水大歳時記(平成二十八年度)春 の 部
春
後期試験終わるまで来ぬ我の春
眠る春吹く冷風と共に有り
ざわざわと春の訪れ鳥が鳴く
春になり不安抱きつつ新世界
春の暖かさに触れる
降りそそぐ春の木漏れ日穏やかに
スーパーの鮮魚コーナーで春感じ
春が来て花より団子?ふざけるな
春悠久色づき散りける羊蹄山
二月
雪が舞い寒さ厳しき二月かな
雪解けの水が流るる二月かな
雪解けの富士の山頂二月かな
二月に入って少し寒さが増して来た
二月ごろスキーがしたいあそびたい
買い物をしに家の外に出たならば二月の夜
二月なりインフルエンザ気をつける
春を待つ寒さが残る二月かな
気づいたらすぐに逃げてく二月かな
二月なれどつくしの芽すらまだ見えぬ
立春
立春よ早く来い来い温かさ
たのしみだ立春くれば学校だ
春寒(はるさむ)
春来ても下関はさむきかな
春暁(しゆんげう)
春の朝花は開くが目は閉じる
春の朝私の友はまだふとん
春の夜
春の夜いそのにおいが とてもくさい
雨ぬれてすかさず逃げこむ春の夜
花冷(はなびえ)
花冷えで鼻冷え起こり紙足りぬ
木の芽時(このめどき)
人生の季節も変わる木の芽時
蛙(かはづ)の目借時(めかりどき)
一限目蛙を恨み目をこする
穀雨(こくう)
海岸(うみぎし)に穀雨の光る ぬれ若芽(わかめ)
穀雨降り嫩芽(わかめ)出揃い麗らかなり (編者)「わかめ」の「わか」はフォントにはないの で、同じ意味の、似た漢字にしました。
晩春
晩春の雨が育む田の緑
麗(うらら)か
うららかと春のにおいが少しする
花咲くあなたに恋する春うらら
花吹くあなたに恋する春うらら
行く春
春すぎて夏に向かう暑き日々
春過ぎて夏恋しいが実習の恐怖
気が付けばあっという間に春過ぎる
春過ぎてまた一年後春が来る
春終わり巡る季節に思いはせ 故郷の景色を今ふと思う
春過ぎて夏が来て次秋がくる。
春の日
春の日にそよ風吹けば花吹き (編者)「花吹き」はひょっとして「花吹雪」?
海風が心地よくなる春の日よ
春の日に頬赤らめる出会いあり
春の日が吉見を優しく包みこむ
春の月
水の地球少し離れて春の月
朧(おぼろ)月
おぼろ夜に波と渦と三日月と
おぼろ夜の照らす泉に白乙女
おぼろ月友と踏む草影のびる
おぼろ夜にこぼるる涙は鶏そぼろ
朧月夜の散歩にちょうど良い
春風
新学期緊張和らぐ春の風 (編者)ピンクで描かれた、風に舞う3枚の桜の花び らのイラスト略。
春風が私の背中を押している
下関春風強し避難警告!!
春風に吹かれて笑う草木かな
春風にもまれて揺れる耕洋丸 (こうき)
波を呼び渡る春風浜景色
山口に温もり届ける春の風
春の風だんだんうすくなっていく
春の風浴びても暑い季節かな
春一番
季節の変わり目感じる春一番
釣り行くな春一番が言っている
風光る
風光るおやじの頭もあら光る (編者)この「あら」は驚きの「アラ!」ですか?
春疾風(はるはやて)
春嵐空駆る風のきまぐれか
ずぶぬれの春の嵐で折れる傘
予想外傘も壊われる春嵐
春雨
春雨や薄着が濡れる良き女子(おなご)
春の雨はれぬつかれを流さん.
磯の香 春雨の後 漂いて 日に日に季節 通り過ぎ行く
春の山
春の山 間に顔出す日の出かな
春の山桃色に輝く桜餅
目を腫らし花より団子春の山
山笑ふ
雪が消え緑になって山笑う (編者)二重線で消されてましたが、季語がおもしろ いので取り上げました
春の水
温もりを感じ始める春の水
目を覚まし春の水で顔洗う
ルアー飛び波紋広がる春の水
春の海
浅瀬にて緑に萌ゆる春の海 アクラスの活動に行ったとき、青々とした海藻が印象 的でした。
春の海かがやきが増し目に入る (編者)帆をつけたカッターと艫(とも)に立つ人の 簡単なイラスト略
春の海磯の香りを運ぶ風
家にある窓から見える春の海
春の海荒れるとさびる自転車たち
春になりそろそろもぐろう/入ろう 春の海
キスゴ釣りまだ早いかな春の海
春の波
春の波怠けの影を運び来る
風光る朧月夜に春の波
ほとばしる春の波を受け流す
春潮(しゆんてう)
「美しき春潮の航一時間」(高野素十)に倣って 美しき春潮の夜一時間
雪解(ゆきどけ、ゆきげ)
雪解けの清き水より来る生命(めばえ) (あやたん)
山道の脇より滲む雪解水
雪解水如冷水で顔洗い
雪解けてラフティングの時期が来た
美しき清らかな水雪解けの
雪解だもうすぐ春だお別れだ
雪溶けて春先見ゆる季節かな
入学試験
受験生宿見つからず大変だ
正月の受験のネタで落ちすべる
春休み
春休みはじまる前にテストかな
もうすぐだテストが終われば春休み
もう少しテストが終われば春休み
梅の香を感じて来たる春休み
入学
春桜ひらりと散りゆく入学式
入学しいつのまにかもう一年
春衣(ごろも)
風吹き葉っぱまといし春衣
桜餅(さくらもち)
桜餅甘くてうまいもっちもち (編者)葉のリアルな桜餅のイラスト略
ほほえんだ子どものほほは桜餅
海女(あま)
顔を出すまた潜る海女鵜の様に
花見
毎日の花見がおれの生きがいだ (れおん) (編者)僕の研究室の窓の前にも桜があります。もう 葉桜ですが、満開の間は毎日が花見でした。
春の夢
春の夢儚くゆれる朧(おぼろ)月
全身に竹の葉茂る春の夢 (編者)頭、手、胴体から葉が生い茂って驚いている 人のイラスト略。
春の夢私目覚める我が子来ぬ
春の夢頬をつねって沈む朝
春の夢醒めないようにとただ願う
黄金週間
GWはやく実家に帰りたい
連休は直前が一番疲れる
休み前 夜ご飯はね ごうかだよ。
三連休連絡船で釣りに行く
バレンタインの日
恵方巻バレンタインは二月だな
蛙(かはず、かえる)
「雨の日」 帰り際蛙の鳴き声我を呼ぶ
降りしきる雨を歓迎蛙(かわず)たち
夏の前カエルが鳴くシャワーの中
雨の田でカエルたちがおどってる。
鶯(うぐいす)
ウグイスの声で目覚める旬な朝
うぐいすの声が響く春の空
眼張(めばる)
竿先のメバルの当たり春感ず
メバリングまだかまだかと桜散る
メバルがねパクパクチョクチョクおよいでる
桜鯛(だい)
鮮水の海に映えけるさくら鯛
桜鯛身にまとうは花衣
あの子への僕の気持ちは桜鯛 (れおん) (編者)「れおん」と読み取りましたが、「れのん」 かも。恋をしている、眉が濃く、花の穴の大きい 裸の男の左半身のイラスト略。
鰊(にしん)、春告魚(はるつげうを)
尺春告魚釣りて感じし季節の目 釣り人に春を伝えし尺春告魚 (編者)すみません、「尺」の意味がわかりません。
針魚(さより)
さより焼く春一番の白波に 感想 … 私にはセンスがないです。 (編者)季題「針魚」は魚篇の1字ですが、フォント がないので、別の漢字2字をあてました。
むつ五郎
姿消し住み家は穴だむつ五郎 (編者)「むつごろう」の「むつ」の漢字はフォント にないので平仮名にしました。「むつ」=魚+陸の 旁(つくり)。
むつ五郎似てると言われて十八年 (れおん)
白魚(しらうお)
白魚 油であげるととても美味
甲烏賊(こういか)
コウイカの姿そんなにかっこいいか?
栄螺(さざえ)
我栄螺食うて感じる磯の景
マスオには悪いが栄螺は俺のもの (れおん) (編者)「れおん」のハンコと、「マス夫」と書いた はちまきをし、足と手が生えている魚のイラスト略。
海胆(うに)
知らぬ間にウニが発生我が水槽 (編者)「5mmぐらい←(だんだん大きくなってき てる)」との説明のあるウニのイラスト略。
蝶(てふ)
月光を頼りに遊ぶ胡蝶かな
蜂(はち)
吉見の家 網戸と窓の間に ハチ3匹 (編者)かなり物騒ですね!
梅
白梅を帽子にさして上機嫌
町歩きふと目に入る梅の花
梅枝につぼみふくらむ春息吹
陽をあびて白い梅が目を覚ます
梅香おり山根を染める木の流れ
人たちが集まる先に咲く梅の花
下萌の梅の花びら散りにけり
紅梅(こうばい)
梅蕾薄桃色に結ぶを見る
椿(つばき)
白い中朱色に染まる椿かな
冷える地に椿が落ちて赤灯る
桃の花
そよ風に躍り散りゆく桃の片
桜
風吹きて離れ離れに桜の花 (編者)太い幹の桜の木から飛ばされるハート形の花 びらのイラスト略。
風の流れ水の流れにのる桜
桜の木ここにいるぞと咲きほこる
春風に吹かれて絶景桜景色
窓際で桜舞い飛ぶつむじ風
さくら咲くさくら花散る水の上
花びらをちぎっては食べる桜ハゲ
白化粧桜映えたる姫路城
桜咲く別れのあとに出会いあり
花
潮風に花びらの舞う新生活
花咲いて気持ちも高ぶりいざ出陣
風立ちぬ空にたなびく花吹雪
落花(らくくわ)
桜散りそろそろ春も終わりかな
風立ちぬ空にたなびく花吹雪
暖風に降り踊る様花吹雪
玄海の波に揺らるる花いかだ
雨の散る川面につもる花筏(いかだ)
静閑な水面(みなも)を彷徨う花いかだ
花いかだ若き思いを乗せてゆく
桜散り単位も落とし夢も散る 落ちた花弁いつ舞うのやら
地に落ちた桜の今は屑と化し
花が散り 踏まれ汚れて 儚くも 新芽出揃い 青々し
フリージア
ユラユラと景色を彩るフリージア
シクラメン、篝火花(かがりびばな)
風上の丘に見えるシクラメン
蒲公英(たんぽぽ)
荒ぶ風凛と立つ花鼓草(つづみぐさ)
若布(わかめ)
春の海流れ出るは幼若布
授業
授業中携帯なるよ避難指示
警報音講議を妨害睡魔を妨害 (編者)「講義」です。睡魔を追い払ってくれたのは 良かった!
雨ひどく無事帰れるか心配だ
暴風に豪雨であっても学校あり
休講になるかならんか暴風雨 ←昨日の話です
生活に慣れると増える遅刻かな
毎授業僕と睡魔のガチ勝負 (編者)がんばってください!!
見捨てられそれでも生きる男たち(小説の感想) (編者)今日やったポーの『ピムの物語』の漂流のこ とですね。
文学の俳句はどれも思い出だ (編者)文末の笑顔の絵文字略。授業を楽しんでくれ てありがとう。
嗚呼テスト嫌だなテスト嗚呼テスト
試験前部屋の掃除がしたくなる
学生生活
風強い潮の香りの新天地 (編者)吉見での新生活、楽しんでください!
今日もまた表情豊かな青い空
青い空とてもきれいな青い海
五感越え心に響く海の声
待ちわびる新芽が一度に顔を出す
雨うたれ公園遊具寂しかりけれ
休日に釣りがしたいが暇がない (編者)「暇」は「目」偏ではなく「日」偏です。
作品名:意気込み 海釣りで僕の才能見せたるで〜 (編者)触腕を垂らした(多分)「コウイカ」と、魚 みたいな疑似餌のイラスト略。
はらへったおなかグーグー死にそうだ
こんにちわ てんてんつけて ごんにぢわ
魚獲り単位を取りし下関
下関毎日風になやまされ。 (編者)風吹きすさぶ水大の校舎のイラスト略。
海風の吹き荒れる町吉見町
「まち」 綾羅木のまちなみすごくすてきだな。
恋しくて積もる涙は星の数
一歩ずつ決意新たに踏みしめて
いつまでも変わらず繋がる生命(いのち)の輪
暴風雨黒く濁った海と空
雨が降り風がつよくて大変だ
雨ひどい風も強いよ大変だ
雨風が強くなるたび疲れるな
朝起きて引きこもりたくなる雨と風
雨の中学校行くのめんどくさい
風と雨学校行くのも一苦労 (編者)斜めに降る雨に垂直に傘を向けている人の簡 単なイラスト略。
嵐でも僕はめげずにチャリ登校
登行中雨が強くてかさこわれ (編者)「登行中」は「登校中」?
暴風が傘の骨折り根気折る (編者)そう言わず、根気を出して下さい!
風荒れてたまらずふきとぶ青き傘 (西尾)
暴風で買ったばかりのカサが死ぬ
雨の日にかさを盗まれぬれ帰る (編者)僕も授業に持っていった傘を、傘立てから盗 まれました。ちょっといい傘だったのに!
大雨で僕の心もしっとりと
7まがり風にも車にも煽られる。
聞かせちゃる前川清の海鳴りを
昼飯だもうすぐ飯がやってくる
寮の窓閉まらないよぉ〜あ〜寒い (れおん)
連休前ホームシックになりかける。
早朝の桃色香る散歩道
春の木々葉やつぼみより花が好き (れおん) (編者)「花」の字が花の中心にある花と、地面から 生えて咲いた花のイラスト略。
雨の日も釣りに行く人水大生
雨天時に魚いるかな日本海 (編者)足が6本の(アオリ?)イカのイラスト略。
浜風の春夏秋冬違う顔
見てみよう四季折々の波のかお
海風の声に負けじとねこも鳴く
ちょうちょうと川をおよぐふぐの子かな
童声今だ鳴りやん馬の刻 子ども達の声が七時になっても聴こえ、日の長々さ増 すことを表す.
我思ふ海の源故我らあり
雨水が したたりきせつ かわりゆく
もうすぐで地元に帰れる楽しみだ
あと4日実家に帰れる浜松へ
海の側移り気な空に転がされ
海風が傘を崩壊新品なのに (編者)2色の傘のイラスト略。
待つ時に丈比べする海の駅
ひと吹きの風にたなびくスカート
「山肌」 山肌の顔色伺う山菜採り
道はずれ左右に踊るカレンデュラ(春の花)
花わらび小にぎやかしはるらんまん (編者)「小にぎやかし」は「山にぎやかし」にも見 えます。
「晩春」 今はもう芽が顔出し衣替え
鶏ポン酢お口の中でおどりだす。
鶏ポン酢ミールカードが命綱
僕はそう太ってないぞ筋肉だ
足いたい筋肉痛がやばすぎる
今日の俳句 シャトルラン目指せ平均恥じぬため
イケメンはみんなに見られ大変だ (編者)「←イケメンれにょん」の矢印の先に、輝き を表すひし形二つにはさまれた、目を閉じ鼻の穴の 大きい男の子のイラスト略。
じりじりと警報鳴る中夢の中
日々痛感新生活で我未熟 (編者)多分マグロと(書きかけの)フグのイラスト 略。
コンニチワ アイサツスルト キモチイイ
ウーパールーパー ピンクの天使みたいでかわいいな
宿題をやりたくないので困ります
心がね行ったり来たりやるせない
気合い入れ練習したら腕痛め
もうじきか花粉が飛んでるあぁいやだ
詩
春宵一刻値千金 花有清香月陰有 歌管楼台声細細 鞦韆院落夜沈沈 (編者)今日紹介した蘇軾の漢詩「春夜」ですね。
春宵一刻値千金 花に清香有り月に陰有り 歌管楼台声細細 鞦韆院落夜沈沈 (編者)今日紹介した漢詩の書き下し文ですね。
物語
(1) 私は今、箱の中に閉じ込められている。 箱は透明、箱の中は木くずが敷かれ、水飲み場と 食べかけのひまわりの種だけがある。 暇なので箱の隅っこにいると、パカッという音と 共に箱のふたが開いた。エサの時間だ。 大きな手が食べかけのひまわりの種を新品に交換 している。 (2) 私には夢がある。そう、それはこの箱から出て、 大きな世界を見ることだ。もうこんな箱の中の世 界はこりごりだ。第一、この箱の中には何もない。 もう飽きた。私は出る。ここから出てやる。冒険 をしてやる。 (3) そう決心した瞬間、体が勝手に動いていた。エ サの交換を終え、私に触ろうとする手を伸ばして きた大きな手の甲に飛びのり、全速力で腕を登る。 速い。人生で一番速く走っている。これはいける ぞ。 と思っていた矢先、もう一つの大きな手に行く手 をはばまれ、冒険は終わった。くそっ。そのまま 透明な箱に戻された。 (4) 箱の中に戻されたハムスターは悔しそうに箱の 中で数分間ジタバタしていた。しばらくすると落 ち着いたらしく、また箱の隅っこでジッとし始め た。これでハムスターの野望は打ち砕かれたのか と思われたが、ハムスターの目は何かを決意した ように炎えていた。 ハムスターの冒険 つづく? (編者)「炎えていた」は「燃えていた」?
SF物語 地球のある所で、一人の人間が消えた。 その人は、宇宙人の実験体となった。 宇宙人は、人間の皮をひきさいて、調査を行った。 人間は非常にいやがり、どうしても調査をさせて くれなかった。というのは、その皮は人間にあたる 服であったからである。[終] (編者)宙に浮かんだ円盤から地上に光の柱が降りて いてその中で一人の人間が万歳しているイラスト略。
エッセイ
すき通る海から釣れた桜鯛 昨日桜鯛を食べてとても春を感じました。桜もも う葉桜になり夏の声がもうすぐきこえてきそうです。
河口にていつまでいるんだふぐさんよ 俺は週末試乗会 中学・高校と陸上部でしたが、水大にきたので思 い切ってヨット部に入りました。小川にいるフグは 川で生きる種なのでしょうか?僕の方が早く海に出 れそうです。
朝ぼらけ海原(うみ)の向こうに 人の灯(ひ)が ◎漁を終えたイカ釣り漁船を「人の灯」にたとえて みました。 ◎海原(うみ)のイメージは水大前の海です。 (感想)「花冷」という言葉には、「花」という生 きるイメージと「冷」という厳しい死のイメー ジが合わさっていて、一見矛盾しているが、 春という季節を正確に表していると思いまし た。
川原道桜を運ぶ春一番 福岡・中州にて二月ごろに川原道を歩いていた時に 春一番が吹いて春をほんの少し感じたから
作品: 絵。 (オフィーリアの死の様子です。) (編者)草に囲まれた小川を、髪とドレスを水面に広 げ、花びらとともに流れていく少女のイラスト略。
(編者)本文なし。透明な袖から突き出た、5本の指 を開いた、痩せた右手のイラスト略。
(編者)本文なし。教壇に立ち、マイクを持ち、その 先の紙を見て講義している編者を描いたイラスト略。
蛙(かはづ)になど貸せぬ眼(まなこ)を 瞠(みは)るなり (野路斉子) 感想 この排句は眠気が来て目を閉じると蛙に目を貸し ているという発想が昔の人はユーモアだと思った。 (編者)「俳句」です。
蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) ・昔の人たちの発想に驚きを感じました。このよう な季語などを知ることは好きなので色々なものを 知りたいです。 (編者)二尾の魚がS字型に連なって泳いでいるイラ スト略。
蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) 昔の人が蛙が人の目を借りている、と考えていた ことに驚きました。 (編者)カエルと泡を出している魚とバッタのイラス ト略。
蛙の目借時 <感想> 確かに春は陽気のせいかすごく眠たくなるので蛙 に目を借りられているという表現は面白いなぁと思 いました。
蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) ねむいけどがんばって起きようとしている感じが した。蛙を使ってこの気持ちを表現するのはすごい なと思った。ねむいけど、起きようと目をこらして いる様子が伝わった。
「蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり」についての感想 この俳句を見ただけでは何のことか全くわからな かったけど、カエルが人間の目を借りて一生懸命い ろんなものを見ているからねむくなるという意味を 知って、だからこの時期はこんなにねむいのかと思 いました。春は花が咲いて世の中が明るく色づくの で、そのきれいな季節をカエルも人間の目をかりて まで見たいのかと思うと、もうすぐ終わってしまう この春を私もしっかり見ておこうと思いました。
[感想] 蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) 「微積分蛙が代わりに受講する」 ※フィクションです。
’蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり’ (野路斉子) 蛙に目を貸すという発想が新しくて新鮮でした。
蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) 晩春のあたりは誰でも眠くなります。昔の人も眠 いのだなと少しおもしろく思うとともにそれを絶妙 に表した季語に素晴らしいなと思いました。
蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) <感想> 蛙のことを俳句の内容に入れていて面白いなと思 いました。この俳句を自分で読んでも意味が分かり ませんでしたが、説明していただいたので分かりま した。 自分でも、どういうような場面なのか想像できる ようになりたい。
蛙の目借時、昔の人もこの季節は眠たかったのが わかり面白かった。
蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) 自分も眠たいので蛙のせいだと思う。
蛙が冬眠から覚める時期だと思うが下関ではまだ みていない (蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり)(野路斉子)
・蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) 〜感想〜 まず季語である蛙の目借時の意味というか成り立 ちが面白くて興味が湧きました。普段は意味を 考えていないので、ほり下げると面白い意味 があるんだなと思い、もっと他の成り立ち も知りたくなりました。 また、俳句自体も季語の意味がわかると、見え 方がかわってきて楽しいです。今は目を閉じ ている場合ではないぐらい大変な時なんだろ うなと思っています。この海洋文化論も目を 閉じて単位をおとす場合ではないので、これ から、この俳句にならい頑張りたいなと共感 しました。
蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) 眠たいのが蛙に目を貸しているからという理由で 済ませるなら都合が良いと思った。
蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) 寝たいこの時期をこのように例えたのは、おもし ろかった。
蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) 自分はよく「蛙に目を貸している」状態なので、 この詩のようになりたいと感じた。
蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) この句の説明を聴いていたら、「人間が眠いのは、 蛙に目を借りられている」という新しい発想にとて も驚いた。蛙をあまり見たことがないので、人間が 眠いと感じているときに「大きな目」というものが どのようなものであるのかを私は知らない。だから、 どのような目をしているのかを想像した。実際にこ の句の中の状態の蛙を見てみたいと思った。私がお 昼時や朝、眠いと感じた時に、これからは「…眠い …。これはきっと私(人間)の目を蛙に貸してしまっ たんだ」と考えてみようと思う。
蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) 春先に眠くなるのは蛙のせいだ!と他の先生に言 えば授業で寝てもいい訳に…ならないか。
蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) 今の季節はとても眠いのはよく分かることで、自 分も土日などでも昼によく寝くなります。とても天 気もよく、ぽかぽかした日は一層そんな気分になり ます。 (編者)「寝く」は「眠く」?
花衣といふもジーンズ・スニーカー(加藤岬) 感想俳句はかたいイメージだが現代でも使われてい るような言葉で書かれているので風景が想像し やすかった。
花衣といふもジーンズ・スニーカー(加藤岬) 俳句という日本古来のものに外来語である「ジー ンズ」「スニーカー」という言葉が入っているのが とても新鮮でした。
10個の俳句の中で、1つだけ現代的な俳句があ り、気になりました。『花衣といふもジーンズ・ス ニーカー』なのですが、俳句の中にカタカナが入っ ているのは初めて見ました。 この俳句を読んで、少し昔の人だったら桜にも負 けないオシャレをして来たんだろうと思いました。 なので、昔に比べたらお花見は身近な物になったん だろうと思います。
花衣といふもジーンズ・スニーカー(加藤岬) 感想 どの時代で花見というのは変わらないんだと思っ た。 (編者)「どの時代でも」?
花衣といふもジーンズ・スニーカー(加藤岬) −感想− 現代のお花見が以前のお花見と服装などが変化 していることが詩われていて親近感が湧く俳句 でした。
花衣といふもジーンズ・スニーカー(加藤岬) 花見は好きです。昔の人のように着物を着て行か ないけど、花を見てキレイだな、とか思う気持ちは 同じだと思います。私たちが花見を開いて、花見を しにきた女の子がジーンズとスニーカーでうきうき 歩く様子がパッと浮かんで親しみやすい俳句だと思 います。
花衣といふもジーンズ・スニーカー(加藤岬) 何かとても新しい斬新な俳句だと思いました。
花衣といふもジーンズ・スニーカー(加藤岬) 変わった詩だったのでとても気になった。
◎花衣といふもジーンズ・スニーカー(加藤岬) 俳句に外来語を用いていて俳句らしくない俳句で おもしろいものだと思いました。何か若者を連想さ せ、花衣と言いつつジーンズとスニーカーという少 し笑いを感じさせます。
◎花衣といふもジーンズ・スニーカー(加藤岬) 「どの衣類も美しい」と言うみたいで印象に残った。
(俳句)みな若き日を語りつつ 木の芽時(このめどき) (大佐優) (感想)人々が自身の幼き日々を語り合っている様 子がうかがえる。そして木の芽は子供を差して いる考える。時の流れを上手く表現した俳句だ なあと感じた。
みな若き日を語りつつ木の芽時 (大佐優) 感想 「みな若き日を語る」、これは木同士で語り合って いると私は思いました。木がお互いの若い頃を思い 浮かべて「今と比べて昔はこうだった」などを語り 合っているのではないかと思いました。「木の芽時」 これは新芽が出る時期ではないかと思いました。木 が若い頃を語り合っている中、また新しい芽が出て きて、新しい季節がやってきた事を意味し、今付い ている葉などが次芽が付くときに「若い頃」として 語られるのだろうと思いました。 この俳句を詠んで、季節は巡り巡り、また新しい 者の誕生を意味しているのではないかと感じました。
〜感想〜 みな若き日を語りつつ木の芽時 (大佐優) ・若い日を振り返り、なつかしんでいる大人も、実 はまだ、芽が出たばかりでまだまだこれからなんだ、 うったえかけているのかなと読めた。 「まだまだこれからだ」という気持ちを「木の芽 時」と表現したところに深く感動した。
みな若き日を語りつつ木の芽時 (大佐優) 春のおとずれを感じ木から若い芽が生えてきてい ることを連想させる。
みな若き日を語りつつ木の芽時 (大佐優) 春という季節は個人的に「若さ」を感じる。それ は芽生く季節だからなのかもしれない。 月が経つと、知らぬ間に大きく育った新芽に驚か される。 (編者)「芽生く」は「芽吹く」?
みな若き日を語りつつ木の芽時 (大佐優) 若い日の話をしている時でもまた若い者が生まれ てくる神秘を感じた。
「みな若き日を語りつつ木の芽時」(大佐優) 木の芽時とは、木の芽の出る季節。すなわち春を 表す季語である。毎年入学の時季である春は学年が 一つ上がったり、新しい生活が始まり、誕生日の時 以上に年を取ったことを実感し、また若い時の事を 思い出し、センチメンタルになってしまうと思った。
桜鯛(だい)かなしき目玉くはれけり (川端茅舎) なんかかわいそうだなと思いました
桜鯛かなしき目玉くはれけり (川端茅舎) 桜鯛を自分で釣って食すまでの光景が頭にイメー ジできる。 きれいに調理されているような感じがする。
桜鯛かなしき目玉くはれけり (川端茅舎) ・私は魚が好きで、よく魚売り場に行きますが、い ろいろな魚が見れてうれしい反面、彼らの悲しげな 目を見ると捕まらなければ、命を落とすこともなかっ ただろうに…と僕も悲しくなります。
桜鯛かなしき目玉くはれけり (川端茅舎) 煮付けて白くなった目を誰かに食べられたのかな と思った
桜鯛かなしき目玉くはれけり (川端茅舎) ・きれいな桜鯛は目玉も食われるほどおいしい
桜鯛かなしき目玉くはれけり (川端茅舎) 魚の目はおいしいという先輩の話をあまり信じて はいなかったが、俳句になるくらいおいしいなら食 べてみたいと感じた。
桜鯛かなしき目玉くはれけり (川端茅舎) 桜鯛が釣られて料理にされ目玉も食われる様子、 桜鯛ももっと海を泳ぎたかっただろうと「かなしき」 と表され、あわれんでいる。釣りに行きたくなった。
花びらのごとく脱がれし春衣 (谷口ふみ子) 花びらのごとくと書いてあるので私はこの俳句は 少女のことについて書いてあると想像しました
・春衣という季語で春に咲いてた花たちが夏にゆく につれて散っていくことから季節の変わり目を感 じた 選んだ俳句 花びらのごとく脱がれし春衣 (谷口ふみ子)
花びらのごとく脱がれし春衣 (谷口ふみ子) (感想) 桜のように美しく、趣のある和服が脱がれていく 様子を表している、情景描写が想像しやすい歌だと 思いました。
花びらのごとく脱がれし春衣 (谷口ふみ子) (感想)だんだんと気温が上がり、自然・人間とも にだんだんと夏へと移り変わる様子がわかる。
花びらのごとく脱がれし春衣 (谷口ふみ子) ―――――○―――――○――――― 春になり、花びらが開く様子を人の衣替えのよう にたとえている視点がとても上手だと思った。
花びらのごとく脱がれし春衣 (谷口ふみ子) 花びらのようにきれいだが、あっけなく衣が変わっ ていってしまうことが想像でき、季節の変化がわか る.
花冷えの底まで落ちて眠るかな (古館曹人) [感想] 花があるのになぜか寂しいイメージを持ちまし た。病弱で寝込んでいる人が、まだ寒い時期に 花が咲く春を想像してるのかなと思いました。
花冷えの底まで落ちて眠るかな (古館曹人) 桜が咲きあたたかくなってきたときに急に冷え込 み再び眠りに落ちるはかなさを感じる。
花冷えの底まで落ちて眠るかな (古館曹人) 花冷の意味は桜の咲く花時は陽気が変わりやすく、 不意に薄ら寒さが訪れてくることなのでこの句は花 びらが落ちるのをあらわしている。
花冷えの底まで落ちて眠るかな (古館曹人) おもしろそうな話ばかりなので授業が楽しみです。
・花冷えの底まで落ちて眠るかな (古館曹人) 感想 … 花が冷えている様子を眠りに例えられていて とても良い。
一片の恋忍ばせて花いかだ (菊田琴秋) 落花のはいくがきれいなだと思いました。 (編者)水面を流れる5枚のハート形のイラスト略。
一片の恋忍ばせて花いかだ (菊田琴秋) 上流にいる人が下流にいる会えない恋人のことを 想って下流へ花びらを流す様子をイメージしました。 (編者)1本の樹が生えた草原の川べりに佇み、ハー ト形の花びらを流している、袴をはいた少女のイラ スト略。
一片の恋忍ばせて花いかだ (菊田琴秋) 想いの届かない片思いを花占いの花びらにたとえ てユラユラと川に流している情景が浮かびました。 (編者)「すき…」「きらい…」のセリフとともに花 弁のたくさんある花の花びらを2枚をちぎって小川 に流しているイラスト略。
一片の恋忍ばせて花いかだ (菊田琴秋) 春は新たな出合いの季節であるとともその恋は桜 のように咲いてすぐに散るのだろう。そしてその恋 は涙の川を流れて行き、黒歴史という海に流れ着き 沈むことなくずっと浮き続けるのだろう。 (編者)「あるととも」は「あるとともに」?
掘返す塊光る穀雨(こくう)かな (西山泊雲) 感想 雨が降ると気分が暗くなるが、生命のはじまりと なる恵みの雨ととらえれば少しは明るくなると感じ た。
「掘返す塊光る穀雨かな」という排句が心に残りま した。小さい頃のこの時期に、よく祖父母の畑作業 を手伝っていたことを思い出し、懐かしく温かい気 持ちになりました。 私の地元では古くから伝わる豊作を祈った雨乞いの 舞があったので”穀雨”という言葉にとても関心を 持つことができました。 (編者)「俳句」です。
掘返す塊光る穀雨かな (西山泊雲) 雨が降って土がさくさくふわふわになっているの でとても掘返しやすくなっているのでとても爽快で ある感覚がひしひしと感じた。
よこたへて金ほのめくや桜鯛 (皆吉爽雨) <感想> ・私はよくこの俳句の意味はわかりませんが鯛が好 きなので選びました。 私も将来、このような俳句が書けるようになりた いです。 (編者)恋をしている、眉が濃く、花の穴の大きい 裸の男の右半身のイラスト略。「桜鯛」について歌っ た「れおん」さんの左半身のイラストと対で一つ(一 人)のイラストというのも面白いですね。
よこたへて金ほのめくや桜鯛 (皆吉爽雨) 感想 春に鯛を釣ると黒っぽくてあまりきれいではない ものも釣れるので春にとれれば桜鯛なのかなと思っ た。 (編者)春が赤みが増すと聞きましたが、そうです か、黒っぽいものありですか…
よこたへて金ほのめくや桜鯛 (皆吉爽雨) 横たえて死んでもなおかがやきを放つ桜鯛の美し さを表しているのかなと私は考えました。 (編者)「ぼくの想像図」とのタイトルのついた「ピ カピカ」「キラーン」と◇を散らしたリアルな「桜 鯛」のイラスト略。
「誕生も死も花冷えの寝間ひとつ」(福田甲子雄) 誕生と死という、一見まったく違うような現象も 一生一年と言う時間の中では隣り合わせだというこ とに驚いた。
「花」は春の重要な季語であることが分かりました。 花が咲く前、咲く時、咲いた後、などと時間帯が分 かれていて、春のうちのどの時期であるかを表す時 に「花」という言葉は美しくてわかりやすので素敵 だと思いました。 選んだ俳句 花冷えの底まで落ちて眠るかな (古館曹人) 花びらのごとく脱がれし春衣 (谷口ふみ子) 一片の恋忍ばせて花いかだ (菊田琴秋)
・よこたへて金ほのめくや桜鯛 (皆吉爽雨) 「桜鯛」を読んで →<感想>この排句を読んで春のあたたかみを 感じます。 ---------------------------------------- 「落花」を読んで →<感想>花が散ることの悲しさを作者が忍ん でいることが読みとれる。 ・一片の恋忍ばせて花いかだ (編者)「俳句」です。
感想 「白鯨」などの名作があるが、海洋文学はそ の時代の社会的な事情、背景が色濃く描かれて いるため、水産関係の職業に就く僕は、もっと 読まなければならないと思った。 俳句についての感想 蛙になど貸せぬ眼を瞠るなり (野路斉子) 感想 昔の人の、蛙が人間の目を借りて周囲を凝 視しているから人は眠くなるという言い伝え を上手く俳句にまとめており、おもしろいと 思った。 花衣といふもジーンズ・スニーカー(加藤岬) 感想 昔の人々はお花見は和服など、美しい服装 をし(おしゃれをして)、行ったものだが、 現代はジーンズスニーカーなどのおしゃれを して花見をするということに、ジェネレーショ ンギャップをかんじるおもしろい句だと思っ た。
「東京」 ネオン街とても恋しい帰り道 解読 僕は東京の渋谷区出身です。夜でも常に街は光に 包まれていました。ここは夜の帰り道は真っ暗です。 とても渋谷が恋しいです。
おぼろ夜のうどんにたぬききつねかな (木田千女) おぼろの夜にうどをたべるのが想像できてお腹が すいてくる排句だと思いました。 (編者)「うど」は「うどん」?「俳句」です。
おぼろ夜のうどんにたぬききつねかな (木田千女) (編者))うどんを食べているかぐや姫の左右にそれ ぞれタヌキとよく太った狐のイラスト略。
おぼろ夜のうどんにたぬききつねかな (木田千女) [感想] 家の軒先で一人月をながめながら、うどんを楽 しんで食べている様子がとてもいいと思いました。
おぼろ夜のうどんにたぬききつねかな (木田千女) 赤いきつねと緑のたぬきを思い出してクスッとし ました。
おぼろ夜のうどんにたぬききつねかな (木田千女) 女性の人が食に関することを直接的に書くという のがおもしろい。
・おぼろ夜のうどんにたぬききつねかな(木田千女) 個人的には月の形に似ているたぬきを推します。
おぼろ夜のうどんにたぬききつねかな (木田千女) (編者)大きな月の下、台の上で太ったタヌキとキ ツネがどんぶり型のカップから何か飲んで(食べ て?)いるイラスト略。
おぼろ夜のうどんにたぬききつねかな (木田千女) うどんがたべたくなる詩だった。
おぼろ夜のうどんにたぬききつねかな (木田千女) 最近うどんにはまっているので可愛い歌だと思っ た。
うどんにたぬききつねかな (編者)子ダヌキと子ギツネが競走している前景と、 その背景に「うどん」と書かれた丼があり、その中で は温泉のように、子ダヌキと子ギツネがうどんにつかっ ているイラスト略。
おぼろ夜のうどんにたぬききつねかな (木田千女) この句はたぬきうどんやきつねうどんを食べてい るんだなあと思いました。
風光るとほき海ほど紺色に (牧ひでを) 今回の詩の中で 一番想像しやすいなと思った。
風光るとほき海ほど紺色に (牧ひでを) 前におとずれた海が頭に浮かびしました。理解で きなかった句もありましたが、景色がはっきりうか ぶ句はすごいと思いました。 (編者)逆「くの字」型に泳ぐサメのイラスト略。
「風光るとほき海ほど紺色に」(牧ひでを) 海に風が吹いて波が立ち、日が当たるとキラキラ 光る風景が思い浮かんだ。水大はすぐそこに海があ るので、海を見ることがよくあるけど、天気の良い 日の海はキラキラしてとてもきれいだと思う。「遠 き海ほど紺色に」の部分は、自分から近い海はよく 見えるけど、遠いところの海は何があるのか全く見 えず、ただ濃い色の海に見えたのだろうなと思った。
風光るとほき海ほど紺色に (牧ひでを) 本州最西端に行った時、雲の切れ目から光りが差 しずっと先の海まで紺色の美しい海が見えたのを思 い出した。そのような景色が見える俳句だと思う。
風光るとほき海ほど紺色に (牧ひでを) 風の吹く風景が浮かぶ。 風に色はないがそれを表しているのがよかった。
◎風光るとほき海ほど紺色に (牧ひでを) 海の光りが反射して風までもが光っているように 見えるという光景が思い浮かびます,奥の海の色の 方が濃く,グラデーションが美しい様子がわかりま す,
風光るとほき海ほど紺色に (牧ひでを) 水大では風光るとたいへん海がきれいに見れるこ とがとても身近に感じるためよくわかると思った。
風光るとほき海ほど紺色に (牧ひでを) 光に照らされて海が青く輝く中、遠くになればな るほど紺色に見えてくる様がありありと浮かぶ詩で した。 (編者)俳句は蜜柑色の太字で書かれています。
新しき辞書を手にして風光る (菅沼琴子) 新しい辞書を持っていることから新生活が始まっ たのかと思い、春の風にふかれている感じがした
新しき辞書を手にして風光る (菅沼琴子) 新しい辞書という言葉から新たに学校でのいきご みを感じ春らしい歌だと思いました。
「新しき辞書を手にして風光る」(菅沼琴子) ・暖かくなる季節に新しい物を手にして新規一転し ているのだろうと思った. (編者)「心機一転」です。
新しき辞書を手にして風光る (菅沼琴子) 新たな旅へ出発しようと希望に満ちあふれている ポジティブな詩だと思った。
新しき辞書を手にして風光る (菅沼琴子) 新しい辞書を手に入れ、新たな知識を得ることが 喜びを書き出しているように感じられる。
新しき辞書を手にして風光る (菅沼琴子) ―――――○―――――○――――― 天気の良い朝に、新入生が新しい辞書を手にして 門を通って学校へ入って来るちょうどその時に、春 の心地よい風が吹く様子が思い浮かぶ。
新しき辞書を手にして風光る (菅沼琴子) 新しい辞書を手にして学生の新生活をがんばろう という気持ちが考えられることから、春ということ がよみとれる。
「春の波力を抜けと裏返る」(宇咲冬男) 友だちと水大の前の海を見ていると、きれいに波 打っていました。この波が、夏、秋、冬を向かえる とどのように表情を変えて行くのか楽しみです。 もう少しマイクの音量を上げていただけたらうれ しいです。 (編者)「迎える」です。音量の件、わかりました。 忘れるかもわかりません、そのときはまたこのカード に意見してください。
宇咲冬男の詩を読んで、下関の春の波は、風が強 いせいもあって、ずっと力んでいるような波だなと 思いました。特に、先日風が強い日には岸辺に打ち つけるような感じの波で、道路の方に上がって来そ うでした。いつになったら力が抜けるのか、気にな ります。
春の波力を抜けと裏返る (宇咲冬男) ヨット部で普段海に出ているのでこの俳句の情景 がよくわかる また、春の海が特別であると感じら れる。
春の波力を抜けと裏返る (宇咲冬男) 春の迎れを感じ、風が吹いて波がざわついている ようなことが想像できる。 (編者)「迎れ」は「訪れ」?
春の波力を抜けと裏返る (宇咲冬男) 自分も力を抜いてもう少しリラックスして生きて ゆこうと思いました。
◎春の波力を抜けと裏返る (宇咲冬男) 面白かった。
春の波力を抜けと裏返る (宇咲冬男) 自分自身 力を抜いて裏返る
(編者)「春の波力を抜けと裏返る」(宇咲冬男)を写し間違えて 春の波力を抜け裏返る 夏の波はきっと全力で楽しめと砂波に白波をたて るのだろう。 (編者)一応こう読み取りました。「砂波」は「砂 浜」?
栄螺の殻(から)つまめるやうに 出来てゐる (加倉井秋を) 感想 サザエの殻は主に2種類ある。とげとげがあるの とないの。ある方は潮の流れが速い所に生息してい るサザエ、ない方は潮の流れが遅いところに生息し ている。速い方が身がしまってておいしいらしい。 どちらにせよサザエはつかみやすいと思います。 (編者)詳しい解説ありがとう。とげのある殻とない殻の下 から目を覗かせている二つのかわいいサザエのイラスト略。
栄螺の殻つまめるやうに出来てゐる (加倉井秋を) 感想 生き物は子孫繁栄のためにいろんな特性があると 思う。他の生き物に食べられることによって種子の 拡散を可能にする植物はいる。栄螺がつまめるよう に出来ているのも、つまんでもらって移動できるか らであろう。ちょっと自分でもよく分かりません。
感想「栄螺の殻つまめるやうに出来てゐる」 →日本にはプライズが活栄螺のUFOキャッチャー があるそうな…。 因みにおだやかな海のサザエにでっぱりは無 いそうです。
栄螺の殻つまめるやうに出来てゐる (加倉井秋を) 確かにサザエの殻の形は独特の形をしていて、言 われてみればつまみやすいようにも思える。
栄螺の殻つまめるやうに出来てゐる (加倉井秋を) ・うにはつまめないようできている。 (編者)確かに!
栄螺の殻つまめるやうに出来てゐる (加倉井秋を) 確かにつまめるが、わざわざ俳句にする必要のな い気がした。俳句というより、一つの文のようだと 思った。
栄螺の殻つまめるやうに出来てゐる (加倉井秋を) 水産大学の近くの海でも取れるサザエが食べたく なりました。サザエの磯くさいところが良いと思っ ているようにも感じられました。
おぼろ夜の水音に添い坂下る (柴田白葉女) <感想> 夜に外を出歩くのは怖いし危ないと思った。おい てけ堀が出てきそうと思った。 (編者)手を上げて「わー」と驚いている、釣竿と魚 籠を持ったちょんまげの若者の前に現れ、「おいて けー」と声をかける、黒目が大きく髪が長い女性の 幽霊のイラスト略。
おぼろ夜の水音に添い坂下る (柴田白葉女) 感想 とてもはかない感じがした。
おぼろ夜の水音に添い坂下る (柴田白葉女) 感想 川の近くを通るとき、その音にひかれて、流れ に沿って川上を目指したり、川下へ行ってみたり するのが面白いと感じる事があるので共感できる 句だと感じました。
おぼろ夜の水音に添い坂下る (柴田白葉女) <感想> 夜の静かな感じがするから
おぼろ夜の水音に添い坂下る (柴田白葉女) イメージすると、とても心落ち着く光景がうかん だ。
おぼろ夜の水音に添い坂下る (柴田白葉女) 坂はのぼるより下る方がいいな。
春の夢みてゐて瞼(まぶた)ぬれにけり (三橋鷹女) 春は出会いもあれば別れもあり、知らない土地で 新たに生活をスタートさせる不安な気持ちをあらわ しているのではないかと思った。普段は何も思って なくても心の中では不安を感じており、不安によっ て辛い夢を見てしまうという俳句だと思う。 (編者)「Zzz」の上に描かれた、舌を出して宙に浮 かんでいる人魂みたいなお化けと、周りの人魂のイ ラスト略。
春の夢みてゐて瞼ぬれにけり (三橋鷹女) 春はこれから先の不安が多くなる季節なので春の 夢には怖い夢を見る事が多くなるから目を覚ました 時に少しまぶたがしめっている感覚がとても良く分 かった.
春の夢みてゐて瞼ぬれにけり (三橋鷹女) この句を読んで最初に感じたことは、「春の夢」 という季語があるということであった。「春の夢は 特別である」と先生は言っていたが、なぜ「春の夢」 は特別なのだろうか。少し考察してみて、自分なり の解釈を述べたいと思う。「春」とは、新年度の始 まり、新生活の始まりの季節である。そして、ここ ちよい暖かさがあり、寝ることに最適な季節である。 寝ると夢を見る。「春の夢」は眠りやすく、かつ起 きたときの気持ちもよいので、春は夢を見るのに最 適で、他の季節と比べてよい夢を見やすいのではな いだろかと考えた。これが、「春の夢」が特別であ る理由ではないかと推測する。また、句に「瞼ぬれ にけり」とあり、初めて読んだときは「悲しい夢を 見たのだろうか」と思ったが、「春の夢」の解釈に より、嬉し涙であったのではないだろうかと考えた。
春の夢みてゐて瞼ぬれにけり (三橋鷹女) 春の暖かさは心地よく、よく寝てしまうのでその 分、夢も多く見れるのは、いいことなのか、悪いこ となのか.
美しき春潮の航一時間 (高野素十) 春になり少し暖かくなってきて緩い潮の中、船で 1時間航海しているんだなと思った。 (編者)矢印で「ワカメ」と示された海藻の上を「ポ カポカ」と書かれた2匹の魚が泳いでいる。その上を 進んでいる船の船首に立っている男(ワッチ?)が 「今日は暖かいなぁー」と叫び、さらにその上には大き な太陽。
美しき春潮の航一時間 (高野素十) 春の海を航海する船の姿が想像出来る
美しき春潮の航一時間 (高野素十) 春になり潮の色も明るくなり美しくなったときの 航海の一時を描いた句だと思う 私の頭の中では沿岸、陸から十海里行かない程の 太平洋上にある晴れた海が想像でき、できればその 船は太平洋の白鳥、海王丸であってほしい それな らば潮の上に一羽いる鶴のような景色でとても美し いのが想像できる。
春の夢魚からもらふ首飾り (井上たま子) 不思議な句だなと思いました
春の夢魚からもらふ首飾り (井上たま子) 絵には特に意味はないです。排句の意味は分から なかったので、そのまま絵をかきました。 (編者)「俳句」です。胸ビレで首飾りを差し出して いる魚の夢を見ながら、「ZZZ」といって男の子が 布団に寝ているイラスト略。
栄螺の殻つまめるやうに出来てゐる(加倉井秋を) 感想 栄螺の殻は、人間につままれやすいように その殻を作ったわけではないのに、偶然にも 殻の形が人間につままれやすいようになって いたというおもしろい句であるなと思った。 春の夢魚からもらふ首飾り (井上たま子) 感想 春眠暁を覚えずという言葉があるが、春の 夢の中で、魚から首飾りをもらったという不 思議な光景を巧みに書き上げていると思った。
・新しき辞書を手にして風光る (菅沼琴子) 新品の辞書を手に入れて、作者の心に希望が満 ち溢れている様子が伝わってくる。 ・春の夢みてゐて瞼ぬれにけり (三橋鷹女) 新たな門出の時期に夢を見て、希望と不安が入 り混じり、涙が出ている様子が伝わってくる。
この前、「パイの物語」という小説を読みました。 インド人の少年?青年パイは、家族と供にカナダに 動物園を移動するために日本船に乗りますが沈没し て1年ちかく漂流するストーリーです。物語で暗示 されるのですが、主人公は母親を食べることになり ます。今日の授業を聞いていて、海洋小説は何故か 「人食」が多く出てくるなあと感じました。何か人 食に意味することがあるのでしょうか?ただのショッ キング小説なのでしょうか。 (編者)2行目の「供」は「とも」です。海洋小説の 様々なテーマの一つが漂流中の飢餓ということで、そ してその行き着く先の一つが人食ということで、決し て多く登場するわけではありません。ポーの場合は扱 いが不謹慎ですが、授業で紹介した野上弥生子や武田 泰淳の小説では、人間とは何かを問う深い問題提起と なっています。
次回は俳句の季節が夏になるということで、下関 は難しい気候だなと思いました。ある日は夏のよう に暑く、ある日は冬のように風が冷たく、いつも服 を間違えてしまいます。早く、安定した季節になっ てほしいです。
吉見港たくさん釣れたよ春眼張 5日くらい前に吉見港でメバルがたくさん釣れま した。メバルは春を告げる魚なので春が来たと実感 しました。
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) 感想 春の部分を他の季節に変えてもよさそうな俳句だ と思った。
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) 正直、何を表現したいか全く分からないがリズム が良いのでとても印象に残った (編者)巨大な6本の木の立つ山から猛烈な勢いで転 がり落ちてくる石(岩?)のイラスト略。
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) 正直、何が言いたいかわからないが、小石がころ ころと転がるほど陽気な春を感じました。 (編者)タンポポ、つくし、ゼンマイのある草原の広 がる山から落ちる黒い石ころのイラスト略。
「春の山からころころ石ころ」(種田山頭火) リズムが良いなと思った。
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) 春の昼の、のどかな様子を表していると思った
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) [感想] 春になり、山の動物たちが活発に動き始める。 そのときに、けった石が山のふもとにまでころこ ろ落ちてくる石を見て春を感じているのかなと思 いました。
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) (編者)人の顔の掘られた影の濃い(少し不気味な) 丸い石と、簡単に描かれたその下の胴体のイラスト略。
葉のぬれてゐるいとしさや桜餅 (久保田万太郎) おいしそうだなと思いました。 (編者)皿の上の2個の桜餅のイラスト略。
「葉のぬれてゐるいとしさや桜餅」(久保田万太郎) 桜餅が食べたくなった. 桜の葉がぬれているのを見ると桜餅が食べたくな ったのかなと思った.
葉のぬれてゐるいとしさや桜餅 (久保田万太郎) (編者)モノクロで書かれた皿の上の2個の桜餅とお しゃれな2本の楊枝のイラスト略。
葉のぬれてゐるいとしさや桜餅 (久保田万太郎) 桜餅の桜の葉がびちゃびちゃにぬれ湿っていてな んともいえない春の香りがして私のシナプスにじわ じわと感じた。
葉のぬれてゐるいとしさや桜餅 (久保田万太郎) 桜餅の葉は塩漬けにされているので水分が出る。 加えて、餅米のツヤが加わりさぞおいしそうに見え る。
むつ五郎おどけ目玉をくるりんと (上村占魚) 少し水の張った干潟にムツゴロウがピチャピチャ しているイメージ。 (編者)「干潟」と書かれた上の、水平な2本の線の 間の、小さなムツゴロウのイラスト略。「むつごろ う」の「むつ」の漢字はフォントにないので平仮名に しました。
むつ五郎おどけ目玉をくるりんと (上村占魚) むつごろう焼の、タピオカとむつごろう焼はおい しかった。 (編者)「↑むつごろう」と書かれた、口を開けた黒 目の魚とその周りの「↑泥」のイラスト略。
『むつ五郎おどけ目玉をくるりんと』(上村占魚) 〈感想〉 トビハゼやムツゴロウのあの感じがたまらなく 好きです! (編者)桜餅とイソギンチャクと真正面から見た巨大 な目のムツゴロウのイラスト略。
むつ五郎おどけ目玉をくるりんと (上村占魚) むつ五郎の可愛らしい目玉の様子が想像される。
春の山駱駝のごとくならびけり (室生犀星) 山をらくだのこぶにたとえているようで自然を動 物にたとえている所が面白いと思った。
春の山駱駝のごとくならびけり (室生犀星) 吉見の山を見ていると確かに、山がデコボコとし ている。思えば緑色のラクダに見えなくもない。
春の山駱駝(らくだ)のごとくならびけり (室生犀星) 春じゃなくても山って駱駝みたいに並んでる ものじゃないかなと思ってしまいました
春の山駱駝のごとくならびけり (室生犀星) ・感想 山々が連なっているのがラクダのこぶに見え る、と言っているようですが、あえて春の山、 限定的にしたのは、新緑があふれている春の山 と、生気に満ちたラクダの生き様を重ねたのか なと思いました。
ひと吹きの風にまたたき春の水 (村沢夏風) →<感想>初春を感じさせるなと思いました。
ひと吹きの風にまたたき春の水 (村沢夏風) 風や水など風景が思いうかぶものがでて、春の感 じがした。風にふかれるおだやかな様子がした。
・ひと吹きの風にまたたき春の水 (村沢夏風) 感想 春に雪がとけて水量が多くなったところに風 が吹いて波が立っているところだと考え、う つくしいと思う。
忘れ潮いそぎんちゃくもゆめを見る(藤田湘子) 干潮時に海水のなくなったとこにいるいそぎんちゃ くはわかるけど、その後の「ゆめを見る」が謎。 「も」も謎 もってことは少なくともあと一人はい るはず。死ぬってことかな。
忘れ潮いそぎんちゃくもゆめを見る(藤田湘子) ・いそぎんちゃくが季語なのにびっくりしました。 なぜ春なのかが気になります。
春日傘大きな船の着くを待つ (細川加賀) 日傘をさしているからこれを詠(よ)んでいるの は女性だと思う。大切な人が船に乗っていて家では 待ちきれなくて日傘をさしながら港で待っている。
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) 感想 冬の雪融けと共に山のふもとから水と一緒に 流れてくる石の情景が思い浮かぶ、情景が豊かな 句であると感じた。 ひと吹きの風にまたたき春の水 (村沢夏風) 春に出来た水溜まりが、春風に吹かれ、またた いている奇麗な描写が感じられるすてきな句だと 感じた。
春の水 ひと吹きの風にまたたき春の水 (村沢夏風) フラスコのかたちに在りぬ春の水(内田美紗) 春の水というところに暖かさを感じた
文学の試験がんばりたいです。 (編者)がんばりましょう!
この講義が始まるころにはまだ夏らしさがあった のにすでに春になりそうになっている。 時間が過ぎるのははやい。
後期も思った以上にあっという間でした。 文学の授業を通して普段は手をださない物語を知 ることができておもしろかったです。 テスト がんばります。 (編者)授業を喜んでもらえてよかった!
鬼は外粒は雪から雨や風 立春が来る前は風と共に雪が降っていましたが、 最近は雪ではなく、気持ちよい風が多い気がします。 昔の浦島太郎ってかめでてこないって知ってびっ くりでした。 (編者)一応「亀比売」(かめひめ)という名前には 入ってます。
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) 冬が終わるとぼくの機嫌もよくなります。
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) 機嫌がよくなるのは山だけでなく 人の心もだ、と私は思う。本当に、 梅観に太宰府へ行きたいです。
「村々に梅咲いて山機嫌よし」(大串章) 梅が少しずつ咲き初めて、山も喜んでいる。
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) 梅が咲くと春が感じられていいですよね.
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) 冬が過ぎて梅が咲く。だんだんと自然が目覚めて くるのがよく伝わってくる句だなと思いました.
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) 冬の寒さも終わり花や木に春が訪れて暖かくなり、 春が待ち遠しいなと思った. (編者)枝に咲いた梅の花とつぼみの簡単なイラスト 略。
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) 梅が咲いて春がきて、 山に活気がでてきた明るい感じがする.
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) 毎回文学の授業を聞いて、提出する句を選ぶのは 楽しかったし、この句は、風景が浮かんできて、良 かったです。 (編者)ありがとう。そう言ってもらえるのが一番嬉しいです。
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) 春になった景色が頭に浮かんで良かった。
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) 花で華やかで色あざやかな景色がみえる
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) 梅の花が咲いて春を感じさせるような句だと思っ た。
「村々に梅咲いて山機嫌よし」(大串章) 山に梅が咲いて、美しい景色が思い浮かんだ。 『山機嫌よし』というフレーズが優しくて好き。
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) <感想> 転換期であることを前提に考えると、今まで閑散 としていた山に彩りが出てきたため、山の機嫌が良 いように見えるという句である。とても季節感滞う 一句だと思う。ただ山の範囲がどの辺まであるのか は不明だが。 (編者)「滞う」と読み取りましたが、「漂う」?
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) (感想) 少しずつ春が近づいてきていると感じられるも のだと思いました。
村々に梅咲いて山機嫌よし (大串章) 寒さが厳しい冬を終え、少しずつ暖かくなってき たころ、春の訪れを伝えるように梅が咲く情景が浮 かびました。出身地である福岡も梅がシンボルとなっ ていることや、中高生のときの卒業シーズンに校内 に咲いていた梅を見ていたのを思い出しました。
波を追ふ波いそがしき二月かな(久保田万太郎) あわただしい感じだと思いました。
波を追ふ波いそがしき二月かな(久保田万太郎) 私の誕生日は二月なので、寒さ厳しい頃に生まれ たなと思った.
波を追ふ波いそがしき二月かな(久保田万太郎) 風が強く冷たい感じが伝わってきました。
波を追ふ波いそがしき二月かな (久保田万太郎) <感想> 風が強いため、波が大きくうねって波が波を 追いかけているように感じられる。
波を追ふ波いそがしき二月かな(久保田万太郎) → 次から次に荒い波が打ち寄せてくる海岸が想像で きた.
波を追ふ波いそがしき二月かな(久保田万太郎) 他大学は既に春休みで浮かれているのに、水大は 高校と変わらず二月にテストがあって、バタバタで、 バレンタインもろくに楽しめない程忙しい(良いの か、悪いのか…)
波を追ふ波いそがしき二月かな(久保田万太郎) 波が荒れている様子から二月の寒さを表している かのようだった。
波を追ふ波いそがしき二月かな(久保田万太郎) 2月は月の中でも最も日数が少ない月なので早く 過ぎるのと波のように絶え間なく押し寄せる情景を 重ね合わせて書いたと想像できました。
波を追ふ波いそがしき二月かな(久保田万太郎) 学校の近くの海も忙しそうに波が押し寄せている
波を追ふ波いそがしき二月かな (久保田万太郎) 波だけでなく2月はテストでいそがしい。
波を追ふ波いそがしき二月かな(久保田万太郎) 冬の訪れを感じる
一つ落ちて二つ落たる椿かな (正岡子規) とても切なくなる
一つ落ちて二つ落たる椿かな (正岡子規) 目に見える季節変化が歌われていてシンプルなが らストレートに情景の浮かぶ詩だと思った。
一つ落ちて二つ落たる椿かな (正岡子規) 正岡子規が書く俳句は儚げな感じがします。
一つ落ちて二つ落たる椿かな (正岡子規) <感想>椿が落ちて春の訪れを感じさせるような句 だった。
一つ落ちて二つ落たる椿かな (正岡子規) 冬のわびしさを表しているような冬 → 春への移 動
一つ落ちて二つ落たる椿かな (正岡子規) 椿の木の下にたくさんの花が落ちている風景が思 い出されました。
雪解(ゆきげ)水名山けづる響かな (前田普羅) 雪解け水が山はだを流れ落ちる風景が分かる詞で あった。
雪解水名山けづる響かな (前田普羅) 雪解水の流れる音が春の訪れを感じさせる。
雪解水名山けづる響かな (前田普羅) 雪解水きらきら輝ききれいだな
雪解水名山けづる響かな (前田普羅) 雪解け水が流れる山を思い浮かべた
雪解水名山けづる響かな (前田普羅) (感想)雪解け水が大量に山の上で削っていく様子 がよく描かれていると思いました。
さざなみのごとく春来る雑木林(青柳志解樹) 春の緑の訪れが、さざ波のように雑木林に追しよ せている様子が思い浮かびました。 早く冬が終わって春が来てほしいです (編者)「追しよせて」は「押し寄せて」です。
さざなみのごとく春来る雑木林(青柳志解樹) 春の訪れにくる風が雑木林をみて春を感じる様子 が想像できいい句だなと思いました。
さざなみのごとく春来る雑木林(青柳志解樹) 徐々に春が近づいてくる様子が感じられる季節に なってきた。
立春の日ざしありつゝうすれつゝ(稲畑汀子) 春が近くに来てはいるがまだ少し冬が残っている 微妙な景色が想像できた。
立春の日ざしありつゝうすれつゝ(稲畑汀子) (感想) この詩を読んで早く春になってくれないかなと思 いました。(今はまだ寒くバイク通学なので)
立春の日ざしありつゝうすれつゝ (稲畑汀子) あたたかい日が来たと思うと寒い日が来るという 感覚が共感できた。
美貌なるさよりの吻(くち)は 怖(おそ)るべし (安住敦) 美しいものにはとげがあると いうことを表していて好き (編者)「さより」の漢字フォントがないので、ひら がなにしました。
美貌なるさよりの吻は怖るべし (安住敦) 美しいのか怖いのかどっちなのかと問いたくなる 句だ。
美貌なるさよりの吻は怖るべし (安住敦) さよりの尖った口はたしかに刺さりそうで怖いと 思う。
逃げやすき時間を壁に貼り二月 (益田清) 〜2月は短く、あっという間に過ぎ去っていってし まうので、一日一日を大事に過ごさないといけな いなと感じました。
・一つ落ちて二つ落たる椿かな (正岡子規) 花びら全体で一つ一つ落ちてゆく椿の花 ボタリボタリと音が聞こえるようです。 ・逃げやすき時間を壁に貼り二月 (益田清) 二月は時の経つのが早いのだろうか. 予定表を壁に貼ってやることをやりとげましょ う。(期末テストを連想)
春を感じる俳句が多くてあたたかい気分になりま した。