水大歳時記(平成二十七年度)

  春 の 部

      春、陽春

  桜咲く春をむかえて水大生

  春来たり別れと出会いに涙する

  迎春に少年誌読むサラリーマン

  春迎え離れた仲間を思い出す

  春はもうかぜをひくから大キライ

  風吹いて海風浴びて春感ず

  春来ても陸には上がれぬ船乗りは

  春半ば心地よい風で眠気増し

  春がきた僕にも春がきてほしい

  春が来て新芽の開花恋が咲く

  恋心一触即発青い春

  春のにおいくんくんくんくんいいかおり

 

       仲春

自分が作ったやつ   桜散り陽気な風吹く仲春よ       (編者)仲春とは今の暦の三月に当たります。落花よ        りも少し早い時季です。

 

       晩春

  晩春の暖かい風どこへやら

 

       四月

  下関四月の春でもまだ寒い

  あたまいたい四月の春でもかぜつめたい

  せんぷうきクーラー付けてもまだ四月

  四月末そろそろ恋しい母の味

 

   春昼(しゆんちう)

  海風に当たり昼寝す春の午後

 

     穀雨(こくう)

  しとしとと穀雨によりて湿る肌

  穀雨より萌えだちていく青い土

 

     暖か、ぬくし

  うたたねで気付く春のあたたかさ       → 厳しい寒さの冬が過ぎ、気付けばうたたねをする         ようになっており、暖かくなったのだなぁ…と感じ         たことを詠みました。

  いつの日か僕もだれかを暖める

 

       行く春

  緑山色をともない春過ぎる      ↑山が緑色になってしまったなぁという私の気持ちです

  春過ぎて波音せまるる砂浜の

 

       夏近し

  夏近しそろそろ暑い衣替え

  吉見にはもう蚊が出てる夏近し       (編者)筆者の住んでいる新地町も同様です。

 

     春の日、春日影

  気持ちいな春の日差しは眠くなる

 

      春光、春色

  風吹けば肌に感じる春の色

 

       春の空

  春の星空に輝く流れ星       (感想)流星をみてきれいだと思った。

 

     朧(おぼろ)月

  空見ると雲に隠れた朧月

 

       春の星

  春の星眺めながらお茶を飲む       春の星という表現と意味が気に入った。

 

       春風

  海一人今だ慣れぬ春の風       (編者)正しくは「未だ」です。

  春の風何処から吹いて何処へゆく

  すぐ冷めるころころ変わるはるの風

  帰り道春風が吹き夕日沈む

  穏やかな春風が吹く吉見港

  春風の匂いに少し潮の味

  春風が潮風くさい水産大

  春風に紫(ゆかり)の海辺のまほろばぞ       ・夕刻の海辺は紫色でとてもきれいです。そこにあた        たかい風

 

   霾(つちふる)、黄砂

  空霞むかの国からの飛来物

 

     霞(かすみ)

  春がすみ我が心にもたち込める

 

       山笑ふ

  春の日に山笑ふけど我眠る

 

       春の海

  春先の海を知らせしアオリイカ

  春の海そろそろイカ約り大漁だ       (編者)「約り」ではなく「釣り」です。

  町をゆく向けた先には春の海

  春の海新なる場へ航海す

  春の海貝がらひろう友をながめる

  春の海他には何も無い吉見       (編者)スーパーもコンビニもありますがな!

 

       春の波

  滔々と胎より出でる春の波

 

       入学

  入学式新しい風頬伝う

   曇天   入学式雨降る空と新入生

「銀行に口座開きて入学す」(堀之内和子)に倣って   農協に口座開きて入学す

  郵便に口座開きて入学す

  雨が降り入学式でスーツ死ぬ

  頑張って国公立に入学す       (編者)農林水産省所轄の水産大学校は国公立だもの        ね!

  君が代を斉唱したら新入生

 

      春セーター

  春セーター昼に着るにはまだはやい

 

    桜餅(さくらもち)

  桜餅桜見ながら食べようぞ

 

   石鹸玉(しやぼんだま)

  丘の上気持ち良さそうシャボン玉

 

       春眠

(編者)「春眠や膝からすべる乗車券」(石井敏子)に倣って   春眠や膝からすべる定期券

  春眠で落としてしまう乗車券

「春眠」森本ver.   一限目次は必ず出てきます           大智

  春眠や頭が下がる午後の授業

 

   蛙(かはづ、かえる)

  小野湖にて我に食われる蛙かな

  梅雨近き泣いてるカエル食べてみる

  海の声音が重なる蛙の音

 

   鶯(うぐいす)、春告鳥

  目覚ましに春告鳥の声聞こゆ

 

     燕(つばめ)

  燕を見明日は雨かと予想する       ツバメが低空で飛んでいると次の日雨が多い

 

     栄螺(さざえ)

  刻々と貝毒たまる夏栄螺

 

      アメフラシ

  アメフラシ一番親しいご近所さん

 

       

  雪どけの中にしだたる梅の花

 

     椿(つばき)

  赤椿白い椿と咲き誇り

 

       

  桜咲く春を感じる季節かな

  桜の花色づき始め華暦

  桜咲く青と緑にはさまれて

  教室の窓から見える桜ノ雨

  桜川窓から見える外景色

  桜の木花びら舞いて祝福す

  咲くもよし散っても美し春桜

  桜たち咲いたと思えばすぐ散った

  風に立つ桜の花の道しるべ

  春なかば桜のじゅうたんむなしけり

  桜咲くみんなで行こういちご狩り       春が来たのでバスツアーでいちご狩りに行こうという        俳句

  笑顔咲く新たな出会い桜花下       自分で作った俳句です

  桜見て大学生の道歩む

 

       山桜

  山桜散った頃には暑さ増す

 

       落花

  桜散る急勾配の先の君       (編者)リアルな若者のイラスト略。

  桜ちり海へ舞い降りカーベット

  桜散り道路を染める桃色に

  雨が降り桜落ちるが菜は育つ

  散り桜集めし子らの笑い声

  桜散り慣れぬ授業も慣れてくる

  学校で桜舞い散る青い春

 

      リラの花

  夕焼の   リラの花咲く   この場所で   微笑み歩く   儚い世界

 

        

  藤の花ふうわりふわりとほころびる

 

      クロッカス

  一日で六色も見つければ      自分も買うかクロッカスを

 

   若布(わかめ)、和布

  店頭に並ぶわかめに春を感じる

 

       授業

  新学期目指せフル単がんばるぞ

  新学期僕らはそろそろ海開き

 

      学生生活

  吉田です流通2年の吉田です

  雨宿り雨が止むまで雨宿り

  里はなれ潮風しみる親離れ

  旅立ちの心ふるわす船のゆれ   波止場にて、新友と郷を語りあう   ご対面耕洋丸で大はしゃぎ   海峡をゆく船くる船ながめつつ   陽と潮の匂いにつつまれひとねむり   帰り道海風に背を叩かれる

  スナメリの       (編者)リアルなスナメリのイラスト略。

<作品>クマノミの誕生       (編者)かわいらしいクマノミの子(多分)のイラス        ト略。

  青空にたなびく雲のそのむこう

  開かれし君の瞳に見えしもの     碧(あお)くまばゆき海の彩(いろ)かな                (季冬院楼僑)

 

  海に来て今日は何が釣れるかな

  おだやかに波立つ海で鳴くかもめ

  大漁だ今日も明日も大漁だ

  雨が降る雨が降っても艇をだす。

  吠え面をかくなと犬に言ってみる

 

       

現代詩(俳句は苦手なので)   桜     一ヶ月桜の花が咲くよりは     三日で散って     桜モチにしてほしい     潮風は皆そう願う

  (憧れ)
 先頭は遠ざかる  一人取り残される  目の前のレールの向こうに憧れるだけ       (編者)題名は編者による。顔も含めて全身をおおっ        た不思議な(制)服を着た子のイラスト略。

現代詩風にアレンジ  風船は浮いているものなのに  なぜ飛んでいったの泣くのだろう  リューリ リューリ ゆらゆらり  ヒューリ ヒューリ フワフワリ…

今日の現代詞(案外近くにあるかも、ですよ)    初夏とカニバリズム  夜の香と野川の香が初夏の神隠しを成す時刻  カニバリズムは泣いている  足りない、寄越せ、サビシイ、イヤダ  自転車の鈴が鳴り出して踏切の音が寄りそって  チリリ、カンカン、リンカララ.  カニバリズムは泣いている  シャララ、サララ、コララカ、ウララカ  白銀灯が空に上がり、その熱のまま星になる  星座になれないカニバリズム  ああ、ただ温(ぬく)くなりたいだけなのに  チリリ、カンカン、リンカララ  チリリ、カンカン、リンカララ       (編)「カニバリズム」(食人習俗)とはおだやかな        らぬ言葉ですが、『ピムの冒険』の授業の影響でしょ        うか。

 

       物語

  大正帝都奇談                 P.N. 蛍火 伝     序  ―四月―  桜が舞い散る学舎(まなびや)への並木道。私は 念願の”帝都大学”に入学することが出来た。私は新 しい生活を始めることに心を踊らせていた。今日、 帝大にはいることは軍に仕官することの次に名誉な ことであり、私も鼻が高かった。しかし、このとき 私は様々な不思議なことに巻きこまれるとは夢にも 思わなかったのである。      (続)

今週は誠に勝手ではございますが、  著者:蛍火伝の体調不良により 『大正帝都奇談(仮)』は休載させていただきます。       (編者)来週、よろしくお願いします。

大正帝都奇談(仮)   第一談『黒猫先生』(一)  私がその人と初めて会ったのはまだ入学して間も ない頃だった。入学式の数日後に説明会があり、そ れが午前中で終わったのだが、ふと私はせっかくだ から校内探索でもしてみようと思い立ち、私は即座 に行動に移していた。ただ、さすがは帝都大学、予 想をはるかに上回るほど広い。いつのまにやら私は 迷い子になっていた。私は表面上は落ちつきをみせ ながらも、内心焦っていた。そんな心状でうろつい ていれば、さらに迷うのは想像に難くないだろう。 己の学舎のはずなのに私は見たこともないような迷 宮に入り込んだかのような気持ちになっていた。そ んなときである。 「おや、こんなところにお客人とは珍しいこともあ るもんだねぇ」  後ろから声がした。振り返ってみるとそこには和 服を着て、その上に羽織をはおっている人がいた。 「ええっと … あなたは?いや、その前にここは?」 「随分と忙しく質問をする子だ。あっはっは」笑わ れた。  そうして私はこの不思議な人と出会い不思議なこ とに巻きこまれていくことになるのであった。                  (続)       (編者)「心状」ではなく「心情」です。あるいは        「心境」?文章なかなかこなれてますね。

 

      エッセイ

 いいお天気ですね

新しい部活を考えるコーナー!  ラブライ部!  ラブライバーが集まり、切磋琢磨し高みを目指す  部活。実質ただのオタサー。

 ・雨水も慣れれば余裕水大で  水大は雨や風が入学式の時からけっこう降ったり 吹いたりするのでもう慣れたから  ・春なのに寒気もたらす冬夏を  東京では雪が降ったりして寒い日が続くことを書 きました。

  晩春の暖かい風どこへやら   春の風強くりりしく吹いている。    感想  五七五に直して自分の思いをつたえるのが難しか った。

「新しい友をみつけた桜道」  水大で1番最初に話し掛けた相手は同じアパート に住む同じ学科の女の子でした。  幸先がよかった!感謝       (編者)文末のハートマーク略。

・泡沫や触れるに無意味ただ見てろ      余命宣告されている祖父のことです。      何も出来ない状況を俳句に。

「銀行に口座開きて入学す」(堀之内和子)  自分も入学した時はゆうちょと山銀に口座開いた ことを思い出しました。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  去年自分1人で口座を開きに行って緊張したのを 思い出しました。

「銀行に口座開きて入学す」(堀之内和子) ・口座を開くのと、入学して新しい扉を開く事をか  けていると思いました。   私も入学した時に初めて口座を開いたのでぴん  とくる一句だった。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  自分もそうだった。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  実家を離れ大学に入学する学生は、親からの仕送 りを受け取るために銀行の口座を開いたのだろうと 思いました。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子) 感想  確かにその通りだと思った。  自分もそうだった。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  私も同じように、口座を開かなければならないの で、同じ心況になり、この俳句を選びました。       (編者)「心境」です。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  新入生歓迎会だったり、色々お金が必要な時期な のです.断わらず正直に受けましょう.

・銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)   自分用の口座を作って一段階大人になった気分   を自分は感じたので、自分の感じたものと似た   ような描写の俳句で親近感が湧いてきました。

銀行に口座開きて入学す (堀之内和子) (感想)  *自分もそうだったので激しく共感しました。バ   タバタ口座作ったことを思いだしました。       (編者)「Chopper(+ハートマーク)」と書かれた        空を跳ぶウサギ型ロボットのような不思議な球体と、        その前の金魚のような球体と、後ろの二羽のカモメ        のイラスト略。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子) 感想…   私も寮費の引き落としのために山口銀行に口座を  作ったので、この句に共感を覚えた。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  大学に入学することになって初めて自分の口座を 作ったとき大学に入るんだなあと実感しました。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  バイトする気満々でこれからがんばるぞという気 持ちが伝わる

銀行に口座開きて入学す (堀之内和子) → 初めて自分の銀行口座を作って、入学する学生の  風景を五・七・五にまとめたもの.

感想  入学   入学のときの口座を開いたのを思い出した。

銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  感想   銀行に口座を開くということは入学金や授業料   を入金するために開いたのだと思う   私も実際に体験しておりその時の入学への期待   や不安などの様々な気持ちが伝わってくる。

銀行に口座開きて入学す (堀之内和子) (感想) 自分と重なる俳句だった。 一人暮らしをするために銀行で口座を開き、どきど きとわくわくで入学するそんな光景が目に浮かぶよ うでした。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  まさに今の自分のことを表すような俳句だと思っ た。一人暮らしとなり口座で自分の金を管理するよ うになり、不安と期待に胸を膨らませるような生活 が自分に重なるような思いになった。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  この排句は今の私をそのまま読んだ句だと思いま した。       (編者)「俳句」です。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子) 感想   私もこの四月、吉見に越してきて新しく口座を   開設したのでこの俳句が一番「春」をよく表し   ていると思いました。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  大学に入学し、一人暮らしをするため口座をつく り新しく始まる生活を表している。  自分も同じなので、とても共感することができた。 やはり、大学に入学して一人暮らしをするには口座 もつくらなければならないので、ほとんどの人に共 通することだと思う。

銀行に口座開きて入学す (堀之内和子) 感想:新入生の初々しい様子が鮮明に思い浮ばれる.    自分の入学したての頃を思い出す。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  地元から離れて新たな地での新生活が始まろうと しているのがわかる。自分もここにくる時に口座を 開いていたので、すこし前の話しだが自分のこれか らの生活の期待と不安を思い出した。

・銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  僕は今年水大に入学するために、京都から山口県 へ引っ越した。そして先日俳句と同じように口座を 開いたが、まず銀行に行くというのがほぼ初めてだっ たので、少しきんちょうした。その口座で親に仕送 りをしてもらってはじめて、生活できるし、勉強が できると思うので、そのありがたみを入学後もずっ と忘れずに、生きていきたい。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  自分の口座を開くことで、いよいよ一人になり入 学するのだという実感が湧いたその時の気持ちを思 い出した。  今までは実家にいて、自分の口座など必要なかっ たため、口座を開くというのが一つの節目となって いる、ということに共感出来た。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  僕も最近口座をつくったのですが、作ったときは 少し大人になったかな?と感じたのでそういう意味 でとらえました。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  セブン銀行を開口しようとネットで申し込んだと ころ、住民票と入学式と入学式の関係で本人受けと りができず、申し込み方法を変えることになりまし た。オンライン申し込みは便利ですがルールが多く ゆう通がきかないとなると複雑で扱いにくいです。  開口も一人暮らしも初めてのことが多く、苦労し ています。  そんな私の心にじわりと響く俳句でした。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  入学生は、新しい気持ちでワクワクや不安な気持 ちでいるが、親は口座を開いてお金がかかり大変だ という対になる気持ちでおもしろいと思った。       (編者)薄く書かれた桜の木の下の入学式という看板        とその横の南蛮人のような服を着た人のイラスト略。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  高校や大学などに進学するため、親が銀行からお 金をおろし入学金をはらいやっと入学できるあわた だしい親の顔がうかびあがる作品だと思う。  自分たちも大学に入学するため両親がこのようなことをしていた と思うとありがたいと思う。

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  すっと頭に入ってきてとてもわかりやすくていい

  銀行に口座開きて入学す (堀之内和子)  銀行に口座を開くのと入学をつなげているのがよ かった。入学の気持ちがつたわってきた。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  卒業したことで日々騒々しかった場所が静かになっ たその寂しさを詠んだ詩

「卒業歌ぴたりと止みて後は風」(岩田由美)  卒業式に卒業生が校歌を歌い終わり、学生生活を しみじみ思い出し、同時にこれからの未来のことを 思っている。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  高校の時の卒業式のことを思い出しました。もの 悲しい雰囲気がつたわってきました。

・卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  (感想)  とても共感できた俳句でした。下宿を初めて早二  週間もたとうとしていますが、今だに卒業式がつ  いこないだのように思えます。その気持ちを風の  一文字で表現しているのがすごいと思いました。       (編者)「始めて」、「未だに」です。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  歌を歌ったあとの会場の人々が余暇にひたってい るときの静けさを表現していると感じた。       (編者)「余暇」は「余韻」?

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  卒業は、別れの式であり、新しい船出の始まりと も言える。卒業式にての卒業歌は、学校生活におい て、卒業生全員揃っての最後の団結する集団行動だ ろう。そんな卒業歌を歌い終わり、ピアノの伴奏が 止んだとき、そこを吹く風には悲しみや達成感とい ったものが運ばれ、心機一転、追い風として新たな 旅立ちへと駆り立ててくれる。そんな人生の別れ目 を詠んだ詩だと思う。

「卒業歌ぴたりと止みて後は風」(岩田由美)  卒業式で卒業の歌を歌い、それが終わったときに、 風がふいて涼しかったので、涼しげに卒業できた。  なかじー大好き       (編者)クックック、ぼくのことかな? 文末のハー        トマーク二つ略。

・卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)    とても淋しい感じがする

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  この句は、読んですぐに情景がうかぶし、また、 よけいなことを言っていたく、とても分かりやすい 句でした。  実際に自分の卒業の時も歌がやんだあと「しーん」 として、外では風がふいていて、何だかしんみりと した気持ちになりました。       (編者)「言っていたく」は「言っていなく」?

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  各々の思い出が詰まった効果を終えそれまでの生 活が終わり後の風が吹くことによってそれからの生 活がうまくいくように感じる。

卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)   卒業式で最後の歌を歌い、別れという悲しい気   持ちを体育館に通る風によって入れ替わり新し   い気持ち、期待や不安に変化していると思った。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  この俳句を見て思ったことは卒業式にみんなで歌 うお別れの歌が終わった後の感じがよく表現できて おり、すごいなと思いました。  特に”後の風”という部分ではもう卒業なんだなと いうさびしさとむなしさが混ざったような気持ちが すごく伝わって来るのでいい句だなと思いました。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  自分の高校の卒業式も風の強い日だったとしみじ み思い出しました。残念ながら水大の入学式は雨で したが、水大生としての生活、楽しみたいです。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  自分の高校の時の卒業式はものすごく雨が降って いたので、卒業歌の後は雨の音というイメージの方 が強いなと思いました。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  この俳句では卒業をし、少しさみしいけれども、 春の風に新しい生活への希望を感じているのかなと 思いました。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  今年の3月に卒業したばかりなのでなつかしいも のがある  卒業式の時はみんな騒がしいと思うが、卒業歌が 止んだ後は「別れ」がありこの詩の「後は風」とは その「別れ」を表しているのだと思う。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美) (感想)卒業の時の寂しさと厳粛さとさわやかさを    感じました。       (編者)「中島先生」と書かれた、眼鏡をかけた若い        男(!)のイラスト略。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  卒業式を終えた旅立った学生らの様子が「風」と いう語で強張されている。また「ぴたり」という擬 音語を使うことで、大人になるという成長、きりか えが見受けられる。       (編者)「強調」です。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  卒業式が行われにぎやかに卒業歌を歌っていたが、 卒業歌を歌い終えるとぴたりと静かになり、後には 風の音だけがする寂しさを感じる俳句だなと思いま した。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  卒業する寂しさがよく現れていると感じました。 しかしそこに風がふいて新たなスタートがはじまる 風景も浮かびました。

  卒業歌ぴたりと止みて後は風 (岩田由美)  卒業の歌が終わってしまいさみしさが残っている 様子が伝わってきました。私も卒業式は別れで悲し かったので共感できました。

  春の海まつすぐ行けば見える筈(はず)                 (大牧広) 感想 → 春がもう来てるんだなあと感じられて良い                  と思います。

  春の海まつすぐ行けば見える筈 (大牧広)  ここに出てくる「春の海」はおだやかな感じがし ません。「まっすぐ行けば」と書いてあるように、 この海はそんな簡単に行きたい所までつれていって はくれないのではないでしょうか。それでも春の海 に出て行くということ。  たぶん、多少つらくても行きたい場所という未来 がこの詩の作者にはきちんとあるのだと思います。 私は少しぐらいならいろいろと寄り道をして、楽し みながら行きたいと思いました。ちょっとなら遠ま わりしてもきっとすばらしい体験ができるから。

  春の海まつすぐ行けば見える筈 (大牧広)  海とはこの先の人生を表現しており、春のすっか り晴れた日に海を見るとこの先の明るい未来が見え、 くもりの無い道が見える。

  春の海まつすぐ行けば見える筈 (大牧広) [感想]この俳句の、春の海がまっすぐ行けば見える    はずという表現は、たとえ今が寒い冬であっ    ても、春は自ずと訪れるだろうという意味な    のでは、と考えました。今も昔も、何年たっ    たとしても、春は必ず訪れる。そんな意味も    こめられているとも感じました。

  春の海まつすぐ行けば見える筈 (大牧広)  自分が思う春の海とは桜並木のことだと思ったの でこれから新しい事が始まるのだと思いました。

春の海まつすぐ行けば見える筈 (大牧広) 感想 新生活を機に何かに挑戦しようという意気込みがう かがえる.   が 海は荒れることもあり   世の中そんなに甘くはないと思った。

  春の海まつすぐ行けば見える筈 (大牧広)  澄んだ青空と海岸に一人で立っている自分を想像 できる。  これから先の将来がまっすぐ切り開いていると感 じた。

  春の海まつすぐ行けば見える筈 (大牧広) (感想)   大学に入学して、不安がある中でも、春の海を  見て、まっすぐ行けば自分の進路が見えてくると  いうようなことを感じさせてくれた。   また、入学から卒業までの勉強に対する意欲を   感じる。

  春の海まつすぐ行けば見える筈 (大牧広) 「これから新しい生活が始まり、不安などが大きい けど、自分を信じて真っすぐ進めば未来が見えてく る」という今の自分の心情と一致したから。

  春の海まつすぐ行けば見える筈 (大牧広)  深い意味は分からないが、「新しく年が始まり、 何をしたらよいのか分からないことが多々あるかも しれないが、まっすぐ進めば、きっと何かが見えて くる筈だから、前へ進もう」と感じられた。何か自 分に当てはまる節があり、この歌を選んだ。

  春の海まつすぐ行けば見える筈 (大牧広) [感想]  大学に入学する時期の春は春霞が立ち海に臨んで  も遠くを見透すことが出来ない。新入生がこれか  らの人生を送るに当たって不安を感じながらも、  真面目に真っすぐ進めば間違いないという決意を  感ずる

  春の海まつすぐ行けば見える筈 (大牧広)  水平線が広がる海でもまっすぐ進めばいつかはちゃ んとどこかにたどりつける  春の新たな場所でもいつかはどこかにたどりつけ るという希望を感じた。

  春の海まつすぐ行けば見える筈 (大牧広)  何のことを表しているか抽象的すぎて分かりずら いが春の海に新生活などを例え、まっすぐに一つの ことを信じて進めたら良いということを表している と感じた。新しい環境や生活、学校は緊張し、不安 なことも多いと思うが、自分の中で完全に信じられ るものができたら良いと思った。

  雨がちに過ぎつる春の休みかな (上川井梨葉) *下関に来てから晴れてる日が少なすぎて驚きまし た。       (編者)アンパンマンとバイキンマンの本物みたいな        イラスト略。

  雨がちに過ぎつる春の休みかな (上川井梨葉) 感想 雨が降って野球が出来ていないので、早く野球がし たい!!

   春休み  春休みに友達とUSJに行って夜に焼き肉を予定し ていたのに雨が降ったせいでUSJのジェットコース ター系は停止するし、 焼き肉まで歩いて行けなくなってしまったのでとて も残念でした。 春の雨は大嫌いです。 … でも雨がしとしと降る中の桜はなかなかキレイ でした。

  雨がちに過ぎつる春の休みかな (上川井梨葉) ・ついこの間まったく同じような状況を体験しまし た。まだこちらへ来て日も浅いので、何をやるでも なく雨の音を聞きながらただぼうっと過ごしていま した。なんとなくこもった雨の音が温かく、春なら では感慨深さであったような気がします。おだやか な時が流れる春ですが、その静かさに一種のせつな さを感じさせるような句であると思いました。

  雨がちに過ぎつる春の休みかな (上川井梨葉)  入学式が雨だったことを思い出しました。春休み はいつも寒いことが多く、春らしくない服装で遊び に行っていました。ゴールデンウィークになればきっ と春の服で出かけられると思います。実家のある兵 庫にかえって友人と遊ぶ約束をしようと不意に思い ました。  それから読書感想文の本には「思い出のマーニー」 を選びたいです。さっそく図書館に行って探します。 DVDもリリースされたらしいので購入するかどうか 迷っています。誰かプレゼントしてくれる人を募集 中です。とても心あらわれるような映画で、18年 生きてきて一番心に残っています。ぜひ見てみてく ださい。主題歌も世界観がマッチしていて感動が増 します。映画版ではジブリが舞台を北海道の湿地に しています。  原作では名前も日本ではないのでどのような世界 なのか気になります。

  雨がちに過ぎつる春の休みかな (上川井梨葉)  山口県に来て2週間ほど経ちますが晴天の日が少 なく、ちょっと残念。「雨がち」という言葉にピン! ときました。洗濯物が乾きづらい日々が続いて、今 着ている服は、朝ちょっとしめっていました.  早く暑くなってほしいです。

  雨がちに過ぎつる春の休みかな (上川井梨葉)       (編者)キノコのような木に降り注ぐ雨と落ちる桜の                 花びらのイラスト略。

  雨がちに過ぎつる春の休みかな (上川井梨葉)  水産大学校への進学してきて第一に思ったこと、 というのは「雨の確率が非常に高い」ということで す。そんなことが詩に表されていて、共感が持てま した。結局ほとんど外に出かけませんでした。

  靄(もや)に透く紺の山なみ四月かな                (三森鉄治)  なぜ紺の山なみが4月なのかがわからなかった. むしろ冬であると思う。       (編者)もやのかかった二つの山のイラスト略。

  靄に透く紺の山なみ四月かな (三森鉄治)       (編者)もやのかかった三つの山のイラスト略。

  靄に透く紺の山なみ四月かな (三森鉄治)  山をおおっている靄から透けて紺に見える山が四 月の風景だ

靄に透く紺の山なみ四月かな (三森鉄治)  感想   この俳句からは四月の訪れを感じ景色を想像す   ることができる。俳句からイメージが容易だっ   たのですばらしい俳句だと思う。

  靄に透く紺の山なみ四月かな (三森鉄治)     なんとなくオシャレ

  靄に透く紺の山なみ四月かな (三森鉄治)  水大の周りの山々も雨の後などはこんな感じでき れいだなと思いました。

  靄に透く紺の山なみ四月かな (三森鉄治) ・もやの中に見える山なみが紺色(青と紫)に見え  ると歌われている。冬ならば黒、秋ならば赤黄と  季節に色が使われるように「紺色」と使ったとこ  ろに興味がひかれた。

  その上へ又一枚の春の波 (深見けん二) 「海の波がやわらかく重なって浜に打ち寄せる」   という意味と 「桜の花びらが次々に重なって舞散る」 の2つの意味を感じた。

  その上へ又一枚の春の波 (深見けん二) 「春の波」というものが何であるのか具体的に示さ れていはいないが、自分は「桜の花びら」のことだ と思う.  桜の開花時期が終わり、道に散った花びらが学内 にも多く、印象に残ったのでこの詩を選んだ.

  その上へ又一枚の春の波 (深見けん二) ・花が散り積もる様を波の重なりで表現しているの  ではないかと感じた。

(詩)その上へ又一枚の春の波 (深見けん二)  (感)春からきた波のように積み重ねることがは    じまろうとする様子のように感じる。

  その上へ又一枚の春の波 (深見けん二)  春をむかえまた一段上へと上がったことを表して いる。

  ひらかなの柔らかさもて春の波 (富安風生)  ひらがなのようなやわらかく弱々しい春の海の波 が思いうかび、まさに水大の新入生を迎え入れる吉 見の海のように感じた。       (編者)出席カード一面に書かれた迷宮バズル略。        やってみましたが何とか「スタート」地点から「ゴー        ル」にたどり着けました。

清明や壷(つぼ)に満ちゆく水の音(片山由美子) ・四月の初めに滝に行く機会があり、滝壺に満ちる  水の音を聞いた。

 ・春暁やあさき夢見し夢の中 (草間時彦) 感想:春眠暁をおぼえず、と言われるように、まど   ろんでしまうのも最もなことかと思います。       (編者)「もっとも」は平仮名のままか、漢字では        「尤も」です。宇宙人だか、タコだか犬だか、不思議         なイラスト略

 俳句はぜんぜん作ったことがなくて、季語とかも よく分からないけど、17音で世界を表すのはすごい と思ったし、きれいだと思った。       (編者)出席カード中央の「メバル」の周りに配置さ        れた「シイラ」、「あまだい」、「コウイカ」、「タ        コ」、「ウツボ」、「マトウダイ」、「カメノテ」の        イラスト略。

(感想)一年前の入学とうじを思い出した。

 去年も自分は同じ気持ちだったのでなつかしい感 じがする.

 

  営業部  隙あらば他の部活から仕事をもらおうとする部  あわよくば最終的に乗っ取るつもりでいる.  またこの際、他の部活の幹部を飲み会に誘い、接  待することも多い  正直、迷惑極まりない       (編者)奇妙な部が色々ありますね。

感想  プリントに書いてあった話を読んでとてもグロテ  スクで大変な話だと思いました       (編者)『アーサー・ゴードン・ピムの物語』のこと        ですね。来週解説します。

 エドガー・アラン・ポーのことは、江戸川乱歩に ついて聞いたときに名前のもとになっていると聞い た事はありましたが、作品についてはなにも知りま せんでした.ですが、この授業でとりあげられた 「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピム の物語」をきっかけに、エドガー・アラン・ポーの 作品を読んでみようと思いました.

  感想  海洋文学は奥が深いことが分かった。しかし、読 んでいくにつれて文章にのめりこむようにしていた。 詠むとおもしろい。

 筋肉繊維の間を通りぬけたり、ありえない事が多 い物語であったが、興味のわくおもしろい話だった. 海の話はだいたい食糧難になると思った.

 オーガスタスの首元に釘が刺さる場面の描写がリ アルで、生々しいイメージが頭の中に浮かんできて、 少しの間手に力が入らなくなりました。  文字しか見ていないのにここまで生々しくイメー ジが再現されるのは作者の表現力がすごいと思いま した。

 海洋小説の中で、幽霊船の存在に興味を持ちまし た。嵐の中人の少ない船を操従する大変さが文章か らとても感じとれました。そして幽霊船のガラの悪 さの表現が分かりやすかった。       (編者)「操従」ではなく「操縦」です。

感想  普段からあまり本を読むことがなかったので、今 回、あらすじを読むだけでもおもしろそうな作品で あったから、今度読んでみたいと思った。

カール・マリア・フォン・ウェーバー Der Freischuetz Nr. 2 「おお太陽が昇ることが、我 が恐怖なり」Terzett mit Chor (Kuno) Mein Sohn, nur Mutt! Wer Gott vertraut, baut gut! Jetzt auf! In Bergen und Klueften Tobt morgen der freudige Krieg (Chor der Jaeger) Das Wild in Fluren und Triften Der Aar in Wolken und Lueften Ist unser, und unser der Sieg! (Chor der Landleute) Lasst lustig die Hoerner erschallen! (Chor der Jaeger) Wer lassen die Hoerner erschallen! (KUNO, Jaeger und Landleute) So! Hussah, dem Braeutigam, der Braut!  自分はDer Freischutzの中でこの部分の節が好き だ。  森林保安官のクーノが自分の娘の婿養子にくるマッ クスを励ます場面(森林保安官のクーノの家系の長 男は伝統として射撃の腕を結婚の当日に示さなけれ ばならず、今回は娘のアガーテしかいなかったため 特例として、婿養子のマックスに課せられていた) なのだが、出だしは力強く、低く威圧するような感 じで励ますという感じはあまりしない。そしてJetzt auf!の部分から一転して曲調が早くなるのである。  節最初の沈んだ雰囲気が終盤では明るく変わって いる。そして最初は一家だけの話し合いの様相から 周りの全員が陽気に参加していることから、舞台の 村の日常が和気藹々としたものであることがうかが える節である。       (編者)『魔弾の射手』の歌詞の変音(ウムラオト)        のチョンチョンは"e"で表しました。

  桜ちり少しさみしい通学路     感想      さみしいです。

『菜の花の小みちを抜けて海へ行く』  フィッシングパークから古宿海岸へ行く道には菜 の花がいっぱいでその道を抜けたら海しかないので 春から夏の季節の変化を感じました。

 故郷に帰りたくなった   風船を片手に持って散歩する

  春がすみ桜の季節終わりかな (感想)  さみしい気持ちになった

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  故郷の山の春の訪れを表現している。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  春に久々に帰郷したのだろうか、山の斜面は春の 色で埋まっているのだろう。「山笑う」という表現 が上手い。作者の故郷はここ吉見の地に似ているの だろうか。辺りが山でおおわれて、自然豊かだと見 受けられる。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  春の山里は見渡す限りの山の中で山桜が咲き、普 段は深緑や茶と冷めた山々も春の桜で所々桃色に色 付き、笑っているように見える。  また、その桜に集まる鳥や、冬眠から覚めた動物 たちが活躍し始め、静かだった山が騒やかになる様 子。       (編者)「にぎやか」は漢字では「賑やか」です。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  自分の故郷に帰ると、山が笑って出むかえてくれ るような温かさを感じたから。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規) ・自分も愛媛の松山市出身で、子規と同じ山を見て 育ってきた。故郷を離れた今、それまであまり気に もしなかったことだが、次に帰った時は山々を見て 故郷に帰ってきたことを実感したいと思う。子規と 同じように、山はぼくを笑って歓迎してくれるだろ うか…。

 私は正岡子規の「故郷やどちらを見ても山笑ふ」 という俳句がこの中では気にいりました。私は実 家が長崎県で山だらけなので自分も同じ境遇なの で、この俳句を選びました。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  正岡子規が病で田舎にきた時の歌でしょうか。私 は東京出身のため、周りはコンクリートジャングル でした。排気ガスが臭く、空気が汚い気がする。  この学校の長所の一つが度田舎にあることだと思 います。各部活の新入生歓迎会、入学式での桜の満 開は見事なものでした。水産大学校から山々を眺め、 所々に見える薄い桃色は本当に山が笑っているよう でした。たった一、二週間前のことなのになんだか ひどくなつかしい気がします。       (編者)「度田舎」は「ど田舎」?

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  故郷が山に囲まれていて自然豊かな状況が伝わっ てきました。僕の実家と似ていると思いました。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  地元に帰った時に山が元気になり笑うのと同時に どこか帰ってきた自分を歓迎してくれている感じが しました。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  まだ私は山口に越して来てから、1回も地元に戻っ たことはありませんが、この俳句のように故郷はい つでも温かく迎えてくれるものだと思います。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  私が、この俳句から想像した情景は、久しぶりに 故郷に帰り自然に浸っているときに春風が吹いて、 山がざわめきはじめるという情景を思い浮かべまし た。       (編者)「水大村」の上の矢印の先に人がいて、その        先に2軒の家と左に田んぼ、それを山々が取り巻き        「ざわざわ」といっているイラスト略。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  故郷はいつ帰ってもおおらかで自分を受け入れて くれるそんな気がする俳句でした。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  これは自分が住んでいる所と違って故郷はどこを 見ても自然が多いなと感動している気持ちを詠んだ ものだと思います。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  少子高齢化が進みつつある現代では故郷といえど も森林等の自然に囲まれた環境で幼い時を過ごした ことのない人は少なからずいるだろう。  時代の変化とも言えるだろう。また、最近の子供 は虫も触れないとか。時代の変化とも言えるだろう。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  久しぶりに故郷に帰った時の気持ちを山で表現し ているのかなと思った。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  この句は、春の句で、春になると田舎では都会に いく人や進学したりする人がいて、地元を離れると きに、ふと周りの山を見てみると自分の門出を祝っ てくれるようである句と思う。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  故郷へのなつかしい思いとあたらしくうつった場 所も同じように季節がめぐることに思いをはせてい る。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  春になり山に囲まれた故郷の地で周りを見渡すと 冬の寒さに耐え春の暖かさを喜ぶかのように深々と 緑を育んでいる様子。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  自分の故郷を思い春が来たことを喜ぶ姿が思い浮 かんで心が温かくなった

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  故郷を離れ初めての春です。今、故郷の山はどん な状態か分からないけれど、木々には若葉が茂り、 陽を浴びて、元気に育っている風景が浮かびました。 早く故郷に帰りたいです。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  自分の実家も山に囲まれたような所にあり、春に なると実家から見える山々全てに春が咲いて、きれ いに色どられていることを思い出して、きれいな情 景であったと感じることのできる俳句だと思った。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  山が笑うというのは、春になって植物が芽吹いて きたことを言うのではないかと思う。地元の雪どけ の後の山の様子と重なる点がある。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  故郷の山々が、緑ゆたかになってゆくようで春を かんじる 自分の地元の山は桜がけっこうあるので よくわかります.

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  私の出身の近くにも、山ばり多いところがあった ので、頭にその風景が思いうかんだ。その風景とと もに、正岡さんは故郷のあたたかさを山が笑ってい るという言葉で、季語にするとともに表しているの で、上手いなあと考えた。       (編者)「あぶないぞ!」と叫ぶ、4つ並んだ縦帆の        描かれたペンギン号の前方に見える「なんたら号」        のイラスト略。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ (正岡子規)  病気で動きがとれず春であるのに自分から見れる のは山のみである哀しさを表した詩

  風船が乗って電車のドア閉まる(今井千鶴子)  子供が電車に乗ってくる様子が思い浮かぶ。

  風船が乗って電車のドア閉まる(今井千鶴子)  風船を持っている子供たちが急いで電車に乗り込 んで、電車のドアが閉まり、電車が動き始める情景 をあらわしている。風船というのは、春や夏がおと ずれた感じがするので、とてもほほえましく感じる.  風船が私も欲しいと思った。

・風船が乗って電車のドア閉まる(今井千鶴子)  風船が勝ってに一人で電車に乗ることはまずない. となると、風船を持っている子供が電車に乗ってき たのではないだろうか。そこには親もいたのかもし れない。久保田万太郎は江戸下町の情趣を描いてい た.電車が走り、それに乗るどこかのマーケットの 風船を持った子どもと親の姿。それを描いたのでは ないか       (編者)作者は今井千鶴子先生です。

  風船が乗って電車のドア閉まる(今井千鶴子)  この俳句の雰囲気が気にいりました。「風船が乗っ てから電車のドアが閉まる。」とても時間がゆった りと進んでいるような感じが伝わってきます。この 風船の部分に入る言葉によってこの俳句から感じと れる時間の速さが変化するのもおもしろいと思いま した。駅に走って来る高校生だったら穏やかではな いですし、セミだとうるさいだけですし、静かにゆっ くりと動く風船だからこそ、この俳句の穏やかでゆっ たりとした雰囲気が出来上がっていると思いました。

風船が乗って電車のドア閉まる(今井千鶴子) ・昼下り親子がゆっくり電車に乗って帰るような思  いが伝わる  風船はふわふわしているのに電車にのってからド  アが閉まるのでゆったりした感じが伝わる

『風船が乗って電車のドア閉まる』(今井千鶴子)  小さな子供が風船をもって電車にのるシーンがふっ と浮かんだ。きっと周りの大人、例えば車しょうさ んも子供が来るのを待っていてあげたのではないか と思ってとてもほほえましい句だと感じた。

風船が乗って電車のドア閉まる(今井千鶴子) 感想  私のイメージとして風船をもった小学生が電車に 乗ってきて、今から始まる小学校生活の期待感を感 じる。

  風船が乗って電車のドア閉まる(今井千鶴子)  ぼっーとしていると危険だと感じました。       (編者)「ぼっー」はどう発音すればいいのでしょう        か?

  風船が乗って電車のドア閉まる(今井千鶴子)  春の明るい感じがするけど、 「電車のドア閉まる」ってところから  春の別かれのさみしさを感じました。

風船が乗って電車のドア閉まる(今井千鶴子)  風船 → 子供(子供が持つものから連想)(天に上が  るという意味で死んだ子ども)  電車のドア閉まる → 宮沢賢治の”銀河鉄道の夜”  に出てくる死者が乗る鉄道のドアが閉まる。   ひねくれて考えるとコワイですね

  風船が乗って電車のドア閉まる(今井千鶴子)  風船のように人や植物ではなく、ものが電車に乗 り込んで来るのは非現実的でおもしろいと思った。  風船が電車に乗ってこれるのは都会では難しく、 水産大の近くを走る電車のようなものが、想像でき た。

  風船が乗って電車のドア閉まる(今井千鶴子)  風船は春の季語でなんか最近開設された北陸新幹 線みたいに、新幹線にのった人々をかいているのか なと思った。春風にのって子どもがもっていた風船 がたまたま電車のなかにはってしまるかんじだと思っ た。       (編者)「はってしまる」は「はいってしまる」?

  風船が乗って電車のドア閉まる(今井千鶴子) 「電車に乗っている」ということから風船は人間の 形容だろう。風船はふわふわゆらゆらとしているた め何か楽しい気持ちでふわついている人や、疲れ切っ てゆらゆらしている人といったいろいろな形容がで きる。様々な人々がそれぞれ色々な心情で新しい環 境へ進むために同じ電車に乗っているという情景が よく伝わってくる詩だ。

  花筏(いかだ)水に遅れて曲りけり              (ながさく清江)  桜の花びらが散り、水の上(川など)を流れてい る様子が思い浮かんだ。そして、水の流れより1テ ンポ遅れて流れている、のどかな感じもした。水の 流れより遅れて桜の花びらが曲がっているのが、よ り一層のどかな雰囲気を感じさせている。

  花筏水に遅れて曲りけり (ながさく清江)  花びらが川をゆっくり流れていくさまが頭に浮か ぶようです。川辺にしだれ桜が咲いている場所があ りましたが、曲がり角にたくさん花びらがたまって いるのも中々に美しかったです。桜は散っていく姿 が個人的には一番好きです。

  花筏水に遅れて曲りけり (ながさく清江)  はないかだは水のあとをおうように流れていくよ うだ。美しい風景が想像されるきれいな歌だと思っ た。

  花筏〜への感想  山から下ってくる小川を思い浮かびました。

  花筏水に遅れて曲りけり (ながさく清江)  桜の花びらが満開になったと思えばすぐに散って いってものさびしさを感じる俳句.

花筏水に遅れて曲りけり (ながさく清江) ・一番、春らしい情景が頭に浮かびました。月が差  し、川を照らし、川の水の流れもゆっくりと流れ、  また、快ろよい風が吹いている草原のような場所  をイメージできました。個人的ですが、すごく気  に入った詩となりました。       (編者)「快い」です。

  花筏水に遅れて曲りけり (ながさく清江)  花筏と水の様子が想像できとてもすずしげな作品 だと思いました。       (編者)小さなイカを指でつまんでいるリアルなイラ        ストと、「絵」と書かれた下で、帽子の房が手でもあ        る歪んだピエロのような人物のイラスト略。

(俳句)花筏水に遅れて曲りけり (ながさく清江) (感)いかだが進んで曲がっているように見えてい   たがじつは水に流されて曲がっていたという感   じに思えた。 [質問]  俳句の感想の書き方がわかりません。  一つ例を挙げてどんな感じで書けばいいのか言っ  てくれるとわかりやすいです。

  春の星ひとつ潤めばみなうるむ(柴田白葉女) 感想 → 春の星の美しさが目に浮かびました。

  春の星ひとつ潤めばみなうるむ(柴田白葉女) 「感想」  星が潤むという表現がとても気に入りました。

  春の星ひとつ潤めばみなうるむ(柴田白葉女)  春の星がきらきらしている夜空をみんなで眺めて いて感傷に浸っている。吉見はとても星がきれいに 見えていると思います。空気がきれいで、街灯が少 ないからかもしれません。夜の吉見はきれいですが、 暗いので怖くもあります。天気が悪いと海が荒れ、 風が強いのでさらに怖くなります。吉見では蛍も見 られると友人に聞きました。ピークはだいたい梅雨 明けでしょうか。みんなで見に行きたいと思ってい ます。

  春の星ひとつ潤めばみなうるむ(柴田白葉女)  ひとつの星が潤んでいるのではなく、自分の目が 涙で潤んでいる。そのため、他の星もみな潤んでい るように見える。  春は別れの季節であり、悲しみによって出てきた 涙のことをうたっているのでは?と感じた。

「春の星ひとつ潤めばみなうるむ」(柴田白葉女)  1人が泣き始めると、みんながもらい泣きする感 じ。1箇所でも春がくると、いろんな所に春が訪れ る.

  春の星ひとつ潤めばみなうるむ(柴田白葉女)  春は雨が多いから晴れたらみんなよろこぶ

「春の星ひとつ潤めばみなうるむ」(柴田白葉女)  ひとつ潤めばみな潤むというのは、雨なのか何な のかよく分からないけど、すごく可愛い俳句で自分 も星が見たくなりました。

「春の星ひとつ潤めばみなうるむ」(柴田白葉女)  春は天気が変わりやすい 人間の心も色々あって なやむ時期だなと思った。

  春月の海に出てまだ海の上 (倉田紘文)  二(三)年生の先輩方が今、実習船に乗船し、実 習を行っていますが、長期間の船上の生活している 中に作ったかのようなとても親近感のある詩だなと 思った。この場合、この詩は目標の地を目指して毎 日を楽しく過ごしている状況か、それとも早く実習 を終えて船から降りたいと嘆いているものなのか、 少なくとも二通りの促え方ができて、おもしろい詩 であった。       (編者)「促え方」ではなく「捉え方」です。

  春月の海に出てまだ海の上 (倉田紘文)  長い間海の上にいて陸が恋しくなっているのが感 じ取れるような俳句だと思った。船に一度乗るとす ぐには降りられないという宿命を理解した。

感想 ー 春の月 ー  海の大きさを感じるものだと思った.

  春月の海に出てまだ海の上 (倉田紘文)  月光は明るいため、海を照らすが海は壮大なため、 どんなに進んでもまだ海の上にいることしか分から ないという歌であると思った。

  春月の海に出てまだ海の上 (倉田紘文)  月が海に出ても、海は広いのでまだ海の上に残っ ているという映像が思い浮かばれる。また、人も、 船で海に出ると、海は広いので、陸地が見えてこな いことを連想させられる。

  春月の海に出てまだ海の上 (倉田紘文) (感想)春の月は出ているのが長い。つまり春は夜   が長いということだと思いました。

   春の月  卒業したばかりなのに、すぐに入学して、まだ、 学生なのかというように感じさせてくれた。

  ちるさくら海あをければ海へちる(高屋窓秋)  大学の目の前の海の景色を見ているような気がし ました。土日になると、よく海岸を歩いてますが、 花びらが貝殻みたいで、でももっと軽くてたよりな くて…。桜は咲いていてもきれいで、散る様も美し くて。さらに水に浮いても見ていておもしろい。咲 いてから散るまで長く楽しめる日本の桜は、私が一 番好きな花かも知れません。       (編者)川を流れる桜の花びらのイラスト略。

  ちるさくら海あをければ海へちる(高屋窓秋)  この時期はもう桜が散っていくけど散ったものは 海に還っていってまた次につながると思いました。

  ちるさくら海あをければ海へちる(高屋窓秋)  今日の句はどれを取っても言葉が難しく、いま一 つ情景が浮かんでこなかったが、この詩だけは個人 的に自分の心に響いた。  散っていく桜の儚さと海の雄大さが見事に合致し ていると思う。

  ちるさくら海あをければ海へちる(高屋窓秋) (感想)  もう桜は散ってしまったけど、さくらが海に舞っ  て落ちる情景がとても頭におもい浮かびました。  早く、海に入りたくなりました。

  ちるさくら海あをければ海へちる(高屋窓秋)  この句を読むと海のそばに桜が咲いていたという 日本的な風景が頭に思い浮かびました。

  ちるさくら海あをければ海へちる(高屋窓秋)  桜の咲く季節が終わり散り始める頃の海の上に桜 の花びらがたくさん浮いている様子がよく表されて おりいい俳句だなと思いました。

・ちるさくら海あをければ海へちる(高屋窓秋)  さくらは咲いている時も散った後もきれいで品が あるものなので、汚い場所には散っていかない.  人間も生きている間に善い事をした人は死後も善 き場所へいけると思う。  自分も今、生きている間に、一生懸命生きて、花 を咲かせなければいけない。

  よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝)  鯛が日光に照らされ輝いているように見えてるよ うな情景がわかる.

  よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝)  死んでいる鯛がよこたえているのに金のような光 を発ち輝いている.おいしそうな感じがする 食べたくなってきた。       (編者)「発ち」は「放ち」(はなち)あるいは「発        し」(はっし)?

  よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝)  鯛をよこから見たら金のようだということに納得 しました。       (編者)ナンヨウハギの赤青鉛筆も用いたイラスト        略。

  よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝)  鯛の鱗を桜の花として表現している。桜の花が散 るのを海の中でウロコを光らして泳いでいる桜鯛に 例えているのだと思う。

  よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝)  春に産卵をひかえピンク色になる鯛も金色に負け ない輝きを散っている感じがする       (編者)「散っている」は「放っている」(はなって        いる)?

  よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝) (感想)鯛が食べたくなった.

  葉のぬれてゐるいとしさや桜餅(久保田万太郎)  (感想)もちが食べたいと思いました。

   桜餅  春になるとやはりいろいろな和菓子が並ぶのを見 ると、自然と桜の花の塩漬けされたものが載った桜 餅を取ってしまいます.それと一緒にくっついた葉 も一緒に食べる幸わせを感じられるとき 春はおだやかだなあ、 と思えます。

  葉のぬれてゐるいとしさや桜餅(久保田万太郎) 感想:桜餅自体に感動しているわけではなく、ぬれ    ている葉を愛しく思っている所になるほどと    感じた。

  葉のぬれてゐるいとしさや桜餅(久保田万太郎)  桜餅の桜の葉のしっとりとしていて非常においし そうな様子をあらわしている食べたくなるような俳 句

  葉のぬれてゐるいとしさや桜餅(久保田万太郎) (感想)  この一句だけで桜餅の質感が思い浮かんできた。

  葉のぬれてゐるいとしさや桜餅(久保田万太郎)  桜色のもち米のつやと、桜葉のしっとりとした見 た目のかわいらしさに共感できた。  小さな桜餅が赤い小皿に乗せられている光景が目 に浮かび、美味しそうな様子が読む側に伝わってき た。

  ひねもすの穀雨の雨となりしかな(西嶋あさ子)  春に降る雨は田畑の恵みの雨となるのですね。春 雨、秋雨ともに植物にとって重要なものであると改 めて感じます。

  ひねもすの穀雨の雨となりしかな(西嶋あさ子)  春の穀雨が一日中降りつづいている.農家にとっ ては、畑の野菜が喜んで好ましい雨であるが、一般 の人にとっては憂鬱な春の雨だなあ

  桜鯛子鯛も口を結びたる (川崎展宏)  最近魚食べてないので魚食べたいです

  花筏水に遅れて曲りけり (ながさく清江) (感想)  この俳句を読んだ後、目を閉とじるとその光景が 浮かんできます。なぜなら、このごろ雨が多く、そ れを実際目で見て、なるほどと思うからです。(花 ビラが落ち、水に流れている様子)   ちるさくら海あをければ海へちる(高屋窓秋) (感想)  海が青くてきれいであれば、散った桜がきれいに そこに映るのかなと思った。

(感想)寂しい気持ちになった

感想)釣りがしてみたくなった。

感想 夏が待ち遠しくなった

 

 本日の新しい部は      神道部  ・より崇高な信仰を追い求める部   ただし、日本八百万の神に限る。  ・端から見ればただの新興宗教にしか見えない。

感想  ありのままの気持ちを表現するのはとても難しい です。

 感想  漢文を訳すのが難しかった。  提出カードの書き方を黒板に書いてもらえるとあ りがたいです。       (編者)提出カード書き方は全く自由です。学籍番        号、名前と、あとは何か作品を書きたいように書く、        それだけです。

  カメの手が岩にはり付き捕食中 感想  俳句を作るのは難しい。 カメの手を大学に来て 友達ととりに行った時、波をかぶりプランクトンを 食べるため黒い触手をだして食べていたので思いつ いた。

  新緑をぬって香るは海風よ  様々な意味や感覚を込めながら俳句を描くのは難 しい。例のようにうまくなりたいと思った。 ※ 出席カードの書き方、黒板に書いていただけると 分かりやすいです。

  雨が降る木の辺りでは桜散る  雨が降っているが傘をさしながら歩いていて、桜 の木の下らへんでは雨と一緒に桜の花びらも散って いる、

「春眠や膝からすべる乗車券」(石井敏子)  春が訪れ、気温も高く、過ごしやすい気候になっ てきて、電車で移動中についうたた寝をしてしまっ たという情景が浮かんだ。  私も同じような経験があるのでこの俳句を選んだ。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  春の心地良い陽気の中でついバスで眠ってしまい、 持っていた乗車券がすべり落ちてしまうという様子 が想像できました。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  春の陽気な暖かさで眠たくなる感じがこの俳句を 読むことによって強く伝わってくるので、良い俳句 だと思いました。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  春を迎えて暖かくなってきたこの季節、電車に乗っ ていると心地良い揺れもあってかつい眠ってしまう ことも多い。  春先には誰もが体験するような庶民的な情景が思 い浮かんだのでこの詩が気に入った

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子) ・春は入学式・入社式など自分の知らない新たな世  界、さらに慣れない新生活で忙しい中、唯一、何  も考えず、楽にしていられる時間は、自分の中で  は電車の中だけでした。安心して気が緩み、春の  陽気でついうとうとしてしまい、切符を落とすと  いう、詩のような光景は自分も頻繁にあり共感で  きました。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子) (感想)   膝の上に乗車券をおいたまま寝るのは本当に不  用心だと思う。できれば、定期入れを買うか、財  布に入れるべきだ。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  春の季節に眠たいがポカポカの陽気な日差しが自 分をどこかへ連れて行かせていこうとする情景が目 に浮かんだ

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  この詩はかなり同感です。  自分もこの時期に電車に乗るとゆられているうち にねてしまって携帯をおとしたりしてしまいます。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  春になってだんだん暖かくなる中、冬にちぢこまっ ていた体もだんだんほぐれてリラックスしていくな か、フときがゆるんで居寝りに落ちてしまうことが あります。乗車券ならまだしもバッグやかさを落と してしまったときの気まずさは独特です。       (編者)「居眠り」です。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  暖かくなった春に居眠りをして握っていた電車の 乗車券を落としてしまう。新学期の電車通学を始め た新入生の光景が目に浮かびました。  高校一年の頃初めての電車通学で外の景色を見て ぼーっとしていたら1駅乗り過ごしてしまったこと を思い出しました。兵庫に帰ります。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  電車の中なのかバスの中であるかは分かりません が、この状態にすごく気持ちがわかります。春はど うしても眠くなる季節であり、気付けば眠ってしまっ ている … 。そして気付けば膝の上のものが落ちてし まっている。本当によく分かります。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  春の眠い日に電車の揺れとともに眠りに落ちてし まり、膝に落ちていた切符が地面へ落ちている平和 な日常が表現されている。       (編者)「落ちてしまり」は「落ちてしまい」?

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  春に電車に乗って揺られていると、なぜだか眠く なってしまう様子が思い浮かんだ。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  高校生のときに電車で通学していてまさにこの状 態になったことがあり懐かしい気持ちになった

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  この歌にはとても共感がもてる。先週の土曜日に 電車に乗った時、とても温かく、ゆったりしていて、 陽光をやわらかかったからついうとうとしてしまい そうになった。あたたかい歌だと思う。       (編者)「陽光が」?

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  春の温かさで電車でつい寝てしまう、という情景 が思い起こされました。自分も温かいとこんなこと があるので、とても身近な出来事を詠んだ親しみの ある俳句だと思います。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子) (感想)高校の時、電車通学をしていましたが、春 はやっぱり気温も気持ちよくて電車の中でいねむり をしている人がたくさんいました。そして、手に持っ ているケータイなどがすべりおちてしまうこともあっ たので少しなつかしい気持ちになりました。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  春のあたたかい気温や陽気が気持ちよくて眠って しまったのだと思った。

春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)   (感想)  最近急に暖くなり、すぐに眠くなるのでこの俳句 がすごくよくわかります。乗車券も自分はポケット とかには入れないで手で持っているのでよくすべり 落ちるので、共感ができます。   (感想) 「ピムの物語」は読んでいくと暗い気持ちになると 思った。       (編者)確かに。そうした欠点もありますが、これか        らの筋は少し感じが違ってくると思います。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  私はよく電車に乗りますが、よく乗車券を無くし てしまうのですが、この詩を見て、落とすのは私だ けではないのだと思い、親近感がわきました。   春眠や起きて無くなる乗車券

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)   とても共感できる俳句だと思う。春の暖かさに電 車の中で眠たくなり、乗車券がおちてしまう。単純 だが春を感じられる

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子) ・春はぽかぽかして眠くなるのはよくわかる。作者 も乗車券を膝からすべらせて気持ちよく眠っていた が油断できない季節だと思っただろう。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  春の心地良い気温の中で、電車の中でついつい居 眠りをしてしまって、膝の上から乗車券の落ちる様 子が思い浮かびました。  私もよく帰りの電車の中で居眠りをしてしまうの で、とてもこの俳句に共感出来ました。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  乗車券という言葉に新生活や、春の新しい地での 活動を始めるということが感じられた。膝において いる乗車券がすべり落ちる程寝ているのには平和な 雰囲気が感じ取れた。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  この歌は高校時代の自分を連想させた。春は、ぽ かぽかして気持ちが良く、更に電車のガタンゴトン という振動が眠りを誘う。気が付いていたらねすご してしまったということがよくあった。  乗車券をおとしても気付かないほど気持ちよく寝 ているのだなあと共感した。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  昔、バスの乗っている時、持っていたバスカード をうとうとしていて落としてあせっていた時の事を 思い出しました。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  春に眠くなってしまうということに共感しました。 僕はこの前新幹線で寝すごしてしまいそうになった ので実家に帰るときは気をつけたいです。       (編者)ぼくもあります。新幹線だとお金がたくさん        かかりますね。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子) (感想)  自分もこの時期電車などに乗っているととても眠 くなるので共感できた。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子)  新しい生活で忙しい毎日、春独特の優しく暖かい 日差しを取り込む電車の窓辺の席は、眠くなるが良 く分かる。つい寝てしまうと、手に握った乗車券が 援くなった手の隙間から落ちるのを自分もやってし まったのを思い出した。       (編者)「緩くなった」です。

「春眠や膝からすべる乗車券」(石井敏子)  春の心地よい日にバス(電車)に乗り、その心地 よさについまどろんだ。その間に、持っていた乗車 券が膝からすべり落ちたよ。

  春眠や膝からすべる乗車券 (石井敏子) (感想)  意味が分からない

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影) (感想)春セーターは暑そうと思った。

  『春セーター』  この句を詠んで、自分が買ったセーターが果たし て本当に良かったのか再考させられた.

春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影)   1番身近に感じる句でした。       (編者)うさちゃんシリーズ:セーター着て立ってい        るウサギのイラスト略。去年に引き続き可愛いイラス        トをありがとう!

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影) 感想  私も春物に変えるとき少しばかり派手だなと思い ます。

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影)  人間的な俳句だと思いました。

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影) <感想>  春は新しい出会いの季節。だから、どうしても少 し頑張っておしゃれしたくなる! ちょっと背伸び して少しでもかわいくみられたい!っていうような. かわいらしい女の子の気持ちにとらえられた。

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影)  最近私にとって夏のような天気が続いているので すが、かと言って、この前半そでで過ごしたらかぜ を引きました。いくら涼しい格好の人が多くても、 わたしはかぜを治すために、暑い格好をしようと思 います。

「春セーター少し派手とは思えども」(藤波銀影)  少し派手なセーターかな?と思いながらも春にな りうかれ気分になっている。

 春セーターとはどのようなセーターなのだろうか。

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影)  春になり外の景色もまた自分も鮮やかとなり、心 の変化がセーターに表れた詩だと思う       (編者)「首にまかれたアホウドリ…」と書かれた         「アホー」と鳴くアホウドリを首に巻いた男のイラ         スト略

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影) (感想)  冬から春になり、色々な色がでてくる中で服装が  派手になってきているけど目立たないよてきな感  じだと思う。

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影)  冬は木に葉がなく色もないが春は桜が咲き鮮やか な色になっているのを例えていると思う。

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影)  早く夏にならないかなーと思いつつもまだ少し肌 寒いという日常生活の出来事が描かれていて分かり やすくおもしろいと思いました。

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影) (感想)  少し派手かな?と思うあたりがいかにも日本人っ ぽいですが、春という心おどる季節であることから、 派手とは思えど着るというところで、ウキウキ感が 伝わってくるはいくだなと感じた。       (編者)リアルなカサゴのイラスト略。

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影)  春になるとテンションがあがってしまって、つい つい衝動買いをしてしまうようになる。今回は少し 派手めなセーターを買ってしまったのだが、着ない ともったいないという気持ちと、派手だからちょっ と着にくいな。という気持ちでかっとうしている。       (編者)「なんだあの派手さは!!」と言われてい        る、輝いているセーターのイラスト略。

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影)  春になって新しい気分になって新しいセーターを 派手だと思ってもきたくなる気分になる

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影)  春の不安定な気候がよく伝わる。春のセーターは 周の目を気にするので気持ちがよく分った。

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影)  春セーターが季語である。  春になって新しいイメージチェンジをしようと思っ ているので、春セーターという明るめの色のセータ ーを買い派手だとは思ったけれど着てみようと思っ た気持ちを表している。  春は新しい生活が始まる時期なので、気持ちは分 かる。

「春セーター少し派手とは思えども」(藤波銀影)  少し派手かなと自覚はあるけど春だしこのまま着 てしまえという女性の春で少し気持ちが高ぶってい るのが文章から伝わってきます。

  春セーター少し派手とは思えども(藤波銀影)  春だけれども肌寒いからセーターを着たいという 歌でしょうか。私の場合服数が足りないため、仕方 なくセーターを着ています。  でももう温かくなってきました。  次は夏服にバージョンチェンジです。春服もっと ほしかった。

  樹の上の星の感触夏隣(なつどなり)                (小澤克己)    感想 → 夏が近いとすぐ分かる。

  樹の上の星の感触夏隣 (小澤克己)  地元が大阪だったので下関に来てから星のきれい さに驚きました。なので最近よく空を見上げます。  するとだんだんオリオン座が見えにくくなってき ているのを感じ、もう夏が来るんだなと感じました。

  樹の上の星の感触夏隣 (小澤克己)  夜、空を見上げるときれいに星が見える。空を飾 る星座の中に夏の大三角を見つけると季節の変化を 感じます。 (ここでは木もれ日をさすのかもしれませんが)

  樹の上の星の感触夏隣 (小澤克己)  葉のしげってきた樹木越しに見える星座が、冬の 星座から夏の星座へとうつり変わっている様子を見 て夏の到来を感じているのだろうかと思った。「樹 の上の」という表現が好き。       (編者)地上から見上げる、黒い樹影の間の星空のイ         ラスト略。

   夏近し  空にある星を「樹の上に星」ととらえていること に夏っぽさを感じた。冬であるなら外は寒いから 「樹の上」を思い浮かべることはしない気がする。

  樹の上の星の感触夏隣 (小澤克己)  最近の暑さで夏が近づいているなと思った。星も きれいに出ていて夏を感じた。

  樹の上の星の感触夏隣 (小澤克己)  新緑の木の上から見る夜と星は、初夏特有の生温 かい風と、夏の星座を見ている様子が想像できまし た。空気の感触を上手に言葉にした作品だと思いま す。

  樹の上の星の感触夏隣 (小澤克己) → 夏が近い描写が思い浮かぶ。

夏近し  樹の下から見上げた星がすずしげでいてそれでい てはっきり煌いて見えることが夏が近くなって嬉し いことを表現した詩

  岩の間のいそぎんちゃくの花二つ(田中王城)  海の中でこんぶやわかめなど、さまざまな海草が 漂っている中にまるで岩から咲き乱れるようなそし て草原の中で咲く一輪の花のようないそぎんちゃく の様子がよく伝わってきました。

  岩の間のいそぎんちゃくの花二つ(田中王城)      海で遊びたくなった

   磯巾着(いそぎんちやく)  この時期は小さな磯巾着が多いので潮留まりなど に居る様子がすぐに連想できた。       (編者)「潮留まり」ではなく「潮溜まり」では?

   磯巾着  夏のすんだ海にあざやかな色の磯巾着を見つけた ときのわずかな喜びを思い出しました。

 「磯巾着」    この前見ました。

  岩の間のいそぎんちゃくの花二つ(田中王城)  いそぎんちゃくを花に見立てた美しい光景を間の あたりにした筆者の感情が思い浮かぶ。       (編者)「間のあたり」ではなく「目の当たり」で        す。

  岩の間のいそぎんちゃくの花二つ(田中王城)  私は写真ではいそぎんちゃくの花を見た事がある ので、イメージはできるのだが、生では見たことが ない。  いつか、ダイビングをして、自分の目で見た時、 この俳句を思い出したい。その時、また違う感情が 生まれると思います。

  岩の間のいそぎんちゃくの花二つ(田中王城)  いそぎんちゃくのかわいさがつたわってくる。ま た春から夏に季節がかわることがわかる

  岩の間のいそぎんちゃくの花二つ(田中王城)  せんめいに背景がうかびあがってくる。

  光る泥走る釣師とムツゴロウ (金子波龍)       (編者)斑点模様のヒレの華やかなムツゴロウのイラ         スト略。

  光る泥走る釣師とムツゴロウ (金子波龍)  有明海の名物であるむつ五郎。干潟に生息するが 漁師はその泥の上にいるむつ五郎に竿を上手に使っ て針を引っかけてとる。その、躍動感が「光る泥」 や「走る」によく出ていると思った。情景が脳裏に 思い浮かぶ素敵な俳句だ。       (編者)すみません、むつ五郎の「むつ」はホーム        ページ上漢字が使えず、平仮名になってしまいました。

  光る泥走る釣師とムツゴロウ (金子波龍)  普通であれば、きたないものと考える泥に対して、 光を反射しているきれいな様子をとらえていて、着 眼点の良さに驚きました。

  光る泥走る釣師とムツゴロウ (金子波龍)  太陽が泥をてらし、麦わら帽子を被った釣師がむ つ五郎を釣っている風景が頭をよぎる。  父の実家が干潟のある所なのでなつかしいかんじ がした。

むつ五郎(Boleophthalmus pectinirostris)   光る泥走る釣師とムツゴロウ (金子波龍)  泥の上を走って追う釣師と走るように逃げるむつ 五郎を第三者の目線から述べているのだろう。だが しかし、逃げ切れずに捕まったむつ五郎は食べられ るであろうからかわいそうだと思った。    P.S. 肉は柔らかく脂肪が多く美味しい

(詩)光る泥走る釣師とムツゴロウ (金子波龍) (感)「光る泥」では釣師とむつ五郎が何かをがん   ばっているような印象で走る釣師とむつ五郎は   競い合っているように感じた。

  光る泥走る釣師とムツゴロウ (金子波龍)  三つの単語をリズムよく並べることでユーモアさ がある。むつごろうのはねるスピード感をあえて、 泥に視点をうつし、表現することでよりはやさがわ かる。  それをとらえようと必死な漁師の姿も連想できて 面白い。

  春の夢みてゐて瞼(まぶた)ぬれにけり                (三橋鷹女)  春のおだやかな日にうたた寝をしていて昔い春に 起こった出来事を夢に見て懐かしんで涙がでたので はないだろうか。       (編者)「昔い」としか読み取れないのですが「遠         い」か「昔の」?

  春の夢みてゐて瞼ぬれにけり (三橋鷹女)  春という季節は出会いの季節であるが別れの季節 でもあるため、夢を見ているとき親しい人たちとの 別れを夢に見て涙を流していると思った。

春の夢(三橋鷹女)   これを読むと恋心が感じられるものではないか  と感じた。

  春の夢みてゐて瞼ぬれにけり (三橋鷹女)  春のような心あたたまる夢を見て、傷ついた心が いやされる様子を表している。

  春の夢みてゐて瞼ぬれにけり (三橋鷹女) ・気持ち良さそうだと思いました。

  春の夢みてゐて瞼ぬれにけり (三橋鷹女)  春は就職だったり、進学だったり、人生の岐路と なることが多く、つまり夢のことなので、夢のこと を考えて、涙がでてくるということに感動しました。

  春の夢みてゐて瞼ぬれにけり (三橋鷹女)  私もGWに早く帰りたく、少し悲しい気分になる ことがあるので共感してしまった       (編者)顔が「ガブリチュウ」と書かれた細長い        チューイングキャンデーの「ガブリチュウ君」、「の        ろうぞ」と脅す猫の「ジバニャン」、「コンガリジュー        シ」と自分で言う「肉犬」、「ドラエ○ン」と、「とっ        とこ」と叫ぶ「ハム太郎改」のイラスト略。

「春の夢みてゐて瞼ぬれにけり」(三橋鷹女)  ヤクルトスワローズの優勝を毎年夢見てます … えぇ … 去年は6位でした。(涙) (オリ) 「犬引*の、打率がもうね見てらんない」    *ヤクルトスワローズの犬引選手のこと

顔拭(ふ)いて顔細りけり目借どき (岸田稚魚) (感想)  蛙(かわづ)の目借りどきというのを、初めて聞 いたので、話を聞いてすごいなーっと思いました。 目がパサパサするのをそういうと、おどろきました。

  顔拭いて顔細りけり目借どき (岸田稚魚) (感想)さいしょはよく分からなかったけど、先生   の話を聞いておもしろいと思ったしねむくなっ   てもしょうがないと思いました。       (編者)ガッツポーズで笑っている食パンマンのイラ        スト略。

 自分は一番最初の句を選びました。なぜなら、自 分も同じことが当てはまると思ったからです。

顔拭いて顔細りけり目借どき (岸田稚魚)   春、ぽかぽかとあたたかく、いくら顔を洗っても     眠い様子。    眠いであります。

  顔拭いて顔細りけり目借どき (岸田稚魚)  今回の授業中は長い時間蛙の目を貸していました。 ごめんなさい。次回からはしっかりがんばります.

  顔拭いて顔細りけり目借どき (岸田稚魚)  俳句の感想というよりも使用されている季語にひ かれた。  春には眠くなることを、蛙に目を借したからとい う発想に、どうしてなるのか、とても不思議に思っ た。でもとてもユーモラスな解釈だと思う。       (編者)机を前に鼻ちょうちんを出して眠っているお        猿さん(?)が「最近、かえるに目を借しっぱなしで        す」と夢の中でつぶやいているイラスト略。目を「借        す」ではなく「貸す」です。

  行春や鳥啼(なき)魚の目は泪(なみだ)                 (芭蕉)  鳥が春になると魚を食べるので、魚は狙われて悲 しいのだと思う。弱肉強食だなと思った。

  行春や鳥啼魚の目は泪 (芭蕉)  春は出会いの季節でもあると同時に、別れの季節 でもあると思う。この俳句は春の旅立ちを思わせる 気がして良いと思った。

  行春や鳥啼魚の目は泪 (芭蕉)  春が過ぎて、死んでいく魚が死にたくないような 姿になって芭蕉は同情していると思うので魚が春に 死んでいくことを知ってよかった       (編者)足のたくさんある「クラゲ」のイラスト略。

  行春や鳥啼魚の目は泪 (芭蕉)  魚が泣いていたとしても、涙を流しているのかは 分からないのに …  芭蕉はすごい。

  行く春や別れし船のなほ沖に (中村汀女)  春は別れの季節でとてもおもむきぶかい気する。

  行く春や別れし船のなほ沖に (中村汀女)  船に乗って去って行く友人を思い出させる排句で ある。友人との別れを強く感じさせ、新たなスター トとなる春を思い出させてくれた。  友人との距離が離れていくというように感じさせ ている。       (編者)「俳句」です。

  行く春や別れし船のなほ沖に (中村汀女)  もう春になるのに出航した船はまだ帰らない。帰っ てくるのがまち遠しいなぁという風に読んだ。船の 待ち遠しさがひしひしとつたわる詩だと思う。

  蛙になど貸せぬ眼(まなこ)を      瞠(みは)るなり    (野路斉子)  今もしかしたら蛙に目を貸しているかもしれませ ん。

 蛙の目借時の話はよく思いついたなと思った。蛙 に目を貸しているのでねむいです。

蛙の目借時 (感想) 蛙に目を貸すという考えがおもしろいと思った。

「行く春」について  もうすぐ春も終わるのでしんみりとする。

「春眠」   経験あります。朝別課を春眠で遅刻しました。

 作家によって異なる書き方が面白かったです

 今回は、排句より季語のほうに気をとられてしま いました。『蛙の目借時』なんてすごくおもしろい 季語ではありませんか。蛙が人の目を借りるから、 私たちは眠いなんて、これこそまさにサボる良い理 由!!ということで睡眠学習へ …。  と、言いたいですが、夜ねむれないほうがイヤな ので、蛙に目をとられないよう、一生懸命に授業を 受けようかな。  そして今に蛙。なんちゃって(笑)       (編者)「俳句」です。一生面授業を受けてくださ        い!そうすれば先生の「目は涙」です。