水大歳時記(平成二十六年度)新 年 の 部
新年、年明く
新年を鐘の音聞き感じ入る
年明けにもちにおせちに何食べる
新年にふるさと帰り気を休む
あけましておめでとうございますインフルさん
初春(はつはる)
初春におみくじ引きて大吉なり
正月
お正月気分切り換えリスタート
お正月家族みんなでおせち食べ
どんどんとすぐさますぎたお正月
いつまでも正月気分抜けてない
元朝(ぐわんてう)、元旦
元旦は自分探しの一人旅
初日、初日の出
初日の出見ようと決めたが夢の中
おおみそか初日出見て餅食べて
ふりそでの日の出まぶしいおねえさん
年玉
年明けて気になるのはお年玉 今年もよろしくお願いします。
お正月年玉もらいに帰省した
年玉をいただけるのはいつまでか
年玉をもらえる齢は過ぎにけり
受けた恩年玉にして返しゆく
どこ行った母に預けたお年玉
お年玉ください!! (編者)ぼくでよければあげます。ぼくの子供の頃み たいに100円。
雑煮(ざふに)
新年におぞうに食べて満腹だ
初釣
初釣りで私を裏切る冬の海
寝正月
初日に酒を飲んだ寝正月
初詣(はつまうで)
お正月深夜に家出て初詣
初詣外が寒くて行きたくない.
新年に幸せ願って初詣
初詣年の最初の寺参り
初詣毎年毎年運使う (たつを)
おみくじを引くが楽しい初詣
初詣みくじで一喜一憂だ
初詣神に願いしこの思い
初詣であなたと二人ランララン
エッセイ
お正月家族と過ごせた嬉しいな 家族が一番大事だと帰省して再確認しました。も う地元に帰りたいです。 (編者)そう言わず、吉見も温めて下さい。
初日の出 眠い眼(まなこ)に染みてゆく お正月(年末年始)はほぼバイトに行ってて全然 お正月気分ではなかったです。むしろ正月なんてあっ たっけ状態でした。
年頭の海見て立てむ志(こころざし) (大橋敦子) 海は広大なものなのでその中に自分の決意を決め たい。
年頭の海見て立てむ志 (大橋敦子) 年の初めに目標立てても、一ヶ月もすれば忘れて しまうのよね…と思ったり思わなかったり。
年頭の海見て立てむ志 (大橋敦子) 今年はがんばりたいです。
年頭の海見て立てむ志 (大橋敦子) 今年は元旦から風邪をひいてしまい大変だった
年頭の海見て立てむ志 (大橋敦子) 年が明けて2015年を向かえました。大学生活に も慣れ、これからが本格的な大学生活になっていく と思います。目標を持って生活したいです。 (編者)「向かえ」ではなく「迎え」です。
年頭の海見て立てむ志 (大橋敦子) (感想) 昔よく、初日の出見に海岸へ行っていたので、 懐しい気持ちになりました。今年は行けなかった ので残念です。
新年の感想 新しい年を向かえて心機一転頑張ろう!と海を見 て、志ざしている情景を浮かべられました。 (編者)「迎え」です。
年頭の海見て立てむ志 (大橋敦子) 海は見られませんでしたが、新年の目標を立てる ときの様子が、爽やかに伝わってきたので、これに しました。 いつか海と初日の出をみたいと思いました。
年頭の海見て立てむ志 (大橋敦子) 年が明けて、新しい気持ちがみなぎっている時 大きな海をみてとても快く、自分の志を強く噛み しめる感じ。 海が近くにある人はこう感じるのかもしれないが、 私みたいに出身が長野だと、海もないので、 八ヶ岳とか険しくそびえる山を見てこう思うかな。
年頭の海見て立てむ志 (大橋敦子) 今の時期の海の波がとても高いのですごく共感し た。
年頭の海見て立てむ志 (大橋敦子) →自分も今年の元旦に海を見ました。
年頭の海見て立てむ志 (大橋敦子) 感 想 私も年の始めの海を見て新年の抱負を決めたの で気持ちがよく分かりました。
初詣(はつもうで)道の真中をゆく楽し (池内友次郎) 初詣の楽しさが伝わってくる。
初詣道の真中をゆく楽し (池内友次郎) 初詣の道の楽しさは今も昔もかわらないのだと思 いました。
初詣道の真中をゆく楽し (池内友次郎) 冬休み中に初詣に行ってきました。願ったことが 実る一年になるよう頑張りたいです。
初詣道の真中をゆく楽し (池内友次郎) おみくじを引いたら大吉でかなりうれしかった。 今年も良い一年となるように過ごしたい。何事を全 力でがんばりたいと思う。 (編者)「何事も」?
初詣道の真中をゆく楽し (池内友次郎) 実際今年のお正月は初詣に行かなかったが、大晦 日に神社の前を通りかかると、もうすでに初詣の音 楽が流れ、準備ができていたのでお参りに行った気 分である。
初詣道の真中をゆく楽し (池内友次郎) (感想) 初詣は、人が多いので、その中をくぐってゆく様 子がうかびました。今年は、時期を少しずらしてお 参りに行ったので、少なかったです。
感想 初詣道の真中をゆく楽し (池内友次郎) ・初詣を楽しそうにしている感じがよく伝わってく る. ・新年を迎え初々しい雰囲気を感じる.
初詣道の真中をゆく楽し (池内友次郎) 初詣に行けばよかったと思った.
「初詣道の真中をゆく楽し」(池内友次郎) この年始はインフルエンザにかかっていたので初 詣に行けなかった。
初詣道の真中をゆく楽し (池内友次郎) 神社に友達と行く道の途中で色々な話をして、楽 しめるから。
初詣道の真中をゆく楽し (池内友次郎) 感 初詣の道は雪が降る中で並ぶので、何だか楽し 想 い気分になるのは、私も毎年思うので、よく気 持ちが分かる俳句でした。
年玉を妻に包まうかと思ふ (後藤比奈夫) <感想> 妻のことを思い悩んでいるところが想像できる。
年玉を妻に包まうかと思ふ (後藤比奈夫) 妻に対していつも苦労かけているから年玉を渡そ うとしている夫の妻への思いが伝わってくる。
年玉を妻に包まうかと思ふ (後藤比奈夫) お年玉をもらえない年齢になって悲しいです。
年玉を妻に包まうかと思ふ (後藤比奈夫) (感想) 昔は、大人にもお年玉をあげるのかびっくりしま した。
年玉を妻に包まうかと思ふ (後藤比奈夫) 感想 ・お年玉は神様からもらうというのが意外だった。
年玉を妻に包まうかと思ふ (後藤比奈夫) 昔と今では年玉の意味は違ったんだなと思った。
年玉を妻に包まうかと思ふ (後藤比奈夫) 今年、私は妹2人と、妹の友達にお年玉をあげま した。大人になったな、としみじみ感じつつ、ふと 気がつくとあと半年でもう20才で、税金やら選挙権 やらがついてくる年齢となります。歳をとったな、 こうやって人はすぐ死んでいくのかな、と悲しい思 いとなったお正月でした。
老の春なにか食べたくうろうろす(草間時彦) 最近、寒いので春になってほしいです。
初春というと”ういはる”という駆逐艦がいるので それが一番にでてきます。お正月はおもちを作って ました。おいしかったです。 おみくじは末吉でした。 (編者)軍艦オタクですね。ぼくの子供の頃(50年 以上前)はプラモデルブームでしたが、プラモデルと いっても軍艦、戦車、戦闘機中心で、戦艦大和、零 戦、コルセア、パットン戦車等を作ったのを思い出 します。
老の春なにか食べたくうろうろす (草間時彦) 春なに食べようか まよってきました
「老の春なにか食べたくうろうろす」(草間時彦) → 子どもの頃はおせちの中のきんとんやうぐいす 豆、数の子、伊達巻きといったものが大好きで、 正月の楽しみと言えば食べ物しかなかったものだ。 だから、この句を見て、老人になると段々子ど もにかえっていくという説がとても正しいものの ように思われたのだ。
老の春なにか食べたくうろうろす(草間時彦) 正月の楽しさを食で表現した分かりやすい作品だ と思いました。
「老の春なにか食べたくうろうろす」(草間時彦) 帰省した時に自分も何か食べたくてうろうろして いた。
老の春なにか食べたくうろうろす(草間時彦) おいしいものをたくさん食べてきたので共感しま した。
きびきびと応ふる寒に入りにけり(松本たかし) 20才を起えると寒さが身にしみますね。 (編者)「越える」です。60を越えて朝早くから準 備して一講目の授業をするというのは、一段と寒さ がこたえますよ。
「きびきびと応ふる寒に入りにけり」(松本たかし) 感想 寒いと体が自然と早く動いてしまう事があります。
きびきびと応ふる寒に入りにけり(松本たかし) 地元もなかなか寒いですが、下関も海風がとても 寒いです。早く春になり暖かくなってほしいです。
きびきびと応ふる寒に入りにけり(松本たかし) ・風が強くなってきましたね。 朝起きるのが大変です。
きびきびと応ふる寒に入りにけり(松本たかし) 朝寒さで目を覚ますようになったこのごろ暖房が 中々効かず寒い部屋で支度をする毎日です。
なにごとゝなくて嬉しきはつ日かな (坡仄) <感想> 何故だか分からないが年始は心が晴れて心持良い もの。上手に表現している。 (編者)「心持良い」は「心地よい」?
なにごとゝなくて嬉しきはつ日かな (坡仄) 特に何かあるわけでもないが、それでも何かうれ しくなってしまう元旦の心情をうまく描いていると 思う。
なにごとゝなくて嬉しきはつ日かな (坡仄) 何もなくのんびりしているお正月がしあわせだと 思う。
初日燦(さん)戦う国がある不思議(尾村馬人) ・イスラム国や国際テロ組織のジケンが近ごろあっ たのでしゅんなネタだと思った。
初日燦戦う国がある不思議 (尾村馬人) ・現代の世界を象徴しているような感じがしました。 自分が初日の出を見ている。幸せをかみしめてい る間にもどこかで戦闘があり死者が出ているかも しれない。忘れがちな幸せをしっかりと胸に留め ておかなければいけないと思いました。
初日燦戦う国がある不思議(尾村馬人) 去年は一人暮らしをしてお金もないので、気付け ば季節感のない一年でした。 (編者)「ひつじ」と読みの入った大きな「羊」の字 のイラスト略。
大漁旗はためく島の船起(ふなおこし) (柴山つぐ子) 年明けに大漁旗をかかげた船が海へと漁に出かけ る風景を思い起こされる。