冬の部2016

水大歳時記(平成二十八年度)

 冬 の 部

       

  風が吹きわずかに冬を知らせてる

  冬が来る虫供消えて冬が来る

  冬が来た心も体も冷えてくる       (編者)雪の降るなか震えている雪だるまのイラスト         略。

  風寒し虫共消えて冬が来る (源五郎)

  秋が来て雨降ればすぐ冬が来る。

  風が吹き海が荒れると冬のはじまり

  眠り行く山を見ながら冬想う (栗田)

  冬になり冬めく冬を冬が行く

  七曲り海よ時化るな冬の道

  たのしいな冬のバイトはかせげるよ

  冬の時期ねてもさめても恋はちる

  息を吐くすると視えるよ冬の華

  一人暮らし寒き冬に感じる孤独さよ

  いい湯だな冬のおふろはいい湯だな

  冬が来て今年も終わりありがとう

  耳澄ませ聞こえる風は冬香

  冬なれど雨ばかり降る下関      雪よ積もれと願うばかり       (編者)それだけ下関は暖かいのです!

    冬の中寒すぎ学校いきたくない

  冬の昼眠気とたたかう授業中       (編者)「文学」の授業、戦ってください!

 

  初冬(はつふゆ、しよとう)

  初冬にあせって服買うお金なし

  冬はじめ季節の変わりで風邪をひく

 

   神無月(かんなづき)

  神無月冬めく風にかじかむ手

  神無月過ぎにし思う故郷(くに)の唄

  神有月出雲に行ったが出会い無し

 

       十一月

  寒くなる十一月も終わりかな

 

    立冬(りつとう)

  前海に荒波立ちて冬来たる

  海見ててゆげ立ち水面冬が来た

  さむい風ふとん恋しい冬来たり

  朝起きて布団から出れぬ今朝の冬

  寝床から出れずに丸まる今朝の冬

  もう立冬己蝕むその情け

  冬がきたこたつの上でみかんたべ

 

       小春

  高気圧小春日和に海はなぎ

  沁みてくる小春日和の暖かさ。

  ポカポカと庭でまったり小春日和

  うたた寝の虫達起きる小春かな

  騙されて蜥蜴めざめる小春かな

  青い空雲ひとつない小春晴れ

 

       冬暖か

  こたつだし冬暖かなりもうでれぬ

 

      冬めく

  ドア開けて顔に冬めく風当たる

  冬めく夜車の窓も曇るかな

 

       十二月

  最近はとても寒い12月

  いじめっ子十二月は優しい子

(編者)「あたゝかき十一月もすみにけり」(中村草田男)に倣って   あたたかき十二月もすぎにけり

 

     冬至(とうじ)

  冬至がくるげじげじげじ冬至がくる

 

     師走(しはす)

  秋も過ぎふとんで迎える師走かな

  北風が吹いて寒けり師走空

 

     年の暮、歳暮

  衣替えじきに近づく年終わり

 

      大寒(だいかん)

  大寒に落ち葉集めて芋を焼く (栗田)

  遅れ遅れチェーンを買う大寒や

  大寒の風に吹かれて孤独かな

  大寒で海の上から湯気が立つ

  大寒に映えばえ星のとく輝き

 

        

  寒中に突然現る暖気あり

 

       冬の朝

  朝起きてふとんから出れぬ冬の朝

  布団にこもる冬の朝

  冬の朝毛布にくるまり出られない

  ああ温い出たくないな冬の蒲団

  冬の朝蒲団を出るのも一苦労 (栗田)

  冬の朝布団がはだけ我は風邪

  冬の朝ねむみを感じゆコタツぬくい       (編者)句末に「クリネミ」と書かれた絵文字略。

  目が覚めてなかなか出られぬ冬の朝

  こたつから動きたくない冬の朝       (編者)もう学校へ行く時間ですよ!

  起きてみて身の毛もざわつく冬の朝

  白煙どこから出てるの冬の朝

  ランニング半袖短パン冬の朝

  冬の朝数分歩いてみると手痛し

  冬の朝一人静かにバラードを

  冬の朝露で元気になるキノコ

 

       冬の夜

「田舎」   冬の夜は長くて寒い耐える時期

  冬の夜ひとりはとても寒いんだ

  冬の夜の澄んだ夜空に月明かり

  冬の夜なかなか来ない電車待ち

  蜘蛛の糸の懐寒し冬の夜 (片占念宴)       (編者)ペンネームの最後の漢字がフォントにありま         せん。ハコガマエの代わりにウカンムリの似た漢字         にしときました。これで我慢して下さい。

  駅前で仰ぐも辛し冬の夜

  冬の夜に輝る星座オリオン座       (編者)「輝る」は「光る」それとも「輝く」?

  冬の夜に寒さ忘れる流れ星

  冬の夜寒さにこごえる夢の中

  肌カサカサ外はブルブル冬の夜

  音響く冬の夜長の暴走族

 

冷(つめ)たし、底冷(そこびえ)

  底冷えのゆかのつめたき よその冬

 

       寒し

  さむくて さむすぎて さむい

  冬寒しすごく寒くて冬寒し

  寒さまし夏の暑さがうらやまし

  寒くなり虫が一気に消えていく      後に残るの鳩のふんのみ。

  寒い朝起床五分後二度寝する

  寒さまし流れるラジオさだまさし

  寒すぎる山眠る程の寒さかな

  風強く寒さも残る七曲がり

  ゆで蟹を食べよう寒くなったらば

  寒さゆえ家にこもるとよくないね

  自転車で頬を切る風いと寒し

  寒い、クソ寒い

  雨の日はけっそ寒くなる

  寒いねと口実作りそばによる

  寒すぎて朝起きるのがつらすぎる

  寒すぎる車が欲しいぬくもりも。

  下関冬の寒さははてしない       (編者)天気予報の各地の気温を見ると下関市の気温         は結構高いのですが、吉見は風が強いから寒く感じ         るのだと思います。

  冷風で指が凍える寒さかな

  寒すぎてふとんの中からでられない

  落ち葉さえこごえる寒さに耐える日々

「につぽんは葉つぱがないと寒いんだ」(藤後左右)に倣って   素っ裸葉っぱがあっても寒いんだ

  寒き中吉見の海は荒れている

  帰路につく薄暗い町寒い部屋

  この寒さ倒しておくれ冬将軍

 

     凍(こほ)る

  球根の温度が変わり氷りつく

 

      三寒四温

  気まぐれの三寒四温身にしみる       (編者)年をとると特にそうです!

 

      厳寒、極寒

  外へ出ると極寒の風吹いて顔痛たし

 

       冬深し

  真冬ならこたつとなべでのりこえよう

  真冬でも君といればあたたかし

 

    日脚(ひあし)伸ぶ

  日脚伸ぶ外出て遊ぶ子喜ぶ

 

       春待つ

  2月末うぐいす鳴きだし春を待つ

  梅の木の灯る蕾に春を待つ。

  雪の下小さな新芽春を待つ

  春を待つ長い長い冬景色

  重ね着て縮こまっては春を待つ

  もう少し友と再会春を待つ

  虫たちが土のこたつで春を待つ

 

       節分

  福はうち大声過ぎて鬼出づる

  柊と鰯飾りて豆喰らふ       (編者)豆を除けば『土佐日記』の世界ですね。 節分に豆を食べつつ放屁して読める   豆食べて我が身の内の鬼遣らひ      逃がるる鬼に臭ひ醜し

  節分をのがしてしまった二〇一七       (編者)文末に涙を二粒流している人の絵文字略。

 

冬晴、冬麗(ふゆうらら、とうれい)

  冬晴れの清みし朝空白い息

  洗濯をまとめて洗う冬晴

  吉見では冬のうららの西田川

 

  冬の空、寒空(かんぞら)

  冬空に無数の星が輝けり

  寒空にきらめく星の温もりよ (栗田)

  冬の空染みる夜空に星の音

  冬の空コスモス恋しい季節だな

  寒空の下に輝く一輪花

  寒空にホットレモンが身にしみゆー

  寒空に星を見つけた露天風呂

  寒空に恋しき人待つ朱の汽車よ

  寒空が心身にしみる杞憂かな

  寒空に降り立つ雨が滑らかに

  寒空にあられ混じりの雨が降る

  冬空の澄んだ空には月明り

 

       冬の星

  寒空にかがやく冬の大三角

  君と見る最後の冬の大三角

 

      オリオン

  秋終わり見える夜空にオリオン座

 

   凩(こがらし)、木枯

  突き棘さる身に染み入るはこがらしか

  木枯らしに出る気を失う470(ヨット)

 

   北風(きたかぜ、きた)

  冬の風シベリアからのあばれんぼ

  北風が蚊を追いやって風邪を呼ぶ

  日射す中肌に北風棘されども      映る景色は変わらずのまま       (編者)「刺さる」です。

  外に出て顔にぶつかる北風よ

  冬の風あたらぬようにみちぢめる

  冬の風とてつもなく寒すぎる

  冬の風寒さに負けじ帆走部

  冬の風葉のささやきと会話中

  帰り道吹く北風に撫でられる

  秋眠り空から冬が降ってくる       (編者)文末の、雪降る中の雪だるまのイラスト略。

  寒風の身にしみたるや角煮かな

 

    隙間(すきま)風

  すきま風飄々と冬の部屋

 

       冬の雨

  冬の雨窓の結露は弱まりて

  寂しさと冬雨静かに降り注ぐ

  冬の雨手がかじかんだ赤右手

  冬の雨寒さともに身にしみる

  雪でなく雨降る朝のゆううつさ

 

      霜(しも)

  深夜までバイト働き霜降りる

 

       初雪

  初雪はまだかまだかと空をみる

  初雪の降り積もる度に大騒ぎ

  雪つもりころがしまるめ雪だるま

 

       

  朝起きて空を見上げると白い雪

  外に出て肌を刺す寒さ感じ          雪が降る

  雪が降る家の中では鍋囲む

  雪が降り猫は喜び犬はこたつ

  燦々と降る雪見ればおもいだす      白きあなたはもういない

  別れ際窓から見える雪景色   ついてくる雪道歩けば足跡が

  雪の後天気良すぎてすぐ溶ける

  雪積もり君を待つのは小屋の中

  雪ふらぬふるさと思い涙する

  底冷えに起こされ外は舞う雪夜

  朝冷えの窓から覗く外白き

  雪が降るあなたと出会った日を思ふ

  雪降りて騒ぐ自分は子供かな

  寒すぎる思った瞬間雪が降る

  雪ふって道でこんで しりもちつく     (編者)「こんで」はひょっとして「ころんで」?

  雪の中家路を急いでころぶ人

  雪降りて外はいちめん銀世界

  雪下ろし濃度の違う白を知る

  雪と太陽 白とキラキラの光まぶしすぎる

  強風に雲流されて天気雪

  京都府で雪つもるので帰省したい。

  大雪の中を走るSLが

[俳句]   大雪で今日は運休こまったぞ [短歌]   大雪で今日は運休こまったぞ      急がなくては遅れてしまう       (編者)俳句の右の、「画力がないです…」と書か         れ「バス」と矢印のある乗り物のイラスト略。

  大雪の屋根まで迫る雪の壁

  純白の雪がコートに降りかかる

 

       冬の山

詩を考える   冬山の竜王山は綺麗だね

 

       山眠る

  山眠るけぶる吐息のあたたかさ

  日が過ぎて赤から白へ山眠る

  山眠る熊穴蔵に帰りをり

  山眠る私も君も皆(みな)眠る

 

     冬の海、冬の波

  前海の白波増える冬の海

  寂しげな景色広がる冬の海 (栗田)

  冬の海凍える風でしぶき飛ぶ

  冬の海泳ぐ魚も凍えてる

  冬の海つめたい風に吹かれつつ      ぬるい日差しをあびて輝く

  花白し音にと咲く咲く冬の海

  冬の海白浪立てり雪景色

  冬の海寒くてはいれず つまらない

  冬の海船の上より温かい

  きれいだなイルミネーション冬の海

  冬の海釣りをしてたらかぜ引いた

 

       冬の水

  冬の水冷たすぎてこおってる

  冬の水食器洗いがおっくうに

 

        

  コーヒーをあおる指先氷のよう

  日本海張る氷さえなかりけり

 

    狐火(きつねび)

  狐火が小さく照らす冬の小道

 

       冬休み

  冬休みバイトざんまいがんばるぞ

  川にあるメダカの学校冬休み

 

     蒲団(ふとん)

  海風に乱れまいとぶ ふとんかな

  ふとんから出られぬ季節やってきた

  朝起きて布団が恋し冬の部屋

  出たくない毎日思う布団から

  朝が来る蒲団から出ず寝たりけり

  目覚めて冬の寒さに負けて布団にこもる

  ふとんから出たいけれども出られない

  蒲団から出たくはないよ永遠に       (編者)「zzZ」といいながら布団で寝ている人のイ         ラスト略。

  朝起きて蒲団に勝てず遅刻する

  布団から出られず過ぎる土日祝

  布団とは相思相愛よい季節

  冬が来て朝の布団が天国へ

 

     毛布、ケット

  毛布出し春はまだかと空に問う

 

      セーター

  母親が我が子を思いて編むセーター

  寒いからセーターを着よう冬の或日

  セーターの隙突く風にしかめ面

 

    外套(がいとう)

  コート買い行こうと街へさっそうと

  初冬にコートを出してぬくぬくと

  白い道つめたいコートをはたき濡れ

 

    襟巻(えりまき)

  マフラーを二人で分ける暖かな冬  Let's Share a muffler!!!Yeah!!!

  マフラーを巻いて外にいざ出陣!!

  マフラーを風になびかせ浜に立つ

  マフラーで顔を隠せば皆美人

  マフラーを首にくるくる温かい

  手ぬぐいをマフラーにして風呂屋ゆく

  マフラーに鼻まで包まれ靴をはく

 

       マスク

  冬寒し寒さ対策マスクする

  まちなみを歩けば出会うマスクかな

  マスクして真白に曇る眼鏡かな

  マスク美人素顔隠して笑顔まく

  マスクとりあの子の素顔に絶句する

 

      餅(もち)

  もちくっておれの母ちゃん雪だるま

 

    熱燗(あつかん)

  風の中一人で熱かん冬の屋台

  熱燗にまながつおとで夜が更ける       (編者)徳利とお猪口と、長方形の皿の上の魚のイラ         スト略。マナガツオの漢字は魚偏に昌ですが、フォン         トがないのでひらがなにしたことをご了承ください。

 

    ホットドリンクス

  くすくすと微笑みホッとドリンクス

  好きなものホットドリンクそれと君

  かじかむ手ホット一息コーヒタイム

  朝に飲むホットココアで冬気づく

「一息」   受験生ホットミルクで一息を (栗田)

 

    焼藷(やきいも)

  耳澄まし石焼きイモの声を聞く

  焼芋の香りたどれば家着いた       (編者)黄色い身から湯気の出ている、紙に包まれた         食べかけの焼芋のイラスト略。

  焚火(たきび)の葉内に潜むは焼薯よ

  焼き芋の甘い香りに誘われて

  母親と二つに分けたやきいも

  焼芋を二つに折りて分かちあう

  外寒きやきいも食べてあたたまる

  目鼻立ち良き焼き芋選び剥きにけり

 

     河豚汁(ふぐじる)

  ふく祈り外れて安心鍋パーティー

 

   牡丹鍋(ぼたんなべ)

  桜より牡丹好きかな特に鍋

 

    寄鍋(よせなべ)

  大漁じゃいみなで鍋かこみ宴じゃい

  あったかい鍋をみんなで囲みたい

  肌を刺す外気に思う「鍋食べよう」

  がやがやと鍋を見つめる子どもたち

  鍋ひとつ囲んでみれば宴会場

  キムチ鍋心と体あたたかい

 

       おでん

  食堂もおでん導入あったかーい

 

    冬籠(ふゆごもり)

  寒いから人もやろうよ冬ごもり

  冬みれば春見通して冬ごもり

  冬ごもり分厚い布団は必需品

 

       暖房

  寝床から暖房器具へ伸びる腕

  まだいけるだんぼうなしの生活で

 

     炬燵(こたつ)

  寒くなりこたつをだしてあたたかく

  スイッチON体ぬくもる冬こたつ

  勉強のつもりがこたつでうたた寝す

  寒い夜こたつの中で寝落ちかな

  ベットよりこたつの方が愛しい

  こたつから出られず授業に遅刻する

  こたつから真冬の朝は出られない

  風叩く窓を見つめるコタツ(炬燵)ムリ    ※コタツムリ…寒い季節にコタツにこもる人の様子。カタツ         ムリによく似ているため、コタツムリと言われる。

  この冬もこたつに入り春を待つ

 

     懐炉(かいろ)

  人肌の温もりのさまカイロかな

  君思ひカイロのように温まる

 

     焚火(たきび)

  大小の手が寄り添う焚火かな (栗田)

  焚き火をし暖をとったら焼芋か

 

      狩(かり)

  猟銃の轟音響いて羽音鳴る

  冬が過ぎ命芽吹くと猟銃音

「 一湾をたあんと開く猟銃音」(山口誓子)に倣って   一港をたあんと開く猟銃音

 

     風邪(かぜ)

  一瞬の寒の戻りでかぜをひく

  遊園地出かける前に風邪をひく

  風邪をひき家の温もり思い出す

 

    水洟(みづばな)

  鼻水が寝ても起きても止まらない

  さいきんは はなみずとまる けはいない

 

       息白し

  雪白くはく息もまた白いかな

  日落ちて吐く息白む師走前

  白い息吐いて手を擦り炬燵入る

  白い息空中に舞う綿あめだ

  白い息マスクを越えて天に行く

  白き雪荒れる白波白い息

 

     皸(あかぎれ)

  水に触れ赤切れした指紐引けず

 

      除夜の鐘

  除夜の鐘共に鳴らそう僕の鐘

 

    クリスマス、降誕祭

  クリスマスケーキをたくさん食べたいな

  クリスマスヨットが厳しい季節かな

  寂しさと寒さに包まれクリスマス

  カップルを見に行くだけのクリスマス

  愛してる告白しようクリスマス

  クリスマス君の隣りで胸裂ける

  クリスマスロマンチックな気分だけ

  クリぼっちイルミネーション虫の声

  クリスマス町に明るくひびきわたる

  クリスマス今年は楽しみ雪降って!!

 

      熊(くま)

  寒くなりクマも寒くて冬眠か

 

       冬眠

  ねむすぎるそろそろぼくも冬眠だ。

  ねむいなぁさあ、おかし食べ冬眠だ

 

     鯨(くじら)

  鯨の音聞きつ輪らす鉄の上       (編者)一応こう読み取りました。

  鯨との生死をかけた熱い戦い       (編者)『白鯨』の授業、気に入っていただければ幸         いです。

 

       たなご       (編者)「タナゴ」の漢字は魚偏に「與」ですが、         フォントがないのでひらがな表記します。

  熊本へあのタナゴたちを見むとする

 

      まながつお

  みそ味の小春日和のまながつお       (編者)マナガツオの漢字は魚偏に昌ですが、フォン         トがないのでひらがなにしたことをご了承ください。

  塩焼きで酒のつまみのまながつお

 

      鰤(ぶり)

  霜降りて鰤の腹身に霜が降る。

  冬の宿あなたとつまむ寒ブリを

 

    甘鯛(あまだい)

  甘鯛が食卓色どる冬の朝

  マダイより上品な顔よアマダイよ

 

   金目鯛(きんめだひ)

  赤い魚体輝く瞳金目鯛

 

      鮃(ひらめ)

  根源でタイやヒラメが舞い戻る

 

    鮟鱇(あんかう)

  親友(とも)と呑む故郷の話と鮟鱇で

  鮟鱇を寿司屋で食べれば安幸だ

 

     河豚(ふぐ)

  フグ釣りて食えるか否か惑いけり       (編者)そういうときは決して食べないように!

 

    柳葉魚(ししやも)

  骨身より卵が楽しみ柳葉魚かな

 

    寒烏賊(かんいか)

  釣り竿を振り狙うのは寒の烏賊 (栗田)

 

     海鼠(なまこ)

  酢海鼠をつつき味わう生黄酒       ダジャレですいません

 

    綿(わた)虫、雪虫

  雪虫の白いわた毛に冬を見て

 

       冬の虫

  冬の気温飛ぶ虫さえもいなくなる

 

     ポインセチア

  白雪に紅映えるポインセチア

  布のようポインセチアの真紅の葉

 

     蜜柑(みかん)

  やわらかなお天道様の色のみかん.(あやたん)

  ポカポカのこたつの中でみかん食う

  筆休み気分転換みかん剥く   新作を書きつつ食べる冬みかん   書き物が行き詰まるたびまたみかん (片占念宴) 

       枯葉

  枯葉山飛ばして喜ぶ子供達

  枯葉舞う冷たい風が身に刺さる

  枯葉観に行けずじまいの我が単車

  落ちてゆく枯葉のごとき恋心

  寒かろう枯葉一枚ない樹木 (あやたん)

  禿山や神は戻らず枯葉なく      髪    彼は泣く (片山念宴)        (編者)将来の自分かもわかりませんよ!

 

  落葉(おちば、らくえふ)

  黒き葉が散り行く前は花降らし

  落葉増え冬のおとずれ気付く朝       甘鯛が季語になるのは知らなかったので勉強になっ         た。

  落ち葉舞う次は雪が降るのかな…

  散り腐る落ち葉と化すかな我が単位       (編者)まあ、まあ…

 

       冬木

  ゆるし方を忘れた午後の冬木立

 

       枯木

  草木枯れああこの季節の到来か

 

       大根

  冬大根熱燗すすり夜屋台

  味しみる熱い大根身にしみる

  大根を頬張り体温まる

 

      ブロッコリ

  ブロッコリー カリフラワーでブロフラワー

 

    枯草(かれくさ)

  枯草を集めて皆でふかし芋

 

       授業

  宿題が日ごとにどんどん増えていく

  小テスト連続でありへろへろだ

  一度ねる最後までねるこうぎかな       (編者)なかなか…

  雨の日に聞こえる音で良き眠り

  雨の日は気分が沈み日が沈む       眠ってしまいました。         (編者)う〜む…。

  エコロジー言葉だけ聞くと賢そう       (編者)まあ、確かに!

  あと少しあああと少しあと少し

  気付いたらいつの間にか終わってた       (1年のまとめの排句)         (編者)「俳句」です。

  今日の先生のカーディガン素敵ですね       (編者)クックック、そうですか!

  続々と単位を落とす他大生

  着々と近づいてくるテスト期間

  もうテスト寝る間も惜しんでさぁ勉強       (編者)頑張ってくださいね!

  休みたいとにかくもっと体みたい       (編者)句末は「休みたい」では?

 

      学生生活

  良き友にふと見つけたる知らぬ顔      (いとおそろしと感ずる夜明け)

  今はただ持ち続けるよあの背中       (編者)ひょっとして「持ち」は「待ち」?

  夕暮れの太陽さよならまたあした

  清みし夜の輝く光に冷えかんじ

  寂しいよ一人になると思っちゃう       (編者)一粒の涙を流している顔の絵文字略

  娯楽とて死魚の上は滑らずや       in スペースワールド         (編者)目が×字の3尾の魚の上の直線を滑る、音符の吹き出しのあ            る人のイラスト略。

  エンペンメン ベレクスンとジュメェジスン     ∫Batakodx ≒ ∫taishidx ∽ (ANPANNMAN)                   愛と勇気だけが友達さー       (編者)「エンペンメン」以下の項目の下に付けられ         た小さな顔、「Batako」以下の項目の上に書かれた         大きな顔のイラスト略。オリジナルの「dx」はもう         少し小さい字です。

  スクロース レヴィストロース グルコース       グル×2=マル         フル×2=スク         ガラ×2=ラク         単糖  二糖         C6H12O6(180)                 C6H12O6+C6H12O6         C12H22O11     ↓             ↑←←←←←←H2O         (編者)すみません、数字のオリジナルはもっと小さい字です。

  安物を買いすぎ破れるバイト靴           皿洗い中にしゃべるとか           一度に一つのことしか           できない私には無理なこと。   仕事せずしゃべってばかりの先輩たち             マイナンバー             必要書類を理解せぬ親   夢の地に行くために      なれぬバイトにヒーフーフー   人付き合い給料のうちと思いて頑張るぞ             頑張ると言いはするが             めんどくさい             できれば話したくない   コミュ力を上げさえすれば、わかるかな      きっと先輩いい人たち

  カネヒラとシロヒレタビラ ヤリタナゴ

  出られない朝で感じるひんやりと

  あたたかい出たくなくなる家の中

  宇宙をと遠くを望む若者よ

  水温が冷えて魚が寝る準備

 

  山も色づきふとしてみると化粧する

  茜空冷たい風に目のかすむ

  秋過ぎてモフモフのねこが飛ぶ飛ぶ冬の空   誕生日おいしいごはんでしあわせよ   無視してた自分の感情今、取り戻せ   愛されて初めて気付く愛し方       (編者)前回の連作と比べて、今回はハッピーです         ね! 体がボールみたいなネコが「ピュー」と吹く         風に飛ばされているイラスト略。

  何だってテフロン加工でいいじゃない

  鼻づまり息ができない死ぬのかな…       (編者)ぼくもよくあります。

  日本死ね大賞とるほど主婦の怒り

  博多行き有明行って次宮崎

  蓋井島サラシの中にヒラスズキ

  海ぞこの砂を仰ぎしうちわえび

  山口で初雪未だふらないな

  よかよかと頭に響く地元声

  氷像が溶けると同時に僕も溶け

  逃げるは はじだが 役に立つ

 

  雨の日の湿度で気分もしめってる

  雨の日はくつがとってもくさくなる

  雨の日は洗たく物が乾かない

  雨の日に自転車やだなあぬれるもん

  雨の中濡れている人あこがれる

  初バイト雨が冷たい七曲り

  わからないハカタスジシマ ヤマトシマ       (編者)ぼくにもさっぱり!

  肉食って体重増えるとさけぶ俺

  バスケットドリブルすると取られたよ

  海賊と呼ばれた男 黒田清

  ピチピチと鳥から逃げる魚たち

  秋過ぎて裸になった街路樹を

  ポケットにつっこみ求める温もりを

 

  竜王の頭白くす寒気団

  雨降って晴れのよさに気づいてる

  枯風に揺らぐ蜘蛛の糸主は無し (片占念宴)       (編者)「枯風」はひょっとして「木枯」(こがら         し)?

  近頃は宮古の海が恋しいな

  手を繋ぐただそれだけであたたかい

  青春をサンタに願う十八歳

  黄昏に烏ら高く冬の空       (編者)「烏」(カラス)と読み取りましたが「鳥」         (とり)かも?

 

  下克上いつかあの人かつために

  巣穴なか旅立つ準備する子らや (あやたん)

 

  音鳴りて音に音消え雲静か

  日の光心地良すぎて寝坊した       (編者)○と線の太陽のイラスト略。

  夢占い当たっているな私の心中

  風が呼ぶ聞き間違えるは君の名は

  頬を刺す冷たい風にさよならを

  感情がなんだか何も動かない       (編者)深呼吸して心を落ち着けましょう。

  青春に別れの言葉はつきものだ

 

        

 (き)昨日から  (の)乗りに乗ってる  (こ)骨盤       (編者)骨盤の断面図付きの全身骸骨と周りに音符の         広がっているキノコのような女の子のイラスト略。

   冬  もう冬です   さむすぎる    さいきんいっつも        さむすぎる

 

      エッセイ

 冬の俳句があまり思いつかなかったです.

  十一月コタツの中にこもりけり 感想 ハンス・パーシェについて少しは理解するこ   とができた。

  虫はなく木の葉散りいく冬はじめ  価値かんをおしつけるのはよくないと思った。

  てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ(丸山海道)  冬のおとずれを感じる.

  てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ(丸山海道)        意味がわからない。

てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ(丸山海道)  手のひらと宇宙を関連づけられるものなのか  それに加えて冬の要素も混ざるとよく分からない。

  てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ(丸山海道)  雲の上から降ってくる小さな雪の1つを宇宙にあ る星のように例えており、雪が降ることで冬の季節 を感じる俳句となっている。

  てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ(丸山海道)  雪が降り始めたときのようすが思い浮かびました.

(詩)てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ(丸山海道) (感)冬は宇宙のようだと言いたいのかなと思った。

  てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ(丸山海道)  このよく分からない感じがくせになります。

「てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ」の意味がつか めない「てのひら」→「宇宙のひとつ」宇宙のひと つとはどういうことなのかと思った

  てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ(丸山海道)  宇宙という言葉があり、そうだいな感じがする

  てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ(丸山海道)  冬はじめの手はズボンのポケットにつっこんでい たり、強くにぎっていたりと、手のひらを見ること はないと考えた。宇宙のような広さはないが、小さ な宇宙が形成されているのでは…。

  くつくつと泣く空腹のような冷え(水谷仁志子) <感想> 冬の寒さを表現しているから

  くつくつと泣く空腹のような冷え(水谷仁志子)  最近は寒い日が多く、同じような思いをした日が あった。

○くつくつと泣く空腹のような冷え(水谷仁志子)  最近はとても寒くなって、朝はふとんから出たく ないです。夜は勉強をするために起きていると寒す ぎて、カップラーメンを食べると暖まり、続けられ ますが、太りました。

  くつくつと泣く空腹のような冷え(水谷仁志子)  一度読んで、ものすごくひもじいなという印象を 受けました。

 冬めくの詩のくつくつと泣く空腹のような冷えと いう詩の冬のさむさがつたわってきました。

  くつくつと泣く空腹のような冷え(水谷仁志子)  全身にまるでほとんど丸一日なにも食べなかった ときの空腹のような痛みが刺さるところがよく表現 できていていい句だなと思いました。

  くつくつと泣く空腹のような冷え(水谷仁志子)  冷えを空腹にたとえてあらわしていておもしろい と思った。

  くつくつと泣く空腹のような冷え(水谷仁志子)  冬は寒くて体温を保つのにエネルギーがいるから 空腹になりやすく、それをかけているところが面白 い

  くつくつと泣く空腹のような冷え(水谷仁志子)  しんまでくるような寒さを感じる

  くつくつと泣く空腹のような冷え(水谷仁志子)  くつくつという表現にとても興味を持った。体の しんから冷えている様がとても伝わってくる

  くつくつと泣く空腹のような冷え(水谷仁志子)  お腹が泣くと擬人形のようなことをするとは面白 いなと思った また、くつくつと泣くと面白い泣き 方だなと思いました。

  セーターの胸より剥(はが)し猫を貸す              (丹間美智子)     寒くなったなと思いました。

セーターの胸より剥し猫を貸す(丹間美智子) (感想)    日常の一コマのようで情景を思い浮かべやす   く良いと思いました。

  セーターの胸より剥し猫を貸す(丹間美智子)  セーターをやぶり、猫を貸すのでしょうか? [セーター 三冬]:季語は冬  毛糸で編んだ上衣。頭からかぶって着るプルオー バー型や、前あきのカーディガン型などがある。襟 のかたち、色、柄なども色々あり、世代、男女を問 わず楽しめる。伸縮性があり、温かい。日常的な防 寒具として冬には欠かせない衣服の一つ。       (編者)出典を示しておきましょう。

  セーターの胸より剥し猫を貸す(丹間美智子)  セーターを脱いだ後に猫を抱いているような状況 が思いうかんだ。

セーター (丹間美智子)  自分も寒いのに猫にセーターをかぶせてあげてす ごく優しいと思う。

  セーター  自分の破いて猫にかぶせるなんで心の優しい人だ なと思った。

  セーターの胸より剥し猫を貸す(丹間美智子)  セーターを着ると心もポカポカだ

  セーターの胸より剥し猫を貸す(丹間美智子)  猫を湯たんぽがわりにしているのがありありと思 い浮かぶ。

  セーターの胸より剥し猫を貸す(丹間美智子)  僕も冬に寒い時猫ではなくて犬をだっこして温ま ります。

  欠航をいふも冬めくもののうち (高野素十)  冬の吹雪で欠航となった新千歳空港を連想させる。

  欠航をいふも冬めくもののうち (高野素十)  欠航といえば悪い印象があるが、そのようなもの に対して「冬」の到来を感じるという点に、上級者 な感じがした。そいう者に私はなりたい。

 欠航は冬に多く起こるので、冬が来たという感じ がする.

欠航をいふも冬めくもののうち (高野素十)   冬の寒さも短い期間だけのものなのだから、楽   しむべきだと思う。

冬めく 高野素中  実家が門司港にありますが冬の時季は特に海風が 強く寒さが身にしみます。

欠航をいふも冬めくもののうち (高野素十)  → 欠航になると、不便になってしまうが、それも   冬らしいという感じがした。また、冬の厳しさ   も伝えようとしている気がした。

  欠航をいふも冬めくもののうち (高野素十) <感想>    欠航が出ると冬の荒れた天気が思い浮かび、   冬が来たと感じさせてくれる。

  欠航をいふも冬めくもののうち (高野素十)  冬の日本海ではたびたびおこるだろうと思った.

  欠航をいふも冬めくもののうち (高野素十)  冬は公共交通機関の欠航が多くまさにそれを表現 していると感じます.

  あたゝかき十一月もすみにけり(中村草田男)  11月に珍しく暖かい日になりとても空気が澄んで いるような情景が思い浮かべられる。とても気持ち の良い日だろう。

  あたゝかき十一月もすみにけり(中村草田男)  十一月の間に急に寒くなり、秋が終わり冬が来る 今年のようだなと思いました。

「あたゝかき十一月もすみにけり」(中村草田男)  あったかかった11月も終わってしまって、もー すぐ12月。  1年なんてあっという間だなー。

「あたゝかき十一月もすみにけり」(中村草田男)  あたたかった十一月ももう終わり、いよいよ本場 の寒さの十二月が来る!!という作者の心情のイメー ジが思い浮かびました。

  あたゝかき十一月もすみにけり(中村草田男)  秋だった十一月が終わり、寒い十二月が来る月日 になったと思える俳句だと思いました。

  あたゝかき十一月もすみにけり(中村草田男)  十一月も終わり、本格的に寒くなってゆく季節の 移り変わりを感じることが出来る。

  あたゝかき十一月もすみにけり(中村草田男)  秋の暖かさが終わり、冬の寒い時期に入ろうとし ていることがすぐに分かる俳句だなと思いました。

  あたゝかき十一月もすみにけり(中村草田男)  冬もうすぐはじまることを実感してしまった.

  冬めく夜鯉の輪切りの甘煮かな (大野林火)  冬寒くなり雪が降る中田舎の家で静かに囲炉裏で 暖をとる様子が想像できる。

  冬めく夜鯉の輪切りの甘煮かな (大野林火)  家の外はやわらかくも厳しい冬の寒さに覆われて いる中、家の中で鯉の甘煮をぬくぬくとしつつ、家 族で囲むような体も心も温かくなる、そんな情景を 思い浮かべました。

冬めく夜鯉の輪切りの甘煮かな (大野林火)   最近夜が寒くなってきたので自分も暖かいもの  を食べたいと思った.

  冬めく夜鯉の輪切りの甘煮かな (大野林火)  冬めく夜という悲しさ暗さと、甘煮という温かく 明るいイメージとの対照が良い。ただ鯉の輪切りを 明暗のどちらで取るかは人それぞれ感じ方があると 思うし、それによってこの句自体の感じ方が違うと 思う。       (編者)湯気の出ている鯉の輪切りの皿とみかんを積         んだ皿と箸のあるテーブルを斜め上から見たイラスト         略。壁にある窓からは月と北風と雪だるまが見える。

  冬めく夜鯉の輪切りの甘煮かな (大野林火)  冬の晩御飯は煮物や鍋といったものが定番がち。 これをよく表した句だと思う。ただし、季語がじゃっ かん2つあるような気がする。       (編者)「鯉」は季語としては扱われてないようで         す。

「魚店(うおだな)の甘鯛どれも      泣き面(つら)に」    (上村占魚)  高級魚であるのに顔が泣き面であるため、魚店に 並んでいたらおもしろい。

  魚店の甘鯛どれも泣き面に (上村占魚)  自分が魚が好きなので、とても共感するような内 容の俳句だった。

  魚店の甘鯛どれも泣き面に (上村占魚)  魚店に並べられている甘鯛の気持ちをうまくとら えていると思いました。

  魚店の甘鯛どれも泣き面に (上村占魚)  倒置方を利用することで、タイの泣き面の風景を 強調し、新鮮なイメージを与えていると思った。       (編者)「倒置法」です。

 甘鯛が冬の季語ということを知りませんでした。

嘘(うそ)ついてポインセチアの赤いのか(松澤昭)         花が赤い理由を嘘をついたことと         言っているのが面白い

嘘ついてポインセチアの赤いのか (松澤昭)  中学生の頃、クリスマスのポインセチアの花を買っ  て持って帰った思い出がある。良い思い出です。  今年も買って帰ろうかなと思います。

  嘘ついてポインセチアの赤いのか (松澤昭)  ポインセチアがそもそも何かわからなくて調べた ら十一月〜十二月ごろに赤や桃色や乳白色に美しく 色付く花と知りこれが季語なのかと思った。       [このプリント2枚もらったので出席カードにしまし         た。]         (編者)今回は俳句のプリントを間違えて2倍刷っ         てしまったので、そのつもりで配りました。

  嘘ついてポインセチアの赤いのか (松澤昭)  なぜポインセチアは赤いのか。それはクリスマス に痴情のもつれで刺された男の血で染まっているか らである。

  嘘ついてポインセチアの赤いのか (松澤昭)  嘘をつきながらポインセチアの花を渡している姿 が頭に浮かんだ。

「刹那(せつな)刹那に生く焚火には両手出し」                 (津田清子)  行くとこ、行くとこにある焚火に、両手を出して あたたまっているイメージが浮かんだ。

 刹那刹那に生く焚火には両手出しで、 冬の寒さと切なさが伝わり刹那とかかっていると 思った。

  刹那刹那に生く焚火には両手出し(津田清子)  寒い中メラメラと燃える焚火に手を当てて暖をとっ ている感じがした       (編者)斜め上から見た焚火と両手のイラスト略。

  刹那刹那に生く焚火には両手出し(津田清子)  刹那刹那という表現が好きです

赤糸の切れしが冬のはじめなり (赤澤千鶴子) (感想)  赤糸が切れるのが冬のはじめということと読めて しまい、自分の中で冬はクリスマスなどがありカッ プルの赤糸などがつながる時期だと思っており、こ の詩にどういう意味があるのか知りたくなりました。

「赤糸の切れしが冬のはじめなり」という俳句を読 んで、冬の極寒な様子が思い浮かんだ。

  赤糸の切れしが冬のはじめなり(赤澤千鶴子)  赤糸が切れるという表現は失恋を意味してると考 えそう思うと、寒い冬のはじまりとよく合っている なと思えた。

赤糸の切れしが冬のはじめなり(赤澤千鶴子)    恋人との縁が切れて、心は寂しくなった   なった。まさに心も冬の初めである。 セーターの胸より剥し猫を貸す(丹間美智子)    猫を胸に抱いていると暖かい。その猫を借り   たいという人に猫を胸から剥がすと冬の寒さを   覚える。       (編者)「なった」が繰り返されるのは改行で間違え         たため?それともあえて?(それもいい!)

「赤糸の切れしが冬のはじめなり」(赤澤千鶴子)  恋人がいなくなってさみしくなると一気に寒さを 感じる。なんとなくそんなんだろうなって分かる気 がしてきました。 「あたゝかき十一月もすみにけり」(中村草田男)  今日.てなんか寒いけど空がすんでいるな。なん だか暖かいなそう感じることよくありました。なん 回か登校中に空の写真を撮りたくなることなんどか ありました。

 短歌や俳句には昔の言葉や行事がよく入っている が 現代風な俳句があっても面白いと思う。  季語のように四季はわからなくても世代が分かっ て面白そう。

 俳句が冬バージョンになり、季節もすっかり冬に なってきたので、より共感できるようになったなと 感じました。  文学らしい講義だと改めて思いました。       (編者)くっくっく、そうですか、有難う!

 

 水俣病のインタビューを聞いて、息子夫婦の仲が 悪いのに、カカさん夫婦は本当に仲が良いことがわ かりました。いつまでも、妻を思う気持ちを忘れな いようにします。

 こたつからでられない       (編者)こたつからウサギが顔を出しているイラスト         略。

(感想)日本人の感性は豊かだけど世界から見ると   少数の考え方ででも独特の美の感性は素晴らし   いと思った。

 アニミズム思考がどういうものなのかを考えなが ら講義を聞いていた。

(感想)日本人の感覚と外国人の感覚の違いが分かっ た。

 日本に元からある剣道、柔道、合気道、茶道、華 道などの〜道は、その技術を極めるだけではなく、 人の精神から入っていることにヨーロッパとの違い を感じた。今までこんなことを考えたこともなかっ たが、日本は全ての物事に霊魂が宿るという考え方 が興味深いと思います。

 寒くなってきた冬の排句を聞くのがきつくなって きた       (編者)まあ、そう言わず!「俳句」です。

みそ味の少し甘めのまながつお (福井貞子)     まながつおの味が容易に想像できて好き       (編者)マナガツオの漢字は魚偏に昌ですが、フォン         トがないのでひらがなにしたことをご了承ください。

  みそ味の少し甘めのまながつお (福井貞子)  マナガツオはとてもおいしい。ひかえめな味がみ そ汁にとても合いそう。

  みそ味の少し甘めのまながつお (福井貞子)  これから段々と一掃寒くなる中、みそでの味付け した食べ物はとてもおいしいこと間違いなしだと思 う。意識したことないだけかもしれないが、まなが つおを食べたことはないので、一度食べてみたいと 思った。大学に入ってから肉よりも魚に対する食欲 が多くなった気がする。       (編者)「一掃」ではなく「一層」です。

  みそ味の少し甘めのまながつお (福井貞子)  まながつおは、西日本で特に瀬戸内海の沿岸で冬 から春にかけて漁獲される魚で、瀬戸内海ではカツ オがとれないことから、まながつおを真の名のカツ オであるといい張ったことから「まながつお」とい う名がついたという話を聞いた。また、旬が冬から 春であり、独特のクセがあるが美味であり、脂も乗 り、高級であると聞く。かなり興味が引かれていた 魚だが、好物のみそと合い、甘党の私からすると甘 いという単語だけで涎が垂れそうである。食欲の秋 から冬になるが、それでも食欲は止むことを知らな いだろう。

「みそ味の少し甘めのまながつお」(福井貞子)  初夏あたりに獲れるまながつおをみそ煮にして食 べたいな〜。冬が明けて早く夏にならないかな〜。

  みそ味の少し甘めのまながつお (福井貞子)       食べたくなりました。

(感想)まなかつお: たべてみたい   さいきんは いっつもいつも わるいこと

「みそ味の少し甘めのまながつお」(福井貞子)  冬は外が寒いので家で鍋や味噌汁を飲むことが多 くなる。この俳句からはなんだかあたたかさが感じ られた。

  みそ味の少し甘めのまながつお (福井貞子)  まなかつおを食べたことはないけれど、おいしそ うに感じました。

みそ味の少し甘めのまながつお (福井貞子)          暖かいみそ汁がのみたくなった

  みそ味の少し甘めのまながつお (福井貞子)  故郷のおふくろの味のような感じがした.       (編者)口を大きく明けた魚の簡単なイラスト略。

  みそ味の少し甘めのまながつお (福井貞子) というのが、冬でも人は肉か魚を食らうんだと思い ました。

みそ味の少し甘めのまながつお (福井貞子)   おいしそうなので食べてみたいです。

よりそへば小春日和の匂ひして (室生犀星)   春のおとずれを感じる

よりそへば小春日和の匂ひして (室生犀星)   春の訪れを感じるいい俳句だと思った

  よりそへば小春日和の匂ひして (室生犀星)  温かさの恋しくなる冬の寒さを感じさせる.

よりそへば小春日和の匂ひして (室生犀星)    二人よりそへば春の匂いがしてくるという像   が頭に入ってくるわかりやすい詞であると思っ   た。

  よりそへば小春日和の匂ひして (室生犀星)  春は季節のおとずれの中でもぬくもりを感じ、出 会がありそうなのでこの句を選びました。

  よりそへば小春日和の匂ひして (室生犀星) (感想)   寒い日に日なたぼっこを友達として暖まろうと  した雰囲気を小春日和に思い出す。

「よりそへば小春日和の匂ひして」(室生犀星)  ふとした瞬間の季節感が伝わってくる

  よりそへば小春日和の匂ひして (室生犀星)  シンプルに暖かいイメージの湧いてくる句だった。

  よりそへば小春日和の匂ひして (室生犀星)  小春日和の匂いとはどのような匂いなのか気になっ た。

  よりそへば小春日和の匂ひして (室生犀星)  よりそうと日の暖かい匂いがする情景がうかんだ。

  よりそへば小春日和の匂ひして (室生犀星)      何によりそっているのか気になった!!

  大雪といふ日息子は嫁欲しと (只野柯舟)  天変地異が起こったのかという、息子に対して驚 いた親の気持ちがユーモアに感じとれる一句だと思 う。

(詩)大雪といふ日息子は嫁欲しと (只野柯舟) (感)息子さんせつないなと思った。

  大雪といふ日息子は嫁欲しと (只野柯舟)  雪で出掛けられないから一緒にいてくれるお嫁さ んが欲しいのかもしれない  おそらく息子は豪雪地帯に住んでいるに違いない。

  大雪といふ日息子は嫁欲しと (只野柯舟)  ある大雪の日に大人になった息子さんがパートナー を欲しがって一人でさみしく暮らしている情景が表 現できており、よくできた句だなと思いました。

大雪  冬の寒い日に1人でさみしくふるえている。

  大雪といふ日息子は嫁欲しと (只野柯舟) <感想>   大雪が降り、ついに年が開けると、また、年を  取り、そろそろ結婚したいという思いが伝わって  くる。

  大雪といふ日息子は嫁欲しと (只野柯舟)  自分も肌寒いと恋人が欲しくなり、この詩人の気 持ちが分かります。

ジーパンを逆さ吊りして冬うらら(本庄登志彦)    去年大雪が降ったのを思い出します。

  ジーパンを逆さ吊りして冬うらら(本庄登志彦)  文から寒い冬に、ほんのり暖かい太陽が出ている 景色が思い浮かんできた。

  ジーパンを逆さ吊りして冬うらら(本庄登志彦) (感想)   共感しやすく、その光景が浮かんできました。

ジーパンを逆さ吊りして冬うらら(本庄登志彦)  感想:ジーパンを干して冬の寒さをひしひしと思っ    ている。

  ジーパンを逆さ吊りして冬うらら(本庄登志彦)  冬になるとジーパンなど厚い洗たく物がなかなか 乾かず、冬晴が貴重だと感じる。

ジーパンを逆さ吊りして冬うらら(本庄登志彦)  ジーパンを庭の物干し竿に干して寒いからなかな かかわかない様子が想像できる。

ジーパンを逆さ吊りして冬うらら(本庄登志彦)   冬は気温が低いが、暖かくて心地の良い日差が   ある。相象したら眠たくなる       (編者)「想像」です。

  ジーパンを逆さ吊りして冬うらら(本庄登志彦)  現在、天気が悪いがてるてるぼうずのようにジー パンを逆さ吊りして冬うららにしたいと考えたのだ と思いました。

  山眠る孵化(ふか)して鮭に眼のつきぬ                (神蔵器)     鮭が食べたくなった。

  山眠る孵化して鮭に眼のつきぬ (神蔵器)    → 冬が来たという感じがした

  山眠る孵化して鮭に眼のつきぬ (神蔵器)  冬になって多くの生物が眠りにつくなか、新たな 命が誕生し始める情景が思い浮かんだ。

  山眠る孵化して鮭に眼のつきぬ (神蔵器)  鮭がこれから孵化して目覚めようとしている新た な生命の開花を予期させる。

  山眠る孵化して鮭に眼のつきぬ (神蔵器)     山眠るが冬の季語とわかった

  山眠る孵化して鮭に眼のつきぬ (神蔵器)  詳しい意味まではわからないが何か大きな存在感 を感じる。

  山眠る孵化して鮭に眼のつきぬ (神蔵器)  山で卵の状態で眠っていた鮭の赤ちゃんが孵化し て眼がつくようになったことが凄く伝わる俳句でし た。

赤ん坊を見に来てホットウイスキー(山崎ひさを)   ホットウイスキーと聞くとものすごくあたたか くなりそうに感じます。

  赤ん坊を見に来てホットウイスキー               (山崎ひさを)    冬のホットドリンク美味しいな

 山崎ひさをさんの俳句で最後にホットウイスキー をもってくる事で少しくだけた感じに感じた。

  赤ん坊を見に来てホットウイスキー               (山崎ひさを)  お酒を飲んだら体が温かくなるのでいいと思う

  赤ん坊を見に来てホットウイスキー               (山崎ひさを)  カタカナ、ひらがな、漢字を使っていておもしろ いと思った

  赤ん坊を見に来てホットウイスキー               (山崎ひさを)  このような季語もあるのだなと不思議に思いまし た

  日をためて山ふつくらと眠りをり(高木千秋) (感想)  頭の中に山の生き物達が冬眠する様子が思い浮か びました。

山眠る  (高木千秋)  たしかに冬の山は植物たちは眠りますが、イノシ シは発情期で一日中雌を探して山を走り回っていて 危険なのでこれからの季節山に行くには注意したい。       (編者)了解!

日をためて山ふつくらと眠りをり(高木千秋)  冬の日の光りがいい時に眠気はすごく強くなって くるところがあらわれていてよいと思った。

  日をためて山ふつくらと眠りをり(高木千秋) → 山が太陽を浴びて雄大な自然の景色が思い浮かん だ。

冬麗(ふゆうらら)流れの底に日のありし                (行徳光洋)   <感想>      冬の中に日のあたたかさを感じるから

  冬麗流れの底に日のありし (行徳光洋)  冬の川釣りに行った時のことを思い出した。

  冬麗流れの底に日のありし (行徳光洋)  冬でも夏でも晴れている日が好きで一番嫌いな天 気は雨です。外で気持ちよく遊ぶには晴れの日が一 番良いです。

  冬麗流れの底に日のありし (行徳光洋)  雪が溶けて流れて、川の底に日が映って反射して いる様子

  冬麗流れの底に日のありし (行徳光洋)  今日の俳句はどれも難しくてコレだ!と思うもの がなかったけど、強いて言うなら、ふゆうららが可 愛いと思いました。       (編者)みんなに気に入ってもらえる俳句を選ぼうと         は思うのですが…なかなか!

「男から老い男から死ぬ小春」(宇田喜代子)  冬が終わり春になりかけの頃、周りの男が老いて は死んでいってしまう様を描いた、暗い感じの俳句 だと思いました。       (編者)本来は「小春」は冬の初めの頃、11月を意味         します。

  男から老い男から死ぬ小春 (宇田喜代子)  冬の自然が息をひそめ眠るような中で男共も同じ ように眠りについてしまうことへの悲しみがあるよ うに感じる.  冬の静けさを感じる.

「男から老い男から死ぬ」この時は男が先に死ぬこ とが多かったことが伺える

男から老い男から死ぬ小春 (宇田喜代子)  感想 私はこの俳句を見たときに、なんて男らし   い俳句なんだ。といった印象を受けました。   それと同時に、こんな俳句を描いてみたいと思   いました。

手をつなぎくる湖の小春波 (能村登四郎)   大きな湖に少し水面が波立っているようすが浮  かんだ。

  手をつなぎくる湖の小春波 (能村登四郎)  小春波という表現がきれいだと思った.

「みそ味の少し甘めのまながつお」(福井貞子)  甘くてあったかくて優しい気持ちになる素敵な歌 だと思いました。 「赤ん坊を見に来てホットウイスキー」               (山崎ひさを)  赤ん坊を見てほっとする気持ちとほっとしたから 温たかいホットウイスキーを飲むのと、短い歌の中 に様々な状況が現れて素敵だなと思いました。

 

 先週の水俣病の続きの話を聞き、水俣病がもたら す人的被害、そして、人たちがどのように変化があっ たのかなど水俣病の「悲惨さ」というのを再確認で きた貴重な授業でした。       (編者)みんな聴いてないみたいだし、自分でもうま         く喋れてないなと思っていましたが、そう言っても         らえてとても嬉しいです!

 水俣病にはかかりたくないと思った。

 腰おだいじに…       (編者)ありがとうございます。歳をとるといろんな         ことがあります…!

  電話して気付くとこたつで寝たりけり  最近、友人と電話している最中に気づいたら寝て しまっています。脱水気味になって夜中起きます。 寒くなってきましたね。お体に気をつけてお過ごし 下さい。       (編者)こたつから頭と腕を伸ばして寝ている人とそ         れを見ているウサギのイラスト略。体に気をつけます!         電話はちゃんと出ましょう!

  海ばかり見てゐて冬と思ひけり (堀部克己)  吉見にも冬が来たのでこの一句がぴったりだと思っ た。

海ばかり見てゐて冬と思ひけり (堀部克己) <感想>   海ばかり見ていたら海の荒れ具合により、冬が  来たんだということを思ってしまうように感じた。

  海ばかり見てゐて冬と思ひけり (堀部克己)  海の状況は季節によってある程度どのように変わ るかが分かります。  冬は、波が高く荒れているイメージです。しかし、 海が荒れているだけでは冬になったことが分からな いと思います。

  海ばかり見てゐて冬と思ひけり (堀部克己)  寒くて静かな海をだまって見ながらボーッとして いる男の姿が思い浮かんできた。

  海ばかり見てゐて冬と思ひけり (堀部克己) (感想)  この詞を読んで作者が海を見て冬が来ると思って しり、私は海を見てもいつも同じようにしか思えま せんでした。       (編者)一応「思ってしり」と読み取りましたが…

  海ばかり見てゐて冬と思ひけり (堀部克己)  ただ海を見ているのではなく、何か落ち込んでい たり、心が沈んでいるときに青く広大な海を見つめ ている。冬とはその人の心情を冬と例えているのだ と思う。

海ばかり見てゐて冬と思ひけり (堀部克己) → 冬が近づいてきているときの荒海が思い浮かん   だ。

海ばかり見てゐて冬と思ひけり (堀部克己)    まさに自分をあらわしていると思った。

海ばかり見てゐて冬と思ひけり (堀部克己)    冬の海は荒れることが多いですね。

海ばかり見てゐて冬と思ひけり (堀部克己)    風の冷たさ、波の高さが冬を感じさせる。

  ぽつくりと蒲団に入りて寝たりけり(臼田亜浪)  蒲団が恋しい季節。授業よりも、蒲団が好きです。       (編者)なかなか…。

  ぽつくりと蒲団に入りて寝たりけり(臼田亜浪)  冬になると寒く外に出たくない気持ちがわかった

  ぽつくりと蒲団に入りて寝たりけり(臼田亜浪)  冬にふとんから出でなくなる描写が浮かんできて いい句だなと思います。

  ぽつくりと蒲団に入りて寝たりけり(臼田亜浪)  最近蒲団が私を放してくれません。よく寝坊しそ うになります。

「ぽつくりと蒲団に入りて寝たりけり」(臼田亜浪)  ほんとうにそうだなと思った。  冬はふとんから本当に出たくなくなる。

  ぽつくりと蒲団に入りて寝たりけり(臼田亜浪)  ふとんに入るとすぐ寝てしまう幸せな様子を感じ た。

  ぽつくりと蒲団に入りて寝たりけり(臼田亜浪) (感)ぽっくりという表現が珍しくよかった。

  ぽつくりと蒲団に入りて寝たりけり(臼田亜浪)  ほんわかした雰囲気だと感じました。

  ぽつくりと蒲団に入りて寝たりけり(臼田亜浪)  自分も冬は蒲団から出るのが嫌で作者の気持ちが 分かります。

    冬が持つ白きあかるさの中をゆく(加藤かけい)      とても明るい詞だと思った。

  冬が持つ白きあかるさの中をゆく(加藤かけい)     もう冬で寒い中温かい光を感じた

  冬が持つ白きあかるさの中をゆく(加藤かけい) (感想)   冬に雪の中を歩いているのかなと思いました。

  冬が持つ白きあかるさの中をゆく(加藤かけい)  冬で雪がつもりまっすぐな道 誰も何も無い道を 歩いている姿が想像できる。

冬が持つ白きあかるさの中をゆく(加藤かけい)   雪が積もると明るいので分かる。

  冬が持つ白きあかるさの中をゆく(加藤かけい)  白き明るさで、雪が積もっていることが分かり、 かなり寒いということが分かり、とても面白いと思っ た.

冬が持つ白きあかるさの中をゆく(加藤かけい)   シンプルに冬の自然を表していてとても分かり  やすくていいなと思いました

冬が持つ白きあかるさの中をゆく(加藤かけい)   冬にのみ降る雪が光に反射して白く輝いている  風景がよく分かる俳句だなと思いました。

  冬が持つ白きあかるさの中をゆく(加藤かけい)  冬の寒さや温かさが一つの色であらわされていて 良いと感じた。

  黙っている羊のコート温(ぬく)ければ                 (橋本美代子)  羊は死んでいるがコートは暖かい…。  コートの温かさを表現したかったのか人間の残酷 さを表現したかったのか.

  黙っている羊のコート温ければ(橋本美代子)   この毛の持ち主は何をしているのだろうかと思  いをはせている。

  黙っている羊のコート温ければ(橋本美代子)  コートという季語が入ることによって冬の寒さを 連想することができた。

  黙っている羊のコート温ければ(橋本美代子)  寒くなってコートを着る季節になったと実感でき る俳句だと思いました。

黙っている羊のコート温ければ(橋本美代子)   動物の毛皮の柔らかさと温もりの思い浮かぶ句  だった。

 黙っている羊のコート温ければという俳句は、寒 さを逆に楽しんでいるのが伝わってくる。

買物はたのしいそがし日短(ひみじか)(星野立子)   自分の好きな事をしていると    いつの間にか時間が過ぎていくことが多く、     この俳句に共感した。

買物はたのしいそがし日短 (星野立子)  この人の買物が好きな気持ちがよく伝わってくる。

「買物はたのしいそがし日短」(星野立子)  買い物に夢中になっていて、あっという間に時間 の過ぎているイメージが思い浮かびました。楽しい 時間は確かに、あっという間に時間が過ぎていて、 短く感じられるなと思いました。

 星野立子さんの俳句の日短(ひみじか)の部分は 字足らずだが日短はひぃみじかと読むこともでき字 足らずが気にならなかった。

  買物はたのしいそがし日短 (星野立子)  冬は昼間が短いため、楽しくまた忙しく買物して いるとすぐ日が沈むということを共感できた。

  枯れてゆく葉にねぎらひの日射(ひざし)かな                  (進藤幸子)  枯葉と太陽ではある意味正反対の存在ですが、た まに同じようにも見えます。

  枯れてゆく葉にねぎらひの日射かな(進藤幸子)  春から夏にかけて盛んな生命活動の主役であった 木の葉も冬には枯れて光合成をしなくなった、それ を知るお天道様が枯れゆく木葉をねぎらわれた。

枯れてゆく葉にねぎらひの日射かな(進藤幸子)   枯葉に感情移入しており、「ねぎらい」という   語が良い働きをしていると思う。

  枯れてゆく葉にねぎらひの日射かな(進藤幸子)  もう紅葉も枯れて落ちてきてる時期だけど、晴れ ている日に上を見ながら歩ってたら、もうつぼみを つけている木があって、ほっこりしました。ついこ の間。

枯れてゆく葉にねぎらひの日射かな(進藤幸子)    葉が散ってさびしくなった木に    あたたかな日差しが差しこむのが想像できた

(詩)あたたかき日は日短きこと忘れ(後藤比奈夫) (感)暖かい日はのんびりしてしまい時間が過ぎる   のがはやいんだなとおったんだなと思った。       (編者)「おったんだな」は「思ったんだな」?

短日 (後藤比奈夫)  最近は寒いのでこの句のことがよく分かります.

あたたかき日は日短きこと忘れ (後藤比奈夫)   良かった日は短くすぐ忘れてしまう   嫌なことは良く覚えているもの … みたいな

あたたかき日は日短きこと忘れ(後藤比奈夫)   今日あたたかいのでこの句が共感できた.   朝起きてもまだ外は暗らくて冬であることを思  い出す様子.

  あたたかき日は日短きこと忘れ(後藤比奈夫)  冬のあたたかい日はポカポカして気持ちが良いし 寒い冬を忘れることができるから       (編者)二人の人と左上の太陽のイラスト略。

「冬の水浮かむ虫さえなかりけり」(高浜虚子)  冬は寒くて虫がいないし、外の水には寒さで氷が はっていて、水に浮かぶこともできない。

  橋のせて黒き運河の街冬に (深見けんじ)  冬の小樽運河を連想させる

  金目鯛大き虹彩(こうさい)の目を持てる                  (山本貞)  寒くなり、金目鯛の煮つけが食べたくなった。

(かん)今日のは少し分かりづらかった。       (編者)なかなか…。

 あたたかそうな冬の季語を使った俳句で、あたた かい雰囲気が伝わってきました。

感想   毎回の授業で各俳句の季語を考えるのが難しい。       (編者)まあ、そう言わす、俳句を作って下さい!

 

  家を出て息吹き出せば白いわた (かんそう)土佐日記の時代は海ぞくへの恐怖と娘    の死が大きく影響していることが分かった。

 土佐日記の終わり方は自分もかっこいいと思いま した。

 紀貫之は、藤原純友という海ぞくに船をつぶされ る。(今の県知事)を務める。  以前、鮟鱇のつるし切りの動画をYouTubeで 見たことがあります。鮟鱇は”あんきも”で親しまれ る肝臓の他に胃や腸も、重宝されるようで、廃棄さ れる部分がほとんどありませんでした。近年では、 鮟鱇のつるし切りをできる職人の数が減っているの で、今後、この伝統芸が見れなくなると思うと、残 念です。       (編者)ぼくの説明の仕方がまずかったようです。紀         貫之は海賊に襲われませんでした。藤原純友の乱は         少し後のことです。

  マスクして少し美人となりしかな(前川美智子)  冬になると多くなるマスクだが、女の人がつけて いるとかなり美化されるように思う。実際はそうで もなくとも美人が多くなることで寒い冬の中に暖か い希望を抱くことができとても良いものだと思う。

  マスクして少し美人となりしかな(前川美智子)  マスクをして口元を隠していれば美男美女に見え る不思議.防寒もできてなおよしだが、眼鏡がくも るのが欠点.

  マスクして少し美人となりしかな(前川美智子)  寒い冬が来てマスクをしている様が口元を隠し、 より美人に見えるのかな、と思った。

「マスクして少し美人となりしかな」(前川美智子)  いつもブスな顔がマスクで隠すことで少しはまし になる。

  マスクして少し美人となりしかな(前川美智子)  口元がマスクで隠れることによって、不細工な人 でも多少美しく見える。

  マスクして少し美人となりしかな(前川美智子)  最近、メイクをしていない女の人がよく顔をかく すためにマスクをしているのを思い出しました。

「マスクして少し美人となりしかな」(前川美智子)  今、世の中で話題になっている「マスク美人」の ことだと思った。  自分はマスクをほとんどしないので分からないが、 マスクは冬の必需品ではあると思う。

  マスクして少し美人となりしかな(前川美智子)        (編者)マスクをした人の簡単なイラスト略。

 前川美智子さんの俳句で、よくよくマスクをして いた高校の友人が、ああこんなことを思っていたの かと、若干目が遠くなりそうになった。       (編者)「目が遠く」と読み取りました。

  マスクして少し美人となりしかな(前川美智子) −− マスクで口元がかくれて美しく感じる冬らしい   排句だと感じました.       (編者)「俳句」です。

 季語に「マスク」を使うのが面白いなと思った。 確かにマスクによって女性の顔がよく見える時があ る。

マスクして少し美人となりしかな(前川美智子)   マスクをして少し美人に見えると冬を感じるの   が伝わった。

  マスクして少し美人となりしかな(前川美智子)  風邪が治ってもマスクが癖になり顔を隠し続ける 人が増えている。

  マスクして少し美人となりしかな(前川美智子)  ストレートな表現で面白いと思った。

好きな人ふたりゐて冬あたたかし(浦川聡子)   寒い冬を二人ならあたたく感じると言っている    所が好き       (編者)「あたたく」は「あたたかく」?

  好きな人ふたりゐて冬あたたかし(浦川聡子)  やっぱり冬は人肌恋しくなる季節だと思います。

  好きな人ふたりゐて冬あたたかし(浦川聡子)  好きな人が2人もいるとはどういうことだろう か…。  意味深いと思った。

  好きな人ふたりゐて冬あたたかし(浦川聡子) (感)冬は身も心も寒くなる季節であるが、大切な  人と身を寄せ合うことで、寂しい気持ちを和らげ  れるのだろうと思った。

好きな人ふたりゐて冬あたたかし(浦川聡子)  (感想)    素敵だなと思いました。

  好きな人ふたりゐて冬あたたかし(浦川聡子)  夫婦か恋人かはわからないが、2人がよりそって あったまっている、冬だからできること.

  好きな人ふたりゐて冬あたたかし(浦川聡子)  好きな人とすごす冬はそれだけでうれしいし暖か いものだと思う

好きな人ふたりゐて冬あたたかし(浦川聡子)   私はよりそって温めてくれる人が欲しい。       (編者)担任の先生や学科長がいますよ!

  冬の雨やむけしき見せ美しき (星野立子)  冬に雨が降るということはそれだけ暖かいという ことでうれしいことですが、雨か雪かでいえば、雪 の方が濡れにくいので雪の方が好きです。

  冬の雨やむけしき見せ美しき (星野立子)  雨がやみ、美しい冬の景色が広がっている中、ジ ワリと寒さが感じられるというイメージが浮かんだ。

 星野立子の俳句で、雨の後の清らかさを思い浮か べた

  冬の雨やむけしき見せ美しき (星野立子)  雨の上がった後の光が冬の景色とちょうど重なり あってきれいに感じたのだと思った。

  冬の雨やむけしき見せ美しき (星野立子)  冬に雨が降ると少し気温が高く山にもやがかかっ ている光景が想像できる。

  冬の雨やむけしき見せ美しき (星野立子) (感想)冬の雪ではなく雨が降った後の澄んだ風景   の美しい様子がよく感じとれる俳句だと思いま   す。

  夜の音の雨だればかり冬の雨 (倉田絋文)  状況を想像でき、雨の音は、個人的には嫌いです

 倉田絋文の俳句からはその風景がうかびあがって くるように感じた。

 夜の音の雨だればかり冬の雨 (倉田絋文) <感想>    夜に降る冬の雨は少し、雪が混じっていて、   静かに降っている様子が思い浮かぶ。

  夜の音の雨だればかり冬の雨 (倉田絋文)  先日、しみじみと考えることがあったから.

  鮟鱇の渾沌(こんとん)たるを吊るしけり                (太田寛郎)  アンコウのぶよぶよとしている様を渾沌と表現し ているところに面白さを感じました。

  鮟鱇の渾沌たるを吊るしけり (太田寛郎)  鮟鱇がたくさん吊るされているさまは、さぞ渾沌 としているだろうなぁと思いました。

  鮟鱇の渾沌たるを吊るしけり (太田寛郎)  下関漁港に行ってつるされている鮟鱇をみて、あ んこう鍋を食べたから。

 鮟鱇が1mもあるなんて知らなかった。そんな大き いものを吊るすのは大変な作業だと思った。       (編者)「知らなかった」の下の簡単なチョウチンア         ンコウのイラスト略。

鮟鱇の渾沌たるを吊るしけり (太田寛郎)   ちょっと気持ち悪いあんこうを吊るし上げてさ  ばいている様は冬らしい.

  鮟鱇の渾沌たるを吊るしけり (太田寛郎)  あんこうの深海魚らしさがすごくつたわってきた。

  鮟鱇の渾沌たるを吊るしけり (太田寛郎)  この辺りのスーパーでは鮟鱇をよくみかけます  冬の季語が冬らしさをよりだしていて、すてきな 俳句だと思いました。

  マスクの友まだ浪人さと言い捨てる(磯直道)  自分も浪人したのでこの作者に共感しました。

  マスクの友まだ浪人さと言い捨てる(磯直道)  自分の友達にも二浪目に突入している人が行人か います。今年こそはといって気合が入っているよう ですが… 次の春には、全員合格してみんなでお祝 いできたらと思います。       (編者)「行人」は「幾人」(いくにん)?

  マスクの友まだ浪人さと言い捨てる(磯直道) (感想)  この詩を読んでマスクは冬の季語になっているん だと驚きました。また、この詩から受験の厳しさが 感じとれました。

マスクの友まだ浪人さと言い捨てる(磯直道)        受験でのきつさを覚い出す俳句だった       (編者)「思い出す」です。

マスクの友まだ浪人さと言い捨てる(磯直道)  大学に落ちて病気にならないようにマスクをつけ てがんばり続けている様子とがんばっているのに落 ち続け浪人が続いている悲しさを感じます.  また、冬はインフルエンザとかありますがマスク がなぜ冬の季語なのか、それ以前にマスクがなぜ季 語になるのか不思議です。

  蹴(け)ちらしてまばゆき銀杏落葉かな                (鈴木花蓑)  落ち葉が地面一面に広がってゆくのを見ると冬が 近づいてきたなと感じる。

  蹴ちらしてまばゆき銀杏落葉かな(鈴木花蓑)  黄色い銀杏の葉が一面に拡がっている風景が思い 浮かびました。

  蹴ちらしてまばゆき銀杏落葉かな(鈴木花蓑)  たくさんいちょうの落葉によって地面が黄色にか がやく情景が目に浮かんでくる。

  蹴ちらしてまばゆき銀杏落葉かな(鈴木花蓑)  確かに銀杏の色と味が良いが、なんといってもあ の臭い。さすがにそのような悠長な事を言っていら れるとも思えないが、映像であらば、その通りキレ イであろう。

蹴ちらしてまばゆき銀杏落葉かな(鈴木花蓑)  冬になると祖父が銀杏を採ってきてくれるのを思 い出せる詩です。

冬海や落花のごとく鴎(かもめ)浮く(中村草田男)   冬の海といわれると大体荒れているイメージが  あり、その中をえさをとるために海面に浮かぶ白  いかもめがいる。越冬の厳しさ、自然の厳しさが  うかがえる句だと思う。       (編者)「鴎」は旧字体(偏の中が「品」)となって         いますが、フォントにないのでこの形にしました。

  冬海や落花のごとく鴎浮く (中村草田男)  鴎を花にたとえていて、きれいだと思った

 「改札に人なくひらく冬の海」(能村登四郎)  人のいない改札で、冬の海(雪)が舞っている様  子が思い浮かびました。   改めて、冬だなと感じました。

改札に人なくひらく冬の海 (能村登四郎)   切なく、悲しみが伝わってくる.   しかし、改札はひらいているので、新しい世界   が始まる気もする.

  暖冬の海を三百六十度 (増成栗人)  情景を思い浮かべやすい.  実際にそのような景色を見てみたい.

マスク → さいきん鼻水が止まらない.

鮟鱇の渾沌たるを吊るしけり (太田寛郎)   食べると美味しい鮟鱇であるが、軟らかいので  まな板の上ではさばけない。見た目にも奇麗では  ない混沌とした姿をしている。その混沌を吊るし  ている。 蹴ちらしてまばゆき銀杏落葉かな (鈴木花蓑)   地面一面に落ちた銀杏の葉は金色のじゅうたん  を敷いたようだ。太陽の光を反射してまばゆいく らいだ。

 

 一人暮らしでインフルエンザにかかると辛い。

 詩人は考えていることや感じたことを言葉で表現 することが上手いということを改めて感じました。

カイツブリ カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属に分布され る鳥類。全長26cm。 流れの緩やかな河川、湖沼、湿原などに生息する。 まれに冬季や渡りのときには海上でも見られること もある。       (編者)引用先を書いておきましょう!

 大根さむい季節にはたべたくなる   大根をきょうそ食べたいあたたまる       (編者)一応「きょうそ」と読み取りましたが…

  3cm(さんセンチ)窓閉め忘れ部屋北極 かんそう 土佐日記は味わい深い

  マフラーを結び直して向かい風 (神谷佳江)        寒い時にマフラーを結び直している          姿がうかんだ

  マフラーを結び直して向かい風 (神谷佳江)  マフラーをしているのに、向かい風が身体に当た り、寒いと感じる冬の厳しさが浮かんできた。

  マフラーを結び直して向かい風 (神谷佳江)  強風にあおられながらマフラーを結び直している 情景が思い浮かび、いい句だなと思いました。

マフラーを結び直して向かい風 (神谷佳江) (感想)   マフラーを使っているので共感できました。

  マフラーを結び直して向かい風 (神谷佳江) → 寒い中を歩いている状況が思い浮かんだ。

  マフラーを結び直して向かい風 (神谷佳江)  マフラーを一生懸命に向かい風の中、結び直して いる様子が思い浮かびました。  自分の朝の自転車登校と同じで、とても親近感が ありました。

 「マフラーを結び直して向かい風」(神谷佳江) というので寒さに今から立向うという描写が感じら れた。

マフラーを結び直して向かい風 (神谷佳江)   冬の寒さを感じられる俳句だと思った。

  マフラーを結び直して向かい風 (神谷佳江)  寒かったのでもう一度結びなおして暖かくしてい る様子がみえる

  マフラーを結び直して向かい風 (神谷佳江)  最近風が強く、マフラーを何回も結び直す様子が 自分と重なりました。

  マフラーを結び直して向かい風 (神谷佳江)  寒いからしっかりとマフラーを結び直して寒さに 立ち向うまさに今の状況を言ってるような感じです。 寒くてマフラーなどがないと寒さに立ち向かえない です.

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)  冬の寒さの訪れを表している.

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)  ここ最近、一層冷え込んできてますます寒くなっ てきました。私は寒さは苦手なので、外に出たくな いのですが、その代わりに澄んだ星空にとてもキレ イな星空が見られます。地元とは違って吉見は大変 キレイに見えるので夜はとても楽しみです。       (編者)二回目の「星空」は「星」?

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)  なぜ寒い日に星がきれいに見えるのか不思議に思 いますが、冬の方がきれいに星が見えるのに外は寒 いので空を見上げる機会が少ないのは残念だと思い ました。

(詩)大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子) (感)寒さと星の数を比べているように思った。

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子) ◯冬は星がほんとうにキレイ☆☆

・大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)   真冬の大寒の中、冬の澄んだ空に映る星の多さ  に感心している場面が想像できる俳句だと思った。

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)     なぜ寒さが伝わるワードに星や     夜空といったものがマッチング     するか、少し疑問に感じた。

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子) 感:景気が頭の中で浮かび上がるいい句でした。

      (編者)「景気」はひょっとして「景色」?

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)  最近見た冬の澄んだ海の上の星を思い出した。

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)  寒くなって空気が澄んでいて空に星がたくさんあ る様子が想像できる.

大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)   寒すぎて星も見たくないです。

  寒ければ歯ざわりの良き柳葉魚焼く(菊田琴秋)         柳葉魚の味が伝わってきて好き

  寒ければ歯ざわりの良き柳葉魚焼く(菊田琴秋)  この間スーパーでししゃもを見つけましたが、残 念ながら卵ナシでした。

寒ければ歯ざわりの良き柳葉魚焼く(菊田琴秋) <感想>    寒い中、卵がプチプチとつぶれておいしい柳   葉魚を焼き、食べるということが思い浮かび、   自分も食べたくなる。

  寒ければ歯ざわりの良き柳葉魚焼く(菊田琴秋)  柳葉魚は苦いしたまごが嫌いだけど、”柳葉魚”と いう漢字はなんでか好きです。

  寒ければ歯ざわりの良き柳葉魚焼く(菊田琴秋) (感想)   冬の寒い日飲み屋でシシャモを肴に飲んだ酒の  味をなつかしく思い出す    (九州では余り食べない関東でのはじめての     柳葉魚の美味しさ)

  寒ければ歯ざわりの良き柳葉魚焼く(菊田琴秋) (感想)  歯ざわりの良きとは卵のことだろうか。シシャモ の旬を知らないのでわからないが、多分そうだろう。 ただこの文を読んで思った事は、自分が今まで揚げた 柳葉魚ばかり食べていたということだ。今度塩焼きで でも食べてみたいと思った。

  寒ければ歯ざわりの良き柳葉魚焼く(菊田琴秋)     ししゃもを食べたくなった

  煮大根(にだいこ)や烏賊(いか)の      諸(もろ)足そり返り  (松根東洋城)  大寒と大根をかけておもしろいと思った。

  煮大根や烏賊の諸足そり返り (松根東洋城)  イカと大根の煮物は本当においしいです。大根も 長時間かけて煮込まないと味がしみないので、大変 ですが、しばらく食べてないので食べたいです。

「煮大根や烏賊の諸足そり返り」(松根東洋城)  冬に食べる大根は本当においしい。  寒い屋外で食べるのはなおよい。  博多の屋台でおでんを食べたくなった。

  煮大根や烏賊の諸足そり返り (松根東洋城)  情景が明確に思い浮かべられる詩だと思った。

  煮大根や烏賊の諸足そり返り (松根東洋城)  冬の寒さと、煮大根・足がそり返るほど熱くなっ た烏賊の対称が良かった。       (編者)「対称」は「対照」だと思います。

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串晃) → マフラーあったかくても、海風すごすぎて、寒い と思います       (編者)枯葉の2枚飛ぶ強風の中、マフラーをしたお         かっぱの少女が立っている横に積み上げられた、ヒト         デみたいな波消しブロックに恐ろしい勢いで押し寄せ         る黒々とした波のイラスト略。

マフラーのあたたかければ海を見に(大串晃)  実際にやってみると、風邪が悪化したので要注意.

マフラーのあたたかければ海を見に(大串晃)        寒い冬という季節を思い浮かばせる        句だと思った。

(詩)マフラーのあたたかければ海を見に(大串晃) (感)マフラーを巻いて海に行ってるんだなと思っ    た。

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串晃)     内側の温かさを感じられる詩でした。

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串晃)  マフラーに助けられてるから気持ちがわかる

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串晃)  最近はマフラーをしても寒く海を見に行く気には なりません.

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串晃)   マフラーはフワフワしててぬくもるな

  大寒や美しき目の魚買う (市川たち子)  魚を選ぶ時は魚の目を見てすんだ目を持った魚が 鮮度が良く美味しいということからこの詞は主婦の 人が書いたのだと想像する。

  大寒や美しき目の魚買う (市川たち子) <感想>   冬の魚の感じが分かるから

  大寒や美しき目の魚買う (市川たち子)  新鮮な魚を選んでいる様子がよく分かった.

  大寒や美しき目の魚買う (市川たち子)  冷たい冬を耐える魚や美しい目を持つ魚は美味し そうでつい買ってしまう心情を五・七・五で上手く 表現していて感動した。

  大寒や美しき目の魚買う (市川たち子) (詩)大寒や美しき目の魚買う (市川たち子) (感)寒い日には魚の目がきれいに見えるのかなと   思った。

大寒や美しき目の魚買う (市川たち子)   とても寒い中冬の空のように澄んだ目をしてい  大寒や美しき目の魚買うという排句はとても厳し い冬を乗り越えた魚のいさましさが伝わっってくる。

  大寒と敵(かたき)のごとく      対(むか)ひたり   (富安風生)  そこまでして寒いことを憎まなくても良いのでは ないかと思うが昨近の寒さを肌で感じると「敵」と いう表現も適切な気がする.       (編者)「昨近」は「昨今」or「最近」?

大寒と敵のごとく対ひたり (富安風生) (感想)  寒波が来て一層寒くなって来たのでこの詩と同じ ような気持ちになりました。ですが、自分にとって は夏よりも冬の方が好きなので、敵とまではいかな いなあとも思いました。

  大寒と敵のごとく対ひたり (富安風生)  今は冬で、自分もとても寒いことを日々実感して いるのでこの句を選びました。

  大寒と敵のごとく対ひたり (富安風生)  早朝の授業のことを思いだしました

  大寒と敵のごとく対ひたり (富安風生) (感想)冬の寒さに立ち向かっていく、勇敢な人の   姿が思い浮かぶ俳句だなと思いました。

「大寒と敵のごとく対ひたり」(富安風生)  最近、毎日毎日外には覚悟して出てゆきます。そ の覚悟というものは、大物の敵と戦うのと確かに同 じでございます。毎日毎日寒くて寒くて、この寒さ という敵にやられないよう必死でございます。  あと少しこの敵と戦ってゆこと思います。       (編者)頑張ってください! 前向き、左向きと横に         なった3様のウサギのイラストと、感想文の真ん中に         挿入した、サンドバックを叩く人のイラスト略。

  犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みづえ)  犬は野で駆け回るというが、それは日本犬やシベ リア犬について言えることであって、そうでない種 にとっては虐待に値するというような意見が出ても おかしくなさそうだと考える。なお、祖父母の家の シィズーはいつもコタツの中で寝ており、犬らしく ないがかわいということを思いだし、ほっこりでき る句だった。

  犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みづえ) 「枯野」のいう季語や詩から思い浮かべる情景にひ かれました。

  水蒼(あお)く風一すぢの枯野かな (坂井)  枯野は冬の寂しさの表しがあるが「水蒼く風」に 厳しい寒さというイメージがわかないすがすがしさ とさびしさが感じられる.

  沈めば沈み浮めば浮み鳰二つ (鈴木花蓑)  片方が沈んだら片方も沈み、片方が浮けば片方も 浮く、鳰2匹の仲の良さが分かってとてもかわいく 見える.       (編者)水上で互いを見合っている二羽の鳥のイラス        ト略。

 

 漢詩を一つでも多く覚えたいです。       (編者)これまでの授業で紹介した漢詩、気に入って         もらえたようで嬉しいです。

 やきいもが食べたいな。

 さいきんとても寒いのでみんなで焼きいもをした い。   やきいもはいつでもうまいあたたかい

 オコゼの毒はとても危険だと思いました.   オコゼ釣り手でさわったら毒まみれ       (編者)すみません、毒魚だと注意はしましたが、オ         コゼを素手で持つ危険な映像を見せてしまいました。

  焼芋を二つに折れば鼻熱し (吹田孤蓬)  焼芋を二つに折れば熱気が鼻にかかる感じが想像 できる。

「焼芋を二つに折れば鼻熱し」(吹田孤蓬)  焼芋を食べようとして顔の前で半分に割ったら、 湯気が鼻にあたって熱くなってしまう。  寒い冬にあったかいものを食べる様子が伝わって くる。

  焼芋を二つに折れば鼻熱し (吹田孤蓬) (感想)  この一年近く焼芋を食べていなかったので、久し ぶりに食べたくなりました。また、焼薯と書くよう な難しい字でもかけることに驚きました。       (編者)「いも」には他に「藷」という漢字もありま         す。

(詩)焼芋を二つに折れば鼻熱し (吹田孤蓬) (感)折ったときに鼻にゆげがあたったんだなと思っ た。

  焼芋を二つに折れば鼻熱し (吹田孤蓬)  焼芋を折ったときに薫る香ばしい匂いが目に浮か ぶようだ。

  焼芋を二つに折れば鼻熱し (吹田孤蓬) → 折った瞬間に切り口から蒸気が溢れるように出て  くる様子が思い浮かんだ。

  焼芋を二つに折れば鼻熱し (吹田孤蓬) <感想>  よほどお腹が空いていたのか、香りを楽しみたか ったのかどうかは不明だが、明らかに芋と鼻の距離 が近過ぎる様に思う。この句は冬の寒さとはかなさ を感じさせる様にも思うが、秋をも感じさせる句で ある。       (編者)ゆげの波線と白い吹き出しのある二つに切ら         れた焼芋のイラスト略。

  焼芋を二つに折れば鼻熱し (吹田孤蓬)  とてもお腹が減りそうな詩だ。

  焼芋を二つに折り、ホクホクとした断面から   ゆげが出ているところが想像できる。 焼芋を二つに折れば鼻熱し (吹田孤蓬)

焼芋を二つに折れば鼻熱し (吹田孤蓬)  焼芋を割って臭いを嗅いだら鼻が熱くなったのが  おもしろかった

 焼芋を二つに折れば鼻熱しという排句は焼芋のぬ くもりをかんじることができた。       (編者)「俳句」です。

  焼芋を二つに折れば鼻熱し (吹田孤蓬)  寒い冬の日にあつあつの焼芋を食べるのは最高だ なと思った。     (編者)湯気の出ている二つに割られたリアルな焼芋と、        焼芋を刺した串の突き出た焚き火のイラスト略。

「夜の海鳴つてゐるなり真冬なり」(浅野夫美子) → 冬の海は吉見の海も荒れていることが確かに多い  です。  ゴーゴー音が鳴ったり、ザブンザブンと波が高かっ  たり。  海の近くに住むようになると季節で海の顔が変化  することを知ることができますね。  澪標は私の名前の由来の一部です。  楫取さんが澪標を見て船を座礁しないよう、迷わ ないよう案内するように、人が間違った選択や困っ ている時に正しく導けるような人になってほしい。  そんな願いが込められているようです。       (編者)『土佐日記』が縁で、ご両親の愛を知ること         ができました。ありがとう。

  夜の海鳴つてゐるなり真冬なり(浅野夫美子)  海が近いので、景色が思い浮かべやすかったです.

  夜の海鳴つてゐるなり真冬なり(浅野夫美子)  想像しやすい俳句だと思った。

冬探し  浅野夫美子   夜の海鳴つてゐるなり真冬なり       (編者)「冬深し」です。

  夜の海鳴つてゐるなり真冬なり(浅野夫美子)  最近夜の波の音が大きいので、風が強く吹いてい て、真冬になってきたと思うようになったので、共 感できました。

「夜の海鳴つてゐるなり真冬なり」(浅野夫美子)  吉見の海の荒れてゴーゴーと鳴っているの見て冬 を感じた。風の海は恐い。

  夜の海鳴つてゐるなり真冬なり(浅野夫美子) <感想>  夜の海で強い風が吹いており、その音を聞いて、 真冬を思い浮かぶような詩である。

  夜の海鳴つてゐるなり真冬なり(浅野夫美子)  冬になると七曲りの道路に潮がかぶることを覚い 出しました。       (編者)「思い出す」です。

  夜の海鳴つてゐるなり真冬なり(浅野夫美子)  冬の日本海に荒波が立ち、大きな音がしているさ まが頭にうかびました

夜の海鳴つてゐるなり真冬なり(浅野夫美子)   冷たい北風とともに岸に当たる波を見ていると   冬の寒さがまだ続くのだろうかと思う。

夜の海鳴つてゐるなり真冬なり(浅野夫美子)   冬の冷めたい海の波音が夜になると響いてくる   のが想像できる詞である。

  夜の海鳴つてゐるなり真冬なり(浅野夫美子)  海に親近感を覚えたので、とても気に入ってしま いました。

『ためらひてためらひて来る春を待つ』              (松本たかし)  じっと春が来るのを待っているんだなと思った。 早く春がきてほしい。

  ためらひてためらひて来る春を待つ              (松本たかし)  一人でため息をしながらひたすら春を待つ作者の 気持ちがよく伝わり、いい句だなと思いました。

  ためらひてためらひて来る春を待つ              (松本たかし) (感想)   早く春が来て欲しいと思いました。

  ためらひてためらひて来る春を待つ              (松本たかし)  冬からずっと待っていた春が、やっと来そうで、 ためらいながら待っているイメージが思い浮かびま した。  早く、あたたかい春が来てほしいです。

 松本たかしさんの「ためらひて」を2度使用して いるのはそれだけ春が来て欲しいという気持ちが強 いことを示しているのかと思った。

ためらひてためらひて来る春を待つ(松本たかし) 感想:ためらひてを2回使いつつもリズミカルな詩 になっていて春の持つリズミカルな様子を思わせる ようないい句だった。

  ためらひてためらひて来る春を待つ              (松本たかし)  自分も冬は寒くていやで早く春になってほしいか    ら共感できる。

ためらひてためらひて来る春を待つ(松本たかし) 春が待ち遠しいという気持ちがよく伝わった.

  ためらひてためらひて来る春を待つ              (松本たかし)  自分も、もう寒い冬にはこり、あたたかい春が早 くきてほしいと思います。

ためらひてためらひて来る春を待つ(松本たかし)   春が来ることを待っている気持ちがよく分かる.

  につぽんは葉つぱがないと寒いんだ(藤後左右)     寒さを感じる

につぽんは葉つぱがないと寒いんだ(藤後左右)   − 語りかけるような言い方が良いと思いました。

  につぽんは葉つぱがないと寒いんだ(藤後左右)  日本の冬は木々の葉が落ちるので、俳句から寒さ が感じられた。

  につぽんは葉つぱがないと寒いんだ(藤後左右)  森が多い日本では木がぬくもりであると思った

  につぽんは葉つぱがないと寒いんだ(藤後左右)  日本の冬は葉が落ちて少しさびしい気分になり寒 いんだなあと感じました。

  につぽんは葉つぱがないと寒いんだ(藤後左右)  外国に比べ日本は木の葉が落ちまた葉がつくとい う一連の流れが美しく感じた。

  につぽんは葉つぱがないと寒いんだ(藤後左右)  寒くなって来ると落ち葉して葉っぱがなくなるが、 葉っぱが無くなると寒いという逆の発想はした事が なかった。

  につぽんは葉つぱがないと寒いんだ(藤後左右) (感想)日本は四季がはっきりとしているので、木   の葉の状態を見るだけで今が何の季節か分かり   ます。この俳句は葉が無いと書いてあるので冬   の寒い季節なのだなと思いました。 春→桜など花が/夏→青葉/秋→紅葉/冬→葉が無い   咲いている

  鯛(たい)は美のおこぜは醜(しゆう)の      寒さかな     (鈴木真砂女)       おこぜに注目しているところが面白い

  鯛は美のおこぜは醜の寒さかな(鈴木真砂女)  鯛は見た目も美しくおいしい.その反面おこぜは 毒もあり見た目は醜くおいしい。その2つを対比し て季節を表している。

  鯛は美のおこぜは醜の寒さかな(鈴木真砂女)  1年の海技実習の遠泳一日目におこぜに刺されて 病院に運ばれて海技実習は見学で終わりました。  おこぜはあの日から私の天敵です。

鯛は美のおこぜは醜の寒さかな(鈴木真砂女)   感想   たしかに鯛は美しく鬼虎魚は醜いといえが、   「醜の美」という表現もあり、味い深い歌であ   る。       (編者)「といえが」は「といえるが」?

  鯛は美のおこぜは醜の寒さかな(鈴木真砂女)     どちらもおいしい

  鯛は美のおこぜは醜の寒さかな(鈴木真砂女)  ”寒さ”と“さかな”がかけてあるのかと思った。鯛 もおこぜもおいしいので美も醜も関係ない!!

  狐火小(ち)さし親なし子狐がともす              (成瀬櫻桃子)           小さい子狐が独りという           悲しい状態が頭にうかぶ

  狐火小さし親なし子狐がともす (成瀬櫻桃子)  狐が親がいない為、子どもが頑張っているように 感じた

  狐火小さし親なし子狐がともす (成瀬櫻桃子)   狐火やきらきらひかりきれいだな  今日もたくさん俳句などを知ることができて良かっ たです。

  狐火小さし親なし子狐がともす (成瀬櫻桃子)   親子狐の感じが良いなと思いました

  一湾をたあんと開く猟銃音 (山口誓子)  吉見で体験できる景色だと思う.  殺風景のようで、のどかなような不思議な感覚に おちいる。

  狩り(山口誓子)  この時期の鹿は脂がのっていて美味です。

  時計を見窓を見日脚伸びゐたり (笈川行雲)     はやく春になってほしいです。

 今回の俳句は、寒い中にも少しぬくもりを感じる ものが多いと感じました。  春が待ち遠しいです!

 冬の様々な食べものが旬をむかえることが分かっ た       (編者)「いか」と「きつね」とたい焼きみたいな         「たい」のかわいいイラスト略