扇(うちは)

  暑いけど団扇で耐える夏の夜

  暑くなりウチワの季節やってくる

  暑い夜せんぷうきなく うちわのみ

 

       冷房

  エアコンのリモコンどこかと汗をかき      見つけた頃には風追いつかず

  クーラーよ涼しさいつもありがとう

  エアコンをつけたら最後もう出れない

  エアコンが効かない意味がわからない.

  電気代冷房使い心配だ       頭に「俵」と書かれた人が椅子にぐったりとしている         右上に「霧ヶ峰」と書かれたクーラー、さらにその         右上に「ピヨピヨ」と羽をつけて飛んでいる2枚の         千円札のイラスト略。

 

       扇風機

  夏がくる早く買いたい扇風機 (れおん)

  扇風機やっと届いた快適だ!!

  扇風機「あ〜」の声が刻まれる

 

    風鈴(ふうりん)

  夏風が風鈴ゆらしすずしかな

  風鈴に涼しさ感じ、空を見る。

  微風が風鈴奏で涼しげだ

  リンと鳴る頭に残る風鈴音

 

    打水(うちみず)

  打水が地面に染みる雨はまだ

 

       田植

  田植え時かえるコロコロ鳴いている

  田植済み映る山々青々と   田植済み田に映る月光々と   田植済み夜の水田大宇宙    

     鵜飼(うかひ)

  鵜飼来る迂回もせずに獲物とる

 

     夜釣(よづり)

  夜釣にて手先の感覚消えていく       このまま自分も消えてしまいたい。

 

      簗(やな)

  簗を見ゆ何するものぞ我は鮎

 

    烏賊釣(いかつり)

  イカ釣りの竿先漂うイカダかな。

 

  納涼(すずみ、なふりやう)

  笛の音すずむ私をせきたてる

  夕涼み子供がはしゃぐ夏の川

 

      泳ぎ、水泳

  暑い夏海で泳いでみようかな

  体育でついに水泳はじまるよ

  平泳ぎカエルのようになりたいよ

  海泳ぎ意外と寒く風邪をひく

  暑くなり泳ぐ我が目は女の子       (編者)よく分かります!

  梅雨明て泳ぎに行ったよきもちいよ.

  遠泳に期待と緊張実習生

  人泳ぎ夏の始まり水産大

 

      ダイビング

  ダイビング、クラゲがいない、7月に

 

    海開(うみびらき)

  海開うきわ片手に待つ子供

  白浜のそでに寝そべる海開き

  キラキラと水弾け飛ぶ海開き

  海開き毎年多くの事故起こる

 

       海水浴

  ランランと海で遊ぶ海水浴

 

      シャワー

  最終戦シャワーで流す汗涙

  暑い夏冷たいシャワーが気持ちいいな

  真夏に浴びる冷シャワーは気持ちいいよ

  汗かいてシャワー浴びたらレオリーヌ       (編者)一応こう読み取りました。

  ビキニギャル僕のシャワーを握り込む      シャワー強しで皆(みな)謙虚に       (編者)ちょっとH…?

  シャワーの音 水のしたたる早さは      夏すぎる早さ

 

   西瓜割(すいかわり)

  夏の海スイカ割りをヤリたいな

  暗闇と焼ける砂浜スイカ割り

  波の音割れたスイカにシオきらめく

  夏の海みんなでしたよスイカ割り

 

       花火

  夏の夜に大きく華咲く大輪花

  夏空に舞い上がった夜花火

  海面に光かって消えるすだれ花火

  人生は線香花火みたいに一瞬だ

  恋愛中花火のようにくだけちる

  水槽に煌めく花火貝の夢       (編者)巨大な水槽の水面の真ん中から様々な形の火         花を飛ばす花火と底の砂に半分埋まった巻き貝のイ         ラスト略。

  花火持ち日暮れを待ってにわか雨       (編者)残念でしたね!

  食堂でいつかはあげたい三尺玉

  魚釣り花火をしたり好きな人がいること。

 

      ナイター

  ナイターにほえる赤ヘルCの文字

  ナイターの歓声で起きる夜の街

  中田翔昨日のナイター4番落つ

  ナイターの光の内に先発投手

  ナイターの光浴びるは努力者のみ

  オールスター7月7日にもう一度

 

       

  だんだんと気温が上がり汗にじむ

  暑すぎて汗がとまらん困ったもんだ

  自転車をこいで滴る汗ひとつ

  初夏がきて体流れる汗のしずく

 

       日焼

  黒い肌一足早く夏の色

  肌焦がしわがままBODYの完成じゃ

  半袖の日焼けのあとがはずかしい

  日焼け止め日に焼けた後にぬりまくる。

 

      夏の風邪

  あふれだす君の鼻水エメラルド

  かぜひいてももてつしたらひどくなる

  夏なのに風邪を引き出す馬鹿多数       (編者)こう読み取りましたが、「鹿」の字が違って         いるような…。

 

     夏痩(やせ)

  夏バテだ食欲なくす夏がきた

  夏バテでやる気が出ない休みたい       (編者)お互いそのようですね!

 

       日射病

  熱中症なぜカブトムシでてこない。

 

      子供の日

(バイトにて)   商品のちまきが残ったこどもの日

 

    鯉幟(こいのぼり)

  暖かな昼空泳ぐ鯉のぼり

  家の窓風に吹かれて泳ぐ鯉       (編者)太陽のもと三尾の鯉と1本の吹き流しからな         る鯉幟が風に流れているイラスト略。

 

       

  夏祭り花火を一緒にながめたい

  夏まつり子ども集まり金魚すくい

  夏祭り金魚は追われ大変だ

  夏祭り綿雲頬張り道をゆく

  夏祭り彼女に花火僕一人  いちろー

  夏祭りしめはやっぱり打ち上げ花火

 

   祇園祭(ぎをんまつり)

  祇園祭音聴き駆けてく子供達

 

    蝙蝠(こうもり)

  こうもりやひかりさがして今日も飛ぶ

 

    牛蛙(うしがえる)

  野池にはグォーグォーとウシガエル

 

     守宮(やもり)

  かべちょろが夜の窓辺で雨やどり       (編者)背に美しい複雑な模様のある、守宮とカメレ         オンの合いの子のような動物の、影付きのリアルな         イラスト略。

  壁をはう小さなヤモリ家守か

 

     蜥蜴(とかげ)

  陽に当たり浅き夢みし地の蜥蜴

  窓の影とかげとやもり どっちかな

 

      蛇(へび)

  夏の道蛇がとびだし大慌て

(編者)「ひよいと穴からとかげかよ」(種田山頭火)に倣って   ひよいと廊下にへびかよ。       (編者)そうです。さっき、僕の研究室の前の廊下の        隅にいました。

 

  時鳥(ほととぎす)、子規

  田畑にて静寂破るホトトギス

  男なら背中で語れホトトギス

 

    燕(つばめ)の子

  窓開けて燕のヒナの歌う声

  じめじめと初夏を伝えるツバメの子

 

     緋鯉(ひごい)

  錦鯉嵐の後はいずこかな

 

   鯰(なまづ)、梅雨鯰

  断層を見ずとも鯰は髭揺らす       (編者)地震の予知の話でしょうか?

  夏ばてか鯰がこもる菅の中       アクラスの鯰が外に出てるところを見たことがないで         す。

  なまずくん たべてみたいなおいしそう       (編者)「たべてもおいしくないよ」の上に描かれ         た、口を少し開けて震えている、ヒゲのあるナマズ         のイラスト略。俳句の「おいしそう」の下にある笑っ         てる人の絵文字、イラストの中の「おいしくないよ」         の最後にある震えて泣いている人の絵文字略。

  ナマズ釣り釣れたナマズはウナギ味       (編者)それはうまかったでしょう!

 

   鮎(あゆ)、年魚、香魚

  水香る川のせせらぎ鮎昇る

  清流にきらめく鮎のあとを追う

  鮎焼ける森の川辺と石の音

  鮎並び季節の移い身にしみる

 

    山女、桜鱒(ます)

  桜鱒花弁と共に川流れ

 

     目高(めだか)

  ホテイ草日差しをしのぐ目高かな       (編者)左上からの日差しを受け、ホテイアオイの下         にメダカの泳ぐ水鉢のイラスト略。

(編者)「飯少し食うて金魚とくらすかな」(金箱戈止夫)に  倣って   飯少し食うてメダカとくらすかな

 

       金魚

  手をつなぎ金魚すくいし夏の夜

  夜店出て人だかりのある金魚すくい

 

       熱帯魚

  熱帯魚夏の熱さを恋焦がる

  熱帯魚クエとは違い美しい       (クエ飼ってます)        (編者)クエってすごく大きな魚だと思いますが、          育ったらどうするのですか!?

(編者)「わが金魚死せり初めてわが手にとる」(橋本美代子)に  倣って?   熱帯魚死せり初めて良く笑ふ

  彼の目に映るのはいつも熱帯魚       (編者)右に水槽、真ん中にその水槽を眺めている、         目が菱形で口が大きく開いている男の子、左には壁         に半身が隠れた、怖い顔をした女の子のイラスト略。

      鮴(ごり)

  竿しなり餌消え足元鮴の影

  授業中前の鮴(ゴリ)がPSP       (編者)「ゴリ」って、ひょっとして編者が幼少期、         「きたない奴」とか「ブサクな奴」という意味で使っ          ていたあの「ゴリ」でしょうか。

  鮴夢中仕事を忘れて五里霧中

<休日>   鮴蠢くよどみに向かって糸たらす       (編者)「うごめく」の漢字は難しいですが、正しく        はこうです。

  鮴なれど小さなものも命あり

 

   黒鯛(くろだい)、ちぬ

  橋の下群れて泳ぐはちぬたちだ

  チヌ釣りたいしかし釣れないおれ未熟       (編者)というよりも、チヌが賢いのでは?

 

      鯖(さば)

  小鯖釣りうろことぬめりでベトベトに

  店頭に鯖が並びて夏感ず

  みなとまち鯖を食べてるサバトラちゃん       (編者)2匹の鯖のうちの一匹をくわえあげている縦         縞の猫のイラスト略。

  やっときた鯖の塩焼き美味季節

  手を荒らし骨抜き三昧鯖のすし       (編者)やけに太った、多分鯖のイラスト略。

 「旬が過ぎ切られた鯖が缶の中」

  鯖の数私の年も鯖を読む       (編者)ぼくのことですか?

  魚売り場鯵に紛ぎれて売られる鯖       (編者)「アジ」と書かれた4尾の魚のある箱3つの         イラスト略。真ん中の箱の一番下の魚にだけ「サ         バ」と書かれている。

 

      鯵(あじ)

  鯵の群れ潮の流れと遊びけり

  豆アジに胸をはせて前海へ

  吉見港アジング入れ食いあぁ夏だ

  雨降って関門アジングできません

 

      鱚(きす)

  晴天と鱚と海あり子供の声

  砂浜の甘い口づけ足と鱚       最近センスがオヤジです。推定精神年齢30以上。あれ         って足の古い角質狙ってやってるんだろうか。       (編者)30はまだまだ若いです。

  小座敷でキスじゃないよ鱚の天麩羅

  美しいその魚の名を鱚と呼ぶ

  キス釣りたいしかしゴカイが売ってない       (編者)かなりリアルなキスのイラスト略。

 

       飛魚

  船舶を避けて飛び散る飛魚か

  飛魚が飛びゆくを見るセーリング

  セーリング飛魚と共に並走す

  飛魚や見立てた夢ごと飛んでいけ

  飛魚がイルカみたいにみえる夏       (編者)太陽のもと、一人の人が釣をしているボート         の前を大きな飛魚たちを跳びながら遠ざかっていく         イラスト略。

 

     虎魚(おこぜ)

  毒ビレに気をつけなはれ鬼虎魚       精一杯考えた。悔いはない。        (編者)大事なことで、句もなかなかいいと思いますよ。

  衣つけ揚げた虎魚の岩に似る

 

    間八(かんぱち)

  間八のお造り一度食べたいな       (編者)鯛焼きみたいな魚のイラスト略。

 

      鯒(こち)

  食卓に鯒が並びて夏感ず

 

     穴子(あなご)

  アナゴ釣りいっぱい釣れるといい気持ち       (編者)かわいいアナゴのイラスト略。

 

     鰻(うなぎ)

  夏の川ウナギ釣ろうと奮闘す

  うなぎ釣りミミズをエサに鯉釣れる。

  四万十に鰻の仕掛け沈下橋

 

     烏賊(いか)

  アオリイカそろそろ一杯釣れてくれ       (編者)一筆書き風のアオリイカのイラスト略。

  アオリイカ友達釣れておれ釣れず       (編者)リアルなオコゼのイラスト略。

 

      蟹(かに)

  釣り餌で蟹を使って鯛を釣る

  蟹歩く雨で湿った道路上       (編者)最近その辺をうろついてるカニが蜘蛛に見え         て怖いです。

  カニカニと夜道を歩く子蟹かな

  近頃の吉見の道は蟹だらけ

  自動車にふまれてつぶれたかにの死体

  アスファルト儚く散った蟹のから

  男気は有れど示せぬ我ら蟹

 

      船虫

  フナムシよどうしてそんなにキモイのか

 

   海月(くらげ)、水母

  月ゆれて海月が踊る夏の海

  夜の海静かに浮かぶ白くらげ

  太陽の光を浴びる水海月

  海の中風鈴に似た水母の背

「美少女を包み攫(さら)ひし大海月」(中山玲子)に倣って?   プリンセス大海月が出てきておそわれる

  あぶないよサメ、クラゲ、オコゼ心配だ。       (編者)出席カード真ん中下から突き出ている、ギザ         ギザの歯のあるサメの頭と、左上のクラゲのイラス         ト略。

  くらげたち海を漂いどこへ行く

 

     夏の蝶(てふ)

  夏休みムラサキアゲハ探してる

 

       毛虫

  桜散りそろそろ毛虫こんにちわ       (編者)薄く書かれたスペード型の木から桜の花びら         が風に舞い、その下に端の食われた木の葉とその横         の毛虫のイラスト略。

 

     蛍(ほたる)

  五月川もう蛍が舞っている

  初夏の夜ぴかぴか光る蛍たち

  川の音と儚く光るホタルの火

  雨が降る前夜の明るみ蛍の光

  ぼんやりと闇夜に光るホタルかな

  動かぬ蛍の灯しか街灯り

  山の中川の上飛ぶ蛍かな

  帰り道蛍が踊り鹿歌う.

 

     兜(かぶと)虫

  夏終わり虚しく消えるかぶとむし

  カブトムシ甘まーい甘まーいみつの味

  カブトムシ臭いがきつい雄の味

  窓を開け寝てると羽の音かぶとかな

  少年の見上げた先のかぶとむし

  カブトムシ僕の目標ヘラクレス

  カブトムシ我が心はまだ子どもかな

 

    鍬形(くわがた)虫

  コクワガタおまえじゃないよほしいのは。

  白壁にクワガタ探す雨あがり       (編者)(メスの?)クワガタとタツノオトシゴのイ         ラスト略。

 

 水馬(あめんぼう)、あめんぼ

  水田の幼き苗にあめんぼう

 

      蝉(せみ)

  蝉の声夏の到来告げるかな

  セミの声日々大きくなる暑さ感ずる

  この季だけ起こされるいつもセミの声

  蝉の声かき消されていく俺の声

  鳴りやまぬアラームではなくセミの声

  羽化したて濡れたセミの羽うごきだす

  見るだけで暑さ感じるセミのカラ

  木の下をあるくとセミがうるさいな

  七月のセミくんたちは元気だな

  梅雨明けて騒ぎ始めるセミたちよ

  梅雨明けて蝉の合唱鳴り響く

  夏が来て心に響くせみしぐれ

  セミが鳴く去年と同じ君はなし

  一生の思いを抱えて鳴くセミよ.

  夕暮れの吉見に響く蝉しぐれ

  しゅわしゅわと小さくなりゆくセミの声

 

      蠅(はえ)

  日長増し小バエ・害虫うざいかな

  昨日出た生ゴミにもうハエたかる

 

      蚊(か)

  就寝中蚊に起こされて寝不足だ

  蚊に刺され腫れた足でれおん踏む [れおん]

  夜蚊がね耳元でブ〜ン寝れないね.       (編者)多分寝ている、頬に渦巻きのある、口の大き         な男の耳元に巨大な蚊がとまっているイラスト略。

 

    蝸牛(かたつむり)

  カタツムリヌメヌメしてて気持ちいな

 

       夜光虫

  船走りともで光りし夜光虫

 

       葉桜

  桜散り、桜のはっぱ おいしげる

 

    紫陽花(あじさい)

  六月のアジサイとてもきれいだな.

 

   時計草(とけいそう)

  時計草 桔梗や萩や七変化

 

   夏蜜柑(なつみかん)

  涼しさとともにくるもの夏みかん

  夏蜜柑果汁したたりほほ濡らす

  **美波恥じらいつつも「夏蜜柑」       (編者)わからないのですが、人名の可能性もあるの         で伏せ字にしました。

  夏蜜柑母におくられ我食す

  夏蜜柑大きく育ち枝しなる

 

       バナナ

  木登りとバナナが大好き僕ゴリラ

 

       若葉

  花が散り若葉がしげり我らかな

 

       新緑

  新緑が濃くなる頃に海水浴

  新緑にパタパタ泳ぐ白い影(モンシロチョウ)

 

    万緑(ばんりよく)

  あちこちに緑が栄え風靡く

 

       緑陰

  緑陰の下で涼んでかき氷

  初夏の陽に照られて萌ゆる大緑陰

  新緑の緑につつみし夏の色 (浮)

 

     マロニエの花

  縁側の和文化作るマロニエの花

 

     アカシアの花

  アカシアのすきまに射し込む日の光

 

      ゼラニウム

  ゼラニュームオシャレに着飾り五弁花

 

      フロックス

  鮮やかに道を彩るフロックス

 

      ストケシア

  観賞だ感傷に浸りストケシア       (編者)毎回カタカナの花を詠んだ俳句を作ります         が、ひょっとしてベランダ男子ですか?

 

    向日葵(ひまわり)

  ひまわりがぐんぐん伸びる竜王山

 

     百合(ゆり)

  百合ひらき日本の夏はここに来る

  百合が咲く時を同じく虫も来にけり

  キッチンに飾った母への百合の花

  見つめ合うあなたと私百合ひらく       (編者)百合を持った女の子と、そのそばの女の子の         間に大きなハート型が浮かんでいるイラスト略

 

      アマリリス

  鮮やかに大輪の花アマリリス

 

    茄子(なす)の花

  くもの巣に朝露たまる茄子の花

  なすの花大事にしよう落ちぬよう

  麗しき彼女の姿は茄子の花      今日の夕飯茄子の田楽       (編者)Hなイラストは描かないように!

 

       トマト

  夏畑トマトに限る水分補給

 

       パセリ

  パセリそえわきで支える料理の美

  緑の葉皿に残ったパセリかな

  パセリ青し庭園に広がるいい香り

 

     筍(たけのこ)

  竹の子がニョキニョキニョッキ ニョキニョッキ

  たけのこがあれよあれよと背比べ

  竹の子を取りてぎっくり年に泣く

 

      瓜(うり)

  うり育て緑のカーテン軒簾

 

       

  黄金色朝日をあびて麦畑

  春過ぎて黄金にそまる麦畑

  風誘いゆらりと踊る穂麦かな

  風がふき白波走る麦畑

  麦の穂が黄金に輝き風で揺る

 

      黴(かび)

  雨が降り家が湿気でカビそうだ

 

       授業

  授業にて危機をおぼえていざ勉強

  ふたコマ目お腹がすいてお腹鳴る       (編者)これからも食べ物の俳句をたくさん紹介しま                  しょう。

  毎週のレポート大変大学生

  捕鯨船無敵艦隊出動だ       (編者)海賊、捕鯨、授業でやってることにぴったり         ですね。

  お腹減り身体も寒く帰りたい       (編者)まあそう言わず、体調が悪いのでなかったら         がまんして教室にいてください。

  白鯨の映画が気になってしかたありません。       (編者)今日見せると言っておきながら、機械の不調         で見ることができず、すみませんでした。来週見る         予定です。

  つかれたな体がだるいねむたいな

  少ないが影響力強い拝火教       (編者)今日の授業で言ったこと覚えててくれて嬉し         いです。

  談話室上下セットとりゅりゅりゅりゅりゅ〜                (ガツンとみかん)

  寝てるのに口にシャーシンありがとう。

  船長が乗組員を洗脳す       (編者)今日の『白鯨』の話聴いていてくれてありが         とう。

  基礎解で流(りゅう)に負けたよ超ショック

  来週の今ごろ僕は海の上       (編者)公欠扱いにしときます。実習、がんばってく         ださい!

  授業中空調強すぎ寒いです

  やばすぎるとにかく腹がすきすぎた。

  疲れたな早く帰って睡眠だ。

  映画見る字幕が見えず意味不明       (編者)授業中見せた『白鯨』、字幕が見えなかった         ですか?映画館みたいに施設が整ってなくてすみま         せん。

  女風呂気持ち良過ぎて脱糞だ       (編者)こんな句になってしまうとは、授業中僕の幼         年期の体験を話したのは失敗でした…。

  ***くん有効数字わかんない。       (編者)「有効数字って何?」の吹き出しがあり、頭         上に3つの「?」のついた人のイラスト略。いや、         数学は難しい。

  今週はテストにレポートいそがしい

  テスト週補講もあるよ鬼畜だね

  授業中今日も睡魔と格闘中

  なんだよなこっち見ようがなにもでんぞ

  酒のんで朝起ききれず遅刻する

  がんばろうテストにむけてがんばろう

  体育館湿気と温度のダブルパンチ

  木曜の到来感じる文化論!!       (編者)そう言ってもらえると本当、嬉しいです!!

 

      学生生活

  家を出て雨の香りが鼻につく

 

  低気圧乾いた布の舞踏会

  雨後の海の静けさ麗しさ

  燦々(さんさん)と海の水面(みなも)に      さそわれて

  朝起きてすでに十時の絶望感

  ねむすぎるおれが一番ねむいんだ

  耳元でブンブンとなるやめて欲しい

  吉見駅電車の本数すくなすぎ

  山陰線風が吹いたら休みます

  霧状の雨はどう傘させばよい

  失恋後の男の顔に雨滴る

  寂しげなキミの心にれおんさん (れおん)

 

  吉見町(まち)あいかわらず風が強い

  吉見来て星がきれいで美しい

  朝はさむい夕もさむいが昼はあつい       (編者)おかげで風邪をひきました。

  喧嘩好きうまれも育ちもストリート

  雄太はね三度の飯より喧嘩好き

  寝坊した最近寝坊ふえてきた。

  朝寝坊早寝遅起き大学生

  誘惑に負けてたまるか負けちゃったよ…       (編者)人生、そんなときもあります。

  おなかすく今日のお昼何たべよ

  このおれがセブンに行くのをことわるか       (編者)「7」の飾り文字と、タンポポのような花の         イラスト略。

  おごるよと言ったものの金がない (れおん)

  風強く、傘が壊れて、ずぶ濡れに、

  大会で刺激をうけてさあ練習

  落としこみ三尾つれたよ家族かな

  暗い海揺れる光りはお星様

  ベッキーよ不倫はやっぱりあかへんよ

  コンタクト目薬無いとつけれない。

  メガネいやコンタクトいや裸眼でしょ

  チクチクとトゲトゲしているハリネズミ

 

  雨が降る湿気が多い寝癖ひどい

  寝すごして急ぐ足音せわしない

  長そでか半そでで行くかなやむ時期

  眠けさがどんどん増える昼食前

  ねむたいし体だるいしはらへった

  今の時期なんだか活動優うつだ   今の時期なんだか一人になりたいかな       (編者)「ゆううつ」の「ゆう」は「憂」です。

  角島は坂が多い地獄道

  爆音でTUBEを流し、阿蘇山へ

  日が延びて空が明るい夕暮れ時

  最近はずっと聴いてるRADWIMPS       (編者)蛇みたいなキリン、「ケロケロ」カエルとそ         の横で雨の中傘をさして立っている人、たぶん鳥、         ドラえもんの顔、蛇、豚の大きな顔のイラスト略。

  時はきたそろそろ行こうカラオケに

  露したる竿を海に向けてみる

  潮香るさざめく波の水面にて

  友人がみんなハタチになってゆく

(編者)「長生きの泉とやらに口づける」(沢田君子)に倣って   長生きの婆とやらに口づける

  やってみるそれがなければ成功なし

  潮風が命の恵 be delivered.

 

  おだやかに心も清し吉母民

  何もなく平凡であるが退屈な日々

  鳥が鳴く僕は浪人母は泣く

  寒い朝いつのまにやら暑い昼

  蒼天の下で照りつく日の光

  星空に一番輝くお月様

  新月にいっそう輝く星の瞬き       (編者)こんな夜を星月夜(ほしづきよ)と言いま         す。

  雨が降りまた雨が降り家ごもり

  生活でやる事多くて気が滅入る

  激辛の麻婆豆腐箸進む

  大学生、バイトに魂けずられる

  ひとの恋夜は短し走れよ乙女

  君のこと大好きだからふらないで

  夜なのに僕が見るのは青い空(蒼井そら)

  ここにきて生活習慣だれてくる

  積分ができないと焦るテスト前

  ゾウリムシはかなき命に光り有り

  岩壁に星がまたたくアメフラシ       (編者)太ったナメクジのようなアメフラシのイラス         ト略。

  ピシャンピシャン魚がつれたよ大漁じゃ

  夜の釣り身長ぐらいの海蛇が

  見えてきた潮に馬立つ男かな

  石をもて水もて鎧ひ城涼し

  水飲んで体に染みて水産だねぇ〜.

  感傷に浸りたいときもある19の夜

 

  お昼寝を久々すると夜が明けた

  じめじめと気分の重い日が続く

  くもり空そろそろ雨が降ってくる       (編者)6粒の大きな雨の水滴のイラスト略。

  雨の中傘を忘れて雨宿り

  雨が止み清い空気にでかい山

  フォラグラにキャビアとトリュフたべてみたい

  何つくろう今夜の助け人クックドゥ!!       (編者)カード左下の続け字の(多分)サイン略。

  任侠道シノギがなくとも貫くべし

  クワガタをやっと吉見で見つけたよ       (編者)「ヒラタクワガタ」のイラスト略。

  海燕水すれすれを飛んでいる

  水産に関係するよアミノサン       (編者)小さな丸っこい魚とイラスト略。

  だんだんとテストが始まりあせる俺

  囲まれるゴリラとオタク スマートフォン

  ケツの穴シワを数えて三十年       (編者)こういう汚いのはやめて下さい!

  熱中症水分補給忘れずに

  一日の終わりに来たる倦怠感

 

  友人が航海へ行きさみしいな

  美しき海映えわたる花は燃ゆ

  吉母港みんなのつどう憩いの場

  魚の身気をつけよねアニサキス

  風を切り潮と夏みん のどうるおす

  雨の日に洗濯物が濡れている

  気が付けば塾のバイトもクールビズ

  おかしパで金魚の糞がついてくる       (編者)丸と線と四角で描かれた簡単な「おかしパー         ティー」のイラスト略。中の一人は「ちょっともら         うわ!!」と言って走っている。

  ぽっぴんじゃんぷ 笑顔になれる魔法の言葉

  最近は時が過ぎるの早すぎる

 

  十八歳たかが一票あなどるな       (編者)いいぞ、その意気!

  イギリスのEU離脱肝試し

  今日の海青く輝き美しい

  水大の海にたたずむ渡し船

  泥と泥交じる臭いは潮の色

  船の上揺れが激しくゲロゲロゲー(乗船実習)

  乗船でよって陸でも酔いました       (編者)鉛筆描きの上に多彩な線や面を重ねた、船と         陸から人々が盛大にゲロを吐いているイラスト略。         海は「PH3」、黄緑色のゲロの中の赤く色付けされ         た黒い点については「※黒いのはニンジンです」と         の説明。

  立ちくらみ陸酔い混じり死にかける       (編者)美しい模様の細かく書かれたコイらしき魚         と、薄く書かれた金魚のイラスト略。

  陸酔いが3日たっても治らない       (編者)生物生産学科1年の皆さん、1週間の乗船実         習ご苦労様!

  穴があき傘の意味なし昨日の雨

  雨がふるチャリで激走ななまがり

  広島の雨の影響心配だ       (編者)中国地方の今年の大雨はかなりひどいです         ね。

  4時間たつ帰りつくのに雨の日は

  通学路小学校には幼女いる

  雨上がりやっと洗濯まわせます       (編者)洗濯ロープにかかって風に揺れているTシャ         ツのイラスト略。

  テスト前みんなで勉強徹夜続き

  休み無く学ぶ日々も悪くない

  一日が二十四時間じゃ足りません

  体育館湿度高しや要注意

  ニューヨーク デリックローズが移籍した       (編者)スポーツのことはよくわからないので、こう         読み取りました…。

  月昇り涼しくなったら鹿狩りだ

  常温のシュークリームで食あたり

(編者)「素麺のついにいつぽんただよへる」(松澤昭)に倣って   うどんのついにいつぽんただよへる

  体重どんどんへってうれしいな       (編者)でも、栄養あるものも食べましょうね!

  決心のきっかけはそう理屈ではない

  雨や風招かなくても戸をたたく

  穴あけてひょいと穴からかめあたま       (編者)面白いけどきわどい!

  悪の道進むかどうかは君次第

  夢がある希望があり湿気ある

 

  寝坊した電車がないぞどーしましょ       (編者)1時間に1本の電車だもんね!

  早朝に迎えに来たのはれおんたち。

  朝食べて1時間後におなかへる

  お昼前おなかがグーグーはらへった

  腹へってチョコパン食べ大間近       (編者)目がバツ印になった、うんちしている人のイ         ラスト略。こういう絵は描かないように!

  昼食後眠気を誘う波の音

  青田の照る太陽に清い風

  雨続き洗濯物が部屋干し臭

  雨降ってカッターなくなり気分落ち

  漁港で何が釣れるか楽しみだ

  スラム街血で血を洗い生きていく

  今晩は外食をするつもり

  気にしてるちょっと大きな右乳首       (編者)仕掛けの3本鈎全てに魚がかかって海から吊         り上げられている横に「初夏」の吹き出しのある         乳首のようなもののイラストと、解読できないイ         ラスト略。

  うるさくて通報された夜のこと       (編者)夜はご近所の迷惑にならないよう静かにしま          しょう。

  寝不足が解消された2日間

  奥入瀬や五感で涼をたしなみて

 

  青い空天高くまで澄み渡る

  地元より湿気がすごい下関

  コンタクト ツーウィークを買いに行く

  試合前練習中もだす死ぬ気

  つかれたな けど楽しいなつかれたな

  茎わかめ多量摂取で髪のびる       (編者)髪の量は増えないのでしょうか?

  海潜り魚を突きし七の暮れ

  裂かれたも未だ海をも愛すとも       (編者)一応こう読み取りましたが…。

  闇の中音だけ響く草の音や

  きらきらと夜空にひかる星(君)がほしい

  片想い君を思いはや八年

  吉見の夜街灯なくて星きれい

 

  くもり空いつになったら晴れるかな

  しぶき上げ轟く裏海波の音

  砂浜の髪ゆらす風ツバメのよう

  つかれたな つかれたつかれたつかれたな

  照り返す努力の証にじみ出す

  純物質ぼくはきっとね化合物

  週末の昼下りにはグルメぐり

  三日月をせもたれにして魚釣り       (編者)「釣」が「鈴」のようにも見えますが…?

(編者)「穴よりも大きな蟹の出てきたる」(山下しげ人)に倣って   穴よりも大きな貝の出できたる

  首都高速マルボロなげすてライドンタイム

  入れ歯差し技術の進歩噛みしめる       (編者)そう、ぼくは今初めて入れた入れ歯の感触を        「噛みしめ」ています。2本の部分入歯のイラスト略。

  映画みて刺身もたべれて幸せだ。

  自転車に乗れずに気づけば二週間

  あと少し車校を卒業さみしいな

  **君今日も明日も絶好調!!       (編者)青字で「女が欲しいっちゃ」と話している顔         の大きな道着を着た男子学生のイラスト略。イラス         トの横に名前、所属する部、出身県、好きな歌手が         書いてあるが略。

  秋にだけなぜないのだろう秋休み

  手が痛い心が痛い人生だ

 

  朝日さす吉見の山にかかる雲

  花明かり同じ余韻を持つ人と

「美少女を包み攫(さら)ひし大海月」(中山玲子)に倣って   美少女を包み攫ひし愛でまくる

  スラム街血で血を洗い生きていく

  行きたいな喧嘩がものを言う世界

  1日に地元に帰ろう静岡へ

  海技実習大変そうだけど楽しみです。

  海技実習泳いで、こいで頑張るぞい!!

  滴りの汗と涙の甲子園

  れおんくん夢の共演*****      (編者)女性の名前略。

  岸壁で74cmの鯛れる。       (編者)「鯛れる」は「鯛つれる」?

 

       

   心をうめるもの
 今、空を見上げれば    キラキラとメダルの様に  星が輝く。    先月までは、こんなに 美しい  星々に僕は気がつかなかった。    人々は、夜海に 釣糸を垂らし  すぐ横をホタルが飛ぶ。    夏の夜の静けさをうめるように  よゆうのできた僕の心を    五感が次々とうめていくのであった

   (沈黙の戒律は)
 沈黙の戒律は  抑えきれぬ感情(パトス)に破られた  その贖いに煉獄を渡れと命じるなら  如何様にも従おう
 然し傍観者よ!  この深淵に咲く華を  貴殿らに裁くことは出来ない  我を裁き  我を罰し  我を赦すのは
 そう、あの人だけだから…       (編者)題名は編者が仮につけました。

 

      エッセイ

 今も昔もみんなに愛されているドラえもん。次の 世代の子供達にもドラえもんの良さを教えたいです。       (編者)「ドラえもん」のイラスト略。前の前の世         代?の子供達、つまりぼくも漫画本でドラえもんを         読み、大学院生時代もテレビで見て育ちました。

 鯉です!!       (編者)飛沫の散る水面に飛び込んでいる鯉のイラス         ト略。

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  やわらかいプリンうまいですよねー  病気になった時とか、酔ったときとか、

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  太平洋上でこんなに揺れたら大変だろうなと思っ た。船でたべるプリンは美味しいだろうなと思った。

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  プリンも酒も好きなので太平洋を見ながらプリン を食べたいと思った.

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  夏になるとよく見かけるにゅうどう雲がプリンの ように見えると表現したもの。  プリンと表現したのはどうしてかと疑問を持った. 同じ字余りならゼリーでも同じだと思うしゼリーの 方が水っぽいから雨を感じることができると思う。 一方でプリンは透明でないから暗いことがわかる。 そこでどちらもとってあんにんどうふはどうだろう かと思った。       (編者)ババロアではどうでしょうか?

「夏に入る太平洋上プリン揺れ」(竹下流彩)  こんなふうにプリンという言葉が入っていておも しろいと感じた

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  夏に入る前の梅雨の風の強さが海の水を揺らして いることが想像出来る

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  がんばれくまもと!       (編者)「7・8番のり場(豊肥本線)」の表示板のイ         ラスト略。中央上に「くまもと」その下に「熊本」         さらにその下に「(熊本市)」、その左の正方形の         中に「武者返しの城の駅」と書かれた「くまもと城」         のイラスト、右には右向きの赤い三角形の下に「へ         いせい」その下に「HEISEI」。

  人も旅人われも旅人春惜しむ (山口青邨)   さいしょにみたときにいいなぁと思った。

  人も旅人われも旅人春惜しむ (山口青邨)  旅に最適な気候の春が過ぎてゆくのが惜しいと多 くの人が思うのかなとこの俳句を読んで思った。

  人も旅人われも旅人春惜しむ (山口青邨)  自分が旅人で旅していると他の旅人に会い早く春 になってほしいと惜しむ姿が思いうかぶ。

  人も旅人われも旅人春惜しむ (山口青邨)  昨日(5月5日)は立夏であった。最近は夜はま だ寒いが、昼は暖かくというよりも暑く、過ごしや すい春はもう終わってしまったのだなと感じ、惜し んでいる。これから、厳しい暑さに耐えていかなけ ればならないと考えると私もこの句のように春を惜 しむ。

  人も旅人われも旅人春惜しむ (山口青邨)  春と夏の境も最近は分かりにくくなっていて気が 付けば夏というのが近年よくあることだと思います。

  人も旅人われも旅人春惜しむ (山口青邨)  夏がくるのは嬉しいけどできれば春のほうが好き だし、旅に出たいと思いました。

  人も旅人われも旅人春惜しむ (山口青邨)  普通の人も旅人も春と春のような旅人との別れを 惜しむ

  望郷の目覚む八十八夜かな (村越化石)     八十八夜が気になった。

  望郷の目覚む八十八夜かな (村越化石)  寝すぎても眠たくて、八十八夜のようだというこ とのように感じました.

  望郷の目覚む八十八夜かな (村越化石)  この句が読んでいて一番景色が鮮明に浮かんだ。

  望郷の目覚む八十八夜かな (村越化石)  青々と生い茂る木々や草花を見ていると春から夏 へのうつりかわりを感じる。故郷も植物のパワーを 感じる風景だろうなあ、と思った。

  望郷の目覚む八十八夜かな (村越化石)  この時期には新天地での生活もひとまず落ち着い て慣れて、自分の故郷のことをふと思い出したりす るのだろうか.なんとなく夜にそのようなことを考 えてしまうのも共感できる。

  奥入瀬(おいらせ)に岩魚になりて住みたくて               (高木晴子) <感想>  奥入瀬のきれいな渓流で泳いでみたいから

  奥入瀬に岩魚になりて住みたくて(高木晴子)  だんだんと蒸し暑くなってくるのでマイナスイオ ンがさんさんと出ている奥入瀬でひっそりと暮らし たい。水風呂が好き。

  奥入瀬に岩魚になりて住みたくて(高木晴子) ・川の渓流魚である岩魚は激流の中にも関わらず、 あせりもせずに暮らしていて、うらやましい。       (編者)「かかわらず」は「関わらず」ではなく平仮         名のままか、「拘わらず」のどちらかです。

  奥入瀬に岩魚になりて住みたくて(高木晴子)  自分も、奥入瀬に行きたいと思った。

八十八夜をかしきものに鯉のひげ(鍵和田ゆう子)    ―――――○―――――○―――――  5月1日には、いたるところの家が鯉のぼりを出 して、鯉が泳いでいる様子が浮かぶ。       (編者)作者名の「ゆう」のフォントがないため止む         を得ず平仮名にしました。

八十八夜をかしきものに鯉のひげ(鍵和田ゆう子)   5月といえば鯉だなあと思った。

八十八夜をかしきものに鯉のひげ(鍵和田ゆう子)  状景を思い浮かべるととても良いと思ったから。

  八十八夜をかしきものに鯉のひげ            (鍵和田ゆう子)  吉見の川にいる鯉を思い浮かべます。

◎プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ(石田波郷)   面白い俳句だと思った。

  プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ(石田波郷)  プラタナスという単語にめずらしさを感じた。

  おそるべき君等の乳房夏来(きた)る               (西東三鬼)     男のきょうみをひくものでした.

  骨酒(こつざけ)の岩魚は花のごとくづれ               (山本聚竹)  魚の頭の骨で酒を飲んでみたいものだなと思いま した。

 

  かき氷シロップかけすぎ水になる  ピムの物語のプリント(9)に出てくる、”土人”とは、 どのような人たちのことなのですか。       (編者)これは今は使ってはいけない言葉です。名訳         なのでそのままにしました。原住民と言う意味です         が、文明人から見た軽蔑が入っています。

  ジブリ映画いつもよびおこす若き自分 [解説]  前に近所の子供達が家に来て、一緒にスタジオジ ブリの『千と千尋の神隠し』を見ました。僕がジブ リの中で最も好きな作品です。作中でのシーンや、 メロディーが昔見た時の自分を思い出させ、一緒に 見ている小学生の存在もあり、とても懐かしくて泣 けてきます。

  頭からチューブいろいろ出でし夏(新井和昭) 意味がわからないけどなんか気になりました

  頭からチューブいろいろ出でし夏(新井和昭)  おもしろおかしくかいてあるが、状帯を知るとと ても笑えないです。       (編者)「状態」です。

  頭からチューブいろいろ出でし夏(新井和昭)  チューブは治療のためのものらしいが、それなら 夏じゃなくてもいいのでは…  たまたま病気にかかったのが夏で秋や冬でも問題 ないと思う。それとも、夏に発病しやすい病気だっ たのだろうか。

  頭からチューブいろいろ出でし夏(新井和昭)  なんかこわい感じがしたが、海にもぐっているの かと思った.

  頭からチューブいろいろ出でし夏(新井和昭)  夏は暑すぎて、頭からいろいろ出てきそうという ことを表現しており、自分も非常に共感できる詩だ なと思いました。

  頭からチューブいろいろ出でし夏(新井和昭)       (編者)頭から針金のような2本のチューブが出て困っ         た表情をしているイラスト略。

  頭からチューブいろいろ出でし夏(新井和昭)  夏のチューブがさまざま世の中に出ていく感じが してとてもよい。

  頭からチューブいろいろ出でし夏(新井和昭)       (編者)海には首長竜、潜水艦、日誌、サメ、溺れる         人、人の立っている船、空にはカブトムシ、スイカ、         課題、セミ、クワガタムシが入るシュールな風景のイ         ラスト略。その間にチューブの出た3つの頭(一つは         切断されている)が散らばっている。

  頭からチューブいろいろ出でし夏(新井和昭)  私は夏でも冬でも頭からチューブが出ている気が します。チューブのイメージは赤白青三色のあの歯 磨粉のイメージです。

「頭からチューブいろいろ出でし夏」(新井和昭)  頭からチューブという斬新な句で、いまいち何を しめしているかわからない。  でも個人的にはチューブ=汗なのかと考える

  かき氷つつき空母を轟沈(ごうちん)す                 (長谷川岳)  空母を轟沈す、これは第二次世界大戦の時期では ないでしょうか。  かき氷をつつく。これは余裕を表していると思い ました。なのでかき氷を食べながらでも空母を倒す ことができるととらえました。これはミッドウェー 大戦の前のことを表していると思います。  ミッドウェー以降は、日本はボロボロにやられる のでそう思いました。あかんこれ.       (編者)個性的で面白い感想です!

  かき氷つつき空母を轟沈す (長谷川岳)       (編者)ガラスの器に入ったリアルなかき氷のイラス         ト略。

「かき氷つつき空母を轟沈す」(長谷川岳)  私も夏といえば夏祭りなどで食べるかき氷が思い 浮かびました。暑いのは嫌いだけど夏に食べるかき 氷は大好きです。

かき氷つつき空母を轟沈す (長谷川岳)  ・かき氷と空母のようなイメージが対象的なもの   を入れてるところがすごいと思った。       (編者)「対照的」です。

  かき氷つつき空母を轟沈す (長谷川岳)  夏にろうかに寝ころがってかき氷食いながら艦こ れしている作者のだらしない姿が想像できる。

  かき氷つつき空母を轟沈す (長谷川岳)  普通にそのまま意味をとらえるとすごい詩だなと 思いました。

  かき氷つつき空母を轟沈す (長谷川岳)  かき氷の氷がシロップにとけていく様子を空母が 沈む様子に見立てているのかな、と思った。

  かき氷つつき空母を轟沈す (長谷川岳)  轟沈された氷の空母は氷山空母かなにかかと笑い そうになりました。昔氷で作ったようさいを使おう とした国があったそうですね。寒そうですけど。

  船よりも白き航跡夏はじまる (鷹羽狩行)  端艇に乗って、クルーの人がこぎ、なぎいている 海に白い波が立つのを見て夏だなあと思いました。       (編者)「なぎいて」は「ないで」?

船よりも白き航跡夏はじまる (鷹羽狩行) [感想]   晴れている中、海にできる白い航跡を見て夏を  感じているのかなと思いました。

  船よりも白き航跡夏はじまる (鷹羽狩行)  船が好きで、この詩に目がとまったから。

  船よりも白き航跡夏はじまる (鷹羽狩行)  初夏のすがすがしい海の上で船の引き波が白く鮮 やかな景色が思い浮かべられる。

  船よりも白き航跡夏はじまる (鷹羽狩行)  夏は天気が良く、キラキラと輝く海面に船が進む のに立てた白い波がうまれていく情景が目に浮かん できて、大変爽やかでした。

  船よりも白き航跡夏はじまる (鷹羽狩行)  青と白でできた世界をイメージした。夏の始まり をイメージできた。

  船よりも白き航跡夏はじまる (鷹羽狩行)  日差しが強くて、海がより青く見える。その中に 船の白い航路が目立つのかなと思いました。

  鮎焼く火瀬音涼しくなりしかな(古賀まり子)  きれいな川の鮎は本当においしい。獲った鮎を川 のそばで七輪で焼いて食べる。いつかそんなことを してみたい。

  鮎焼く火瀬音涼しくなりしかな(古賀まり子)  川の横で釣ったアユを焼いている姿を想像した。       (編者)焚き火の上に垂直に立てられたアユのイラス         ト略。

  鮎焼く火瀬音涼しくなりしかな(古賀まり子)       (編者)所々に石の出ている渓流のそばの岩の散らば         った河原にある丸く石で囲まれた焚き火と、横に置         かれた、焼けた串刺しのアユのイラスト略。

『鮎焼く火瀬音涼しくなりしかな』(古賀まり子)  塩焼きしたアユは、とてもおいしいよな… と、ふと考えていたら、お腹がすいてきました。       (編者)バーベキューのコンロの網の上に置かれたア         ユのイラスト略。

  鮎焼く火瀬音涼しくなりしかな(古賀まり子)  夏の夕暮れで涼しくなっている外で、鮎を焼いて いる七輪の炭のパチパチ鳴ってる音と、鮎にいい感 じの焼き目がついてるところを眺めている、という 風景が思い浮かびました。腹が減りました。

  オーボエ奏者海藻のごとゆれて夏(堀口星眠)  吹奏楽部だったのでとてもしっくりくる句でした。 私は打楽器で後ろでいつも演奏していたのでオーボ エや他の木管楽器の人たちがゆらゆらゆれているの を見ていました。       (編者)揺らめく水面を泳ぐ胸ビレの広い魚のイラス         ト略。

  オーボエ奏者海藻のごとゆれて夏(堀口星眠)  オーボエ奏者が暑さにゆれているのかまたはオー ボエをひきながらゆれているように感じた。

  オーボエ奏者海藻のごとゆれて夏(堀口星眠)       (編者)立ってゆれている3本の海藻と左右の音符の         イラスト略。

  オーボエ奏者海藻のごとゆれて夏(堀口星眠)  私はオーボエ奏者です。この詩は、演奏中の上下 左右に揺れすぎている様子を思い浮かべました。

(編者)「オーボエ奏者海藻のごとゆれて夏」(堀口星眠)を写し  間違えて   オーボエ奏者海藻のごとゆれ夏  気分が乗って身体が揺れているのだろう。そして それが海中の揺れる海藻のように見えたのだろうそ れいにしても五・七・五とはかけはなれたリズムで ある。

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子)  ふるさとの情景と夕月の香りが伝わってくる.

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子)  故郷のことをうたっていていいと思った

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子)  故郷や田舎の夕暮れ時にでてきた月の下でやいて いる鮎を想像させる。そんなゆっくりとした所で過 ごしてみたいと思った。

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子) (感想)→夕暮れどきに鮎を食べている情景がうか      ぶ

  図書館は大緑陰の中にあり (大串章)  高校時代を思い出した。図書館で友達と静かに受 験勉強をしていたのを思い出した。

図書館は大緑陰の中にあり (大串章)  → 緑の中のとしょかんがあったら幸せなきもち になります。

  図書館は大緑陰の中にあり (大串章)  図書館はどこもおちついた涼しげな雰囲気があり それを彷彿とさせられた

  図書館は大緑陰の中にあり (大串章)  夏の暑さの中少しでも涼しいところへ行きたいた め、緑がおいしげっている図書館は避暑地であるこ と。

  初夏のひかりを湖(うみ)の上にかな                 (山田照子)  まぶしい太陽の光が水面で反射して輝いている光 景を見ると夏が来たと確かに感じる.なぜ海じゃな く湖にしたか少し疑問に思った。

◎初夏のひかりを湖の上にかな (山田照子)  湖に反射する日の光が夏の始まりを知らせる。海 ではなく湖だというところがまた魅力的だと思う。

初夏のひかりを湖の上にかな (山田照子) ・暑くなってきたときに太陽の光が湖の上を反射し    て光っているように見えると感じた.

  初夏のひかりを湖の上にかな (山田照子)  夏の太陽が湖の水面を照らしていることが想像で きる.

  大和路やかき氷にも茶の香り (成田千空)  夏がきたな、と思わせてくれて早くかき氷たべた いです。

  大和路やかき氷にも茶の香り (成田千空)  ”ついに夏が来た”という気持ちが強く感じれる詩 だと思った。

  大和路やかき氷にも茶の香り (成田千空)  この句を読んで「もう夏なのだな」「もうかき氷 がおいしい季節が来るのだな」と感じた。先生が解 釈を言う前に、私はこの句を読んで、茶の香りはか き氷の味が「宇治抹茶」だったのではないかと想像 していた。先生の解釈のヒントを聴いて、大和路と いうお茶屋さんがあるところの店先で休憩していて、 かき氷を食べているという情景を思い浮べた。その 情景を思い浮べるとどこかから風鈴の音が聞こえた ような気がした。       (編者)「思い浮べる」は「思い浮かべる」です。い         つも素敵な解釈をありがとう。

”大和路やかき氷にも茶の香り” (成田千空)  大和路なので今の奈良に至る道の途中の茶屋で、 注文したかき氷はどこかお茶の香りが漂っていた。 お茶の産地だからなのかもしれない.宇治抹茶や 宇治金時を頼めばなおのこと風情があっただろう。

「森のごときをんながねむる夏電車」(平井照敏) (俳句ってのは解釈が難しいです。 夏のむし暑い日に冷房が効いた車内はとても爽やか で、この女の人、森でうたた寝してっしてるんじゃ… などと俳句を見ながらイメージを思い浮かべるのは 楽しいことだなと思いました。)

◎森のごときをんながねむる夏電車(平井照敏)  夏の電車の心地よさを表している感じで面白かっ た。

  森のごときをんながねむる夏電車(平井照敏)  静かな夏の日を浴びた森の中をゆっくりと走る幻 想的な電車の様子をうかがえる。

 鮎(アユ)、年魚、香魚    鮎が食べたくなりました。

船よりも白き航跡夏はじまる (鷹羽狩行)  感想   初夏の水面に映し出された船の航跡が徐々に蒸    し暑くなっていく夏に涼しげなイメージを与     えるとともに、これから始まる夏への期待      が感じられるよい句でした。 鮎焼く火瀬音涼しくなりしかな(古賀まり子)  感想   川で獲れた鮎を頂くために用いている人、涼し    げに瀬音を鳴らしている川の水が巧みに対比     として使われていて、素晴らしい句だと思っ      た。

 

 川棚温泉のほうに行ったときに麦畑を見かけた気 がしたが、夏ではなく秋の作物だと思っていたので 雑草なのかと思っていた。  麦のとり入れどきは6月だが、その時期を「麦秋」 という。秋には収穫の意味があるのだろうか。詳し くは分からないがおもしろい表現だと思った。       (編者)その通りです。「収穫」の意味が込めれてま         す。

  暑き日に黒鯛(ちぬ)もつられる西瓜の実  どっかの地域ではチヌをスイカの実で釣るという 話を聞いた気が…。  スイカおいしいです。はい。 余談)「テケリ・リ」ってどこかで見たことがある  と思って調べたらラヴクラフトの「クトゥルフ神  話」に出てくる呪文?で「ピムの物語」が元ネタ  になってるんですね。       (編者)他の作家にまねされて、ポーも幸せです。

  ひまわりの時期に生けれし我が童      その子今在りしはひまわりより高し (訳)  ひまわりの時期に生まれたわが子。  その子も今は、ひまわりより高い所にいる。(成  長したか死んだかどちらにとらえられる。)       (編者)「ひまわり〜所にいる」には波線が引かれ、         カッコ内は雲のような吹き出し。

  鵜!!       (編者)羽1枚1枚まで描いた精悍な鵜のイラスト         略。

  今晩も一束ゆでる麦の麺  一人暮らしにおける料理のレパートリーの少なさ を俳句にしました。       (編者)真っすぐな麺のはみ出た大きな鍋を火にかけ         ている、メガネをかけた男のイラスト略。料理のレ         パートリーはそのうち少しずつ増えていきますよ。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  この俳句を読んだとき、水揚げされた鯖がまだ生 きていて、鯖の上をビチビチはねているのが想像で きました。新鮮さがわかる俳句だと感じました。鯖 のみそ煮が食べたい。

『水揚げの鯖が走れり鯖の上』(石田勝彦)  鯖を釣り上げた後のかごの中を見て、”走っている” という表現をしているのは面白いなと思いました。       (編者)かごに入った多くの鯖のうちの1尾が飛び上         がって水滴を2滴飛ばしているイラスト略。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  銀の、鯖の新鮮さが伝わってくると思います。鯖 の上を鯖が走っているというのもなんとなくわかる ようなきがする。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦) 「感想」・活きのよい鯖がピチピチと跳ねている様 子が思い浮かばれる

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦) (感想)  鯖が水揚げされてなお泳ごうとして、鯖が鯖の上 ではねる様子が、鯖の上で泳いでいるように見える、 という詞だと思った。想像するとなんだか少しおか しな気分になった。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  新鮮さ溢れる感じがします。鯖、美味しいですよ ね。照り焼きや味噌、鯖寿司もいいですね。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  魚の新鮮な姿が象抽的に表れている詩だと思った.       (編者)「象徴的」それとも「抽象的」?

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  直接伝えているわけではないが、大漁で船上がに ぎわっている様子が目にうかぶ。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  大漁である状況であると思う。  たくさんの鯖がとれて、鯖が鯖の上であばれてい るようすだと思う。

”水揚げの鯖が走れり鯖の上”(石田勝彦)  漁船が港に帰り、大量の鯖が水揚げされたのだろ う。地元の釧路も数年に一度鯖が大量に水揚げされ るのを思い出し、ふと帰りたくなったものである。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  水あげされて泳ぐことができなかったのに地上で 「走る」という表現がいいと思いました。

◎水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)   面白い俳句だと思った。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  この句は鯖がとんでもなく大漁取れたことをあら あしているのだなあと思いました。       (編者)「あらわして」?「大漁」はひょっとして         「大量」?

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  鯖を大漁に水揚げしたんだなと思った。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  私がこの作品を選んだ理由は水揚げの際にたくさ んの鯖が元気よくはねている様子が目にうかび鯖が 食べたくなってので選びました。       左向きの3尾の魚の簡単なイラスト略。1尾だけ点を         まぶしてある。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  すごく想像できる詩だと思った。自分には書けな い

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  この時期が旬である鯖の水揚げの様子が描かれて いて、鯖好きの自分としては、たまらない。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  そろそろ鯖のきせつだと感じ、だいこんおろしと ポン酢で食べたいと思った。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦) ―――――○―――――○――――― 水揚げの網に大量にかかった鯖が飛び回る様子を鯖 が鯖の上を走っていると表現しているところが気に 入った。

  水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦)  水揚げされたサバがビチビチと跳ね回る光景が目 に浮かんだ。

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳) 感想  最近は家の中で遊ぶ子供が多く、日の長さを気に することがないのかも。時代を感じる詩だと思った。

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳)     楽しそうだなと思いました.

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳)  日が落ちるのがだんだん早くなってくる秋の夕方 に夕日に染まりながらはしゃぐ子どもたちの姿を想 像します。       (編者)「麦の秋」とは初夏、つまり5月、6月のこ         とです。

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳) [感想]    冬からだんだんと日が長くなり、夕方でも明 るい中、子ども達が元気に遊んでいる、ほほえまし い状況だなと思いました。

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳)  夜がまた日が沈むのが遅いときに麦が広がってい て秋が訪れるのだろうと思った       (編者)「麦の秋」とは初夏、つまり5月、6月のこ         とです。

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳)  日が落ちるのも早くなりつつある秋に日が暮れて も子どもが麦畑の近くで遊んでいる姿が想像できる。

”夕べまだ子供のあそぶ麦の秋”(脇村禎徳)  秋というと麦が連想されるのはわかる気がする。 昔の秋は、今より日が長いから夜くらいまで遊べた のかな?と思いました。       (編者)「麦の秋」とは初夏、つまり5月、6月のこ         とです。

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳)  一日の日がでてる時間の長さが子供たちが遊んで いることが想像できる。

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳)  夏は夕方になっても明るいものなので子どもたち にとっては長く外遊びができる楽しい季節だと思う。

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳)     なつかしい気分になった。

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳)  初夏になり日没が遅くなったため、子供たちの遊 ぶ時間が伸び喜んでいる様子が頭に浮かんできた。

 ”夕べまだ子供のあそぶ麦の秋”(脇村禎徳) 感想  冬は暗くなるのが早いが、秋はまだまだ明るい時  間が長かく、また夕焼けがキレイなので、子供は  元気に外で遊ぶ。       (編者)ああ、ちゃんと言ったと思うのですが…、麦         秋は初夏のことです!

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳)  この句を読んで夏なのだということを感じた。な ぜ、感じたのか。夕べにまだ子供が遊んでいるから である。子供が遊んでいるということは遊ぶことが できる程、明るいということだ。夏が日が長く、夕 べもまだ明るい。私も小さい頃、夏の夕方は暗くな るまで遊んでいて、冬よりも長い時間遊んでいたな と思い出した。  私は夏の日が長いところが好きであり、そして、 午後六時頃も明るい外を見て、「夏が来たのだ」と 毎年感じている。

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳)  最近は夜暗くなるのが遅く、公園で遊ぶ子供の数 も増えたような気がします。近くを走る時は、ひや ひやするものです。

夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳) 夕日が出るまであそぶ子供と夕日が麦を写すのが思 いうかぶ。

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳)  まさにここで見られる風景だと思った

  夕べまだ子供のあそぶ麦の秋 (脇村禎徳)    想像しやすい感じがとてもよい。

「夕べまだ子供のあそぶ麦の秋」(脇村禎徳)  日が暮れるのが遅いため子供がみえる.  それと同時に夏のおとずれも感じることができる.

「夕べまだ子供のあそぶ麦の秋」(脇村禎徳)  日が長くなって、子供たちが遅くまで遊んでいる 様子が想像できる.

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  吉見は自然が多く、海の香りや木の香りが漂う良 い所だなと思っています。

「海からの風山からの風薫る」(鷹羽狩行)  秋は海からは夏の記憶が風をつたって感じられて、 山も紅葉して輝きだす風景が思い浮かんだ。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  夏の風と共にうみのにおいがする感じがした。

海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  …海のにおいと風のにおいが伝わってくる.

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行) ・自分も今海のそばで生活していて、共感できた。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  海からの風に海の独特な匂いをまとわせて風を感 じているところに夏らしさを感じました。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  海と山の対比で美しい青と緑が想像される。緑萌 ゆる初夏が思い起こされる。  きれいで、パワーがもらえそうだと思った。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  海の潮の香りが、町のすみずみまでかおっている.

篝火(かがりび)の火の海や鵜の首がある             (大橋敦子)  <感想>    鵜飼の様子が分かるから

  篝火の火の海や鵜の首がある (大橋敦子)  写真や動画でしか鵜飼を見たことがないのですが、 この俳句を読んでイメージが含らみました。一度観 に行ってみたいです。       (編者)「含らみ」は「膨らみ」か「ふくらみ」で         す。

  篝火の火の海や鵜の首がある (大橋敦子)  岩国の鵜飼の光景がうかんだ。

  篝火の火の海や鵜の首がある (大橋敦子)  篝火に水面が照らされ火の海のように見える。ま た鵜の首が水面から出ていて鵜による篝火漁の様子 だと分かる

篝火の火の海や鵜の首がある (大橋敦子) (感想)   小学生の頃に鵜飼を見に行ったときの映像が頭  に浮かびました。鵜が可哀想だなと思う気持ちは  今でも変わりません。

  篝火の火の海や鵜の首がある (大橋敦子)  夜の鵜飼はとても風流で火に照らされる鵜の姿は 最高の酒のつまみです。

  盲導犬薫風に目をかがやかす (堀口星眠)  歌は少し分かりずらい部分があるがこの歌は風景 を想像しやすく分かりやすい。

盲導犬薫風に目をかがやかす (堀口星眠)   盲導犬も青葉の香りに反応するのだなあなんて   思いました。新しい季節の訪れには、嬉しくな   るものです。

  盲導犬薫風に目をかがやかす (堀口星眠)       (編者)首に何か箱のついた布のようなもの(?)を         巻いた盲導犬のイラスト略。

  麦秋の握手は磁気を帯びている (椎名ラビ)  握手に磁気という言葉を使っているのを見て変わっ て表現だな、と思った       (編者)「変わった」?

  麦秋の握手は磁気を帯びている (椎名ラビ)  空気が乾燥してきてだんだん秋冬と季節が変わる 様子がわかる

  麦秋の握手は磁気を帯びている (椎名ラビ)  麦の磁気が想像できておもしろいです。

(編者)すみません、編者自身が「鵜舟来る鬣(たてがみ)なす炎   (ほ)先立てて」(早崎明)を写し間違えて   鵜舟来る鬣なす炎先立て         (編者)三羽の鵜が水面、一羽が水に潜っていてそれ         らを綱で引っ張っている鵜匠の乗る、篝火のともる         鵜舟のイラスト略。

  鵜舟来る鬣なす炎先立て    一回生で鵜飼漁を見てみたいです。

  白雲の下に擦(す)れ合ふ穂麦哉(かな)(渡辺白泉)       (編者)いちめんに実った麦の向こうの山と、そのま         た向こうの入道雲のような雲のイラスト略。

  黒鯛(ちぬ)つりに虹たつ濤(なみ)の      しづまれる    (西島麦南)  黒鯛がなんで秋の季語なのかが気になります。意 味が伝わりにくい句が増えたのでしっかり調べてい きたいです。       (編者)黒鯛は夏の季語です。ついでに、授業で説明         したように「麦の秋」は初夏のことです。

 ”薫風”を季語として詞はまさに今だなと思いまし た。特に、今吹いている風は少しつめたくて丁度良 いです。鷹羽狩行の詩は、吉見っぽいなと思いまし た。

水揚げの鯖が走れり鯖の上 (石田勝彦) <感想>   夏に賑わいを見せるサバ漁から漁師たちが戻り、  市場に出荷する鯖がどんどんと積み上げられ、活  き活きしている鯖と漁師たちの描写が思い浮かぶ、  すばらしい句であると思った。 篝火の火の海や鵜の首がある (大橋敦子) <感想>   昼間の蒸し暑い夏とは一変して、少し涼しげな  風が吹く夏の夜に、月とともに篝火が海と鵜を照  らしている情景が連想される素晴らしい句だと思っ  た。

◎麦の秋、麦秋  ばくあきとばくしゅうをかけているところが一番 の魅力だと思います。旬である麦が、より秋らしさ を表現していると思います。       (編者)「麦の秋」とは初夏、つまり5月、6月のこ         とです。

 

  自然の苦大湖も知らぬ金魚かな  自然の厳しさ、苦しさ、大湖の楽しさも知らない 金魚は今日ものうのうと鉢で泳ぐ。       (編者)カード左下の、奥ゆかしい竹垣に据えられた         2匹の金魚と藻のいる金魚鉢と、右上の、一羽の(多         分)鷺のいる大湖と、そこへ流れ込む川とその源流と         なる山々のイラスト略。

  朝ぼやけ山の谷間にかかる霧 白鯨(米1851年)   ハーマン・メルヴィル    1919年に、白鯨によって復活 アメリカは「白鯨」である あらすじ 鯨に関する、語源・文献、本文135章+エピローグ  主人公イシュメール  ニューベッドフォードから、ナンタケットへ      ークィークェグとの出会い            ー(人喰い人種) 捕鯨船ピークォド号に乗り込む、クリスマスに出港      ↑キリスト教外の宗教の人々も乗船         ↑キリスト教と異教徒の衝突   ※文章は、やや論文よりである。       (編者)ちゃんとノート取れてますね!

ユリ       (編者)茎の天辺から花が3方向に向いて開いている         大きな百合のリアルなイラスト略。

チームれおん       (編者)大きな長方形の枠の中に、真ん中を横切る4         つの星の列と真ん中を上下に伸びる目にクマのある         パンツだけの男の姿によって分けられた、左上、右         上、左下、右下の空間に順に書かれた「NA」「GA」         「KA」「RI」のイラスト略。

  韓国は近いようで遠い国 (解説)  韓国は日本に近い外国なのに、日韓関係のため遠 い存在になってしまっています。お互いに妥協をし て、仲良くするべきだと思います。

  五月には夏の歌が前に響く  最近、ずっと前から私が五月頃に感じていたもの です。

  小座敷に鱚の天麩羅(てんぷら)      揚(あが)りけり   (星野麥丘人) 感想  そろそろ時期なのでキス釣って食べたいと思った。

  小座敷に鱚の天麩羅揚りけり (星野麥丘人) 感想  キス天を食べたいが、吉見周辺には釣リエサを売っ ているところがないのでイソメの入手が厳しい。

  小座敷に鱚の天麩羅揚りけり (星野麥丘人)  出来たての美味しそうな天麩羅が思い浮かびます。 サックリしててジューシーで美味しいですよね。揚 げたては。  夏が近づいてきて暑いはずなのに今、無性に天婦 羅が食べたくなってきました。

  小座敷に鱚の天麩羅揚りけり (星野麥丘人)  鱚の他にも飛魚など季語となっている魚が多くて 驚きました。水産大学校の近くでも鱚が釣れている ので、今度釣りに行きたいです。

小座敷に鱚の天麩羅揚りけり (星野麥丘人)   すごくそいしそう!!♪

  小座敷に鱚の天麩羅揚りけり (星野麥丘人)  てんぷらのおいしさがとても伝わってくる.

”小座敷に鱚の天麩羅揚りけり”(星野麥丘人)  自身魚として有名な鱚。小座敷のような料亭で安 らぎの一時を堪能している光景が目に浮かんだ。       (編者)「自身」となってますが「白身」?

  小座敷に鱚の天麩羅揚りけり (星野麥丘人)      鱚のてんぷら食べたくなる         でも一匹でいいや。       (編者)背びれ、尻びれが横に伸びている鱚のイラス         ト略

  小座敷に鱚の天麩羅揚りけり (星野麥丘人)  鱚の天ぷらが食べたくなった。

  小座敷に鱚の天麩羅揚りけり (星野麥丘人)  旬の魚の美味しさがとても伝わってくる.

  小座敷に鱚の天麩羅揚りけり (星野麥丘人)  釣りたての鱚を天麩羅にして、おいしく食べてい るのが目に浮かぶ

  小座敷に鱚の天麩羅揚りけり (星野麥丘人)  もう鱚の天麩羅を揚げる季節かと思うと一年が早 く感じた

  小座敷に鱚の天麩羅揚りけり (星野麥丘人)  夏の熱い日に揚がった天ぷらに塩じゃなく梅をつ けて食べる姿が頭に浮かんだ。

ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)    涼しさがあふれる詩のような気がします。

 ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  夏のあつさが伝わる.

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  川の風が体にあたり夏が近づいてきたことが想像 できる.

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  夏の風はすっきりとしていてとても気持ちの良い ものだ。この句は”浅し”だから初夏のころだろうか。 ちょうど今の時期なのかもしれない。

◎ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)    面白い俳句だと思った。

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  この句は夏の思い出を思いだたせてくれます。       (編者)「思いださせて」?

ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)   川風があふれているから夏浅いだということ。

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  おだやかなふんいきが良い感じだと思った。

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  もうすぐ夏が近づき気温が上がっている中サザン オールスターズの曲を聞くともうこの季節かと実感 します。

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  良い風だなあ、とても涼しいと思いながらよんだ と思う

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  涼しげな風が夏の暑さをまぎらわしてくれている。

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  夏で暑くても川や水を見ることで暑さがやわらぐ ようである。

  飛魚の翔(かけ)り翔るや潮たのし(篠原鳳作) (感想)  海を飛魚が水切り石の如く水面に波紋を残して翔 ける姿が活き活きと書かれた句であり、趣がある.

「飛魚の翔り翔るや潮たのし」 (篠原鳳作)  船の上で、飛魚が飛んでいるのを見ると飛魚も暑 い中、一生懸命生きているのが伝わってきて自分も がんばろうという気持ちになります。

  飛魚の翔り翔るや潮たのし (篠原鳳作)      (編者)「たくさんの同心円からなる水面上を飛ぶ、上        から見た飛魚のイラスト略。

『飛魚の翔り翔るや潮たのし』(篠原鳳作)  確かに客観的に見ると、ぴょんぴょん飛んでいる 姿は楽しそうに見えますね…。       (編者)海面から飛び上ろうと胸ビレを広げて半身を         宙に出した飛魚の周りで水しぶきの飛んでいるイラ         スト略。

  飛魚の翔り翔るや潮たのし (篠原鳳作)  なんか軽やかな感じのする歌だと思いました.

  飛魚の翔り翔るや潮たのし (篠原鳳作) 感想  飛魚が何度も海面をジャンプしているのが想像で  きた。  飛魚は捕食者から逃げるためにジャンプしている  が「たのし」とあるので人から見た図が面白いと  いうことでしょうか。       (編者)確かに!

  飛魚の翔り翔るや潮たのし (篠原鳳作)  昔、船に乗っている時に、飛魚が驚いて飛行して いるのを見て、喜んでいたことを思い出した。

  飛魚の翔り翔るや潮たのし (篠原鳳作)    ―――――○―――――○―――――  船旅をしているときに、船の底をのぞいてみると 船の流に驚いて翔ぶ飛び魚の様子が、まるで流と遊 んでいるようにうたった詩。

  飛魚の翔り翔るや潮たのし (篠原鳳作)  夏の青い海の上を飛魚が飛んでいく姿が想像でき る。

  飛魚の翔り翔るや潮たのし (篠原鳳作)  飛魚が海の上を楽しそうに翔んでいる情景が頭に 浮かんできた。

  長生きの泉とやらに口づける (沢田君子)  夏は水が一番のどを潤すと思います。天然水など 直接山に飲みに行きたいです。

「長生きの泉とやらに口づける」(沢田君子)  私も長生きの泉が湧いていたら、たくさん飲んで 長生きしたいと思った。

  長生きの泉とやらに口づける (沢田君子) (感想)・暑い夏の日に泉の水に口をつけて水を飲 みのどをうるおしている様子がこの詩を読むと浮か んでくる.

  長生きの泉とやらに口づける (沢田君子)  とてもシンプルで分かりやすく想像しやすかった。 長生きの泉を見つけたら誰でも同じ行動をとるだろ う。

  長生きの泉とやらに口づける (沢田君子)  筆者の命への並ならぬ執着を感じる。

  長生きの泉とやらに口づける (沢田君子) 「夏」というよりも個人的には「春」の情景が思い 浮かぶ。

◎長生きの泉とやらに口づける (沢田君子)  何か夢のような俳句でとてもいいです.

  長生きの泉とやらに口づける (沢田君子)  長生きしたい。100歳まで。

  長生きの泉とやらに口づける (沢田君子)  人の手が入っていない自然のままの泉というもの はいったどんな風に見えるかなと考えたくなりまし た。きっと手ですくって飲むとうまいのかもしれま せん。

  長生きの泉とやらに口づける (沢田君子)     涼しげな泉が視える

  百合ひらく匂袋を解くように (南千恵子)       (編者)2本の花開いた百合と1本のつぼみの鮮やか         なイラスト略。

  百合ひらく匂袋を解くように (南千恵子)  袋をはらりと開く感じをイメージできた。匂袋な のでいい匂いがしそうだ。

  百合ひらく匂袋を解くように (南千恵子) (感想)  百合の花がひらくと同時に、香りが一気にくる。 そのため、つぼみを匂袋と呼んでいるのだろう。思っ たことは匂袋よりも香袋にしたほうが、美しいと思 う

  百合ひらく匂袋を解くように (南千恵子)  季節が夏になりゆりの花がひらいて香りがただよっ ている様子がうかがえます。匂袋という言葉も夏の 季語らしいです。

  百合ひらく匂袋を解くように (南千恵子)  百合が開花して、いい匂がする感じがした。

  百合ひらく匂袋を解くように (南千恵子)       (編者)下向きの花をいくつも頭につけた百合のイラ         スト略。

  百合ひらく匂袋を解くように (南千恵子)  百合の匂いはあまり好きではないです。匂袋とい う表現が似合うと思いました。今でいうと「サシェ」 か?

  百合ひらく匂袋を解くように (南千恵子)  百合の花が咲いた瞬間に匂袋のような良い匂がす るイメージが伝わってきた。

  夏座敷となりの猫が座りをり (安藤三保子) [感想]   猫がいつのまにか自分の家にポツンと座ってい るのどかな様子だなと思いました。

  夏座敷となりの猫が座りをり (安藤三保子)  猫が寄りそうのが頭に浮かんできて、ほっこりす る気持ちになれた

夏座敷となりの猫が座りをり (安藤三保子)   平和な日常を表現しているように思えた.           静かな日の情景だと思った.

  夏座敷となりの猫が座りをり (安藤三保子)  猫が涼を求めて座敷の自分の横に座っている様子 が浮かんだ。とても風流だと思う.

  水中の水のこゑごゑ泉湧く (廣田よしかね)  水の中で透明な湧き水が、たくさん湧いて、光の 反射でもこもこしている様子が感じられる。

水中の水のこゑごゑ泉湧くー 暑くなってきました。 駅紹介 No.1 福岡県 北九州市 JR九州 ○鹿児島本線、日豊本線、山陽本線、福北ゆたか線、 日田彦山線の列車、電車がのり入れる ○また、山陽、九州新幹線ものり入れ、すべての新 幹線がとまる。 ○今では少なくなったホームでうどんの店を出して いる。オススメは、1、2、3、4番ホームと2階 にあるうどん店の「かしわうどん」。かしわのだし とうどんがマッチしておいしい。 ○オススメの駅弁は「かしわめし弁当」。折尾でも 売っているが、小倉でも買えます。 ○旅をした後、駅で「かしわうどん」を食べて地元 に帰った実感を味わっています。       (編者)中央上に「こくら」「KOKURA」「小         倉」、右下の赤く細長い右向き三角形の下には「門         司」「MOJI」、左下の赤く左向き三角形の下には        「にしこくら」「NISHI-KOKURA」、中央下には四角         い「たいこをたたく図」のある駅の行先表示板のイ         ラスト略。

  水中の水のこゑごゑ泉湧く (廣田よしかね) 「こゑごゑ」という表現は「ゴボゴボ」という表現 と似ている気がする。読むだけで涼しくなった。

  水中の水のこゑごゑ泉湧く (廣田よしかね)  この句を読んで、夏を感じたのと同時に、涼しさ を感じた。「水中のこゑごゑ」という部分は次のよ うに解釈した。水の中で魚などの水の生き物がざわ めく。声というのは、この時の水の生き物であるの だろうなと考えた。また、生き物たちのざわめきに よって、水の中に気泡が生まれる。気泡がぶくぶく いうと音が鳴る。それが、水の声なのだろうなと思っ た。泉が湧くときに、たくさんの泡がでる。始めて 湧いたときの泡は外の世界への挨拶なのだろうなと 考えると、水は生きているのだなと感じた。

  行(ゆく)雲をねてゐてみるや夏座敷(野坡)      夏の風景を思いうかべた

  行雲をねてゐてみるや夏座敷 (野坡) (感)私の住んでいる家も、タタミの部屋があり、 そこで寝転がって空を眺める時の気持ちが思い出さ れるようです.

「百合白く雨の裏山暮れにけり」(泉鏡花)  今から梅雨に入るので、雨に濡れている花を見る ことができます。この詞のように、花がいつも以上 にキレイにみれたら良いなと思います。

  お花畠近づく岩間岩間に花 (橋本美代子)  夏の季節の自然豊かな情景が伝わってくる.

 

 鯨は冬の季語らしいです。どうして冬なのですか?       (編者)えっ、なぜ?物の本によると、回遊する鯨が        日本近海にやって来るのが冬だからだそうです。江戸時        代には鯨は冬の風物詩だったのでしょう。潮を吹く可愛        い鯨のイラスト略。

オニオコゼ       (編者)(失敗しました)、(似ませんでした)と書        かれ×で消された一匹と、かなり大きなもう一匹のオニ        オコゼのイラスト略。素人意見ですが、ちょっとヒレの        位置がずれているような気がします。

  梅雨の日の夏が来るぞ夏休み  梅雨が来るのでこれをつくりました。

  パセリ青し日曜といふ週はじめ (岡本眸)  意味が良くわからないがなんとなくさわやかで清 々しい気持ちになった。

パセリ青し日曜といふ週はじめ (岡本眸)   →パセリが青いのと、日曜が週のはじめとの因    果関係がつかみにくい。

  パセリ青し日曜といふ週はじめ (岡本眸)  日曜日にお店で何か注文したら、パセリが添えら れた食べ物が出てきた…という光景が目に浮かんだ。 「週はじめ」を意識しているから時間帯は朝だと思 う。

 パセリが夏の季語だと初めて知りました。

  パセリ青し日曜といふ週はじめ (岡本眸)     のどかだなーと思いました.

  パセリ青し日曜といふ週はじめ (岡本眸)  意味がよく分からなかった.もっと意味が分かる よう勉強したい.

パセリ   私は、パセリは全部食べている。なぜなら、栄   養価が高いからだ。

「パセリ青し日曜といふ週はじめ」(岡本眸)  パセリが青くおいしいのはすぐにおわると示して るのかと考えます.

  パセリ青し日曜といふ週はじめ (岡本眸)  「パセリ」というカタカナの外来語が俳句に使わ れていることが不思議な感じがしました。パセリの 時期か分からず夏なのかな、ということにおどろき ました。

  パセリ青し日曜といふ週はじめ (岡本眸)  パセリが好きなのでこれがとてもいいと思った。

  パセリ青し日曜といふ週はじめ (岡本眸)  日曜という休日のゆったりとした朝食に出て、添 えられたパセリが思い浮かぶ。

  パセリ青し日曜といふ週はじめ (岡本眸)      すごく斬新でいいと思いました。

  パセリ青し日曜といふ週はじめ (岡本眸)  週初めはパセリのように青々としていると思った。

(編者)「パセリ青し日曜といふ週はじめ」(岡本眸)の「週」を  を書き間違えて   パセリ青し日曜といふ周はじめ (岡本眸)  パセリが青い。この言葉を聞いて、夏を感じた。 夏は植物や生命などが一番活発な時期である。パセ リも青くなるであろう。「日曜という周はじめ」は 日曜日が一週間の始まりの日であると解釈した。私 は、今まで、月曜日が一週間のはじまりだと思って いたが、日曜日が周はじまりと考えると一週間が今 までと違って見えた。

  パセリ青し日曜といふ週はじめ (岡本眸)  暑い季節になってきて、植物も生成を始めている。

◎パセリ青し日曜といふ週はじめ (岡本眸)  俳句に洋風なパセリという語句が入っていておも しろい、青が夏らしさを感じさせる.

  驚愕(きようがく)のまま氷漬け鬼虎魚                 (福田貴志)  水揚げされたオニオコゼが新鮮さを保つために、 箱の中に入れられ氷が上の乗った様子が目に浮かび ました。目を見開いた様は、確かに驚いているみた いです。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  虎魚のおこったようなおどろいたような顔の様子 がよく表されている。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  オコゼのブサイクとも言える表情をうまく表現で きているな、と感じた。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  カサゴ・メバル・オコゼの唐揚げはうまっすよねー

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  オコゼの顔が元から驚いたような顔をしているの で、氷漬けにしたらそのようになったのだと思った。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  私もよく釣りに行きますが、釣ってきた虎魚を処 理し、冷蔵庫へ入れた後、取り出す時の虎魚の表情 はなんとも言えない気持ちになります。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志) ―――――○―――――○―――――  魚屋に並ぶ鬼虎魚の姿が口を大きく広いていて、 まるで驚愕しているかのように見えているという感 じ。       (編者)「開いて」です。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  元から恐い顔をして虎魚が氷で〆められ驚愕のま まとなっている。鬼虎魚はおいしい魚だが釣った感 じカサゴと大して変わらず釣り上げてもなおカサゴ かと一瞬思わされる魚である。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  この句は虎魚という毒のある魚が氷漬けされてい ても虎魚の顔のおそろしさをつたえている。

◎驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  驚愕という言葉を使っている所が面白かった。

  飼猫に噛まれし夢の明易し (石田栄子)  うちで飼っている猫も噛みぐせがあるので親近感 を抱いた。

「飼猫に噛まれし夢の明易し」(石田栄子)  猫に噛まれると夢からさめるように夏は目がさめ やすい季節だと思った。

「飼猫に噛まれし夢の明易し」(石田栄子)  夢は不思議な物で、例えば、窓を明けたまま寝て いると夢の中で寒い所に行っていたり、周りの環境 と夢の中での環境が合っていることがよくあります。

  飼猫に噛まれし夢の明易し (石田栄子)  かわいい飼猫に噛まれるほどつらいものはない.

(編者)「飼猫に噛まれし夢の明易し」(石田栄子)を写し間違え   て   飼猫の噛まれし夢に明易し     おちが面白かった。

  飼猫に噛まれし夢の明易し (石田栄子)  夢が明けるのが、梅雨が明けるように、じわじわ と目が覚めてからもなごりのあるように天気もすぐ には回復しない

  飼猫に噛まれし夢の明易し (石田栄子)  飼猫に噛まれて、起きる朝は、夢からさめやすく、 深い眠りから覚めやすいものだということだと思っ た。

  見えてきし海に馬立つ夏野かな (皆吉爽雨)  都井岬に行きたくなりました.

  見えてきし海に馬立つ夏野かな (皆吉爽雨)   夏が近づいてくる感じがした

  見えてきし海に馬立つ夏野かな (皆吉爽雨)  夏の始まりを感じられた。

  見えてきし海に馬立つ夏野かな (皆吉爽雨)  さわやかな感じが良かった

  見えてきし海に馬立つ夏野かな (皆吉爽雨)  海に広がる、偉大な光景が馬立つと表現していて 面白い。

  胃の中に入りて虎魚のにらみゐる(宮坂静生) 感想  胃の中に入ってもオコゼのイカツイ顔を思い浮か べてるのだろうか。まだ食べたことはないが、父に よるとおいしいらしいので食べてみたい。

  胃の中に入りて虎魚のにらみゐる(宮坂静生)       (編者)海底の3つの岩の間にいるオコゼのイラスト        略。

  胃の中に入りて虎魚のにらみゐる(宮坂静生)  虎魚にはヒレの先に毒がある.調理用にと取り除 いた所でおそろしさはそのまま残って胃に入っても なお恐ろしいのだろう.

  胃の中に入りて虎魚のにらみゐる(宮坂静生)  虎魚の顔はいつも不機嫌な様子だから作者がきっ と自分の胃の中でもこの顔のままなのだろうと想像 したのかな。おもしろい.

  胃の中に入りて虎魚のにらみゐる(宮坂静生)  岩の間に入ってにらみ続けている虎魚を食べて尚、 胃の中でも同じことをしているという発想が面白い。

  水に身をまかす水草明易(あけやす)し             (古賀まり子) 感想 日が長くなった夏の穏やかな夜に、水の中で   は水草が穏やかな水の流れにまかせ、踊るよう   に動いている情景がきれいな句であると思った。

  水に身をまかす水草明易し (古賀まり子)  水の流れに身をまかせるところが気に入った.

  水に身をまかす水草明易し (古賀まり子)  夏の終わにに夜が短くなってきていることが 想像できる。       (編者)「終わにに」は「終わりに」?

  水に身をまかす水草明易し (古賀まり子)  くらげのようにただよってみたいです。       (編者)私も!どっかぶらっとしていたい…。

  珊瑚礁卯波ちりちりばらばらに(阿波野青畝)  このような光景は写真や映像でした見たことがな いので、いつしか実際に見てみたい。

  珊瑚礁卯波ちりちりばらばらに(阿波野青畝)  卯月のころに海に立つ波によって珊瑚礁がばらば らになって流れてしまう、時の流れを感じる排句だ と思いました。       (編者)「俳句」です。

  珊瑚礁卯波ちりちりばらばらに(阿波野青畝)  さんごが波うち際でばらばらになる様子がわかる。

  珊瑚礁卯波ちりちりばらばらに(阿波野青畝)  ”ちりちりばらばら”という音が可愛らしいと思い ました。

 卯波  おだやかな時も激しい時もある波 ひとの恋あはれにをはる卯波かな (安住敦)  悲しいけどそんな気持ちも経験してみたいと思う

「ひとの恋あはれにをはる卯波かな」(安住敦)  僕の恋のようでした。恋はすぐおわりたくないが、 波のようにさっていかないようにしたいです。       (編者)僕の恋もそうでした。

  ひとの恋あはれにをはる卯波かな (安住敦)  人の恋も波のようにさっていくのは悲しいと思い ました.

「嶋々や千々にくだけて夏の海」(芭蕉) 感想  夏の海はとても気持ちが良い。日焼けだけには気 をつけて楽しみたいと思う。

嶋々や千々にくだけて夏の海 ー 松島の風景を思い   だします。 駅ファイルNo.2 広島県 広島市 JR西日本 ○山陽本線、呉線、可部線、芸備線の列車が乗り入  れる。 ○最近は227系という新車が造くられ半分はこの広  島駅に乗り入れている。 ○新幹線ではのぞみが始発列車として出発する。 ○おすすめの駅弁は「かきしゃもじ弁当」、かきを  これでもかというほどいっぱいにいれている。お  いしい。 ○駅のホームに売店(キヨスク)はなくホームを一  度出なければならない。 ○最近はホームが新しくなり、利用者にとっては使  いがっても良い。       (編者)駅の行先表示板のイラスト略。行先表示板は         上半分は、上右端に[広]、中央に「JR広島」、その下         に「ひろしま Hiroshima」、下半分には左に「←て         んじんがわ Tenjinngawa」、右に「→しんはくしま         Shin-Hakushima」。編者は中高生の頃広島の高校に         通ってました。その頃、下半分の左の駅は「横川」で         した。右半分も違う名前だったように思います。(も         う40年以上前で覚えていません…)にぎやかになっ         て駅が増えたのですね!

  みづうみをわたる雨あり明易し (中田剛)  風景が見て感じとれるようだった。

 

 小説と映画ではだいぶ雰囲気が変わりますね。時 代も文化も、そして環境も違うのでとても興味深い です。次週も楽しみにしています。

  鮴(ごり)さわぐ油の海で泳がされ  ヨシノボリ、カジカ、ヌマチチブ、ウキゴリどれ も揚げればおいしかった、

ツバメ、       (編者)三方向に向かって飛ぶ、のどの赤いツバメの         リアルなイラスト略。

  噴水がパチパチパチいうて落つ(京極杞陽) 感想   都会の夏の風景が思い浮かぶ。アスファルトの  上に噴水の水が落ちてじわっとなる中、小さな子  供がはしゃいでる様子は、毎夏のニュースで見ら  れる。

  噴水がパチパチパチいうて落つ(京極杞陽) (感想)噴水の水しぶきがきれいな様子がこの詩を  読むと頭の中に浮かんでくる

  噴水がパチパチパチいうて落つ(京極杞陽)  噴水から水が出てきて、パチパチと落ちている感 じがした.

  噴水がパチパチパチいうて落つ(京極杞陽)  真夏に噴水があり、とても涼しいイメージが出来 た。

  噴水がパチパチパチいうて落つ(京極杞陽)  パチパチという表現から、激しい噴水が想像でき て面白かった。

  噴水がパチパチパチいうて落つ(京極杞陽)  俳句でこんなに「パチパチ」と擬音語が入ってい たのは始めてだったので面白いと思いました。いい ですね水が「パチパチ」って。       (編者)本当は「パチパチパチ」の真ん中の「パ         チ」は繰り返し記号になっているのですが、横書き         できないので、3回「パチ」と並べたことをご了解         下さい。

◎噴水がパチパチパチいうて落つ(京極杞陽)  当たり前のことのように聞こえる俳句でおもしろ い、俳句中での「く」の表現が気になる。       (編者)俳句中の繰り返し記号を仮に「く」としまし         たが、実際はこれが縦に2倍に伸びた形で、縦書き         でしか使えません。

  噴水がパチパチパチいうて落つ(京極杞陽)  今は夏であり、暑い。暑いと涼しさを求めてしま う。そして、噴水は水が流れていて、音でも目で見 ても、また側にいても「涼」を感じることができる。 だから、私は夏の噴水がとても好きである。この句 を読むと、「パチパチパチ」という音により涼 しさを感じることができる。また、「パチパチパチ パチ」という音により、水が落ちて起きる水しぶき を連想することができ、よりいっそう「涼しさ」を 感じた。

  噴水がパチパチパチいうて落つ(京極杞陽)  パチくパチっていう書き方がわからないですけど、 噴水は想像できました。       (編者)「パチパチパチ」の中の繰り返しを仮に         「く」としましたが、実際はこれが縦に2倍に伸び         た形です。

  噴水がパチパチパチいうて落つ(京極杞陽)  公園の想像ができるから。

  噴水がパチパチパチいうて落つ(京極杞陽)  噴水の音が良い

  鮴(ごり)さわぐアルミの鍋に移されて              (阿波野青畝)  鮴がどのようなものなのかがわからなかったので 知ることが出来て良かったです.       (編者)地方によって違う魚を指すとはいえ、鮴らし         き魚のイラスト略。

  鮴さわぐアルミの鍋に移されて (阿波野青畝)  これはただ単に鮴を熱湯か何かに入れただけでは。 なぜこれを俳句にしようとしたのか。そんなにさわ いでいる鮴が趣深いものだったのだろうか。

  鮴さわぐアルミの鍋に移されて (阿波野青畝)  鮴は目玉が飛び出した小さい黒い色のした魚である。

  鮴さわぐアルミの鍋に移されて (阿波野青畝)  ごりという魚を初めて知ったけど、やく動感があっ た。

  鮴さわぐアルミの鍋に移されて (阿波野青畝)  鮴がハゼだというのが驚きでした。しかもこの俳 句ではその鮴を食べているようで美味しいのか疑問 に思いました。       トビハゼ 可愛くて好きです。        (編者)添え書きの下に目の飛び出た、可愛いトビハゼのイラスト略。

  鮴さわぐアルミの鍋に移されて (阿波野青畝)  鮴の読みかたにビックリした。この詩は、想像が すごい!

  鮴さわぐアルミの鍋に移されて (阿波野青畝)  ドンコのから揚げを食べてみたい       (編者)ヒレの大きい、立派なハゼ(?)のイラスト略。

  鮴さわぐアルミの鍋に移されて (阿波野青畝)  水からアルミ鍋に移されてビチビチ跳ね回るゴリ の姿が目に浮かんだ。

鮴さわぐアルミの鍋に移されて (阿波野青畝)  ・ドンコとヌマチチブが、特に美味しい。

  鮴さわぐアルミの鍋に移されて (阿波野青畝)  私がこの作品を選んだ理由は鮴を食べたくなった ので。

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男) <感想>   朝の日の出がはやい様子をあらわしているのが  おもしろい

 [六月の太平洋と早起きす] (矢島渚男)  私は六月に入ってもなお早起きは出来ない  お布団サイコー

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  夏の季節が近づいてきたことで日の出の時間が早 くなっていることがわかる。

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  太平洋からのぼる朝日は美しいだろうと思いまし た.

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  六月の日の出がはやく、日が出るのと同時に目が 覚めてしまう.

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  大きな海からの日の出で目覚めるここちよさを示 してるなと思った。

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  気付けばもう六月になっていて、最近は冬と違い ジメジメとした暑さを感じ、ふとんの中でいつまで も寝ていられなくなってきた気がします。

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  海辺での日の出をイメージした。

『田植水曲がりきれずに溢(あふ)れけり』               (藤本安騎生)  地元にいた頃、帰り道家に着くまでに、用水路が 通っている道に沿って歩いていたときを思い出しま した。とてもなつかしいです。

「田植水曲がりきれずに溢れけり」(藤本安騎生)   梅雨に雨がたくさん降って、田んぼの水があふ   れている風景が思い浮かんだ.

「田植水曲がりきれずに溢れけり」(藤本安騎生)  昔、近所の田植えを手伝って、溢れている水で水 遊びしていたことを思い出し、心が温まりました。

  田植水曲がりきれずに溢れけり(藤本安騎生) [感想]    田んぼに水を入れようと勢いよく水を出して   いる様子が鮮明に浮かびます。自分も田植を何   回かしたことがあるので懐かしく思いました。

  田植水曲がりきれずに溢れけり(藤本安騎生) 感想 田んぼの水が流れているが、水の流れが隅で   曲がり切れずに溢れている、夏の涼しさを感じ   る句であった。

  田植水曲がりきれずに溢れけり(藤本安騎生)     田園風景が想像出来る

  田植水曲がりきれずに溢れけり(藤本安騎生)  場面を想像しやすかった

  田植済む頁(ぺージ)一枚繰るように               (小田恒子)  田植えをしたあとは緑色の大きな折り紙がのっかっ てるように見える。そのような風景が思い浮かぶ。

  田植済む頁一枚繰るように (小田恒子)  大体、一年に一回、田植えを行う。  毎年行うことだけれど新鮮な気持ちで毎年行うよ うなそんな感じがする俳句。

  田植済む頁一枚繰るように (小田恒子)  田植えの全体の一コマが終わり次の作業へ移る感 じが伝わるようだった

  田植済む頁一枚繰るように (小田恒子)  トラクターでの田植は、文章を読むときのように 1列がきれいに並んでいくので、まるで頁を繰って いくように見えるな、となるほどと思いました。  田植えが終わるといよいよ夏ですね。

  田植済む頁一枚繰るように (小田恒子)  田植えが済むと夏のはじまりを感じる

  田植済む頁一枚繰るように (小田恒子)  田植が進んでいくようすがちょうどノートに文字 を書き込んでいくように見えたのだろうか。私には そのような光景が想像された。

  ジューンブライド小(ち)さきチャペルの      扉(と)が開いて (長島和子)       (編者)ブーケを胸に持つ可愛らしい花嫁のイラスト略。

ジューンブライド小さきチャペルの扉が開いて                (長島和子)  6月はジューンブライドと呼ばれる程結婚式が挙 げられる月である。自分も恋焦がれる年頃なので羨 ましく思えたりもする.

  ジューンブライド小さきチャペルの扉が開いて                (長島和子)  結婚したなーと思った。

ジューンブライド小さきチャペルの扉が開いて              − 六月といえばですね  駅紹介No.3 宮城県仙台市 JR東日本 ・在来線は東北本線、仙山線、仙石線が通る。 ・また秋田新幹線、東北新幹線がのり入れている ・今年の3月に駅の改装があり、私はその日に仙台  駅に行きました。前回、去年の8月に行った際、  レストランやおみやげ店が改装が目立ったが、改  装をおわった今年の3月は、イメージがかわりま  した。 ・オススメの駅弁は「牛タン弁当」。すごくおいし  い。ひもをひっぱってあたたかくなる「牛タン弁  当」もあるので一回でも良いので食べてみてほし  い。 ・おすすめのおみやげは「ずんだもち」。僕は持っ  てかえると冷凍ではなくなるので駅弁変わりのス  イーツとして食べます。僕の大好物なので最高30  個食べました。       (編者)仙台駅の行先表示板のイラスト略。中央上に         「仙台」その下に少し小さく「せんだい」右上端に         [仙]、真中少し下に左右に広がった帯。左に尖った         ところに「東仙台」、右に尖ったところに「長町」、         真ん中は青い長方形で中には何も書いてないが、下         に「Sendai 」、左右の駅名の下にも「Higashi-         Sendai」、「Nagamachi」。なお、「駅弁代わり」         です。

  噴水の止(や)む刻(とき)われにかへるとき                (佐々木千代恵)  自分は常にボーっとしてしまうのでこの感じがす ごくよくわかります。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  私の実家の近くには平和公園があり、その中に大 きな噴水があります。その噴水は近づきすぎると水 がかかってしまうほど水が高く上がります。その噴 水に圧倒されてとても引き込まれるのですが、水が 止んだ時、はっと現実に戻された感じがします。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  この句は噴水にみとれている人が、噴水が止まっ たときにふとわれにかえることかがそうぞうできる。

  噴水に真水のひかり海の町 (大串章)  夏休みに夜まで友達と遊んでいたことを思い出し た

  噴水に真水のひかり海の町 (大串章)  噴水の煌めく美しさが感じられる

  噴水に真水のひかり海の町 (大串章)  海をバックに日に照らされる真水の対比が美しい と感じた。

  芒種(ぼうしゅ)けふ半月にして      瑞瑞(みずみず)し (古賀まり子)  秋っぽいなと思いました。       (編者)初夏なのですが…。説明が不十分だったよう         です。芒(のぎ)のでた穂のイラスト略。

  芒種けふ半月にして瑞瑞し (古賀まり子)       (編者)三日月のイラスト略。俳句では半月ですが、         実際には今日の月は三日月です。

  山の湯のぬるきに浸り芒種かな(長谷川綾子)  もうすぐ夏が近づいてきていることが想像できる

 

 白鯨の最後の闘いがとてもきになります。       (編者)来週やりますので、乞うご期待!

  夏蜜柑汁の飛び散る紙の上  皆さん、宿題をしながらみかんを食べるは止めま しょう。

 俳句を作りました。評価して下さい。   カンカンに照る太陽と完山よ       (編者)完山君、「かん」で韻を踏みましたね。満         点!

「夏蜜柑月のごとくにぶらさがり」(上野泰)  月のように黄色くて大きな夏蜜柑の実がついてい る様子が思い浮かんだ。

  夏蜜柑月のごとくにぶらさがり (上野泰) (感想)  真っ黄色に実っている夏の蜜柑がまるで月のよう に輝いている情景が美しいなと思った。

  夏蜜柑月のごとくにぶらさがり (上野泰)  おそらく満月のように丸く大きな夏蜜柑が木になっ ている様子が想像できる

  夏蜜柑月のごとくにぶらさがり (上野泰)       (編者)真ん中横に二つに切って並べた夏蜜柑のイ         ラスト略。

  夏蜜柑月のごとくにぶらさがり (上野泰)      この時期にもってこいの果物です。

夏蜜柑月のごとくにぶらさがり (上野泰)   夏蜜柑は丸々として、大きくて、味が爽やかで、   冬とはまた違った美味しさがあります。

  夏蜜柑月のごとくにぶらさがり (上野泰)  しっかりと育った夏蜜柑をうまく表現しているも のだと思った.

  夏蜜柑月のごとくにぶらさがり (上野泰) 感想   月は太陽の光を反射して光っているが、その光  を夏蜜柑が反射して光っている情景が思い浮かぶ。

  夏蜜柑月のごとくにぶらさがり (上野泰)  月のように丸くきれいに色づいた夏蜜柑が実って いる様子。  でも月より太陽の方が夏蜜柑は似合うと思った.

  夏蜜柑月のごとくにぶらさがり (上野泰)  初夏のまだ涼しげな風景が思い浮かびます。

”夏蜜柑月のごとくにぶらさがり” (上野泰)  札幌出身の自分にとっては家の庭にみかんの木が 生えて果実がなっている光景を大学に入ってからよ く見ているのですごく斬新である。

  夏蜜柑月のごとくにぶらさがり (上野泰)    想像しやすい.

  夏蜜柑月のごとくにぶらさがり (上野泰)  夏蜜柑が満月のように丸々と熟れて、実っている 様子が目に浮かぶ。  夏にみずみずしい夏蜜柑を食べたい。

わが金魚死せり初めてわが手にとる(橋本美代子)  3年前に育てていた金魚が死んでしまった時のこ  とを思い出した。

  わが金魚死せり初めてわが手にとる             (橋本美代子)  金魚は魚だから手にとるなんて機会はないはずで す。でも死んでしまってそれを手にとっている。手 にとることで死んでしまった金魚に愛情がわき、悲 しくなったのだと思います。

わが金魚死せり初めてわが手にとる(橋本美代子)   私も昔金魚を飼っていて、    死んだときはつらかったです。       (編者)僕もです。

  わが金魚死せり初めてわが手にとる             (橋本美代子)  金魚が死んでしまって初めて自分の手に乗せる….  魚というものは本来手で触るものではないから必 然的にこういう場面になるのだろうけれど、なんだ かしんみりとして寂しい句だ。作者はどのような気 持ちでこの句を詠んだのだろうか。

わが金魚死せり初めてわが手にとる(橋本美代子)  ・死なないと金魚はさわれないので、最後だけ手   にとれる

  わが金魚死せり初めてわが手にとる             (橋本美代子)   ―――――○―――――○―――――  毎日世話をして大切に育てていたものの、生きて いる間は、触ろうとしても避げて触れないが、死ん で触れるようになって、改めて、金魚の死の悲しみ が読まれている。       (編者)「避げて」は「逃げて」?

  わが金魚死せり初めてわが手にとる             (橋本美代子)  普段手にとって触ることがないが、死んでしまっ て手にとることになった悲しい情景が頭に浮かんで きた。

  わが金魚死せり初めてわが手にとる             (橋本美代子)  この句を読んで、私が小さかった頃に金魚を飼っ ていたことを思い出した。今までに、インコとハム スターを飼ったことがあるが、それらは一緒に遊ぶ ときに手に触れるが、確かに金魚は見るだけであり、 生きている間は触ったことがなかった。この句のよ うに金魚を直接手で触ったのは、亡くなった後であっ た。  この句を読むと作者が自分の金魚の死についての 悲しみがとても伝わってきた。伝わってきたと同時 に、昔の自分に重ねて金魚について見つめ直すこと ができた。  金魚を飼っていたのは、本当に昔のことで、この 句を読むまで忘れていたが、この句により思い出す ことができた。

◎わが金魚死せり初めてわが手にとる             (橋本美代子)  いつも水中にいる金魚に触れることがなく、亡く なってから触れることができるという少し切ない俳 句だと思う。

  わが金魚死せり初めてわが手にとる             (橋本美代子)  金魚は趣味として夢中になるものだが手にとるこ とはなく、混ざり合うことがないもので、少しさみ しさを感じる作品だと思った。

  夏雲の奥なほ青し氷河立つ (澤田緑生)  熱い夏に氷河の冷めたさが伝わった.

  夏雲の奥なほ青し氷河立つ (澤田緑生)  青空の青さを氷河にたとえ美しく表現していると 感じた

夏雲の奥なほ青し氷河立つ − 車窓でよく見ます。 駅ファイルNo.4(島根県出雲市JR西日本) ・山陰本線があり、昔は出雲大社までの大社線があっ  た ・特急「やくも」で山陰、伯備、山陽まで行く電車  がある。 ・サンライズ出雲の出発地。18:55発→東京に7:00  に着く。このサンライズも日本で唯一の定期寝台  列車になってしまった。 ・オススメの駅弁は「出雲そば弁当」。そばがすご  くおいしい。 ・出雲大社までこの駅から一畑電鉄で30分かかりま  す。是非一度行ってみてください。       (編者)車で行ったことがありますが、今度は電車で         行ってみたいです。駅の行き先表示板のイラスト略。         中央上半分に「出雲市」その下にそれより小さく1         行で「いずもし Izumoshi」その下にひかれた線の         下には左端に「←にしいずも」、右端に「なおえ→」、         さらにそれぞれの地名の下に「Nishi-Izumo」、         「Naoe」。

  夏雲の奥なほ青し氷河立つ (澤田緑生)  夏雲・青・氷河という単語が夏を感じさせる爽や かな俳句。

夏雲の奥なほ青し氷河立つ (澤田緑生)   夏だなあと思った。

  夏雲の奥なほ青し氷河立つ (澤田緑生)  夏が俺を呼んでいるような気がしました。今年の 夏もたくさん遊びたい。

  夏雲の奥なほ青し氷河立つ (澤田緑生)  夏が終わると冬が来る.夏雲の奥は夏の終わりを 示している.

  熱帯魚青きひかりを藻に点ず (水原秋桜子)  彩やかな熱帯魚が藻の中をゆうゆうと泳ぐ姿がわ かる

<排句>   熱帯魚青きひかりを藻に点ず (水原秋桜子) <感想>  熱帯魚の体のきれいな様子が分かるから       (編者)「俳句」です。

  熱帯魚青きひかりを藻に点ず (水原秋桜子)  青い体色をした熱帯魚が藻の周りを泳ぎまわって いることでまるでクリスマスツリーのイルミネーショ ンのようになっている様が頭に浮かんだ。

  熱帯魚青きひかりを藻に点ず (水原秋桜子)  イルミネーションみたいだと思った。

  熱帯魚青きひかりを藻に点ず (水原秋桜子)  熱帯魚を飼ってみたい。

  熱帯魚青きひかりを藻に点ず (水原秋桜子)  最近暑い

  熱帯魚青きひかりを藻に点ず (水原秋桜子) 「青きひかり」という表現だと、ルリスズメダイを 連想した。

  熱帯魚青きひかりを藻に点ず (水原秋桜子)  沖縄行きたい!   沖縄に行きたいです!    沖縄に行きたくなりました!

行水の女にほれる烏(からす)かな (高浜虚子)   烏の行水って言葉があったなと思った

  行水の女にほれる烏(からす)かな(高浜虚子)  「烏」をチョイスしたのは烏の行水にかけたかっ たのだろうか。

  行水の女にほれる烏(からす)かな(高浜虚子)  女性の入浴に興奮するエロ烏もいることに驚いた。

  行水の女にほれる烏(からす)かな(高浜虚子)  とりのように人間もすぐに女性にほれるのだと示 してると思いました。

行水の女にほれる烏(からす)かな(高浜虚子)  からすの形が思い浮かぶ

  行水の女にほれる烏(からす)かな(高浜虚子)  響きが良い。と思った。

  飯(めし)少し食うて金魚とくらすかな             (金箱戈止夫)  金魚のエサ代でお金がなくなりごはんが少し食べ れないのかな?悲しいはいくですね

  飯少し食うて金魚とくらすかな(金箱戈止夫)       (編者)上から見たリアルで艶(あで)やかな琉金の         イラスト略。

  飯少し食うて金魚とくらすかな(金箱戈止夫)  質素な生活をしていることが予想できた。

飯少し食うて金魚とくらすかな(金箱戈止夫)  のんびりとした時間の中で自由に暮らして      金魚を相手にまったりとした時間を          過ごしているイメージができる

  飯少し食うて金魚とくらすかな(金箱戈止夫)  昔、祭りで買った金魚が長生きしていたことを思 い出した。

  飯少し    食うて金魚と     くらすかな(金箱戈止夫)  なんかさびしい感じがしました。

◎引いて行く長き響きや五月浪 (鈴木花蓑)   長く響く五月浪が引いていく感じが良かった。

  引いて行く長き響きや五月浪 (鈴木花蓑)  さつきという響きは好きで、毎年五月になると過 ごしやすい日が多くてうれしく思います。

  引いて行く長き響きや五月浪 (鈴木花蓑)  六月の梅雨はどこに行ったのでしょうか?

  いづくへか月落ち氷河星の中 (岡田日郎)  星が空いっぱいに広がっている様子が伝わってく る詩だと思った.

  いづくへか月落ち氷河星の中 (岡田日郎)  夏の終わりが近づいてきていることが感じられる

  いづくへか月落ち氷河星の中 (岡田日郎)  情景を想像するとてもきれいでした。

行水の手足まろまろよく笑ふ (井桁衣子) [感想]   子どもたちが水を浴びながら、きゃっきゃっと  笑いながら楽しそうにしている様子がほほえまし  いです。

  行水の手足まろまろよく笑ふ (井桁衣子) 「まろまろ」という表現は初めて見た。 「まろまろ」と笑ふとはどういった笑いなのか気に なる。

  身中のくらがりを引くさつき波 (中山道輔) →(感想)この詩を読んで海の静けさを感じる

夏蜜柑月のごとくにぶらさがり (上野泰) 感想:夏蜜柑の形状が満月ようにきれいな状態で、   ぶら下がっている光景が思い浮かぶ情緒溢れる   句だと感じた。 行水の手足まろまろよく笑ふ (井桁衣子) 感想:子どもが手足を水につけたり、足をばたつか   せたりして、笑い、遊ぶ、涼しげな夏の光景が   思い浮かぶ素晴らしい句だと感じた。

「氷河」という季語が今の時期だと知り、おどろき ました。”氷”と付くと、冬のようなイメージがある ので、冬の季語だと思いました。漢字を見るだけで もすずしい気持ちになります。

琉金       (編者)「琉金」の吹き出しの左に書かれたヒレの条         棘や色の違いまで描き分けたリアルな魚のイラスト略。

 

 夏至という単語から夏潮や月夜などは連想できな かった。詩人はどういう観念から詩をつくっている のか不思議に思った。

 キャッチャーボートの舳先を鯨がくわえたという 所で、鯨がくわえたまま潜っていってしまうとは思 いませんでした。この時、ボートには誰か乗ったま まだったのか気になります。       (編者)僕の説明が悪かったようです。鯨は舳先を噛         み砕いた後、自分だけ潜ったのです。

 吉見は自然が豊かで生き物がたくさんいるとは思っ ていましたが… まさか学校的に蛇が出るなんて… 驚きです。       (編者)30年近く前のことですが、マムシもいまし         た。

(編者)「ひよいと穴からとかげかよ」(種田山頭火)に倣って   ひよいと壁からヤモリかよ  最近ヤモリやトカゲをよく見かける.

  明くる日も雨激しくて暗いかな  露における時期を表してみました。       (編者)「梅雨」です。

  蟻運ぶ夏のご馳走蜥蜴の尾  関係ないですが、以前自宅でキュウセンベラ(♂) を飼育していた時に砂を十分入れずに飼っていたら 寝ぶくろを作って寝ていました。(アオブダイのよ うか)

『夏至という日の暑からず寒からず』(瀧春一)  おとといぐらいが夏至だったために日が上がって いる時間が長く感じられます。

  夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一)  夏至はまだ夏の熱さになる前に来るのでその雰囲 気が伝わってくる。

  夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一)  まさにその通りだと思った。まだ暑くないですが、 これから夏本番に近づきます。  熱中症に気をつけていきたいです。

  夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一)  夏至の日は丁度良い気温で快適な時季である。

  夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一)  最近、夏至であったが確かに詩の通り暑くもなく、 寒くもない過ごしやすい一日であった。

  夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一)  夏至という日はまだ真夏ではなく暑すぎることも ないが寒いというわけでもないというのがこの俳句 から読み取れた。だが正直蒸し暑いと思う。

  夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一)  夏が真っ盛りの夏至で寒いということはないと思っ た。

  夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一)  梅雨が続いているが、たまに晴れる梅雨晴れがと てもありがたいと思う今日このごろです。

  夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一) 夏至というが実際は、   暑くもなく、寒くもなく     ちょうど良い気温である       というところに共感しました。

  夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一)  夏の日の夏至の心のもちようがつたわってきてい いと思います。

夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一)   夏になるまえの暑くも寒くも   ない感が良いと思いました。

  夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一)  今年の夏至は雨のふりそうな天気で温度が高かか っため運くと暑いが、日がでてないから一概に暑い ともいえない日だった。多分作者の見た風景とだい たい同じだと思う.       (編者)一応こう読み取りました。「運く」は「動         く」の書き間違い?

  夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一)  今年の夏至もそんな感じだったなと思った。

  夏至という日の暑からず寒からず (瀧春一)  夏の終わりが感じられる

  掬(すく)ふたび冷さうめんの氷鳴る(岡本眸)  冷そうめんとか氷など冷たいものがイメージされ、 とても涼しげな光景が思いうかびます。風鈴やせみ の鳴き声なども聞こえてきそうです。

掬ふたび冷さうめんの氷鳴る (岡本眸)  感想:暑い夏の日と対照的な冷や索麺を食べ、そ    の際に索麺と共に入れていた氷がカランと鳴    り、音で涼しさを感じる、趣深い句であった。

  掬ふたび冷さうめんの氷鳴る (岡本眸)    ―――――○―――――○―――――  ガラス容器に入ったそうめんをすくうたびにガラ スと氷とがぶつかり合って涼しげな音を奏でる様子 が浮かんでくる。

  掬ふたび冷さうめんの氷鳴る (岡本眸)  そろそろそうめんを食べる時期になり、そうめん の中に氷を入れて、そうめんを掬う様子が頭に浮か び、自分も食べたくなった。

  掬ふたび冷さうめんの氷鳴る (岡本眸)  私はこの句を選んで、「音で夏を感じることが好 きなのだろうな」と思った。前回あたりでも噴水に ついての句を選んだ。水や氷の音で涼を感じること が好きなようだ。  冷しそうめんの器の中には、涼しげな水と氷が入っ ている。そうめんをめんつゆにつけるために、めん を取り出すたびに氷が器にあたって音が鳴る。その 情景を思い浮かべるだけでも、とても涼しくそうめ んが食べたくなった。  この句は、読み手に涼しい印象を与え、暑い夏の 昼食にそうめんを食べたくなる気持ちにさせるのだ ろうなと考えた。

◎掬ふたび冷さうめんの氷鳴る (岡本眸)   暑い中冷たいそうめん食べてる情景が浮かんで   良かった。

掬ふたび冷さうめんの氷鳴る (岡本眸) ・そこに風鈴があれば完璧ですね。

<排句>   掬ふたび冷さうめんの氷鳴る (岡本眸)   <感想>     夏っぽい感じがするから。       (編者)「俳句」です。

掬ふたび冷さうめんの氷鳴る (岡本眸)  涼しげな表現ですね。  食べたくなってきました。  夕食にします。

  夏至の夜の港に白き船数ふ (岡田日郎)  夏至っていうとふつうは昼の話をするのに夜のこ とを読むのが印象に残りました.

  夏至の夜の港に白き船数ふ (岡田日郎)  夏至の夜散歩していて夜の月の光で港に泊まって いる船が白く見えている様が浮かぶ

  夏至の夜の港に白き船数ふ (岡田日郎)  この句は夏の夜の港にたそがれていることがつた わってくる。自分もたそがれたいと思います。

夏至の夜の港に白き船数ふ (岡田日郎)   すごく想い浮かぶ詞ですね

  夏至の夜の港に白き船数ふ (岡田日郎)  バイト帰りに港に寄って、門司の方の花火を見た ことを思い出しました。

夏至の夜の港に白き船数ふ (岡田日郎)   ー 最近おつく雨がはげしく降っています。 駅ファイル No.5(青森県青森市JR東日本) ・現在奥羽本線と津軽線、青い森鉄道が乗り入れて  いる。   今では、北海道新幹線の影響で津軽海峡線はな  くなった。また、青い森鉄道は3セクで昔は東北  本線で日本一長い路線だった。 ・昔は、寝台特急日本海、トワイライトエクスプレ  ス、急行はまなすと優等列車がたくさんはしって  いたが、今では、特急列車すらなくなった。また、  青函連絡船も今ではなくなったため完全に在来で  北海道で行けなくなってしまった。 ・今年の3月のダイヤ改正前に急行はまなすに乗り  最後のブルトレに乗ったのがいい思い出です。 ・おすすめの駅弁は、リンゴバームクーヘン。リン  ゴをバームクーヘンでつつんでいる。おいしい。       (編者)2行目の「おつく」は「あつく」? ファイ         ル中の「北海道で」は「北海道へ」?          駅の行き先表示板のイラスト略。上半分中央に         「青森」とその下の「あおもり」、中央を横切る横         向きのY字の二股に分かれた左の上は「油川」         「Aburakawa」、下は「新青森」「Shin-Aomori」、         二股に分かれる真ん中右は「Aomori」となっている。

  夏至の夜の港に白き船数ふ (岡田日郎)  夏至の日の夜の短かさを感じられる

  素麺のついにいつぽんただよへる (松澤昭)  素麺を家族で食べた後にボールに麺が何本か残っ ている様子がうかんできておもしろい。       (編者)透明なボールに1本の麺が漂っているイラス         ト略。

  素麺のついにいつぽんただよへる (松澤昭)  夏に食べている感じがした。

  素麺のついにいつぽんただよへる (松澤昭)       (編者)箸置きに置かれた箸と、麺つゆの容器と素麺         を入れた容器のイラスト略。

素麺のついにいつぽんただよへる (松澤昭)    暑い夏に食べる素麺は、格別です。

  素麺のついにいつぽんただよへる (松澤昭)  夏に素麺を食べて最後に一本だけ残り、つゆに浮 かんでいるさまが思い浮かべられました。

  素麺のついにいつぽんただよへる (松澤昭)  本当に何の特別さもない日常のひとこまなのだろ うが、それに注目できる繊細さが俳人たる所以なの だろう。この人はどのような気持ちで一本の素麺を 見たのだろう。

  ひよいと穴からとかげかよ (種田山頭火)   家の窓からヤモリかよ (たつき)       (編者)草むらの丸い盛り上がりに開いた穴から舌を         チロチロ見せながら出てきたとかげのイラスト略。

ひよいと穴からとかげかよ (種田山頭火)   かわいらしいとかげの様子が想像される。

  ひよいと穴からとかげかよ (種田山頭火)  夏にはよくでるなぁと思った

  ひよいと穴からとかげかよ (種田山頭火)  とかげといえば、最近よくイモリを見るんです。 結構大きくて、一度飼ってみたい気もします。

  ひよいと穴からとかげかよ (種田山頭火)  吉見に来てからよくとかげややもりをよく見かけ る。本州の人にとっては意外にも身近な存在なのだ ろうとふと思った。       (編者)簡略なとかげかイモリのイラスト略。

  ひよいと穴からとかげかよ (種田山頭火)  種田山頭火は下関でも有名な俳句を残しており、 今の俳句も種田山頭火らしい良さがでていると思っ た。

  青べらの大息つきて果てにけり(佐々木魚風) ○大きくてきれいな青べらが、静かに死んでいくの  が、想像できる。

  青べらの大息つきて果てにけり(佐々木魚風)  夏になるとよく釣れる魚なので、この時期になる と、釣りをよくしていた時を思い出します。

  するすると岩をするすると地を蜥蜴(山口誓子)  夏の昼間、道を歩いてると「ささっ」と音がして 何かと思うとトカゲということが多々ある。トカゲ をみると夏を感じる

  夏潮の目路(めじ)の限りのきらめける               (西村和子)  海の輝く様子が伝わりました。       (編者)海の波を表す3本の波線と、輝きを表す3つ         の菱形の簡単なイラスト略。

  夏潮の目路の限りのきらめける (西村和子) [感想]  視界の限り海がきらめいて夏を感じているすがす がしい気持ちを感じました。

「夏潮の今退(ひ)く平家亡(ほろ)ぶ時も」               (高浜虚子)  夏のように平家のあつい戦いも暑さと同時に平家 も冷めてくるということをかけている。

  青葉潮ひびく月夜となりにけり (三上良朗)  涼しげて暑い夏にぴったりです。       (編者)「涼しげて」は「涼しげで」?

蜥蜴 ・ひよいと穴からとかげかよ (種田山頭火) ・するすると岩をするすると地を蜥蜴(山口誓子)   〜感想〜  私の家の中にヤモリが出た。外ならわかるが、な ぜ、中で出たのか…。  ヤモリってかわいい!!       (編者)僕の家にもヤモリが出ます。二匹の猫に見つ         かり、尻尾を切り落して逃げますが、大抵は殺され         てしまいます。

とかげ。       (編者)小さなハートマークの右に二本線で描かれた         ニコニコ笑ってるトカゲのイラスト略。

夏至  夏至は昼が一番長い日だから、ここからは昼が短 くなると思うとなんだか淋しい気持ちだ。

 

 白鯨はとても面白かった。今度映画を見てみよう と思った。

  「永遠の嘘をついてくれ」  ニューヨークは粉雪の中らしい  成田からの便はまだまにあうだろうか  片っぱしから友達に借りまくれば  決して行けない場所でもないだろう  ニューヨークぐらい  なのに永遠の嘘を生きたくて  今日もまだこの街で酔っている           (省略) (解説)  今日は僕が大好きな中島みゆきさんが、吉田拓郎 さんに提供した歌である「永遠の嘘をついてくれ」 の歌詞を書きました。中島みゆきさんが吉田拓郎さ んのつま恋コンサート(2006)で共に歌ったのは 今でも印象的です。近年の日本では、中身が何もな いアイドルの歌ばかりであふれていてとても悲しい です。中島みゆきさんをはじめとする数々の実力者 たちの歌であふれていた1970〜1990年代がとても うらやましいです。       (編者)クックック… まさに僕の青春時代です。あの         頃はギターを持っていないと女の子にもてない時代         だった!

  梅雨あけていよいよくるな夏の海  早く梅雨が終わって、海に入りたい気持ちを表現 しました。

  かんぱちも乗せて離島の連絡船(西池みどり) (感想)大きなかんぱちを釣りあげて楽しそうに帰  る様子がこの詩を読むと頭に浮かびます。

  かんぱちも乗せて離島の連絡船(西池みどり) [感想]  かんぱちが釣れたと喜んで離島に帰っていく様子 に日常の幸せを感じた。

  かんぱちも乗せて離島の連絡船(西池みどり)  積荷のかんぱちとともに離島からでる連絡船に乗 る様子が目に浮かびます.

  かんぱちも乗せて離島の連絡船(西池みどり)  かんぱちと人を乗せているであろう連絡船。きっ とかんぱちからの収入の面と人を運ぶ利便の面島を 支えているのだろう。

  かんぱちも乗せて離島の連絡船(西池みどり) 間八(かんぱち)…このような字を書くのですね。 魚からこの漢字のイメージが全くつきません。どこ に接点があるのでしょうか?       (編者)「若魚の前頭部に正面から見ると八の字型の         黒褐色の斑紋がある」(ブリタニカ百科事典)から         のようです。

  かんぱちも乗せて離島の連絡船(西池みどり)  地元の父がしている連絡線を思い出しました。

  かんぱちも乗せて離島の連絡船(西池みどり)  自分も釣ってみたいです。

  かんぱちも乗せて離島の連絡船(西池みどり)  積荷のかんぱちとともに離島からでる連絡船に乗 る様子が目に浮かびます.

  かんぱちも乗せて離島の連絡船(西池みどり)  離島へ釣りに行きたくなった。

  かんぱちも乗せて離島の連絡船(西池みどり)          かんぱちが食べたくなった。

  かんぱちも乗せて離島の連絡船(西池みどり)  カンパチやブリは日本の近海にしか生息しないと 聞く。それらを水揚げし食すことを通じて島とかん ぱちは切っても切れない関係なんだと実感した。

  かんぱちも乗せて離島の連絡船(西池みどり)          とても感動した。

  ナイターの光の外に控へ投手 (飯田猛雄)  観客が注目しているグラウンドとは違うところで 力を溜めている人が思い浮かぶ。

  ナイターの光の外に控へ投手 (飯田猛雄) 感想 ナイターで、球場でまぶしいくらいの照明が、   プレイしている野球選手達に集まり、観戦客の   脚光を浴びているのとは対照的に、明かりのな   い陰の中に、控え投手が脚光を浴びるチャンス   を待っている。この二つの対比がとれた素晴ら   しい句であった。

  ナイターの光の外に控へ投手 (飯田猛雄)  夜に野球をしている様子をうかがうことができる.

  ナイターの光の外に控へ投手 (飯田猛雄)       (編者)「ワァァァァァ!!」の歓声が上空へと上が         る球場のイラスト略。

  ナイターの光の外に控へ投手 (飯田猛雄)  スポットライトのあたらないせつなさを覚えた。

  ナイターの光の外に控へ投手 (飯田猛雄)  ナイターの夜の景色がとても良い。

  ナイターの光の外に控へ投手 (飯田猛雄)  かげで準備をする控え投手がいいなと思った

『ナイターの光の外に控へ投手』(飯田猛雄)  ナイターという野球にしか使うことのできない季 語があることに驚きを感じました。地元にいたとき は、自然とカープ情報が流れてきたのに、最近はめっ きり聞かなくなってしまったことが少しさみしいで す。

「ナイターの光の外に控へ投手」(飯田猛雄)  私は野球が好きで、少し前の弱かった頃のカープ が大好きでした。八回まで五・六点差が付いていて も油断できない危なっかしい試合で見ていてとても 楽しかったです。今はカープが強すぎて、あまり面 白くないので、阪神のファンです。

  ナイターの光の外に控へ投手 (飯田猛雄)  ソフトバンクが勝っているが応援している阪神が 全く勝てていない状態なので頑張って欲しいと思う

ナイターの光の外に控へ投手 (飯田猛雄)    −昔の広島市民球場を思い出します. 駅ファイル No.6 香川県 高松市 JR四国 ・JR四国で唯一快速「マリンライナー」で本州の岡  山へ行ける。 ・予讃線、高徳線をのり入れる。 ・特急「しまんと」「あしずり」「いしづち」「う  ずしお」がのりいれる。今では唯一の寝台列車と  なった「サンライズ」がのり入れる。 ・特急列車と普通列車の割合が1.5:1になっている。  18きっぷファンにとってはつらいところ。 ・オススメの駅うどんは「連絡船うどん」という店  です。ホームにあり、とてもおいしい。 [お知らせ]今年も18きっぷのシーズンとなりました。  今年の夏は旅に出ましょう!       (編者)そうですか、18きっぷでいろんな駅に行って         いるのですね!

  ナイターの光の外に控へ投手 (飯田猛雄)  野球の俳句でなかなかおもしろい.

  茄子の花こぼれて蜘蛛(くも)をおどろかす                 (飴山實)  花がかれることを散るや落ちるなどと言われてい るが茄子の花は「こぼれる」なんだと思いました。 梅もこぼれるだった気がします。

  茄子の花こぼれて蜘蛛をおどろかす(飴山實)       (編者)うっすらと優美に描かれた茄子の花のイラス         ト略。

  茄子の花こぼれて蜘蛛をおどろかす(飴山實) (感想)茄子の花がくさっておち、それがクモの巣  にひっかかってそれにおどろくクモの情景がうか  ぶ

  茄子の花こぼれて蜘蛛をおどろかす(飴山實)  ナスの花というのは派手ではなく、印象に残りに くいが、私はあの色が好きである。急に散ってきて 蜘蛛もさぞかし驚いたことだろう。

  茄子の花こぼれて蜘蛛をおどろかす(飴山實)  くもがおどろくという例えが面白いと思った。

  茄子の花こぼれて蜘蛛をおどろかす(飴山實)  私がこの句を選んだかというと、この様々が目に うかんでかわいいなと思ったからです。

  梅雨に入りて細(こま)かに笑ふ鯰かな                 (永田耕衣)       (編者)確かに笑っているように見えるナマズのイラ         スト略。

  梅雨に入りて細かに笑ふ鯰かな (永田耕衣)  梅雨の雨に喜ぶ鯰の様子がうかばれる。

  梅雨に入りて細かに笑ふ鯰かな (永田耕衣)         鯰は雨が好き。

  梅雨に入りて細かに笑ふ鯰かな (永田耕衣)  かわいげのある鯰という魚が雨が降り喜んでいる ような光景が目に浮かび楽しい気持ちになった。

  梅雨に入りて細かに笑ふ鯰かな (永田耕衣)  野生の生物にとって梅雨は嬉しいものなのかもし れない。

ナイターの八回までは勝ちゐしを(大島民郎)   多分逆転されたなと思いました。

ナイターの八回までは勝ちゐしを(大島民郎)     ものすごくかわいそうになる俳句だった。

  ナイターの八回までは勝ちゐしを(大島民郎)  よるのゲームは後半までかったままでいたいなと いうこと

◎ナイターの八回までは勝ちゐしを(大島民郎)  野球がテーマの俳句は珍しく、新鮮なものだと思 いました。

  出水川とどろく雲の絶間かな (飯田蛇笏)  大雨で川の水が雲のようににごって、もの凄い速 さで流れている

  出水川とどろく雲の絶間かな (飯田蛇笏)  梅雨時期の九州の集中豪雨はそろそろなくなって ほしいと思う。

 ・出水川とどろく雲の絶間かな (飯田蛇笏)  梅雨に入り、九州があいかわらず大変そうではあ りますが、こっちも負けじと降るので、川が危ない と連絡がとどきやかましく思います。

  出水川とどろく雲の絶間かな (飯田蛇笏)  夏の最中に天候がわるくなり雨が降っていること が想像できる.

  故郷(ふるさと)のひと雨ありし茄子の花                 (佐藤光夫)  ナス科の野菜のおいしい季節になってきました。

  故郷のひと雨ありし茄子の花 (佐藤光夫)  雨のつゆをあびて茄子の花が咲き、夏の訪れを感 じられる。

  故郷のひと雨ありし茄子の花 (佐藤光夫)  故郷の風景が思い浮かんでくる良い作品と思った。

  故郷のひと雨ありし茄子の花 (佐藤光夫)  ばあちゃんのナスとししとうをみそとさとうじょ うゆでいためたものが大好きで自分で作ってます。

  出水して森の奥なる月明り (中川宗淵)  雨が降って空が曇り、月が遠く森の奥にあるよう に見えていたのかなと作者の考えが気になった。梅 雨である今の時期は、あまり月明かりが見えていな い気がする。

  出水して森の奥なる月明り (中川宗淵)  この句は森の奥からてりつける月明りをあらわし ているんだなあと思いました。

  出水して森の奥なる月明り (中川宗淵)  出水とは、水害のことであり、荒々しい川の情景 を思い浮かべた。森の奥であるので、川の上流の風 景が頭に浮かんだ。月明かりが差すということは、 嵐が去った後の情景なのだろうと考えた。上流の荒 々しい水の流れと、静かな月明かりの対比が素晴ら しいなと思った。  出水はあまり起こってほしくはないが、この情景 は美しく、自分に危険が伴わなければ、見てみたい なと思った。

  つやつやと巻きし簾(すだれ)や水の上                 (松野自得)  涼しそうなイメージができる。自分もすだれがほ しい。

  軒簾(のきすだれ)この世の人の影絵過ぐ               (渡辺恭子)    ―――――○―――――○―――――  簾の外を遊く人影が、はっきりと見えないので、 まるで影絵が動いているような感じがしている。

なまず かんぱち       (編者)ナマズとカンパチの特徴を鮮やかに捉えたイ         ラスト略。

 

 この季節はウナギをつりたくなる。

 夏は海にとび込みたくなります。

 七夕だからといって特に何もしませんでした。       (編者)短冊の下がった竹のまわりに流れ星がたくさ         ん飛びかっている「七夕」の夜のイラスト略。

 最近かなり暑いですね。  雨が降ったらジメジメですね。

「好きな中島みゆきさんの曲その(2)  前回は、吉田拓郎さんに中島みゆきさんから提供 された”永遠に嘘をついてくれ”について書きました が、今日は一番好きな中島みゆきさんの曲を書きま す。それは”背広の下のロックンロール”です。  この歌は、2007年の中島さんのライヴ(歌旅) の最後の歌われたもので、中島みゆきさんの力強い 歌声がとても魅力的な曲です。中島みゆきさんは、 ”時代”や”ファイト”そして近年では”糸”が人気です が、僕はこの”背広の下のロックンロール”を推しま す。

 梅雨の合間のこんな晴れの日はきっと綺麗な星空 を眺められるだろうね。  まして今日は七夕さ。  こんな夜は、宛もなく自転車を漕ぎ出すのも悪く ない。  雲一つない黒い空の、幻想的な光の点を数えなが ら僕は一人呟く。広大な星空に、僕のちっぽけな願 いを胸に抱いて…。 「物理の単位ください」

(イラストのみ)       (編者)ヌイグルミみたいは大きな馬に乗った、線と         丸で描かれて舌を出した人とその周りに散らばる         様々な多角形のイラスト略。

  七月の海は紺青色深む (松岡君枝)  角島の海を思いうかべた。

  七月の海は紺青色深む (松岡君枝)  七月といえばもう夏だ。  冬の海は黒っぽくいかにも寒そうだが、夏の海は 鮮やかな青できれいである。この句もそのような風 景を詠んだのだろうか。

  七月の海は紺青色深む (松岡君枝)  まだ梅雨が明けてないが、七月の梅雨明け後の海 は晴れて紺青色になっている状況が頭に浮かんだ。

  七月の海は紺青色深む (松岡君枝)  七月になり梅雨も明けたと思っていたら台風がく るそうで、まだまだ雨は降り止まなそうです。

  七月の海は紺青色深む (松岡君枝)  七月の海は、普通の青色ではなく夏特有の色をし ている

  七月の海は紺青色深む (松岡君枝)  確かに夏の海は深い青色だと思った

  七月の海は紺青色深む (松岡君枝)  七月の海は他の月と違ってきれいに見える.

  七月の海は紺青色深む (松岡君枝)  夏の終わりが感じられる.

  七月の海は紺青色深む (松岡君枝)  空が濃い青空となりそれが海に映える様子がよく わかる

  七月の海は紺青色深む (松岡君枝)  この人が見た海はよほどきれいだったんだなと 思った

  七月の海は紺青色深む (松岡君枝)  梅雨も終わりに近づき本格的に暑くなってきた今 にピッタリの俳句である。

 七月の海は紺青色深む (松岡君枝) [感想]   七月になり、より一層青が深くなる海の様子が  描かれ、夏への期待が高まっているのかなと感じ  ました。

  人の声今美しく星祭る (深見けん二)  昨日7月7日は七夕であったがあいにくの天気で 空は雲におおわれ美しい星を見ることは叶わなかっ た.だが通学途中に短冊のついた七夕飾りがあり七 夕だったんだと思った.

  人の声今美しく星祭る (深見けん二)  昨日は七夕であった。この句は、七夕の情景を上 手く描き出していると思う。この句にある「人の声」 とは「人の願い」と解釈した。短冊にお願いごとを 書く。短冊のお願いごとは「人の心」であり、「人 の声」である。短冊に書かれたお願いごとは天へと 昇り星に届くと思っている。星に届き、星となって 美しく光る。このような情景が浮かび上がり、七夕 は素敵だなと思った。七夕の短冊は5色と決まって いるようなので、短冊の色は星となる時、星の色に なるのだろうかと考えた。

  人の声今美しく星祭る (深見けん二)  七夕らしい思いが書かれている俳句である

  人の声今美しく星祭る (深見けん二)  1年に1度織姫と彦星が出会う七夕。  男も女も色気付いてロマンティックな雰囲気が出 ているのは気のせいであろうか

  人の声今美しく星祭る (深見けん二) (感想)・人の願いが美しく光る様子がこの詩を読 んで浮かぶ

人の声今美しく星祭る (深見けん二)    街灯がないと      本当に綺麗な        夜空が見えるのですね.

  人の声今美しく星祭る (深見けん二)       (編者)3枚の短冊のかかった竹の周りの3つの星の        イラスト略。

 水無月やここに暑さも涼しさも (松瀬青々) <感想>   まさに、って感じの詞だから

  水無月やここに暑さも涼しさも (松瀬青々)  夏の涼しさは気持ちがええ。

  水無月やここに暑さも涼しさも (松瀬青々)     夏の訪れを感じる詩

  水無月やここに暑さも涼しさも (松瀬青々)  六月の暑さ涼さが混存する様子を表していると思 う       (編者)「混存」は「混在」?

  靴白し一寸先の闇知らず (岡本眸)  新品のピカピカのクツも一度履くと汚れてしまう のがよく伝わってくる。

  靴白し一寸先の闇知らず (岡本眸) ・白い靴をはいて、まわりに注意をはからずに歩く と、水たまりにはまるのです。

  靴白し一寸先の闇知らず (岡本眸)  新しい靴も使っているうちに汚れていくものであ る。

  シャワー強しみなを謙虚にして了(しま)ふ                (津田清子)  シャワーが季語なのには驚いた。どうやって季語 が決められるのか気になる。       (編者)調べときます。尻尾で水をはじく金魚、大き         なエビ(車海老?)、3匹のイトマキヒトデのイラ         スト略

  シャワー強しみなを謙虚にして了ふ(津田清子) −感想−  私もまっすぐな気持ちで生活したい。

  シャワー強しみなを謙虚にして了ふ(津田清子)  夏は皆シャワーを欲しているのだなと、実感した。

  星の恋地上の吾も恋をして (永川絢子)    ―――――○―――――○―――――  七夕の物語の二人のように、自分の恋が実るよう にと、天の川にお願いをしている人の姿が思い浮か ぶ。

  星の恋地上の吾も恋をして (永川絢子)  七夕の雰囲気がただようすてきな句でした。

  星の恋地上の吾も恋をして (永川絢子)  はかなさを感じるものだった.

  願うこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  成長したということだと思った。

『願うこと少なくなれり星祭』(品川鈴子)  七夕に願うことが少なくなったのは、昔と今を比 べているのでしょうが、 (1) 作者が年をとってそうなっていった (2) 昔と今の風潮が変化していった       どちらなのか分かりませんでした。  今日(7/7(木))、きれいな星空が見えるといい ですね…。

  願うこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  願いが少ないというのは今の現状に満足している ということだと思うので、作者は幸せだと思う。

  水無月やこぼれて青き山の蝶 (足立文女)    きれいだなと思いました

  水無月やこぼれて青き山の蝶 (足立文女) (感想)   六月の雨が青い蝶のようで美しいことを表現し ているのだろう。

  真向かいに鮎(あゆ)簗にくる水厚し              (八木林之助)  鮎食べたい。    ちゃんと腹わたも。

 夏の詩は、どれもあつさが伝わってくる。

 

 ゆかた着て花火を見たい       (編者)ゆかたを着た女の子の、立体感のあるイラス         ト略。

 パンナコッタ食べたい

 オムライスが大好きです!!  オムライスを食べれるお店に行きたいです!!  できれば、大盛りがいいです!!  ソースは、ケチャップ派です!!  先生は、オムライス好きですか?       (編者)まあまあ好きです。亡くなった妻がオムライ        スが大好きで、よく作ってもらいました。

 夏になると女の子が薄着になってテンションが上 がるんだよなあ                づかを

〜中島みゆきについて 第3弾〜  前回は、好きな中島みゆきの曲を紹介しました。 今日は、どうしても理解できない歌詞を書きます。 ” この国を見限ってやるのは俺のほうだと  追われながらほざいた友からの手紙には  上海の裏町で病んでいると  見知らぬ誰かからの下手な代筆文字 ” 中島みゆきさんの唄はどれも奥深く、どんな意味な のかを考えるのも楽しいです。先生は中島みゆきさ ん(64歳)の年代かは分かりませんが、是非おす すめします。       (編者)僕も64歳です。同じ年代で、中島みゆきさん         がデビューした頃(4枚目のLPレコードが発売され         るまでは)レコードを買い、友達と一緒によく聞い         ていました。その後約40年。いろんなところでいろ         んな時に耳にしています。

  穴よりも大きな蟹の出てきたる(山下しげ人)  吉見に来ておどろいたことは道を蟹が横切ってい たことです。

『穴よりも大きな蟹の出てきたる』(山下しげ人)  最近道路でひかれている蟹を見かけますが、とて もかわいそうで仕方がありません。  関係はありませんが、脱皮する前とした後では大 きさに違いがありすぎて驚いてしまうしだいです。       (編者)穴から出てきてハサミを揺らしている、穴よ         り大きな蟹のイラスト略。

  穴よりも大きな蟹の出てきたる(山下しげ人) (感想)・穴の大きさに見合わないほどの大きな蟹 が出てきたことに驚きと興奮を感じている様子がこ の詩を読んで読みとれる.

  穴よりも大きな蟹の出てきたる(山下しげ人)  蟹の大きな様子が伝わってくる

  穴よりも大きな蟹の出てきたる(山下しげ人)  普段の生活で大きな蟹を見ることはあまりないの で、この夏に一度は見てみたい。

  穴よりも大きな蟹の出てきたる(山下しげ人)  小さい頃、よく蟹を探していたことを思い出しま した.

  穴よりも大きな蟹の出てきたる(山下しげ人)  僕もよく向かいのドブで蟹を見ます。友人曰く、 身が入ってなくてまずいそうです。

  穴よりも大きな蟹の出てきたる(山下しげ人)  土の中にひそむ蟹を掘り出すのは楽しいですが、 はさみに気をつけないと危ぶないんですよね。

夏真昼死は半眼に人をみる (飯田蛇笏)        内容がわからなかったけど          気になるので調べてみたい。       (編者)S字に体をくねらせているウナギのイラスト         略。

夏真昼死は半眼に人をみる (飯田蛇笏)  〜感想〜   私は先週熱中症になったので気をつけたい。

  夏真昼死は半眼に人をみる (飯田蛇笏)  真夏の昼の熱さが伝わってくる

  夏真昼死は半眼に人をみる (飯田蛇笏)  この句は夏の日ざしが強すぎて人を見るときも目 をあけられないことをあらわしていてとてもおもし ろいと思った。

  夏真昼死は半眼に人をみる (飯田蛇笏)  まぶしくて目があけきれないということ 今の自分もしこのような状況であると思っ た。

  思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄)       (編者)ランニングシャツを着て大きなボールを左手         にかかえて笑っている子供のイラスト略。

  思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄)  夏のやんちゃな悪ガキ達の元気な様子と夏の川の 美しさがよく表われていると感じた。

”思ひ切り悪き子もゐる夏の川” (福田甲子雄)  いつの時代もマナーの悪い子供はいる。ケガしな いでほしい.

  思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄)  ―――――○―――――○―――――  夏の暑い日でも、川の海はとても冷たいので、川 の中へ飛び込むのをためらう子供の姿が思い浮かぶ。       (編者)「川の海」は「川の水」? 僕も思い切りの         悪い子供でした(今でも)!

  思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄)  川で遊んでいる様子が思い浮かびました。

思ひ切り悪き子もゐる夏の川(福田甲子雄)−良い 「もうこれでまよわない小倉駅編」       (編者)小倉駅のホームを図解したイラスト略。赤、         緑、青、オレンジ色の矢印で「門司港行き」、「博多         行き」、「日田彦山線、日豊方向行き」を描き分ける。         下から順に1〜8番のホームがあり、その上の左が「博         多側」、右が「東京側」の「新幹線ホーム」。「新幹         線ホーム」のさらに上には「新幹線側」、1番ホーム         の下には「コレット、井筒屋側」の表示。左下に注2         つ:「※昔々[8]のりばが寝台車がのり入れた.「あさ         かぜ」 ※昔[7]のりばは山陽直通小郡行きがあった」         −−そうですが昔は小倉から小郡行きがあったのですか!

炎昼(えんちう)にとろけんばかり仔豚寝る              (田中はな)  仔豚が暑さから逃れようと、ぐっすりと寝ている   姿が想像できる.

炎昼にとろけんばかり仔豚寝る (田中はな) [感想]   日ざしが暑くなり、動くのもだるい様子が目に  浮かび、豚だけでなく人間にも言えるなと思いま  した。

  炎昼にとろけんばかり仔豚寝る (田中はな) (感想)  特に暑くなった最近の気候のことを考えると、小 さかったころ、ろくにクーラーもつけられず、暑い 中、部屋でひっくり返って寝ていたのを思い出しま す.

  炎昼にとろけんばかり仔豚寝る (田中はな)  最近とても暑いので僕もこんな感じになりそうで す。

  炎昼にとろけんばかり仔豚寝る (田中はな)  この句はあつい昼にブタがねているようすをあら わしていて、目のつけようがおもしろいと思いまし た。

夏の雨きらりきらりと降りはじむ(日野草城) <感想>   夏の日差しと雨できらきらしている水滴を思っ  たから。

  夏の雨きらりきらりと降りはじむ(日野草城)  晴れているのに急に雨が降るといった夏特有のス コールの様子がこの俳句を詠むと思い浮かんできた。

  夏の雨きらりきらりと降りはじむ(日野草城)      きれいな詩だと思った。

  夏の雨きらりきらりと降りはじむ(日野草城)  まだ梅雨であり、雨がよく降るため、最近、この 情景をよく見るなと思い、この句を選んだ。夏の雨 は、他の季節の雨と比べてきらめいている。何故、 夏の雨はきらめいているのだろうか。この句の最後 に「降りはじむ」とある。降りはじめるということ は、降りはじめる前は曇か晴れであったということ だ。私は、夏は晴れている時に降ったり、雨が降ら なさそうなほど晴れていたのに雨が降るということ が多いように思う。この句の情景は、晴れている時 に雨が降りはじめのだろうなと思った。       (編者)最後の行の「降りはじめの」は「降りはじめ         たの」?

  夏の雨きらりきらりと降りはじむ(日野草城)  夏の涼しさのある、夕立ち、雨上がりの情景が浮 かびます。

 駐車場の線の真白き海開(津田清子) 感想   駐車場の線が白いというのが、さわやかな天気、 雰囲気を表しているように感じた。

  駐車場の線の真白き海開(津田清子)  海に来る人が増えて車をとめる人が多くなるとい う事を言いたいのだと思った。これから賑やかにな るぞなどと考えているのでしょうか。

  駐車場の線の真白き海開(津田清子)  ほんの前まで入学式だったが、もう海開きの季節 が来たのかと思った。

  原人のごと手を垂れて炎昼を (梶川幸正)  真夏のあつい日刺しの中原人のごとく手を垂れ、 けだるげに歩く人の姿がありありと思い浮かべられ ました。

  原人のごと手を垂れて炎昼を (梶川幸正)  その状況がとても想像しやすい。暑くて暑くて手 がだら〜んとしているのだろう。  そのような気候は出来れば遠慮したいものである。

  夏川の音のあふるる望遠鏡 (コスギヤエ)  なぜ望遠鏡が必要なのだろうかと思いました。

  夏川の音のあふるる望遠鏡 (コスギヤエ)  夏川の音の表現がすずしさを感じさせて良い。

  怖(おそ)るるに足らざる我を蟹怖る               (相生垣瓜人)  大きな動物を警戒して逃げる蟹を見て、自分なん て下らないのにと自分を卑下する句にしてしまった 作者のセンスが単純にすごいと思った。

(怖るるに足らざる我を蟹怖る(相生垣瓜人))  いつも何もせずとも近付くだけで怖れて逃げる蟹 の様子がこの俳句には描かれていて、共感できた。

炎昼  最近とても暑いです。早く海に入りたいです.

夏の雨、緑雨  この句は夏の日光で大きく育った草などを表して いるんだなあと思いました。

 

 今日はいい天気

 青い空に白く立体的な入道雲を見ると、こんな年 になっても心の底からワクワクするものだね。アイ スを食べたり海に飛びこんだり、小学生顔負けに遊 びまくってしまう。こんな夏を過ごせるのはいった いいつまで続くのだろう…。       (編者)そういえば、ぼくも大学1年生のとき夏休み         を迎えた喜びを思い出しました。

  好きな中島みゆきの曲 第3弾  今回は、「空がある限り」という曲を紹介します。 歌はこのようにはじまります。   アゼルバイジャンの夕暮れは   女満別の夕暮れと変わらない   歩いているうちにいつのまにか   紛れ込んで続いていきそうだ…                省略  中島みゆきさんの曲には、女満別や「世情」にあ るシュプレヒコールなど、難しい単語があるため、 教養もつきます。  今年64になった中島みゆきさんですが、変わらず に美しくこれからも応援します。

プニオ       (編者)「プニオ」の吹き出しのある、ハゼに小さな         4本足をつけたような、飛び出た目と目の間から出た         線の先に風船のようなものが浮かんでる生き物のイラ         スト略。

  吉見港アンドン海月大発生  火曜の夜に港で魚をとりにいったら、アンドンク ラゲがたくさんいた。そろそろ泳げなそう

  梅雨あけていよいよ来るな夏の日が  じめじめした梅雨があけて、夏が来る喜びを排句 にしました。       (編者)「俳句」です。

  人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女)  海に感情があるようによむという擬人法の見本で あるような句だと思いました.

  人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女)  今週の日曜日に海水浴に行きました。なかなか人 が多かったが海が笑っているようには見えなかった です。

人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女) [感想]   いくらたくさんの人が泳いでも、海を人で埋め 尽くすことはできない。海の広大さを感じる排句だっ た。       (編者)「俳句」です。

  人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女) 感想 海が笑っているという擬人法を巧みに使って、 人々が暑い夏に海で泳ぎはしゃいでいるのに対し、 海が優しい波をなびかせている情景が浮かんだ。

  人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女)  夏シーズン真っ只中、海で泳ぐ人も増えてくると 思う。海で人々が楽しく泳いでいると海も笑うほど 楽しんで見えるんだなと思った。

  人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女)  夏に入り大勢の人が訪れ海がにぎわっている様子 がよくわかる

  人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女)  人をたくさん泳がせても平然としている海のゆう だいさを表現しているように感じた。

  人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女)  自然の大きさを感じる俳句だと思った。人間なん てものはたくさんいても自然に比べれば小さなもの なんだなぁ。

人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女)   海で泳いでる感じが伝わる.

人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女) ・海に飛びこみたい。だれも見てないところで。

  人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女)  夏といえば、海である。この句を読んで海水浴に 人がいっぱい来ていて、砂浜にも海の中にも人がた くさんいるところを想像した。この句の解釈で最も 大切な部分は「海笑ひけり」の部分だろうなと考え た。まず、海が笑っているのか、人が笑っているの かである。前者の場合だと次のように解釈した。今 まで寒かったり、悪天候が続いたりして海に入る人 はあまりいなかった。夏になり、暑くなり、人がた くさん遊びに来てくれて海が喜んで笑っている。後 者の場合ならば、海に遊びに来た人達が遊んでいる 時に発した笑い声である。  どちらの解釈であったとしても、海がにぎやかで 夏の海の様々を上手に表現していると思った。       (編者)「様々」は「様子」?

  人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女)  たくさんの人が海で遊んでいて海も人々も喜び夏 を感じさせてくれます。

  人あまた泳がせて海笑ひけり (鈴木真砂女)      おもしろいと思った。

  沖縄は浮かぶ花束梅雨明ける (川崎展宏)  梅雨が明けて悲しい気持ちになった。

  沖縄は浮かぶ花束梅雨明ける (川崎展宏) ・梅雨明けといううれしいことと悲しいことが同時  に起きている。

沖縄は浮かぶ花束梅雨明ける (川崎展宏) <感想>   梅雨があけて花が雨で落ちて花束のように浮か  んでいる様子がうかがえる

  沖縄は浮かぶ花束梅雨明ける (川崎展宏)  沖縄の夏の感じが思い描かれてきれいだった。

  沖縄は浮かぶ花束梅雨明ける (川崎展宏)  山口も最近梅雨明けをした.沖縄の花束とはハイ ビスカスのことだろうか。  沖縄に夏がやってきたと思わせる。

  沖縄は浮かぶ花束梅雨明ける (川崎展宏)  ハイビスカスを連想させられて。

  沖縄は浮かぶ花束梅雨明ける (川崎展宏)  ごろがよく、イメージしやすい良い句。

  沖縄は浮かぶ花束梅雨明ける (川崎展宏)  もしかしたらこれは六月の花嫁のことを示してい るのだろうか。  沖縄の梅雨明けはズバ抜けて早いし、結婚式が六 月で梅雨明けも六月なのかもしれない。

  沖縄は浮かぶ花束梅雨明ける (川崎展宏)      沖縄に行きたくなった。

  沖縄は浮かぶ花束梅雨明ける (川崎展宏)  吉見も梅雨が明けたので夏が楽しみです。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規) (感想)夕立がいきなり降りだして雨雲が通り過ぎ ていく様子がこの詩を読むと浮かんできます

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  素早く通り抜ける夕立が一日に何度も通っていく ようなように感じた。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)    ―――――○―――――○―――――  非常に激しい雨の音がしていると思って外へ出て みると、すでに雨雲はどこかへ行ってしまって、夕 立の季節をしみじみと感じているような詩。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  夕方歩いていて突然の夕立に屋根のあるところを 通る様が思い浮かぶ。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  夕立の雨の感じが通りすぎて夏が来た感じを思 いました。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  有名な正岡子規の俳句を久しぶりに見た、夕立が 夏らしさを連想させる、

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  この句は夏の激しい夕立の中では雨の音しか聞こ えないことをあらわしている。

  夕立の音ばかりして通りけり。 (正岡子規)  白雨ということは初めて知った。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  梅雨も明けて晴れの日が多くなりました。最近は 夕立も減り、暮らしやすい天気で楽でよかったです。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  夏の夕方に突然激しく降る夕立は、降っている間 せみの声さえ聞こえなくなり、夕立の音ばかりが聞 こえる夕立がきたというだけがひきだされている俳 句だと思った。       (編者)後半こう読み取りましたが…?

  美少女を包み攫(さら)ひし大海月(中山玲子) 感想   海月に刺されると痛い。にもかかわらず包むと いう表現が用いられている。ので空想上の海月なの だろうと思った。

  美少女を包み攫ひし大海月 (中山玲子)  くらげ危ないですねー。なんで美少女なんだろう。       (編者)水大の女子学生がみんな美人だからです!!

  美少女を包み攫ひし大海月 (中山玲子)       (編者)上から見た、中心に向かって三日月の4つあ         る多分ミズクラゲのイラスト略。

美少女を包み攫ひし大海月 (中山玲子)  女の子がカワイイ感じが良い。

  美少女を包み攫ひし大海月 (中山玲子)  この句は美少女を包みこむなにかをつたえようと しているんだと思う。自分も包みこんであげたいと 思います。また包みこむだけではだめだと思う。

海月(くらげ)       (編者)海の中を気泡ととともに流れている多分水ク         ラゲのイラスト略。

  美少女を包み攫ひし大海月 (中山玲子)  何故美少女なんだろう。  神秘的なような、人間の欲望が出てるような何と も言えない感じがした。

  美少女を包み攫ひし大海月 (中山玲子)  海月を思わせるような女の子に惚れました。でも 時既に遅し、他の男に盗られてしまいました。でも 諦められないです。いつか体を持てることを信じて。

  滴りの崖に始まる大樹海 (藤崎初枝)  崖の下に広がる樹海に雨の降った様子が想像でき る。

滴りの崖に始まる大樹海 (藤崎初枝)   うるおって、草木がおいしげる様子がわかる

滴りの崖に始まる大樹海 (藤崎初枝) <感想>   雨の降ったあとのような    かんじが思いおこされたから。

  滴りの崖に始まる大樹海(藤崎初枝)         − 富士樹海に一度行ってみたい。 今年の夏旅       (編者)旅程を書いた地図のイラスト略。地図上の記         載は時間順に: START8月7日小倉−福山−江津−         8月7日−出雲市−8月8日−備後落合−8月9日−8月         10日−姫路−大垣−8月11日−8月12日−東京−那須         塩原−東京−8月13日−小倉。          なかなかの長旅ですね。体に気をつけて、素敵な         旅を楽しんでください。

  海を来る白雨郵便局に佇(た)つ             (大宮司ちゑ子)  今日の昼に郵便局で****先生に会って胸がと きめきました。       (編者)若い先生はいいなあ! 出席カードの右上端        に蟹のイラスト略。

「帆立貝海の呟(つぶや)きこぼしけり」(禰寝雅子)を写し間違 えて   帆立貝の呟きこぼしけり  帆立貝が海の中で何かぼそっとつぶやいてたらお もしろそうです。