水大歳時記(平成二十八年度)

 秋 の 部

     秋、白秋、金秋

  朝遅く夕暮れ早い秋だのう

  部屋の外秋の冷たさ温度差よ

  夜遅く肌寒くなり秋になる

  秋が来るもう終わったの夏休み

  秋が来る海に入れずむせび泣く

  秋いつか異常気象で迷う年

  食欲の秋を向かえて我太る       (編者)「迎えて」です。

  底知れない食欲の秋恐ろしい       (編者)うらやましい!

  潮風の残香まとう秋鰹       今年こそカツオのたたきを食べたいです.

  秋になり夜風をあびて酒進む.

  秋の道散り行る葉音騒ぎたり       (編者)「散り行る」はひょっとして「散り行く」?

  秋になり蝉の死骸を片付ける

  秋になり死んだカメムシ ドアの前

  夕闇にふわりと香る秋の香

  秋葉なら毎日いるよ仮装人

  秋のまどゲームにテレビあきません

  秋の色赤黄いろいろおちつくな

  散り散りと今日も儚く秋の木々

  街路樹の落ちばつもれば秋模様

 

    文月(ふみづき)

  気が付けばもう明日には文月が

 

  立秋(りつしう)、秋立つ

  雨降って涼しくなって秋来たる。

  立秋の時食欲が増していい気分

 

    霜降(そうこう)

  霜降の肌に北風吹ければ酉になるかな

 

        秋の暮

  秋の暮自問自答して日が変わる。

 

  秋の夜、夜半(よは)の秋

  秋の夜に鯖と寄り添い黒鯛想ふ

  秋の夜秋刀魚の食事上手いかな       (編者)「上手い」は「美味い」?料理を作るなら         「上手い」、食べるなら「美味い」です。

  ふと見ると月と目が合う秋の夜

  月を見て思いにふける秋の夜

  秋の夜月見て故郷思い出す.

  星を見て願いを思う秋の夜に

  星空がきらり輝く秋の夜

 

       夜長

  雲流る夜長にひそむ一番星

 

     夜寒(よさむ)

  夜寒さや布団の厚み増していく

  夜冷えして尻に冷たき便器かな

 

       秋深し

  秋深し畑の芋実りたるや

 

       暮の秋

  カマキリが卵を生む夜秋も暮れ

 

       行く秋

  紅葉の葉が落ちるころ秋おわる

  秋過ぎて寂しさ一層降り積もる       (編者)雪の中に、頬に一粒の涙か汗のあるウサギの         イラスト略

  行く秋や燃ゆる木の葉の映える空

 

    冬隣(ふゆどなり)

(編者)「夜空には数ふる星よすぐ冬よ」(高木晴子)に倣って   朝空に数ふる星よすぐ冬よ

 

       秋の日

  秋の日の午後の心は無情なり

 

       秋晴

  秋晴れの雲一つ無い青い空

  秋晴れの静けさゆえの孤独感

 

       秋の空

  空高く空気澄みゆく秋の空

  風冷えて残暑恋しき秋の空

  秋の空以外と雲が多いかな       (編者)「意外」です。

  秋の空いわし雲見て腹が鳴る.

  白空,流れる秋空ふと想う       (編者)一応「白空,」と読み取りました。

  秋の空秋風寒い季節かな

 

       

  秋の夜に光さす月目をうばう

  三日月を背もたれにして魚釣り

  月明かりただ照らすのは私のみ       (編者)4本のススキのそばに立ているウサギと、2つ         雲のかかった月のイラスト略。

  静けさや夜空に浮かぶスーパームーン       (編者)今年は月と地球の距離が非常に近いそうです         ね。

  秋雨にスーパームーンは夜も寝る

  スーパームーン僕の心も照らしてる

  ゆらゆらと夜長に映える美月かな

  月光で照らされ気付く床のシミ

 

       秋の星

  星空の下待ち人が来ない秋

  一筆で星空描く七の星

 

     天の川、銀河

  星光る空を見上げて天の川

  天の川夜空に沫(しぶ)く煌めいて

  天の川願いを集め空光る

  初夏になり七夕過ぎて天川

  天の川一層夜空をかざりつけ

  彦星と織姫結ぶ橋デネブ

 

     流星、流れ星

  こっちきて何回も見た流れ星

 

       秋風

  霞みゆく手先の感覚秋の風

  夜に吹く秋の風は心地良い

  夜散歩秋風吹いて三時間

  無意識にエアコン止める秋の風

  秋風は人肌恋しい季節だな       (編者)風に舞う2枚の葉のイラスト略。

 

       秋の雨

  寒いからどこか寂しい秋の雨

  秋の雨鼻すすりける濡れ鼠

  秋雨と死にゆく季節ただ進む

  秋雨に明日は晴れかと問う視線

 

   颱風(たいふう)、台風

  幼き日仲良かろうかと台風一家

  台風によろこぶ子供泣く親御       やがて彼らも現実を知るのです

  台風の猛威ふるう風の業       (編者)一応「業」と読みとりました。

  台風も異常気象でブーメラン       (編者)台風10号、東海地方近海を迷走したあと、東         北・北海道に甚大な被害を出しましたね。そして         今は12号が西日本に来ようとしてますが、さあ?!

  波が荒れのみこまれそう台風だ

  台風の海に出たがる水大生       (編者)大雑把に書かれた荒れる海と、それを見てい         る人と、人の横の巻貝のような、岩のような、イカの         ような物のイラスト略。

  台風でなびくスカート濡れる服

  出艇は台風くらいが丁度良い

  台風で全全全部ちりっぢり (れおん)

  台風の過さった街の静かさや

  台風の風とともに消えた夏

  台風が来たなら明日もお休みだ

  台風が夢を飛ばして登校日

 

      霧(きり)

  車窓から海が見えない霧のせい

  朝霧の中を進むコンテナ船

  霧深し動物たちも衣がえ

 

      露(つゆ)

  朝起きて外が見えない結露かな

  夜露落ち洗濯物に降り積もる

  軒先に張る蜘蛛の糸の露雫 (片占念宴)

 

       秋の山

詩を考えるのはとても難しいと思った。   秋の山色鮮やかな紅葉の木

  紅葉のくさきがかれる秋の山

  海の中青紅緑秋の山       (編者)海に映った姿でしょうか?

  車窓より赤黄茶色の山の色

  窓の外そびえ立つ山は黄金色

 

       秋の海

  秋の海旬の魚がめじろおし

  秋の海とんぼ飛んでて風情だな

  秋の海いと美しや水大や

 

       秋の湖

  紅(くれない)の葉が落ちゆくは秋の湖(うみ)                 (栗田)

  秋の湖ほのかにそまる紅葉色

 

   氷頭膾(ひずなます)

  氷頭食べて酒盗を食べてスルメ食う

 

       夜食

  空腹の誘惑にかられ夜食かな

  床につく寝られぬ夜に夜食かな

  夜中にて夜食ほおばり熟すいす

  夜食して勉強せずに寝てしまう

  夜食してテスト対策手につかず

  夜食食べここ最近太り気味

 

   栗(くり)飯、栗おこは

  栗ごはん家族でなごみ香り有る

 

   冬支度(ふゆじたく)

  夕暮れが早くなる度冬支度

 

       月見

  秋の夜に見上げる月で月見酒

  月見酒といいながらオレンジジュース

 

   紅葉狩(もみぢがり)

  風が吹く列をなして紅葉狩り

 

   七夕(たなばた)、星祭

  七夕だお星様でも見ようかな

俳句創作   星祭水面(みなも)に流るる星の群れ

  七夕に流るる川に水は無し

  晴天に人が夢見る星祭

  七夕だ今年も独りで星を観る

  星祭共に見上げて星を見る

  星祭一枚の紙に願うもの

  短冊に願いを込める星祭

  七夕に願いをこめる幼き日

  七夕に願いを込めた十九の夜      ※短冊に

  七夕に夜空見上げて夢願う

  年一度織姫彦星うれしそう

  七夕が来るたび思うあの人を

  七夕で何度も願った彼女欲しい

  たなばたに僕の織姫現れず

  七夕の飾りに隠れ君笑ふ

  星祭願いが年々減っていく

  ありすぎて叶えられない願い事

  短冊にかけた想はどこへやら

  七夕の夜にかぎってくもる空

  ささの葉にひそかに願う無事卒業       (編者)少なくとも「海洋文学」は単位を取ってくだ         さいね。

 

      ハロウィン

  ハロウィンの夜に集まる仮装人

  ハロウィンの群れに一匹鬼がいる.

 

    秋祭、村祭、浦祭

  秋祭紅葉と秋桜咲き乱る

  秋祭村がきらきらかがやくよ

  故郷の人が減りゆく秋祭

 

      鹿、鹿の声

  秋の山子鹿の鳴く声こだまする.

  鹿轢いて消えていった50万       (編者)どちらも恐ろしい目に遭いましたね!

 

       渡り鳥

  上を見てふと目に入る渡り鳥

  渡り鳥そんなに急いで何処へ行く

  渡り鳥雲間に消えるどこへ行く

  夕暮れに空に群れるは渡り鳥

  秋風に季節と去りゆ渡り鳥

  渡り鳥後を追う子の先はいかに

  晴天の中どこへ行くのか渡り鳥

  大空へ群れて飛びたる渡り鳥

  住みごこちもとの南へ渡り鳥

  渡り鳥来年もきっときておくれ

  渡り鳥春に再び子をつれて

 

     鰍(かじか)

  鰍釣り塩焼きかじかよ手温め

  秋鰍焼いて食べたらいとうまし

 

     鱸(すずき)

  スズキを僕の目前で仕留めてやる

  鱸釣り秋がシーズン大量かな

  濁り入り鱸狙うも釣れぬ夜

 

    太刀魚(たちうお)

  太刀魚や体は銀色身は白き

 

    秋刀魚(さんま)

  パチパチと食欲そそる焼き秋刀魚

  秋秋刀魚焼く煙音夕暮れに

  七輪できれいに焼こう秋秋刀魚

  食卓に秋刀魚が並び秋到来       (編者)達筆のかっこいい署名略。

  帰ろにつくふとする香りさんまかな

  パチパチと秋刀魚の油垂れ落ちる       秋刀魚を炭火で焼いたときに油ののった秋刀魚から油         が落ちておいしそうなところを表現しています。

  白銀のくすむ囲炉裏の秋刀魚かな       (編者)細長いサンマのイラスト略。

  バイト明けビール片手に秋刀魚食む

 

      鮭(さけ)

  鮭の際(きわ)たくましきかなその姿(栗田)

 

     蜩(ひぐらし)

  ひぐらしの音色につつまれ帰る道

  ヒグラシの声ひびく空秋の香

 

   蜻蛉(とんぼ)、あきつ

  秋津飛ぶ夕日背にしてゆうゆうと

 

      虫、虫の声

  昼間から夜に変わった虫の声

 

    蟋蟀(こほろぎ)

  下関こおろぎだけが騒ぐ夜

 

       鈴虫

  就寝後鈴虫が鳴く部屋の中

 

   放屁虫(へひりむし)

  蜘蛛の糸にかかりてむなし放屁虫 (片占念宴)

 

    茨(いばら)の花

(編者)「花いばら故郷の路に似たるかな」(蕪村)を1字変えて 引用して   花いばら故郷の道に似たるかな

 

    木犀(もくせい)

  金木犀胸いっぱいに香をためて       (編者)俳句を取り囲む6つの小さな花(それとも         雲?)のイラスト略。

  金木犀ふわりただよう月夜道

 

      梨(なし)

  梨食べてわが身に染み入る秋の味

  梨食べてお腹いっぱいもういらん       (編者)円のなかの目と口だけで描かれた笑顔のイラ         スト略。

  梨を剥きみなで分け合う夕食後

 

      柿(かき)

  仕送りの柿を食べつつ勉学へ (編者)「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」(子規)に倣ってか、間  違えてか   柿食えば鐘が鳴る鳴る法隆寺

 

     林檎(りんご)

  いつもの木に前より赤く大きくなった林檎

  妹の林檎に負けぬ赤い頬

  赤子の頬真っ赤な林檎二つあり。       (編者)両頬に丸の描かれた赤ちゃんのイラスト略。

  林檎あり強く思ふるにほいかな

  コンビニで林檎のマークのカード買う

 

  紅葉(もみぢ、こうよう)

秋の山   紅葉が満開なのか目に見える

  夕焼けで山の紅葉輝いて

  メラメラと山が燃えてる紅色に        (編者)枝から落ちる2枚の紅葉と後ろの山のイラ          スト略。

  夏過ぎて景色移ろいもみじ饅頭

  風ふいて池に浮かぶは紅葉かな

  紅葉散る赤き手のひら冬空に

  紅葉かな私の心いちょうかな

  手をつなぐ私の頬も紅葉かな

  比叡山紅葉季節は日本一

  秋紅葉あの子は三十路おれひもじい       (編者)僕は六十路い(むそじい)です。

 

  銀杏黄葉(いてふもみぢ)

  ひらひらと落ちてはかないいちょうの葉

 

  木の実(このみ、きのみ)

  好みでも好まざるでも木の実かな

  見おろすところころ光るどんぐりこ

 

       朝顔

  朝顔の雫したたり輝いた

 

 コスモス、秋桜(あきざくら)

  コスモスやベンラダで育ち繁殖期

  コスモスの泣いてうつむくその姿

 

茘枝(れいし)、苦瓜(にがうり)

  ほろ苦い若い緑の苦瓜よ

 

    甘藷(さつまいも)

  ほくほくと焼いておいしいさつまいも

 

        

  稲育ちポンポンポンポン穂が弾む       (編者)左下の実った稲のイラスト、右下に達筆な横         文字でのサイン略。

  金秋光り輝く稲の波

  風にそいこがねにゆれる稲の波

  富士の山揺れる稲穂に波の風

 

       授業

  学校がひさしぶりで起きられず

  もうすぐだもうすぐテストもうすぐだ

  テスト前徹夜で勉強頑張ろう       (編者)がんばろう!!

  課題してとてもつかれてねむたいな

  最終日宿題おわれて大変だ

  もうすでに頭一杯秋休み

  今日はもう体育で授業終わりかな       (編者)体育の後、ドイツ語の授業があります。寝な         いで頑張ってね!

  夢の中クライマックスで講義終わり。

  「水産だねぇ」噂の名言まだ聴けず       (編者)えっ、そんなこと言いました?

  足にくる階段のぼって5,6限       いつも楽しいです。        (編者)ありがとう!がんばります。

  対策に神経すりへる解析学

  友の大切さ思い知らさるる再試験

  再テして最低といわれうるさいて       (編者)駄洒落が決まりましたね。現実は厳しいです         が。

  宿題を忘れて廊下に最上川

  宿題やああ宿題や宿題や

  毎回に思いつくほどかしこくない       (編者)まあそう言わず、何か書いて下さい。

  ピリピリと空気が変わるテスト前

  芭蕉さん好きな食べもの何ですか。       丶ウニだけど?/

  休みがほしいなあ

  水大生座学多すぎ退屈や

  水産だねえはやくききたい水産だねえ       (編者)あれっ、そんなこと言ってましたっけ?

  テスト終え若者達が苦悩する

 

      学生生活

  朝と夜とてもさむくてかぜひきそう

  少しずつ風が涼しくなる季節

  風強く寒くなるなりカゼをひく

  太るのは生物的には良いことだ

  昨日より歩く柴犬息軽い

  綾鷹は職人でさえだませます。

  ふるさとで彼女とイチャコラリア充です

  裏路地に灯火宿るボストンの地

  君の名は前前前世夢灯籠

 

  朝起きて最初に聞く音鳩の声   才能を自満するやつうるさいのう   冬はヤダ洗濯物が乾かない       (編者)「自慢」です。

  四季の春出会いの始まり入学式   秋の海温度微妙秋れたシー   冬恋し冬になったら春恋し   早き雪心配される温暖化   雪つもり人の汚れを隠してる

  星の下ひとりで歩く夜風吹く   この星をのんびり見たいふたご座で   湖の水面に映える憂い顔   帰宅後にあたたかいのは便座だけ

  風が立ち肌に染み入る茶の味気

  ひるさがり かもめみながら パンケーキ

  ペンギンはいつも可愛い知ってるよ       (編者)幼稚園の服を着たペンギンの可愛いイラスト         略。

  釣りしたい最近いけない悲しいな

  源五郎愛しき緑呆ないよ       (編者)一応「呆ない」と読み取りましたが、意味は         …?

  海の中春秋どっちもくそ寒い

  難波津に咲くやこの花冬ごもり         今を春辺と咲くやこの花     夏の夜網戸にカメムシ鬱陶しい

  たらちねの母のご飯が恋しいな       はるまき食べたーい。         焼き肉食べたーい。         生はるまき食べたーい。         ギョーウーザー         ラーメーン

  寒空とハヤシライスと秋の風

  人肌が恋しい季節になりました

  自販機も衣替えだよあったかーい

  独楽(こま)と鼠(ね)で環境制す十二獣

  野生児が寅と並び記念にと       (編者)小アリクイのような動物の不思議なイラスト         略。

  ブライトと決闘をする夢を見た

  トンビ飛び見上げた晴天空広し

  ふと思う今年も終わるふたつきで

  自然の盛衰を四季が現せど      その奥に変わらぬ神やいます

 

  赤い色最後のとりで真田丸

  楽しくてただ楽しくてあはははは

  釣り人のきわまで迫る白波や

  金欠で寂しく感じる夜御飯

  がんばって単位をおとさずバイトしよ

 

  どうしようトランプゲームばばひいた       (編者)アメリカ大統領選挙、予想外の結果になりま         したね。

  現代人スマホなければ生きてけない       (編者)ぼくはまだガラケーです。トホホ!

  野茂だもの逆から読んでものもだもの

  ほくろかなほくろじゃないよ碁石だよ

  廃棄物集めて臭しゴミ貯め場       (編者)「ゴミ貯め」は「ゴミ溜め」では?

  金ないと言って食うのはカップ麺

  あと3日早く来い来い給料日

  紅にほしいものをくれないか

  さっきまでかゆかったけどおさまった

  移りゆく季節ととも変わる思ひ       (編者)「季節ととも」は「季節とともに」?

 

  朝起きてひやりと冷たい床の板

  水切りて石はね広がる海の波紋

  まどじょうと すじしまどじょう しまどじょう

  頑張ろうあせらず今は女子力アップ

  料理中君の後ろ姿一番だ

  休日は一日ねるに限るよね

  明後日は休みで最高たのしいな

 

       

 て〜んて〜ん  ど〜んど〜ん  て〜んどんどん  おいらのてんどん  おいしいぞ〜       (編者)詩の左に、上に向けた両手の棒を振ってい         る、どんぶり鉢の頭をした男の子、詩の右には、その         子が両脚を開いてしゃがんで両手でチョキを出してい         るイラスト略。しゃがんでいる子の目は上の円い餃子         型で、口を開け、舌を出している。

 かなが  んでいる  なはまで。ああ  っかくの  ざいが…       (編者)浜辺に目がバツの魚のそばに立つ、網を持ち         帽子をかぶった人のイラスト略。

 

      エッセイ

 「好きな中島みゆきの曲 ― (4)」  僕が初めて買った中島みゆきさんのCDは、1996 年発売の”パラダイス・カフェ”でした。当時小5だっ た2006年に中古屋さんに買いに行きました。それ からは、毎年新作リリースと同時に買ってきました が、ある一つの事に気づきました。  僕は、1970〜1980後半までのよりも、1996〜 現在の中島みゆきさんの音楽が好きということ。  恐らく、年を重ねた今の声のほうがすきなのです。 2010年に買った”真夜中の動物園”というアルバム にある”今日以来”はお気に入りです。是非きいてみ てください。しかし、一番好きなのは、今も昔も変 わらず”永遠の嘘をついてくれ”です。2006年以降、 1日も欠かさず1日あたり10回はきいています。

  食の秋おいしいみたらし食べたいな みたらしみたらしみたらしみたらしみたらしみたらしみたらしみたらしみ みたらしみたらしみたらしみたらしみたらしみたらしみたらしみたらしみ         (編者)計63回書かれた「みたらし」(内3回は「み」の          み)の47回分と、3本の「みたらし団子」のイラスト略。

    台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  私の弟も台風のとき遊びにいこうとして親に叱ら れていました。

台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子) 感想   天候が悪いときや海が荒れてるとき子どもは好  奇心が強いため、見にいきたがる。こんな様子が  表れていると感じた。

『台風の庭に出たがる子を叱る』(稲畑汀子)  一見、文章に見えるこの俳句ですが、五七五に分 けて読むとテンポがよく、この子供のような気持ち が分からなくもないです。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)     自分も台風のときはわくわくした

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  子どものほうの気持ちが分かります。風強いとな んだか楽しいですし、実際に強風にあたるのも楽し いです。私自身風が強い日はベランダに出て安全を 確保しながら風にあたってます.

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子) (感想)この詩を読んで自分が小学校の時を思い出 しておもしろい

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  非日常を体験しようと子どもが外へでようとして いるのがよくわかる。

台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  元気の良い子どもを叱っている    ほほえましい情景が目に浮かんだ。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  小さいころは僕も台風の時は外へ出たがっていた ことを思い出しました。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  外に出る子どもの気持ちもわからなくもないが危 ないから気をつけるべきである!

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子) (感想)台風で何故かわくわくする気持ちが表現さ れていると思う。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  最近台風が来てるので、選んだ。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)    特に川・海は厳禁です。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  子どもというものはたいていがそのようなものだ と思う。たぶんダメだと怒られても隙をみては同じ ことを繰り返すのかも。  叱られるのは子どもの仕事ではあるが、命は大切 に。       (編者)同感です!小さな子供はネコみたいなもので         す(水大生もそうかも…)。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子) ・子どもによくあることだが、最近は叱られない老 人がよく台風の被害にあっている。       (編者)私も気をつけます!

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  私も子どもの頃に台風が接近してるにもかかわらず、 外へ遊びに行こうとしたことを思い出した。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  この句の中に登場する子供はいくつくらいであろ うか。最初にこの子供の年齢から考えていく。「庭 に出たがっている」という描写があり、好奇心が旺 盛な子であることが分かる。また「台風で風が強く て、危ない」ということが分からない程、幼い子な のだろうなと思い、子供は純粋で無邪気で可愛いな と思った。外の非日常な様子に興味を持ち、外に出 たがるが、外の危険を知っている親が子供の身の安 全を思って、子供を叱っている場面なのだろうと考 えた。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  台風の日はいつもの天気と違い子供からしたら外 に出ていつもと違う楽しみをしたいのだなと思う。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  台風という言葉が夏のおわりをかんじました。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  台風ってくるたびにワクワクした思い出がありま した。でも風は強し、雨もすごいでよいことはなに もないんですよね。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  土日台風がくるので山口にこないでほしい

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  今さらに台風が来ようとしています。子どもの頃 は台風が来ると学校が休みになるし、いつもとちが う非日常な感じがしてはしゃいでましたが、今はも う台風来ないでほしい気持ちでいっぱいです。

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  台風が来れば学校は休校。バス列車も運休になっ てしまう。嬉しくて興奮収まらない子供の姿が目に 浮かぶ.

  台風の庭に出たがる子を叱る (稲畑汀子)  雨・風でも子供の元気を表してるなと思った。

 無意識に唇に指あてて秋 (富安風生) (感想)   秋に響く虫の音やその他秋を感じる音を聞くた  め、しずかになるために唇に指をあてる様子がう  かがえる。

  無意識に唇に指あてて秋 (富安風生)       (編者)唇に人差し指を当てている、前髪の長い女性         のイラスト略。

  無意識に唇に指あてて秋 (富安風生)  秋のおとずれが感じられる

  無意識に唇に指あてて秋 (富安風生)  秋はとても過ごしやすい季節ですね。

◎無意識に唇に指あてて秋 (富安風生)   とても美しい表現がされていると思います。   季節を肌で感じる姿を連想させます。

(編者)「無意識に唇に指あてて秋」(富安風生)を写し間違えて   無意識に唇にあてて秋  秋の味覚やにおいなどで、体で秋を感じている。

  秋の船風吹く港でてゆけり (飯田龍太)  風と船が出て行く様子が見えた。

  秋の船風吹く港でてゆけり (飯田龍太)  秋の清らかな風をうけて港を出る船の様子がうか がえる

  秋の船風吹く港でてゆけり (飯田龍太)  夏が終わり、帰省を終えてまた出てきた自分と重 なり、とても悲しくなった。

  秋の船風吹く港でてゆけり (飯田龍太)  魚の季節だと思った。

「秋の船風吹く港でてゆけり(飯田龍太)」  戻ってこない夏の思い出をさらわれるような、哀 愁感があって、今の自分の夏休みボケからのテスト という気持ちと重ねられて親近感がわきました。

「さびいろの残暑鉄路は海添いに」(遠山泰子)  鉄路は線路のことだと考えていいのか疑問ですけ ど確かに潮風に鉄を晒されたら錆びるだろうなと思 いました。

  さびいろの残暑鉄路は海添いに (遠山泰子) [感想] もの寂しげな踏切の様子が伝わってきた気が しました。

  さびいろの残暑鉄路は海添いに (遠山泰子)  今までありがとうございました。第二の人生を楽 しんでください       (編者)こちらこそ半年間、聴講ありがとう。真ん中         のドア下に「キハ47 3001」と書かれた、電車の正         面のイラスト略。ドアの上には「第二の人生」、ド         ア左の窓には「ワンマン」の表示、ドア右の窓には         「中島」の名札をつけたメガネをかけた運転手。電         車の上方に渡した横棒には、真ん中に「吉見」その         下に小さく「Yoshimi」その左下に「←ふくえ」、         右下に「うめがとう→」と書かれた駅名表示板のイ         ラスト略。ステキなイラストをありがとう!

さびいろの残暑鉄路は海添いに (遠山泰子)  残暑のあつさはなく一気に秋がきた感じ

  彼女今日も来て泣く堂の秋 (河野静雲)     悲しそうだなと思いました。

  彼女今日も来て泣く堂の秋 (河野静雲)  別れを惜しんで泣いていた彼女を思い出します。

◎彼女今日も来て泣く堂の秋 (河野静雲)  秋の切なさを感じた。

  彼女今日も来て泣く堂の秋 (河野静雲)  この句は彼女を泣かしてしまい自分も泣しくなる ような感じがする。       (編者)一応「泣しく」と読みとりましたが、「悲し         く」?

  この秋や鯛を波より抜き上げし(宇佐見魚目)  秋に鯛を上げる人とおだやかな海がイメージでき る

  この秋や鯛を波より抜き上げし(宇佐見魚目)  波の強さが秋を感じさせる句。台風よ、山口に長 くとどまれ!

  この秋や鯛を波より抜き上げし(宇佐見魚目)  昨年の秋は太刀魚ばかり釣りに行った。今年の秋 は青物を狙いたい。

  引潮が砂の落書き消して秋 (山本環)  夏の象徴のような砂の落書きを消すことで秋の到 来を表現しているように感じた。

  引潮が砂の落書き消して秋 (山本環)  どこか物寂しい句です。夏の終わりを告げると共 に秋の初めを告げています。

  死なば秋小さき墓に野の花を (西島麦南)  この句は夏が終わり秋のおとずれが感じられる。

  死なば秋小さき墓に野の花を (西島麦南)     秋の終わりを感じる

  颱風の雲しんしんと月をつゝむ (大野林火) (感想)台風のすさまじい勢いが伝わってくる.

   颱風  最近風が強くて私の自宅の窓ガラスが潮でよごれ ました。

  素晴らしい句だと思った。

 

 晩秋 霜降       かっこいい筆書きありがとう!

 あぁなつが恋しいなあ…

 タラコモンスター       (編者)タラコの上方に目玉が二つ延び、揺れる海草         みたいな手(?)が左右に延び、下に伸びた海草み         たいな脚の片方に長靴を履いた生き物(昔のウルト         ラQのカネゴンみたいな怪獣)のイラスト略。

 西洋       仏教 神、天使、悪魔  天、修羅、餓鬼 人間       人         動物       畜生 植物       草木 無生物      無生物   また、次週の講義もよろしくお願いします。       (編者)頑張ります!

 思想によって文学も違ってくるのだなと思った。

 古文のようなことを高校ぶりにしたので、なつか しく感じました。       (編者)銃を構えたマタギらしき若者の本格的なイラ         スト略。

  霜月は餅つき落ち着き曰く付き 意味   11月には寒さが本格的になるので餅を食べたく  (冬の訪れ)なるという事、季節柄、落ち着きが  出てくること、そして、日は早く落ちるものの未  だに霊がいる(夏の残り)のだということをゴロ  良く書いてみました。

梨を剥(む)くきれいな夜に会いたくて(山本恵子)  一体、どのような情景なのか想像が出来なかった。  作者にどのような気持ちで作ったのか聞きたくな  る。

  梨を剥くきれいな夜に会いたくて(山本恵子)  秋も終わりに近づいてきましたが梨を食べてみた くなりました。

「梨を剥くきれいな夜に会いたくて」(山本恵子)  梨を剥くのは自分のためじゃなくて誰かのため。  誰かを思いながら梨を剥く様子。  それはきっとくすんだ夜じゃなくてきれいであろ う。

  梨を剥くきれいな夜に会いたくて(山本恵子)  「秋」と言えば「○○の秋」と様々な言葉を当て はめて言うことがありますが、とくに、食欲の秋で 自分が食べたいと思いのが梨です。ここらへんでは 豊北梨?と呼ばれる梨があるそうで…  何らかの機会があれば食べてみたいです。さらに これから冬に変わっていく今、冬のきれいな星空が 楽しみです。

 梨(山本恵子)  今の時期は花梨も身をつけていて通学路に雅なる 香りが広がっています。

 梨と聞き、今日は十一月、食欲の秋と感じた。

  梨を剥くきれいな夜に会いたくて(山本恵子) (感想)   梨を剥いてきれいな実が出ることときれいな夜 をかけている。

  梨を剥くきれいな夜に会いたくて(山本恵子) <感想>  梨を剥いたようなきれいな夜の空を見たいんだと 感じました。

  梨を剥くきれいな夜に会いたくて(山本恵子) 感想   梨を剥いて空気が澄んだきれいな夜空を見て想   い人に会いたいという詩だと感じた。

梨を剥くきれいな夜に会いたくて(山本恵子)   女性らしいきれいな作品であると思った。

  梨を剥くきれいな夜に会いたくて(山本恵子)  秋の剥いた梨のようにキレイな満月の夜、会いた い人がいるんだなと思った。  ロマンチックな俳句だなと思う

  梨を剥くきれいな夜に会いたくて(山本恵子)  秋の日常を思い出せる親しみをもてる排句.       (編者)「俳句」です。

「梨を剥くきれいな夜に会いたくて」(山本恵子)  秋になると少し一人身には寂しい季節である。そ んな感情が美しく描かれている俳句だと思った。梨 は甘くてとても美味だ。素敵な気持ちになった。私 もそんな気持ちになりたい。

  石に落ち空の音する木の実かな (角川照子)  吉見は風が強すぎて、風の音しかきこえません。

  石に落ち空の音する木の実かな (角川照子)  秋の道を歩いている情景が思い浮かんできました。

  石に落ち空の音する木の実かな (角川照子) (感想)   秋の始めに実った木の実も秋の間に食べられて  しまい空になってしまったのかと思わせられ、そ  れが落ちるということが秋も終わりに近づいてい  るということを感じさせられた。

  石に落ち空の音する木の実かな (角川照子) <感想>  秋の終わりに枯れ落ちていく木の実の空の音に秋 のさみしさ、悲しさを感じた。

  石に落ち空の音する木の実かな (角川照子)  石に木の実が落ち空の音が広がるとても幻想的な 俳句だなと思いました。

石に落ち空の音する木の実かな (角川照子) → 石の上に木の実が落下しカランと音がなった  自然のわずかな部分を切り取った、ひっそりとし  た作品だと感じました。       (編者)片手を上げて演説しているようにも見える、         大きい黒靴とメガネをかけた蝶ネクタイの男性のイラ         スト略。

  石に落ち空の音する木の実かな (角川照子) 感想   冬の澄んだ空気の中で音がひびいているような  景色が頭に浮かんだ。

石に落ち空の音する木の実かな (角川照子)   木の実の落ちた音から冬がやって来る虚しさを感  じた。

石に落ち空の音する木の実かな (角川照子) 想像が容易に出来て秋の寂しさを感じた。

石に落ち空の音する木の実かな (角川照子)       ドングリや栗が落ちるところを想像し       一番秋らしさを感じることが出来た。

石に落ち空の音する木の実かな (角川照子)     この俳句はとても秋らしくて好きです。

  石に落ち空の音する木の実かな (角川照子)  石の上に何かが落ちて空にその音が響き渡ったの で、それは木の実かなと作者が想像してるのかなと 思いました。

  石に落ち空の音する木の実かな (角川照子)  秋になり、木の葉もちり、木の実も落ち葉の上に たくさん落ちてるような景色が想像でき、石の上に 「からっ」と落ちる音もきこえてくるようです。

  とっくんのあととくとくと今年酒(鷹羽狩行) 「とっくん」は特訓のいいであれば、何か厳しい訓 練のあとに新酒を飲んだということだと感じます.  私も部活のあとは炭酸飲料を飲んで気分的に疲れ はなくなる気がします。お酒は飲んでもすぐ赤くなっ て疲れるのであまり飲みません。蒸留酒が飲みやす いときいたので今度飲んでみたいです.

  とっくんのあととくとくと今年酒(鷹羽狩行) 「と」ありすぎ。  おもしろおかしく書いたと思われる。

  とっくんのあととくとくと今年酒(鷹羽狩行)  空っぽのグラスの中に、音を立てながら入れられ ていくお酒の姿が頭に浮かんできた。

感想:なんだか酒が飲みたくなってきた。

  とっくんのあととくとくと今年酒(鷹羽狩行) 「と」と「く」の音を合わせてきているところがお もしろく、とっくんの後の酒がおいしそうに思える。 またどこか酔ってるのではなかと思えるゆかいさが ある。

  とっくんのあととくとくと今年酒(鷹羽狩行) (感想)もう少しで終わる今年をちみちみと酒でも   飲んで過ごそうというしみじみとした心が伝わっ   てくる。       (編者)徳利と猪口(ちょこ)と料理を載せた皿と箸         置きの上の箸のイラスト略。

「とっくんのあととくとくと今年酒」(鷹羽狩行) 「と」がたくさん出てきてテンポがよい、たのしい 俳句だと思った。「とくとく」という言葉でお酒を 注ぐ様子がはっきりと思い描かれた。

  とっくんのあととくとくと今年酒(鷹羽狩行)     感想  最初ひらがなばかりでどういうことがわからなかっ たけれど、リズムが好きで、特訓のあとに酒をとく とくと飲んだという意味なのか違うのかよく分から ないけれど一番面白いと思った。

  水底を水の流るる寒露かな (草間時彦)  水底を水が流れるというなんとも不思議な感じが 良かった

 草間時彦の寒露が好きだと思った。寒露という言 葉の響きが好き。

「水底を水の流るる寒露かな」(草間時彦)    冬の寒い冷たい水が水の底を流れているイメー   ジが思い浮かびました。

水底を水の流るる寒露かな (草間時彦)    水底にたくさんの水が流れていてその一部が   寒くて結露した水なのかもしれないし、春へと   続く雪どけの水なのかもしれない。

  水底を水の流るる寒露かな (草間時彦)  冬の訪れを感じさせる排句である。       (編者)「俳句」です。

  秋深しロダンは考へこむばかり (鶴田独狐) (感想)  私はこの詩を見て、まさに今の自分の状況に似て いると思いました。なぜなら、昨日までは夏の終わ りのように感じていたのに今日いきなり冬になった 気がして秋が来ていないのではないかと考えていた からです。

  秋深しロダンは考へこむばかり (鶴田独狐)  ロダンとは何のことなのか気になる。(主語になっ ているので生物なのかと考えた)       (編者)彫刻家(だから人間)の名前です。

  秋深しロダンは考へこむばかり (鶴田独狐) (かんそう)  「考える人」をつくったフランスの彫刻家ロダン、  それと秋…「読書の秋」「食の秋」人は秋の季節  に色々考える、それをかけているところがおもし  ろく秋の季節感をとらえられていて良い。

秋深しロダンは考へこむばかり (鶴田独狐)   オーギュスト・ロダンと彼の作品である「考え  る人」を上手くかけ合わせた俳句だと感じた。季  節は秋が深い時期と物思いにふける時期には最適  と感じた。

  秋深しロダンは考へこむばかり (鶴田独狐)  ロダンという外国の芸術家と、日本の文化をあわ せていて面白いと思った。何か物思いにふけること の多い秋に、ロダンの考える人をあわせているのか なと思った。

  秋深しロダンは考へこむばかり (鶴田独狐)  秋を深しているというか感じているというかわか らないが秋が訪れ今、考えあまり元気のない自分に 似ていたから       (編者)「深している」は「探している」?

蛤(はまぐり)に残る雀のころの舌 (伊藤白潮)      全く関係なさそうなものをむすびつけて      いるのがおもしろい

(詩)蛤に残る雀のころの舌 (伊藤白潮) (感)雀蛤の季語の雀が海にとびこむというのがお   もしろいと思った。

「蛤に残る雀のころの舌」(伊藤白潮)  蛤を初めて食べた時の感動がつまっているのかな と思う。焼きはまぐりでも食べたのかな。きっとあ つかったんだろうな。美味しいものを食べた時の感 動は忘れられない。蛤を食べる度に「あの時食べた 蛤は美味しかったな」と思うのだろう。それか、 「昔は蛤を食べられなかったのだけど今食べる事が できて、蛤を食べる度に子供の頃を思いだすなあ」 という俳句なのか。。。何れにせよ、俳句に、思い 出になるほど美味しい食べ物に出会いたいと思った。

・木の実にも器量よしあし拾ひけり(深見けん二)   団栗(ドングリ)や栗の実にも形のよしあしが ある。器量のよい実を拾いましょう

「木の実にも器量よしあし拾ひけり」(深見けん二)  木の実の大きさや形に個性があるように見える俳 句だと思いました。

木の実にも器量よしあし拾ひけり(深見けん二) (感想)栗やどんぐりにもきれいなものや虫くいの    あるものがあり、その良し悪しを見て拾う人    達の姿が思い浮かぶ句だった。秋の風景が思    い浮かぶ。

  さきほどの雲に子が出来鯊日和(はぜびより)              (皆吉爽雨)  雲が風に吹かれてちぎれ、鯊のような小さい雲が いくつも出来ている様子を思い浮かべた。  そういえば今年、はぜを釣りに行っていない。  昨年友人と大学の裏の河口で釣ったことが懐かし い...       (編者)大きな「鯊」の筆書きのイラスト略。

  さきほどの雲に子が出来鯊日和 (皆吉爽雨) 感想  鯊釣りが好きなのでハゼ釣りがしたくなりました。

・さきほどの雲に子が出来鯊日和 (皆吉爽雨)    はぜをつったり、食べたりしたくなった

  秋の灯の一つが流れ来て電車 (江川虹村)  空が暗くなってきた頃、ホームで電車を待ちなが ら、電車の灯が近づいていくるイメージ.

(編者)「秋の灯の一つが流れ来て電車」(江川虹村)を写し間違えて   秋の灯の一つが流れて来て電車  秋に奥からやってくる電車の風景がよく表せてい ていい句だなと思いました。

  秋の灯の一つが流れ来て電車 (江川虹村) (感)情景が浮かび自分の好きな秋のイメージだっ  た.       (編者)左方にライトを光らせた2両の電車のイラス         ト略。

海二日見て三日目の秋深し (長谷川双魚)  → 近づいてくる秋を実感している感じがした

  海二日見て三日目の秋深し (長谷川双魚) 「海」は夏というイメージがありその後に「秋深し」 とくるので流れがあってとても分かりやすくしっと り来るものだった。イメージがしやすい。

 秋深しの排句は2つともよく分かりませんでした。       (編者)「俳句」です。

・石に落ち空の音する木の実かな (角川照子) (感想)季節の移ろいを感じる句でした。 ・水底を水の流るる寒露かな (草間時彦) (感想)水の流れと寒い地域の自然が頭に浮かびま  した。

 音に関係した物が多い。

 

 10月は神無月と言いますがそれは出雲では全国 から八百万の神々が集まることになって恋愛相談を するからなんですね。  僕も早く彼女が欲しいなあ。

 詩を考えても、季語の知識などがないためとても 難しく感じる   秋の山鮮やかに彩る紅葉の木

  夜空には数ふる星よすぐ冬よ (高木晴子)  冬のイメージがスッと入ってくる詩でとても好き です。

  夜空には数ふる星よすぐ冬よ (高木晴子)  最近は晴れた夜に暗いところに行くと、ハッキリ とオリオン座が見えるようになりました。

  夜空には数ふる星よすぐ冬よ (高木晴子)  すぐに冬が訪れることが感じられる

  夜空には数ふる星よすぐ冬よ (高木晴子)  乗船実習で見た星空を思い出し、それがいまの状 況と合っていると思った。

  夜空には数ふる星よすぐ冬よ (高木晴子)  冬の空に浮かぶ星はとても綺麗だ。星の数が多く なるにつれて、冬の始まりを告げているような気が していたので、いまの自分の考えにジャストミート した。寒くなって欲しくはないが、星は見たい。や はり、春、秋の2つの季節は良いものだと再確認さ せられた。

  夜空には数ふる星よすぐ冬よ (高木晴子)  夜空に降ってくる星たちがもうすぐ冬が来るとい うメッセージであることがよく伝わりいい句だなと 思いました。

冬隣 → 雲一つない夜空を見上げ、寒さを感じ、冬が近   くまできていることを実感しているのが伝わっ   てきた

  夜空には数ふる星よすぐ冬よ (高木晴子) (感想)  夜外に出ると冬に近づくにつれて空が澄んできて 多くの星が見えるようになってきているのを実感し ているので共感がもてました。

  夜空には数ふる星よすぐ冬よ (高木晴子)  吉見は田舎で夜は暗いので星を見るにはとても良 い場所です。

  夜空には数ふる星よすぐ冬よ (高木晴子)  冬の空は大変澄んでいて、星が年を通して一番見 え易いことが表現されていて良いと思いました。

(編者)「夜空には数ふる星よすぐ冬よ」(高木晴子)を写し間違えて   夜空に数ふる星よすぐ冬よ  もうすぐ冬な感じがしてとてもよかった

 一昨日、流れ星を見ました。 「夜空には数ふる星よすぐ冬よ」(高木晴子)  一昨日、見たときは、驚くほど寒かったです。あ あ、冬だなって思いました。 「夜空には流るる星よすぐ冬よ」  そんな感じでした。  星を見てあたたかい物を飲みながら寝ころびたい。 そんな季節になりました。       冬のキャンプも楽しいのだろうな。         おしるこのみたいですね。         (編者)膨らんだ服を着て、太いマフラーを首にリ         ボンのように巻いた女の子(の人形?)のイラスト略。

 「夜空には数ふる星よすぐ冬よ」(高木晴子)  晩秋の夜に空を見上げると、吉見の空でもすごい 綺麗に星が見える。この俳句を読むとすごいその状 景が目に浮かぶ。冬の夜の空気は好き。冷たくて寒 いけど。澄んでて星が綺麗に見えるあの感じが好き なのです。

  コスモスや天まで届き乱れけり (佐藤文子)  コスモスが天まで届くほど成長して咲き乱れてき れいな風景が浮かんだ。

  コスモスや天まで届き乱れけり (佐藤文子)  コスモスが咲き乱れている様子が、よく分かり、 とても美しい映像が、頭に浮かんだ.

コスモスや天まで届き乱れけり (佐藤文子)   最近心不全・脳梗塞で倒れた母がコスモスが好  きだったのを思い出した。右半身麻痺となって回  復まで時間がかかるとは思うが、よくなればと思  う。そして昔のように家族でコスモスを見に行け  ればと思う。

  コスモスや天まで届き乱れけり (佐藤文子)  コスモスといえば秋のイメージだが萩、ススキ、 桔梗、撫子、くず、藤袴、おみなえしの秋の七草も もっと有名になってほしい

  コスモスや天まで届き乱れけり (佐藤文子)  コスモスが乱れ咲き、その姿はまるで天に向かっ ていくみたいだ。空に向かってピンと咲く美しいコ スモスが目に浮かぶ。

  コスモスや天まで届き乱れけり (佐藤文子)  ウルトラマンコスモスを覚いだしました。  子供の時大好きでポーズの真似をよくしました。 先生の好きなウルトラマンはありますか?       Cosmos!! / 強くなれる It's ALRIGHT / 愛っ         てなんなんだ / 正義ってなんなんだ? / 力で勝         つだけじゃ / なにかが足りない / 時に拳を 時に         は花を / 戦いの場所は心のなかだ / Cosmos!! /         強くなれる It's ALRIGHT / 優しさからはじま         るPOWER         (編者)「シュワッチ!!」と叫ぶウルトラマンと         蝉のような頭をしてカニのような手を持つ怪獣のイ         ラスト略。僕の子供の頃はウルトラマンの前の「ウ         ルトラQ」が上演されていて、それが好きした。こ         のシリーズではまだウルトラマンは出ていませんで         した。

 コスモスが今の季語であるため、コスモスや天ま で届き乱れけりが気にいった。

コスモスや天まで届き乱れけり (佐藤文子)        今の時季は秋なので、季節にあった        俳句だと思った。

「コスモスや天まで届き乱れけり」(佐藤文子)  コスモスが咲き、秋になり冬になっていく季節の 空気の澄んだ感覚を思い起こすことができた。

コスモスや天まで届き乱れけり (佐藤文子) (感想)   コスモスが天に届く勢いで咲くことを祈ってい  るように感じた。   またコスモスを子供にたとえて子供の成長を願っ  ているように感じた。

  コスモスや天まで届き乱れけり (佐藤文子)  コスモスが一面に咲いており日光を浴びてすくす くと成長している様子を現す。

  コスモスや天まで届き乱れけり (佐藤文子)  秋になるとコスモスは花畑のように咲き乱れる. その情景が思いうかぶように感じられた

「コスモスや天まで届き乱れけり」(佐藤文子)  秋にコスモスが一面に咲き誇る場所で、天まで届 くように風で花びらが散っている様子。新しい出会 いがありそう。

  コスモスや天まで届き乱れけり (佐藤文子)  コスモスがあふれんばかり咲いているのが、想像 できて、綺麗な句である。

  跳(とび)箱の突き手一瞬冬が来る(友岡子郷) (感想)  この詩を読んで脳裏にその光景が浮かんできまし た。  もう跳箱をやることはないと思うのでなつかしい と思いました。

  跳箱の突き手一瞬冬が来る (友岡子郷)  体育の授業も室内になり、みんなの前で跳箱をと ばされる緊張感が伝わってくる。

  跳箱の突き手一瞬冬が来る (友岡子郷)  小中高校と跳箱は必須科目でした。冬の跳箱授業 は触れるのが嫌なほど跳び箱が冷たかったことを覚 えています。

  跳箱の突き手一瞬冬が来る (友岡子郷)  急に寒くなる感じが伝わり、どこか、すっきりと したすきとおった冬のような感じを連想しました。

  跳箱の突き手一瞬冬が来る (友岡子郷)  跳んだ瞬間の冷えた空気が伝わってきた

☆跳箱の突き手一瞬冬が来る (友岡子郷)  冬の寒い体育館で跳箱をして一番初めの手の冷た さを冬にたとえているところがとても良い

  跳箱の突き手一瞬冬が来る (友岡子郷)  跳箱のつめたさが触れた瞬間に全身で感じるよう な気がした。

「跳箱の突き手一瞬冬が来る」という俳句で、小学 生や中学生だった頃を思い出した。  冬の体育の授業で、まさにこの俳句のように跳箱 で手を突いたときに冬を感じたこともある。気がす る。なんだか懐かしい気持ちになれる俳句だった。

  跳箱の突き手一瞬冬が来る (友岡子郷)  小、中どちらかでならったことのあるものでなつ かしさを感じた。  勢いと臨場感が感じられるものだと思った。

「跳箱の突き手一瞬冬が来る」(友岡子郷)  寒い冬の中、かじかんだ手で体育の授業を受け、 跳箱で突き指をし、「冬が来たな。」と感じている イメージが思い浮かびました。

ああああと畳に赤子秋の山 (鈴木鷹夫)        秋を感じるが寒い。

  ああああと畳に赤子秋の山 (鈴木鷹夫)  「ああああ」で赤子がいるのは想像できるが、そ れにしても適当すぎなのでは…。  しかしそれ以外に考えつかない。なのでこの句で 良いかもしれない。

  ああああと畳に赤子秋の山 (鈴木鷹夫)  よくわからなかった。  俳句は難しいとしみじみ思う。

  ああああと畳に赤子秋の山 (鈴木鷹夫)  ああああという一見ふざけた感じがぼくのような 素人にはわからないけれどこの世界では素晴らしい ものだと思った。

  ああああと畳に赤子秋の山 (鈴木鷹夫)  上の句で「ああああと」という有名な詩人とかで はやりそうにない文を使い変だと思いました。

近海に入り来る鮫(さめ)よ神無月 (赤尾兜子)       鮫と十月を関連づけていて面白い

近海に入り来る鮫(さめ)よ神無月 (赤尾兜子)  神無月には鮫が来るんだなと思った。

  近海に入り来る鮫よ神無月 (赤尾兜子)  神様がいないとき、鮫(悪いもの)がよってくる ことを表したのかなと思った。       (編者)太陽の塔の顔のようなもを食べようとする鮫         と波間に見える鮫のヒレのイラスト略。

  海辺の町両手をひろげ冬が来る (岡本眸)  海から吹いてくる冷たい風を受けると寒い冬がやっ てきたと感じる.

海辺の町両手をひろげ冬が来る (岡本眸)  − 海辺で手を広げると冬の風が吹いてそろそろ冬   が来るんだと感じる.

  海辺の町両手をひろげ冬が来る (岡本眸)  最近、朝晩は冬になったと思えるほど寒く、歌を 聞くと今の季節と海に囲まれた水大にぴったりだと 思った。

  コスモスや彼女意外にしたたかよ(小河美紗子)  コスモスや彼女に対するこの人の思いが伝わって きていいなと思いました

コスモスや彼女意外にしたたかよ(小河美紗子)  →秋の桜。秋は天気がころころかわる。だから、   コスモスのように、かわいらしい女性でも、実   はそのかわいらしさの裏には、したたかな感じ   があるということが感じられた。

とほきほど空ほのぼのと冬に入る (飯山昭)    空をみ上げながら冬に入って寒くなっていく   様子が分かる。

  とほきほど空ほのぼのと冬に入る (飯山昭) (感想)七十後半の人が考えそうな詩だった

  玄関がすうっと開(あ)いて神無月(池禎章)  冬の風がふいて、冬が来たことを思っている。

  玄関がすうっと開いて神無月 (池禎章)  季節の変わりを教えてくれるように風がすうっと 戸を開けてくれたというような風景が頭に浮かんだ。

 神無月の詩で、池禎章の詩がよく分からなかった。

     秋の海、秋の波   砂噛(か)んで果つるほかなし秋の波                (鈴木真砂女)  とてもキレイだと思います。

俳句   近海に入り来る鮫よ神無月 (赤尾兜子) (感想)神様が出雲に集い給う、その不在を狙って    鮫入り来る。   跳箱の突き手一瞬冬が来る (友岡子郷) 感想 跳び箱の突き手が一瞬の冷たさを感、冬の到    来を感じ取った       (編者)「冷たさを感」は「冷たさを感じ」?

海辺の町両手をひろげ冬が来る (岡本眸)   冬の海のにおいは夏の海よりも好きです。   でも海の色は冬よりも夏が好きです。   吉見の海は風が強くて荒ぶってるので、もっと   落ち着いたにおいがいいです。   まぁでも、どんな海でも好きです。 玄関がすうっと開いて神無月 (池禎章)   ホラーかと思いました。

 

 人間と触れた動物(家畜)は、聖なるものでない ということに少し納得したけど、少し不思議に感じ ました。  俳句は言葉の組み合わせによって、限りなくたく さんできるので、興味深いと思いました。

 ハンス・パーシェは最終的に死後に精神的に狂っ ていたとでっち上げられたとあるが、「第3の手紙」 などから奇妙な主張を読み取れるので、そう言われ ても仕方ないと思った。

 文化というものは国の他に時代によっても大きく 変わるものですね。今の私が読んでも、当時の人た ちと感じ方は大きく違なる気がします。       (編者)「異なる」です。あるいは「違う」

 昔ながらのいとなみに外部の者が手を加えるべき ではないと思ってます。  パーシェは先駆的だった。

 今日の授業で紹会された本を読んでみたいです。       (編者)「紹介」です。

(カンソー)日本人の自然観と外国人の自然観の違 いに覚かされた。       (編者)「覚かされた」は「驚かされた」?

  近づけば近づくほど見えなくなる  役に立つなと思うことわざがたくさんありました。

  寒風に身を震わすなり夕ぐれよ 感想 現代に生きる人々の抱える問題がわかってお    もしろかった

  秋空に色焦がれる家族の間  おもしろいです。

  初冬の頃日の長い頃がなつかしい  ナチスに興味がわいた

  帰り道紅葉(もみじ)が道を染めている  それぞれの人の思いが伝わってきた。

 本日も分かりやすい授業で集中して臨むことがで きました。   秋風に誘われて空ももみじ色

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  鮭が川いっぱいに群れを作って昇っている様子が うかんだ。

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  産卵の為に川を昇ってきた鮭の群れが想像できた。

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  鮭の銀色が輝く光景は、産卵時期を想像させる

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  1回この光景を見てみたいです。

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  鮭が卵を産むために自分の産まれた川に戻ってき た光景が文だけで想像ができます

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  魚が川を逆流するようすがよくあらわされている

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  秋鮭が川一面にいて太陽の光で輝いている風景が 浮かんだ。

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  季節のおとずれを鮭で表現しており、自然の力強 さ、生物の強さを感じる.

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  大量の群れが川を昇っているところに太陽の光が 反射している情景が頭に浮かんだ。       (編者)一応「群れ」としましたが、オリジナルは         「魚」偏に「羊」です。

「川全て鮭の光となりにけり」(佐藤緑芽)       ↓    産卵に来た鮭で川がうめつくされている様が   想像できる。光という文字から鮭の力強さが表   現されていてとても良い詩だと思った。

鮭(佐藤緑芽)  川一面に鮭が戻ってきたことが分かる。

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽) (感想)川一面を鮭の群れが泳ぎその鱗に反射する 光をキレイと思う事もできるが、イクラ(卵)が光 り、新たなる生命の兆しと感じる事も出来る句だと 思う。       (編者)背中に「鮭」と書かれた多数の魚の間に卵の         かたまりが幾つかあり、波紋と菱形の輝きの左に◯         で囲まれた「熊」の文字のイラスト略。

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  川に鮭が遡上してきて川にギラギラした鮭があふ れて美しい。

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  秋になり、鮭が川に帰ってきたため、川が鮭の鱗 でキラキラと光るように輝いているイメージが思い 浮かんだ.

川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽) → 秋に鮭が一斉に川にのぼり、川中が鮭でいっぱ   いになっている状況が思い浮かんだ。

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  秋鮭がおいしくなるこの頃  川に鮭が戻ってくる様子が見える  おいしそう:光:銀色

「川全て鮭の光となりにけり」(佐藤緑芽)  川に大量の鮭が産卵するために遡上する様子をイ メージした。大洋の光に鮭の魚体が反射してキラキ ラと光るのは、儚く美しいだろう。              一度見てみたい.

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  川が、鮭でいっぱいになり、その鮭に光が反射し てキレイに光っている様子が浮かんだ。

「川全て鮭の光となりにけり」(佐藤緑芽)  鮭が産卵のため川に上がってきて、川全面が鮭の グアニンで銀一色になっている様子。漁獲量も増え て、食卓がにぎやかになるだろう。

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  鮭が産卵シーズンとなり川を埋めつくすほどに昇っ てきて、銀色に輝いている様が頭にうかびました。

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  地元が岩手県の海沿いなので秋になるとサケが川 を遡上します。9月末に見たときは数匹遡上してい ました。今年のサケは小さくて数が少ないそうです。 この詩のように川の全てがサケにうめつくされそう にないのが残念です。

 川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  → 鮭の鮮やかな銀色で、キラキラと輝いている川   をみて秋の到来を目で感じている

  川全て鮭の光となりにけり (佐藤緑芽)  川釣りとかで一回見てみたい光景です。

  夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里)  夜の寒さが見にしみるように感じる       (編者)「身」です。

「夜寒さや蒲団一つに巻かれけり」(百里)   夜さむくなってふとんから出られない状況が自   分とよく似ているなと思った。

夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里) (感想)  先週まで自分は冬用のふとんやこたつを出さない でふとん一つをまいて寝ていたのをこの俳句を見て 思い出しました。ですが、今はもう冬用に替えたの で、夜の寒さに対し暖かく睡眠がとれています。そ のように考えると、冬の訪れをもうすぐで感じさせ る秋の季語というのに納得しました。       (編者)蒲団」は季語としては冬です。ここでは秋の         季語である「夜寒」をとって、全体が秋の句となっ         ています。

  夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里)  寒い夜、寒さに耐えるために、蒲団にうずくまっ て丸まっているイメージが思い浮かんだ。  自分と同じだなと思った。

  夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里)  最近寒くなっていっているので、私も同じ経験を していると思いました。

  夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里)  誰もが経験あることを上手に表現していると思い ました。

  夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里)  今の季節に合っていて、共感できるから

  夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里)  夜が寒く、蒲団にもぐり込んでいる様子が蒲団が 人を巻き込んでいるような光景が想像できる。

  夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里)  秋といえども冬のように寒いため蒲団に巻かれて いたい気持ちがわかります。

  夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里)  秋から冬にかけての寒くなっていく時期に布団が 話せなく頭までくるまるというのがとても共感でき た。

「夜寒さや蒲団一つに巻かれけり」(百里)  最近の夜は寒い。寒い部屋しかも1Kのボロアパー トで、夜の寒さを必死に耐えながら蒲団にくるまっ て夜が明けるのを待っているという情景が目に浮か ぶ。外は雪が降っていて、寒いな〜って言いながら 1つの布団で恋人と眠っているのかな。時代は昭和 かな。そんなかんじ。あ〜恋人ほしい〜ってなる。       (編者)ぼくがいます!(二十歳の頃のぼくでよかっ         たら…)

  夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里)    よくあることで身近感がわきました。

  夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里) 感想  この排句は何だか自分も同感出来ると思って、選 びました.       (編者)「俳句」です。

  夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里)  秋の夜は夏に比べ非常に寒くなるので蒲団を巻い て寝られずにはいられないことに共感できました。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)     りんごが食べたくなった.     秋を感じれた       (編者)一応「感じれた」と読み取りました。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  最近りんごを食べていなかったので、今度食べよ うと思いました。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  いつも誰かが買ってきてくれるのでしょうか。純 粋な意味なのかもよくわかりませんが。食卓にいつ も二つの林檎があるってよいですね。  今週の金曜日は柔道部の部会ですね。実は、私柔 道部なのです。  金曜日はよろしくお願い至します。       (編者)最後の「至します」は「致します」です。今         はもう部会は終わりましたが、楽しかったですね。

食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  ・食卓に一人ではなく誰かがいるという温かさを   感じる。   もしかしたらある人のことを忘れられずにいる   という歌かもしれない…。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)   林檎の響きが好きだから

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  ぼくの机には、食べるときにほぼ何もないが、り んごが二つあるだけで食に色つくと思いました。

感想   食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)         ↓   毎日フルーツを食べるなんて、とても健康的だ   なと思いました。

食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)    その風景を想像するととても    おだやかな気分になった。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  この時期になると、家にはりんごが常にあり、毎 日のようにりんごを食べていたことが思い浮かびま した。

「食卓にいつも二つの林檎あり」(武智徳子)とい う俳句に夫婦なのか家族なのかわからないけれど、 家庭のあたたかさを感じた。  なんだか優しい気持ちになれる俳句だ。

食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子) という俳句は、秋の食材を感じさせるようで、赤色 というイメージも秋を感じさせる.

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  いつもの食卓にある2つのりんごの情景を思い浮 かべられていていい句だなと思います。

(詩)食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子) (感)りんごが好きな人なのだろうかと思った。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)     普段の日常を表していて好き

「ほほばれるかほを見あひて夜食かな」(森川暁水) という夜食という詞は、夜中の静まった中、コソコ ソと動き出して、夜食を食べる主人公の姿がうかが えます。  大学生活で、気付くと、カップめんや冷凍食品を よく食べるようになりました。母の偉大さに改めて 気付かされた今日、この頃です。

  ほほばれるかほを見あひて夜食かな(森川暁水)     夜食には焼きそばペヤングいと美味し       とても楽しかったです

 森川暁水の俳句は、日常的でほっこりする俳句だ と思った。

  ほほばれるかほを見あひて夜食かな(森川暁水)  仲良くご飯を向かいあって食べている風景が浮か んだ。       (編者)楽しそうに会話している二人の座った椅子と         真ん中の小さなテーブルにのった湯気の出ている2皿         の料理のイラスト略

  ほほばれるかほを見あひて夜食かな(森川暁水)  食欲の秋  たくさんのモノを食べたいです。

  うつくしや鰯の肌の濃き淡き (小島政二郎)  この間実験でイワシ(マイワシ)のかいぼうをし ました。普段あまりイワシは食べませんが、その時 のマイワシはとてもおいしそうでした。

  うつくしや鰯の肌の濃き淡き (小島政二郎) <感想>   新鮮で肥えた美味しそうな鰯が頭に浮かんだ。  とてもお腹が減る詩だと思う。

  うつくしや鰯の肌の濃き淡き (小島政二郎) (感想)イワシの旬である11月が来てとても秋を感    じる排句だと感じた。       (編者)「俳句」です。

  うつくしや鰯の肌の濃き淡き (小島政二郎)  私はイワシが好きでよく食べるので、この句を見 て、鰯が食べたくなりました。

うつくしや鰯の肌の濃き淡き (小島政二郎)    魚の身の具合を示しているのか、食欲の秋と    いう感じがしてよかったです

  秋雨のバス待てば疾(と)く暮れにけり                (及川貞)     秋の暮れを思わせる

  秋雨のバス待てば疾く暮れにけり (及川貞)  最近、日が暮れるのがはやくなったなと思います。

秋雨のバス待てば疾く暮れにけり (及川貞)   吉見では電車を待っている間に夕日が落ちてい  て暗くなっているという現象が起きる。

  秋雨のバス待てば疾く暮れにけり (及川貞)  バスをよく利用していたので、光景を思いうかべ やすかった。バスを待っていると、時間がとても長 く感じられるが、秋雨に気をとられ、いつもより早 く時間が過ぎるように感じることをよんだのだと思っ た。

  夜食してあたま濁つてしまひけり(梅本豹太) (感想)  お腹が満たされて、睡魔に襲われることを書いた のかなと思いました。

  夜食(梅本豹太)  夜の寒さが身にしみる時季になってきたのが感じ られる。

  鯛(たい)の骨たたみに拾ふ夜さむかな                (室生犀星)  寒い夜、食事の際に、たたみに落ちた鯛の骨を、 かじかんだ手で一生懸命に拾っている様子が思い浮 かびました。

  鯛の骨たたみに拾ふ夜さむかな (室生犀星)  今ぐらいの夜が寒くなっている時期の夜のたたみ に落ちている鯛の骨を拾っている情景が浮かんでき て、和を感じさせられた。

  秋の雨しづかに午前をはりけり (日野草城)  季節の変わりめである秋の日に、雨がしずかに降 る様子はとても趣があると思いました。秋の雨はさ みしくもどこか哀秋を感じます。       (編者)普通「哀愁」ですがわざと?

(編者)「秋の雨しづかに午前をはりけり」(日野草城)を写し間違えて     秋の雨しづかに午前はりけり 感想    秋は雨秋の影響で、雨ばかり降り気持ちがあ   まり晴れません。この詩は今の時期にぴったり   です。       (編者)「雨秋」と読み取りましたが、一字で「霧」         か「霜」のようにも見えます。

秋の雨 → もうそろそろ秋が終わり冬になり冷えて    くる。季節の変わり目によく聞く。       (編者)「聞く」と読み取りましたが、よくわかりま         せん。

  星空へ店より林檎あふれをり (橋本多佳子)   食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  りんごという俳句は、どちらも同じテーマだが、 背景がどちらも違っていて面白いと思った。       (編者)一応「違っていて」と読み取りました。ミカ         ンにも見えるりんごのイラスト略。

  ほほばれるかほを見あひて夜食かな(森川暁水)   夜食してあたま濁つてしまひけり(梅本豹太)  なぜ夜食という単語が秋の季語なのだろうと不思 議に思いました

感想文  ・夜寒さや蒲団一つに巻かれけり (百里) (感想)寒い夜に暖房がないので一枚の蒲団にくる   まって寒さをしのいだ、私の学生時代の思い出   に通じます.  ・秋雨のバス待てば疾く暮れにけり (及川貞)    しとしとと降る秋雨の中でバスを待っている   と日の暮れることの早さに気付いた.

 ほぼ全ての俳句のおわりが「けり」「かな」で終 わっている。

 

 いつから冬になるんですか。       (編者)もう立冬はとっくに過ぎてますが、今日なん         かは秋としか言いようがありませんねぇ!

 文学は人々の暮らしや考えがあらわれる、言葉か ら伝わってくるものがあって深いです。俳句も、何 千、何憶もの言葉の言い方で1つの俳句ができてい て、言葉の選択がすごいと思いました。       (編者)「何億」です。

<感想>  海外の詩人の特にエコロジストの詩人の価値観は 良く分かりません。       (編者)分からないということが分かるのも大事で         す。

 読書の秋なので本を読みたい

 夜下墨水は、月の姿を竜という美しくも壮大なメ タファーを用いている素晴らしい作品であった。       (編者)授業の最初にやった服部南郭の漢詩ですね!

  長き夜気づけば日暮れ朝を待つ  なにがいいかなんてわからない。

  白(しら)煙り雪降る外で露天風呂  文学というより俳句をもっと知りたいと思いまし た。

  窓ガラス鍋を食べて結露する  冬でも部屋の中は暖かいです。

  秋の夜身体が冷える行く秋か  秋の寂しさを感じる

  石投げて広がる波紋秋の湖(うみ)(小森広司)  石を投げた後に、波状に水面が揺れる様子が思い 浮かぶ

  石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)  紅葉が美しく広がる中で落ち葉が浮かんでいる湖 を想像した。  小学生の頃まで遊んだ公園にまた行きたくなった。

石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)  → 紅葉している木々がまわりにある湖にいる感じ   がした。

  石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)  紅葉した木々の姿が湖面にうつしだされている自 然の風景が思い浮かべられる句である。

  石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司) (感想)   湖ではないが川で同じようなことをしたことが  あるので共感しやすかったです。

(詩)石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司) (感)石を投げて広がる波紋に秋を感じたのだろう    なと思った。

  石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)  秋に石切りなどで石を投げて、紅葉が水面に落ち たときのような波紋の広がる光景がよく表現されて いて、いい句だなと思いました。

  石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)  石を投げることによって生まれる湖の波紋という 表現から涼しさを感じられた。

  石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)  秋の澄んだ湖面に石の着水した時の波紋が広がっ て行く様子がイメージできました。

  石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)  湖では水面が鏡のようになっていることが多いで すが、雨が少し降っているくらいの海もすごく静か です。

  石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)  風景が頭の中にうかびやすかった

石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)  感想:もみじなどが写っている湖に1人で石をな     げてボーッとしている秋の静けさがありと     てもよい。

  石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)  秋の静かな湖で紅葉した木々が想像できる。

石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)     辺りの木が紅葉している所を想像できた。

  石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)  この詞を詠んで、湖の波がきれいに広がっていく 様子や、もみじが浮かぶ景色が想像できました。

石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)   湖を「うみ」と読むのがおもしろいと思った。   でも季語に秋と入っているのはどうなんだろ   と思った。       (編者)まあ、そんなものです。

  秋の湖  湖と書いてうみとよばせるのは不思議に思った。

 小森さんの秋の湖は読んでいると情景が浮かんで くるような歌であった.

  石投げて広がる波紋秋の湖 (小森広司)  石をなげても波紋が広がる事以外あまり何も起こ らず哀秋を感じる一句だと思う。       (編者)「哀愁」です。雲と太陽(?)の下にススキ         が左右から2本中央に向かって傾いて立ち、その間に         丸い湖、その中へ小さな丸が飛ぶ軌跡のイラスト略。

  大空に雲はちぎれて秋祭 (前田普羅)  秋の訪れを感じた。

大空に雲はちぎれて秋祭 (前田普羅)  感想   晴天での秋祭を思うから

大空に雲はちぎれて秋祭 (前田普羅)   秋の空に天気の変わりやすいのを雲をちぎりて  いるところで表現できている

  大空に雲はちぎれて秋祭 (前田普羅)  空に浮かぶ秋特有の雲が季節を感じさせる。

 「大空に雲はちぎれて秋祭」(前田普羅) 秋の空って素敵です。秋の空だなって感じます。  「心地よき秋の気候のうたたねと」 自分では眠いとは思わないのに、今日の天気は心地 良すぎて授業に集中したいと自分の中では思ってい たつもりなのに、気付いたら記憶が飛んでいて、食 後と秋の調度良い気候の中にいる自分に負けてしま いました。次講は授業前に仮眠して集中して授業を 受けるつもりです。本当にごめんなさい。  部会お疲れ様でした。先生のお金で皆でラーメン をいただきました。ありがとうございました。早く ケガを治し、強くなっていきたいと思っております。       (編者)「丁度良い」です。授業のこと大事に思って         くれてありがとう。部活、けがに気をつけて、がん         ばってください。

  大空に雲はちぎれて秋祭 (前田普羅)  地元では小中学生を対象に秋祭が活発に行われて います。ちょうちんを持って雲がちりぢりになって いる秋空の下を歩いた情景を思い出した。

  大空に雲はちぎれて秋祭 (前田普羅) という排句は下関の天気にぴったりと思った。       (編者)「俳句」です。

  大空に雲はちぎれて秋祭 (前田普羅) はちぎれてという表現が好きです

  大空に雲はちぎれて秋祭 (前田普羅)  祭がとても振わっていて人間たちが騒いでいる様 子が伝わる。       (編者)「賑わって」です。

 

  大空に雲はちぎれて秋祭 (前田普羅)  うろこ雲のようにちぎれている雲を祭りの中でな がめているのが想像できた。

  遥かなる国へ夜長の滑走路 (竹中碧水史)  新たな旅立ちを表していて好き

  遥かなる国へ夜長の滑走路 (竹中碧水史)  旅の始まりのような感じがして、個人的に好きで ある。

  遥かなる国へ夜長の滑走路 (竹中碧水史)  夜にブリッジからみる海は、月の明かりと星と舷 灯か陸からうっすら見える光しかなくて、広い海の 中に自分の船だけが浮いていると、まるで、その海 と航路が自分のためだけにあるようで、どこまでも 行ける気がして好きです。この詩をよんで、その景 色を思い出しました。       (編者)僕も乗船実習で停泊した那覇港や長崎港の夜         を思い出しました。

「遥かなる国へ夜長の滑走路」(竹中碧水史)  真夜中、人気のない道路が、未知の国への滑走路 のように見えた。というイメージが思い浮かびまし た。  吉見の夜には人気がなくなるので、似てるなと思 いました。

  遥かなる国へ夜長の滑走路 (竹中碧水史)  外国へ行く前の灯火の美しい空港を見ている時を よんだのだと思った。

  遥かなる国へ夜長の滑走路 (竹中碧水史)  新たな国へ旅立つ人の不安とあこがれを感じまし た。

  遥かなる国へ夜長の滑走路 (竹中碧水史)  遠くの地へ行くときのワクワクした感じがした.       (編者)黒に囲まれた一筋の線路(あるいはハシゴ)         のイラスト略。

  遥かなる国へ夜長の滑走路 (竹中碧水史)  何か幻想的な感じがしていいなと思いました

  遥かなる国へ夜長の滑走路 (竹中碧水史)  飛行機が飛び立つ前の高揚感が伝わってきました。

鰍(魚) ← カジカ     → 秋ってことを忘れない。

  ぬつと鰍(かじか)目と目が合うて      光(かげ)揺るる    (佐怒賀直美)  とてもかわいらしい排句だなと思った。  表現の仕方がなごやかな感じがした。       (編者)「俳句」です。

  ぬつと鰍目と目が合うて光揺るる(佐怒賀直美)  鰍は目の大きな淡水魚であるが、人が水中のカジ カと目が合うと、鰍は水中に逃げるように泳ぐと、 水面が揺れた。田舎の小風景を思い出す。

  ぬつと鰍目と目が合うて光揺るる(佐怒賀直美)  カジカと目が合うことを想像すると少し怖い。目 の奥に何かを狙うカジカの力強さを感じ取った

  ぬつと鰍目と目が合うて光揺るる(佐怒賀直美)  魚と目が合うというシュールな情景が目に浮かん でくる柔らかい雰囲気の詩だと思った。

ぬつと鰍目と目が合うて光揺るる (佐怒賀直美)      鰍のようすが生々と表現されている。

 目があってかげ揺るるの「かげ」を光にしている 所がふかい

  ぬつと鰍目と目が合うて光揺るる(佐怒賀直美)  鰍は魚へんに秋と書く、秋の魚である.ボコッと 出たかわいらしい目と目があいふぜいがあっていい 詩だと思った

  渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ (松本たかし)  越冬するために飛んでくる渡鳥を見ると、どこへ 向かっているのだろうかと見入ってしまう。

  渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ (松本たかし)  隊列を崩すことなく飛んでいる渡り鳥の飛び方は 美しいことが伝わってくると思う

渡り鳥  10月の中旬ごろには渡り蝶であるアサギマダラが 吉見でも見られました。       (編者)なかなか!

  渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ (松本たかし)  秋が来て、もうすぐそこまで冬もきているという ことを感じさせてくれる。

  渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ (松本たかし)  たくさんの渡鳥が飛来してそれをよろめきながら も仰いでいる筆者のシーンが頭に浮かびました。

  渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ (松本たかし)  渡鳥もつかれているのだろう.

  行く秋や雲はあはれに水はかなし (青蘿) <感想>   秋が終わり、冬が来ようとしていることを感じ  させる詩である。   雲から水が出なくなり、雪が出てくることを感  じさせる。

行く秋や雲はあはれに水はかなし (青蘿)    冬に近づくにつれて雲が悪くなってゆき最後   は悲しい雨が降る。

  行く秋や雲はあはれに水はかなし (青蘿)  時がすぎてゆく悲しさを悲じる.       (編者)「悲じる」は「感じる」?

  行く秋や雲はあはれに水はかなし (青蘿) [感想]夏や秋の初めの頃に比べ秋の後半は、雨が少   なく水がはかない(少ない)存在になることを   よく表しているのかなと思いました。

  行く秋や雲はあはれに水はかなし (青蘿)  雲雲が流れていき、秋から冬の季節に流れる水の ように移り行くのかわかりました。

  海ぞこの秋銹(さ)びにけり沖鱸(すずき)                (高橋睦郎)  さびしいを「銹」と書いていて面白い。

秋寂(さ)ぶ  → さみしい秋の季節とからんでさみしい気持ちに   なる

  海ぞこの秋銹びにけり沖鱸 (高橋睦郎) (感想)  先生がスライドでスズキの絵を出していて、この ごろ魚を食べていないので食べたくなりました。  また、この詩からはスズキのものかなしい姿を感 じました。

  横にゐて横顔ばかり見て夜長 (小島花枝)  隣に寝ている人を思っている?  横顔なら真正面を向いているのかもしれない

  横にゐて横顔ばかり見て夜長 (小島花枝)  最近、日が暮れるのが早くなったと感じる  小島花枝は何気ないひとときを上手に表している と思う。

横にゐて横顔ばかり見て夜長 (小島花枝)          女性らしいきれいな俳句          だと思った。

  横にゐて横顔ばかり見て夜長 (小島花枝) 「夜長」によって長い時間過ごしていたことが分か ると思いました。

  長き夜や座礁の船の灯(ひ)は航(ゆ)かず                (五十嵐播水)  座礁してしまった船が長い夜を海の上で停まって いる  夜がさらに長く考じられる。       (編者)「考じる」は「感じる」?

  長き夜や座礁の船の灯は航かず(五十嵐播水)  ついこの間船に乗ったから(座礁しなくて良かっ た)

長き夜や座礁の船の灯は航かず(五十嵐播水)   大変な状況ですね

  ゆく秋やふくみて水のやはらかき(石橋秀野)     秋の感じが出ている.

 いろんな季語がありおもしろかったです。