冬の部2009

水大歳時記(平成二十一年度)

 冬 の 部

    冬、玄冬、冬将軍

  冬到来寒さのあまりひきこもる

  冬になり気温の変化身にしみる

  冬の寒さ身に染み渡り冬を感じる

  冬は寒いから嫌だ

  冬ゆえの寒さに耐えし私達

  わがうまれ しわすなれども冬きらい

  冬ですねそろそろこたつも出れません

  寒い冬こたつに入り鍋囲む

  冬なりてバイト先にぎわうちゃんこ屋

  冬景色黒き瞳に何を見る

  冬にこそ総決算だ一年の

 

       初冬

  肌寒き冬の始めを身で感ず

 

       立冬

  冬が来た、コタツが欲しいなこの季節

 

       小春

  海風に寒さが残る小春かな

  冬の昼日が照り出せば小春頃

  久しぶり小春日和の暖かさ

  大鍋を大人がかこむ小春かな

 

       仲冬

  仲冬に今年の出来事思い返す

 

       十二月

  人込みにさみしさ感じる十二月

  十二月探し物は見つからず

  何もせずあっという間に十二月

 

     冬至(とうじ)

  冬の空青く澄み渡り冬至かな

 

       年の暮

  年の暮紅白見つつみかんかな

 

    年越(としこし)

  冬休みさみしくすごす年こしか

 

       一月

  一月は何だかいい天気かな

 

  冬の朝、寒暁(かんげう)

  朝起きてさむさで目ざめる朝の日ざし

  明け方のキレイな外の冬景色

  冬の朝日は寝てても私起きる

  冬の朝まだ夜と思う我が身かな       −今朝の思い−

  寒い朝起きたら横に彼女いる

  寒い朝ますますこたつがいとおしい

  冬の朝まぶたを閉じる昼になる

  寒い朝ベース背負って軽音へ

 

     冬の夜、寒夜

  寒い夜こたつの中から動けない

 

       冷たし

  底冷える冬の寒さに二度寝する

 

       寒し

  さむいかな今日もとてもさむいかな

  通学路海風寒く身震いす

  講義棟外より寒いありえない

  寒気感じ友の部屋に集まりて暖をとる

  アルバイトかえりが寒くなってきた。

  空の星寒さに栄える光たち

  寒い寒い 今日も明日も 明後日も

  寒いからあなたを思う一人夜

  寒き日も寄り添いあえばほっかほか

  冬も寒くなって来て、      毎日朝がつらいです。

  さいきんさむい広島に帰りたい。

 

       春待つ

  春を待ち生長していく桜の木

  春よ来いそう言いながら夏を待つ

 

   春近し、春隣(となり)

  ぽかぽかともうすぐ春をつげている

  やってくるもうすぐ春がすぐそこに

  温かく桜の花が咲いてくる。

 

     冬尽く、冬去る

  冬終わり花粉気にする季節かな

  寒さ過ぎ薄着に変わる小春かな       (編者)「小春」は本来11月頃の暖かい日をさしま        す。

 

       節分

  節分に歳の数だけ豆たべる

  節分の豆は年とプラス一      一回り大きく丈夫にあれと

  節分をしたとしても福はこず

 

      冬の日

  冬の日の朝はさむいがいい天気

 

       冬晴

  晴れの日は放射冷却超さむい      昼になると逆にあったか

 

  冬の空、寒天(かんぞら)

  朝起きる冬空駆ける乗り遅れ

  冬の空見上げて想う君のコト

  冬空は空は澄んでて心よどむ

 

       冬の星

  帰省中あの星たちにきがんする

 

   冬北斗(ふゆほくと)

  冬北斗見上げて白き息一つ

 

   凩(こがらし)、木枯

  秋からの木の葉を枯らすこがらしよ

  凩や身のしんまで冬になる

  凩の吹きすさぶ夜にかさご酒

 

   北風(きたかぜ、きた)

  吹く風にコートを堅く締める也

  冬の風肌に感じる心地良い。

 

       初雪

  初雪やうれしさあまり外に出る

  初雪を溶かす吐く息白くなり

 

   雪、六花(むつのはな)

  雪まつりはやくこいこい雪よふれ       (編者)雪の降る中の雪だるまのイラスト略。

  街中の雪降る夜に一目惚れ

  冬さむい雪の中で野球したい

  積雪の多い道に帰省する

 

       冬の海

  白波で寒さ倍増日本海

  冬の海水面に映るおひさまが

 

       冬休み

  冬休みこたつ布とんが必要だ

  冬休みさあ帰ろうか故郷(こきょう)へと

 

     蒲団(ふとん)

  布団から出る気になれない朝七時

  目覚めれば布団の温さにまたおやすみ

  朝起きて布団を出れずに遅刻なり、ぃ〜。

  最近は講義があれど布団恋し

 

       マスク

  マスクして予防しようインフルエンザ

  マスクして誰がだれだかわからない      あいさつされても誰ですあなた?

 

    襟巻(えりまき)

  朝寒くマフラーしてもまだ寒い

  風吹いてマフラー再び巻きなおす

  風吹けば襟巻結びて歩き出す

  マフラーの毛糸のぬくもり肌にしみ

 

    鯛焼(たいやき)

  鯛焼は頭と尻尾でわかれます。

 

      餅(もち)

  もっちりと むせても食べる きなこもち

  もちくえば我の身体ももちになり

 

    鍋焼(なべやき)

  鍋焼 今晩食べよう鍋焼

  鍋焼を囲む円卓あたたかし

 

    寄鍋(よせなべ)

  水炊きと酒のにおいと笑い声

  冬になり体にしみるキムチなべ

  鍋かこい楽のしく食べて夢の中       (編者)「楽しく」です。

 

       おでん

  おでんにはやっぱり味噌が一番合う      名古屋の心どこでも忘れん

 

       暖房

  寒いから暖房なしではいられない

  寒すぎる暖房はやくつけてほしい!

  暖房が少しほしかった

  暖房とふと思いつく冬景色      暖房の効いた部屋にいると冬景色を思いつく事から冬の風       情をしみじみと感じることが出来る。

 

      ストーブ

  クリスマスストーブ欲しいまじ欲しい

 

    炬燵(こたつ)

  寒いからこたつの中から動けない

  うとうととこたつの中で夢を見る

  目がさめてコタツに入り二度寝する

  三時間こたつで爆睡火傷した

  こたつから出たくないからのどいてえ

 

       雪遊び

  積雪にうれしさあまり雪合戦

 

    雪達磨(だるま)

  寒すぎて重ね着しすぎ ゆきだるま

 

     懐炉(かいろ)

  寒すぎて我慢出来ずにホッカイロ

 

      風邪、感冒

  この季節インフルかかってさあ大変

  新型が出てきた当初は大騒ぎ      患者が増えれば取りざたされず

  新型で一気に減りゆく食科二年

  原付が風邪ひく原因にもなった

  風邪ひいて僕の心はゆううつだ

  インフルに火曜日だけなりたいの          夜露死苦!       (編者)そう言わず、この授業にはずっと出ましょう!

 

      咳(せき)

  4連休体を休めてみたところ      後に残るは咳と鼻みず

 

       息白し

  寒い朝外にいるだけ息白く

  目が覚めて息が白いともう冬だ

  友達と学校までの道のりを      白い息はきふるえてる君

 

       霜焼

  サッカーでつま先被れ凍傷だ       (編者)「被れ」は「破れ」?

 

     豆撒(まき)

  節分に怒りにまかせて前投げる

  豆まきは兄弟げんかの始まりだ

  節分の豆をなげては、鬼はそと       (家に何人、鬼がいるのかわからない状態)

  鬼は外鳩に投げつつ豆鉄砲

  豆まいて無病息災福は内

  鬼は外地方によっては鬼も内

 

      クリスマス

  あと10日今年は格別クリスマス

  クリスマスサンタが街にやってきた

  プレゼント好きな人にもらいました

  今年もか友人とすごすクリスマス

  クリスマス二人で歩く光る街

  クリスマス2人で過ごす晩御飯

  クリスマス冷えた君の手温める

  クリスマス性なる夜を2人きり       (編者)気持は分かりますが、こういうのはやめましょ        う。

  クリスマス一人の私はくるしみます

  クリスマス大切な人とすごせない

  クリスマスケーキ買いこみひきこもる

  クリスマス言い出せないのさよならを

  クリスマスベッドで一人ひましてる

 

     竈(かまど)猫

  冬の猫こたつでぬくぬくいい身分

  こたつ猫あったかそうでうらやましい

  寒さからコタツに足入れねこをける

 

    寒犬(かんけん)

  冬の犬雪をよろこび庭駆ける。

 

       

  白鯨を読んでてふっと思うこと      おばいけベーコン尾の身にさえずり

 

       

  華麗なる鶴舞い降りる水辺かな

  鶴が啼き千年の冬到来す

 

       白鳥

  白鳥のようにキレイになりたいな

 

    鮃(ひらめ)、平目

  ビラビラメ海にただよう鮃かな

  これ基本、左ひらめに右かれい

 

     笠子(かさご)

  オニカサゴ喰うとするならちりにする

 

    河豚(ふぐ)、ふく

  黒焦げにあぶりにあぶるふぐの鰭

 

     牡蠣(かき)

  牡蠣食えば腹が鳴るなり食中毒

 

     蜜柑(みかん)

  冬が来てこたつの上でみかん食う

  ミカンたべこたつで丸まり冬隠居

  ミカン食べコタツにこもる寒い冬

  みかん食べ欲(ほし)いと思うこたつだな

 

  落葉(おちば、らくえふ)

  川岸を深紅に染める落葉かな

  かみの毛が落ち葉のように散っていく

 

       水仙

  水仙の香り漂う冬景色

  水仙の葉に虫とまりて何思ふ

 

       授業

  寒かったです       (編者)暖房もう少し待って下さい。

  今日のこうぎはとてもおもしろい        (編者)今日は『白鯨』ビデオの上映会みたいでした        が、そう言ってくれると幸せです。

  板書の量たくさん書く人いるけれど      説明するなら書く量減らせよ!      (編者)ぼくじゃないですね! 時たま汚い字を書くだけ       だから。

  隣人今日も寝る明日も寝る      一齣目

  海の街太古のみやこアトランティス       (編者)ちょっとむずかしいかもしれませんが、今日か        らはドイツの海洋小説『アトランティス』をやります。

  文学の分からない事試験だけ

  早朝の霧と消えた隣人       <ついに来なくなりました>       (編者)残念、寝ててもいいからいてほしかった。

  文学もあと1回だからがんばろう       (編者)ぼくも!

 

      学生生活

  友人とライギョを求め川上る

  イケメンのイシュメール見て寒さとぶ       (編者)演じた俳優はリチャード・ベースハートとい        う人です。

  友達との切れない絆は銀の糸

 

  あなたとの奇跡の絆守りたい

  空に咲け君の笑顔誇らしく

  あの子見て伝えきれない此の想い   恋愛に悩んでたんだ俺よりも   頬赤めお互い見つめキスをして      未来を見据え交わす約束

  今月の僕はきっと最強だ

  駅の猫花壇の上に身をすくめる

 

  陽は強くされど身体は温もらず

−恋短歌−   別々の道を行く為歩き出し      手をふりながら遠くなる君

  ありがとうこのmessage!届けたい

  陽だまりに集まりたがる人と猫

  学校にいるととてもきついから

  待てば甘露の雨来たる

  ****はあにめおたくできもられる      (編者)友だちとは仲良くしよう!

  エロ本をひろった時の楽しさや

  探しもの分からないけど探してる

 

  レポートでなかなか寝れぬ日が続く

  ひとしれずさびしくなるのは心かな

  誰しもの 心にあるImitation

  心のひろい人間に私はなりたいよ

 

  鳥のように自由にバイク乗り回すぜ!

  登校時疲れがたまって車両で寝てる      起きたら横に知らんおっさん

  焼き肉を昨日食べ過ぎ今日腹張る      でもおいしかったまた食べに行きたい

  年末にバイトもなくて空っぽです     財布も女も空っぽです (さとし)

  帰省中あの星たちにきがんする

  人は常に前を向いて歩くべきなのよ!

 

  ねむたくてねむくてねむくてねむたいの      ねむくてねむくてねむくてねむい

  時がすぎ感じているのは不安だけ

  こんばんは背後に車ひかれたよ

  早く来い!待ち遠しいぞ春休み      でもその前のテスト嫌だなぁ

  ラーメンで数字を出さなきゃ金を出せ

  金のつぶ納豆好きなお兄さん

  バリオスを買った初日に大事故だ

  夜の店夢と希望のかたまりだ       (編者)文末のハート略。お金を使いすぎないよう        に。

  ケンチキのバイトに受かるそのために       (編者)一応こう読みとりましたが…

  耕洋丸乗って遠くに行きたいな       (編者)ぼくも!!

  先輩を涙ながらに見送って

  誓い合い永遠の恋をする二人

  先人の知恵を受け継いでこそ      明るい未来が拓けるのよ!       by 碧陽学園生徒会長桜野くりむ

 

  あの頃はこんな頭じゃなかったよ

  大丈夫オレがゴールを決めるから

  バレー部は川原田大に任せとけ!       (編者)ドイツ語の試験の方もそう願います!

  テストまで時間ないのに勉強せず

  バイト先かってに食べておこられる

  お金は天下の回りものなのよ!

  友達が泣いていると      同じように自分も悲しいんだ       by フェイト・テスタロッサ

  突然の彼女との別れ切ないな

  まぶしいぜ海面に写る太腸よ       (編者)「太陽」のことですか?

 

       

   マフラー               賢(佐世保代表)  あの時もらった、マフラー。  君の手紙と一緒にポストの中に  入っていたね。  僕はすぐに巻いてみたよ。  温かかった。3月にもらったから  すぐには使えないけど  今、使っているよ。  もらった時、すぐに返事をしようと  手紙を書いたんだけど  君の住所がわからなくて  返せなかったよ。ごめーん。           さとし?           覚えてる

   (湯たんぽ)
 最近 まじ 熱い  気のせいかな?  なんかめっちゃあつい  そうか! 布団の中に湯婆あった!
 湯婆が  温かすぎて  布団はぐ  朝目覚めたら   寒くて風邪       (編者)すみません、説明を間違えました。「湯婆」を      「ゆたんぽ」と呼びましたが、本当は「たんぽ」で「湯湯婆」       が「ゆたんぽ」でした。題は編者が仮につけました。

    (文学)
   どんなに     しんどくても     がんばって      受けにくる      この講義    火曜日は    この講議のために     来ていると言っても     過言ではない    どんなに     この授業が好きか    水大の中心で     叫びたいです! ここで一句   火曜日は文学のため来るんだよ       (編者)おお! この言葉を聞いて12年間の講義の苦労        がすべていやされました。それはそれとして「講議」で        はなく「講義」です。題は編者が仮につけました。

   (新しい朝)
 此の空が眩しすぎて  暗き闇は消えゆく  輝きはプリズムへと  そして新しい朝が来る       (編者)題名は編者が仮につけました。

  

       物語

    続き(彼ら)
 思わずさけびだしたかった。しかし、自分の中の 冷静な部分が声を出してはいけないと言っていた。 "彼ら" が自分にとって良い存在か、悪い存在か、い や考えるまでもなく良い存在ではないだろう。もし 一人だけ、人間の中で一人だけ "彼ら" と同じように 行動できると知られたらどうなるのだろうか。その 思いが自分の口をとざした。外へ目を向け、周りを よくよく観察してみると 、 "彼ら" は動物と言える ようなものと、現実にはいないようなもの。まさに 私が今まで日常で見てきたものたちと同じなのだ。  部屋の中、玄関のドアの前で動く恐怖と動けない 不安で何もすることができなかった。  そんな時、ふと外から声が聞こえてきた。 『彼女はどこにいるのだろう。彼女はどこにいるの だろう。我々と同じ彼女は、我々と違う彼女は。きっ とすぐに見つかるよ。彼女は見えているのだから』  その声を聞いたとたん、何を考える前にその場から 逃げ出した。                   …つづく

     (土蜘蛛)
 グチャグチャと夜の路地裏にはふさわしくない音 が響く、ネズミや犬がゴミをあさる音ではない。あ たりはうす暗く、日は雲にかくれておりよく見えな いが、その何かは大型犬の2倍ほどの大きさがあり、 全身毛におおわれており、集団で何かを咀嚼してい る。その何かからは赤い水たまりが徐々に広がって いる。ふいにカツンカツンと近い空間に足音が響く。 音からブーツをはいた人物が、それも近づいてくる のがわかる。 「あいもかわらず行儀が悪いな…土蜘蛛一族は」  その声でなぞの生物−いや土蜘蛛達は、物を−肉 塊と化した数人の人間たちの咀嚼をやめ、声のする 方をふりかえる。雲にかくされていた月が姿をあら わし、今までシルエットでしか見えなかった土蜘蛛 達のグロテスクな姿があきらかになる。                    −続く−      (編者)題名は編者が仮につけました。

    つづき(彼ら)
 動悸が止まらない。理由も原因も何もわからない まま、ただひたすらに逃げた。”見つかってはいけな い”。その思いだけが自分を、私の体を動かしている。 混乱している私の中に表れた冷静な自分が ”自分を探 している。逃げなければ。でも見つかってはいけな い。” と訴えている。彼らに見つからずに、(どう やって来たのかは覚えていない)今は逆転してる彼 らのいない路地に入った。しゃがみこみ、乱れた息 をととのえ、再び自分は思考する。どこに行けば良 いのか、どうしたら見つからないのか。細い路地の 入り口から見える虚ろな昨日まで人だったもの達を 眺めた。堂々巡りの中、ふと足元に違和感を感じた。 ”暖かい。” そしてやわらかい毛皮の感触。私は一 気に血の気が引くのを感じた。”彼らに見つかった” そう考えたのだ。瞼を閉じ、次に来るかもしれない 何かにそなえて覚悟をした。しかしいつまでたって も何もおこらず、かといって足元の感触は消えない。 おそるおそる、ゆっくりと下を見ると、そこには何 のへんてつもない一匹の子犬がいた。                 …つづき

    ー続きー(土蜘蛛)
 体の大きさは人間のこしほどまであり全身が細か い毛でおおわれている。まさにタランチュラを巨大 化させたという言葉が似合う。赤い目と同色の返り 血をところどころに付着させている土蜘蛛達は暗闇 で見なくても十分に不気味である。同じく月明かり によって土蜘蛛達の背後に立った人物の姿も明らか になる。まず目をひくのは水色がかった銀の短髪と 切れ長の瞳、そして全身をおおいかくすような黒い マントだろう、かろうじてマントの下から同色のブー ツだけが見える。 「人間ダ…」 「我ラノ餌ダ…」  土蜘蛛達は口々にくぐもった声でつぶやきだす、 銀髪の人物が口元だけで笑ったその瞬間 「ギャアアアアアアア!!!」  銀のきらめきと共に数匹の土蜘蛛が真っ二つに割 れその場に血を流してたおれている。そして一瞬、 前まで3メートルほど先にいたはずの人物が目の前 にいるのである、日本刀を持って。  土蜘蛛達は突然の事に仲間の身に起こったことが 理解できていないようだったが、やがて何やら奇声 を発しながら、あらかじめはりめぐらせてあった糸 を使い別の裏道へ次々と続げていく 「逃がすか…』  それを瞬時に追う銀の影                 ー続くー       (編者)すみません、「続げて」は「逃げて」?

    (彼ら)(続き)
 子犬? 足下にいたものは確かに子犬だった。動 物だからといって彼らのように話しはせずにただ私 にじゃれついている。  この子犬は彼らの仲間ではないのだろうか。だと したらなぜ”普通”に行動ができているのだろうか。 おそるおそる子犬に手をのばして体にふれてみると その首に皮の首輪をしていた。  飼い犬なのだろうか。しかし人間はおそらく(考 えたくもないが)私以外は意思をもっていない。                   …つづく       (編者)「続き」は「新年の部」にあります。

    (土蜘蛛)−続き−
 同時刻、その少女、春ノ宮燈陽(はるのみやひな た)は全速力で表通りに面した道を走っていた、寮 の門限に間に合うために。  白いブラウスに黒いネクタイとプリーツのスカー トの燈陽は時折、両肩にかけたエナメルのスポーツ バックと竹刀のはいった革製の肩かけを邪魔そうに 手でおさえながら、茶色のこしほどまである髪を乱 しながら真剣な顔をして走っている。走りながらお もむろにポケットから形態を出しディスプレイを見 ると22時49分と表示されている。 「やべっ、マジで間に合わないかも…」  ポケットに携帯をしまいながら燈陽はつぶやく。 彼女は聖(せい)黎明学園の学生寮に住んでいる高 校1年生である。寮にはもちろん門限がある。他の 規則に関してはわりとゆるいのだが今の寮長がとて も時間に厳しい人であるため、門限の23時は厳守で ある。もし破れば退寮はないにしてもめんどうな雑 用のフルコースなのでなんとしても避けたいもので ある。燈陽は基本的に真面目なので夜遊びなどはし ないのだが今日は仕方がない。彼女は剣道部に所属 しており、部活の大会の打ち上げがすでに卒業した 先輩も含めて先輩の家で行われたのだ。中にはすで に成人しており酒の入っている先輩がいたので、こ れでも早めに抜けられた方である。こんなことにな るならば外泊届けを提出しておくんだったと思うが 時すでに遅し。寮までの道のりはまっすぐだが無駄 に長い。このままでは確実に間に合わないと感じあ せる燈陽の目についたのはビルとビルの間の裏道。 この道は常に薄暗いのであまり利用しないが近道で ある。つい最近殺人現場になっていたらしいが、こ の際気にしていられない。少女はあふれ出る汗を手 でぬぐいながら裏道をかけぬける。                   −続く−

   (土蜘蛛) 続き 1-3
 息がきれて、のどが、胸が正確には肺が苦しい。 おまけに燈陽には幼いころから若干の霊感があり、 このような場所は正直通るだけでも気分が悪くなる。 それでも今は門限に間に合うために走り続ける。ご み箱にぶつかりながら曲がり角を曲がる。不意に彼 女に視界に入ってきたのは暗闇とその闇の中で反射 して光を放つ無数の銀の線。 「ん? 糸? …うわっ」  そうつぶやいた瞬間、何かにつまづき派手に転ぶ、 しかもスポーツバックと竹刀が転んだ拍子に足に激 しく当たりとても痛い、さらに転んだことによりポ ケットから携帯電話が飛び出てしまったらしく、30 cmほど前に銀の塊が見える。燈陽は自分の運のなさ を呪いながらも地面に手をつき立ち上がる準備をす る。  ヌルッ、地面についた手に違和感。どろでもつい たのだろうか、ますます運がないと思いながら自分 の手のひらを見る。どろではない、指でのばしてみ ると、ヌルつきながら、かすかにのびる。しかも赤 い。燈陽は背筋がゾッとするのと、あたりのすっぱ くも生臭い臭いを同時に感じた。血だ、しかもよく 見ると自分は血だまりの上で転んでおり、ちぎれた 人の腕で転んだのだ。確かにこの場所は一週間ほど 前、バラバラ殺人事件が起きた場所だ、事件の直後 なら、このような惨場も仕方ないだろう。だが今こ の状態なのは明らかにおかしい。結論は一つ。新た な殺人事件が起きたという事である。  ガサガサ、何かの音がする。燈陽は心臓を手で強 く握られたような圧迫を受けながらも視線をちぎれ た腕から音のする方へと動かす。  まず視界に入ってきたのは無数の赤い小さな目、 そして毛むくじゃらの大きな蜘蛛達、燈陽はあまり の恐怖で声も出せずにふるえ、立ち上がろうとして いた状態からバランスを崩し尻もちをつく。ゆっく りゆっくりと近づいてくる蜘蛛達。次の瞬間蜘蛛達 に無数の赤い線が入ったように彼女には見えた。  これはひどい、まるで幼稚園児の落書きのようだ。                    続く       (編者)なかなか! 書き写すのが大変です。なお        「バック」ではなく「バッグ」「惨場」ではなく「惨状」        です。

   (土蜘蛛) 続き 1-4
 自分の目がおかしくなったのかと思い、混乱しな がらもまばたきをすると、らくがきのような赤い線 は消えており、ますます動揺する燈陽。ふいに彼女 に近づいてくる無数の蜘蛛の動きが止まり、先頭に いる蜘蛛がしゃがれた声でしゃべり出す。 「コノ人間、モシヤ神殺シノ瞳カ?」  その言葉に続いて他の蜘蛛たちも次々と声を発す る。 「ナンダト!? 異能者ノ美味ナ肉ヲ喰ウノハ我 ジャ」 「我ガ喰ラウノダ」 「我ジャ」 (何だ? カミゴロシノヒトミって)気味の悪い化 物達が言葉を話した事よりも、聞きなれない単語に 注目した燈陽。 「貴様らのエサはここにはない」  その場に響く凛とした低い声と共に視界に入って 来たのは闇を切り裂く銀の閃光とそれと遅れて銀と 黒の2色。ズシャアアという音と共に数匹の蜘蛛が 血しぶきをあげて両断される。続いて立ち向かって くる蜘蛛や逃げようとする蜘蛛達が、現れた人物の 日本刀により瞬く間に無惨な死体へと変えられてい く。 「堕神(おちがみ)の下僕ごときが目ざわりだ、消 えろ」  宣告と共に最後の一匹が斬り殺され、そのくもの 生温かい血をモロに浴びたことにより燈陽の停止し ていた脳が動き出す。目の前に広がるのは正に血の 海。そして肉片と化した20匹ほどの蜘蛛達とその中 央に立たずむのはそれらの返り血を全身に浴びた銀 髪の美しい人物。切れ長の瞳と高い身長から男であ ると勝手に判断する、年は自分より上、20代前半と いった所だろうか。不意に青年の鋭い瞳がこちらへ 向けられる。 「見えていたのだな?」  … …  燈陽の脳内に先ほどの殺戮に近い光景が鮮明に思 い出され、反射的にその場に転がっているスポーツ バックと竹刀を回収しつつ、血だまりですべって転 びそうになりながらも無我夢中で走り出す。                    −続く−      (編者)文章,テンポよく簡潔で上手いですね! なお      「立たずむ」ではなく「佇む」。関係ないですけど、ぼくも       銀髪です、年取って。

 

1-5(土蜘蛛)、続き
 その瞬間彼女の頭の中を支配したのは自分もあの 蜘蛛達のような肉塊になるという恐怖であった。  走り出す燈陽を追うわけでもなく、興味あり気に 小さくなっていくその背中を見続ける青年。 「あの瞳、ヤツらにくれてやるのはもったいないな …聖黎明女学園か、おもしろい」  そうつぶやく青年の美しい唇がきれいな弧を描く。 その嬉々とした表情はまわりに広がる惨状とは大層 不釣り合いなものであった。
2-1  次の日の朝、正確には二限目の授業が始まるころ 聖黎明女学園の校門をくぐり、校舎へとは行ってい く少女がいた。燈陽である。その格好は昨日と同じ 制服にスポーツバックに竹刀である。だがその表情 はとても朝とは思えない、つかれきったものであり 相当イライラしているように感じられる。 「あぁ、だりぃー」  ため息をはきながら悪態をつく燈陽、結局の所、 帰宅途中で遭遇した事件のため寮の門限に間に合わ ず、さらに血を洗い流すために使用可能時間外にシャ ワーを使ったのが寮長にばれてしまい、罰則として 早朝からつい先ほどまで寮の庭の掃除とゴミの分別 をさせられていたのである。下駄箱で上履きにはき かえながら、本気で寮長(先輩)の靴に画びょうを 入れてやろうかと考え階段を登る。聖黎明女学院は その名前の通りカトリック系の女子校である。きれ いな校舎と寮とミサ用の教会が地元でも有名な進学 校である。そのため遅刻などに対する罰則も厳しい。 罰則が放課後の居残り掃除とかですめばよいなぁと ぼんやり考えながら昨夜の事件以降からずっと続く 頭痛をどうにかするべく保健室へと足を進める。                   −続く−       (編者)「続き」は「新年の部」にあります。

 

   …つづき(彼ら)
 ここに誘導したフィリもおらず、徘徊する人もお らず、ましてや彼らもいなかった。  幼少の頃に来た覚えのあるこの場はどこか不思議 な時の流れを持っていた。 「…フィリ?」 名を呼んでみるが子犬は姿を現すことはなく静まり かえっている。  すると入り口の方から聞いたことのある声音がき こえてきた。 『一人消えた。一人消えた。彼女の周りが消えてい く。早く、早く、見つけなきゃ』  それは家の外で聞いた自分をさがす声だった。 ”隠れなくては” 声が近づくのがわかりそう思うの に体は動かず、立ちつくしたままじっと入り口を見 ることしかできなかった。               …つづく       (編者)前編は「新年の部」にあります。後編は「春の        部」にあります。

 

   (土蜘蛛) 2-3 続き
 恵美理はあわてたように太ももの包帯に手をやり ながら、 「えっと、ちょっとね、ここ最近気分悪くて、でも もう大丈夫、燈陽ちゃんの顔を見てたらなんか治っ てきちゃった。この包帯はね…、うん、朝寝ぼけて 階段から落ちちゃって、青アザがはずかしいからつ けてるだけ、気にしないで」 と目を左右に泳がせながら挙動不審気味に話す。  最後の階段の話は明らかに嘘だろうと思いながら も何か話したくない理由があるのだろうと思い、あ えてその話に触れないようにして相づちをうつ燈陽。 「体調悪いならベッドで休んでたら?先生、霧島さ んが…って、アレ? いない」 「ううん、もう大丈夫、それになんか先生いないみ たいだし」  目線の先の保険医のイスはもぬけの殻である。こ れだけ2人で話していても誰も注意してこないとい うのは無人の証なのだが、肝心な時にいないので少 々苛立つ。これじゃあ頭痛薬ももらえない。 「役に立たないなぁ。もー」 「じゃあね、燈陽ちゃん、私、ここにいてもしょう がないから教室に戻るね」 と言いつつ、少々駆け足で保健室から出ていく恵美 理。 「ちょっ、マジで寝てなくて大丈夫?」 「大丈夫、大丈夫、もう心配しすぎだよ、燈陽ちゃ んこそお大事にね」  彼女の姿はあっという間に小さくなっていき、階 段を下りたため見えなくなってしまった。足の謎の 包帯といい本当に大丈夫なのだろうか。そう思いな がら燈陽は無人になった保健室のベッドにとりあえ ず腰かける。          ―続く―       (編者)前編は「新年の部」にあります。

   (土蜘蛛) 2-4 続き
 あいかわらず昨夜から続く頭痛は止まず彼女を苛 立たせるし、さらに心配事が一つ増えてしまった。 実はさっき一瞬だけ恵美理の包帯でおおわれた足の 部分にあの蜘蛛たちに見えたのと同じ赤い線が見え た気がしたのだ。一体何なのだろう赤い線は、それ にあのクモの化物と銀髪の人物も、 「あー、もー、考えてもわかんない!!」  そう叫ぶと、燈陽はベッドにあおむけに倒れこむ。 いくら考えてもわからないことを考えてもしょうが ない。ふと横にある時計を見ると、10時を少しまわっ た所である。明らかに2時間目の授業開始から半分 以上たっている、というかもうすぐ終わってしまう 所であり、今から教室に行っても完全に欠席あつか いである。それに授業の途中から教室に入るほど嫌 なものはない。よし、3時間目から教室に行こうと 思い、彼女は少しの間、目を閉じることにした。  燈陽が保健室のベッドで考え事をしていた時、恵 美理は教室へ向けて足を進めていた。 「燈陽ちゃんに変なヤツって思われたかなぁ、でも しょうがないよね。足の事話すわけにもいかないし、 …痛っ」  急に両足の太股に針で刺したような痛みを覚えた 彼女は手で包帯でおおわれた部分を押さえつつその 場にしゃがみこむ。 「どうしよう、一体なんなんだろう、これ」 「迎えにいく、…もうすぐ迎えにいくぞ」 「誰!?」  急に聞こえた低い男の声に恵美理は驚き、声をあ げ、辺りを見回すが誰もみあたらない。。 「や、やだ、早く教室に戻ろうっ」  気味が悪くなった彼女はいたむ足をひきずりなが ら歩き出す。    * * *  3時間目がはじまる1分前に教室のドアを開ける 者がいた…燈陽である。     ―続く―

        (編者)後編は「春の部」にあります。

 

      エッセイ

 海と文学のつながりが分かっておもしろかった

 先生の言っていたHなはいくがとても気になりま す。ぜひおしえてほしいです。       ダメです! あきらめてください。

   冬は寒いのでいやです。

  秋の夜に鯛皮湯引きにひやおろし  マダイの皮の湯引きにおろしポンズをかけるとウ マイ。これに下関酒造「若き獅子の酒 'ひやおろし' で一パイやると気分がよい。
  '幻' を満たす杯に月映える  '幻' …純米酒の一。広島県中尾酒造の酒。'冷酒' で飲むのが向く。

  小夜時雨夜空を彩る月濁す  小夜時雨も夜の月もそれぞれとても美しい。晴れ の日の月が見れないのも残念であるが、その二つが、 一つの美しい風景を作りだすのである。   夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里)  肌寒くなった秋の頃にふとんがかかせなくなった ということが伝わってきた

  夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里)  秋が深くなってくると夜も寒くなってくる。暖を とろうとしても蒲団一つしかなくて、蒲団にまかれ て夜を過ごした。

  夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里)  夜の寒さが身にしみていることを蒲団一つにまか れけりという表現をしていることが分かった。だん だん冬に近づいてくることを表わしていることも分 かった。   蒲団まく僕の心もあたためる

  夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里)  最近寒波が来て朝なかなか蒲団から出れなく、冬 がようやく来たんだと感じました。

  夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里)  本格的な冬蒲団を出す時期の難しさはいつでも共 通の人類の悩みです。

<夜寒の感想> 正に自分の現状を想像できるような排句だと思いま した。寒い様子を感じ取れると思います。       (編者)「排句」ではなく「俳句」です。

  夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里)  夜は寒いので蒲団にくるまっていたい。

感想  僕は百里の句の布団から出られない感じに共感で きます。

  夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里)  よる一段と冷え込んでいるのにたった一人で蒲団 一枚に巻かれて凍えている自分にぴったりな句だと 思いました。

感想〜夜寒〜  そろそろ寒くなってきたので、そんな夜にあたた かい蒲団にくるまって眠るのは幸福のときです.  そのうち蒲団から出てこれなくなるかもしれませ ん.

 夜寒さやの句は非常にわかりやすく、共感できる 句なのでよいと思った。冬の夜に蒲団一つしかない のは貧しさをあらわしていると感じた。

  夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里) ―感想  風団にくるまって寒さをしのぐのが想像出来て自  分もそうだから、とてもよく分かる。       夜寒   あたためあうぬくもり欲しいの夜寒さや       (編者)「風団」は「蒲団」または「布団」?

  夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里)  寒くて、みんなが一つのふとんにくるまる様子が 浮かんでくる!

「夜寒さや蒲団一つにまかれけり」(百里)  期節も冬に近づき夜も寒くなり、布団から出れな くなりまるまっているようすが想像できるおもしろ い一句だと感じた。       (編者)「期節」ではなく「季節」です。

  夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里)  僕もよくあると思った。実におもしろい

  夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里)  夜の寒さがとてもきびしいことをあらわしており、 かぶるでなく、つつまれると表現していることがお もしろい。

  夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里)  夜寒いのにふとん一枚で過ごさないといけないよ うな様子なのかなと思った。

  夜寒さや蒲団二つにまかれけり。     布団一つでは不足です。

  夜寒さや蒲団一つにまかれけり (百里)  夜の寒さは蒲団が吸収してくれる。

  浜風に波が波押す秋の暮 (宮本安江)  なんか海系のやつだったから良かった。

  浜風に波が波押す秋の暮 (宮本安江)  ここ山口県の吉見町も海に面していて、今ちょう ど同じ季節で、ちょっとだがわかるような気がする。

感想  僕はいつも七曲りをバイクで通っていていつも海 をながめているので宮本安江の句がよくわかりまし た。

  浜風に波が波押す秋の暮 (宮本安江)  秋の夕暮に吹く浜風が波を作り波を押している情 景を表している句なのだと思った。

  浜風に波が波押す秋の暮 (宮本安江)  次々と波が浜に押しよせている風景が想像できま す。

  浜風に波が波押す秋の暮 (宮本安江)  この排句のように、読んですぐ情景が浮かぶわか りやすい排句が好きだ。  特に深く考えず、気ままに散歩に行きたくなった。 「波が波押す」の雰囲気とリズムが気に入った。

  浜風に波が波押す秋の暮 (宮本安江)  秋の暮に浜風がただよいながら波がだんだんにやっ てくる様子が浮かんでくる。

  浜風に波が波押す秋の暮 (宮本安江)  気温が下がってきて波の冷たさやうねりが強くな ってきて、まるで波が波を押しているかのように見 えるのだと思った。

  浜風に波が波押す秋の暮 (宮本安江)  浜風が波を押して波が高くなり、冬が近づいてい ることがわかる

  浜風に波が波押す秋の暮 (宮本安江) ・冬の荒れた海になる一歩手前の海の様子が目に浮 かぶようである.  波が波を押し、白波が立つ海が浜風と共に感じら れる.

         秋から冬にかけて、           風邪が強くなって、   浜風に      そのせいで、波が    波が波押す    ものすごく立つ     秋の暮      かんじがわかるもの               だと思う。

  浜風に波が波押す秋の暮 (宮本安江) (感想)   秋と冬の両方を思い浮かべるすばらしい句だと   思う。

「浜風に波が波押す秋の暮」(宮本安江)について  この詩を読んで、我々が今秋経験した乗船実習の 荒波を思い出しました。同実習は沖を漂流していた ので浜風ではありませんでしたが、「波が波押す」 環境は理解できました。

  あやまちはくりかへします秋の暮(三橋敏雄)  表現も独特でそれをひらがなで書いているところ が良いと思った。

  あやまちはくりかへします秋の暮(三橋敏雄)  どうして秋なのかという疑問が生まれてしまった。 でも確かに、秋に今までの失敗を思い出して、反省 することはよくある。

  あやまちはくりかへします秋の暮(三橋敏雄)  秋の暮れの意味はよく分からないが、誤ちは何度 も繰り返すものだと感じた。       (編者)「誤ち」ではなく「過ち」です。

  あやまちはくりかへします秋の暮(三橋敏雄)  この詩はあきのせつない情景がいいと思う。

  あやまちはくりかへします秋の暮(三橋敏雄)  人間とはあやまちを繰り返すものだ!!  あやまちを繰り返して人は大きくなるんだ!!

  あやまちはくりかへします秋の暮(三橋敏雄)  秋は気候が変化しやすい。人生も同じであやまち を繰り返しながら成長していく。体調を崩しやすい 秋の暮れをうまく人の感情にたとえたいい俳句だと 思った。

感想  三橋敏雄のあやまちとは一体どんなものか気になっ た。

  あやまちはくりかへします秋の暮(三橋敏雄)  身に覚えのあることで、身近感のわく句だと思っ た。       (編者)「身近感」ではなく「親近感」です。

  あやまちはくりかへします秋の暮(三橋敏雄)  秋には、センチメンタルになる時期です、そんな 時何があるかなんかわかりません。

  あやまちはくりかへします秋の暮(三橋敏雄)  秋といえば読書か食欲。秋になるたびにまた太っ てしまうという風に感じとれた。

  あやまちはくりかへします秋の暮(三橋敏雄) 感想  秋というのはいろいろなことに挑戦できる時期な ので、あやまちもその中に多くあるというのだと思っ た。

  あやまちはくりかへします秋の暮(三橋敏雄)  「○○の秋」と言われるので、様々なことに挑戦 してみるが、秋の暮れにもなるのに同じ失敗をして しまう情景. 今日の一句   田舎だと文句をつけて何もせず      冬が近づく寒さが染みる

 三橋敏雄 俳家の気持ちがわかる句

  星一つ抱きて暮るる鰯雲 (杉本淑代)  秋の日暮れの情景を良く表わしていると思った。

  星一つ抱きて暮るる鰯雲 (杉本淑代)  鰯雲の間から見える星の情景がとてもよく表れて いると思う。

  星一つ抱きて暮るる鰯雲 (杉本淑代)  星が一つ出て夜になりかけているところが変化を 感じる

  星一つ抱きて暮るる鰯雲 (杉本淑代)  星がきれいな様子を例えている

  星一つ抱きて暮るる鰯雲 (杉本淑代)  鰯雲が星をおおいかくして夜がふけていく様子を 擬人法のようにたとえている。

  星一つ抱きて暮るる鰯雲 (杉本淑代) 夕方に空に出ている鰯雲が、早く出た一番星のまわ りをとりまいている様子を「抱いている」と表現し ているのだろう。「抱きて」ということばに何かや さしさが感じられてとてもよい排句だと感じる。

  星一つ抱きて暮るる鰯雲 (杉本淑代)  鰯の形をした雲をだきまくらのようにだいて夜空 の星を見て寝てるのではないかと感じました。

  星一つ抱きて暮るる鰯雲 (杉本淑代)  雲が星をかくす様子を抱くと表現しているところ がいいと思った。

  引く浪の音はかへらず秋の暮 (渡辺水巴) 感想→秋になると夕暮れも早くなり、引いていく浪     の音も聞こえてこない。

  引く浪の音はかへらず秋の暮 (渡辺水巴)  秋が深まり寒さが厳しくなっていく波打ち際が思 い浮かんだ。またすぎさった夏をなつかしんでいる とも思った。

  引く浪の音はかへらず秋の暮 (渡辺水巴)  この句が描いている景色も思い浮かぶし、秋のさ びしい感じも出ていていい句だと思った。

僕が心に残ったのは「引く浪の音はかへらず秋の暮」 です。この句を読んで、何か少しさみしい気持ちに させるので、もうすぎてしまった事へのこうかいと、 もどらないかなしみが出ていると思いました。

 渡辺水巴の俳句は趣があり、最高だと思う。

  海辺の町両手をひろげ冬が来る (岡本眸)  そろそろ吉見の町にも冬が来ている

  海辺の町両手をひろげ冬が来る (岡本眸)  海辺の冬は寒い。寒い冬に両手を広げて全身で受 けとめようとする姿に力強さを感じる.

  海辺の町両手をひろげ冬が来る (岡本眸)  海辺の町は海に面する浜辺が両手をひろげるよう に広がっていていてそれが両手をひろげ、冬という 季節をむかえようといるように見えるということを 表わしているのだと思う.海辺の町に冷たい冬がやっ てくる様子を素直に表わしていて、いいと思う。

 何故両手をひろげるのか分からない.冬が来るな ら普通両手を組むんじゃないかなぁ。

  海辺の町両手をひろげ冬が来る (岡本眸)  冬がくるのを待ち遠しく持っている様子がうかが える。       (編者)「持っている」は「待っている?

    とほきほど空ほのぼのと冬に入る (飯山昭)  1年の中でも過ごしやすい秋の季節がだんだんと 寒さの厳しい冬の季節に変化していくことをふと空 を見上げた時に感じた詩だと思った。

 飯山昭のゆっくりと冬になっていくということを 五七五の中におりこんでいくうでに心打たれた。

  吐いた息白くなってくこの季節  僕がいいと思った排句は飯山昭の「ほのぼの」の ところです。       (編者)「排句」ではなく「俳句」です。

    とほきほど空ほのぼのと冬に入る (飯山昭)  ほのぼのとして冬に入っていくのが風流です。

  海上に出(い)づ鰯雲ことごとく(大野林火)  海の中の「鰯」と、海の上の「鰯」をかけている のかなと思うと、本当にすごい句だと思った。「鰯」 は海と空どちらにもいる…。秋らしい情景もすごく 伝わってきた。

  海上に出(い)づ鰯雲ことごとく(大野林火)  鰯が雲のようにみえると思った。

  海上に出(い)づ鰯雲ことごとく(大野林火)  空に浮かぶ鰯雲と海の白波が似ている。しかし、 海上の鰯雲は消えては生まれをくりかえしていると ころを「ことごとく」と表現しているのがすごいと 思った。

  けふよりやいろはちりぬるかむな月 (正章)  色づいた葉が散っていく神無月と今日からなった なと、感慨深く思われる景色を詠んでいる。

けふよりやいろはちりぬるかむな月 (正章)  →ほとんどひらがなでかかれていて、日本語独   自の雰囲気がとても新しみがもてた。       (編者)「新しみ」ではなく「親しみ」です。

    けふよりやいろはちりぬるかむな月 (正章)  この俳句は、とらえ方が一通りではなく何通りか あるので、そこが面白いなと思った。

  蘆刈るやみなそこの鯊(はぜ)      鰭(ひれ)を振り (水原秋櫻子) <感想>    アシを刈ると水底にいるハゼが驚いて逃げる様子 を感じとれた、

   授業で船の話をしてくれたので楽しかったです。

  この季節になるとかけそばやかけうどんなどが本 当に食べたくなる。のれんをくぐって早く食べたく なる感じだ。

 友達とみんなで囲む鍋は楽しくてついやってしま います。

 11/171(火) 天気 雨  今日、生まれて始めて僕は俳句をうたうために生 まれてきたとわかりました。これからは常に五・七・ 五をかなでていきたいと思います。こんなにもすて きな文化を僕に教えてくれてありがとう.  ここで一句、   寒いから休んでみたいこの講議       (編者)「講議」ではなく「講義」です。講義休まない        ように。それから紹介するだけしかできませんが、俳句、        気に入ってくれてありがとう。

  僕と俳句と俳句の生きる道  僕は俳句に強く当たってしまいました。ただ、仕 事のストレスで当たってしまったんだと思います。 でもそんな僕をあたたかくしてくれたのも俳句です。 俳句がいてくれたからこそ色んなつらいことをのり こえられました。  ありがとう。

  クジラ刺しを手土産と決める冬のさんぽ (’冬のさんぽ’  京都・招徳酒造の酒。口当たりが甘い。 ’夏の戯れ’  ’秋の水面’と中身は一緒だが、季節ごとにビンの 絵柄が異なる。 ’夏’…金魚 ’秋’…三日月と紅葉 ’冬’…雪と白ウサギ ’春’…???

  鍋焼と決めて暖簾(のれん)をくぐり入る               (西山泊雲)  冬は鍋焼きをよく食べるのでそれを表現している よい作品だと思った。

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲) ・冬の寒むい日であるように思える。

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲) 感想  寒い町中を歩きながら体あたたまる食べ物を求め て考えている風景が浮かぶ。寒い夜のようだ。

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲)  寒い日にあたたかい鍋を食べようと店に入る。も うすぐおいしい鍋を食べてあったまれるという作者 の期待が読みとれる。

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲)  鍋焼きのにおいを見つけて腹をすかしてのれんを 入る風景が目にうかびます.

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲)  こごえ死ぬほどの冬の寒さにたえかねて、店に入 る前からメニューを決めている思いは、誰にでも思 うことであると言いたいのだろう。

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲)  外は寒く、早々にあたたまりたいからうどんにし ようと手早く決めてのれんをくぐるようすが目にう かびました。

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲)  寒さのあまり鍋が食べたくなる気もちがすごく分 かった俳句だった。

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲)  寒く冷え込むようになった夕方に、ふと目につい た鍋焼屋の暖簾に、暖をとりたいと思いさそわれて 入っていく様を風情を感じさせるように詠まれてい ると思う。

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲)  冬の寒い日に店に入るときの気持ちをすごく表し ている句だと思う。  私も寒い日は、どこか店に入るとき「あったかい ものを食べよう!」と思いながらドアを開けたりす るので、とても共感した。

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲)  寒さの厳しい冬の季節に食べる鍋焼きが頭に思い 浮かんで暖かい気持ちになった

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲)  鍋焼きを食べたいと思い寒いところから暖かいと ころへたどり着いた安ど感が分かる

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲)  小春とはいえとても寒いのですからとても寒い中 でこの鍋焼を食べるということはとてもよいことだ と思いました。

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲)  仕事の終わった後仲間と飲みに行ってそうです。 鍋焼おいしそうですね、食べたいです。

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲) (感想)   仕事に疲れたサラリーマンが思いうかんだ。       (編者)私も疲れました。

<鍋焼(西山泊雲)の感想>  夜、寒い中で、体の温まる鍋焼うどんを求めて店 へ入っていく会社帰りのサラリーマンなどがなんと なく想像でき、この人は多分、家に帰っても何も夕 食に食べるものがない、妻もいないのかなと思いま した。

  鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る (西山泊雲)  今日は寒いので、うどんが食べたくなった。 「鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る」という西山泊雲 の俳句はとても良いと思う。今夜の夕食は鍋にしよ うと思う

「鍋焼と決めて暖簾をくぐり入る」(西山泊雲)をお手本に   ラーメンと決めて暖簾をくぐり入る

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  冬の訪れを感じ、肌寒い風が吹いている情景が感 じられる。

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  寒いことを感じる中マフラーを結び直している姿 が見うけられる。

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  自分の正面から強く冷たい風が吹くのを感じて、 マフラーを結び直す、肌寒い情景が浮かんだ。

『マフラーを結び直して向ひ風』(神谷佳江)  とても寒い冬に首もとを気にしてあるく姿が鮮明 に思い浮かぶ.

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  向かい風が来て肌寒いのでマフラーを結んで防寒 対策。

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  冬の冷たい風にマフラーがほどけてしまうが、ま た結び直して早く家に帰ろうとしているのが分かる。

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江) −感想−  とても寒い時に風に吹かれながらも、マフラーを 巻き直して、風にも負けないように進んでいった情 景が浮かんだ。寒さがものすごく伝わってきた。

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  寒い時季に自分もこういうことするなぁと思う普 段の自分に重なる一句だと思う.

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  せっかくマフラーを結び直したのにまたほどけそ うだと思った。

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  冬になって寒くなっていく中でマフラーを何回か 直すことでより寒いことが伝わって来た。結び直し ても冷たい向かい風が吹きよせてくる苦労も伝わっ て来た。

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  マフラーを結び直して気合を入れて、何か困難な ことに立ち向かっていくような決意を感じた。  私も寒さに負けずに何かに挑戦しつづけたい。

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  自分だったらマフラーを結び直しても風の当たら ないところへ行く。  あえて寒くなるようなことはしない。

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  誕生日にマフラーをプレゼントしてもらってその マフラーをして登下校して向い風によってマフラー がくずれていたのをよく思い出します。

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  冬に原付に乗った感想に通じるものを感じる。

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  バイクにのってても向かい風が強かったらマフラー 結び直すから。

  マフラーを結び直して向ひ風 (神谷佳江)  冬の寒さを感じることができた。  今年もさむい冬になるだろうなぁ。

  海をゆく心細さよジャケツ着込む(津田清子)  不安を抱きながらも楽しみにまっているように思 いました。

  海をゆく心細さよジャケツ着込む(津田清子) ○ジャケットの句はジャケツとなっている所に時代 の違いを感じた。

  海をゆく心細さよジャケツ着込む(津田清子)  おそらく冬に何らかの理由で船に乗っており、吹 く風が大変厳しい寒さでジャケットを着込まなけれ ば、ならない寒さなのだと思う。

  海をゆく心細さよジャケツ着込む(津田清子)  何もない海へ出ると、体のさむさもあるが、心の さむさも感じるので、ジャケットを着ることで少し でもその心をまぎらわそうとしている。

(津田清子の作品)      そこに行ったら、同じようになりそう

  海をゆく心細さよジャケツ着込む(津田清子)  海に行く心細さと肌寒さをジャケットのほのかな 温もりでしのぐような様が心にきました。

  海をゆく心細さよジャケツ着込む(津田清子)  海に行きたいけど、寒いのでジャケットを着てい く対策。

  海をゆく心細さよジャケツ着込む(津田清子)  この短歌を読んで、心細さというところから、一 人で海に行ったのだと思いました。実際の寒さとそ の心の寒さしのぎにジャケットを着込む…切ない短 歌だなぁと思いました。       (編者)短歌ではなく俳句です。

 昔、ジャケットを着込んで原付にのったことがあ りました。

  海をゆく心細さよジャケツ着込む(津田清子)  海辺の寒さが吉見にいるととても分かる。どれだ け着込んでも寒いです。

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串章)  マフラーをしながら、寒い中を海を見に行く姿を 想像できた。

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串章)  海に行くためにマフラーを使って防寒対策と海と マフラーの季語の違うもの使っている。

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串章)  マフラーをすればあたたかいので海を見に行ける.

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串章)  冬の寒さと海の見たさをどっちをとるかなやみ マフラーのあたたかさで決める心情が伝わってくる ようだ。

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串章)  寒い中防寒をして海を見に行くとはとても風流好 みであり素晴らしい。ぜひ行きたいものである。

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串章)  マフラーなしの寒い状態で海に行くのは気が引け るが、ぬくぬくで行くならワクワクして楽しいと思 う。  暖かい格好をしてぜひ海を見に、そして星を見に 出かけようと思う。

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串章)  普通は冬に海は見に行かないけど、マフラーが暖 かければ海を見に行こうという、ロマンチックな詩。

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串章)  冬に彼氏とこういうことをやってみたいと思った。

  マフラーのあたたかければ海を見に(大串章)      マフラーがほしい!!!

  着ぶくれてそのおのおのの机かな(斎藤夏風)  着ぶくれをよくするので、おもしろいと思った.

  着ぶくれてそのおのおのの机かな(斎藤夏風)  着すぎるとふくれてしまうので冬は嫌やなー。

  着ぶくれてそのおのおのの机かな(斎藤夏風)  自分自身の机に例えてのはいく。

 着ぶくれは、人ではなくこたつのことをいってい ると感じた。またはコタツに人がたくさん入ってい る様子を詠んだのかと思った。

  鍋焼の提灯(ちょうちん)赤き港町(岡安迷子) <感想>    寒い町に鍋焼の赤提灯があたたかそうに灯っ    ているようすを感じとれる。

  鍋焼の提灯赤き港町 (岡安迷子) (寒い中赤い提灯が鍋焼きのあたたかさを表現してい るように感じた。)

  鍋焼の提灯赤き港町 (岡安迷子)  寒い海から帰ってきた船乗りが、港町に光る赤提灯 を見て、体を温めたいという気持ちがわいてくる様子 が目に浮ぶ。

 寒いので鍋が食べたいです。

  雀殖(ふ)ゆる小春の庭をたのしみぬ              (長谷川かな女)  寒くなってきて、雀がもこもこになってかわいい 様子が想像できて、楽しい。

雀殖ゆる小春の庭をたのしみぬ、というものを見て、 このように小さな事で幸せになれるのに、他の楽し みが全くないんだなと思いました。

  雀殖ゆる小春の庭をたのしみぬ(長谷川かな女)  庭に雀が殖えていく様子をみて春が近づいてくる 喜びを感じる俳句で春が好きな人が感じられる

  生姜湯に箸一本の佳(よ)かりけり               (大瀬つとむ)    生姜湯が飲みたい!!

 風邪を引いた時に生姜湯をのんだらあたたまるか ら好きです。

  生姜湯に箸一本の佳かりけり (大瀬つとむ)  生姜湯は今からの季節にとても役に立つ飲み物な ので早いうちに買っておきたい

  はんぺんの肌かぐわしき小春かな              (久保田万太郎)  はんぺんが好きなので食べたくなりました。食科 だけに。

 マフラーのが良い

 

 今日の教室は寒かったです。

 白鯨の中をフルスクリーンで見れて、よりリアル に思えて楽しかった。       (編者)電化製品の苦手な私が、初めて大教室のビデ        オシステムを利用しました。完全ではなかったですが、        何とか見れてよかった。

 映画はおもしろかったけどそれより先生のインフ ルエンザの話しがおもしろかった。

 映画の回しのみのシーンに対する先生の説明がお もしろかった。       (編者)いや冗談でなく、学祭で回し飲みなどしない        ように。インフルエンザにかかりますよ!

  食卓にいつも二つの林檎(りんご)あり             (武智徳子)  冬にりんごを食べようとしている。  冬が感じられる一句である。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  今の時期が旬である林檎がいつもあることを表わ していると思った。

食卓に  いつも二つの   林檎がいつも食べれたら   林檎あり     いいなと思った。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  りんごは最近食べてないので食べたい!

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  りんごよりみかんの方が好きです。

<林檎の感想>  誰も手をつけない林檎なのか、それとも林檎を食 べる習慣があって、いつも林檎を補充しているのか 2択の考え方があると思いました。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  季語のリンゴがあり、冬の食卓を思わせる。いつ リンゴを食べていいのか、タイミングがわからない 様子がうかがえる。

 食卓にリンゴがというのは、2人しかいないとも かけている気がする.

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  なんとなく、恋人同士が思い浮かぶ句だった。り んごは赤いから、2人の愛情を表現してるのかなと 思った。

「食卓にいつも二つの林檎あり」(武智徳子)  きっとこの2つのりんごは、夫の帰りを待つ妻が 用意したものだと思う。毎日毎日2つ並べる妻の夫 への愛の形だと思う。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  りんごが好きな家庭なのだろうと思った。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  幸せな家庭が思いうかび、うらやましいと思った。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子) ・一人暮らしは淋しい

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子) <感想>  リンゴが何か温さを伝える役割をしている気がす る。

  食卓にいつも二つの林檎あり (武智徳子)  凩、木枯の詩は何を言いたい、もしくは伝えたい のか、まったくわかりませんでした。

  海に出て木枯帰るところなし(山口誓子)  秋のあいしゅうがただよっていてよかった

  海に出て木枯(こがらし)帰るところなし              (山口誓子)  今の冬になろうとしている季節にぴったりな詩だ と思う。

  海に出て木枯帰るところなし(山口誓子)  木枯は寒いです.

  海に出て木枯帰るところなし(山口誓子)  昔海でピンセットを落として帰ってきませんでし た。

  海に出て木枯帰るところなし(山口誓子)  冬の海の木枯はとどまることなく吹きつづけとて も寒いのだろうなと思った。

  海に出て木枯帰るところなし(山口誓子)  山から吹き下ろす木枯が、想像でき、広大な海が 頭の中に広がった。

  海に出て木枯帰るところなし(山口誓子)  木枯は海に出ると、海はどこまでも広がっていて. 果てがないようなかんじなので、なんか.さみしい 気がしました。

  海に出て木枯帰るところなし(山口誓子)  終わりのない(終着点のない)広大な海に木枯が さびしく吹いている様子が目に浮かび、とてもさび しい気持ちになった.  海は優しくもあり、さびしくもあると感じた。

  海に出て木枯帰るところなし(山口誓子)  海に出ると海はとても広くて陸から遠くなるので 木枯も帰りたくても帰れない.

  海に出て木枯帰るところなし(山口誓子)  海は一旦出ると帰れなくなってしまうくらい危険 である、というたとえ

(編者)「海に出て木枯帰るところなし」(山口誓子)にならって   家を出て自ら帰る所なし

  凩(こがらし)や海に夕日を吹き落とす              (夏目漱石) (秋の寒さを感じる。)

  凩や海に夕日を吹き落とす (夏目漱石)  凩が強い感じがして、最近の寒いのとかぶってい るように思う。

  凩や海に夕日を吹き落とす (夏目漱石)  秋は日が落ちるのが早いというが、この句によく 現れている。  凩が冬を呼んでくる情景が思い浮ぶようだ。

  凩や海に夕日を吹き落とす (夏目漱石)  海岸に吹く寒い凩が次第に沈んでゆく太陽を吹き 落としていくように見える情景がうまく表わされて いると思った。

  凩や海に夕日を吹き落とす (夏目漱石)  海に夕日が吹落とす様が印象的だった.

  凩や海に夕日を吹き落とす (夏目漱石)  海に夕日が落ちるのが早くなって消えていくさみ しい感じがする.

 凩や海に夕日を吹き落とすが心に残りました。こ の句は、海が終わりだとして、そこに日を落とすの で、だんだんと終わっていく物語のように感じまし た.

(編者)板書した字が汚かったようです。 「凩や海に夕日を吹き落とす」(夏目漱石)を写し間違えて   風や海に夕日を吹き落とす  冬になってきていることを実感しました。

  風や海に夕日を吹き落とす  季節柄、冬なので、風が強く日が落ちるのが早く 感じる。

  風や海に夕日を吹き落とす  昨日の風景にそっくりだった。

  木がらしや目刺(めざし)にのこる海のいろ               (芥川龍之介)  木がらしを見ると海を思いだすような詩である。

  木がらしや目刺にのこる海のいろ(芥川龍之介)  冷たい木枯、そして海の色、まさに自分の故郷に そっくりだった。

  木がらしや目刺にのこる海のいろ(芥川龍之介)  メザシに吹く風が海の厳しい寒さを意味している と思った。

  木がらしや目刺にのこる海のいろ(芥川龍之介)  冬に目刺しを食べている。目刺しの目に海の景色 が見える.少し寒々しい感じがする.

 木がらしや目刺にのこる海のいろについて海の色 というのは様々あるが、そのことに関心し、詞にし た作者に好感が持てた。また目刺という表現は強く 感じることができた。海の色について釣りをすると きなどにふと思うのもいいかもしれないと思った。       (編者)「関心」は「感心」?

  凩の果てはありけり海の音 (池西言水)  冬のはじめの季節になって寒くなってきた。  凩の向こうに海があらあらしく吹いているのが目 に見えるようだ。

  凩の果てはありけり海の音 (池西言水)  オシャレでロマンチックな俳句だと思った。

  凩の果てはありけり海の音 (池西言水)  海は無限大、どこまでも広がりロマンがあると思 います。

  凩の果てはありけり海の音 (池西言水)  木枯と海の音しかしないさみしい歌だと思いまし た。

(編者)「凩の果てはありけり海の音」(池西言水)を写し間違えて   凩の果てはありけり海の青   自分にとっては海に果てはないと思う.

  きつつきや海よりさびし山の音 (宇咲冬男)  山の葉がおちてしまってさびしいのだろうか?  と思いました.

     凩、木枯  寒くなりつつある季節に海の事が加わることでよ りいっそう寒さをひきたてている。

 凩を使って俳句を書いているのがとても良い.

  きつつきや海よりさびし山の音 (宇咲冬男)  きつつきの、トントンっていう木をつついている 音は、山の広いところで、さびしいかんじがした

  きつつきや海よりさびし山の音 (宇咲冬男)  きつつきが木をつく音よりも音の波の音の方が大 きく聞こえる       (編者)「音の波」は「海の波」?

  きつつきや海よりさびし山の音 (宇咲冬男)  冬になって寒くなり、海に行けばもちろん寒いが、 きつつきも寒いので”山の音”というところでより一 層さびしさが伝わってきた。

  きつつきや海よりさびし山の音 (宇咲冬男)  海は波の音が絶え間なく聞こえるのであきません。

  きつつきや海よりさびし山の音 (宇咲冬男)  山の静かさが、しみじみとつたわってきた。

 きつつきの句は、海の大きな音と、きつつきの木 をほるあの小さな音の対比がよい。

  啄木鳥(きつつき)や落葉を急ぐ牧の木々              (水原秋櫻子)  キツツキがとぶ様子が、落葉を用いることによっ て、よくあらわされている。

  啄木鳥や落葉を急ぐ牧の木々 (水原秋櫻子)  きつつきの行動がかわいらしいと思った.

 しみじみと、冬の風情を感じることが出来る

(編者)前々回の句会のお手本について   海上に出(い)づ鰯雲ことごとく(大野林火)  雲は出ているが海ではことごとく鰯が不漁な感じ

 

 楽しかったです       (編者)やはりビデオが入ると楽しいのでしょうか。ビ        デオに嫉妬してしまいます。

 映画のカッターをみて、僕も1年の時の海技実習 思いだしました。

 12月は寒いです。

 もう12月か。君と出会った12月。僕が前のヒト と別れて友達が気をつかって、スキーにさそってく れた。そしたらそこに君がいたんだ。真っ白な肌で、 ちょっとほを赤くそめて。でももう君はもういない んだ。春ごろからきみはしんどそうだった。夏には いなくなってしまったね。こんなにも愛しく思った ヒトはいなかったのにどうしてキミはいなくなって しまったの?  ねぇ、今はどこにいるの? 雪だるま       (編者)「ほ」は「ほほ」?

 健康が一番だと思います。学校も休みたくない 真面目に講議を受けて頭がよくなって”優”を取りた い。今まで苦手だった勉強がだんだん好きになって いる 自分がそこにいる気がする。もう勉強なんて しないと決めた小6の3月。でも結局、受験でいや いや勉強した高3。  でも、今は勉強が楽しくてしょうがない。  ここで一句、   切実に豚インフルで休みたい       (編者)「講議」ではなく「講義」です。

 僕は子どものころ、ずっとドラえもんにはまって いました。いつか本当にドラえもんができる日が来 るのを子どものときからずっとまっています。でも、 あんなに不思議な道具が世の中に出回ったら悪用す る人がいるかもしれないからよく考えないといけな いと思います。でももしも世の中にいる人みんなの 心がキレイだったら便利な道具が出回ってもいいか もしれません。 ここで俳句を、   ドラえもん必ずオレのモノにする

 冬がやってきました。鍋の季節ですね。こんな時 は、みんなでこたつを囲んで鍋パーティでもやりた いです。ここで一句、   頭が高い鍋将軍はオレ様だ

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  非常に今の季節に合っていて自分もよくマスクを 使うので、身近な.排句だと思い選んだ。       (編者)「排句」ではなく「俳句」です。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子) (確かにマスクをしているとキレイに見える人もい るなと思った。)

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  マスクで顔がかくれていることによって口元がか くれて少しでも美人になれたかと思う女の子の乙心 がわかる。       (編者)「乙心」は「乙女心」?

「マスクして少し美人となりしかな」(細川美智子) 感想  マスクをしたらほとんど顔が隠くれるのでこの俳 句ができたのかなと思った。       (編者)「隠くれる」ではなく「隠れる」です。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子) 感想)マスクをすると顔の半分が隠れるからだと思いました.

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  マスクをしたことで顔の大半がかくされることで、 美人になったというジョークを含んだ面白い一句だ と思った。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  マスクをすると、普段キモイ人も顔の大半が隠れ るので美人に見えてしまうという気持ち、あると思 います。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  この句はいつもと少し自分になったことで少し美 人となっているのではないかという女性の淡い気た い感が伝わってくる。       (編者)「気たい感」ではなく「期待感」です。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  自分もマスクをすると少しはマシな顔になったか と思う時があるので、とても共感できて面白い句だ と思いました。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  マスクをつけてる人がいたら少し気になります。  もしかしたらすごく好きなタイプかもしれないか ら。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  マスクをした顔のほとんどが隠れてしまうが、それ はそれでいいものだなとしみじみかんじた。     自分、ドイツ行ったことあります。     フランクフルトとベルリンだけですけど。     (編者)それはすごい。代表的な町を訪れてるじゃないですか。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  マスクをした方が美人なのがきになった

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  マスクをすると、顔が半分かくれて印象があまり よくないと思っていたが、そこを美人になっている かなと言っているところが気になった。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  自虐すぎてかなしくなった。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  マスクをはずしても美人だったらうれしいです 

マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)    がいいと思いました。  この俳句を書いた人は普段の自分に自信がないん    だと思いました。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  この人はコンプレックスがあるのかな.

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  この詩は、口さけ女のことを言っているように思 われてならない。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  一瞬にして、口裂け女が想像できた。口裂け女は、 マスクをしていたらすごく美人だが、マスクをとる と、より僕好みになるので、とった方が僕は好きで す       (編者)文末のハートマーク略。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  今の時期インフルエンザが流行していて、マスク をしている人が多いけど、何となく、女性に対し失 礼だなぁと思う。  マスクをしなくても美人だ!!

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子) ・顔を部分的に隠すといろいろとごまかせるからけっ  こう便利

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  現代では、マスクだけでなくその他のもの例えば、 ニット帽、めがね、等々、そういったものでも、普 段より美人になる人もいるのではと感じた、

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  女性の可愛らしい姿が浮かんでくる。

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  気のせいだ!!

  マスクして少し美人となりしかな(細川美智子)  世の中の自信がない女性の気持ちがえがかれてい る。しかし世の女性はもっと自信をもって生きるべ きであると思う。

  犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みずえ)  植物が枯れ、みはらしのよくなっている枯野で元 気に走りまわってほしいと犬を放つ様子が容易に目 にうかび、よいと思いました。

  犬らしくせよ   犬らしくとは何ぞや?

  犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みずえ) <感想>  家で飼われてタルんでいる犬を野に放して野生を 感じさせる。という意味に感じた。

  犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みずえ)  冬になると犬がはしゃぐので、この犬は逆におと なしいのかなぁと思いました。

  犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みずえ)  確かに最近の犬は自分を人間と思っている犬が多 い気がする.

  犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みずえ)  いつも寒くて家の中に犬がいる.

  犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みずえ)  自分も公園に行った時にやります。

  犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みずえ)  犬が枯れ野でかけまわっている様子が目にうかん で来ると共に自分も同じ経験があるためなつかしい 感じもした。

  犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みずえ)  家でかってた犬も冬になったら寒くてすぐ家に帰 りたがってたのを思いだした。毛皮ついてる犬もさ むいもんは寒いんやと思う。

  犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みずえ)  冬の寒さとは裏腹に元気な犬の姿が目に見えて犬 と走り回りたくなった。 ○ 犬らしく「ワン」と鳴けよとバター塗る

 犬はあんまり好きじゃないので枯野に放ったら困 ります

  犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みずえ)  犬を最近見かけないが、ネコはよく近所で見かけ る。

  小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  寒い中、鳥が小さめに鳴きながら飛んでいく様子 が思い浮かぶ。  鳥も寒いのだろう。

  小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  小雪がちらつく時になると、鳥も声が小さくなっ て過ぎていくかんじがわかる。

  小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  冬の朝が見える.

  小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  鳥が寒そうにしている様子がよくわかっていいと 思った。

  小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  初冬の朝、雪が降るような寒い季節に入り、鳥も 声が小さくなってくるような風景が思いうかぶ。

    小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  初冬も仲冬も近づき、ますます寒くなってきて、 鳥でさえも鳴声を小さくして早々と飛びさっていく。 冬の寒さを風情あるように感じさせてくれる、よい 俳句だと思った。

  小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  寒くなって少し元気のなくなった鳥たちの様子が 頭に浮かんでくる。そんなに真冬でもない、11月後 半ぐらいの季節感が出ていてとてもいい句だと思っ た。

・小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  小雪は初冬にあたるので、だんだん冬になってき て、鳥も寒くなってきて、ほそほそとしゃべってる のがわかる。これから冬だなあと感じる。

  小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  小雪や、声ほそほそと鳥過ぐるという句が一番印 象に残りました、この句では、寒い中、飛んでいる 鳥もこごえて、声が小さくなっているほほえましい 物のように感じました。

  初冬の平戸のかげに汽船(ふね)入る              (前田普羅)  自分は海の近くで育ったからこの詩がなんとなく 想像できる。早朝などにことこと音を立ててときた ま汽笛を鳴らすかのようだ

  初冬の平戸のかげに汽船入る (前田普羅)  冬になり初めの港町の様子を表わしていると思っ た。

  初冬の平戸のかげに汽船入る (前田普羅) (感想)     寒い港町が思いうかんだ。

  人込みに白き月見し十二月 (臼田亜浪)  人込みの都会から見える冬の透き通った空に浮か ぶ月を見て季節を感じているのだと思った。

  人込みに白き月見し十二月 (臼田亜浪)  年末の急がしさと寒さがひしひしと伝わってきた。 12月のきれいな月がその寒さをも忘せさせようとも してると思う。       (編者)「忙しさ」です。「忘せさせ」は「忘れさ        せ」?

  人込みに白き月見し十二月 (臼田亜浪)  あわただしい十二月を想像させるものだと思った。  そして、白い月を見て忙しさを忘れさせるほどの 美しさを覚えるという意味もこもっていると思った。

  人込みに白き月見し十二月 (臼田亜浪)  自分的には、人々が寒くなってはいた息が白くなっ て、それを白き月としてみているのかなあと感じた ので、それなら、なんかおもしろい風にたとえてい ると思った。

  人込みに白き月見し十二月 (臼田亜浪)  師走の忙しい時、人込みにまぎれて見ている月が とても美くしいと感じた。       (編者)「美くしい」ではなく「美しい」です。

  人込みに白き月見し十二月 (臼田亜浪)  人込みの中で、みんなが出す息が白くて、月を見 ると、白く見えるくらい.寒いということが伝わっ てきてすごいなと思った。

  魚がちのちゃんこ鍋かも博多場所(水原秋櫻子)  この季節ちゃんこ鍋がとてもおいしくなってきた。

  魚がちのちゃんこ鍋かも博多場所(水原秋櫻子)  魚がたくさん入ったちゃんこ鍋を博多で食べている. とても暖かく.冬のたのしみが感じられる

  魚がちのちゃんこ鍋かも博多場所(水原秋櫻子)  博多でのデートを思いだした。  今度博多に行った時は鍋を食べようと思った。

  魚がちのちゃんこ鍋かも博多場所(水原秋櫻子)  冬にはやっぱり海鮮ちゃんこだけど、博多なら豚 骨ラーメンだと思った。冬には温かいものが一番と いうのを教えてくれる俳句だと思った。

  魚がちのちゃんこ鍋かも博多場所(水原秋櫻子)  私は相もうが大好きです.

  光年といふものさしや寒北斗 (吉原一暁)  北斗七星を見て宇宙の広さを感じる気がする.

「光年といふものさしや寒北斗」(吉原一暁)  冬に見られる北斗をロマンチックに示すところが 趣がある。あんなにもキレイに光っている星たちは 何光年も先で輝いていると思うと宇宙は偉大さを感 じる

  光年といふものさしや寒北斗 (吉原一暁)  冬の寒さはとても長く感じられるものである

  光年といふものさしや寒北斗 (吉原一暁) ・北斗神挙には、寒さなど通用しない  ちなみにサウザーはなかなか強かった  後、思いのほか、ラオウは単行本ではすぐにやら  れてしまった。残念だ。  北斗神挙バンザイ       (編者)「挙」ではなく「拳」では?

  赤糸のきれしが冬のはじめなり(赤澤千鶴子)  自分もこの詩のような経験をしたことがあったの で、ものすごく切なくなった。

  赤糸のきれしが冬のはじめなり(赤澤千鶴子) ・恋が終わったのかと思うような感じがし、ちょっ と悲しい。

<初冬の排句(赤澤千鶴子)の感想>  冬の寒さと、赤糸のきれしという部分、つまり、 恋人と別れたことによる、心の寒さの相乗効果が、 とても印象に残りました。

  赤糸のきれしが冬のはじめなり(赤澤千鶴子) (失恋が冬のはじまり? 冬はさびしいと感じた)

「赤糸のきれしが冬のはじめなり」(赤澤千鶴子)  赤糸の切れし…赤ぎれかなと思う。  秋が終わり冬に近づくにつれて手がカサカサにな り赤ぎれをしてしまう様子だと思う。  確かに、冬にしか見れない現象だなと思った。リ アルで生々しい。

  てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ(丸山海道)  冬のはじめにてのひらに雪が降るのを”宇宙のひと つ”という表現をつかって幻想的な世界を表わしてい ることがわかった。   てのひらに宇宙のひとつたぐりよせ

  小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)   犬らしくせよと枯野に犬放つ (山田みずえ)  この2つが冬の動物の気持ちがとらえられていて 好きでした。

 初冬のやつはとてもいい。

 冬の風情がしみじみと伝わる。

 

   ドイツ旅行記(一)  ドイツに向かうにあたり私たちが選んだのは飛行 機という乗り物であった。  関西国際空港からフランクフルト空港まではとて も遠く、エコノミー十三時間半は存外辛いものであっ た。   私たちは、そのフランクフルト行きの飛行機に  乗り込み、せまり来る離陸の時を待った。   ゆっくりと走り出し、方向が決まるとジェット  エンジンが動き出し、急に速度が上がった。   すると、私たちの体がしずみ込み、とてもウキ  ウキワクワクした。そう。飛んだのだ。   飛んでいるという興奮の次は落ちないかという  恐怖と戦ったが、かっこうがつかないので書かな  いでおこう。   昼と思われる時にカスカスのサンドイッチをい  ただき、いっしょに飲み物はどうか?ときかれた。  もちろん英語だ。   たどたどしい英語でホットドリンクの品ぞろえ  の状況をたずねて、紅茶を一杯いただいた。英語  がつうじた喜びはすばらしいものであった。  夕食では和食と洋食、肉と魚が選べ、私は洋食の とスープを頼んだが、魚を選んだ友人は ナマズの魚肉をつかった料理のようだった。  後から気付いたメニューにはcatfishとしっかり 書いてあった。  ナマズを食べてみたかったという気持ち があり、すこし残念であった。                  つづく

  心中を滅得すれば火も自ら涼し  いい詩だと思いました気合いは大事ですね

・ごまさば(博多の郷土料理)   材料…マサバ(1/4〜1尾)、〔しょうゆ・わ     さび・ねりゴマ〕いりゴマ・きざみネギ   1. マサバを三枚におろし、さく取りまですま     せる.   2. 1.を刺身と同じ要領で引く   3. 2.に〔しょうゆ〜ねりゴマ〕の合わせダレ     と和わせる.   4. 3.にいりゴマ・きざみネギ・きざみのりを     ちらす.

  いつの日かバロンドールを取りたいな  僕はサッカーをしています。  今年もバロンドールの候補者にも選ばれなかった けど  いつの日か  バロンドールを受賞したいです。

 昨日、湯婆買ってきて彼女にプレゼントした。めっ ちゃ喜んでくれた。  ほんまはとなりで寝てあげたいけどちょっと離れ てるから僕と思って、その湯婆で暖まって下サイ。   湯婆で暖まっていい夢を

  薄目あけ人嫌いなり炬燵(こたつ)猫              (松本たかし)  冬になって寒くなると、人も猫もこたつから、で たくなくなっているので、とても、俳句の様子を思 いうかべることができて、いいと思います。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  こたつに入っている猫   まさに冬を感じた

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  こたつとねこは絵になって好きです。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  こたつの外は寒いので、猫は外に出たがらない。 だから人が外から呼んでも、嫌そうにする。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  こたつであたたまっている猫がうすめを開けて、 人がこたつにはいってくるのを、不機嫌そうに見つ めている姿が浮かんできました。  おもむきがあり、とてもよいと思いました。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  炬燵に入った猫がその炬燵を自分だけの物としよ うとして人が入ってくるのをいやがっている様に感 じる。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  人は嫌いだが寒さに耐えられず人よりもこたつの 暖かさをとった猫の気持ちが想像される。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし) (冬は人よりこたつをえらぶのが猫っぽいと感じ た。)

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  猫のかわいらしい行動が目にうかびます。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  私は猫をかっているので、自分の家の猫が思いだ された。猫がこたつにいるときにちょっかい出すと 怒るので、このことを言っているのかなと思った。  この句を読んですごく自分の家の猫に会いたくなっ た。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  寒い冬の季節に、こたつでじっとしている猫の姿 が想像できる。うすめをあけて、どこか近寄りがた いような表情をしているところを、「人嫌い」と表 現しているところがすごいと思った。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  炬燵で寝ている猫が邪魔するなと言わんばかりに ニラミつける感じと思った。

   かじけ猫  こたつでねているのに人にじゃまされて嫌になっ ている猫。あたたかい感じがする。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし) (感想)  寒いので炬燵から出たがらない猫の気持ちがよく わかります。私も猫のようにずっと炬燵に入ってい たいなあと思いました。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  こたつでぬくぬくと幸せな様子で暖をとっている 猫が思い浮かぶ。人はそんな猫をさわって暖をとり たいと思うが、猫からしたら冷たい手でさわられる のは嫌なのだろう。私がこの猫の立場だったら嫌だ。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし) −感想−ぬくぬくと炬燵であったまる、ブサイクな顔 した猫が想象できた。   聖なる夜2人のベッドで空を飛ぶ       (編者)「想象」ではなく「想像」です。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  薄目をあけて、人嫌いな猫は回りに人がいたら、 また寝たふりをする。

 こたつに入っているのに人が嫌いというのがおも しろい。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)  猫は自分勝手にまた自由気ままに生きている生物 なので、炬燵で気持ちよくしてる所に、人に邪魔さ れるのが好まないという意味。

薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)   炬燵猫ひろし

   かじけ猫      よかった。

  湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  湯豆腐を煮るとお湯が沸騰するのと一緒に動いて 温まっているよう

  湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  湯豆腐を食べる季節(冬)になってきたと思う.

  湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  鍋が恋しい気節です.       (編者)「気節」ではなく「季節」です。

  湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  冬といえば鍋。それにかかせないのが豆腐。鍋が ぐつぐつと煮え、豆腐もぐつぐつ鳴っている、冬な らではの家で鍋を囲んでいる光景が目に浮かんでき た。

  湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  とても食欲をさそう、冬らしい作品に仕上がって います。

  湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  湯豆腐が揺れ動いているのが風流だ。

  湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  寒い日になべをしている。その中でも大好きな 湯豆腐がコトコトとゆれているのを見てなんとな くほっとしている

  湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  あったかい湯豆腐がおいしそう

  湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  やわらかい豆腐の様子がおいしそうだと思った…

  湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  湯豆腐がぐつぐつにえてるかんじが出てておなか すいてきた。

  湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  湯豆腐食べたいと思った。

湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  ・湯豆腐食べたい!!   でも作るの面倒くさい.

  湯豆腐が煮ゆ角々が揺れ動き (山口誓子)  冬の名物湯豆腐を静かに見つめてまっている様子 が想像され風流である.

  寒波きて駅の鏡の顔いびつ (吉田ひで女)  ふだん電車通学なので、この人の歌がとてもよく わかる。冬はさむく、だれも笑顔でいる人は少ない。 この俳句の通りだと思うし、思い出しただけでも寒 くなってきそうだ。

  寒波きて駅の鏡の顔いびつ (吉田ひで女)  寒さで顔が引きつる様子が伺える.

  寒波きて駅の鏡の顔いびつ (吉田ひで女) 感想(解釈)  あまりの寒さに顔の感覚がなくなり、自分の顔が  いびつに見えている.

  寒波きて駅の鏡の顔いびつ (吉田ひで女)  電車待ちだろうか、外気の寒さに顔をゆがめてい る様子がうまく表現できていると思います。

  寒波きて駅の鏡の顔いびつ (吉田ひで女)  寒波によって駅の鏡がくもり冬の寒さの訪れを表 現している。

  寒波きて駅の鏡の顔いびつ (吉田ひで女)  冬になり、寒い風が駅にいる自分にふきつけて、 その冷たさにゆがめた顔が鏡にうつっているのが容 易に想像できた。

 寒波が来たとき友達みんなの顔が変になっている のを笑っていたがその時、自分も同じような顔をし ているのかと思うと少し複雑な気持ちになりました。

  ほつこりと食ぶるほがほが言ふ人と(茨木和生)  焼きいもをほがほがと食べている事を見ると、冬 の到来を感じるなぁーと思った.

  ほつこりと食ぶるほがほが言ふ人と(茨木和生)  冬に食べるやきいもは、心も体もほかほかになる と思った。  この俳句をよんだだけでも、なんか、あたたまっ た気がした。

  ほつこりと食ぶるほがほが言ふ人と(茨木和生)  やきいもを食べるとかならずこうなるだろうと思っ た.

  ほつこりと食ぶるほがほが言ふ人と(茨木和生) −感想−  秋・冬ならではの焼き芋が食べたくなった。夕暮 れに、焼き芋売りのおじさんを想い出す。

  ほつこりと食ぶるほがほが言ふ人と(茨木和生)  ”ほっこり”や”ほがほが”という擬音語を使ってお いしさを分かりやすく伝えようとしている。おいし さをより引き立てているのも分かった。

  ほつこりと食ぶるほがほが言ふ人と(茨木和生)  最後に食べたやきいもは3年前。          食べたい!!

  湯たんぽに足を焼きたるかなしさよ(遠藤悟逸)  とても寒い冬の夜に布団に入っても足が中々温か くならないのだが湯婆を入れて眠るとかえって熱く なり低温火傷をおこしてしまう冬の名物みたいなも のと想った。

  湯たんぽに足を焼きたるかなしさよ(遠藤悟逸)  湯たんぽが熱いと分かっていても、寒さ故に足を つけて火傷してしまうジレンマが面白いと思いまし た。

  湯たんぽに足を焼きたるかなしさよ(遠藤悟逸)  足を温めたいけど、足を焼傷させたくないという 気持ちがよいと思った。

  湯たんぽに足を焼きたるかなしさよ(遠藤悟逸)  手足がとても冷えるこの季節の対策に、湯たんぽ を使いすぎてやけどしてしまうほど湯たんぽに依存 してしまう心境は、とても気持ちが分かる。

  湯たんぽに足を焼きたるかなしさよ(遠藤悟逸) ☆感想☆  寒さをしのぐために湯たんぽを用意したのにヤケ ドをしたことを想い出した(涙).

 湯たんぽに足を焼きたるかなしさよを見て、自分 にも少し心あたりがあります。最近ペットボトルの 中にお湯を入れて湯たんぽ変わりにしているのです が、お湯があつすぎると、どうもさわれなかったり するので、大変でした。       (編者)「変わり」ではなく「代り」です。

  湯たんぽに足を焼きたるかなしさよ(遠藤悟逸)  寒むくて動きたくない様子がよくわかる。       (編者)「寒むくて」ではなく「寒くて」です。

  湯たんぽに足を焼きたるかなしさよ(遠藤悟逸)  湯たんぽで体を温めている時に、ふと人肌が恋し くなったのではないかと思った.

今日は、大東亜戦争の開戦日です.        湯婆   湯たんぽに足を焼きたるかなしさよ(遠藤悟逸)        ↓     湯たんぽは経済的です。エアコンは必要ない。

  石油を買いに出て航(ゆ)く      神楽月(かぐらづき) (鈴木六林男)  とても寒そうだなと思いました.

  石油を買いに出て航く神楽月 (鈴木六林男)  冬のおとずれに、寒さのあまり淋しさを感じる。

  石油を買いに出て航く神楽月 (鈴木六林男)  原付にはレギュラー満タンです。

  北風とおなじ速さに歩きゐしなり (篠原凡)  寒く冷たい北風が吹く中を、足早に歩いてゆく人 をよく表わしていると思い、また共感することがで きた.

  北風とおなじ速さに歩きゐしなり (篠原凡)  最近は寒くて外では速歩きでがんばっているけど、 速く歩きすぎると逆に風をうけて寒くなり、どうし ていいか分からない。

  北風とおなじ速さに歩きゐしなり (篠原凡)  北風はすごく寒いし、風も強いので、石もころが されるけど、それを、おなじ速さで歩いていると表 現したのはすごいと思った。

  たいやきの出てくる袋じめりかな(永井東門居)  たいやきが食べたくなった。今回の排句を見てい ると、もうすっかり寒くなったのだと感じた。       (編者)いつものことですが「排句」ではなく「俳句」        です。

  たいやきの出てくる袋じめりかな(永井東門居)  たいやきの句は、寒さで結露した水滴でじめりし ていると書いてあり冬の寒さをあらわしている気が する。

  たいやきの出てくる袋じめりかな(永井東門居)  たいやきは頭から食べます

 芝不器男の「北風や青空ながら暮れはてて」とい う句はとても良いと思う.

  北風や青空ながら暮れはてて (芝不器男)  冬夕焼けのきれいな様子を感じた。

  薄目あけ人嫌いなり炬燵猫 (松本たかし)   湯たんぽに足を焼きたるかなしさよ(遠藤悟逸)  どちらもほほえましい光景が思い浮かべれて好き です。

 鰯雲というのがどういうのか気になりました。       (編者)「鰯雲」の俳句はずいぶん前に紹介しまし        た。出席カードに使った古いプリントを読まないで下さ        い。

 

 ドイツの話を長々と書こうと思ったが、五分では かけないので一言でかんそうをかこうと思います。  ドイツかっこいい。       (編者)ドイツ語教師としてうれしいです。出席カード        に書く時間をもう少しのばしましょう。ドイツのこ        ともっと書いて下さい。

 今日はいきなり出席確認するから驚いた。いきな りすぎて俳句が浮かばなかった。残念。  けど早い内に出席を取るのは良いと思った。

 最近昼に寝ることが多くなりなにもはおらず出る と寒さにふるえることが多々ある。冬も本格的になっ たと思う。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  寝すごして、昼に寝ざめたところがおもしろい。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  冬になり、日光があっても暖かさが少なくなり、 朝に目覚めてもなかなか布団から出られなくて時間 が過ぎていくことが多くある。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城) (なんとなく、気持ちが分かった。昼でも寒い、とい うことが伝わった。)

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  日曜日や土曜の休日に自分もやってしまうことが あり親近感がある。気をつけての意味もはいってい ると思う。   外は冬我が家の中は春の暖

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  冬の朝の寒さなどの状況が伝わってきて、この作 者も私たちと同じ感じをしているのだなと思い、共 感できました。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  寒さのあまり蒲団から出られず、いつまでも頭の 中では朝のままなんてまさに私みたいな句だと思い ました。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  冬は寒いのでベットから出たくない。       (編者)「ベット」ではなく「ベッド」です。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  寒い冬の季節で、この寒さは朝かなと思っても時 計でお昼頃だということに気づいて自分でもびっく りすることはよくある。また、冬晴れというのは何 か朝のように気持ちのよいものであるから、この句 にこめられた思いはよくわかった。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  冬の寒い朝には目覚めず、少し温くなった昼に目 が覚める。土、日、祝日に昼まで寝ていたいと思う 自分にはよくわかる状況だ。

   冬晴  冬の朝はとくに寒くて、なかなかふとんから出た くはない。暖かいふとんの中でぬくぬくしてて、よ うやくふとんから出たら、もうお昼だったというの はある意味冬の楽しみである

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  もう朝かと思って目覚めてみると昼になっている ことがよくあった冬休みを思い出す一句です。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  晴天を見て、朝であるかと思うが、もう太陽がの ぼった昼下りであることがよく表されていると思う

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  休日の僕が、こんな感じだ。   髪の毛はエロい考えで抜けるらしい。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  昼でもくらい様子がよくわかる。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城) (感想・観賞)  冬の朝は明るくなるのが遅く、かつ朝は肌寒いの で、昼の明るさと、昼であってもまだ肌寒い感覚が 早朝の感覚と似ているので間違っている。       (編者)ここでは「観賞」ではなく「鑑賞」です。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  寒く、昼なのに朝のような    起きたらその気がしたのではないかと思いま     した。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城) 冬晴れが朝のように感じるほどここちよいという情 景が浮かんでくる。

冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめという句を読んで、こ の句では、最初に朝ぐらい寒いという物だと思った が、よく読むとなんだか、寝坊したような句だと思 いました。

  冬晴れや朝かと思ふ昼寝ざめ (日野草城)  冬ということがとてもわかる文でした

  風邪うつしうつされわれら聖家族 (伊藤白潮)  よく家族から風邪をうつされるので、納得.

  風邪うつしうつされわれら聖家族 (伊藤白潮)  家の誰かが風邪をひいたら1/3ぐらいの確率でう つされるからたまったものじゃない.

 風邪を移したり移されたりしてしまうのは冬なら ではの出来事である。  新型インフルエンザがはやっているので注意しな ければならない

  風邪うつしうつされわれら聖家族 (伊藤白潮)  風邪をひいている人には、近づかない方がベター だということを思いしらせる詩だと思う。

  風邪うつしうつされわれら聖家族 (伊藤白潮)  風邪がうつるぐらい家族内での交流がある温かい 家族が見える。

  風邪うつしうつされわれら聖家族 (伊藤白潮)  風邪がうつされる位、近くにいて仲が良いことが 分かる。現代は少なくなってきた家族団らんの光景 が目に浮かび、心が温かくなるような気がし、幸せ な気持ちになった。

  風邪うつしうつされわれら聖家族 (伊藤白潮)  風邪をうつされたら腹が立ちます

  風邪うつしうつされわれら聖家族 (伊藤白潮)       おもしろい

  淋しさをかき集めたる寒さかな(佐々木とほる)  冬というと、木々の葉も落ち、空気も乾燥し、町 もあまり人が出歩かなくなる。そんなさびしい感じ を全てかき集めた寒さなんだなと感じる一句だと 思った。

  淋しさをかき集めたる寒さかな(佐々木とほる)  冬になるとなんだかわからないけど淋しくなるの でこの句はとても共感できた。

  淋しさをかき集めたる寒さかな(佐々木とほる)  寒くなると淋しさが倍増するものです。そんな一 句が私の心にしみました。

  淋しさをかき集めたる寒さかな(佐々木とほる)  冬でただでさえ寒いのに、何か自分がさみしく感 じるときはさらに寒さが増して感じられるというこ とだとおもう

  淋しさをかき集めたる寒さかな(佐々木とほる)  寒さで淋しさがより強まっていることが伝わった。 寒さをより強調していると感じた。

  淋しさをかき集めたる寒さかな(佐々木とほる) −感想−   冬の人恋しさが感じられる

  淋しさをかき集めたる寒さかな(佐々木とほる)  今日の句は北風や寒さなと、冬独特なものが多か ったです。

  寒風のぶつかりあひて海に出づ (山口誓子)  寒波がふき荒れている様子が趣深い

  寒風のぶつかりあひて海に出づ (山口誓子)  日本海をイメージする風の強さがある

  寒風のぶつかりあひて海に出づ (山口誓子)  風の強い時期に船を出す様子がわかる。

  寒風のぶつかりあひて海に出づ (山口誓子)  漁師の過酷さを簡結に物語る情景が思い浮かんだ。       (編者)「簡結」ではなく「簡潔」です。

  寒風のぶつかりあひて海に出づ (山口誓子)  寒い冬に出航している様子が目にうかぶ。寒々し いが力強い感じがする

  寒風のぶつかりあひて海に出づ (山口誓子)  もうすっかり寒いので、ダイビングするのも億劫 になってきました。

  洗いたる舟を舫(もや)へり年の暮(清崎敏郎)  年末に舟を洗っている様子がよくわかっていいと 思った。

  洗いたる舟を舫へり年の暮( 清崎敏郎) 年の終わりに舟を洗っている 新鮮である.

  洗いたる舟を舫へり年の暮 (清崎敏郎)  年末になると舟を洗っている光景をよく目にしま す。

  洗いたる舟を舫へり年の暮 (清崎敏郎)  年の暮れを感じさせるものだと思った。

  洗いたる舟を舫へり年の暮 (清崎敏郎)       ↓  もうすぐ年も明けるけど、とにかく寒いです。

  日の落ちて波の形に寒さあり (稲畑汀子)  日が落ちたらとても寒くなりました。

  日の落ちて波の形に寒さあり (稲畑汀子) 〜感想〜  日が沈んで暗い海が想い出された。白波の立つ冬  の寒い海が想像できる。

  日の落ちて波の形に寒さあり (稲畑汀子)  バイトに行く途中、海岸沿いの七曲がりが、この 詩のようです。

日の落ちて波の形に寒さあり (稲畑汀子)  日が落ちて暗い状態の中で海を見ると、寒い中で  よけいに寒さを感じるという経験をしたことがあ  る。   状況に応じて感じ方が変わる   人間の感性はとてもおもしろいと思った。

  冬浜に波のかけらの貝拾ふ (植田五千石)  夏の浜とは、雰囲気が違う冬浜の様子がわかる.

  冬浜に波のかけらの貝拾ふ (植田五千石)  冬の砂浜に高波がくだけたかけらのように、貝が ちらばって落ちている様子が想像できる.

  冬浜に波のかけらの貝拾ふ (植田五千石)  冬の浜に貝のかけらがちりばめられている様子が うかがえる.

  冬浜に波のかけらの貝拾ふ (植田五千石)  寒い冬の浜で、貝を拾うのは風情があるなと思っ た。

  鯛(たい)は美のおこぜは醜の寒さかな                (鈴木真砂女) 感想 鍋の季節です。    鯛は高くて少し手が出ませんね。

  鯛は美のおこぜは醜の寒さかな(鈴木真砂女)  僕は、鯛よりもマグロが大好きです

  鯛は美のおこぜは醜の寒さかな(鈴木真砂女)  鯛が美しいのは確かですが、おこぜも海中で見る と岩にヒレをつけている姿はなかなか可愛らしいよ うに思います。

  冬うらら鳶(とび)舞ふ天にマチスの雲                 (赤松柳史)  情景が目に浮かんだ.

「冬海や落花のごとく鴎(かもめ)浮く」(中村草 田男)という句はとても良いと思う.状況がよく見 えてきて趣きを感じる

  あるものみな着てしまひ風邪ひいてゐる                (尾崎放裁)  冬の家の中にいる時にたくさん服をきたにもかか わらず風邪をひいた.次は家にある服を全てきるぐ らいつもりでいたい。

 冬晴の朝かと思うのがよかったと思う  冬うららもよかった

 

 文章にすると長いんでドイツの感想かきます。  一番最初に行ったのは、なんとか広場という(有 名?)な広場に行きました。この広場がドイツ語の 教科書に(フランクフルト)写真がのっていてちょっ と感動でした。  フランクフルトは街中にテディベアがいてとても かわいかったです。  そして、日が沈み初めて、近くの時計台が金色に 輝いていました。  建築法がかわっていて→ のようになっていて、これ は土地の節約なのだそうだ。 実に面白い。       (編者)矢印右の家と道の図面と、かなり上手いテディ        ベアのイラスト略。ドイツはテディベアのぬいぐるみで        有名です。

サッカーは冬のスポーツ。 そう、ウィンタースポーツ.    winter sports   I love soccer.     I'm   FW.   シュートを決めます. ここで一句   サッカーもウィンターですほんまです

クリスマスといえばやっぱエロトーク. ぼくはエロトークするために生まれてきました。 本当です. 頭の中はいつも エロトークだらけ 俳句もエロの一つです. ここでエロ俳句を一句       (編者)エロ俳句略。

  白鳥の渡り来し湖(うみ)碧(あお)さ増す                (南波保子)  白鳥が湖に集まっている情景が思いうかんだ。と てもきれいな句だと思った。

  白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子)  白鳥の来る湖は青々としている

  白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子)  白鳥がいるだけで、湖がかがやいて見える様子が よくわかる。

 白鳥の渡り来し湖碧さ増すは、湖の青さが白鳥の 白さによってさらに青く見えるという、とても美し い風景だと思いました。

  白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子)  冬の湖に真っ白い白鳥がいることにより、さらに、 いっそう湖が碧くみえている感じがよく伝わってき て、いいと思った。

  白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子) ・白鳥の白さにより元々青い湖がさらに寒々しく青 さを増す様子が目の前に浮かんだ.

 白鳥の句は、白鳥の白さで青がよく映えることを 読んでいるような気がする。  湖が白でうまっていきその間から見える湖という のが想像しやすいので読みやすいやつである。

  白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子)  冬になり白鳥のような渡り鳥が来る時期になると 雪の色も相まって湖面の青さが強調されるのだと考 えた。

  白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子)  白鳥が湖をうめつくし、湖の碧さが一段と彩かに なっている光景が目に浮かんできた。       (編者)「彩か」は「鮮やか」?

    白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子)  白鳥の白さが湖の碧さを引き立てている光景と、 その存在感が頭に浮かびました。

  白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子) (白鳥の美しい白さが、さらに湖のあおさを増し両 方が美しく、調和しているのだと感じた。)

  白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子) <感想>  白鳥の白さで湖の碧さがより強調されるのがよく 伝わってくる。  湖をうみとよぶところにもよさを感じる。

  白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子)  真っ白な白鳥がたくさん湖にやって来て、その白 の中で「碧」という色がはっきりと見えてくる情景 が浮かんだ。「碧さ増す」という表現がとても素敵 だと思った。

  白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子)  真っ白な白鳥が湖の水面に映り、その白さが湖の 碧さをきわだたせる。寒い日の爽快な昼間を感じさ せる。

  白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子)  何か冬って感じがして地元の湖を思いだし、とて もなつかしい気持になった。

  白鳥の渡り来し湖碧さ増す (南波保子)  とてもきれいな景色だと思う。気分によっては幸 せな気分になるだろうし、逆に悲しくなる景色だと 思う。

  越冬のつばめ夕日を撒(ま)きちらす                (鷹羽狩行)  越冬のつばめがより一層夕日をひきたたせている。  つばめが夕日の中を飛んでいるように見える情景 が思い浮かぶ

  越冬のつばめ夕日を撒きちらす (鷹羽狩行)  夕日の赤につばめの黒がきれいに写しだされてい て美しいなと思った。

  越冬のつばめ夕日を撒きちらす (鷹羽狩行) 感想 ・つばめの移りゆく姿を見ると急いであたたかい場  所へ行こうとするつばめと自分たち人間がかぶっ  て見える。単純に考えて、改ためて冬が到来した  んだなと感じられる。      自作   堂々とケーキ屋行けないクリスマス       (編者)「改めて」です。

「越冬のつばめ夕日を撒きちらす」(鷹羽狩行)  冬の寒い夕方に、空をつばめが舞い、今にも沈み そうな夕日の中を飛び回っている姿が目に浮かんだ。

  越冬のつばめ夕日を撒きちらす (鷹羽狩行) 〜感想〜  去年、実家で夕暮れ時に見たつばめ達を思い出し ました。

  越冬のつばめ夕日を撒きちらす (鷹羽狩行)  よく見る光景だと感じた。夕日と重なって飛んで いるつばめの姿はどこか寂しい気持になる情景だと 思う。

   通り燕、越冬燕  つばめの越冬はたいへんそうだ       (編者)「通り燕」ではなく通し燕」です。

  越冬のつばめ夕日を撒きちらす (鷹羽狩行)  つばめは冬の間、南の島に行っているので、冬を 越すことはない。

  越冬のつばめ夕日を撒きちらす (鷹羽狩行)  つばめが冬を越すために遠くを飛んでいてつばめ たちは、温かいところで冬を越すのがうらやましい と思った。

  越冬のつばめ夕日を撒きちらす (鷹羽狩行)  撒きちらすという表現がワイルドでいいと思いま した。

  越冬のつばめ夕日を撒きちらす (鷹羽狩行) −感想−   越冬の時期の寒さを感じた。

  越冬のつばめ夕日を撒きちらす (鷹羽狩行)  つばめの大群が来ると夕方を感じる。

  越冬のつばめ夕日を撒きちらす (鷹羽狩行)  新鮮な春を感じる。  卒業や入学を思い浮かばせてくれる。

 最近つばめを見なくなりました。

  一きれの南瓜(かぼちゃ)に冬至ごころかな                (橋場きよ)  一切のかぼちゃに冬がきているのを想っているの が伺える。       (編者)「一切」は「いっさい」それとも「一切        れ」?。

  一きれの南瓜に冬至ごころかな (橋場きよ)  冬の南瓜は美味しいです。

  一きれの南瓜に冬至ごころかな (橋場きよ) →感想:かぼちゃで殴られたことがあるけど、とて   も痛かったです。

  一きれの南瓜に冬至ごころかな (橋場きよ) (感想)  冬至の日に食べるかぼちゃの美味しさがなつかし くなった。

「一きれの南瓜に冬至ごころかな」(橋場きよ)   冬至の日の食事に南瓜が出て、しみじみと、    「今日は冬至だったなぁ」と思っている場面だ   と思う。

  一きれの南瓜に冬至ごころかな (橋場きよ)  一きれの南瓜を冬至に食べて.おいしさが伝わっ てくることがわかった。南瓜を食べることで体をあ たためていることも伝わってきた。

  一きれの南瓜に冬至ごころかな (橋場きよ)  今日はちょうど冬至という事で、実家でよく冬至 にかぼちゃを食べていて、今日はかぼちゃが食べた いなぁと思いました。

  一きれの南瓜に冬至ごころかな (橋場きよ)  冬といえばかぼちゃと思った。  今日はかぼちゃ料理をつくりたい。

  一きれの南瓜に冬至ごころかな (橋場きよ)  南瓜は肉じゃがなどにも使われる料理で暖かいイ メージがある。

  一きれの南瓜に冬至ごころかな (橋場きよ)  昨日食べた南瓜が思い浮かんだ。南瓜は冬の訪れ を知らせる食物の一つだと思う。

  かつぷりと鯉の呑込(のみこむ)落葉哉(晋阿)  鯉が口をパクパクしている様子を「かっぷり」と 表現しているのがおもしろいです。

 かつぷりと鯉の呑込落葉哉は、落葉によって見え なくなってしまった鯉を呑込まれたという表現で表 わしていると思う。

  かつぷりと鯉の呑込落葉哉 (晋阿)  鯉が落葉をのみ込んでしまうところがおもしろい。

  かつぷりと鯉の呑込落葉哉(晋阿)  風のない寒い日の夕方にゆっくりと鯉が泳いでい る。紅葉で色づいた葉が池に落ち、その波紋で気が ついた鯉はゆうゆうと泳いできて、ゆっくりと落ち 葉をのみこむ様子が思い浮かばれる。

  かつぷりと鯉の呑込落葉哉(晋阿)  紅葉も終わり、枝から落ちた葉が下の鯉のいる池 に落ちる。寒々しい風景が思い浮ばされる中、鯉の 立てた水音が空気をふるわせる様が想像されてほほ えましく思えた。

  極月の怒濤(どとう)肴に鬼ころし(仲田藤車)  12月は鬼もころしてしまうほど寒いという意味。       (編者)「鬼ころし」は辛口の日本酒の名前です。

  極月の怒濤肴に鬼ころし (仲田藤車)  この俳句が気に入りました。  極月や怒濤、鬼などと言った言葉に荒々しさがで ていて好きです。

  極月の怒濤肴に鬼ころし (仲田藤車)  なんか冬になってすごく風が強くつめたくなって いってるのが浮かぶ

  極月の怒濤肴に鬼ころし (仲田藤車)  この句のように  近頃の寒さは鬼ころしである。

  月清ら清らに匂ふ落葉かな (芥川龍之介)  月がとてもきれいな情景がうかぶ

  月清ら清らに匂ふ落葉かな (芥川龍之介)  落葉が雨の降った湖とかに落ちていると心清らか になる。

  月清ら清らに匂ふ落葉かな (芥川龍之介)  落葉に月の光が反射するほど、月の光が強く、反 射の光がきれいだということを表現している。

  月清ら清らに匂ふ落葉かな (芥川龍之介)  月がきれいな日に落葉を見て秋の季節を感じられ る。

  なみだしてうちむらさきをむくごとし                (石田波郷) (感想)  ぼんたんのさわやかな感じを「なみだを流す」と  いうことで、表限している感じがした       (編者)「表現」です。

  なみだしてうちむらさきをむくごとし                (石田波郷)  私はなみだしてうちむらさきをむくごとしに、何 かの哀しみに沈みながらも仕事にはげんでいるよう に感じました。

  海照りは海の鱗(うろこ)よざぼん売                (宮坂静生)  うちの実家で朱欒(ざぼん)を育ててるがあれは うまい。

  海照りは海の鱗よざぼん売 (宮坂静生)  今年も家に帰ればざぼんが食べれるといいな。

 

 授業はたのしかったです。       (編者)ありがとう。がんばります。

 ベースが弾けないんですがどうすればいいですか。       (編者)軽音顧問としては、がんばれというしかありま        せん。

  冬の鯛遠き海より来て紅し (百合山羽公)  冬の鯛が遠い海から来て、輝いているように思っ た。特に「紅い」という表現が印象的だった。また 冬の鯛が美しく見えたと思った。

  冬の鯛遠き海より来て紅し (百合山羽公) 〜感想〜  遠い海からやって来た鯛は冬ということもあり身 が引き締まって良い感じになっている気がした。

  冬の鯛遠き海より来て紅し (百合山羽公)  遠い海で大きく紅くなり、厳しい冬にめでたくなっ て帰ってくる鯛のことの様だと思った。

  冬の鯛遠き海より来て紅し (百合山羽公)  コブダイがが紅くなるとは…ぜひ見てみたい。  本当にいるのだろうか?

  冬の鯛遠き海より来て紅し (百合山羽公)  冬にとれる鯛は遠くから回遊して来て、日本でと れる頃には、体が紅くなっていて、とても美味

  冬の鯛遠き海より来て紅し (百合山羽公)  冬の鯛がしゅんになりたくさんとれだす様子を遠 い海から紅い姿がくるにたとえて表わしている。

  冬の鯛遠き海より来て紅し (百合山羽公) (身をつけてきた感じがして、とてもおいしそう。 今年は、まだ鯛を食べてないが…。)

  冬の鯛遠き海より来て紅し (百合山羽公)  鯛の色が紅くて、夕日を思い浮かべた。

  冬の鯛遠き海より来て紅し (百合山羽公)  冬の寒い海からあがった、紅い鯛を見て少し春の 気配を感じていると思う。

 百合山羽公の俳句は冬という季節を感じられてと ても良い俳句だと思う.

  水仙の一輪といふ美学かな (鈴木鷹夫)  考えてみるとなんかかっこいい感じがして、命を 感じた。  この詩に美学を考じる。       (編者)「考じる」は「感じる」?

  水仙の一輪といふ美学かな (鈴木鷹夫)  どんな美学かよく分からないです

  水仙の一輪といふ美学かな (鈴木鷹夫)  多くの花がなくても、一つの花でも、一つの花だ からこそ美しいというところにひかれることが同感 できる。

  水仙の一輪といふ美学かな (鈴木鷹夫)  群生しているわけではなく、ぽつんと一輪だけ咲 いているのが愛らしく、どこか悲しい気がする.

  水仙の一輪といふ美学かな (鈴木鷹夫)  たくさんあるより、少ししかないほうが美しさが 際立つ。

  水仙の一輪といふ美学かな (鈴木鷹夫)  水仙が一輪でもキリッと咲いているのが美しいと 思った。

  水仙の一輪といふ美学かな (鈴木鷹夫)  水仙の花は一輪でもキレイというのをうたったの はすばらしくキレイな句だと思いました.

  水仙の一輪といふ美学かな (鈴木鷹夫)  あえて水仙の一輪しかないがその奥ゆかしげな美 しさに美学を考じ、水仙のひたむきな生き様が伝わっ てくる。

  水仙の一輪といふ美学かな (鈴木鷹夫)  水仙の香りはとてもいい香りで、実家の屋上で育 てています。毎年うまくいけば一面水仙畑でいい香 りがします。また、見た目も色彩やかで実にすがす がしい気分になります。ある意味私たちにとってパ ワースポットなのかもしれません。

  冬の犬沖ゆく舟を吠えにけり(中川宋淵)  犬が寒くて沖にとまっている舟に吠えていた。

  冬の犬沖ゆく舟を吠えにけり(中川宋淵)  犬は冬でも元気だけど、自分は寒がりだから、早 くあたっかくなってほしいです。       (編者)「あったかく」?

  冬の犬沖ゆく舟を吠えにけり(中川宋淵)  僕も犬を飼っているんですが何度かこのシーンを 見たことがあります

  冬の犬沖ゆく舟を吠えにけり(中川宋淵)  実家の近くにノラ犬がいたけど年をとりすぎて昔 みたいに舟はもちろん車や人にも全く吠えなくなっ た.

  冬の犬沖ゆく舟を吠えにけり(中川宋淵)  出航する舟を見おくる様子がよくわかっていいと 思った。

<寒犬の感想>  漁師が飼っている犬が、漁に行く主人の後を追っ て舟に吠えているような感じがイメージできます。 多分主人に犬は、とても懐いているのではないかと 思いました、 <俳句>   懐かしい君が編んでた赤マフラー

「冬の犬沖ゆく舟を吠えにけり」の詩について  この詩は寒犬として取り上げられているが、私は この冬の寒い日に漁師たちが自らの舟を出す風景を 作者がそのつらさを励ますのに犬の姿を借りて応援 しようという雰囲気を感じることができた。それを 犬が舟に向かって吠える姿として表しているように 思える。

  冬の犬沖ゆく舟を吠えにけり(中川宋淵)  個人的に、この情景の犬はしっぽを振っていてほ しい。しっぽをふっている犬は「遊んでほしい」と か機嫌のいい状態であると聞いたことがある。機嫌 のいい犬のほうが好きだ。

  鮃(ひらめ)喰ふうらがへしても鮃かな                (星野麥丘人)  鮃が平たいことを使ったおもしろい句だと思った.

  鮃喰ふうらがへしても鮃かな (星野麥丘人)  それはそうでしょうとも。

   鮃  鮃は表と裏が対称の生物ではないが、それをうら がえしても同じ形をしていることにおどろいている ところにかわいらしさがうかがえる

  鮃喰ふうらがへしても鮃かな (星野麥丘人)  平べったくうらがえすと鮃っぽくないがしかしう らがえしても鮃であることにはかわりがないという。 おもしろいと思いました

  鮃喰ふうらがへしても鮃かな (星野麥丘人)  鮃は表も裏も同じような形態をしている

  鮃喰ふうらがへしても鮃かな (星野麥丘人)  どういう意味かよくわからない。今回は鳥の季語 が多かったです。

  鮃喰ふうらがへしても鮃かな (星野麥丘人) 感想…鮃のなべ料理を食べてあたたまりたくなった。

  鮃喰ふうらがへしても鮃かな (星野麥丘人)  今だに鮃とかれいの見きわめができない、難しい….

  走り寄り二羽となりたる千鳥かな(中村汀女)  一羽の鳥が地面にとまっていて、どこからか、も う一羽その一羽の鳥に走り寄ってきたという様子が 想像できて、ほのぼのとした俳句だと思う。

  走り寄り二羽となりたる千鳥かな(中村汀女)  寒さのために2羽で走り寄っている姿が思い浮か んだ。ほほえましく思えた。

走り寄り、二羽となりたる千鳥かなについて、 つがいは僕の中で鳥ではないかと思いました。

  隼(はやぶさ)と海の明暗共にせり           (九鬼あきゑ)  隼と海は明るさがはっきりしている。

  隼と海の明暗共にせり (九鬼あきゑ)  海と夜明けとともに隼が動き出して夜が来ると巣 に戻ることを表したいのかと思った。

  隼と海の明暗共にせり (九鬼あきゑ)  隼がかっこいいと思った。

  隼と海の明暗共にせり (九鬼あきゑ)  海とあっていてかっこいいと思う

  隼と海の明暗共にせり (九鬼あきゑ) →一式戦闘機「隼」というものがあります。

  冬鶯(うぐいす)漁師仕込みに早鳴きす             (大室美江)  朝早くの漁師のしたくで、うぐいすが起こされた のだろうか。

  冬鶯漁師仕込みに早鳴きす (大室美江)  漁師が朝早くから仕込みをしているのを鶯が応援 しているような感じがしていていい歌だなと思った。

  冬鶯漁師仕込みに早鳴きす (大室美江)  冬の鶯が冬の鳴き方をしているのが春がまだこな い様子を表している。

  冬鶯漁師仕込みに早鳴きす (大室美江)  はやく春のうぐいすの鳴き声がききたいです.

  鶴の影舞い降りる時大いなる (杉田久女)  この句をよんで、すぐにその情景が頭に浮かんだ。 鶴の優雅な姿を、「影」に注目してよんでいるとこ ろがまたすごいと思った。

  鶴の影舞い降りる時大いなる (杉田久女)  鶴が舞い降りてくるとき、つばさを広げ優がに降 りてくるのが影でも表されてるっていうのが、感心 しました。

  鶴の影舞い降りる時大いなる (杉田久女)  空を舞っている鶴を見て、影だけでその大きさを 判断してみると小さく感じたが降りて来た時の実寸 大の大きさを確認すると予想していたものより大き く感じたんだと思う。

  鶴の影舞い降りる時大いなる (杉田久女)  鶴が飛び下りる時、飛び翔がる時       とてもかれんであると思う。

  鶴舞うて天上の刻(とき)ゆるやかに                (井沢正江)  鶴が空に飛んでいる情景が思いうかんだ。  鶴がはばたいているところは、時も忘れてしまう くらい壮大なのかと思った。

  鶴舞うて天上の刻ゆるやかに (井沢正江)  鶴が空を舞っているのを望みながらのんびりとゆ るやかな刻が流れているのを感じている

  鶴舞うて天上の刻ゆるやかに (井沢正江)  この排句を見て鶴と一緒におどりたくなった。       (編者)「俳句」です。

  金の糸身にちりばめて金線魚 (名和隆志)      金色に輝いている金線魚.

 

 2月の風景をしみじみと思わせる排句である。  春の情景が思い上がる排句である。       (編者)例によって「俳句」です。

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  節分が明日なので、その風景がとてもリアルに想 像できたから。

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  食べる豆の個数は年齢と同じか年齢+1コ食べる のか、年齢は実年齢なのか数えで考えるのか、真相 はどこにあるのか考えようにも、最後にはどうでも よくなり黙々と食べ続けてしまう毎年の自分を思い 出しました。

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  二月の寒い時季に、一人で豆を食べている感じが する.作者のみんなで節分をしているのではなく、 一人で節分をしているさみしさを感じる.

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  部屋で食べている様子が思い浮かぶ。

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  まく豆をこっそりたべる子供のような心を表して いる

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  自分も豆をよく盗み食いしてました.

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  自分の幼き頃を思いだす

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  小学生のころは豆まきをしていたけど最近では食 べるだけの節分になってきた.

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  豆まきは小学生以来してないから今年はしたい!!

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉) →小中学生の頃は給食をだまって食べて居ました

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  己の中にいる鬼をたいじしているのかもと思いま した。

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  大学生になって、一人暮らしをし始めたので、本 当に節分は一人で豆を食べそうな気がする。

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  毎年こんな節分だったなーと思った。今年は豆を さえ食べるのか分からない。

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  節分の日に静かに自分と同じ数の豆を食べている 姿が目に浮かぶ。

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  節分って感じがします。

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  節分は自分の歳の数をだまって食べるのでそのこ とを言っているのかなと思った。  今年は19個、美味しく食べたい。

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  食べた豆から通算すると自分の年齢が50歳近く になっているオレ。       (編者)まだまだぼくの年齢にはおよびませんね!

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  昔食べ過ぎて腹が痛くなった事があります。

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  節分の豆をただひたすら自分の歳に一加えた個数 黙々と食べている様子が想像できる. <俳句>   気づいたらあっという間だ一ヵ月

   節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  この句は、「よくある!」と思った。だいたいこ の時期になると、豆をひたすらもくもくと食べてい る自分がいる。やはり皆そうなのだなと感じた。

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  大刹界なのかな?

  節分の豆をだまって食べて居る (尾崎放哉)  豆はまいた方がいいと思います。

  牡蠣積んですぶ濡れの舟もどりたる(沢木欣一)  牡蠣を養殖している漁師が自分の育てた牡蠣を、 自慢げに陸の家族の元へ戻って行く姿を詠んだ俳句 だと思った。

  牡蠣積んですぶ濡れの舟もどりたる(沢木欣一)  牡蠣をずぶ濡れになるまで舟に積んでもどってく るほど、たくさんとれた勢いが伝わってきた。また 牡蠣を多量にとれた喜びも伝わってきた。

  牡蠣積んですぶ濡れの舟もどりたる(沢木欣一) (感想)  荒波の中、危険を伴ってまでも漁に出る漁師のい  さましさが感じられた。

牡蠣積んですぶ濡れの舟もどりたる について一生懸命牡蠣をとる風景を想像できた。 ずぶ濡れになるのも初めて知った。 舟に戻ったときは濡れるほど大変な作業なのだと分 かった。

  牡蠣積んですぶ濡れの舟もどりたる(沢木欣一)  カキを取るのがとても難しい情景が伝わってきた。

  牡蠣積んですぶ濡れの舟もどりたる(沢木欣一)  懸命さが伝わってくる.

  牡蠣積んですぶ濡れの舟もどりたる(沢木欣一) (寒い中カキをたっぷりとってきた漁師のすごさが 伝わってきた)

  牡蠣積んですぶ濡れの舟もどりたる(沢木欣一)  地元がカキの名産地なので、釣りに行くとよくカ キをたくさん積んだ舟をよく見かけました。寒いな か、びちゃびちゃになりながら、仕事をする漁師さ んにカキをわけてもらったこともありました。カキ の養殖している人には頑張て欲しいです。

  牡蠣積んですぶ濡れの舟もどりたる(沢木欣一)  地元のかき食べ放題に行きたいです。

  節分や海の町には海の鬼 (矢島渚男) (感想)  海で起きる事故などを鬼に例えていると思う。

  節分や海の町には海の鬼 (矢島渚男)  節分の日に海がしけているのを見て、節分の鬼の ように荒れているなと思った。  節分の日の鬼を利用して上手に海の状態を表せて いると思う

  節分や海の町には海の鬼 (矢島渚男)  節分のとき、いろんなところに鬼がいるけど、海 にも鬼がいるんだなと感じる。多分、山の町には山 の鬼がいるんだと思った.

  節分や海の町には海の鬼 (矢島渚男)  私の中にも鬼はいます。

  大鍋に煮くづれ甘きかぶらかな(河東碧梧桐)  かぶがおいしい季節になったなーと思わせる俳句 だと思います。

  大鍋に煮くづれ甘きかぶらかな(河東碧梧桐)  かぶについて書けるのはすごいし、かぶの味が良 くわからないので食べてみたいと思った。

  大鍋に煮くづれ甘きかぶらかな(河東碧梧桐)  この文を読むと、甘からく煮こんだかぶが想像で き、食べたくなる。

  大鍋に煮くづれ甘きかぶらかな(河東碧梧桐)  鍋に入れていたかぶが煮すぎて甘くなっていくの が想像できる

  大鍋に煮くづれ甘きかぶらかな(河東碧梧桐)  煮くづれるまで煮こんた具材がおいしそう       (編者)「煮こんだ」?

  立春の海よりの風海見えず (桂信子)  海からの風だ、と感じても海の見えない所にいる。 海の見えない所に居ながらにして感じられる。とて も良いと思う。

  立春の海よりの風海見えず (桂信子)  春は大好き

  立春の海よりの風海見えず (桂信子)  まさに今の季節に会った句だと思います。       (編者)「会った」はあえてこの漢字?

  立春の海よりの風海見えず (桂信子) 「黄砂で海が見えなくなったのかな」と思った

  さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴)  身近な、感じが良く、さざ波を譜と表現したのが よかった.

  さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴)  波の美しさが伝わってきていいと思った

 ”さざ波は立春の譜をひろげたり” (渡辺水巴)  冬場の荒々しい海の波の音が春になるにつれてお さまり、おだやかな波の音がここちよく響いてきそ う

  さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴)  音楽家だな.

  牡蠣に酢を注ぎあかるき地中海 (佐川広治)  かき酢を食べているときに皿に入ったかきを見て、 地中海で養殖されているかきのようだと思ったとこ ろに風流を感じる

  牡蠣に酢を注ぎあかるき地中海 (佐川広治)  自分もやき牡蠣が食べたいと思った。

  牡蠣に酢を注ぎあかるき地中海 (佐川広治)  この前、スーパーで牡蠣が半額だった。牡蠣は、 ビールとすごく合う。海のミルク。  ポン酢で食べるの一番。

  たひらぎの漁少しと老舟人(ふなと)(篠原清作)  おだやかで少し淋しい漁の風景が想像される.

  たひらぎの漁少しと老舟人(ふなと)(篠原清作)  自分の実家がある場所の近くでたひらぎ漁をしてい て、自分はあまり好きではないけど、この作品を読ん でびっくりした。

  たひらぎの漁少しと老舟人(ふなと)(篠原清作)  将来の夢漁師です。

  ここにても荒海の響き葱畑 (中塚一碧楼)  岩手の祖父の家の葱畑を思い出した。  海の見える山の中腹にあり、潮風と畑と波音がな んともいえないなつかしさを抱かせてくれる風景だ。

  ここにても荒海の響き葱畑 (中塚一碧楼)  葱の葉が風でこすれる音が海の荒れている時の波 音の響きに聞こえる様子を思いうかべることができ、 とてもいいなと思いました。

(稲畑汀子)   立春の日ざしありつゝうすれつゝ  立春のだんだん暖かくなっていくようでまだ肌寒 い様子を表してると思った。

  立春の日ざしありつゝうすれつゝ(稲畑汀子)  立春といってもまだ冬なので、日の光が差したり くもったりをくり返している様子がよく出ている。

 牡蠣いいですね。焼いても生までも鍋でもいいで すね。ただ当たらないように食べたいですね。  節分は友人の家を襲撃しようかと考えていますが、 できるかは不明です。  葱は臭いですが美味いです。  蕪は冬休み蒸気鍋で食べた覚があります。