水大歳時記(平成二十七年度)

  夏 の 部

    夏、朱夏(しゆか)

  春風に流れる夏の暖気かな

  辺り見て半そで増えた夏が来る       暑い夏が続きます。みんな半そでになってきた!!

  あつい夏みんな応えんこうしえん

  水動きザリガニ止まる夏の部屋

  刻々と貝毒たまる夏栄螺

  暑い夏だけど会いたい深海魚       (編者)体が光っているアンコウのような魚がこちら         に向かってくるイラスト略。

(編者)「オーボエ奏者海草のごとゆれて夏」(堀口星眠)に倣って   フルート奏者海草のごとゆれて夏

  夏となり頭の溶ける履終のじゅぎょう       (編者)一応「履終」と読み取りましたが、「履         修」、「復習」それとも「午後」?

 

  初夏(しよか、はつなつ)

  にじむ汗木陰に隠れる初夏の風

  初夏の熱微熱と間違う高気温

 

       五月

  五月来て追い抜く風が心地よい       5月の風は気持ちがいい。

  じわじわと温度を上げる五月模よう

  長袖と半袖混じる五月末

 

       立夏

  立夏かな自転車通学汗まみれ

(編者)「滝おもて雲おしうつる立夏かな」(飯田蛇笏)に倣って   川おもて雲おしうつる立夏かな

  夏が来てそろそろ海に入りたい

  上着脱ぎ海に飛び込む立夏かな

  新緑の息吹を感じる立夏かな

 

       夏浅し

(編者)「ふところに川風あふれ夏浅し」(村山古郷)に倣って   ふところに海風あふれ夏浅し

 

       夏めく

  裏海で釣り糸垂らす夏めく日

  日の下の夏めく野原に風が吹く

  家帰る全身に汗夏めく日

  43番暑くなりますます感じる夏の兆し       (編者)この大きな43番教室にも間も無く冷房が入         ると思います。

 

       麦の秋

  夕焼けに赤く染まった麦の秋

  金色(こんじき)の麦秋ゆれる夏の知らせ

  麦秋の夜風に吹かれ月を見る

  麦の秋ますます食欲増していく

 

       六月

  六月の暑さを感じる夏の風

  六月は梅雨の季節だじめじめと

  六月のつゆのきせつに夏の雨

  6月の43番蒸し暑い   6月の43番むしあつい       (編者)この「文学」の授業をやってる43番教室、確         かに蒸し暑い、むしあつい!!

  六月の雨の中へと溶けていく。

 

    入梅(にふばい)

  梅雨が来て人も魚も巣に逃げる

 

    梅雨寒(つゆさむ)

  梅雨寒で高熱を出すお友達

  梅雨寒の夜に聞こえる虫の声

  梅雨寒の後の猛暑      涙を枯らした女のように

 

     夏至(げし)

  夏至の陽日長きこの日に我生まれ

 

   半夏生(はんげしやう)

(編者)「木の揺れが魚に移れり半夏生」(大木あまり)に倣って   木の揺れが虫に移れり半夏生

 

    水無月(みなづき)

  傘をさし頭上で鳴りだす水無月の音

 

       七月

  まだ寒い7月なのに長袖だ       (編者)歳のせいか、僕なんかずっと長袖!

 

    梅雨明(つゆあけ)

  梅雨明けて空を見上げる日見える

  梅雨あけて勢いつける夏日差し

  梅雨あけてあつい季節がやってくる

 

    夏の暁(あかつき)

  暑いので窓開け寝ると朝寒い

 

    炎昼(えんちう)

衣変え   炎昼の風が通らぬ講義棟

  炭酸がのどに染みいる夏の昼

 

       夏の夜

  船の灯(ひ)が水面にうつる夏の夜       (編者)映画『白鯨』に描かれた「クィークェグのサ         イン」である鯨の7つのイラスト略。

  波の音聴いては眠る夏の夜

  夏の夜黒いカンバス花咲いて

 

    短夜(みじかよ)

  短夜に滝へ集いし淡蛍       (編者)100km歩行で滝の付近に蛍が集るというの         でそのイメージ

  短夜に海風を見る真夏の日

 

      盛夏、真夏

  真夏日のしたたる汗が夏じるし

  ボンネット真夏はできるよ目玉焼き

  真夏にも鍋を食らいて滝の汗

 

       暑し

  夏あつく汗が流れる日ざしかな

  夏迫り実習服が暑い今日この頃

  しじゅうさんこの教室は暑すぎる

  熱いので表の海に飛び込もう       (編者)授業中はやめてください!

  風が吹くたたみでねてたい暑い夏       (編者)畳と襖と、畳の上で寝ている手足と体が直線         で頭が球の人のイラスト略。

  この暑さヘビもヒーターよけて寝る       (編者)一応「ヒーター」としましたが、むしろ「ヒ         ーロー」に見えますが…

 

    溽暑(じよくしよ)

  溽暑にて肌に張りつく夜の夢

  夕立の後に残る蒸し暑さ

  蒸し暑いここらでいっちょ海行こか

 

       涼し

  涼風でひらひらなびく半そでが

 

   夏の果(はて)、夏行く

  花火散る夏の終わりの知らせかな

  夏終わり遊びが終わり勉強だ

 

       夏の日

  澄空の夏の日差しに目が眩み

  夕立が降った後のすずしさが

 

       夏の空

  観覧者、一周分の夏の空       (編者)「観覧車」では?

  夏の空入道空がもくもくと       (編者)「入道空」は「入道雲」?

 

     雲の峰、入道雲

  夏の空白い入道伸びて浮く

  雲の峰青空中に照り映える   雲の峰下に見えるは沈む町

  ポケットも夢もからっぽ夏の空

  夕涼み朱色に染まる夏の空

 

       夏の星

「春の星ひとつ潤めばみなうるむ」(柴田白葉女)に倣って   夏の星ひとつ潤めばみなうるむ

 

       夏の風

  窓開けて吹きこんでくる夏の風

  夏の風暑さと涼しさ兼ね備え

  海風の気分がかわる夏の風

  夏風の運ぶは海の薫りだけ

  夏の風洗濯物を吹き飛ばす

 

    黒南風(くろはえ)

  黒南風が窓をも割らん夏の夜

  (編者)「黒南風や島山かけてうち暗み」(高浜虚子)に倣って   黒南風や海山かけてうち暗み

 

     風薫(かを)る

  海岸線波の音と風薫る

 

     夏の雨、緑雨

  いじわるな夏の大雨君のよう

 

   梅雨(つゆ、ばいう)

  梅雨の時期地毛の天パが踊りだす       (編)一応「天パ」と読み取りましたが?…

  むしむしと不快な季節つゆの時期

  むしむしとしつどが高いつゆの雨

  梅雨時の43番耐えられない

  梅雨の時期じめじめしてて嫌いだな

  梅雨の空布団がほせない今日この頃

  梅雨嫌だ乾くの遅い洗濯物

  梅雨時に寝ぐるしすぎて寝坊かな (宗幸)

  ざあざあと雨がよく降るつゆの時期

  梅雨の下ぬるい水にうたれけり

  梅雨なのに雨が少ない今年の梅雨

  梅雨の家空気も心もじめじめと

  梅雨の昼蒸せる教室滲む汗

  梅雨の雨今日も降ってるサッカー前

  梅雨の風邪ズキズキジメジメああつらい

  梅雨の夜に一人昔を思いけり

  梅雨の空暗く濁った空のよう

  梅雨空のあいまにのぞく命たち

 

五月雨(さみだれ、さつきあめ)

  五月雨の髪に染み入る夏の鼓動

  五月雨のしたたる道をひとりゆく

  五月雨や鉛筆持っても紙は白

 

   夕立、白雨(はくう)

  夕立のコンクリートに水玉浮かぶ

  灰雲と白雨のカーテン空染めて

  突然の夕立に慌てて窓しめる

  夕立の雨が服へとぬれうつかな

  昼は汗夜は夕立で衣濡れ

  夕立空を見あげる猫と水たまり

 

      虹(にじ)

  ひぐらしのすんだ声と虹の空

  夕立が降り止み見える虹の橋

 

       梅雨晴

  梅雨空の晴れ間輝く雨粒が

 

       夕焼

  夕焼や吉見に雲もなかりけり

 

  お花畑、お花畠(はなばた)

  目前に残り雪見るお花畠

 

       夏の川

  初夏の川蛍の光がちらほらと

  夏の川すいかの置き場ああ冷たい

  茶色濃く濁流と化す夏の川

  夏の川早く冬になってほしい

 

       夏の海

  夏の海遠くに見える蜃気楼

  じめじめと夏の海辺のじめじめと

  廃校に観声響く夏の海       (編者)「歓声」です。

  水大の正門出ると夏の海

  日に焼けた肌にしみる夏の海

  夏の海遊んでくれと皆さそう       白波が手まねきしているみたいな…

  夏の海浅瀬とパレオはエメラルド

  夏の海ビキニがエロいいい女

  夏の海遠くに見えるしんきろう

  夏の海なめてかかるとおれになる

 

     夏の潮(しほ)

  白鯨よ旅路を進む夏潮に

 

       

  憂鬱の滝落つ梅雨の天空よ

  滝の音を聞いて涼んで落ちつくよ

  落ちる滝流れる河川漂う海

  打ちつける白いカーテン ナイアガラ

      俳句をつくるのは難しいと思った。

 

   珊瑚礁(さんごしよう)

  君と見たあの日の夜空サンゴ礁

 

       夏休み

  夏休み遊びたいげど金がない       (編者)「げど」は「けど」?

  夏休みもうすぐくるよ地獄も予かん       (編者)こう読み取りましたが…。「休」が「体」に         見えます。

  もうすぐだ楽しみだなあ夏休み

  夏休み車で遠くへ釣り三昧

  夏休み故郷の実家に思い馳せ

  夏休みロックフェス行き朝帰り

  台風で吉見は停電夏休み

  夏休み最終日でも遊べない

 

    更衣(ころもがへ)

  衣替えタンスの中のにおいする

 

     浴衣(ゆかた)

  あわい色浴衣をゆらし夏休み

 

      夏シャツ

  汗にじむTシャツあおぐ昼下がり   (編者)影のついた、指の先までリアルな左手のイラスト略。

 

      半ズボン

  夏に着る短パンで目立つすね毛様

 

      すててこ

  ステテコにサンダル合わせば大学生

  ユニクロの和柄ステテコいい感じ

  すててこを はいてころんだ すってんころりん

 

       海水着

  水着着て前海泳ぐ水大生

  水着ぬぎ次はお風呂へダイブする

  海パンがずれておどろくフライアウェイ

 

    柏餅(かしはもち)

  いつも心に愛と勇気とかしわもち

 

       夏料理

  夏料理味も気分もさっぱりと

  猛暑日に汗水たらして夏料理

 

     麦酒(ビール)

  夏に飲む一杯目のビールくそうまい       とにかくうまいです。

  暑い夏ビールと肉でのりきろう

 

       新茶

  五月末店先に並ぶ新茶かな

 

      清涼飲料水

  夏の陽に光り輝くソーダ水

  のど乾くうるおすためのソーダ水

  シュワシュワとのどにしみいるソーダ水

  ソーダ水シュワシュワしてて爽やかだ。

  シュワシュワと疲れを飛ばすソーダ水

  メガネかけ自転車こげばソーダ水

(編者)「ソーダ水女が少し積極的」(辻田克己)に倣って   ソーダ水女も男も積極的

  ソーダ水すぐに抜けるは思いなり   炭酸の海は静かに拡がりゆく       (編者)横たわったビンの口から広がる円のようなも         ののイラスト略。

  ビー玉をとれればうれしいラムネちゃん

(編者)「今日よりも明日が好きなりソーダ水」(星野椿)に倣って   今日よりも明日が好きなコカ・コーラ

  コカコーラジンジャーエールにソーダ水       (編者)迫力ある(多分)オコゼのイラスト略。

  ひと口でシャキッと元気レモン味

  グループフルーツ太陽たっぷりトロピカーナ       (編者)ストローをさした「Tropicana」の紙パック         の細密なイラスト略。

 

       氷水

  日光の輝き帯びるかき氷

  暑くなりのどをうるおすウォータークーラー               (初見)

  かきごおり口に入れると蜜の味

  かき氷おかわりすると腹こわす

  ひでり差す海の家ではかき氷

  かき氷たくさん食べて目を覚ます      かき氷を食べれば連日続くこの睡魔はさめるのでしょう        か。        (編者)スプーンのささったかき氷のイラスト略

 

    氷菓(ひようくわ)

  日光にはアイスキャンデー敵わない

 

       プリン

(編者)「ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(さじ)」(川崎展  宏)に倣って   プルプルと揺れるプリンに入れるさじ

 

    噴水(ふんすい)

  噴水のでる水を見て感動す

  噴水の噴き出す水とたわむれる

  噴水の落ちる水滴たくさんだ

  噴水と夏の暑さに胸おどる

  延々とでるとまるでる噴水や

  噴水の飛沫と風が遊んでる

  噴水で戯れ合い涼む子供たち

  暑い夏噴水で遊ぶ子供達

  噴水のしぶきをあびる暑い夏

 

     蚊帳(かや)

  夏の夜私の心は蚊帳の外

 

       冷房

  授業中冷房まだかと待ち望む

  クーラーの準備体操の時期かな

  クーラーがききすぎてるので弱くして       (編者)すみません、集中(中央?)制御のため、教         室では操作できません。

  エアコンをかけるはいいが朝寒い

  エアコンがついているのに汗が出る

  エアコンのリモコン無くし風もコン

 

       扇風機

  暑すぎてそろそろ必要扇風機

  わっしょいといわんばかりのせんぷうき

 

       冷蔵庫

  冷蔵庫去年の野菜が入ってる

  牛肉と豚肉しかない冷蔵庫

  冷蔵庫お金なくして満たされず

  暑くなり活やくするよ冷蔵庫

  夏の時期かかせなくなる冷蔵庫

  暑いので開いて涼む冷蔵庫

 

     日傘(ひがさ)

  暑い中外歩くのに日傘いる

  パラソルを準備をしたのに海中止

  日傘さす彼女の髪の美しさ

  雨の日に日傘をさして出掛けてた

 

     田植(たうゑ)

  桜散り連休前にイベントだ      家族総出で田うえ始める

 

     鵜飼(うかい)

  錦川月夜に浮かぶ鵜飼船       (編者)僕も岩国出身です。錦川の水はきれいです         ね。お酒も美味しい。

 

     夜釣(よづり)

  海夜釣始めてすぐに雨が降る

  夜釣にてただただ闇とにらめっこ

 

    烏賊釣(いかつり)

(編者)「鱚釣や遠くルアーの投げ比べ」(あらきみほ)に倣って   イカ釣や遠くルアーの投げ比べ

  イカ釣は遠くにエギを投げ比べ

  烏賊釣の炎が浮かぶ夜の海

 

       ヨット

  ヨットの帆青い海原白映える       (編者)人一人乗ったヨットのイラスト略。

  空のよう白いヨットと青い海

  波うけてそれでも沈まぬヨットかな

  強風ではじきれそうなヨットの帆

  ヨットのり青き海をのりこえる

 

       海開き

  海開きダイオウイカに会えるかな

 

       海水浴

  海水浴右も左も人の波

 

       花火

  夏の夜に一輪咲いた花火かな

  涼しげに夜空を冷やす大花火

  君が好き愛咲き渡れ恋花火

  光る花夜空にあがり舞っていく           私の隣りで笑顔輝く

  夏の変花火のようにすぐ消える

 

       

  夏が来て脇汗すごい出てきます       (編者)おへその出たTシャツの左脇が濡れている、         挨拶するように左手を挙げた体育会系男子のイラス         ト略。

  カルピスのシャツにしみる夏の汗

 

     日焼(ひやけ)

  運転中日差し照りき日焼する

  友達と日焼けしようと海に出る

  すでに夏真っ赤に日焼け今日この頃

  日に焼けて黒くなっては夏感ず

  海辺にて肉焼く人も日に焼かれ

 

       昼寝

  昼食後風がそよいで昼寝する

(編者)「昼寝せむわが血液のうすければ」(星野麥丘人)に倣って   昼寝せむわが血液の濃ゆければ

  昼寝するわが血液の濃ゆければ

  昼寝して体をおこすと夜だった

 

      黄金週間

  帰郷した私の心がゴールデン       (編者)「ウキ」「ウキ」「ウキ」と書かれ、クラン         クみたいに片手を上げ、片手を下げた人のイラスト略。

  GW終わり課題に追われ意気消沈

  連休も毎日練習カッター部

  GWあーGWGW

 

       海の日

  海の日に光り輝く夏の海

 

       

  夏祭り僕のこころは恋もよう

 

    雨蛙(あまがえる)

  窓の外晴れた空と雨蛙

  手のひらで中に囲った雨蛙   てらてらの日に照りかえる青蛙

  夜の田で何思い鳴く青蛙

  夏の部屋眠りをすすめる雨蛙

  雨蛙恋人捜して三千里

 

山椒魚(さんせううを)、はんざき

  清流の岩場に影ありはんざきの

  はんざきの怪しく光る夏の夜

 

      蛇(へび)

  ヘビちゃんが水あびしながらエサ食べる       (編者)ヘビの簡単なイラスト略。

 

   翡翠(かわせみ)、川蝉

  カワセミの滑空映る小川かな

 

   鮎(あゆ)、香魚、年魚

  清流の色鮮やかな鮎緑

  涼しげにあゆの流れる夏の川

 

       熱帯魚

  熱帯魚鰭ふり泳ぐ涼しげに

  水槽の中で花咲く熱帯魚

 

     目高(めだか)

  用水路メダカの学校見いつけた

 

      鰺(あじ)

  とんととん あじとねぎみそ酒のあと       (編者)食べ物たち:「プリプリ」とつぶやくささみ        君、「炒めろ」と叫ぶもや信司君、「三枚おろしにし        てやろうか」と言うアジのアラ君、「暗いよー」と悲        しむピス=タチオ君、「サンガリアー」と言うIMARU        君、「びたーくらふと」という鍋につかって「食うか?」        と問うカレー番長君、「つぶすぞ」と脅すぬりかべJr        君と、ピラミッド型の台の上に立つ人のイラスト略。

  アジ       (編者)リアルなアジのイラスト略。

 

      鱚(きす)

  前海の夏のおとずれ鱚の群れ

  キス釣りで日焼けがどんどんすすんでく

 

       飛魚

  海面に輝く宝石飛魚よ

 

     虎魚(おこぜ)

  真っ暗の海を這うは虎魚の手

 

      アオブダイ

(編者「青蛙おのれもペンキぬりたてか」(芥川龍之介)に倣って   アオブダイおのれもペンキぬりたてか       (編者)人の顔をしたイソギンチャクの向こうにアオ         ブダイが気泡を飛ばしながら休んでいるイラスト略。

 

      蟹(かに)

  干からびた蟹見て思ういと暑し

 

   海月(くらげ)、水母

  海中にくらげ泳ぎし夏の海

 

      蛾(が)

  暑くなり光に集まる蛾たちかな

  セミが鳴き光に集まる蛾たちかな

 

     蛍(ほたる)

  冷やかな吉見の川に蛍星。

  六月の暗闇照らす蛍の火

  ほうっとねホタル手の中優しいな       ホタルの光は優しくていやされます。

 

      蝉(せみ)

  日の出後に徐々に聞こえる蝉の声

  木の中の騒がしければセミのこえ

 

      蚊(か)

  夏になる夜は大変蚊襲来

  窓開けて寝ようとしたら蚊の羽音

  耳元で安眠妨害モスキート

  暑い夜かすかに聞こえる蚊の羽音

 

      蟻(あり)

  蟻の列またいで急ぐ帰り道

  蟻の世界人より出世しずらそう

 

     蜈蚣(むかで)

  春が過ぎムカデが増える川崎家       (編者)中島家(編者の家)もそうです。でも猫2匹         がせっせと退治してくれます。それで、家の中あち         こちにムカデの死骸が転がってます。

 

    紫陽花(あぢさゐ)

  あじさいの花びら一つ露二つ

  6月の風に吹かれるあじさいよ

 

    青林檎(りんご)

  スーパーで高くて買えない青林檎

 

    さくらんぼ、桜桃

  さくらんぼ貴方は何に照れてるの

  くろぐろとアメリカンチェリーはじけだす

 

       青葉

  春過ぎて青葉茂りし桜の木

  ぼんやりと青葉を照らす宵の月

  穴あいた青葉を見れば母騒ぐ

 

       新緑

  新緑の季節に染まる山と海

  生命(せいめい)の息吹を感じる深緑の夏

 

    万緑(ばんりよく)

  万緑の夏の風ふく夏辺かな       (編者)「夏辺」は「海辺」?

 

     アカシアの花

  風すさびひらり飛び行くアカシアの花

 

    睡蓮(すいれん)

  睡蓮の間と間雨広がり

 

       

  麦畑ビールだと叫ぶ男子供       「男子供」はひょっとして「男子共(ども)」?

  麦の味悲しい思い出よみがえる

 

     萍(うきくさ)

  涼しげに浮草揺れる水面かな

  浮草の隙間から見る別の世界

 

       授業

  てつや明けまぶたがおちるこうぎ中

  泳げない実習始まる逃げられない       (編者)特訓で、苦しみの果て、最後は泳げるように         なります。高校のとき僕は海に投げ捨てられました。

  はやめに家のそうじしに帰りたいな       (編者)まあ今日は早く終わりましょうかねぇ。

  先生の口くちゃくちゃがきになるな       (編者)そうですか。すみません歳なもんで…。

 

      学生生活

  ふくのぼりもう一年かと痛感す

  この想い新芽に思い開花待つ

  枝の先の芽が吹き今宵雨垂れる

  プラタナス食べてみたなプラタナス       (編者)上の句の吹き出しのあるイカのような生き物          と手を取り合って、作者の似顔絵のようにも見える男        の子が「共存」しているイラスト略。

  太陽にどんどん向かって続く道

 

  目覚めたらアラーム止めて二度寝する

  星空に願いを届ける長夜かな

  青い海なんでそんなに青いのだ

  9連敗やっと止まってホッとする       ヤクルトスワローズ1年ぶりの9連敗(泣)

 

  朝起きて波の音聴きチャイム聞く。

  海広き早くしすぎてかぜ引いた       (編者)「広き」は「開き」?

ビーチ   砂浜ではしゃぐ若者パーティーピーポー

  なめらかでとてもあまいよバナナオレ       (編者)「Peace、Peace AROMA Royal、タール         10mg ニコチン1,0mg」と鳥の書かれた、少し開い         た箱のイラスト略。吸いすぎないように!

  バナナオレ飲ますに捨てたバカナオレ       (編者)「バナナ」の文字の他にも色々な模様が描か         れ、ストローがささり、真ん中の凹んだ紙パックの         イラスト略。「飲ます」は「飲まず」?

  ペンギンと素潜り勝負負けました

  角島よなぜか遠のく角島よ

  だんだんとお金なくなる大学生

 

  青い空歩いていけば青い海       (編者)今の水大、この通りですね!

  水産業一年とおしてかせぎどき

(編者)「鱚釣や遠くルアーの投げ比べ」(あらきみほ)に倣って   バス釣や短くルアーの投げ比べ

 

  朝起きて朝日浴びねば目が覚めぬ

  朝起きて海を眺めてもう一眠り       (編者)セリフがなく吹き出しだけのリアルなウミガ         メのイラスト略。

  最近は毎日思う雨降るな

  ペンギンはいつもかわいいあたりまえ

 

  学生を眠りに誘うこの湿気

  朝練がクソほどきつカッター部

  こいのあじ海と同じでしょっぱい

 

  この季節釣るしかないでしょアカミズを

  もうそろそろネタがつきてきましたよ

  富士山と思って寝たらFカップ       (編者)こらこら!

  ケータイはとても便利だエロ動画       (編者)これも、こらこら! ガラ携のイラスト略。

  茜色思い出しても流れてく

  田舎の空気都会と違いおいしいな

  神の留守その時僕が神になる       (編者)今講義している『白鯨』の思想の影響かな?

 

  太陽が沈むのが遅くなってきた

  夜の海一人で聞くは波の音      想うは背の君かなわぬ思い

  柔肌やつくづくダニにかじられし

  コンラッド思い出すのは打点0       ・二〇一三年に阪神タイガースにいた外国人を自分は         思い出しました。

  右パンチ華麗に躱(かわ)されカウンター

  クロックスセブンイレブンですっべころ       (編者)一応こう読み取りましたが…。

  彼女がいたらいいねいるわけない

  「勝てば官軍負ければ賊軍」

  雨が降り僕の心もじめじめと

  梅雨の雨部活の日だけかいやがらせ。

 

  昼休み友達おらず一人飯

  シーガラス手に集めては小さき海       (編者)両手の中のいろいろな色のシーガラスのイラ         スト略。(シーガラスって小さなガラス玉のこと         ですか?)

  ぬれせんべい銚子(ちょうし)鉄道思い出す       おとといはじめてぬれせんべい食べました.

  神様がいるいないとケンカする

 

  君と見たあの日の夜空サンゴ礁

  青い空いつもぼくらを見守っている

  チャリに乗りツーブロックに風通る

  バイトありテストもつづいて眠気だけ

  アルバイト夜勤が一日増えそうです       (編者)無理しないでくださいね。

   「サイヤ人」   秋までになれたらいいなサイヤ人 (作 横ヤマン)

  館山さん、約3年ぶり勝利です       ヤクルトスワローズの館山選手が1019日ぶりに勝ち         ました。

 

  どうしようネタがもうないさあ大変

  三連休東京行ったら人やばい

  雨ふられ突風あおらればかにされ

  綺麗だね君の瞳のスターマイン       (編者)一応こう読みました。

  海の味しょっぱい味恋の味

  さかなつり ぜんぜんつれない さかなつり

  夢の中二人の笑顔は桜色

  目覚めては幾億の星手を振った

  かさかさとじめんをはいずる黒光り

  ホークスは今年は勝つぞ確実に (陽平)

 

       

  (夏の終わりに)  夏の終わりに  そぞろに見上げた花火  星に預けた幾つもの願いや想いは  不思議なもので  全てが一度に叶うみたいだ       (編者)題は編者が仮につけました。

  (自転車)  自転車こいでひたすら走る  初めて出会う街目指して  その先に未来がある気がした       (編者)題は編者が仮につけました。

   Hero  自信を失って  姿が消えていく  ただの人間なんだ  超人なんかじゃない

 無知と理解  一線を越える一人者になる  信じているものから一歩踏み出す  でも誰が流れる血を止めるんだ。       (編者)「無知と理解」は題名でしょうか、詩行でし         ょうか?洞穴のような目と口の人のイラスト略。

現代詩    機械達の子守唄  ハレルヤ静かに眠る機械達  ハレルヤ夜打際  ハレルヤ波打際  ハレルヤ境がないから  ハレルヤ今はゆっくり  ハレルヤもうおやすみ

今日の現代詞  イーハトーヴォの夜の瀬は淡いユキと澄んだ夜  淡く澄んだ夜の瀬がイーハトーヴォをつなぐのだ  澄んだ空から降り注ぐ淡いユキに会いに行こう  刹那に消える夜だからユキに会いに行くのだ  銀河鉄道の切符、行き先は白鳥の停車場  こんな夜を待ってくれる優しいユキに会いに行こう。  土産はホシスナとビー玉で北斗七星のブレスレット  行こう、待っている  イーハトーヴォの夜の瀬は淡いユキが舞っている       (編者)同じ音の言葉の意味が少しずつずれていくの         が面白いですね。

今日の現代詞   夏の神  あなた誰?  青い空に白の軍隊  ラムネと氷の旗の下
 あなた誰?  迎え花火と夏の大三角  ブタが煙を吐いている
 あなた誰?  うなるディーゼル、かげろうの中  小さな子どもが泣いている
 天の川はもう枯れた  無人のプラットホーム  リコーダー持ってどこ行くの?  もういらないから、行くんだ転てつ機を切り替え    てよ  どうして泣いてるの?  熱いからさ、もうたくさんだよ  一緒に行かなくていいのかい?  送り火を、花火がいいな
 わかった。
 線香花火しかできなかった
 奇妙な目で見ていた子どもたち  もうないあのプラットホームで  帰りを待っていてもいいかな?  夏を知らない子どもたち  ロスト・ノスタルジック

  (今年も来る)  今年も来る  かならず来る  黒い体を光らせながら  目にも止まらず速さで動くヤツらが  だから私は…  今年も冷却スプレーと洗済は  手放せないんだ。       (編者)「洗剤」です。題は編者が仮につけました。

今日の現代詞    ユキとプリオシン海岸  ノーザンクロスが遠くで光る 水晶の砂浜小さな    火  私はそこに立ってるの、波打ち際は夜打ち際あな    たがいないから  ヨルは行ってしまった。−・−・・−・・・  私はずっとココにいるの、手には鎖、その先に錨  淡いヨルだけ動く電信機 あなたが打ったその電    気で私はあなたに返信するの  −−・−−・−−・・−  ヨルがユキをシラナイヨウニ、ユキはヨルをシラ    ナイノ  ユキは星にはなれないから、淡いヨルの瀬はユキ    が舞うの  汽車の音響き波打ち際  ヨルとユキの物語

   (戦い)  避けられない戦い  生きるための戦い  立ち向かわないと生きていけない       (編者)題は編者が仮につけました。

今日の現代詞    火室  海岸線に咲いていた黄色いタンポポ愚痴ってる  道の真ん中に生えていた赤いイチゴが叫んでる  こんな事があるものか バイクに錨が刺してある  そんな事があるものか テンダーのないSL  車に灯った赤色灯 公園に生えたスピーカー    正義のノイズが耳ざわり    ドッペルゲンガーが目指める前に    さっさと黙って消えてくれ     お願いだから     どうか静かに      失せろ       (編者)「目指める」は「目覚める」?

今日の現代詞    夜行  これでいいんですなにもかも  これでいいんですナニモカモ  ひょっとしたら私は今死んでいるのです  だから私は夜を歩く人です  浅海のビル群の夜明け  ディンギーが清らかな波と共に空に出るのです  なんて清らかで  なんて優しくて  夜になればビル群が灯り  星々のプラントが宝石のように海に散らばるので    す  なんて静かで  なんて優しくて  あなたに会えなければ分からなかったのです  沈まなければわからなかったのです  手に鎖を、その先に錨を  私はあなたに、あなたは私に一対の幸せを   これでいいんです これでいいんです   なにもかも    ナニモカモ  ひょっとすれば私は今生きているのです  だから私はあなたと共に夜を歩くんです

今日の現代詞    天使と遊園地  霧雨と共に天使が言う 愛に愛され祝祝(しゅく    しゅく)と  水面の聖書が口開く コモレユラユラピチャピ    チャと  振り回されて人が言う 天に召しませアーメンと  ああ空回りのメリーゴーラウンド  ああ、誰もいない観覧車  手をつなごう 天使と遊ぼうここは暮れぬ霧の昼  ユカイデタノシイ玩具箱  祝祝愛でよこの世界 狂狂(くるくる)回せこの世界  体を削ってネジを鋳造 さあささっさとまた末世   天使も   人も   地球も   宇宙も    みんなさっさとまた末世    遊園地を続けるために    みんなさっさとまた末世グッバイララバイま       た末世

今日の現代詞    トーテンタンツ  ペンが奏でる旋律を  積み込まれた箱の中でメトロノームを注視して  発音さえもコンツェルト  黒い斑点に惑わす魅力  自分だけのスコアを持って死刑台(そのだい)に    上がれ少年よ  チェルカ トローバ 一一六九  歌うは少年奏でるは少年  さあ踊れ少年よ!  女神が捧げるトーテンタンツ  踊る阿呆に踊らぬ阿呆  狂うも狂わずもトーテンタンツ  女神が捧げるトーテンタンツ  女神が捧げるランデブー  踊らぬ阿呆に訪れない  だから少年は踊るのだ  たとえトーテンタンツであっても       (編者)「トーテンタンツ」(死の舞踏、ドクロの踊         り)はドイツ語ですね。チェルカはどんな少年だっ         たのですか?

今日の現代詞    天の川  透き通った水の上 澄んだサイダーのような空の下  白いシャツの人一人ポケットに手を入れ歩いている  さよなら、私は別の時間から  サイダーと共に夢を想うわ

今日の現代詞    フィルムの夜とモノクロの街  いくらフラッシュをたこうとも白黒のみの街の中  いくら叫んでもネガに染まる、役立たずの信号機  灰色の水鉄の味、墨のような水たまり  ホワイトホールが踊り踊って真っ黒けっけのヒト   の形  モノクルつけたモノクロの街ネガを焼くほど光を   集めて  シャッター壊したカメラのフィルム  チカチカ カラカラ止めどない  そんなカメラで何を撮ろうか  ここはモノクロの街の中知らないうちに水の底  昼寝から覚めたフィルムの夜霊安室で夢を見て  色相なんか耐えられない  唯一至極の極楽浄土    シャッターが全てを切り離す  今はフィルムの夜、ここはモノクロの街

今日の現代詞    錠剤と世界  機械達が眠る海岸沿い 視界が狂ったネコが一人  海の上の子供たち 大人となっては消えてゆく  沖の天使は帆を裂けられて悪魔となって沈んで    いった  痛い 痛い 割れる 割れる  鼓動さえも止めるような そんな錠剤が今すぐ欲    しい  熱が身体を溶かしてく蒸した今日と自分の体の境    界線はもはやない  氷さえもまるで炎、南極のように崩れてく  熱い 熱い 狂(まわ)る 狂る  血液さえも凝固する そんな錠剤が今すぐ欲しい    自分の全てと引き換えにでも      そんな世界が 今すぐ欲しい

 

       物語

大正帝都奇談(仮)               蛍火 伝  第一談『黒猫先生』(二) 「おっと失礼、まぁ、普通他人(ひと)に名前を訊 (き)くときは自分から名乗るものだけど、なんか 色々と事情もあるみたいだし、今回は特別に教えて あげよう。僕の名は墨狩苗(すみかなえ)帝大仏文 科の六回生だよ」随分と年上の上級生らしい。 「そして、もう一つの質問に答えてあげよう。ここ は帝大の裏山さ」この学校は山まで持っているかと 感心していると、「さあ僕は名乗ったぞ・君も名乗 り給え」墨さんは私を指さして言った。私も、名を 名乗ると墨さんは顎に手を添え、数度頷くと、 「それなら正門まで案内してあげたほが良さそうだ」 「はい!お願いします」私は安堵した。しかし、私 は一つ疑問に思ったことがあった。私は自らの名を 名乗ったのみで、今、迷っていることなどは一言も 口にした覚えはなかった。何故、この人はそのこと が判ったのだろうか?そんなことを考えていると 「なんで僕が君が迷っているのを判ったのか知りた いかい?」墨さんは全て判るという笑みを浮かべて、 言ってきた。

  『黒猫先生』(三)      蛍火 伝 「えっ、あぁ、はい」私は驚いた。私はこのときこ の人は他人(ひと)の心を読む異質な能力でもある のではないかと疑った。 「別に心なんて読めやしないさ。ただ、今ある状況 を見て − 例えば、好奇心を持っているが迷ってし まったことに不安そうな目、はきはきとした若々し い雰囲気、おろしたての制服、この場所を知らない。 このことから推察するに、君は一回生で、学内探索 でもしていて迷い込んだってところだろう?」 「おっしゃる通りで…」まったくその通りだった。 ただひとつ思ったのはこの人は頭が良いんだなとい うことだけであった。 「なぁに、そんなに落ち込む必要はない。一回生、 まして4月だ。迷うことくらいある。気にするな、 あっはっは」 墨さんは笑って私の肩を叩いた。 「どれ、案内してあげよう。さぁいこうじゃないか」 そう言われ、私は墨さんについていった。なんだか 不思議な人だと思ったが、私には何故だか安心する ような気持ちになった。墨さんについていくときに 私は墨さんが私の来た方向とは真逆の方向に行って いることを差程重要とも思わす、気にもとめなかっ た。だが、今思うとそれは気にとめておく方が良かっ たのだろう。  墨さんはずんずんずんずん山道を進んでいく。草履 だというのに速い。かくいう私は元々体力が無い為 か、すでにへとへとだった。しばらく、そうやって 二人で進んでいると急に墨さんが立ち止まりぶつかっ た。 「ど、どうしたんですか?急に立ち止ま … ぷ」手 で口を塞がれた。(静かにしてくれ、近道をしよう と思ったが、どうやら多少厄介な場面に出くわして しまったらしい)と墨さんは聞こえるか聞こえない かの声で言った。          (続)

第一談『黒猫先生』 (まずいこと?)私は聞き返した。(あぁ、… )墨 さんはこちらを振り向かずに岩陰からその前を覗き ながら言った。私は何を見ているのだろうと思い好 奇心に誘われるままにそっと墨さんの後ろから前を 覗き込んだ。 「… っ!?」私はその光景を見て覗き込んだことを 後悔した。そこでは宴会が行われていた。唯の宴会 ならば、私は何も思わなかっただろう。だがそこで 宴会をしていたのは”人”ではなかったのだ。骸(む くろ)である。骸達が数体集まり、酒を酌み交わし ていた。私は言いようのない恐怖を覚えた。そして 理解が追いつかず、私は錯乱しかけていたのだろう。 そんな私を見て墨さんは(君、アレが見えているの か?… )墨さんは驚いているようだった。(は、は い、… ア、アレはなんですか?!) (アレは … 骸の宴。… 死者達の宴会のようなもの だ。あちらに気づかれずに通り過ぎればこちら側に も害はないのだが…) (だが?)(…?)墨さんはしばらく言葉を詰まら せていたが少しの間の後、口を開いた。 (続)

 第一談『黒猫先生』(伍) (だが、気付かれれば、あっち側へつれていかれる) (えっ、それって) ( … お察しの通り、死ぬよ)私は血の気が引いた。 (少し遠回りになるけど、元の道に戻るとしよう) そう言われ、私は戻ろうと後を向き歩きだした。す ると”グシャ”と周辺に聞こえるような音が、私の足 下からした。見てみると私は骨の束を踏んでいた。 墨さんもその音に気付き私を方を向くと、まずい、 という顔をしていた。それから、幾分もしないうち に”カランコロン”という音が背後から聞こえてきた。 私を恐怖と寒気が襲い鳥肌が立つ。おそるおそる後 ろを振り返ると、「後ろを見るな!」と墨さんは大 声で言った。 「は、はい!」「そしてそこでじっとしてろ!」 「はい!」私は墨さんに言われた通り、後ろを見ず じっとして恐怖心から目を閉じていた。すると、突 然腹部に鈍い痛みが走った。見てみると墨さんが拳 (こぶし)を私のみぞおちに入れていた。「なん … で …」 「すまない。少し眠っていてくれ」そう言われ、私 は鈍い痛みと供に意識を手放した。  * * *            (続)

オススメの『やる夫スレレビュー』    「やらないキッチン」  舞台はとあるビジネス街の定食屋。ちょっとアレ な店長とキャラの濃いウェイトレスやお客たちが織 り成すハートフルギャグストーリー爆笑間違いなし でとてもおもしろい。この一言につきます。ストー リーも簡潔にまとまっていて読みやすいです。すで に完結している作品なので、一気読みするのもアリ ですよ。やる夫スレ初心者にオススメ。            オススメ度 ★★★★★    「カルピス・タイム」  カルピスを人と人と交わりのためのものとしたお 話。シリーズを通して、カルピスという主題を持ち ながらも、基本一話完結型の物語。各話で登場人物 が違うのもおもしろいところです。話も読みやすく、 ほんわかしたり感動したい人にオススメです。            オススメ度 ★★★★★  「チンピラは四畳半で生活しているようです」  突発的な始まりからストーリが展開していきます。 基本、話のベースはシリアスですがちょいちょい日 常ギャグシーンが入ってきます。そして迎えるは衝 撃のラスト私的には好きな作品なのですが、結構人 を選ぶ作品かと思います。話自体が読みやすいので 私は大体耐制があるという方は是非読んでみてくだ さい。            オススメ度 ★★★☆☆       (編者)一応「夫フレ」と読み取りましたが…。「耐         制」は「耐性」かまたは「忍耐」では?

大正帝都奇談               蛍火 伝  第一談『黒猫先生』(陸)  さて、どうしたものかねぇ…。此方(こちら)は 僕一人とお荷物。かたや彼方(あちら)は骸が3体。 ちょいと分が悪いねぇ…。 『…オ、マエ、タチ、…ミ…テ…タ』骸の頭のよう なものが話しかけてきた。 「…だったら?」骸に問いかける。 『…ニンゲン、クウ!』やっぱりそうなるよね。 「はぁ、穏便に済ませたかったんだけどねぇ…」と 僕は彼を背負いながら言った。 『ニガ…サ…ナイ』 「逃げられるとは思ってないさ」 『ナラバ…オト、ナシク、クワレロォ!』そう言っ て骸が襲いかかってきた。 「…でも、そういうわけにはいかないんだよねっ!」 と言葉を返すのと同時に骸に掌底突きを放つ。”グ シャア!」という音とともに襲いかかってきた頭ら しき骸が崩れ落ちた。しかし、奴らは不死者のよう なもの、厳密には違うが似たようなものである。時 間がたてば元に戻るだろう。  だが、幸いなことに頭がやられてしまった為か、 他の2体がうろたえているので逃げる機会が出来た。 今のうちだろう。そう思い、僕は彼を背負い、早々 と他の二体に追いつかれないようにその場を後にし た。  *  *  *          (続)       (編者)「僕」は気を失っていたと思うのですが、         「僕」とは墨さんのことですか?

 第一談『黒猫先生』(漆) 「ん … んぅ …。あれ、ここは …?」私は見知らぬ 場所に寝かされていた。 「おや、気がついたかい」横には墨さんがいた。 「あっ、はい。いや、それよりも、どうして僕は寝 かされているんですか?」  気憶がおぼろげでうまく思い出せない。 「いやー、大変だったよ。君が突然気を失っちゃう もんだからさー」  墨さんは、参ったと微笑しながら言った。 「そうなんですか…。それはご迷惑お掛けしました」 「いやいや、気にしなさんな。慣れない環境だとい ろいろあるものさ」 「はい…、ありがとうございます。… ところで先程 から気になっていることがあるんですが …」このと き墨さんは帽子を取り外していた。 「ん?なんだい」 「 … その、頭の上に付いている猫の耳は何ですか?」 「え ……」私がそれをきいたとき墨さんは固まった。 そして、 「ひゃぁあああ!?」墨さんはおおよそ男性のもの とは思えない悲鳴を上げた。私はありのままの現状 を訊(き)いただけだったはずなのだが思いもよら ない反応が返ってきて戸惑ってしまった。 「えっと、… 墨さん?」 「にゃぁぁぁぁ!?み、見るにゃぁぁぁ!」その後、 墨さんが落ちつくまで多少の時間を要した。 −閑話休題−          (続)       (編者)「記憶」です。

 第一話『黒猫先生』(捌) 「… オホン。取り乱してしまってすまない」 「は、はぁ… 」 「と、取り敢えず見られちゃったし、説明しちゃお うか」先程までの冷静さを失っているようだった。 「ええっと、今僕の頭の上に普通はついてちゃいけ ないものが憑いて視える?」今、つくの言い方が少 し不自然だったような… 。 「ええ、くっきりと」 「… そっかー」墨さんは顔を押さえて言った。 「… えっとじゃあ、質問。君は、オカルトというも のを信じるかい」唐突な質問であった。オカルト… 確か西洋の言葉で摩訶不思議現象を指す言葉だった か?と思って考えた後私は言った。 「この、産業や科学の発展している時代に、そのよ うなものがあるとは考えられないですね」 私はきっぱりと言い切った。だが、 「だろうねぇ… 。でも、すぐに嫌でも関わりを持っ て信じざるをえなくなるよ」耳を疑った。 「えっ、それってどういう… 」私は驚いて聞き返し た。 「言葉の通りさ」墨さんは飄々として言い放った。                  (続)

 第一談『黒猫先生』(玖) 「ところで、気を失うときのことは覚えているかい?」 「えっ?」変なことを聞かれたが「えーっと…」と 首をひねりながら記憶を記憶を辿ってゆく。確か…、 山道を登って骸骨の集団を見つけて、見つかって墨 さんに鳩尾に拳を入れられて…、いくらかおかしな 点があった。 「墨さん」 「なんだい?」 「先程、僕が気を失ったっていいましたよね。」 「そうだね」 「… 僕の記憶が正しければ、墨さんは僕を殴りまし たよね。良い一発入れましたよね」しばしの沈黙の 後、 「…てへっ☆」と茶目っ気ながら言った。少し殺意 が沸いた。 「なにしてくれてんだアンタ!結構痛かったんだぞ アレ!」 「いやー、すまない、すまない。その様子だと全部 思い出したみたいだね」あまり悪びれてない様子だ。 「ええ、はっきりと」私も多少不機嫌になりながら も応対した。 「あのときはアレしか方法が思いつかなかったんだ よ。すまない。お詫びは、また改めて何かするから、 そう拗ねないでくれ」 「… 実際に命の危機からは救ってもらいましたから… ありがとうございます」 「うん、どういたしまして」お互いになんとかなり そうだ。              (続)

 第一談『黒猫先生』(拾) 「それじゃ、これからのことや僕のことについても う少し教えておこう… と思ったんだが、今日はもう 遅い。明日、僕の馴染みの喫茶店に行こう」と誘わ れた。特に断る理由もなかったし、むしろ、知りた いので行くことにした。 「はい、わかりました。集合は何処に?」 「校門のところに夕刻で」若干ぼやかした言い方だ った。 「は、はい。わかりました」 「たぶん君たちの講義がちょうど終わるくらいの時 間だよ」 「は、はい」 「それでは気をつけて帰るといい」と会話した後、 私は帰路についた。 −翌日−  指定通りに門のところに行くと墨さんが居て、喫 茶店へ向かった。喫茶店に着き、席に着き、注文を 済ませた後、墨さんは口を開いた。 「取り敢えず順を追って説明していこう」 「お願いします」− −「 … ということなんだ」といったところで墨さん の話は終わった。聞けば聞くほどよくわからないし、 信じ難い。耳を疑うこともしばしばあった。つまり 話はこうだった。                (続)  次回予告     次回、第一談『黒猫先生』最終回

 第一談『黒猫先生』(終)  まず、墨さんのことについてだが、先日の猫耳と いい、どうも俗にいう一般人とは違うらしい。本人 曰く、憑き物憑きというものらしく、動物やら人や ら何やらの霊が人間の身体に憑依したり、供存して いたりするものらしい。私にはよくわからない。だ が、墨さんに猫耳があったし、付いていた。という 事実はそれで説明できるのである。ちなみに、この 憑き物というものは宿主に良い効力、悪い効力をも たらすらしい。墨さんの場合は、黒猫が憑いている という話であるが、身体能力が軒並み猫並みまで引 き上げられるという反面、この世にあらざるものと の遭遇頻度が高くなってしまうらしい。例えば先日 の骸骨などである。  もう一つの話については一般人でも先日のように そういうものたちと一度でも遭遇してしまうと、こ れからも遭遇しやすくなってしまうのだとか、それ で、もし一人のときにそういうことにぶつかってし まうとどうしようもないだろうから、墨とできるだ け行動を供にするようにとのことだった。巻き込ん でしまってすまないと言われたがなってしまったこ とはどうしようもないし、それにこのとき私はまだ 半信半疑だったのである。  のちにこの余裕が木っ端微塵に打ち砕かれようと はこのとき夢にも思わなかったのである。              第一話(完)

 

      エッセイ

今回の新しい部活は…  人間観察部   ・同じ学校の人々を観察し、分析する部活   ・一歩間違えればただのストーカーである。   ・実際のところ、何が目的なのかも分からない   ・部員の傾向として変態が多い。       (編者)いいじゃないですか!

  せみの声夏の足音すぐそこだ  最近道を歩いていると、せみの声が聞こえてきま す。もう夏になるんだなあ。

  更衣え朝夕寒し昼は良し  夏服に更衣をするけど、朝と夜は寒く、昼はちょ うど良い   柏餅涙を流し水を飲む  柏餅でのどに詰まり涙を流しながら水を飲み餅を 飲み込もうとしているところ

  里帰り連休明けて皐月晴れ 感想:   春から夏への移り変わりを主に植物の変化で感   じとる俳句が多く、自然の豊かさを感じた。プ   リンの俳句には何かとても意味ありげで、奥深   さを感じる。自作の句については、ゴールデン   ウィーク中にしばらく吉見を離れて、久々に戻っ   てきた時の快晴を思い出し、かつ四月から五月   への変化を、プリントの句を参考に表現してみ   た。

  台風やも少し北へ来ておくれ  ロビンソンクルーソーは小学生の時に読んだこと があり、面白かったことを覚えています。

「廃トンネル、一人見に行く心細い」  ゴールデンウィーク中に仲哀隧道(旧旧道)と、 新仲哀隧道(旧道)という廃トンネルを一人で見に 行きました。   衣更(ころもか)へて潮の匂ひの濃くなりぬ              (柴崎七重)  四季の中で一番夏が好きです。

  衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重)  衣がえをする季節になり、夏が近づく感じのする 詩だと感じた。

  衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重)  今もちょうと衣更えの時期ですけれども"潮の匂い の濃くなりぬ"という表現で夏が近づいてきていると いうことを表しているところがおもしろいなと思っ た。       (編者)「ちょうと」は「ちょうど」?

  衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重)  衣更をして気持ちを夏に向けて一新するとともに、 海の夏特有の潮風に夏の到来を身体で感じている俳 句だと思います。

   更衣  衣更へで夏服を見ると海のにおいがより一層こく なったように思われること

  衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重)  衣更えするというのは季節が変わるということで、 潮の匂ひが濃くなるということはいよいよ夏が近づ いていることだと思い、うまいと思った。

衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重) ・夏になっていくことで着る服も薄着になって潮風  が肌に当たることが多くなって潮の匂いをより感  じることができると感じたのを作者はそう思って  書いたのかなあと想像できるおもしろい作品だと  思った。

  衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重)  潮の匂いがだんだん強くなって夏のおとずれを感 じさせる。

  衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重)  夏が近づいてくると、海の香りもしてきて、だん だん暑くなってくる様子が浮かんだ。

  衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重)  潮の匂いがより強くなったので春も終わり夏が近 付いてきている事がわかる。

  衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重)  夏になると、風もよく吹いてきて、潮の香りがのっ ている風が吹くと、もうそろそろ更衣の季節と感じ る。

  衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重)  夏がきて衣更えしたら、海の潮風の香りが強くなっ たという感じの意味だと思う。感じの良い歌で爽や かな雰囲気がする。この歌を聞いて海に遊びに行き たくなった。海水浴には早いけど釣りに行きたい。

感想  更衣   潮の匂いが濃くなるという表現は、海が近くな  る、つまり、海水浴へ多く行くこと。夏の訪れを  うまく表しているところに趣を感じた。

  衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重)  梅雨を抜けて本確的に夏模様になれば衣更へを行 うのが良く分かる。春物から夏物へと変えてゆく時、 水着などが出てくると海を感る。       (編者)「本格的」、「感じる」です。

  衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重)  夏に向けて衣がえを行い、潮の匂いがするはずも ないのに匂うように感じ、だんだんとその潮の匂い が濃くなっているように感じる様子を泳った俳句だ と思います。  私も、先週衣がえをして、「夏がきた!!」と感 じたので、とても共感する俳句でした。       (編者)「詠った」です。

  衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重)  春が過ぎて夏がくることを予感させる 「衣更へ」を「潮の匂ひ」でもっときわだたせてい るのがわかる

「衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ」(柴崎七重)  気温が上がり、夏が近づいてくると、海へ出かけ たくなる.海のことを考えると、なんとなく潮の匂 いが強くなったようだ.自分は1年中釣りをするの で、潮の匂いが濃くなったから、海が恋しくなると いうのはない。けど、海の音には反応してしまう。

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  ここ数年プリンを食べてないのですが、食べたく なってきました。

夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩) (感想)あまり状況がつかめなかったのですがとて    もプリンが食べたくなりました。

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  プリン揺れってどういう状況ですかね…?       (編者)皿に乗って揺れているプリンのイラスト略。

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  太平洋にあるプリンってなんだよ!っておもわず つっこみたくなるようなユニークな俳句だと思いま した。

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩) 「プリン」が夏の季語なのに驚いた。プリンにたと えているのがおもしろい!!

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  海の波を美味しいデサートのプリンと表現してい るのがよかった

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  僕はプリンというより透明なのでところてんみた いだなぁと思っていたので、こういう表現もあるの かと思いました。

「夏に入る太平洋上プリン揺れ」(竹下流彩)  太平洋にプリンはミスマッチだと思います。どち らかといえばかき氷がいいのでは?  もしかするとかき氷は夏で、プリンは春なんで しようか?       (編者)プリンは夏の季語です。確かにミスマッチか         も。

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  夏に入る前の頃に台風が来て、太平洋でプリンが ゆれるように波が揺れる様子を表したのでは、と思 います。

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  ちょっと意味がわからないけどプリンが好きなの でいいと思った。

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩) (感想)右の俳句は共感できない。       (編者)縦書きの「右」で、ここでは「上」です。

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩) (感想)プリン揺れという言葉が言い得て妙だなと    思いました。

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩)  夏に入ってなぜ太平洋上でプリンが揺れるのかは 分かりませんがただ単にこの詩をイメージするだけ でおもしろいので良いなと思いました。

「夏に入る太平洋上プリン揺れ」(竹下流彩)  僕も海生に入ったので、いずれ船に乗ると思うの で、この句を選びました。とても上手く、船のゆれ を表していると思います。

  夏に入る太平洋上プリン揺れ (竹下流彩) ・これがもし間違っていたらとても恥かしいが、       ↑間違っていたら本当にごめんなさい  夏、海、プリンこれらから連想されるのは一つし  かない ビキニ姿の女だ.プリンはもう言うまで  もないだろう。       (編者)いい連想じゃないですか!

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  美味しそうな柏餅の様子が分かった.柏餅が食べ たくなった.

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  村越さんは柏餅が好きなんだろうなと思った。

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  これを書いた人はたいそう柏餅が好きだったのだ ろう。私は死後の世界の存在の有無を知らない。生 きているうちに食べないと、死後は食べれないと思 う。作者も同じように考えていたため、食べれてよ かったと思っているのではないだろうか。

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  たまに心がなえるときがあるけど生きていること に感謝すれば楽になるから楽しく行こうと思う。

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  五七五という短い詞の中に生の喜びが感じられた. 生きていることにカンパイということだろうか? (柏餅の部分)最後に柏餅を持ってくるので穏やかな 印象がある。

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  子供の日に食べる柏餅。一年に一度の食べる機会 を迎えることができた感謝の意を表した詩なのでは ないかと思いました。  自分は、小さい時は柏が苦手で柏餅は食べられな かったのですが、大きくなった今、食べられるよう になりました。こういう体験も一年に一度だからこ そのものだと思います。  今年は家族の分しか買えず、自分は食べられませ んでした…

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  まず、字数が俳句らしくなかったので気になりま した。また「生きていることに合掌」という事は喜 んでいるのだと思いますが、なぜ”柏餅”なのかなと 疑問がわきました。柏餅に、何か特別な意味などが あるのでしょうか。調べてみます。

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  何を思ってこのような排句になったのか自分には 理解出来ない。ただ何か深い意味が込められている のだろうと思った。  柏餅食べたいです。       (編者)「俳句」です。

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  今まで柏餅を食べたり、見たりして合掌をしたこ とがなかったので最初は意味がよくわかりませんで した。でも、良く考えると昔は子供が死ぬことが多 く、子供の日が来て、柏餅に合掌するんだなと思っ たら、今とのギャップに少ししんみりしました。       (編者)大きな柏餅と、それを食べて片頬が膨らんで         いる女の子と、その右上のハートマーク略。

   柏餅  今は柏餅を食べるのに合掌とかしないがそのうち 自分に子どもができるとその子が生きていることに 感謝する日がくると思います。

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  生きていることのきせきや感謝がつたわってきて とてもいいと思った。

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  柏餅の餅と柏の葉の姿が合掌の型に見えたのだと 思う。私が今大学で勉強できるのも健康な身体であ るから。日々頑張って生(い)きたいと思った。

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  季語である「柏餅」のまん丸とした大きなもちを より強調させる五・七が上手い。が、区切るとなる とリズムが良いようで悪い。ただ、命の大切さを思 い知らされる句だ。

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  生きていることに感謝しなければならない気持ち になった。

  生きていることに合掌柏餅 (村越化石)  毎日が何事もなく過ぎていることに感謝して合掌 し、柏餅を食べようという感じに読みとれた。平穏 な毎日に感謝

  新樹の夜猫の集会あるらしき (清水基吉)  もう外も涼しくなってきたので猫たちも外に出て いる様が見える。冬は寒いので会議は休みなのだろ う。

「新樹の夜猫の集会あるらしき」(清水基吉)  夏が近づいて来て、木々が青々と茂ってきた。そ んな日の夜、路地からちらほらと猫がどこかへ向かっ ている。  この猫たちはもしかすると今から集会をするのか もしれないと思っている様子。       (編者)本文最後の猫の顔と、茂みのある建物の角辺         りを歩いている猫のイラスト略。

  新樹の夜猫の集会あるらしき (清水基吉) (感想)本当にありそうな気がする句だと思った。

  新樹の夜猫の集会あるらしき (清水基吉)  そんな集会があるのなら、私はそこに行きたいと 思いました。猫は集まっていったい何をするのでしょ うか。とても見てみたいです。多くの猫が集まって いるならとても奇妙な光景なんだろうな。

  新樹の夜猫の集会あるらしき (清水基吉)  吉見にも猫がたくさんいて、よく登下校中に出合 いますが、さわらせてくれる奴はまだ1匹しかおり ません。先日下関大丸の世界の猫展に行きまして、 たくさんの猫とふれ合えました。この句のように、 いつか猫の集会をのぞいてみたいものです。       (編者)編者家にはさわらせてくれる猫が1匹、時々         さわらせれくれる猫が1匹います。

  新樹の夜猫の集会あるらしき (清水基吉)  最近、いろいろなものに睡眠を邪魔されます。  夜は猫がたくさん鳴いていたり、昨日は風がうる さかったり。朝はスズメが本当にうるさく鳴いて目 覚めたり。そんなことが多いので眠いです。

  新樹の夜猫の集会あるらしき (清水基吉)  温かくなると色々な生物が集会を開く季節である のだろうと思う.

  新樹の夜猫の集会あるらしき (清水基吉)  夜になると夜行生の猫たちは集まってじゃれあっ たり、寝たりと猫なりの会議があるのだろうなと思っ た。       (編者)「夜行性」です。

新樹の夜猫の集会あるらしき (清水基吉) (感想)   最近夜出掛けると猫がよく鳴いているのでイメー   ジしやすい。

  新樹の夜猫の集会あるらしき (清水基吉)  少しずつ暑くなってきたこの時期、猫が外で鳴い ているのを思い起こさせた。夜外に出るといつも決 まった場所で同じ猫が集まっている光景が目に浮か び微笑ましい気持ちになった。

  新樹の夜猫の集会あるらしき (清水基吉)  吉見でもよく猫を見かけるので、夜に猫の集会を してるのかなぁと思いました。

 新樹の成長を猫たちが祝っている様子が想像でき ました。       (編者)大樹の前の、右上にハートマークがうかび         「ニャーン」と鳴く猫と、その横に落ちた2枚の葉の         イラスト略。

  新樹の夜猫の集会あるらしき (清水基吉) (感想)   新芽が出ることは人からしたらとても美しく、  感動することであるが、猫からしても同じ気持ち になるのかなと思った。

  滝おもて雲おしうつる立夏かな (飯田蛇笏)  夏が近づいて来て春の終わりを感じられる.

  滝おもて雲おしうつる立夏かな (飯田蛇笏)  滝と雲を表しているのがいい

・滝おもて雲おしうつる立夏かな (飯田蛇笏) ・ゴールデンウィークが明けて、すっかり夏のよう  になった今日この頃に合う歌だと思った。

  滝おもて雲おしうつる立夏かな (飯田蛇笏)  昔、夏になるこの頃、友達と山に遊びに行ってい ました。青い空に真っ白な重い雲。夏独特の雲で、 今でも懐しき夏の思い出です。

  滝おもて雲おしうつる立夏かな (飯田蛇笏)  滝のように見える雲が海の上に見えてもうすぐ夏 が来そう

  滝おもて雲おしうつる立夏かな (飯田蛇笏)  夏に滝のちかくにいき水しぶきが雲のようにみえ るという感性におどろいた.       (編者)一応「感性」と読み取りました。スクーナー         型帆船の簡単なイラスト略。

  滝おもて雲おしうつる立夏かな (飯田蛇笏)  夏になると滝を見に行きたいという気持ちを思い 出した。

  滝おもて雲おしうつる立夏かな (飯田蛇笏)  滝は夏の暑さの中に涼しさを感じさせた。また、 雲を水が映しているのかなと想像できた。夏の暑さ と涼しさの対比がいいなと思った。

  波音は眠りの翼青葉風 (荒木博子)  波の音は一定のリズムでくり返されるので、気持 ちが落ちつき、眠たくなってくるところに共感しま した。

  波音は眠りの翼青葉風 (荒木博子)  波の音を心地よく聴きながら眠り、新緑を香りを 嗅ぐことのできるポカポカとした初夏の陽気が表現 されている

  波音は眠りの翼青葉風 (荒木博子)  波音により、眠気を誘われ、初夏の心地いい風で、 さらに眠くなって、眠りにつく情景が思い浮かびま す。

  波音は眠りの翼青葉風 (荒木博子) → この句を作った人の気持ちがものすごくわかり  ます(笑)。

  波音は眠りの翼青葉風 (荒木博子)  ぼくの家も夜にドアを開けておくと波の音がして 心地よいです。

  波音は眠りの翼青葉風 (荒木博子)  波と青葉のさざめきが風に乗って空を飛び、私を 夢の世界へと誘う。

  波音は眠りの翼青葉風 (荒木博子)  波音を聞いていると、気持ちが穏やかになり、だ んだんと眠くなっていく様子が思い浮かぶ。

  わが恋は失(う)せぬ新樹の夜の雨               (石塚友二) <感想>  すごく神秘的で素敵だなと思った。恋と雨って、 キレイだと思う。

  わが恋は失せぬ新樹の夜の雨 (石塚友二)  石塚さんは失恋したのかな、と思いました。

  わが恋は失せぬ新樹の夜の雨 (石塚友二)  新芽が出てきた森に夜雨が降っていてそれまでの 古い葉を雨が流してくれているが恋はその雨でも流 すことができない様子を感じる.

  わが恋は失せぬ新樹の夜の雨 (石塚友二) 「感想」  自分の恋心は新樹のようにまたはえてくるよてき な感じに聞こえた。

  わが恋は失せぬ新樹の夜の雨 (石塚友二)  夜に降る雨のように冷たく、暗くなっているのが 自分の心のように表現していて、失恋したのかと思 わせる表現となっている。

  プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ(石田波郷)  小学校の時にあったプラタナスの木を思い出しま した。夏になると緑の大きな葉をつけていました。

  プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ(石田波郷) 感想 → 夏はまだ来ないということが分かった。       (編者)「来ぬ」は「きぬ」で「こぬ」ではありませ         ん。

「プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ」(石田波郷)  プラタナスも夜もみどりとなり、夏が来たことが 感じられる.

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ (石田波郷)  自然な感がいい。  俳句でカタカナは珍しいと思った。       (編者)こう読み取りましたが「感」は「感じ」?

(詩)柏餅剥(む)きてさて食ふほかはなく              (行方克巳)  (感)いくら考えても柏餅の食べ方は一つしかお もいつかなかったというようなことが感じられた。

  柏餅剥きてさて食ふほかはなく (行方克巳)  何気なく柏餅の柏を剥がしたもののこうなった以 上は食べるほかはない.

  柏餅剥きてさて食ふほかはなく (行方克巳)  柏餅は剥いたらただの餅になってしまうので食べ る以外にはないということが伝わってきました。

  柏餅剥きてさて食ふほかはなく (行方克巳)  今年は子供の日の存在をすっかり忘れていて、柏 餅は当然食べていない。  昔はこどもの日といえば、自分が主役なのでワク ワクしていたが、今は忘れる程度になってしまった。 大人に近づいた気もするがさびしい気持ちのほうが 少し大きい

  ドアにわれ青葉と映り廻りけり (篠原凡)  この詩は、青葉がドアにはさまり、葉っぱがやぶ けてしまい、ドアを開けたしゅん間、われ青葉が自 分の目の前にまわりおちてきたという詩である.  夏が近づき青葉がでて、風が強くなり青葉が木か ら落ちる時期を表している。  青葉の詩は夏だなと思わせる感じがする。

  ドアにわれ青葉と映り廻りけり (篠原凡)  ヨット部の女子更衣室。シャワーの湿気を取ろう と窓を開けるともれてなく入ってくる青葉をそう起 しました。ついでにその上にはりついていたヤモリ も思い出しました。       (編者)一応「もれてなく」と読み取りました。

柏餅  柏餅を食べようとしている風景がうかぶ句だと思っ た。

衣更へて潮の匂ひの濃くなりぬ (柴崎七重) (感想)  心機を一転して変えることで今までのことが更に  深まってわかるという夏らしい感じが伝わってき  ました。 生きていることに合掌柏餅 (村越化石) (感想)  夏になると柏餅が店に出始め今年も夏になったな  あと感じるようでした。

 

 今日の夜ごはんはチャーハンを作ろうと思います。

今日の新しい部活は  水槽学部   ・できるだけ大きな水槽を組み立てることに情    熱をささげる部活   ・吹奏楽ではない   ・作った水槽では魚を育てていることが多い       (編者)でもやっぱり、音だけ聴くと別の部活みたい        ですね!

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(さじ)                (川崎展宏)  暑くなってきている夏に冷たいゼリーがゆれてい る様子がよく伝わってきた

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  ゼリーは好きなので、気分がすずしくなった。さ じは何を言いたかったのかよく分かりませんが、何 なのだろう。

「ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙」(川崎展宏) ・ゼリーは普通ぷるぷるなのにふるふると表現して  る所が個性的。

 ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  ゼリーはやっぱりぶどうの果肉入りゼリーだと思  います。  けど高いです。  学生さんにはちょっと厳しいですね。  履修してないけどいつも来てます。  ごぺんなさい。       (編者)授業を聞いてくれるだけで、僕にとっては最        高の喜びです。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  リズムがよく、読みやすかった。ゼリーが食べた くなった。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  ゼリーはとても美味しく夏に冷やして食べると最 高であります。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  初夏の暑さの中に水々しいすずしさが表現されて いる。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  夏の暑い日に冷やしておいたゼリーを楽しみに待っ てましたと言わんばかりに食べようとしている情景 が浮かんできました。質素検約を心に決めて生活し ていますが、ゼリーが食べたくなりました。       (編者)「質素倹約」です。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  なんだか夏の縁側で、風鈴やそよ風でゆらめくな か、きんきんに冷やしたゼリーを食べている情景が 頭に浮かんだ。ゼリー食べたい。今日食べよう。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  夏になると、むしょうにゼリーが食べたくなって きます。特にトレーニング(部活)のきびしかった 夏のあつい時期には必ず夏バテをおこすので、ゼリー やプリンは重宝しました。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  夏の暑さやゼリーの清涼感が表れている。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  夏らしさがでていていいと思います。ぶどうゼリー が好きです。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  冷たいゼリーがたべたいな.

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  涼しい日陰で食べると美味しそうです。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  ゼリーの透明感とふるふるが夏を感じさせる.

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  ゼリーを食べたくなった  なんだか涼しい気持ちになった。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  暑い夏のなかで冷めたいゼリーを食べるあの至福 のひとときをおもいだしました。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏) (感想)むしょうに青リンゴゼリーが食べたくなり ました。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  ゼリーを食べる前の小さな期待感と匙を入れると きの様子がそのままよく伝えられていていいなと思 いました。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  今日昼ごはんにちょうどゼリーを食べたのでタイ ムリーな俳句だと思った。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  この俳句の印象が鮮明に頭に浮かんできてゼリー が食べたくなった。       (編者)あまがえる、がーびぃ、ケロロ、ひこにゃ         ん、せんと君、ほか2枚のイラスト略。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  ゼリーがおいしそうに描かれていて良いなと思い ました

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  僕はゼリーが大好きなので食べたいな〜と思いま した。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏) 「ふるふる」というオノマトペにこだわりを感じる。 「ぷるぷる」の方がイメージに合うがあえて「ふる ふる」にしている気がする。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  いまにもたべられそうな状態にあることがわかる 「ふるふると」がいまにもたべられそうである

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  ぷるぷるのゼリーにスプーンを入れて食べようと している情景を表している。ゼリーはイメージ的に 夏を表している感じがするので真夏の感じがしてと ても私は好きな詩だ。  この詩を読んだらゼリーを食べたくなってしまっ た。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  夏くらいの少し暑い日にひんやりとひえたゼリー を食べる様子が思い浮かびました。  自分的に×ふるふる → ◯ぷるぷる       (編者)一口分のゼリーののった匙と、「ソーダゼ         リー果汁0%」と書かれた、一口分欠けたゼリーの         イラスト略。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  匙にゼリーを入れるだけで、ふるふるしていたゼ リーがより一層ふるふるしていい音色をかなでてい ると思った。そろそろゼリーの季節なので、自分の ゼリーの味だけを楽しむんじゃなくて、ほかの楽し みも味わってみたい。

  ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙(川崎展宏)  情景がわかりやすく意味がしりやすかった。季節 的にゼリーを食べたくなった。

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)  蛙がペンキがぬりたてのように青くきれいな色を しているのが、伝わってきました。

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)  青蛙がペンキぬりたてのようにテカテカしている といった表現が伝わってきた。       (編者)「青蛙」と書かれた写実的で可愛らしい蛙の         イラスト略。

青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介) (感想)  蛙の青々とした質感が伝わってくる。

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介) 青蛙が出てくる季節に     鮮やかな色の青蛙が出てきている        様子が伝わってくる

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)  雨が降るとカエルをよく見るが、色鮮やかなカエ ルが水にぬれると本当にペンキの塗りたてのように 見えるのが頭に思い浮かんだ。

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)  アマガエルの体色の様子をペンキ塗りたてと表現 することで、水分を含んでいるペンキのように光を 反射するしめりけのあるカエルの皮ふを思い出させ るところが良いと思いました。

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介) → 雨にぬれ、体がつやつやし、まるで、蛙がペン キをぬったように見えたことをよんだ。

・青蛙おのれもペンキぬりたてか (芥川龍之介)  あまがえるの鮮やかな緑色をペンキのぬりたてと 表現していておもしろいと思った。

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)  あまがえるのきれいな緑色が目に浮かぶいい俳句 だと思った

   雨蛙 (芥川龍之介)  今の季節、だんだん雨が多くなり色をぬったよう な水々しい蛙を思い浮かべました。

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)  梅雨に向けて雨が多くなると路面の濡れた所に水 の張った田んぼから蛙が飛び出してくる。そのきれ いに濡れた蛙の緑色がペンキのぬりたてのように青 々としている様子が分かる。

青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介) ・アオガエル、アマガエルが良い色をして夏らしく なるイメージ

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)  蛙の体がつやつやしている様子を見て思ったのだ ろうなと思った。ペンキという発想はなかったので、 面白いなと思った。確かにペンキぬりたてのように も見えるので、これからアマガエルを見たら「あペ ンキぬりたてだ」と思うことにする。

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)  青々とした色の蛙の色を見て感動している感がす る

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)  きれいな緑をみて、「ペンキぬりたて」と表現す るところにおもしろいと思いました。センスのある 表現はさすが芥川さんです。最近はカエルを見ない のでみつけたいと思いました。

  青蛙おのれ[も]ペンキぬりたてか(芥川龍之介)  ”も”と言っているので、他に何にペンキをぬった のか、いろいろな想像ができ、おもしろいです。  芥川さんの作品らしいですが、さすがだなと思い ました。他の方々の作品も良いのですが、レベルが 違うなと感じました。かなり、お気に入りの詩にな りました。

(詩)青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介) (感)何かをペンキで塗っていたら蛙がいたみたい な感じに思えた。

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)  夏に田んぼで青蛙を見つけ、艶のある色を見て 「ペンキのぬりたてのようだ.」と感じた芥川龍之 介の様子が頭に浮かびました。  夏は色が鮮やかになるので、とても楽しみな季節 です。

  青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)  蛙も成長したばかりでまだ何も知らない状態で自 分も社会にでたばかりの何も分からない状態だと思っ た。

  夕べまだ子供の遊ぶ麦の秋 (脇村禎徳)  秋という季節は暑くも寒くもないので子供たちは 時間を忘れて遊んでいるんだなあと思った。

   麦の秋 (脇村禎徳)  夕方になっても夏が近づき日が落ちず明るいため 子供が遊んでいるのが見られるのを歌った詩

  夕べまだ子供の遊ぶ麦の秋 (脇村禎徳)  昨夜に子供たちが遊んでいるという俳句で日が沈 む時間もだんだんと早くなっていて、私の子供時代 が思い出された。

「夕べまだ子供の遊ぶ麦の秋」(脇村禎徳)   小さいころを思い出します。

  夕べまだ子供の遊ぶ麦の秋 (脇村禎徳) (感想)   今の時期は、昼が少し暑くなるけど、夕方は涼  しいため、夕方になると子供たちが、麦畑の近く  遊んでいるようなイメージを浮かばせる俳句であ  る。

夕べまだ子供の遊ぶ麦の秋 (脇村禎徳) ・秋に子供が遊んでいるのどかな様子が思いうかぶ        (編者)「麦の秋」は夏(初夏)の季語です。

夕べまだ子供の遊ぶ麦の秋 (脇村禎徳)   冬が過ぎだんだんと気温が上がってきて、それ  を同じように冬の季節に比べて夕方の明るさも明  るい状態が続き子供たちも長く遊ぶことができる  のが頭に浮かんだから

  夕べまだ子供の遊ぶ麦の秋 (脇村禎徳)  夏は陽が落ちるのが遅く17時ぐらいでも明るい が、冬は17時ぐらいで暗くなるので、子供達は冬 の間は遊んでもすぐに終わってしまうが、夏はまだ まだ遊べるということ、

  夕べまだ子供の遊ぶ麦の秋 (脇村禎徳)  陽が落ちるのが遅くなり、夕方になっても遊ぶ子 どもたちの様。

  夕べまだ子供の遊ぶ麦の秋 (脇村禎徳) 感想 → 秋の情景が目に浮かびました。

  沖というヨットの動かない遠さ(山崎みのる)     深くて良いなと思った。

  沖というヨットの動かない遠さ(山崎みのる) <感想>   自分も沖でヨットが動かなくなったことがある  ので同感した。

  沖というヨットの動かない遠さ(山崎みのる)  遠くをながめるほどつかれているんだと思いまし た。

「沖というヨットの動かない遠さ」(山崎みのる)   沖にあるヨットは、動いていても動いているよ  うに見えない。

  沖というヨットの動かない遠さ(山崎みのる)  浜辺(?)から見てヨットが動いてみえないほど 沖に出ているといった感じの情景を表している

  沖というヨットの動かない遠さ(山崎みのる)  風で動くヨットは近くでは速く動くが、沖の方で は停止して見える.  それ程遠い沖を走っているのだ

沖というヨットの動かない遠さ(山崎みのる)  私はヨット部に所属しているのでこの感覚はわか る.遠くから見ると動いていないように見えるが、 実際自分が乗ると風が強い時は特に、かなり速い。  目標(理想?)は遠く、その先で何があるのかわ からないということかもしれない。

◯沖というヨットの動かない遠さ(山崎みのる)   実際はかなりの速さで進んでいたりするが遠く  離れているせいで動いていない様に見えます。私  はヨットをしているのですがそう見えているのは  少しばかり悲しいかもしれないです。

  沖というヨットの動かない遠さ(山崎みのる)  夏が終わり、そろそろ秋が近づいてくることが表 現している.

  教科書を窓際におき麦の秋 (桂信子)  窓の外に麦畑が広がっていて一面金色の様子が伝 わってくる

  教科書を窓際におき麦の秋 (桂信子)  秋の快ちよい風を感じながら勉強を一端止めて物 思いにふけている情景が頭に浮かんだ。       (編者)「こころよい」は「快い」、「ここちよい」         は「心地よい」です。「一旦」です。「一端」は         「端っこの一つ」。

  教科書を窓際におき麦の秋 (桂信子)  勉強の合間に一息着く頃、気づかぬうちに麦も黄 金色になり秋の訪れを表している。        (編者)「麦の秋」は夏(初夏)の季語です。

  教科書を窓際におき麦の秋 (桂信子)  教科書を窓際において秋の麦を見ながら授業を受 けている様子が想像でき、桂信子さんは感性にすぐ れていると思う。        (編者)コロンブスの航海に参加したピンタ号のイ         ラスト略。「麦の秋」は夏(初夏)の季語です。

  教科書を窓際におき麦の秋 (桂信子)  人ではなく、教科書のみが置いてあることで、本 来は人に使われるはずの教科書の孤独を感じました。  また、麦があることにより秋の雰囲気が伝わって きました。

  教科書を窓際におき麦の秋 (桂信子)  自分も教科書を窓際においておていて、海を眺め ていたい。        (編者)うーむ…

  教科書を窓際におき麦の秋 (桂信子)  教科書を窓際に置くということは、外が明るくなっ たことから夏が連想されるし、また、窓をあけて、 涼しい風を取り込んでる様子がうかがえる。

教科書を窓際におき麦の秋 (桂信子)  試験勉強なのだろうか。息抜きにふと窓の向こう  を見たのだろう。窓からの眺めが自分もそうだっ  たらなぁとうらやましく思う。麦もかられ、自分  も勉強においこまれ…。何かなつかしく思わせる  句だ。

  夏雲の奥なほ蒼(あお)き氷河立つ(澤田緑生)  夏雲と蒼い氷河のコントラストが非常に美しく感 じられた.美しい情景が目前に浮かぶようだったか ら気に入った.

  夏雲の奥なほ蒼き氷河立つ (澤田緑生)  吉見の天気って晴れ(快晴)と曇りと雨しかない から、夏雲なんてみれるのかなーって思いました       (編者)これからたっぷり見れます。

  夏雲の奥なほ蒼き氷河立つ (澤田緑生)  この排句を読んで自分は青空の中にできた大きな 白い入道雲ができて、ゆっくりと動いている描写を 感じました。夏らしい情景がすぐに浮かんでくる良 い排句だと思いました。       (編者)「俳句」です。

  夏雲の奥なほ蒼き氷河立つ (澤田緑生)  夏雲が立っている遠くの奥の空の蒼さが氷河のよ うに見えた。

  夏雲の奥なほ蒼き氷河立つ (澤田緑生)  夏の蒼い空に雲がかかると遠くに見える山がまる で氷河に見えて涼しげであるということを詠んだ俳 句だと思いました。

   氷河 「氷河」が夏の季語ということを今日、初めて知っ た。夏の空に浮かぶ乳童雲のことを氷河と表現した ところに趣を感じた。       (編者)面白い漢字ですが、「入道雲」です。

  夏雲の奥なほ蒼き氷河立つ (澤田緑生)  夏なのに涼しげでいい

  夏雲の奥なほ蒼き氷河立つ (澤田緑生)  夏の時季にでも尚、自然に出来た氷河の氷は少し ずつ溶けているが、多く残っているイメージが想像 出来た。自然の力の壮大さを思わせるような排句だ と思う。自然が造り出す芸術とはこのことかな。       (編者)「俳句」です。

  とめどなく辷(すべ)りはじめしヨットかな                (三村純也) 感想  ヨットが海面を漂っているのが頭に浮かぶ排句だ と思った。良い排句ですね。       (編者)「俳句」です。

  とめどなく辷りはじめしヨットかな(三村純也) (感想) 季節が変わり   ヨットを出せる季節になったことを感じさせる。

  とめどなく辷りはじめしヨットかな(三村純也)  ヨット部としてこの詩を選ぶのは半ば事務的なも のを感じました。  私はまだまだ初心者で(初めてまだ一ヶ月)ウィ ザーヘルムに負けてしばしば艇を風上に向けて止まっ てしまいます。早く先輩のように「ホッパーはoffだ よね」といえるくらい乗りこなせるようになりたい です       (編者)「初めて」は「始めて」です。

  麦秋(むぎあき)の油のごとき海の照り                (清崎敏朗)  これは「夏に近づくと強くなる太陽の光に照らさ れる海が、反射してまぶしい」ということだと思い ます。私は夏の海が好きです。

  麦秋の油のごとき海の照り (清崎敏朗)  麦畑が海のように見え、その表面が油のように輝 いてみえるような風景をよんだ歌だと思う。とても きれいで美しい感じがする。今の季節は日ざしはあ るけど気温がそこまで高くなくて快適だと思う。

  いづくへか月落ち氷河星の中 (岡田日郎)  すごくロマンチックな句だと思いました。

  いづくへか月落ち氷河星の中 (岡田日郎)  空には星が空一面に輝いていて流れ星が落ちても 分からないほどの星が輝っているように思われる.       (編者)「輝って」は「輝いて」それとも「耀って        (かがよって)」?

  鉄板に息やわらかき青蛙 (西東三鬼)  青蛙と鉄板との比較がなごやかなかんじでいいな と思いました。

  鉄板に息やわらかき青蛙 (西東三鬼)  蛙の腹のあのやわらかさがとても上手に表現され ているとてもいい句だと思う。  あまり蛙はすきではないが、この句に出てくる蛙 はきっとかわいいんだろうなと感じた。

「ふるふるとゆれるゼリーに入れる匙」(川崎展宏) 「青蛙おのれもペンキぬりたてか」(芥川龍之介)       (編者)スプーンの差し込まれた皿の上のゼリー(プ         リン?)がゆれているイラストと、「ペンキぬりた         て!」と書かれたベンチの横に金槌を持った人が立っ         ていて、ベンチの反対側の、池の横の茂みにいる         「青蛙」を見ているイラスト略。

 青蛙おのれもペンキぬりたてか (芥川龍之介) (感想)  青蛙のあの色がまるでペンキを塗っているかのよ うに考えるなんて面白いと思った。  鉄板に息やわらかき青蛙 (西東三鬼) (感想)  青蛙を焼いているのを遠回しに書いているように 思えた。「息やわらかき」の部分がおもしろいと思っ た。

  衣替え迷いに迷う立夏かな [感想]   夏の季語に氷河を入れると、じめじめした暑さ  の中に鋭い冷たさが加わり、読んでいてさわやか  な気分にさせる。   今回の自分の句は、まだ少し寒さの残るこの時  期に、どのような服を着れば心地よいか迷う気持  ちを詠んだ。

 

今回の部活は…  アニバーサリー研究部   ・何かしら理由をつけて記念祭をやろうとする    部活   ・企画から実現までしてしまうので結構すごい   ・略してアニ研なのでアニメ研究部と思われが    ちで、その影響かアニオタ率は高い       (編者)いい部じゃないですか。記念祭ではうんと飲         みましょう!!

 今朝思いついて友達に送った俳句です。  「朝寝坊遅れていこう環境倫理」    ↑五月病なので

  心臓が一しゅん止まり目がさめる  昨日寝ている時に止まったような気がします。あ わてて呼吸してもちっとも楽にならなくて… 数秒で また動き出しましたが … 寝起きでボケてただけか もと思いましたが夜中2時だったので本当に止まっ たのかもしれません。  ただ、一日に心臓が止まることは数回?あるらし いので大丈夫だと思います。       (編者)自分を大事にしてください…

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  夏の葉の緑が一面に広がる情景が浮かびました。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  葉とか木々の緑が青々しくなって、光ってると夏 が来たなぁと思います。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  夏独特の深く覆い茂った木々に囲まれた森の中で も夏の強い日差しは森の地まで届く.その光に照ら された様々な植物がキラキラとその光を反謝する様 子。       (編者)「反射」です。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  夏は緑が増え、生き物が冬眠から目覚め、生き生 きと活動し始めることを表している。  夏は木が緑になりはじめ、虫たちがたくさんでて くる。この詩を読んで、森の中に自分がいる気分に なった。緑の中に包まれ、虫たちの鳴き声を聞いて いる気分になった。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  葉の緑に輝く姿が人間の生きることと重なり合っ て上手な排句だと感じた。  植物を用いた上手い比ゆ表現       (編者)「俳句」です。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  夏を感じさせるいい排句でした。良い風景が浮か んでくる。       (編者)「俳句」です。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  新しい葉が青々としげって光り輝いているように みえる. 創作   漆黒やいのちなきもの歪み合う ↑            これの反対みたいな句

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  昨日蛍を見に行きました。  光合う蛍はとてもきれいだったのですが、万緑に 集まる蚊に血をすわれ大変でした。次からは虫よけ スプレーを持っていきます

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  春の若葉がいよいよその色と勢いを深め夏のはじ めになると、旺盛な生命力に満ち溢れ、太陽の光を 照り返す。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  この句を見て、私の家の周りも緑がたくさんあっ て、たくさんの生物がいたので、共感し、この句を 選びました。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石) 「万緑」で見渡す限り緑であるような風景が連想さ れ、太陽に照らされて光る草木が頭にうかんだ。ま た、「いのちあるもの光り合う」という言葉が心に 響いた。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  植物が夏を喜んでいる感じが表れていて、多くの 植物が生いしげっているのを詠んだ俳句だと思いま した。

万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  草や木もキラキラと光っており生命の強さを表し  ている。天を向いて曲がることなくまっすぐと草  木などが生えているのがイメージできる。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  緑が力強く、まるで生命の輝きを感じさせるよう にしげっている。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  夏になり木々の葉が緑に染まり光に反射し合って 輝いている様子がよく伝わっていい詩だなと思いま す。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  初夏の森の中のようなイメージがした。

万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)   植物や木々たちがのびのび生きている様子がう   かがえる

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  青々とした森の木々が太陽の日を葉で浴び光輝い ている様子を表している。

   万緑  生命あるものはみな光っているという生き生きと した表現を使っているところがおもしろい。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  日ざしの強い日は木もれ日が美しく見えます。

・万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  緑いっぱいの非常に美しい風景を思い浮かべた。

万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  夏になり木々の葉が生い繁る様子が頭に浮かんだ。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  今の時期、山に行くと、木々の若葉が陽の光に照 らされて生き生きとした葉を見ることができます。 そういう風景が好きです。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  この時期、全国の各学校で、運動会・体育祭が行 われます。ここが自分のもつ力を全力で出し、仲間 と協力して競いあう、そのような充実した瞬間が輝 かしく見えた光景なのではないかと思う。自分も去 年まで毎年やっていた体育祭が懐しく思えた。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  自然の緑を見ると.生命力を感じるし.太陽の光に 照らされてキラキラ輝いている緑の自然達は.”必死 に毎日生きている”感じがしていやされます.

万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)   生きている物すべてに輝きがあると感じました。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  夏は緑が映え、そこに生き物が最も映える季節で す。  昔、よく虫とりに行ったりする光景が、この俳句 に重なるのではないかと思います。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  日ざしが強くなってきて新しい葉がとてもきれい に見えてるなと思っています。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  この後に紅葉になり、散っていく運命しかないと 考えると悲しい景色でもあります。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  木や草などのいのちの美しさが伝わってきました。

万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石) (感想)   万緑のすごさが伝わる。   良い排句ですね。       (編者)「俳句」です。

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  森で生命(野性動物や昆虫など)か繁栄している 情景が心の中に浮んだ。       (編者)「…か繁栄」は「…が繁栄」?

  万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石)  夏になると生きている植物は青々とした葉をつけ て、太陽の光によって光沢を生み出す感じが思い起 こされた良い排句だと思います。       (編者)「俳句」です。

  てのひらに鉄棒の錆(さび)夏めく日                (廣瀬直人)  自分も、夏休みに鉄棒で逆上がりを練習していた のを思い出しました。       (編者)鉄棒を逆手に握って「がんばるぞ〜」と決意         している男の子と地面で「がんばれ!」と言って         いる幼虫とカブトムシのイラスト略。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  手のひらにさびがついている様子が分かる.手あ せのせいでよけいさびがつく

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  鉄棒で坂上がりをした後には手が赤くなっていて、 黒の錆が少しついている.夏は鉄棒まで熱くなって いるので、夏に鉄棒は大変だと思いました.       (編者)「坂上がり」は「逆上がり」です。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人) (感想) ・学校の校庭にある雨によって錆た鉄棒で遊んでい  る子どもを思い浮かばせて、夏らしい雰囲気を出  している。  また、夏の日が照りつけている中で鉄棒をしてい  るような光景が広がってくる。 ・自分が小学生の時に夏休みに鉄棒で遊んでいた時  のことを思い浮かばせた。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  夏の暑い日にもかかわらず、鉄棒に夢中になって 遊んでいるのがよく分かる。  錆と夏のコラボがいいリズムになっている。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  夏休みが始まり、学校で日ざしの中鉄棒にはげむ 姿が思いうかぶ

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  夏休みの暑い日に、小学生くらいの子供が学校の 校庭などで一生懸命に鉄棒の練習をしていて、ての ひらに鉄棒の錆がついてしまっているような状況を 想像しました。  昔、同じように逆上がりの練習をしていたのを思 い出して、なつかしい気持ちになりました。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人) (感想)  小学生の頃を思い出すようでした。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  小学校のときに逆上がりができなくて練習してい るのを思いだした。あと手につくあの鉄の香りも思 いだした。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人) (感想)  てのひらがさびくさくなる鉄棒で遊んだ小学校の 景色がよみがえった。三時を過ぎたころの赤くなっ た日がきらいだったのまで思い出し、人生で出会っ たはい句の中でトップ5に入るくらい感動した。  授業の話なのですが、もっとはっきり大きく話し てほしいです。       (編者)これからはマイクのボリュームをもっと上げ         てみましょう。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  鉄棒は年中いつでもできるのに夏のイメージがあ り不思議に思いました。       (編者)「バナナ」などと書かれ、ストローのさして         ある紙パックのイラスト略。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)     あつくてくさそう

てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)   夏は暑く汗をかきやすいので、   鉄棒をするときおちないように   つよく棒をにぎるので   汗もよくでて鉄棒から手を   はなして手を見ると   さびがつきやすくなっているということ、

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  手に汗をかき鉄棒についた錆がついてしまったか ら夏も近くなってきていると思う

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  小学校のころに、鉄棒でさか上がりの練習をして いたら、いつのまにか手に錆が付いていたのを思い 出しました。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)     自分の小学生時代を思い出した。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  夏の暑い日の中、一生懸命に鉄棒をしている情景 が浮かんだ.今では鉄棒に触れることもなくなった が、かつては自分もこのような思い出の中にいたこ とを思い出した.

てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  感想 → 夏の情景が目に浮かびます。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  夏が来るにつれて海の風によって鉄棒がさびて. くることを思いうかばせる.

「てのひらに鉄棒の錆夏めく日」(廣瀬直人)  地元の小学校でよくあそんだものです。

  てのひらに鉄棒の錆夏めく日 (廣瀬直人)  鉄棒で逆上がりの練習を頑張っていて疲れたので 少しきゅうけいしようと思って手をみてみると、汗 ばんだ手に鉄棒のさびがついていた。       (編者)鉄棒の前の左右の手のひらに「さび」と書か         れた黒い点々のイラスト略。

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  川辺にいて、足元を見てみると風が吹き夏は水位 は下がって涼しんでいる様子が脳裏に浮かぶ

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  日ざしが暑く感じる初夏ではあるがふところを通 る風が涼しく感じる爽やかな日をを表している。

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  川の近くの風で暑さをやわらげているような風景 が思いうかんだ。まだ、そこまで暑くないけど夏場 にはすずしい所にずっといたいと思ってしまいます。

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  日本語の意味はさほど分からないが全体的に流れ がありおもしろい

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  とても風ぜいのある方だと思った。       (編者)一応「方」と読み取りました…

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  夏浅いの意味がよくわかっていないが、川辺です ずしい風を受けて気持ち良いなと感じて、もう夏だ なぁと思っている状況なのかなと思った。風を気持 ち良く感じるのは夏の始まりだと思う。

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  夏本番前のすずしい川辺の風が思い起こされ、夏 が待ちどおしくなった。

  ふところに川風あふれ夏浅し (村山古郷)  Simple is the best という感じがする。

  帆立(ほたて)貝海の呟き(つぶや)き      こぼしけり      (禰寝雅子)  夏といえば海ですね。       (編者)貝が一つある海辺のイラスト略。

  帆立貝海の呟ききこぼしけり (禰寝雅子) (感想)  帆立貝が息をしているのを例えているのかなと思っ た。       (編者)あぶくを3つ出している帆立貝のイラスト略。

  帆立貝海の呟ききこぼしけり (禰寝雅子)  まず、帆立貝が夏の季語ということにまず驚きま した。たしかに、旬のものは季語になりますね。ま た、『海の呟き』とは、貝の内部にあった塩なのか な、と思いました。  うむ、ホタテ食べたいな。

帆立貝海の呟ききこぼしけり (禰寝雅子) → 帆立貝がぶくぶくと海の底で泡を吹く。その様子  がまるで海の代わりにつぶやくように見えたとい  うことをよんだのでは?と思いました。

  帆立貝海の呟ききこぼしけり (禰寝雅子)  ホタテはバターしょうゆで炒めるとおいしいです.

  帆立貝海の呟ききこぼしけり (禰寝雅子) (感)帆立を食べたくなりました。

  帆立貝海の呟ききこぼしけり (禰寝雅子)  帆立は僕の大好物です。とくに焼きたてが大好き です!!想像するだけでおなかがすいてきました。

  帆立貝海の呟ききこぼしけり (禰寝雅子)  帆立貝を焼いていた時に殻を開く様はまるでもう 海が来たと帆立貝が言っているようだと歌った詩

  帆立貝海の呟ききこぼしけり (禰寝雅子)  帆立貝が呟くという擬人法により人が呟くよりも より夏を感じやすくなっていると思う。また、呟く 内容が海についてであることにより、海から青空や 雲が想像でき個人的にとても好きだと感じました。

  きよお!と喚(わめ)いて     この汽車はゆく新緑の夜中 (金子兜太)  びっくりマークがついた俳句は初めて見た!

  きよお!と喚いてこの汽車はゆく新緑の夜中                (金子兜太)  どこで切れているのかわからなかった.  きよおとは何か気になった.

  きよお!と喚いてこの汽車はゆく新緑の夜中                (金子兜太)  会話のような調子で、かつ「!」という記号を 使っているのがおもしろいと思います。

 夜行列車の類は最近めっきり減ったなあと感じる。 「きよお!と喚いてこの汽車はゆく新緑の夜中」                (金子兜太)  というこの詩は私に幼少期に乗った寝台列車を懐 古させてくれた。大きくなったらまた乗りたいと思っ ていたのになんだか切ない

  きよお!と喚いてこの汽車はゆく新緑の夜中                (金子兜太) 「夜中」とあるので終電でしょうか.この「きよ お!」は人名なのか「来ている」という方言なのか 気になりました。

  きよお!と喚いてこの汽車はゆく新緑の夜中                (金子兜太)  きよお!というのが汽笛の音なのかはわからない が、私はそういうふうに感じた。  新緑の夜中というのが涼しそうでいいなと感じた。

(詩)きよお!と喚いてこの汽車はゆく新緑の夜中                (金子兜太)  (感)「きよあ!」という表現がおもしろいと思    った。  マイクが通っていないのかわらないけれど、少し 聞きにくいと思った。       (編者)遠慮がちなご指摘ありがとう。もともと滑舌         が悪いのですが、でも次回から聞き取れるよう努力         します。

  白日傘(ひがさ)こころ透くまで沖を見る              (井桁衣子)     海に行きたくなった。

  白日傘こころ透くまで沖を見る (井桁衣子) 「感想」   砂浜で女性が一人でたそがれている風情がある

  白日傘こころ透くまで沖を見る (井桁衣子)  暑いけど日傘をさすとすずしくなることがよくわ かるのでこれにした。

  白日傘こころ透くまで沖を見る (井桁衣子)  白い日傘をさした人が浜辺に立ち、じっと海を見 ている。

  白日傘こころ透くまで沖を見る (井桁衣子)  白昼の強い日差しを日傘で避けながらボーっと心 のままに沖を見つくしている。

  白日傘こころ透くまで沖を見る (井桁衣子)  この季節に日傘をさして沖を眺めるのはとても気 持ちよさそうだと思った。日差しはあるけど、気温 はそこまで高くなく、ここちよい風が吹いているの で私も散歩に行って沖を見ようと思う。

  薄暑来(き)ぬ人美しく装へば (星野立子)  夏のあつい中薄着の女の人の様子が分かる。  とてもいいと思った

  薄暑来(き)ぬ人美しく装へば (星野立子)  薄暑の女性は美しいってことですかね(笑)

  薄暑来(き)ぬ人美しく装へば (星野立子)  だんだん暑くなるこの時期は服選びが楽しいです。  Tシャツに何かはおりものを着てみたり、髪の毛 をアレンジしたりするのは暑い季節だと少しつらい ので今がちょうどいいです。  夏に向けて服を買いに行きたいなと思っています。

  夏浅し谷の山彦かさなりし (星野魯仁光)  俳句の情景は何となくは浮かぶが、理解し難い。 私はそういうセンスがないのだろうか。  立夏の候、 ついこの間竜王山へ行きました。木陰は涼しかった ですよ。そろそろ海にも行ってみようと思います。

    夏浅し(星野魯仁光)  先日、山でクワガタを見つけ、夏になってきたの だと感じました。

パラソルをさしてト書きのやうに行く(内田美紗) 感想  夏っぽいと思った。

パラソルを/さしてト書きの/やうに行く(内田美紗)  かわいらしい句である。日傘と言わず、「パラソ ル」とカタカナ表記で書くのが若い女性らしい表現 だ。自分もこんな風にさして歩きたいが、性に合わ ないし、まず日傘を持っていない。

(編者)「縞馬の 流るる縞に夏兆す」(原田青児)を写し間違えて 「縞(しま)馬の 流るる縞に夏逃す」  しまうまが  自身の流れるような模様のせいで、  夏が走り去っていくように早く夏がすぎていく。       (編者)「兆(きざ)す」と「逃(のが)す」では意         味が違いますが、でも縞の不思議な疾走感があって         いいですね。

帆立貝海の呟ききこぼしけり (禰寝雅子) (感想)  この俳句を読んで、帆立貝を耳に当てると何かが  聞こえるということで昔やったことがあることを  思い出しました。 万緑やいのちあるもの光り合う (近藤蹴石) (感想)  この俳句を読んで、この俳句が好きになりました。  自然の神秘を表しているように思いました。夏は  緑があふれているので、確かに「万緑」は夏の季  語だと納得しました。

  むしむしと夏を引き連れ南風 感想  新緑を季語に入れた句は、インパクトも型も外れ  すぎていて、俳句の自由さを感じることができた。  自分で作った句は、5月になって夏日が増してい  き、梅雨入り前のじめじめした感じを表現した。

 ”夏めく”って言葉を初めて知った。

 

今回の部活は…  覇道部   ・策略や実力行使で学内の実権を握る部   ・学内裏ボス的存在   ・自ら覇王を名乗ったりするちょっとイタい人    もいる

 クィークェグがサインにクジラの絵をかいたのが おもしろかった。   六月の雨がじめじめ髪ハゲる

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  4月に吉見漁港付近で釣りしたときに鱚釣れたの で鱚が季語なのかは疑問ですが、釣りしてる様子が はっきりとわかってよいまとまった排句だと思いま した。       (編者)「俳句」です。鱚は一応夏の季語です。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  釣りをしている時でも、誰が遠くへ飛ばせるかと いうささいなことでも競争心を燃やすところに共感 しました。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  友達と一緒に鱚釣りをするときのルアーを遠くへ 投げ入れるときのつい出てくる競争心がよく伝わっ ていて、工夫されているなと思いました。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  水大に来てはや二ヶ月となりますが、食料調達の ために何度も釣りをしました。私はほぼ投げ釣りし かしないのでこの詩はとても共感できました。バイ ト等で忙しくなった今日この頃ですが、また鱚を釣 りに行きたくなりました。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  昔よくやったなと思い出した。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  釣りが好きで、そろそろ鱚釣の時期なので

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ) (感想)鱚釣りがしたいと思いました。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)       (編者)かなりリアルな鱚のイラスト略。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)    キス釣でルアーはつかいません。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  鱚はルアーであまり釣らないのにと思った。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  鱚釣りは初夏から始まり、六月頃最盛の投げ釣り で、遠くまで投げることがある。ルアーも同様に初 夏から盛んになり、遠くまで投げて探る。その2つ が競るように投げられている状況が頭に浮かぶ詩で ある。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  鱚釣に途中で飽きてルアーの投げ比べをする無邪 気さが出てる。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  鱚釣の季節で釣りたいなと思いました。この歌と 同じことをしたことがあるのでなつかしく思います。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  鱚の投げ釣りをしてみたい私にとって、とてもタ イムリーな俳句で、釣に行きたくなった。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)   これから鱚が釣れ出す季節となってきた。休日 に友人と鱚を釣りに行き、投げ釣りが印象的であっ た。この歌を詠むとその時の記憶がよみがえってき た。

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  三日前に吉見漁港で投げ釣りをしてたのですが、 ルアーの糸が絡まって大量に糸を捨てなくてはなら なくて大変でした、鱚が2匹釣れたので友達の家で 天プラにして食べたら、おいしかったです、

  鱚釣や遠くルアーの投げ比べ (あらきみほ)  鱚は天ぷらにするのが大好きです。いくらでも食 べられます。

森田峠の「わがためのもの奥にあり冷蔵庫」という 句を詠み私自身、必要なものは必要な時に見つから ないことを想起した。

   冷蔵庫  頑張って作り置きしていたものが冷蔵庫の奥にか くれてしまって、久しぶりに見つけたときの喜びが 分かる気がします.

わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠)    夏は冷たいものが食べたくなるということだ   と思った。

  わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠)  デザートならば、食べられていそうな状況ですね。

  わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠)  何が奥にあるのか知りたくなりました。  ちなみに私の冷蔵庫には牛乳とドレッシング、肉 ぐらいしか入っていません。この前とうふが腐って いました。

  わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠)  取り出したいものほど奥にしまってあることが冷 蔵庫では多いような気がします.特に暑いこの時期 は、冷蔵庫の使用ひんどが高くなります.

  わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠)  寮で生活していたのでちょっと分かる気がする (笑)

  わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠) (感想)  このごろ暑くなってきて冷蔵庫があって本当に良 かったと思い、たくさんのものを入れているので賞 味期限が切れそうなものは奥にあるのでこれを見て そんなことを思ってしまいました。

  わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠)  冷蔵庫が季語になる事におどろいた

  わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠)  冷蔵庫が季語に入っているのに驚いた。自分の食 べたいものを奥にやるのはよくやるなぁと思った。

  わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠)  私は4人兄弟であるので、この状況がよくあるの で、この詩は共感できました。

  わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠)  日常でよくあることを詠んだものだと思います。 共感が得られてなかなかユーモアのある俳句だと思 います。

  わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠)  今は一人暮らしだから、冷蔵庫にあるのは全部俺 のだけれど、実家ではそんな感じだったので、共感 できた。

(詩)わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠) (感)自分の好物も冷蔵庫のおくに大切に保管して   あるような感じに思えた。

   冷蔵庫  夏になり冷やすものが多くなり自分の食べたいも のが取り辛くなったと季節を感じている詩

  わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠)  昔かったものが奥にあることがわかる

  わがためのもの奥にあり冷蔵庫 (森田峠)  家庭で少し雑にあつかわれているお父さんの哀愁 がただよってくる句だと感じた。  冷蔵庫の奥に全部おしこまれて、お父さんが少し かわいそうになった。       (編者)にんまり笑って潮を吹く「モビーディック」         と輝く十字架と「スターバック」の熱々コーヒーの         イラスト略。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  夏の風は涼しくて窓をあけるけでそれで机におい ていた紙が飛んでいく。  初夏によくあります。  真夏はクーラーに頼るので窓は開けません。       (編者)「あけるけで」は「あけるだけで」?

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  想像することができないから面白いと思った。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  強風が入ってきて机上の白紙を吹き飛ばすようで ある。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  部屋の窓を開けた時夏の快い風が机の白紙を運ん でいるよう

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  暑い部屋の中で、やる気がでなくて紙に何も書け ず、その時窓の外から急に風が入ってきて、その紙 が飛び回ってしまう、という場面が頭の中で再生さ れた。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規) (感想)夏になり暑くなったので窓を開けていたら   机の上の白紙が飛び尽すく映像が目にうかんだ。       (編者)「尽すく」は「尽くす」?

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  夏の激しい嵐が机の上の紙を吹き飛ばす様。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  書いてある通りの映像も思い浮かびますが自分は 夏に机で勉強をしようとしたが暑くて勉強する気に なれず投げはらった映像が思い浮かびました。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  教室で退屈していると、風が吹いて机の上にあっ た紙が窓から外へ飛びだしていく様子が思い浮かん で、退屈から自由への開放を示めしているのではな いかと思いました。       (編者)「示して」です。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  夏の風がいきなり吹いてきて机の上にあった紙が 吹き飛ばされる様子を表している。そしてその紙が 白紙であることから、まだ何もする気が起きておら ず、いきなりの風から天気が移り変わりしやすい事 を表していると思う。  夏は暑くてやる気がでないので、白紙である事が すごくわかる。また、夏は夕立とかすぐに天気が変 わるので、この詩だけで情景が沢山浮かぶのがすご いと思った。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  夏の嵐が強力でいろいろなものをふきとばしてし まうということが伝わってきました。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規) (感想)   自分の部屋でも窓を開けているとプリントが飛 んでいってしまうことがあるので句が詠まれた時の 情景が浮かんだ。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  夏特有の嵐が起きたある日、机の上の白紙が飛ん で舞い上がり、机上が空になるほど飛び尽くした様 子が思い浮かびました。  毎年、夏に窓を開けて勉強していると紙が飛んで いくので、それと似た状況だと思いました。  夏が待ち遠しいです。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  時代が違う気がしますが エアコンで机上のまだ手がついていない夏休みの課 題が飛び散る状景を思い浮びました。今年の夏休み は地元の友達と遊ぶので忙しくなりそうですが、定 期試験に向けて勉強をおろそかにしないようにした いです。       トイレに行っていたら次の授業が始まってしまいまし         た。        (編者)だいじょぶです。このカードで出席OKです。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規) <感想>   夏嵐は台風を感じさせる。台風が日本に上陸し、 机上にある白紙が飛び尽すように、家の外では、物 が強風によって飛び回っているように感じさせる。  夏の風の強さを感じさせている。

  夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)  夏風が机上のうえの白紙をとばしてしまう  学校や家でもあった光景       (編者)銛の6本刺さった「白鯨」と、その下の小さ         な帆船のイラスト略。

夏嵐机上の白紙飛び尽す (正岡子規)   俳句の研究をしている文机にバラバラに置いて いた紙に書いた作品の多くが窓から吹き込んだ嵐で 飛んでしまった。

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男) (感想)海と一緒に早起きする表現が素敵だと思い ました。どうして六月なのかが少し疑問になった。

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  太陽はいつも東側の太平洋からのぼってきます。 夏至がくるまではどんどん早く朝がくるようになり、 それと一緒に朝をむかえているのだと思いました。       (編者)入道雲が盛り上がりカモメ飛ぶ空のもと、海         面に背と尾を出して潮を吹いている鯨のイラスト略。

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  六月は夏至の日があるので日の長さが一番なので いつもより早起きしたと思った.

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  六月の朝に外がすごくあかるく、見てみると太陽 がとてもかがやきながらのぼっていた。

六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)   水大生は日本海ですね(笑)

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  吉見からは日本海しか見えないので     私は日本海と早起きします。

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  6月は日が昇るのも早くなるので自分も早起きし たいと思った.

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  下関に来てからずっと裏海からの日の出を見たい と思ってるけど、まだ一回も見たことがないので、 今月こそは。

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男)  六月の早朝に太平洋からのぼる太陽を見てすがす がしい気分というイメージを持った

  六月の太平洋と早起きす (矢島渚男) ・六月に見える太平洋と一緒に早起きしている様子 がわかる。どんなに早く起きても、太平洋は同じよ うに起きていく。

  夜釣の灯(ひ)なつかしく水の闇を過ぐ               (富田木歩) (感想)釣りがしたくなった。

夜釣の灯なつかしく水の闇を過ぐ(富田木歩)   情景がすぐに思い浮かんだ。

  夜釣の灯なつかしく水の闇を過ぐ(富田木歩)  夜の暗い中に堤防の灯しびがポツンとある風景を 思い出す。

  夜釣の灯なつかしく水の闇を過ぐ(富田木歩)  水面が静かで時間がゆっくりと進んでいるように 感じる。  夏は夜は涼しくなるので、せっかくなら夜釣をし てみようと思う。

  夜釣の灯なつかしく水の闇を過ぐ(富田木歩)  とてもわかりやすかった

  夜釣の灯なつかしく水の闇を過ぐ(富田木歩)    いい排句です       (編者)「俳句」です。

  夜釣の灯/なつかしく水の/闇を過ぐ(富田木歩)  わずかな明かりが水面にうつり、波でゆらいでい る静かな様子が思い描くことができる。 「なつかしく」と「過ぐ」という言葉選びがいい。

「空へ消えゆく人を見てお花畑」(加藤三七子)  亡くなった人を思い、しのんだ詩であろうか.  お花畑のように美しい場所へ行ってくれることを 願うかのような思いが感じられる.

  空へ消えゆく人を見てお花畑 (加藤三七子)  花畠は、一見春の季語と思いますが、六月の夏の 季語なのか驚きでした。       (編者)「花畠」ではなく「お花畠」(おはなばた         け、おはなばた)は高山に咲く花の群集のことです。

「空へ消えゆく人を見てお花畑」(加藤三七子)  高く高く山を登っていく人を見て、高山に咲く花 をイメージしている。

  空へ消えゆく人を見てお花畑 (加藤三七子)  天へ昇っていく人々も高山に咲く花を見ているの だろうか。

  空へ消えゆく人を見てお花畑 (加藤三七子)  人は死にます。  必ず死にます。  私も死んだら空へ昇っていくのでしょうか。  私には**という友人がいます。  個人的には嫌いです。  彼もまた空に昇っていくのでしょうか。 なぜお花畑なのでしょうか?笑       (編者)僕も、君たちよりうんと早くお花畑を見に行         きます

(編者)「空へ消えゆく人を見てお花畑」(加藤三七子)を書き間   違えて     空へ消えゆくお花畑 (感)儚さと暖かさがあっていいと思います。

  開け閉(た)てに妙な音する冷蔵庫               (宇多喜代子)  僕の冷蔵庫は逆に全く音がならなくてしまってい るのか開いているのかわかりにくいです。

  開け閉てに妙な音する冷蔵庫 (宇多喜代子)  冷蔵庫の中は冷たく、外界とは全く違う世界が広 がっている。それを、外界と冷蔵庫の中の世界とが つながる瞬間を妙な音がするという表現で表してい る。

  開け閉てに妙な音する冷蔵庫 (宇多喜代子)  なんで冷蔵庫が季語なのか … 冬には使ったらダ メなんですか?       (編者)かもね。

  開け閉てに妙な音する冷蔵庫 (宇多喜代子)  冷蔵庫が季語であることに驚きました。  冷蔵庫は涼しい雰囲気を与えてくれる言葉である ため、夏を感じられました。また、中身の説明が入っ ていないことがさらに個々の想像へと結がり良いと 思いました。       (編者)「繋がり」です。

  開け閉てに妙な音する冷蔵庫 (宇多喜代子)  6月は夏の始まりということで、いろんな物が腐 りやすくなってくる季節なので、冷蔵庫の中で、ショ ウジョウバエが飛びまわってる様子がうかがえる。

  開け閉てに妙な音する冷蔵庫 (宇多喜代子)  温度が設定温度になっていれば、常に静かな冷蔵 庫も、夏になり気温が高くなれば、開けた突端に設 定温度よりも高くなってしまう。  そのためすぐに稼働した冷蔵庫の機械独特な音が 響く様子。       (編者)「突端」は「途端」?

  ジューンブライド小(ち)さきチャペルの      扉(と)が開いて    (長島和子)  ジューンブライドで結婚式はいいなーと思った。

 ジューンブライドの俳句がかわいいと思いました。

  ジューンブライド小さきチャペルの扉が開いて                (長島和子)  6月は結婚シーズンで幸せを向かえる人々の気持 ちが浮かびます。昔に1度だけ親せきの結婚式に呼 ばれたときも6月でした。あの豪華できれいな結婚 式の雰囲気が大好きです。もうそろそろ友人の中に は結婚する人もでてきそうです。ぜひ呼んでもらい たいと思っています。結婚する気はないので友人の 幸せを願いたいです。       (編者)「迎える」です。

  ジューンブライド小さきチャペルの扉が開いて                (長島和子)  6月といえば、といった感じで連想するものなの で、真っ先に目に止まった。実際の6月は雨ばかり なのであまりイメージ通りのジューンブライドには ならなさそうだが、この俳句からは晴れた日の幸せ な結婚式が想像できた。

  ジューンブライド小さきチャペルの扉が開いて                (長島和子)  ジューンブライドは海外のものなのでしょうが、 日本で6月といえば梅雨でむしろイメージ悪いと思 うのですがなぜそれでも6月にする人が多いのでしょ うか。

「六月の夢の怖(こわ)しや白づくし」(岸風三楼)  私も今日怖い夢を見たので、この句を選びました。 いい夢を見たいものです。

  六月の夢の怖しや白づくし (岸風三楼)   ジューンブライド小さきチャペルの扉が開いて                (長島和子)  どっちの句が先になるのか、はたまた関係ないま まか、そっちのほうが怖い。       (編者)潮を吹く鯨と髪とドレスの裾の翻しながら歩         いている女性のイラスト略。

  曇天が覆う六月皆暗き 感想  冷蔵庫が季語になるのなら、扇風機なども季語に  なるのか気になった。夏の風や太平洋など、六月  になるとすがすがしい句が増えると思った。  自分の句は、梅雨になるにつれ、天気の悪い日が  続き、風景だけでなく、どこか心も暗くなる気が  してこれを詠んだ。       (編者)もちろん扇風機も夏の季語です。

 

今回の新しい部活は…  レトロ研究部   ・昔なつかしのいろいろなものを愛し、究める    部活   ・機械やゲームから玩具、菓子類まで幅広い   ・同世代の人と比べて嗜好が古く、よくジェ    ネレーションギャップを感じている.       (編者)今日はわりとまともな部ですね。顧問になり         たい!

白鯨  Was gleicht wohl auf Erden dem Jaeger- vernuegen?    Der Freischuetz 3幕6場狩人の合唱より、  ピークォド号と出会うまでドイツがクジラを取れな かったのは火薬が湿気ていたからと想像したりする.       (編者)「vernuegen」は「vergnuegen」だと思い         ます。訳は「この地上で狩人の喜びに匹敵するものがあるだろうか」(魔弾の射手)です

 モービーディックの白鯨の映画を見て音楽がとて もたのしそうだと思った。   海浮かぶ大きな背中のクジラかな       (編者)音楽というのは、クジラをキャッチャーボー         トで追うとき船員たちの歌う歌のことですね?

  梅雨入(はい)り時々晴れる洗濯だ  たまに晴れた日には必ず洗濯。って季節がまたや って来た。  天気予報要チャックですな。       (編者)雨の中凛々しい顔のテルテル坊主と、テルテ         ル坊主を見て歌を歌うカエルと、ズボンとシャツを         干した洗濯紐のイラスト略。

  噴水の止(や)む刻(とき)われにかへるとき                (佐々木千代恵) (感想)心に残る排句です。     涼しい感じが伝わります。       (編者)「俳句」です。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  感想→これは噴水に心をうばわれる様子が目に浮     かんで良かったです。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  地元でよくボーッと噴水をながめていました。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  夏になると噴水で水遊びをする子供の声が響き渡 りますね。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  噴水に見とれてしまい、大人ながらも心躍らされ て我を忘れて楽しんでいるが、噴水が止まると現実 に戻される

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  噴水の幻想的な雰囲気の世界から現実の世界へ引 き戻される時の物悲しさを詠んだ俳句だと思います。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  噴水の水が流れ出るのをボーっとして眺めている と時間を忘れてしまう。何かさびしさを感じた。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  私も同じ経験をしたことがある。きれいな噴水を 見たらその世界に引きこまれる感じがした。

   噴水  音を鳴らして落ちている水。それが止まって音が 鳴り止んだ時自分の世界から現実へ戻されるような 場面が思い浮かんだ詩だった。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵) (感想)  ・噴水がふき出ている間は、夢のような世界にい   るが、噴水が止まると同時に夢がさめてしまう   ように感じさせる。   噴水の水が夢の比喩と感じさせる。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  わりと自分にでも起こりそうな話だと思った。     ・・・・  今週は諸事情のため『大正帝都奇談』は休載させ ていただきます。−蛍火伝−

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  噴水が止むときにようやくわれにかえる  逆を言えば噴水が止むまでずっと夢中で噴水に見 とれているということがよく伝わっていてうまいな と思いました。

噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵) → 噴水に見とれていたんですね.

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  噴水が夏の季語とは知りませんでした。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  噴水をボーと眺めて何も考えずに見ていたら、急 に止まってしまってふっとわれにかへる様子が分か る。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  幼い頃、噴水の水が飛び出ると、よくはしゃいで いた。けれども、ピタッと水が出るのが止むと、急 に物悲しくなった。この歌を詠むと、そのような事 を思い出す。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  地元の駅前にも噴水があって、その広場でよく遊 んでいたのが懐かしかった。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  噴水が出ているのをついぼーっとながめてしまう ので、噴水が止むとあー終わってしまったとなる気 持ちがわかる気がした。特に大きな噴水や夜の噴水 ほどそうなる。真夏や夜の噴水は涼しいので止むと がっかりしてしまう。とてもわかる。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  噴水を長時間みたいと思った。

  噴水の止む刻われにかへるとき(佐々木千代恵)  噴水の音に夢中になっていて、噴水の音が止んだ 時にフッと我にかえる様子が思い浮かびました。  噴水の音に視点を置いた俳句だなと思いました。 とても夏らしさを感じました。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  水大も風が強いけど潮の匂いは嫌いじゃないです。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  晴れた日に外へ出ていると、さわやかな風が吹い てきて、とても気持ちが良いという感じがしました。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  悲しい気持ちになる排句だった。       (編者)「俳句」です。

「海からの風山からの風薫る」(鷹羽狩行)  海からも山からも風が吹いて夏の気分がする。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  水大にきて、初めて、海と山に囲まれた場所で生 活し始めて、自然豊かな場所だと感じた。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  海から風がふくと潮の薫りがし、山からの風は心 地のよい気持ちのいい風が薫ることを言っている。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  海からやってくる風 山からの風 それぞれ別の 薫りをのせて自分のところえ臭いを運んでくる       (編者)『ところへ」です。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  晴れた日のイメージがさわやかな感じがした

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行) まさに海と山が身近に感じられる   吉見について唄っているように思った

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  大学に入学してヨット部に入りました。  初めてヨットというスポーツをして以来風を意識 するようになりました。「風薫る」などと風も楽し める程、まだ余裕はないですがもっと慣れてくると 風を操れるようになりたいです…。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  海と山に風が吹いて、ざわめきだす情景が思い浮 かびました。

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  六月は梅雨の季節であり、雨が降った後の山から のぬるい山の風が想像でき、また初夏の季節でもあ るので磯の風が想像できる.

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  海からも山からもこころよい風がふいている  美しい風景が伝わってきました。

  殺人の手が撫(な)でてゐる青い林檎              (富沢赤黄男)  青い林檎が血で染まった手に触られることによっ ておいしそうな赤いリンゴに変わるということをこ の排句の作者が言いたいのかなあと思いました。  何とも表現が恐ろしい排句だとすぐに思いました。       (編者)「俳句」です。

  殺人の手が撫でてゐる青い林檎(富沢赤黄男)  夏の季節をヒヤリとさせる俳句だと思いました。

「殺人の手が撫でてゐる青い林檎」(富沢赤黄男)  あまり意味はわからなかったけれど、殺人で血ま みれの手で撫でられたリンゴが青から血で赤に染ま る、という感じを思い浮かべました。  昔、先生にリンゴは知性の象徴だと教えられまし たが、これにも関係しているのでしょうか。       (編者)多分!

  殺人の手が撫でてゐる青い林檎(富沢赤黄男)  殺人者の手が血で染まりりんごがその血で染まっ ていく様子が浮かび上がる。

  殺人の手が撫でてゐる青い林檎(富沢赤黄男)  青く熟していないリンゴは冷たい感じがして殺人 をする人も感情が冷めている感じがして全体的に暗 い雰囲気がする。

  殺人の手が撫でてゐる青い林檎(富沢赤黄男) <感想>どういう状況かわからなくてシュールな排 句だと思いました。微妙に字あまりなのが芸術的だ と思いました。       (編者)「俳句」です。

・殺人の手が撫でてゐる青い林檎 (富沢赤黄男)  いくつかある句のうちで一番最初に目に止まりま した。この句を読んだ人のおかれている状況や心況 がとても気になりました。でも殺人=血の赤色と、 青りんごのさわやかな緑色のコントラストを想像す ると、とてもきれいに感じました。でも、少しこわ いとも感じました。       (編者)「心境」です。

(詩)殺人の手が撫でてゐる青い林檎(富沢赤黄男) (感)林檎が腐っていて食べると死ぬかもしれない   というように思った。

  殺人の手が撫でてゐる青い林檎(富沢赤黄男)  いきなり殺人という単語のインパクトにひかれた。

  殺人の手が撫でてゐる青い林檎(富沢赤黄男)  まだ熟していない青い林檎をさわっている手がよ り殺人をきわだたせ、不気味な感じをかもしだして いる。

  殺人の手が撫でてゐる青い林檎(富沢赤黄男)  ぼくは林檎が大好きです。食べるといつも幸せな 気持ちになります。

殺人の手が撫でてゐる青い林檎(富沢赤黄男)  「殺人」「青」というキーワード的語が強すぎる。   また、動作に関して「持っている」のではなく  「撫でている」という言葉を選んでいるのがまあ   上手い。   また殺人をやるぞという邪悪すぎる句だ。

  殺人の手が撫でてゐる青い林檎(富沢赤黄男)  作者の名前もすごい「赤黄男」雰囲気がそっくり である  殺人の手がなでる青りんごのイメージはつなげる ことができないがおそろしいイメージ       (編者)3隻のキャッチャーボートが鯨に向かって銛         を打っているイラスト略。

  水底(みなぞこ)の明るき目高みごもれり               (橋本多佳子)  きれいな水の中にめだかが新しい生命を育みなが ら泳いでいるという美しい情景に心魅かれる  めだかを「目高」と書くことにもセンスを感じた

  水底の明るき目高みごもれり (橋本多佳子)  私も何回か目高を飼っていました。目高は卵を腹 につけて泳いで、水草に引っかけて産卵します。何 回か孵化させて育てたこともあります。とてもなつ かしく感じました。

  水底の明るき目高みごもれり (橋本多佳子) (感想)  めだかが川底で赤ちゃんをやどしている感じがす  る。

   目高(橋本多佳子)  水の底にで光に反射した目高がみごもっているの を見て命の感動と夏のおとずれを喜んでいる。       (編者)「水の底にで」は「水の底で」?

  水底の明るき目高みごもれり (橋本多佳子)  透明できれいな小川や池に今では黒目高ではなく、 ”黄目高”が多くなったが、それらが光を反射させて キラキラと光っている様子。夏場に向けて暑くなる と小さい子たちがくつを脱いで小川に入っている現 場を目にすることが多くなる。それを見ると夏だなぁ と、感じる。

  水底の明るき目高みごもれり (橋本多佳子) (感想)  今目高を飼いたいと思っているので、この句をみ て更に飼いたくなった。

  水底の明るき目高みごもれり (橋本多佳子)  水底にいる目高は明るい時でないと見ることがで きないため、時刻の早い、まだ明るい時間帯を想像 できました。また、水がきれいであるためいるのが 見えるので、温かさと明るさとで天気の雰囲気を感 じられました。

  水底の明るき目高みごもれり (橋本多佳子)  メダカは太陽の光を反射します。  メダカはとくに世話しなくても身ごもります。し かし、たまごを別の水槽に隔離しないと他のメダカ がエサだと思って食べちゃいます。その決定的瞬間 を見た中2夏でした。

  噴水がパチ〜〜パチいうて落つ (京極杞陽)  噴水がこのあたりにないので、なんとなく切なく なる。

  噴水がパチ〜〜パチいうて落つ (京極杞陽) 夏が近づくにつれ、 子ども達が噴水で遊ぶ姿が、とても涼しげで微笑ま しいので夏が来たな、と思います.

  噴水がパチ〜〜パチいうて落つ (京極杞陽)  リズムが好き。  落つと乙をかけてるようで現代風に仕上がってい る。  子どものときにした経験に似ている。

  噴水がパチ〜〜パチいうて落つ (京極杞陽) → 噴水なのにパチパチっていう表現がとてもユニー クだと思いました。

  噴水がパチ〜〜パチいうて落つ (京極杞陽)  噴水の吹き出した後、水が地に落ちてしまう様が なんだか哀愁深く書き出されている詩だ。夏の噴水 と言えば子供が集い水遊び場にもなったりするが、 その嬌声が書かれていないのもまた憂いを帯びてい るように感じさせる。

  噴水がパチ〜〜パチいうて落つ (京極杞陽)  パチパチという表現が独特でいいなと思った。

  噴水がパチ〜〜パチいうて落つ (京極杞陽)  パチパチという音使っているのでどんな様子か想 像しやすい。

  噴水がパチ〜〜パチいうて落つ (京極杞陽) (感想)   この句は、風景だけでなく地面に落ちるあの音  がいいたかったからであろう、とても強く伝わっ  た。涼しい気分になれたと同時に、小さい頃に遊  んだ噴水のある地元の公園にいきたくなった。

  噴水がパチ〜〜パチいうて落つ (京極杞陽)  夏の暑い中、噴水の落ちる音がその暑さをやわら げているように感じた。

  薫風の素足かゞやく女かな (日野草城) 感想  素晴らしい俳句だと思った。

薫風の素足かゞやく女かな (日野草城)   きれいな景色だと思った。       (編者)リボンのついた帽子の下の長い髪をなびかせ         て向こうの海と入道雲を見ているワンピースに素足         の少女のイラスト略。

薫風の素足かゞやく女かな (日野草城) → 夏には肌を出すことが多くなる女性が出した脚   から色気を感じ、その色気があってこそ女性は   輝くということを歌ったのでは、と思う。

  薫風の素足かゞやく女かな (日野草城)  夏の風が吹いている中で素足でいる女性はAKB48 のプロモーションビデオのようにビーチで遊んでい る女性とクールな感じで海の景色を楽しんでいる女 性など様々な場面を想像できる。

  薫風の素足かゞやく女かな (日野草城)  初夏の快い風をあびて野原で素足でハシャぐ恋人 を思って書いた様に思えた。  平和で幸せそうな感じて落ち着いた気持ちになれ た。       (編者)「感じて」は「感じで」?

  薫風の素足かゞやく女かな (日野草城)  薫風であるから初夏の風だということが分かる。 かがやく女であるから若い女の人であろうか。少女 のような気がする。  少女が田植えを行い、薫風の中でかがやいている 夏の情景を表している。  今は少女が田植えをしているところなんてあまり 見ないから昭和の香りがする。

噴水に真水のひかり海の町 (大串章)   楽しそうな俳句だと思う。

  噴水に真水のひかり海の町 (大串章)  海の町・と真水の噴水という対比が新鮮でした。 海の潮風と噴水の水しぶきがキラキラ光っているの がとてもさわやかな景色だなぁと思いました。

  噴水に真水のひかり海の町 (大串章)  海の近くでも噴水からでるのは海水でなく真水と いうところがおもしろかった。

  噴水に真水のひかり海の町 (大串章) (感)夏と涼しさが感じられると共になんだか幻想   的に感じました。

  噴水に真水のひかり海の町 (大串章)  こんな町に住んでみたいと思った.

  竹山の雨となりたる芒種かな (星野麥丘人)  竹林に入って歩きたくなった.

  竹山の雨となりたる芒種かな (星野麥丘人)  竹山が雨になって芒種になるということがおもし ろい俳句だと思いました       (編者)「芒種」と書かれたイネか麦の穂のイラスト         略。

  竹山の雨となりたる芒種かな (星野麥丘人)  今の季節となると梅雨だから雨が竹にあたり竹の 良い音色が聞こえてくる気がしました。

  竹山の雨となりたる芒種かな (星野麥丘人)  祖父母が農家で稲を栽培しているので、この句を 選びました。畑の光景と近くの竹山の光景が目にう かんで、とても美しい自然の姿が思いうかびました。 芒種は確かに雨粒のような形をしているので、この 詩を書いた人は想像力が豊かだろうと思いました。

「水動き目高は止りをりにけり」(稲畑汀子)  田園の田圃に水を配る用水路は若干の水流がある。 その中で目高は流れに逆らいながら懸命に止まって いる。

  水動き目高は止りをりにけり (稲畑汀子)  川をのぞきこんだときに水の流れに逆らうように メダカが小さな体を一生懸命動いているような情景 が浮かんできた。西田川にもいるのか気になりまし た。

  水動き目高は止りをりにけり (稲畑汀子)  水流ができてもメダカがそれに逆らって泳ぎ、と どまろうとする様子をうまく表現しているなと思い ました.

  水動き目高は止りをりにけり (稲畑汀子)  一瞬どういう詩かわからなかったけど、水が流れ ていて、メダカがそれに逆らって泳ぎ、止まって見 える風景だと分かった時その映像が目に浮かぶよう だった。

  水動き目高は止りをりにけり (稲畑汀子) ☆メダカは、今とても減っているので懐かしく思っ た。

  山の湯のぬるきに浸り芒種かな(長谷川綾子)  山の湯のかたすみに麦のような葉がひっそりと実 を実らせている。

薫風  今の時期は磯の香りがよく鼻につく.

  海からの風山からの風薫る (鷹羽狩行)  5月のおわりの風はとても気持ちがよく、きれい な自然が目にうかぶようです。こっちは、風が強く 薫るような風より突風という感じがしますが。     薫風という白い椿があるのを知ってますか?  青林檎が夏(6月)の季語だと始めて知りました。    リンゴたべたい。王林がいいな。

  噴水がパチ〜〜パチいうて落つ (京極杞陽) (感想)  僕はこの俳句を見て「く」を使って字数を稼いで いてこのようなことをしてもいいんだと驚きました。 このような感じの俳句は初めて見たので俳句にもい ろいろあるんだなあと思いました。   殺人の手が撫でてゐる青い林檎(富沢赤黄男) (感想)  この俳句を見て、真っ先に白雪姫の毒りんごのお ばあさんを思い出しました。唯一の違いは青林檎で はなく赤林檎だなあと思いました。       (編者)俳句では「パチ」と「パチ」の間は、繰り返         しを表す引き延ばした「く」になっていますが、そ         の記号がないため、「〜〜」で間に合わせました。

  六月のあてにならない天気予報 感想   青林檎の句は、なかなかにゾッとする印象を与  えられた。目高や噴水など、動きのあるものが句  に入ると、生き生きとした感じになるので良いと  思った。   自分の句については、梅雨入りし、雨ばかりの  今日この頃であり、天気予報ですら外しやすい雨  予報を嘆いた。

 

      エッセイ

  今日よりも明日が好きなりソーダ水(星野椿)  前向きで、夏らしい俳句だなと思った

  今日よりも明日が好きなりソーダ水(星野椿) ・感想   今日より明日の方が良いことがありそうな前向  きな気持ちになれる。

  清涼飲料水  私は夏になると冷たい飲み物がすごく飲みたくな ります.また、飲んだ次の日も快感を味わいたくて、 また飲みたくなり、すごく次に飲む際にドキドキが つのるので「明日が好きなり」なのかな、と思いま した。

  今日よりも明日が好きなりソーダ水(星野椿) (感想)ソーダが飲みたくなった。       (編者)点々のある液の入ったビン2本と、その1本         には「サイダー」、もう一本には「ラムネ」「ビー         玉」と書かれたイラスト略。

  今日よりも明日が好きなりソーダ水(星野椿)  炭酸のすっきりするかんじが想像できました。

  今日よりも明日が好きなりソーダ水(星野椿)     おもしろいと思いました。

  今日よりも明日が好きなりソーダ水(星野椿)  私はソーダなど炭酸を飲むと腹が壊れてつらい思 いをするので飲めません。ガパガパ飲める人がうら やましいです。

  今日よりも明日が好きなりソーダ水(星野椿)  これは、なかなか意味のわからない詩でした。今 までの詩は、けっこう同感できるようなものでした が、初めて「ん?」と思った詩です。   明日より来年のほうがずっと先

  今日よりも明日が好きなりソーダ水(星野椿)  語呂はとても好きなのですが清涼飲料水が季語な のがよくわからない

  今日よりも明日が好きなりソーダ水(星野椿)  季語が清涼飲料水のソーダで最後の句がりそうだ 水、理想だ水というだじゃれになっていておもしろ い.

清涼飲料水 (星野春)  1日1日暑くなる夏を思い浮かびました。       (編者)「星野椿」先生です。

(編者)「今日よりも明日が好きなりソーダ水」(星野椿)を書き  間違えて   今日よりも明日が好きなソーダ水  今日よりも明日が好きというフレーズに夏を感じ ます。また、青春や明日への希望も感じられるので いいと思いました。麦茶やかき氷ではなく、ソーダ 水であるところがさらに良いと思いました。

  今日よりも明日が好きなソーダ水 (感想)   共感できた。

  今日よりも明日が好きなソーダ水  金曜日ラムネを飲みました。あまり甘くなくて微 妙でした。

  今日よりも明日が好きなソーダ水  ソーダ水が爽やかなイメージを「明日」っていう 言葉に持たせているようでいいなと思った。       (編者)ストローのささったソーダ水のコップが輝い         て水色の光を放っているイラスト略。

  今日よりも明日が好きなソーダ水  ソーダ水は、涼々しくさせてくれるので、明日の 方が暑そうだから、明日飲みたいという気持ちを表 している.  私も夏はソーダを飲みたくなる。ソーダは夏をの りこえさせてくれる。       (編者)「涼々しく」は「すずしく」それとも「すが         すがしく(清々しく)」?

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子)  事前豊かな貧囲気がしてとてもほっこりする。鮎 の香りがとても懐かしく感じた。       (編者)「雰囲気」です。

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子)  先日、ニュースを見ていたら、鮎漁解禁のニュー スをしていました。それを見てもうそんな時期になっ たんだなと実感しました。  炭火で焼かれて、パリッとした皮と、ふわふわな 身をがぶっといきたいです。       (編者)右斜め前下方から見た鮎のイラスト略。

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子)  ふるさとは夕月が綺麗で、それを見ながらの鮎が 美味かったとふと思いだしている俳句だと思います。

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子)  鮎を焼いたときのスイカのような爽やかな香りが 思い起こされた。

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子)  夏の風景が浮かびあがった

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子) (感想)  地元の錦川を思い出す句でした。

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子)  私のふるさとでは、鮎はあまり食べなかったが、 夕日と鮎を思い浮かべると、すごく懐かしい気分に なる。旅行が無性にしたくなった。連れて行って下 さい。       (編者)僕の分も旅費を払ってくださいね!

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子) (感想)鮎は本当に良い香りがするといわれていま     す。この排句は、「ふるさとの鮎は良い香     りだ」とわかる。       (編者)「俳句」です。

  ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子)  昔ながらの日本を見ているような気がする俳句だ と思いました。夕月がかすんでいて、きれいな川に、 鮎が泳いでいて。そんな里山みたいな風景をみてみ たいです。  高一の時のサマースクールで鮎の塩焼きが出てき て、友達が手をつけず、しょうがを口に入れていた のを思い出しました。  みんなにかわってあやまります…

ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子) → とっても、鮎を食べたい気分にさせるうただと   思いました。

  黒南風(くろはえ)や      ドミノ倒しに植木鉢  (山田みづえ)  梅雨独特の強い南風が植木鉢を倒す様子が想像で きる.

  黒南風やドミノ倒しに植木鉢 (山田みづえ)  梅雨が始まり風が強くなって植木鉢が倒れている ことが想像できる

  黒南風やドミノ倒しに植木鉢 (山田みづえ)  黒南風が植木鉢をドミノ倒しに倒していくという 表現からどれだけ風が強いかがよく表現されており よくできた句だなと思いました。

   黒南風  植木鉢の倒れる程の強い梅雨風が吹き嫌な気分に なっている様子を詠んだ詩。

  黒南風やドミノ倒しに植木鉢 (山田みづえ)  海辺なら、なおいっそうふん囲気がでる。       矢印で表された左からの風にドミノ倒しに倒れようと         している6個の植木鉢のイラスト略。

”黒南風やドミノ倒しに植木鉢 (山田みづえ)”  ”黒南風”という季語をはじめて聞いた。

  黒南風やドミノ倒しに植木鉢 (山田みづえ)  リズム感がよい。「黒南風」「ドミノ」「植木鉢」 と語がきれいに並んでいる.「黒」という印象を暗 くさせる言葉があるのに二句目の「ドミノ倒し」が 明るいイメージを伝える。

  黒南風やドミノ倒しに植木鉢 (山田みづえ)  梅雨空の黒雲とともにやってきた強い南風、植木 鉢をドミノ倒しに倒したよ。

 黒南風(くろはえ)って漢字初めてみました! 「黒南風やドミノ倒しに植木鉢」という作品がすご く気に入りました。黒南風の力強さというか、早さ が伝わってくるうただと思いました.

  思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄)  夏で川に入ってはしゃぐ子供らの様子が思いおこ される良い排句だと思った。自分が小さいときに近 くの川で遊んだときは楽しかったことも思い出しま した。       (編者)「俳句」です。

「思ひ切り悪き子もゐる夏の川」(福田甲子雄) 「夏の川」という清涼感のある言葉が詩全体に効果 を与えている「悪き」という言葉があるにも関らず、 清涼感が失われないのは素晴らしい

  思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄)  夏の川は色んな人がいて、良い子も悪い子も老若 男女いるイメージです。

  思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄)  夏はとことん悪さをしてしまうような季節である ことが思いうかぶ。悪ガキも少しずつ成長して大人 になっていくのだ。

  思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄)  夏の川は夏休みの子供たちが大勢集まる。そのた め、元気のある子供たちがはしゃぎまわる。 「思ひ切り悪き子もゐる」という部分がそのわんぱ くな子供たちを連想させた。

  思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄)  思い切り悪い子も座っている夏の川という表現で 川がとてもきれいだとそうぞうできる。       (編者)簡単なヨットのイラスト略。

(詩)思ひ切り悪き子もゐる夏の川(福田甲子雄)  (感)川で禁止されているのに泳いでいる子を見    ている感じに思った。

  思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄)  夏は暑く、誰もが暑いと思うのでとてもまじめな 子どもや不良のような子であっても夏が暑いという 気持ちは同じで夏の川で涼しんでいるということ

  鮎(あゆ)の腸(わた)      口をちひさく開けて食ふ (川崎展宏)  地元の川では、この時期に鮎釣りが解禁されてい たのを思い出した。

鮎 川崎  鮎を食べてみたい

  鮎の腸口をちひさく開けて食ふ (川崎展宏)  珍味って少しずつ食べたいですよね。

  鮎の腸口をちひさく開けて食ふ (川崎展宏)  ぼくだったら口を大きく開けてたくさん食べたい です。

  鮎の腸口をちひさく開けて食ふ (川崎展宏)  鮎が口を小さく開けて何かを食べているのが想像 しやすく、とてもわかりやすい俳句である。

  鮎の腸口をちひさく開けて食ふ (川崎展宏)       (編者)川の流れの中のリアルな鮎2匹のイラスト略。

  鮎の腸口をちひさく開けて食ふ (川崎展宏)  鮎の描写がとても細かに描かれている。

ソーダ水女が少し積極的 (辻田克己)    あちーねー   夏っぽいことがしたくなりました

  ソーダ水女が少し積極的 (辻田克己)     うらやましいですね(笑)

  ソーダ水女が少し積極的 (辻田克己)  意味深な俳句ですね。作者がこの俳句にどのよう な意味を込めているのかはわかりかねますが、逆に そこが魅力的に感じました。

  ソーダ水女が少し積極的 (辻田克己)  ソーダのように炭酸がぬけていく様が少女が積極 的のようになる様がわかる

  ソーダ水女が少し積極的 (辻田克己)  なんとなく夏を感じてよい

  ソーダ水女が少し積極的 (辻田克己)     最高です!       (編者)私も常々そう思っています。

  ソーダ水女が少し積極的 (辻田克己)  この歌は、1)売り子の女が夏に積極的にソーダ水 を売るのに励んでいる2)恋人の女がソーダ水を好む、 といった解釈ができる。私的には1)だと思う。

  吊(つり)橋の板の間の夏の川(上崎暮潮)  涼しい風が川の流れる音とともに吹いている感じ がイメージできる。

  吊橋の板の間の夏の川 (上崎暮潮) (感)風景が想像でき夏の涼しさを感じられた。

  吊橋の板の間の夏の川 (上崎暮潮)  川の上にある吊り橋からみた川の情景がうかびい いと思った。

  吊橋の板の間の夏の川 (上崎暮潮) <感想>  小さい頃は吊り橋が怖かったけど、ある時吊り橋  の板の間から見える川の流れがすずしげでいいな  と思ってから吊り橋を渡るのが好きになったこと  を思い出しました。川で遊びたいです。

  吊橋の板の間の夏の川 (上崎暮潮)  (感想)吊り橋の板の間から涼しい風が吹きつけ ていて、涼しさを感じさせ、その間から見える夏の 川がさらに夏の涼しさを感じさせる。

  吊橋の板の間の夏の川 (上崎暮潮)  真夏に、友人と供にキャンプに出かけて、吊り橋 を渡っている時に板の間から見えた川を見て、夏の 川の荒々しい様子を感じ取れるように思いました。  夏を感じる俳句だなと思いました。

  吊橋の板の間の夏の川 (上崎暮潮)  吊橋からの風景は特別良いものだと思います。夏 の川の美しさが伝わってきました。

  白南風にかざしてまろし少女の手(楠本憲吉)  女性の手というのは白くて美しい  そんな手を大切にしたいと思いました。

白南風にかざしてまろし少女の手(楠本憲吉)  梅雨明けの頃に吹く風に少女が手をさしだしてい  る様子 美しさを感じていいなと思った    きれいな感じがする

「白南風にかざしてまろし少女の手」(楠本憲吉)  自分の小学校の名前が「白南風小学校」だったの でこの句を選びました。とてもなつかしく感じまし た。

「白南風にかざしてまろし少女の手」(楠本憲吉)  梅雨が明け、海辺を散歩していると、少女がいた。 夏を感じさせる風がふわっと吹いてきて、少女は白 くてまるい手で髪をかきあげた。

黒南風や島山かけてうち暗み (高浜虚子)   湿ってゆっくりとした風が島や山を通りすぎる   ころは雨が降りそうな暗雲が立ちこみ、辺りが   暗くなっている様子が想像できる。

  黒南風や島山かけてうち暗み (高浜虚子)  徹底して黒のイメージを思わせる秀れた俳句だ。 黒南風 … 梅雨始めの強い南風をいう仲夏(6/6〜   7/6)の季語とされている。 (ex) 黒南風を十字に切りて異人墓地 (幽明)    嫌な季節だ

  黒南風や島山かけてうち暗み (高浜虚子)  夏の大雨や嵐を運んでくるような黒い大きな雲が、 島や山を越えて辺一帯を暗くする様子。  積乱雲など大型の雲は海が温暖になると発生する 雲であるから、夏特有なものと言える。

  処女のごと自由奔放夏の川 (菖蒲あや) (感想)まだなにも知らない女の子が自由にむじゃ   きに遊んでいる感じがする。

      鮎(あゆ)   ふるさとはよし夕月と鮎の香と (桂信子)   鮎の腸(わた)口をちひさく開けて食ふ (感想)            (川崎展宏)  僕のじいさんは鮎釣が好きで、夏になると川へよ く釣りに行って、おすそわけということで僕はよく 食べていたのを思い出しました。特に鮎をそのまま 揚げたやつが僕は一番好きでした。こうゆう俳句を 見てなつかしさがよみがえってきました。

  清涼飲料水  ソーダ水を使うことで、周囲の環境が暑いのかな と想像できた。  ソーダのしゅわしゅわ感と女の積極的な感じを重 ね合わせた表現は面白いと思った。

  湿気増し夏の記憶がよみがえる 感想  ふるさとは − 鮎の句について、自分はいまだ鮎の 香りを身近に感じられないから、ぜひそれに出会い たいと思った。  自分で作った句について、梅雨の影響で、夏のじ めじめした感じと思い出が自然と思い起こさせる時 を詠んだ。

 

  海の上トビウオはねてよーいどん  先週の乗船実習でトビウオが何匹もとんでいたの が印象的でした。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  情景が頭に思い浮かんだのでとてもいいなと思い ました。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  梅雨のしとしとと降る雨の様子がしっかりつたわっ てくる

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  梅雨の雨によって岩が海によってぬれない部分ま でぬれていることがわかる

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  梅雨の霧雨が岩を静かにぬらしていくさまを想像 できました

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  梅雨にふり続ける静かな雨が徐々に岩を濡らして いく様子が伝わってよくできた俳句だなと思いまし た。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  雨が降っている海もしみじみとする  そこにテトラポットや岩があり、それが波だけで なく雨でもぬれる様子

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  梅雨が明け、本場の夏が近づいてくることが感じ られる

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  吉見の場合は雨が降れば、必ず風がすごくて"静 かに岩をぬらしけり"という風にはいかないけれど、 梅雨の雨によって自然がキレイに映し出される情景 は素敵だと思います.

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  今の時期である梅雨がイメージよくないが静かに ということでやさしくなったような雰囲気がある。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  梅雨のジメジメした感じはあまり好きではありま せんが、雨の静けさはとても好きです。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  まだまだ梅雨が続いていく中、外を散歩したり釣 りに行けないのは嫌です。室内で時間をつぶすこと は好きではないので早く梅雨が明けてほしいです。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  梅雨のジメジメした感じをきれいで美しい風景に してしまうところが美しいと思った。  海でぬれているのはなく雨で岩がぬれているとい う表現が良いと思った。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  岩がぬれるのは海があれて激しい波が音をたてる が梅雨の時には雨の音で波の音がけされて岩がぬれ ているということ.

(詩)梅雨の海静かに岩をぬらしけり(前田普羅)  (感)岩をぬらしけりのところが湿っているよう   な梅雨の状態をあらわしているみたいに思った。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  シトシトと静かに降る梅雨の雨が周囲の静けさを うまく表現している。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  しとしとと降る梅雨の雨が海の波を穏やかに見せ、 岸壁の岩をぬらしているというような情景が思い起 こされる俳句だと思います.

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅) (感想)   今梅雨で霧状の雨がここら辺ではよくあって、 自分は自転車通学なのでよく濡れてたいへんです。 ですが、落ち着いて家から見るとすごい静かで、こ の詩を詠んでなるほどと思いました。  また、夏の季語に蟻(あり)があることに驚きま した。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  現在、海の近くに住んでいるので、この状景が鮮 明に頭にうかび、私は憂うつに感じる

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  玄間を出た所に岩があるので、今の時期、ありあ りと景色が目に浮かびます。       (編者)「玄関」です。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  梅雨の時期のどんよりとした海模様が目に浮かぶ ようだった。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  梅雨は雨が多く、気温も下がるため風邪をひきや すく、傘もささないといけないので大変である、岩 はずっと乾かず、ぬれているのに風情がある.

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  雨が降ったあとに岩がぬれていてそれが太陽で乾 いっていその香りがただよっている感じがイメージ できる。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  海開きする前の梅雨の海ということで、小雨が降っ ていて誰も海にいない様子がうかがえる。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅) (感想)  梅雨で雨が岩をぬらしているのにも関わらず海が さらに岩をぬらしているというように読み取ること ができて、雨の影響で海水面が上昇しているような 感じがする。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  梅雨の海は水位がすこし上がるので、岩をぬらし てしまうことをあらわしている.また、静かにとい うところから、小雨をあらわしていると思う。梅雨 は雨が降るのであまり好きではないが、季語として 夏をあらわしていてとても良いと思う。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  雨の日の黒い海も好きじゃないけど、嫌いじゃな いです。

  梅雨の海静かに岩をぬらしけり (前田普羅)  梅雨がきらいなので早く経ってほしいと思いまし た。

  人の瞳(め)の中の蟻蟻蟻蟻蟻(富沢赤黄男)  後半、暑くて気が狂ったのか蟻を連呼しています。  この一句に多くの人が共感することでしょう。  芸術は爆発だ

  人の瞳の中の蟻蟻蟻蟻蟻 (富沢赤黄男)  蟻だらけな様子が分かり、日常でよく目にする光 景だと思いました。

人の瞳の中の蟻蟻蟻蟻蟻 (富沢赤黄男)   何かおもしろいものがあると思った。

  人の瞳の中の蟻蟻蟻蟻蟻 (富沢赤黄男)  この作者さんの独特的な価値観というか、発想が おもしろいな.と思いました。       (編者)微笑んでいる人の左の瞳の上と周りに4匹の         蟻がはっているイラスト略。

  人の瞳の中の蟻蟻蟻蟻蟻 (富沢赤黄男)  ちょっとよくわからなかった。ざんしんで好き。

  人の瞳の中の蟻蟻蟻蟻蟻 (富沢赤黄男)  これまでで一番意味が理解できない不思議な句で ある。

  人の瞳の中の蟻蟻蟻蟻蟻 (富沢赤黄男)  夏に蟻の行列をただじーっとながめているような 光景が思い浮かびました。暑い中、何故蟻をじっと 見ているのかと思うと色々な想像が膨んでおもしろ いです。

  人の瞳の中の蟻蟻蟻蟻蟻 (富沢赤黄男)  一番はじめに目に入ったのがこの句で、何度も読 みかえし、想造してきもちわるくなりました。また 蟻という漢字が本当のアリにみえてきて、少し、ゾッ としました。もしかしたら作者もそれを意図してい たのかもしれないと思いました.       (編者)『想像」です。

  人の瞳の中の蟻蟻蟻蟻蟻 (富沢赤黄男)  5回も書くと蟻という漢字がゲシュタルト崩壊し てしまいそうです。そういうことなのでしょうか、 何かこれが違うものに見えて、それこそが作者の真 のメッセージ。そうやって考えるとなかなかおもし ろいです。       (編者)「ゲシュタルト」なんてドイツ語よく知って         ますね!

  人の瞳の中の蟻蟻蟻蟻蟻 (富沢赤黄男)  この歌は全く意味わからないけど頭に残ってきま す。  何を考えて作ったのか気になります

  人の瞳の中の蟻蟻蟻蟻蟻 (富沢赤黄男)  夏になるとアリが大量発生してきて、ちょっと油 断すると家にアリだらけになるので気を付けたいと 思った。作者も同じようになってしまったのかと想 像すると大変だなと思った。

  人の瞳の中の蟻蟻蟻蟻蟻 (富沢赤黄男)  頭おかしいんじゃないの?って思ってしまったが、 思い出すのは一昨日の夜蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊蚊という ほど部室に蚊がいてさされまくり、足を中心にかゆ みが私を襲い倒す。

  蟻の列しづかに蝶をうかべたる (篠原梵)  この句を詠んで小さな蟻が多勢で大きな虫を運ぶ 様子が頭に浮かんだ。  彼らも生きることに必死なのだろう。

  蟻の列しづかに蝶をうかべたる (篠原梵)       (編者)巨大でリアルなアリのイラスト略。

  蟻の列しづかに蝶をうかべたる (篠原梵)  アリの行列が、死んだ蝶を配んでいく光景が目に 浮かぶ。       (編者)「配んで」は「運んで」?

  蟻の列しづかに蝶をうかべたる (篠原梵)  夏になると蟻の行列をよく見かけますが、小さい 体に似合わないようなものをたまに運んでいるので、 それを見るのも楽しかったりします。

  蟻の列しづかに蝶をうかべたる (篠原梵)  蟻が群れをなして一生懸命えさを運んでいる様子 が、けなげに感じた。

蟻の列しづかに蝶をうかべたる (篠原梵)   蟻が蝶を食べようとする情景がわかる

  蟻  篠原凡  この句の光景を昨日見ました。

  蟻の列しづかに蝶をうかべたる (篠原梵)  自分の体よりも大きな体をもつ蝶を仲間と協力し て運ぼうとする蟻が想像できる。この歌から蟻の協 調性が感じられた。

  蟻の列しづかに蝶をうかべたる (篠原梵) [感想]  蟻の群れが捉えた蝶を静かに河に流れる死んだ蝶 のように地面上に蟻の巣に運んでいる。

  蟻の列しづかに蝶をうかべたる (篠原梵)  蟻の大群が一生懸命に自分たちよりも大きな蝶を 運んでいる様子。蟻とキリギリの話でもあったよう に蟻は常に食料となるものを運んでいるイメージが ある。自分より大きなものを運ぶことの多い虫はど んな体の作りになっているのか、気になる。

  蟻の列しづかに蝶をうかべたる (篠原梵) → 死んだ蝶がいる。これを蟻が協力しながら運ん  でいく。蟻にしてみればただ食料を運んでいるに  すぎないが、人間から見ると葬式行列に見える。  このことを俳句にしてよんだのだと思いました。

  萍(うきくさ)の隙間にありし水の国              (岡田雅美)  天気の良い日に木陰にある湖を見ていた。  水面には萍が浮かび、木漏れ日がキラキラと水面 に映り、時たま見える湖の下を眺めている様子。       (編者)ハスやざまざまな水草の広がる水面のイラス         ト略。

  萍の隙間にありし水の国 (岡田雅美)  覗き込んだら普通に見えそうですね

  萍の隙間にありし水の国 (岡田雅美)  うきくさの中に生息している藻類や小さな魚など の海洋生物の世界を「水の国」という表現で書かれ ており、おもしろいなと思った。

  萍の隙間にありし水の国 (岡田雅美)  梅雨の時期の水の増えた池の感じがいいと思った。

萍の隙間にありし水の国 (岡田雅美) (感想)  萍の中にいる生き物たちを水の国と表している所 がファンタジーぽくていいと思いました。

  萍草の隙間にありし水の国  萍草の隙間は二通りのとらえ方があると感じた。  水と萍草の間なのか萍草の間にたまった水を隙間 と言っているのか、たくさん想像できると思う。私 は水の国といっているため水と萍草の間なのかなと 感じた。水の国という表現は非現実的で素敵だと思っ た。     (編者)ウキクサは「萍草」ではなく「萍」です。

  萍の隙間にありし水の国 (岡田雅美)  なんだか夢があって良いなと思った。  隙間から見える水の中にメダカなどの小魚や水草 があって、陸上とは違う涼しげな世界が広がってい るのだろうなと思うと、暑い夏にぴったりの清涼感 があって良いと思う。

  萍の隙間にありし水の国 (岡田雅美)  萍の間から見える美しい水の中の様子が伝わって きました。

「萍の隙間にありし水の国」(岡田雅美)  梅雨の時期、葉の上にたまる水をよく見かける。 それはキラキラ光っており1つの生き物のようでも あるので、その感じを表現しているのだと思う。   中をのぞきこむと、吸いこまれそうにもなる。

  萍の隙間にありし水の国 (岡田雅美)  ダイビングしたときの光景が鮮明に思い浮かべれ てよかった.

  算術の少年しのび泣けり夏 (西東三鬼)  夏休みの課題におわれている少年が目に浮かぶ

  算術の少年しのび泣けり夏 (西東三鬼)  夏休みに算数の宿題をしていて、わからなくて、 親に助けを求めて泣きついたことを思いだしまし た。(笑)

「夏、朱夏 〜 」  私も小学校の頃、昼のあつい中、勉強(課題)を やっていました。

  算術の少年しのび泣けり夏 (西東三鬼)  夏休みに、かけ算が覚えられず、何度も学校に行っ たことを思い出しました.

  算術の少年しのび泣けり夏 (西東三鬼)  夏休み中に出された宿題をやって泣いている様子 が僕には浮かんできました。自分は宿題を長期休み ギリギリまでためるタイプではないので宿題で泣き そうにはなりませんでした。(笑)

  算術の少年しのび泣けり夏 (西東三鬼)  夏の暑い昼間に算数を勉強していた自分を思い出 した 当時の教室はクーラーはなかったが、それが 逆に良い風情をかもし出していたように思う

  算術の少年しのび泣けり夏 (西東三鬼)  夏は勝負の夏等と度々称され、夏を制す者が受験 を制す等とも言われる。それだけ蒸し暑いのにも関 わらず勉学に励まさせられる。きっとこの「算術の 少年」も苦しみながら机に向かっているのだろう。

  算術の少年しのび泣けり夏 (西東三鬼)     オレの事ですか?

算術の少年しのび泣けり夏 (西東三鬼)   よくあることです珍しくはない       (編者)31日の日めくりのイラスト略。

  算術の少年しのび泣けり夏 (西東三鬼)  算数の宿題におわれているのか、それとも計算問 題ができないのか、夏休みをちょっと楽しくすごせ てない少年らしい姿がうかがえる。  今度の夏休み、休みが明ければ試験なので、なん となく同感できる句だ。物理、基礎解析 ……。きっ とおわれるだろうな。

  萍の隙間怖れし昔かな (桂信子)  確かに小さい頃は物と物のすき間は暗くて、別の 世界につれていかれそうで怖かったです。とくに水 の中だと、特別な感じがして恐怖心が強まったもの です。今はあの小さな空間にスッポリおさまったら 楽しいだろうな、と思ってますが。       (編者)水面の萍(?)の集まりと、水中の水草の間         を泳いでいる一匹の金魚のような魚のイラスト略。

  萍の隙間怖れし昔かな (桂信子)  何がいるのかわからない浮草の隙間がこわいのか なと思った.

  萍の隙間怖れし昔かな (桂信子)  沼地に浮かぶ浮草の間からみえる水色に想像をか きたてられることは多いですね.

  萍の隙間怖れし昔かな (桂信子)  池の水面一面に浮草が生えていて、水面が全く見 えていないなか、浮草と浮草の間に光が入らず黒っ ぽい青い水面がかいま見えるところがある。そこか ら恐ろしいものでもでてくるのではないかと昔、考 えられたのかなと思いました.

  萍の隙間怖れし昔かな (桂信子) <感想>  私は今でもその浮草のすき間の黒い部分がこわい です。空間が違って見えるのです。桂さんはもうこ くふくして大人になった気がありますが、私は好奇 心想像力を大事にしたいなと思いました。       (編者)尾を除く「マッコウクジラの骨格」のイラス         ト略。

  梅雨に和す鰭(ひれ)美しき魚焼いて              (神尾久美子)  魚のしっかりと焼かれていておいしい様子が分か る

  梅雨に和す鰭美しき魚焼いて (神尾久美子) (感想)魚を焼いている風景が頭に浮かびます。

  梅雨に和す鰭美しき魚焼いて (神尾久美子)  梅雨が来ると毎年夏の訪れを感じてうれしい気持 ちになるといいです

  梅雨に和す鰭美しき魚焼いて (神尾久美子)  焼き魚を想像したらもうおなかがすいてきてしま いました。       (編者)その健康さがうらやましい!

  オーボエ奏者海草のごとゆれて夏(堀口星眠)  吹奏楽をやっていたので想像できます。

  オーボエ奏者海草のごとゆれて夏(堀口星眠)  吹奏楽部だったので、オーボエと聞いて、また自 分のトランペットが吹きたくなりました。

夏、朱夏、炎帝 (堀口星眠)  海草の揺れている様がオーボエ奏者のそれに似通っ ていて面白いと感じたのを詩にした。

  一匹の蟻が来てゐる急いでゐる (日野草城)      →おもしろかった

「一匹の蟻が来てゐる急いでゐる」(日野草城)  夏の日に、1匹のアリが冬の日のために一生懸命 走りまわっている。

  日が伸びて遊び呆ける夏至の午後 感想  萍の句について、池をのぞいた時に、その下のほ うに見える魚影などの光景が浮かび、共感できた。 また、オーボエの句は、西洋の楽器とのコラボで、 一見ミスマッチに感じるが、なかなかの新鮮さもあっ た。  自分の句については、夏至周辺の日の長さで、最 近では20時前まで明るく、子供が割と遅くまで遊ん でしまう時を詠んだ。

 

今日の新しい部活は…  一部   我々は何かの「一部」にすぎない。   まとまりの大小が違えど、いずれかのまとまり   に属しているのだ。  ・とにかくいろいろな集団の一部になろうとする   部活  ・資格などが多くなりやすい       (編者)ユニークというか…、役に立ちそうな部です         ね。

  梅雨の夜虫が網戸で雨宿り (雨の夜の自分の 部屋の網戸に虫がはりつくようすを詠みました)            今日は溽暑(じょくしょ)

  夏盛り油断をしたよ肉腐る  さいきん続く暑さのせいで、、少し処理が遅れた 妙めた肉がすっぱかった。あ〜あ、せっかくお母さ んが送ってくれたのにな申し訳ない気持ちでいっぱ いだ。       (編者)「妙めた」ではなく「炒めた」です。

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典)  梅雨が到来して天気がずっと雨で外に出かける気 が失せてしまっている気持ちでこの排句を書いたの かと自分はこのように捉えました。       (編者)「俳句です。

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典)  外を出歩くには、雨が降っているので、面倒であ るし、かといって部屋にいるのは嫌だという雨の日 のよくある心情に共感。

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典)  梅雨の時期、雨が降って寒さを感じるが、部屋に までその寒気が入ってきてゆううつになる。早く梅 雨が過ぎてほしい.

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典)  梅雨で雨が続いて気分が落ち込んでいる感じがう かがえる

   梅雨寒  梅雨の天気を人の考えに例えて「憂鬱」の文字を 使ったところは、良く掛けられているなと思った。

・「梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す」(山岡敬典) ・ 体はそうでもないですが、手足がひえます。

   梅雨寒  梅雨の時期になると、気分が憂鬱になるので、早 く明けてほしいと願ってよんだのではないかと思い ました。

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典)  先日も天気予報が外れて肌寒い中バイトに行った ので共感できました。

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典)  梅雨の雨で寒く、部屋を出るのもおっくうになっ て憂鬱な気分だけが頭の中をぐるぐる歩き回ってい るという情景が思い起こされました。

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典)  たしかに梅雨はゆううつだと思う。

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典) 感想↓  自分でも憂うつになることがあるので共感しまし た。

(詩)梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典)  (感)梅雨のどんよりとした空気の感じと憂鬱で    とても落ち込んでいるように思った。

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典) <感想>  作者の山岡さんは梅雨の時期があまりすきではな いみたいです。しかし私は、そんな昼なのに暗く、 ザーザージメジメした部屋が意外と好きなのです。 次にまちうけるジリジリとした暑さの方がきらいで すな。

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典)  夜、寒い感じか朝のさむさの感じがよかった。

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典)  梅雨の季節の、ある寒い日に、曇り空で薄暗い部 屋を憂鬱な気分で歩きだす様子が思い浮かびました。  私も、梅雨の時期になると気分が下がって憂鬱な 気分になるので、とても共感できる作品でした。

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典)  梅雨で雨が降り、気分が落ちて、何もできず、手 持ちぶさたで部屋を歩く気持ちが分かる。

  梅雨寒の部屋を憂鬱歩き出す (山岡敬典)  梅雨でも夏なのでバイクに乗る時とかに半そでで いくといつも寒くて失敗した!となります。

  しづかにもひれふる恋や熱帯魚 (富安風生)  今のような暑い季節は熱帯魚を見ると涼しくなり ます。

熱帯魚 感想  熱帯魚から恋心を感じる。

「しづかにもひれふる恋や熱帯魚」(富安風生)  熱帯魚を見ていたら恋がしたくなってくる       (編者)ぼくでどうですか? ハートマークの二つ浮         かんだ吹き出しのある女の子が、2匹の熱帯魚の泳         ぐ水槽の横で、テーブルにひじをのせ、手で頬を支         えているイラスト略。

  しづかにもひれふる恋や熱帯魚 (富安風生)  熱帯魚みたいな恋がしたい。(願望)

   熱帯魚  ベタやグッピーの姿を連想しました。

  しづかにもひれふる恋や熱帯魚 (富安風生)  熱帯魚程美しい姿をして生きる生き物はいないと 思う。しかし美しいだけではうまくいかないと思う。 人は面倒な生き物だと感じる。熱帯魚のように美し い姿で水の中を泳ぎ自分の思うままを行動や発言に うつして生きていけたらいいのにと思った。

  しづかにもひれふる恋や熱帯魚 (富安風生)  好きな人の気を引こうとするも、あからさますぎ ると良くなくて、しずかに行うことが大切だという ことを、ひれをふり泳ぐ熱帯魚にたとえているとこ ろがうまいと思いました.

  しづかにもひれふる恋や熱帯魚 (富安風生)  熱帯魚でも金魚でも魚であればなんでも好きです。 生き物を飼えばかわいらしい、かっこいいなど愛着 がわいてきて、また飼いたくなるし、観察するのも 楽しいです。

  しづかにもひれふる恋や熱帯魚 (富安風生)  恋と熱帯魚がとても素敵とおもう。

  しづかにもひれふる恋や熱帯魚 (富安風生)  とても熱い気持ちが伝わってくる作品だと思いま した.

  しづかにもひれふる恋や熱帯魚 (富安風生) (感想)熱帯魚がかいたいと思いました。

  しづかにもひれふる恋や熱帯魚 (富安風生)       (編者)リアルなアロワナ(?)のイラスト略。

  潮の香の生簀(いけす)ある店夏料理               (今井真寿美)  海の近くにある店が浮かんできて夏らしい感じが 伝わってくる。

  潮の香の生簀ある店夏料理 (今井真寿美)  この句を詠み、幼い頃、祖母と父と一緒に訪れた 料理店で魚介類が水槽の中で泳ぎ、料理注文と共に 調理されていたことを思い出した。あの日も暑い日 だった。ノスタルジーを感じる

  潮の香の生簀ある店夏料理 (今井真寿美)     いけすみるのたのしいです。

  潮の香の生簀ある店夏料理 (今井真寿美)  季節が変わって店も外から見てもすずしくなるよ うに変化した様子

  潮の香の生簀ある店夏料理 (今井真寿美)  生簀のある店は第一印象としておいしい店なんじゃ ないかなと期待してしまいます。また、鮮度の良い 旬の魚が食べられそうなのでお腹がすくような感覚 を覚えました。

  潮の香の生簀ある店夏料理 (今井真寿美)  海の家で昼るご飯を食べている風景がイメージで きる。       「昼る」は「昼」でいいです。

  潮の香の生簀ある店夏料理 (今井真寿美)  生きのいい魚がいる姿がわかる

  潮の香の生簀ある店夏料理 (今井真寿美)  この詩を読んで、過去に行ったことのある生簀の ある料理店を振り返ってみると、なぜだか大抵が夏 の記憶だった。活けづくりのような夏を彷彿とさせ る料理が多いからだろうかと疑問に思った。

  潮の香の生簀ある店夏料理 (今井真寿美)  海の近くに水揚げされたばかりの魚たちが入った 生簀の店が並ぶ。生きの良い魚のすぐに食べられる 生簀のある店は夏に海に行くと多くある。潮の香り を臭ぎながら海を感じ、夏を感じる。       (編者)「嗅ぎながら」です。

「潮の香の生簀ある店夏料理」(今井真寿美)  いけすがある店はかなり興味がわく。その中の魚 をつかってどのような料理がでてくるのか … 夏料 理が食べたい。

  潮の香の生簀ある店夏料理 (今井真寿美)  夏料理を出してくれる店の生簀で魚が泳いでいか にも涼しげな様子がよく伝わる句でいいなと思いま した。

  滝落としたり落としたり落としたり(清崎敏郎) 〔感想〕ただただ滝が落ちるばかりである   ”とり落とし、とり落したるナマコかな”と同類 の句.余分な説明的言葉がない。

  滝落としたり落としたり落としたり(清崎敏郎)  滝から水がじゃーじゃー落ちていることを連想さ せる。

  滝落としたり落としたり落としたり(清崎敏郎)  秋になると昇る猛暑が帰ってくるかもしれません。

  滝落としたり落としたり落としたり(清崎敏郎)  落としたりが3回も書いてあるので激しく滝が流 れていると思う。また、ずっと滝が流れつづけてい る継続的な意味があるように感じられる。簡略的な 詩に感じられるが、情景が頭の中に浮かんだ。  素晴らしい詩だと思う。

  滝落としたり落としたり落としたり(清崎敏郎)  滝の水が落ちていくイメージがうかぶ。水の落ち てゆく様子がとても強調されているなと感じた。受 験生に対しては詠んではいけない歌だなとも感じた。

  滝落としたり落としたり落としたり(清崎敏郎)  個人的に五・七・五のリズムにしっかりあったも のより、この句のように少し五・七・五のリズムか らはずれたような句が好きです。落としたりが三回 続くことで、とても大きな(落差が)滝の水が流れ 落ちる様を、まるで空を飛んで、真上から見ている ような気持ちになりました。

  滝落としたり落としたり落としたり(清崎敏郎) (感想)この句を見て   あかあかや あかあかあかや あかあかや     あかあかあかや あかあかや月  という 明恵上人が詠んだ歌を思い出しました。  似たような感性なのかなと思いました。

(詩)滝落としたり落としたり落としたり             (清崎敏郎)  (感)「落としたり」をくり返すことで滝を強調    しているように感じた

  滝落としたり落としたり落としたり(清崎敏郎)  森の自然に囲まれる中、ただ轟音をたてながら水 が落ち続ける滝の様に、感激している詩だと感じま す。自分は人生で一度も滝を見に行ったことがない ので大学生活のうちに行けたらいいなと思います。

  滝落としたり落としたり落としたり(清崎敏郎)  夏の山にある滝を思い出しました。  中3の夏山ばかり行っていたので懐しさを感じま した.

  滝落としたり落としたり落としたり(清崎敏郎)  滝がどうどうと落ちている様子を余計な言葉を使 わずに、(水を)「落としたり」と連呼しているの が良い。

  ステテコやつくづく脛(すね)をかじられし                  (三枝眞) (感想)   全く意味が分からないが気になる不思議な俳句

  ステテコやつくづく脛をかじられし(三枝眞)  蚊は小さいくせに生意気で嫌いです。

  ステテコやつくづく脛をかじられし(三枝眞)  気温が暖かくなり、蚊などが増え、自分の服装な ども変わりつつ、周りの環境が徐々に変わっていっ ている様子

  ステテコやつくづく脛をかじられし(三枝眞)  ステテコをはきすぎてついつい脛が破れてしまっ たような庶民的な描写に魅力を感じた.意外と誰に でもあるこのような経験があるのではないだろうか。

  ステテコやつくづく脛をかじられし(三枝眞)  夏限定のステテコが脛までかくれている姿がわか る

ステテコやつくづく脛をかじられし (三枝眞)  脛をかじるのはステテコだけじゃないですよ〜   大学生もかじりますよ〜(笑)

  ステテコやつくづく脛をかじられし(三枝眞)  ステテコが季語というのは始めて知りました。

  ステテコやつくづく脛をかじられし(三枝眞) (感想)    ユニクロのステテコっていいですよね

  ステテコやつくづく脛をかじられし(三枝眞) (感想)   意味が分からない

  滝涼し蝶吹かれ来て吹かれ去り (鈴木花蓑)  滝の涼しさにさそわれて蝶がやって来るが風に当 てられ遠ざかってしまう様子を詠んだ詩

  滝涼し蝶吹かれ来て吹かれ去り (鈴木花蓑)  山の奥のほうに行くと滝がながれている時があり ますが、そういった場所でカラスアゲハやコムラサ キを見つけると涼しい気分になります。

  滝涼し蝶吹かれ来て吹かれ去り (鈴木花蓑)  滝の涼しさが伝わってくる。山登りをしたくなっ た。吉見には海しかないので兵庫に帰ったら考えて みます。       (編者)吉見にも竜王山なんて山がありますよ。

滝涼し蝶吹かれ来て吹かれ去り (鈴木花蓑) ・滝のまわりに蝶が集まるが滝から出る風で飛ばさ  れてしまう?イメージ

  滝涼し蝶吹かれ来て吹かれ去り (鈴木花蓑)  蝶も夏の暑さから逃れようと滝に近づいて涼もう としたが滝が起こす風に煽られてうまくはいかない 様子が浮かんだ。

  滝涼し蝶吹かれ来て吹かれ去り (鈴木花蓑) (感想)自分もこんな排句が書いてみたい。       (編者)「俳句」です。

  飼猫に噛(か)まれし夢の明易し(石田栄子)  飼っている猫に噛まれて、目が覚めてしまう様子 が想像できる。夏とどんな関係があるのか疑問に思っ た。

  飼猫に噛(か)まれし夢の明易し(石田栄子) (感想)  夏の涼しい風が吹くなかで、昼寝をしていて、夢 を見ていた所を、猫に噛まれて、目を覚ましてしまっ たような風景を思い浮かべる。

  飼猫に噛(か)まれし夢の明易し(石田栄子)  僕も飼い猫に手を噛まれたことがありました。夢 のような痛みでした。

  飼猫に噛(か)まれし夢の明易し(石田栄子)  猫にかまれて起こされるなんて最高の起こされ方 だろう。作者は何だかんだうれしかったのだろう。

 紙が足りないのでこれに書きました。   飼猫に噛(か)まれし夢の明易し(石田栄子)  飼い猫に噛まれる夢を見て起きたら、もう朝になっ ていたという状況が想像できました。       (編者)出席カード、表も裏も印刷されていて書くと         ころがほとんどありませんでしたね、すみません。

  明易(あけやす)し沖のしづけさ      汀(みぎわ)まで  (神尾久美子) (感想)  最近一晩中起きていることが多々あったのでどん な感じかイメージしやすかった。

  明易し沖のしづけさ汀まで (神尾久美子)  海が好きなのでこの句を選びました。

  明易し沖のしづけさ汀まで (神尾久美子)  短い夏の夜の沖のしずけさは、汀という意味で、 夜が短い夏は、すぐうるさく騒ぎはじめるという意 味である。夏は観光客などが海に沢山来て、すぐに騒しくな るという意味だと思う。  海に遊びに行きたいと思った。

  明易し沖のしづけさ汀まで (神尾久美子)  夏を終わり今年もあと半年。一月〜三月の荒ただ しい日々から引越し、入学・入部、流れるようにす ぎていく日々が恐ろしいです。

  雲の中滝かヾやきて音もなし (山口青邨)  空の情景なんでしょうかね

  雲の中滝かヾやきて音もなし (山口青邨)  なんとなくエンゼルフォールが思い浮かんだ。滝 つぼがなく、そのかわりに霧になってしまった滝の しぶきがふってくるらしいので、音もなく流れてき て雲のようになっているのがそれっぽい気がした。 でも多分、全くちがうと思う。

  雲の中滝かヾやきて音もなし (山口青邨) (感想)雲の中滝のように見えると思えば確かに見 えないこともないなと思った。でも、この頃雨ばか りで雲が一面を覆っていて青空を見たいと思いまし た。

  短夜の瀬に降る花はみな白し (堀口星眠)  夏至付近の短い夜のおだやかな海の風景が思いう かんだ

  短夜の瀬に降る花はみな白し (堀口星眠)  波が岩壁に当たって飛び散る情景が白い花のよう だと歌っているのだと思う。想像するととてもきれ いな情景だと思った.

  海入り汗を流して夏来たり 感想   梅雨寒の句が、この時期のいやーな感じをよく  表していると思った。滝の句は涼さしが伝わった。  自分の句について、梅雨の晴れ間が、日がさんさ  んとふってきて、いよいよ夏本番になり、海に入  ると気持ちいだろうと思って詠んだ。       (編者)「涼さし」は「涼しさ」?

 

本日の新しい部活は、−  睡眠部   ・いかに良質な睡眠をとるかを極める部   ・「今眠いです」   ・ねぼうする人が多い       (編者)睡眠部はスウィミングはしないのですね?授         業中は部活禁止!

今日は七夕です。   おりひめとひこぼしが出会う大切な   ステキな日だと思います。

  天の川恋人たちをつなぐ橋  両岸をへだてる川が七夕の夜にだけ橋になる。  今日は帰ってたんざくを作ろう。  平和な毎日を過ごせますように。

  希(ねが)ふこと少なくなれり星祭(品川鈴子) (感想)七夕のことなんてすっかり忘れていました。   日本の文化は大事しないといけませんね。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子) <感想>  願いが私はとても多いので、すごいと思った。  今日は七夕なので晴れてほしいです。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  年を経る、または多くを経験するとともに人の願 いごとは減っていくのかもしれないです。 追伸:偶に昼寝してしまっています。すみません…。       (編者)自分の学生時代を思うと、おこれません…。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  大人になるにつれて、現実的なことばかり考える ようになるものなのかなあと、感じました。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  歳をとるとそうなりがちですね。

希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子) (感想)  まさにその通りだと思う句でした。歳をかさねる  ごとに希うことはほとんどなくなってしまいまし  た。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  季節のイベントとしての七夕に昔ほどの参加者が いなくなっているのを悲しんでいる。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  ふと思うと、幼いころより、七夕の短冊にかきた い願いごとが少くなったように感じる。少しさみし い気がした。       (編者)「短冊」が「短帯」に見えなくもありません         が、こう読み取りました。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  今日は七夕だけど、願うことも幼い時に比べたら 少くなっているし、七夕への行事への関心も薄くなっ ているので、だいぶ大人になったのかなあと改めて 思いました。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  私も七夕などではお願いがあまり思いつかないの で共感しました。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  高校生の頃はやりたいこと、欲しい物が多かった のですが、最近は減りました。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子) (感想)  今日七夕ですが、まだまだ願うことたくさんある なと思いました。  実家ではたんざくを作ってました。願い事は、早 く夏休みになってほしいということです。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  毎年どんなにがんばっても願いが少なくなること はないことが共感する

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  願い事の中にその人に会うことというのがあって 出会えたことでその願いがかなったという意味でと らえました。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  今年は雨なので残念だなと思った。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  今日は7月7日(七夕)である。自分が幼い頃は、 よく短冊に願いを書いて祈っていたが、中学、高校 と自分が成長するにつれ願い事をしなくなった。  この歌が、大人になるにつれ願うことが少なくなっ たことを意味するのか願い事が叶いすぎてもう願う ことがないのかは分からない。  せっかくだから、今日、何か願い事をしてみよう と思う。

  希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  小さい頃から短柵に毎年願いごとを1つ書くこと も始めのうちは1つに決めるのも大変だったのに、 歳を重ねるごとに自らで叶えられるものも多くなり 願うものも少くなってくるということ。小さい頃は ほしいものをひたすら書いていたものも、知らず知 らずのうちに、人の幸せを願う短柵に変わっていく ことに感動したことがある。この短柵の一枚一枚が 本当の人の願いなのかは逆に分からなくなる。大人 になるのは少し複雑な気分におちいらされる。今年 も私は「織姫と彦星が皆んなに見られないでのんび り1年ぶりの再会ができますように」と書いた。ま た、今年もこの願いは叶えられそうだ。       (編者)「短冊」です。

  ソーダ水大きな窓に雨の海 (金原知典)     雨の魚がおいしそう

  ソーダ水大きな窓に雨の海 (金原知典)  結露で濡れているであるだろうソーダ水のビンと 雨降る海とのすがたが重なり雨がふっている海がさ わやかに感じとれて趣深いと思った。

  ソーダ水大きな窓に雨の海 (金原知典)  最初、梅雨の時期、雨水が窓にたくさん当たって 窓がソーダ水のように水滴で濡れているのを思い浮 かべました。この俳句を紙に写すとき、ソーダ水の 入ったグラスが結露で濡れているのも浮かんだので すが、どちらの解釈が正しいのでしょうか。もしか したら、どちらも正しくないのかもしれませんが、 梅雨や初夏のイメージがとても強く残りました。       (編者)俳句はイマジネーションを働かせる装置なの         で、どちらの解釈も正しいと思います。感じること         が大事だ!!

  ソーダ水大きな窓に雨の海 (金原知典) (感想)  雨が降っていて雨粒が窓にしたたりソーダ水のよ うな炭酸をイメージさせている。

  ソーダ水大きな窓に雨の海 (金原知典)  ジメジメとしたつゆの日にソーダでスッキリした い.

  ソーダ水大きな窓に雨の海 (金原知典) 「ソーダ水」を使っている時点でなんとなくである が夏を想像した。後に続く「大きな窓に雨の涙」と いう表現からは夏の気温のせいでソーダ水の表面に 多くの水滴がついているような場面が想像された。

  ソーダ水大きな窓に雨の海 (金原知典)  夏に炭酸はおいしいが炭酸を飲むのは外で体を動 かしたあととかに飲みたいのに外が雨、今は梅雨で おもいっきり体を動かせないのが残念で共感できる 詩だと思った。

  ソーダ水大きな窓に雨の海 (金原知典)  ソーダ水という言葉が夏らしさを引きだせていて いい句だなと思いました。

  ソーダ水大きな窓に雨の海 (金原知典)  ソーダをあけたとき炭酸がとびでて窓にかかって いる状景が見える

  ソーダ水大きな窓に雨の海 (金原知典)  夏の雨の日にすることがなくてソーダをのみなが ら家ですわっている感じ  雨の海ってことはだいぶ大雨だと思う.

  ソーダ水大きな窓に雨の海 (金原知典)  大きな窓=コップのことで、よく冷えた水がコッ プに注がれ,結露によってコップや,食卓に水たま りのようなものが出来るのを「雨の海」と例えたの だと感じた。  夏が連想できるとても良い俳句だと思った。

  ソーダ水大きな窓に雨の海 (金原知典)  つゆを感じる排句       (編者)「俳句」です。

  七夕(たなばた)や髪ぬれしまま人に逢ふ               (橋本多佳子)  織姫と彦星が年に一度逢うように、遠距離恋愛で 中々逢えない中、七夕の夜逢えることになった。そ の日そわそわしながら着ていく洋服を選んだり、ど んな髪型にするか悩んだり、ディナーを食べるお店 について調べたりしているとあっという間に時間が 過ぎていた。好きな人に逢うときはきれいな状態で いたからシャワーをしていそいで仕度をしたが時間 がなくてそれに早く逢いたいという想いも重なり、 髪の毛は生乾きのまま家を出た。       (編者)「きれいな状態でいたから」は「〜いたいか         ら」?

   七夕  梅雨のこの季節はせったく七夕の日も雨にぬれて しまったまま人に逢わなければいけない。       (編者)「せったく」は「せっかくの」?

  七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ (橋本多佳子) (感想)今日が七夕であることに気付かされた。

  七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ (橋本多佳子)  地元に居るときは、七月になるのがすごく長かっ たのに、こっちに来てからはあっという間で、七夕 なのに気付きませんでした。

  七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ (橋本多佳子)  色気を感じる.いい俳句だと思う。  自分も経験してみたいと思った。

  七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ (橋本多佳子)  七夕といえばやはり天の川ということになります が、織姫と彦星の伝説にあわせて「人と逢う」とし たのはとてもロマンチックだなると思いました。       (編者)「ロマンチックだなる」の「る」は要らな         い?それとも「あ」?

  七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ (橋本多佳子)  七夕がそこそこ暑い時期のものというイメージが 強いので夏祭りのような印象を受けた。  七夕から始まる物語などと聞くとなんだかわくわ くします。

七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ (橋本多佳子)  → 女の人に会えたらイイですね(笑)

  七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ (橋本多佳子)  最近の七夕は晴れたためしがないので、あー…と なった。今日も現に雨が降っているし、毎年織姫と 彦星は会えなくて可哀想だなと思っていたが、意外 とこの俳句のように雨にぬれても会っているのかも しれない。と思った。

  七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ (橋本多佳子) 「髪ぬれしまま」がどのような状況でそのようになっ たのか、分かりませんが、髪が濡れたままというの は非日常が感じられていいと思いました。髪が濡れ ているのは普段は家だけですが外に出て、さらに人 に逢うというのはどこかロマンチックだと思います。 また、七夕であることもさらにそう思わせるポイン トだと感じました。

  七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ (橋本多佳子)  この排句は、洗い髪が乾かぬまま恋しい人に会い に行くのも平気なくらい早く逢いたいという心境を 表したものである。  亡くなったのであろう恋人にそんない逢いたいと 想う心境はどんなに苦しいものであろうかと思う。  ちゃんと逢えたのだろうか.  今日は七夕なので何か願い事をしようと思う。       (編者)「俳句」です。「そんない」は「そんなに」?

  昼寝より覚めし心を整へぬ (深見けん二)  整理整頓が大事だと感じました。

  昼寝より覚めし心を整へぬ (深見けん二)    よだれが垂れないように起きようと思う。  たるんだ心を改心したい。

「昼寝より覚めし心を整へぬ」(深見けん二)   昼寝から覚めた心を整えた。       (編者)「バカ脱出」「かわいくなりたい」「貯め         る」「稼ぐ」の下にそれぞれ氏名を書いた短冊と笹         の葉のイラスト略。

  昼寝より覚めし心を整へぬ (深見けん二) (感想)  昼寝をした後というのは妙にスッキリするのです ごく共感できました。また「昼寝」というのが季語 だなんて驚きました。でも確かに夏というのは体が だるくなり昼寝をしてしまいそうになるときなので なるほどと思いました。

昼寝より覚めし心を整へぬ (深見けん二) <感想>   昼寝というと、現在の日本だと平日は昼寝なぞ する暇もない。土日はしようと思えばできるが、時 間に追われていてする人は少ないだろう。この排句 から、のんびりと自分と向き合える時間があってう らやましいと思った。授業中に起きたら、寝てしまっ たことに後悔して、心を改めようと思う。   昼寝より覚めし心を改めぬ (鹿野真南斗)  授業中に、マイクから聞こえるクチャクチャってのがと てもきになる。できれば気をつけてほしいです。         (編者)そういうことがありましたか。気をつけます。なお、「な           ぞ」は「など」、「排句」は「俳句」です。

  昼寝より覚めし心を整へぬ (深見けん二)  昼寝で寝ぼけている自分を律する俳句だと思いま した。

  昼寝より覚めし心を整へぬ (深見けん二)  昼寝から覚めた直後のボーッとした心を、一生懸 命に頭の中で整理しようとしている様子が思い浮か びました。  自分もよく同じ状態になるのでとても共感できま した。

昼寝より覚めし心を整へぬ (深見けん二)  ・今まさにしなければならないこと

  昼寝より覚めし心を整へぬ (深見けん二)  自分もつい昼寝してしまった時、起きた時にどう なったのか一瞬分からなくて、心の整理をしてから 活動し始めていて、この俳句がよく分かる。

  昼寝せむわが血液のうすければ (星野麥丘人)       (編者)ハンチングをかぶった男とパイプをふかす男         (と犬?)が、倒れて横たわっている男の横で「血         がうすすぎて血だと気づかれず通報が遅れたようで」         「うすいーて色か」と話している影絵略。

  昼寝せむわが血液のうすければ (星野麥丘人)  夏は昼寝することが多いような気がします。

  昼寝せむわが血液のうすければ (星野麥丘人)  昼寝ばかりしてすみません。       (編者)ぼくもマルチ・メディアセンターやテスト中         に寝ていることがあります

  昼寝せむわが血液のうすければ (星野麥丘人)  よく意味が分からないけど最近睡眠欲がかなり強 くて昼に一度家に帰るとつい布団に入ってしまう。 この時期に昼寝はすごく気持ちよくこの歌が気に入っ た。血液がうすいというのは活動的でない意味かと 思った。

(詩)昼寝せむわが血液のうすければ(星野麥丘人)  (感)血液がうすいことで昼寝をしないことにな   るのかなと思った       (編者)「せむ」は古い言い方ですが、「せん(しな         い)」ではなく「する、しよう」と言う意味です。

  昼寝せむわが血液のうすければ (星野麥丘人)  自分は昼寝ばかりしているので気を付けます。

  昼寝せむわが血液のうすければ (星野麥丘人)  ぼくは昼寝をしているときが一番幸せです。

  昼寝せむわが血液のうすければ (星野麥丘人)  血液と見て献血を思い出しました。  世のため、また血液型を知るため、献血をしたい のですが体重が足りない。小柄な自分を恨みます。 ところで、献血を売って得た利益はどこへ行くので しょうか。

  天の川水車は水をあげてこぼす (川崎展宏)  今日は七夕なので天の川ということばにひかれま した。  あと実家の近くにも天野川が流れており、逢合橋 もかかっているなど七夕伝説の聖地です

天の川水車は水をあげてこぼす (川崎展宏) → 水は星を表しており、天の川にある水車が水(星)  をくみあげこぼす。そうするとくみあげた水(星)  がとびちり、きらきらと輝く、そのようすを詠ん だのかな … と思いました。

  天の川水車は水をあげてこぼす (川崎展宏) (感)天の川と水車の関係がいまいちわからないで   す。

  天の川水車は水をあげてこぼす (川崎展宏)  情景が浮ぶ良い俳句である。   さざ波が目を覚ませよと強く鳴く       (編者)りっぱなアラかハタのような魚の正面からの         イラスト略。

  天の川水車は水をあげてこぼす (川崎展宏)  空にはたくさんの星たち、地上では水車の水の音。 とても静かで時間がゆったり流れている情景が思い 描ける。吉見には水車はないが、似たような雰囲気 を味わえる良いところだ。

  天の川水車は水をあげてこぼす (川崎展宏) (感想)  川で水車が水をあげてこぼすように、天の川も水 があげられてこぼれているようにきれいに見えると いうような景色を思い浮かべる。空を見上げた時に 天の川がきれいに見えるように感じさせる。

  天の川水車は水をあげてこぼす (川崎展宏)  今日は曇りなので天の川が見れるかが心配です。

  海原に銀漢(ぎんかん)の尾の触れてゐむ                (西村和子)  空をうめつくすほどの天の川の大きさを海に尾が とどくほどだと表現するところがすごいと思いまし た。

  海原に銀漢の尾の触れてゐむ (西村和子)  海の水平線に天の川の先っぽが触れている。海と 空の雄大な景観が目に浮かぶようだ。

  海原に銀漢の尾の触れてゐむ (西村和子)  空と海が交じりあう水平線で天の河(銀河)の星々 が海につかっているように見える句だと思います。 とても壮大で私も船に乗ったときに、こんな景色を 見てみたいです。

  海原に銀漢の尾の触れてゐむ (西村和子)  夏の大空に横たわる天の川それが海原の海面にま で達している  雄大で綺麗なことよ.

  木の揺れが魚に移れり半夏生(はんげしやう)              (大木あまり)  夏の日、川の水面に木々がうつっている。  そして、その木々の揺れに重なるように魚に泳い でおり、木々の揺れが魚の動きに乗り移っているよ うだという意味であり、情景がそのままあらわれて いる。情景が目に浮かんで夏だなと思った。       (編者)「魚に」ではなく「魚が」?

  木の揺れが魚に移れり半夏生 (大木あまり)  私が地元で川釣をしていると川の流に逆らって魚 がたくさん泳いでいました。早く地元で釣りがした いです。

  木の揺れが魚に移れり半夏生 (大木あまり)  夏至も過ぎ、夏になるにつれ、魚も元気になり水 面からでもわかるほど動いているように思える

半夏生 木の〜 私は夏が好きなのでこの句を選びました。 夏が楽しみです。

  飛魚の翅(はね)透くまでにはばたける                  (福永耕二)       (編者)透けた大きな胸ビレのあるトビウオのリアル         なイラスト略。

  飛魚の翅透くまでにはばたける (福永耕二)  飛魚が飛びながら泳ぐ最中に青い海と照りつける 太陽と青く透んだ空によって翅が透明になったとよ うにキラキラと光っている描写が自分の頭の中で思 い起こされました。       (編者)青く「澄んだ」です。「なったとように」は         「なったように」?

  飛魚の翅透くまでにはばたける (福永耕二) (感想)  ギラギラとした夏の海で力みなぎる飛魚の姿が想 像でき、大自然の中での「いのち」の輝きを感じた。

  飛魚の翅透くまでにはばたける (福永耕二)  乗船実習中に見た飛魚を思い出した。

  飛魚の翅透くまでにはばたける (福永耕二)  飛魚は乗船実習中、夕焼けの中、群れで飛んでい く姿を見た。その翅には日の光が反射し、輝いてい た。一生懸命に翅を伸ばし、尾鰭で海面をはたく飛 魚自体が輝いていたのかもしれない。

  笛吹(ふえふき)の川の音色も      半夏(はんげ)かな  (本宮鼎三)  川の音色という澄みやかな情景に半夏という季語 が加わり、より清りょうな句が仕上がっていると感 じた.  「半夏」という言葉があることを初めて知った.

   天の川、銀漢(ぎんかん)  季節感ある作品だと思った。

  七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ (橋本多佳子)   希ふこと少なくなれり星祭 (品川鈴子)  七夕の竹につなげられている願いごとが美しく見 える。希いの数が星の数

天の川、銀漢 (西村和子)   今日は雨で残念です。

  七夕の天の川さえ氾濫す 感想   今まで夏の句を見てきて、涼しげなものが多い  と思った。やはり、暑さをしのぐためのものだろ  うか。水に関係したものも多い。   自分の句について、今日は七夕であるが、あい  にく梅雨空となって天の川が見えない。こんな日  は天の川も雨で増水してあふれているのではない  かと思い詠んだ。

 

今回の新しい部活は…   安価部     ・活動を安価できめるスr…部活     ・何かと酷い(欲望が)

 紙がまわってきませんでした。       (編者)「紙」というのは出席カードのことですか。         すみません、足りない時は教室の中央に余部を置い         てますので、それを使ってください。

 釣りして、魚つってたべたいです。

  月いでて岩のしづまる山女魚(やまめ)釣り              (松村蒼石)  山女魚釣り行ってみたいです。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石) (感想)釣りがしたくなる排句です。       (編者)いつものことですが、「俳句」です。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)  夜の静かな時に山女魚を釣る描写が良いと思いま した。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)  夜に釣りに行ったことはないですが夏、地元に帰っ たら、山魚釣りに行きます。       (編者)「山魚」は「山女魚」?クレーターのある         「月」のもと水中の山女の陰影あるイラストと、そ         の手前で人の腕から伸び上がる毛針のイラスト略。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)  地本ではやまめが釣れて、何回か釣りに行ったと きのことを思い出したから。       (編者)「地元」です。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石) (感想)山女魚が食べたくなった       (編者)少し丸っこい山女魚と走る馬のイラスト略。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)  ヤマメの塩焼きたべたいです.

「月いでて岩のしづまる山女魚釣り」(松村蒼石)  串にさして炭火で焼くとおいしいです。釣りもし てみたいですね、

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)       (編者)出席カード横幅一杯の、斑点のリアルな山女         のイラスト略。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)  夜の川の涼しげな気候が思い浮べられました。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)  月のきれいな夜に静かに山女魚釣りをしている情 景が受かんだ 「岩のしづまる」という表現がより詩に閑静な雰囲 気を与えていると思う       (編者)「浮かんだ」です。でも「授かる」意味で         「受かんだ」のかも。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)  夜の静かな時に山女魚を釣る描写が良いと思いま した。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)  月明かりがきれいな夜に明るく照らされている岩 とその岩かげになって岩が暗くなっている風景が思 い浮かぶ。さらに静まった夜に川の流れる音、魚が はねる音、釣り人が竿を投げる音だけがあるようだ。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)  月のでている時に魚を釣ること自体非日常を感じ られて良いと思った。  また、魚種が山女魚であるため、美しい川を想像 しました。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)  清かできれいな湖でヤマメがひっそりと過ごして いる感じがする。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)  人の気配を嫌うヤマメを釣るときの様子を的確に 表現していると思いました。

  手に掬(すく)へば色なき水や夏の海                 (原石鼎)  夏の海の心地よい温度感や水の透明度が伝わって きて、すがすがしい気分になった。

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  夏といえば、私はまず海を連想する。沖縄のよう に海のきれいな島に行けば透き通った海があるだろ う。歌で詠まれている「色なき水」はこのような水 のことであろうと思う。都会の海は全く透き通って いない「色のある水」で手ですくえると思うが…。

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  一見、澄んだ水色をしているように見える夏の海 が手に掬って見てみると無色で感動している様子が 目に浮かびました。  夏休みに早く海遊びをしたくなりました。

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  いよいよ海の季節になりますが、海は遠くから見 ればとても青いですが、手ですくうと色がないので 小さい頃はそれが面白かったです。

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  真夏の晴れた日、すき通った海水面に空が映って いるのが思い浮かぶ。  二句切れ、「掬へば」の掬うを漢字で表記したこ と、体言止めがしっくりくる。字余りを気にしなく てすむ。  古事ことわざで「蟹は甲羅に似せ〜」をとばして います。       (編者)そうでしたか、教えてくれてありがとう、来         週やります。

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  夏の透明で澄んだきれいな海の様子が感じられま した。

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  青く見える海もすくって見ればただの水であると いうことを詠んだ歌だと思いました。

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  海は太陽の光によって照らされると青くなってき れいだが実際に手ですくって見てみると無色そんな 体験が身近にできるのも夏だけだなーと思いました。

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  冬や春は水が氷になっていたり、それが溶けたり してあまりきれいではないが、夏の海は太陽などの 光がつよくて水が色のないようにみえること。

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  夏にはきれいな青い海が見えるけれど、その水を 手ですくってしまえば、色のないとうめいの水がと れるという意味だと思う。

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  夏の海は強い日差しを受け、青々としているが、 手にすくい上げると色はなく、透明である矛盾のよ うな不思議が描かれている

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  海の色も沿岸と沖合では異なるが、一寸とだけ取 り出せば、どちらも無色透明であるのは不思議なも のです。

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  海は青いのにすくったら透明なのはなぜだろうと いう少年時代の疑問を思い出した。

手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎) → 夏の海は青く輝き、とても美しく見える。しかし、  手にすくってそれを見てみると、さっきまで見え  ていた青色は消えてしまう。そういったはかなさ  を詠んだのでは?と思う。

  手に掬へば色なき水や夏の海 (原石鼎)  太陽光が降りそそぎ、暑いがそれでも生命あふれ る夏の海。久々に泳いでみたくなる。

  刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ)  夏にギラギラと照りつける太陽の光によって海が 白く輝いて、その輝きが真珠のように美しいという ことを表したいと思った排句ではないかと自分は思 いました。       (編者)「俳句」です。

  刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ) (感想)  夏に真珠が育っていることを初めて知った。

  刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ) 感想 → 夏が感じられます.

  刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ)  真珠のネックレスが欲しいです       (編者)真珠のネックレスをかけ、4つの菱形の輝き         を放ちながら踊っているブタのイラスト略。編者の         好んだアニメの登場人物「さくらんぼう」の完璧な         イラスト略。ああ、学生時代が懐かしい!

刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ)   感想 おもしろい

  刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ)  さわがしい夏がすぐに近づいてくる様子がわかる

  刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ)  夏の輝く海に輝く真珠が育ちとてもすがすがしい 夏の海の気分が味わえた。

  刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ) 真珠は夏ということが分かった。        今から育てようと思う。

(詩)刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ) (感)真珠が育つことで夏も刻々と過ぎているよう    に感じた。

  刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ)  一日一日と日が変わっていき、夏の終わりが近づ いているように思う。日が立つにつれて真珠が大き くなっている。       (編者)「日が経つ」です。

  刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ)  夏に海の水温が上がるにつれて急成長をする貝。 その貝の成長に比例して、貝の中で真珠も大きくなっ てゆく。  小さい頃から親の仕事の都合で真珠貝の様子を見 に行くことが度々あった。夏になると大体どのよう な真珠になりそうかが気まるのだが、それを懐かし く思い出した。       (編者)「決まる」です。

  刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ)  夏の海は日焼けするので嫌いです。スタイルがよ ければ水着もきれるのですが。といいつつ週2で海 に入るヨット部です。

  刻々と真珠は育つ夏の海 (松尾いはほ)  夏の海に時間が流れていることを感じられると思っ た。どうしてか、分かりませんが、夜の海を想像し ました。これからの季節に合うようだと感じました。

  幸せのぎゆうぎゆう詰(づ)めやさくらんぼ                (嶋田麻紀)  幸せそうだなあっておもった。  多分リア充だろうなあっておもった。  雨ふらないかなあっておもってる。      これは      さくらんぼ      だと思うやん?      だと … 思うやん …?     さくらんぼ … なんだぁ …。       (編者)「これは」以下の文の左に、短い横線の真中         から左右斜め下に出た線の先に二つの円の描かれたイラスト略。

  幸せのぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ              (嶋田麻紀)  赤い実を実らせるさくらんぼは、甘くおいしい幸 せな味がしますね。

  幸せのぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ              (嶋田麻紀)  山形県産のさくらんぼが思い浮かびました。食べ たいですが、なかなか手の出せる価格ではないので アメリカンチェリーを食べるしかなさそうです。ア メリカンチェリーはこの俳句には少し似合わないで すね…  私はクーラーはわりと温度低めが好きです。  水大は少し暑いです。

  幸せのぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ              (嶋田麻紀) <感想>  赤という色や、つやつやしておいしそうなイメー ジから、幸せという印象につながったのかな。

  幸せのぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ              (嶋田麻紀)  さくらんぼのいろいろとおいしさや他の意味を込 めたものが伝わっていい句だなと思いました。

  幸せのぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ              (嶋田麻紀)  なぜか”さくらんぼ”には”恋”のイメージ、”幸せ”の イメージがありますが、このときなどの印象がまさ にそのようなものでした。

  幸せのぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ              (嶋田麻紀)  かわいらしいさくらんぼが箱に「ぎゅうぎゅう」 にたくさん詰められていてとても幸せであるという ことを表していると思う。  さくらんぼが沢山あって喜んでいる作者はとても かわいらしいと思った。さくらんぼをみつめて幸せ になっているのだと思うととても愛らしく感じる。  私も今年はさくらんぼを食べたいなと思った。そ して、夏を感じたいなと思う。       (編者)双葉から左右斜め下に出た茎の先の2つのさ         くらんぼのイラスト略。

  幸せのぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ              (嶋田麻紀) (感想)  嶋田麻紀はさくらんぼが好きだったのだろうなと 思いました。  実の詰まった感じがよくわかる句でした。

  幸せのぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ              (嶋田麻紀)  さくらんぼは、おいしくて甘くて冷たくて美味い。 かんだ瞬間から身がはじけておいしいと思います。

  幸せのぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ              (嶋田麻紀)  この前、実家からさくらんぼが届いて美味しかっ たけど、どちらかと言えばアメリカンチェリーが大 好きです。

  幸せのぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ              (嶋田麻紀)  今年は祖母から送ってもらったさくらんぼを食べ て、とてもおいしかったのを覚えている。さくらん ぼを食べているときは幸せを食べている感じだった。

  舌に載(の)せてさくらんぼうを愛しけり               (日野草城)  つまりそういうことですね。最高です。

舌に載せてさくらんぼうを愛しけり (日野草城)   花●院典明ですかね?       (編者)目隠しし学ラン姿で、髪が炎のように渦巻き         耳からさくらんぼのようなものが下がっている男の         子のイラスト略

  舌に載せてさくらんぼうを愛しけり(日野草城)  さくらんぼの時期となり目や匂いだけでなく舌で 味わうことで季節までも楽しんでいる様子。

  舌に載せてさくらんぼうを愛しけり(日野草城) <感想>  さくらんぼって見た目はかわいいけど味はそんな に美味しくないと思っていたのですが、突ぜんさく らんぼって美味しそう食べたいと思いました。

  舌に載せてさくらんぼうを愛しけり(日野草城)  さくらんぼを最近食べていないので久しぶりに食 べたいと思った。

  舌に載せてさくらんぼうを愛しけり(日野草城)  ぼくもさくらんぼうを愛しています。

  舌に載せてさくらんぼうを愛しけり(日野草城)  ・イメージは官能的である。舌でさくらんぼはそ   ういうイメージ。品がないと言えばそうだし色っ   ぽいといえば色っぽい ※イメージです       (編者)続いて二つ対のサクランボ、舌の上でむすば         れた「茎」、茎のついたリアルな1つのサクランボ         のイラスト略。

  舌に載せてさくらんぼうを愛しけり(日野草城) <感想>  とてもおいしいさくらんぼをかんで食べる前に舌 に乗せて、食べるのを惜しんでから食べるのがおい しいと語っているように感じる。

  ぐんぐんと伸び行く雲の峰のあり(高浜虚子)  この前、ふと空を見ると、入道雲らしきものがあ り、夏が近いと感じ、この俳句に見が止まった。       (編者)「見が止まった」は「目が止まった」?しわ         だらけのとぐろを巻いた「腸」のイラスト略。

  ぐんぐんと伸び行く雲の峰のあり(高浜虚子)  夏の風景といえば青い空に雲が浮かんでいるイメー ジがある。

  ぐんぐんと伸び行く雲の峰のあり(高浜虚子)  夏の午後の空の感じが良くでていると思う。

  ぐんぐんと伸び行く雲の峰のあり(高浜虚子)     いい風景が浮かんでくる

  ぐんぐんと伸び行く雲の峰のあり(高浜虚子)  夏の青々とした空の中に大きく伸びた積乱雲があ る情景が思いうかぶ  夏って感じがすごいする.

  ぐんぐんと伸び行く雲の峰のあり(高浜虚子)  夏の雲でその体積を増やしていく様子が容易に目 に浮かぶような詩。

  ひとり酔ふ岩魚の箸(はし)を落したり                (石川桂郎) → お酒と合うみたいですね(笑)

  ひとり酔ふ岩魚の箸を落したり (石川桂郎)  岩魚のおいしそうな様子がわかる

  ひとり酔ふ岩魚の箸を落したり (石川桂郎)  岩魚が好きなんでこれにしました。  詩の意味は全然わからなかったです。

  ひとり酔ふ岩魚の箸を落したり (石川桂郎)  お酒をのみつづけているような感覚。

  ひとり酔ふ岩魚の箸を落したり (石川桂郎)     もう夏ですね。

  はんざきの傷くれなゐにひらく夜(飯島晴子)  さんしょううおの強い生命力がしっかりつたわっ てくる

  はんざきの傷くれなゐにひらく夜(飯島晴子)  静かな月の綺麗な夜に澄みきった山の小川で起き そうですね。

  はんざきの傷くれなゐにひらく夜(飯島晴子)  サンショウウオが半分に裂いても生きていること を、今日初めて知りました。  サンショウウオが血を流している姿はブキミで、 本来ならあまり見たくはないし、美しいものでもな いと思うのですが、この句はサンショウウオの血が 水に溶けて、ぼんやりと広がっていくところが、と ても神秘的に、美しく表現されていると感じました。

  雲の峰幾(いく)つ崩(くづれ)て月の山                 (芭蕉)  夏の夜の空を眺めていて、雲の塊が移動していく うち、月が見えていくような景色が想像された。夜 の月は風情があっていいと思う。

  雲の峰幾つ崩て月の山 (芭蕉)  空の峰のようにそびえ立つ入道雲が、いくつ崩れ て月山となったのだろう。  ダイナミックで雄大な句だ。       (編者)×印で示された北斗七星ともう一つの星のイ         ラスト略。

  雲の峰〜  夏といえば空が記憶によく残っているのでこの句 を選びました。

  身をよぢり浮かび四肢のべ山椒魚(福田蓼汀)  私は山椒魚の見た目が好きです。

  月いでて岩のしづまる山女魚釣り(松村蒼石)   ひとり酔ふ岩魚の箸を落したり (石川桂郎)  どちらも渓流釣り、あるいはとても澄んだきれい な川でのみ釣れる魚ですが、実際に見たことは一度 もないので、詩の情景が思い浮かべられるような体 験を在学中に体験してみたいです。

幸せのぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ(嶋田麻紀)   さくらんぼを今年親戚から送ってもらった。高  価なものだが大変美味しかった。 身をよぢり浮かび四肢のべ山椒魚(福田蓼汀)   川の底からくねくねしながら浮上し四肢を一杯 に広げた山椒魚。涼しい川面で辺りを見回している。

  舌に載せてさくらんぼうを愛しけり(日野草城) (感想)  さくらんぼが夏の季語だというのに驚きました。 また、さくらんぼの枝を口の中で片結びをするとい うのがあり、私は全然できなかったなあというのを 思い出しました。   ぐんぐんと伸び行く雲の峰のあり(高浜虚子) (感想)  入道雲を見て、私は小さい頃ラピュタがあると指 示していたことを思い出しました。今見たら、雨が 降る兆候なのであまり好きではありません。

   夏の海  刻々と育っていく真珠に対し、夏の海がもつ大き な力のようなものを感じた。手に掬うと色のない水 やという表現には遠くから見ると青空のような色な のに、実際は無色であるということを感じた。

「さくらんぼ」が夏の季語だったことに驚きました。       (編者)二つのサクランボが繋がった枝に葉っぱのあ         るイラスト略。

   さくらんぼ  夏の楽しみといえば 甘酸っぱいさくらんぼを冷蔵庫で冷やしておいて食 べることです。

 山椒魚が季語なのはおどろいた

 岩魚や山女、おいしそうです。

  紅に染まる夏空講義棟 感想   はんざきの句が、なかなかグロテスクであった  が、その中に美しさを見つけるのは面白いと思っ  た。入道雲や夏の海は、個人的な好きな季語であ  る。自分の句について、だんだんと暑く夏らしく  なっていき、涼しい夕方のころの夕焼けも最近美  しくなっていて、また、夕方は人が少なくて学校  の建物が映えることから、この句を詠んだ。

 

今回の新しい部活は…  外道部   ・人が嫌がることを好んでやる部活    (ただし、冗談で済ませれれることのみ)   ・周りから嫌われそうだが、どこか憎めない人    が多い   ・割と限度はわきまえている.

滅却心頭火亦涼  何度かこの句を聞いたことがあったので選びました。

「暑いけどみんなに春くる夏休み」  この夏休みでみんな遊びを通して恋をするのだろ うな。  夏だけど春がいっぱい訪れるのだろうな。

 夕立のことを「白雨」というのはとてもきれいな 和言葉だと思いました。一つの物事でも多くの言葉 があるのが日本語なんだなぁと思いました。今度の 部活で使おうと思います。       大和言葉の「雨」がききたいな   浴衣着て祭りに華さす少女達   水槽のおこぜとずっとにらめっこ       アクラスにオコゼがいます。とってもカワイイ。        (編者)本文と俳句の間に書かれた雨に向かって開かれた和傘のイラ         スト略。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  夏の急な夕立で、一気に気温がさがって部屋が少 し涼しくなる風景が浮かんだ

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  昨日の夕立、部活の皆ぬれているのに自分だけが 皿洗いでぬれてなかったのがなんだかさびしかった です。関係ないけど

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  夕立の一瞬のかんじがとてもよく伝わってくる

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  夕立が降るの夏だなぁと感じます。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  正岡子規は寝たきって生きていたので横になって 外から聞こえる夕立の音がきこえてき、聞こえなく なっていくことを表現している       (編者)「寝たきって」は「寝たきりで」?

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  海に行っている時に夕立が来て寒い思いをしたこ とを思い出した。けれどその後ににじがでて寒さを 忘れるくらい美しかった。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  夕立が降れば洗たく物の片づけ、濡れた服を着替 える、クツを乾すというように用事が増える。しか し、降った後は涼しく感じるのも事実である。夏の 日々によくある日常である。

夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)   感想 → 夏が感じられて良かった。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  台風で夕立ばかりでなくなることが最近多かった ですね

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  夕立は、豪雨や雷などの大きな音を立てるので、 そういった大きい音が通り過ぎるということを表現 したいのかと自分は思いました。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  昨日ちょうど夕立を聞いたのでこの句を身近に感 じる.夕立ちの日に部屋にいると夕立ちの音に驚く.     ↑大概数分で終わるが.

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  まだ、夕立が起こる季節ではないがもうすぐ夕立 がくるシーズンに入りそう。夕立には気を付けたい。

「夕立の音ばかりして通りけり」(正岡子規)  夕立ちは強い雨は降るものの、すぐに降り終わっ  てしまうさまを近くで降っていないのに音がする  というような表現が、うまいと思った。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  梅雨の時期の雨とは全然違う夕立ちの雨が大好き です。熱い夏に急に降り、やむと空気がひんやりす るけれど確かに夏の匂いがして、子どもの頃からの 夏のイメージになっています。夏の思い出にはいつ も夕立ちがあるような気がします。もうそろそろ梅 雨が明けて、本格的に夏が始まります。  吉見での初めての夏を満喫したいです。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  夏になると急に雨が降り出すのでいつも空を見て 確認していないといけない。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  夕立ちがすごい勢いで雨が降るため、雨の音しか 聞こえなく他の音はまったく聞こえない中で歩いて いる。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  からっと晴れていたのに急に降りだしていつのま にかやんでることが多々あった気がする。こういう 雰囲気もいいかんじだと思う。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  昨日の大雨がそうだった。  夕立ちとは夕方に降ることが多く短時間に局地的 に降る雨をいう。夕立を降らせる積雲や積乱雲が昼 過ぎから夕刻に掛けて最もよく発達するからである。  私は昨日の夕方は池で釣りをしていた 雨に濡れ たが楽しかった。

  夕立の音ばかりして通りけり (正岡子規)  夕立の音以外聞こえない。それほど激しい雨を表 現している。

  驚愕(きようがく)のまま氷漬け鬼虎魚                 (福田貴志)  目の前のエサに食らいついたらいつの間にか海の 中から出ていて、初めての環境に一瞬驚き、そのま ま氷漬けされたような顔をしている。       (編者)透明な氷の中に閉じ込められた、目の大きな        オコゼのイラスト略。カサゴのようにも見えます…。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  虎魚の強面を驚愕している表情ととらえる作者の 見方が面白く感じた。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  鬼虎魚はいつも驚いた顔をしている。そのようす を、驚いたまま凍らして、その状態(おどろいた顔) が保たれているようだ、と詠んでいる。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  虎魚の顔を思い浮かべると少し笑える詩だと思っ てしまった。虎魚からすると死ぬ間際で笑いごとで はなかっただろう。

(詩)驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  (感)氷漬けされても鬼虎魚の顔は変わらないよ    うな感じに思った

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  おこぜのあのびっくりしたようなめをみひらいて いるような顔がすぐ思いうかびました。  おこぜは食べたことないので食べてみたいです。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  想像したら笑えました。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  自分も虎魚を釣った事があるが、その魚の表情を 「驚愕」としたこの和歌はすごく面白いと思った。       (編者)和歌ではなく俳句です。

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  虎魚が氷漬けにされていて動き出しそうな雰囲気 が出ている

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志) (感想)  陸に上げられた時の姿がよく表されていてとても 面白いと思いました。

  虎魚(福田貴志) 涼しげで美味しそうだと思った.

  驚愕のまま氷漬け鬼虎魚 (福田貴志)  私はよく釣りに行き、オコゼを釣るのだが、まさ に驚愕という言葉がぴったりな程、口を大きく開け てクーラーボックスの中で氷漬けにされる。家にもっ て帰り硬直したおこぜの顔をみると少しこわい…

  行(ゆく)雲をねてゐてみるや夏座敷(野坡)  朝から暑くて部屋に冷房をいれて、何もする気が 起こらなく、床にただごろんと寝転がって窓の向こ うの空をながめている、という光景は私には夏のあ るあるである。外に出たくない病である。

  行雲をねてゐてみるや夏座敷 (野坡)  夏に昼寝をしながら見た雲は、実家での思い出で すが忘れられないものがあり、それを思い出しまし た。  読んでいて、セミの声が聞こえてきそうな詩であ ると感じました。夏本番に見る入道雲も素敵だと思 います。

  行雲をねてゐてみるや夏座敷 (野坡)  おばあちゃんの家に夏休み帰ると、庭につながる 開け放たれた畳みの部屋で寝転ぶのが日課になる。 縁側から外を覗くと見える青空は都会よりも青く広 く感じる。  その空を見る度に、夏だなぁと感じる。

  行雲をねてゐてみるや夏座敷 (野坡)  雲の流れを見ていて時の流れを感じます  夏の積乱雲などをイメージしました

  行雲をねてゐてみるや夏座敷 (野坡)  自分がねころがっている所が夏座敷にも見えるし、 夏のあつい雲も、座れそうなかんじがします.

  行雲をねてゐてみるや夏座敷 (野坡)  暑い夏は風鈴の音を聞きながら日陰で青天を見上 げる。興がありますね。

  行雲をねてゐてみるや夏座敷 (野坡)  小学生のときの夏休みを思い出しました。部活も なく、宿題も少なかったときは座敷でごろごろ寝て いました。

   夏座敷  暑く、頭がはたらかないため、座敷に転がると、 風に吹かれながら移動している雲が見えた。という 場面が頭に浮かんできた。

  行雲をねてゐてみるや夏座敷 (野坡)  座敷で仰向けになって雲を見て時を忘れるといっ たような情景が思い浮かびました。

  行雲をねてゐてみるや夏座敷 (野坡)  夏にねながら空を見ているのは気持ちいいことだ と思いました。

  水着脱ぐにも音楽の要(い)る若者                 (横山白虹)  さすがに水着脱ぐのに音楽はいりません  そもそも水着嫌いです

  水着脱ぐにも音楽の要る若者 (横山白虹)  プールの終わったときに水着を脱ぐのはとてもし んどい。好きな音楽があれば、がんばって水着も脱 げると思いました。

  水着脱ぐにも音楽の要る若者 (横山白虹)  夏の海で、水着に着替えながらはしゃいでいる若 者の様子が思い浮かびました。  夏休み中は、せっかく山口に住んでいるので、た くさん海水浴をして楽しい思い出を作りたいと思い ます。

  水着脱ぐにも音楽の要る若者 (横山白虹)  最近の若い者は音楽ばかり聞いていてマナーを知 らん。他人に迷惑をかけないのは当たり前。

  水着脱ぐにも音楽の要る若者 (横山白虹)  ノリは大切。音楽も大切。日焼けも大切。

  水着脱ぐにも音楽の要る若者 (横山白虹)  若者が音楽にたよっている資がわかる。  音楽にいぞんしている若者のことをいっているよ うに思える。       (編者)「資」は「姿」?

  水着脱ぐにも音楽の要る若者 (横山白虹) (感想)  私も音楽をきくのは大好きですが、そこまで依存 しているわけではないなと思いました。

「水着脱ぐにも音楽の要る若者」(横山白虹)  近年毎年のように海の家の騒音が問題になってま すね。

  水着脱ぐにも音楽の要る若者 (横山白虹)     少しエロい詩だと思った。

  正面の富士に対する浴衣かな (深見けん二)  句の意味はよくわかりませんが、浴衣を着た若い 女性がうちわを持って富士をながめている背中を思 いうかべて風情があるなぁと思いました。

  正面の富士に対する浴衣かな (深見けん二)  富士は富士山かなと思った

  正面の富士に対する浴衣かな (深見けん二)  浴衣ときくと夏がきたな、という感じがでていい かんじがする。

  正面の富士に対する浴衣かな (深見けん二)  女の子の浴衣がみたいです。上智みたいに水大で も浴衣祭りやりましょう。       (編者)いいですね。水大も上智みたいに美人が多い         からね。

  正面の富士に対する浴衣かな (深見けん二)  富士山の前に立つ浴衣姿の人の華やかな光景が想 像できるようなよくできた句だなと思いました。

  正面の富士に対する浴衣かな (深見けん二)  富士山をバックに浴衣姿の人を想像すると、「日 本!!」って感じがする。       (編者)富士山をバックにした浴衣姿の女性のイラス        ト略。

  正面の富士に対する浴衣かな (深見けん二) (感想)  富士の美しさに並んで、浴衣を着た美しい女性が いる光景がとても美しく、感動するというようなこ とを思い浮かべる。

  水着のうへにタオル羽織(はお)るは      さびしからずや      (篠原凡)  水着の上にタオルをまいて少しはずかしがってる のがわかる

  水着のうへにタオル羽織るはさびしからずや                  (篠原凡)  水着の上にタオルをはおってしまうのは、なんだ かもったいない気がするという思いを感じました。

タオル羽織るはさびしからずや                  (篠原凡)  水着を着てその上にタオルを羽織るというのはは ずかしくてやってるのか、みせたくて着ているのか はっきりせずにとまどっている様子がある

  水着のうへにタオル羽織るはさびしからずや                  (篠原凡)  水着姿はめったに見られないのにタオルを羽織ら れるのは残念だと思った.

  水着のうへにタオル羽織るはさびしからずや                  (篠原凡)  解釈は全然違うかもしれませんが、これは男性が さびしい気持ちになっているのか、それとも、せっ かく遊びに行ったのにタオルを羽織って見ているだ けなのがさびしいのか、帰り際にタオルを羽織り、 帰るのはさびしいと思っているか、いろいろと想像 できました。  作者はどのような意図で作ったのか気になります。

  水着のうへにタオル羽織るはさびしからずや                  (篠原凡)  僕は水着を見ることが好きです。タオルを羽織る なんて考えられないと思いました。

  水着のうへにタオル羽織るはさびしからずや                  (篠原凡)  着替える時にタオルを羽織ってテレかくししてい るのをさびしく思っている感じ  何か共感できる。

  うすぐらくあるふるさとの夏座敷(下山槐太)  すぐにその情景が思い浮かび、少しなつかしく、 悲しく感じた。  心にしみるいい俳句だと思う。

  うすぐらくあるふるさとの夏座敷(下山槐太)  陰居するならこういうところでゆっくりしたいで すね。       (編者)ほんと!! なお、「隠居」です。

  うすぐらくあるふるさとの夏座敷(下山槐太) (感想)夏らしさが伝わる排句ですね。       (編者)「俳句」です。

うすぐらくあるふるさとの夏座敷(下山槐太)   → ノスタルジックな香りがしますね

  うすぐらくあるふるさとの夏座敷(下山槐太)      何かいい排句       (編者)「これも「俳句」です。

  立ち出(い)でて裾(すそ)しわくちやの      浴衣かな       (草間時彦) (感想)  浴衣を着てすぐはピシッとしているが、夏祭りな どに行ったり動くとすぐにしわくちゃになった子供 の頃を思い出した。今では浴衣なんか着ないなあと も思いました。(祭りに行くとき)

  立ち出でて裾しわくちやの浴衣かな(草間時彦) <感想>  作者は彼女ではないのかもしれないが私からした らとても甘ずっぱい句である。とにかくなつかしい。 裾がしわくちゃという初々しさが、いいんだよなあ。

  立ち出でて裾しわくちやの浴衣かな(草間時彦)  夏といえば夏祭りで夏祭といえば花火であり、花 火といえば浴衣というように夏には欠かせないアイ テムであり、夏には必ず見たくなります。

  立ち出でて裾しわくちやの浴衣かな(草間時彦)  夏祭の季節が来るとともに浴衣の季節ですね。ス ラッと細い子が着るととても様になりますね。肩出 しは論外です

  立ち出でて裾しわくちやの浴衣かな(草間時彦)  夏祭にたくさん行っていて浴衣がしわくちゃになっ ていることをあらわしている。夏には祭りが沢山を 行われているので、すごく夏を楽しんでいることが 分かる。浴衣は、しっかりと保存しておかないとし わくちゃになってしまうので気をつけたいと思う。 祭りにすごく行きたいなーと思った。また、浴衣を 着たいなと思った。

  木から木へこどものはしる白雨かな(飴山實)  傘を忘れ夕立にあってしまった子供たちの姿を思 いうかばせるいい句だなと思いました。

  木から木へこどものはしる白雨かな(飴山實)  突然の雨でがんばってぬれないようにして走って いるのがおもしろいと思った。

   夕立、白雨(飴山實)  夏にいきなり来る、夕立に走らされる子どもを、 私は急いで洗濯物を取り込みながら見ています       (編者)部屋の窓から夕立と雷にあって走っている二         人の子どもを見ている、取り込んだ洗濯物を持って         いる人のイラスト略。

  海を来る白雨郵便局に佇(た)つ            (大宮司ちゑ子)  ちょうど、先週に来た台風を思い出しました。夕 立を白雨というのを聞いて、「なるほど」と思いま した。音を表す語が入っていないのに、音が聞こえ るような気がする、とてもすごい句だと思います。

  正面の富士に対する浴衣かな (深見けん二)   立ち出でて裾しわくちやの浴衣かな(草間時彦)  中学二年生から塾に通っていたせいで、地元の夏 祭りに一度も参加できておらず、浴衣にも何年も袖 を通していません。大学生になった今、バイト等も ありますが、ゆかたを着て夏祭に参加して、趣のあ る時間を過ごしてみたいです。

 木から木へこどものはしる白雨かな(飴山實) 感想   木に降り下る夕立が、子供が騒ぐような足音を   立てて、木々を移動する。 感想  行(ゆく)雲をねてゐてみるや夏座敷(野坡)   夏の日座敷に寝ころがって外を見るともくもく   と雲が行き交っている。

  汗流し水分補給にかき氷 感想  今回の句もそうだが、なんだか夏の句は全体的に  のんびりしているなと思った。特に夏座敷の句な  どは。  自分の句について、バイトや買い物でこの時期は  何リットルという汗をかいて暑いので、冷たく水  分の多いかき氷を食べた時の幸福感を詠んだ。