水大歳時記(平成十七年度)春 の 部
春、陽春、芳春
春になりまだまだ寒い春なのに
春のきざし一瞬でもおとずれない
春来ないいろんな意味で病んでます
仮初の春来たりとも冴ゆる日々 心が寒いYo先生 (編者)「仮初」は「仮染め」? いずれ必ず本格 的な春が来ます。
冬がすぎ風がやんだら春がくる
少しずつ日が長くなり春がくる
冬終わり花が咲けば春が来る
春が来るでもその前に冬が去る
冬明けてやわらかな風春はこぶ
春になり儚く解けゆく雪景色
雪がふり気温が下がって春がくる
もう春か雪が最後の悪あがき
身に染みる寒さ乗り越え春がくる
またしても春の吹風はひややかだ (編者)「吹風」は「吹雪」?
肌寒い風が吹くけどもう春だ
春になり寒さがゆるくなってきた
雨の声、春の足音代弁す
雨空の日のかたつむりこれぞ春
春がきてゆっくり生える新芽たち
水たまりのぞいてみると小さな春
春だなあポカポカポカポランランラ
春の午後ひなたぼっこうれしいな
春だけど夏くる前に日焼けする
春の午後白球と舞う鳶かな
春なのに鳥のさえずりきこえない
春の虫頭上をとびかううっとうしい
僕の横君の名前の春の花 (白いデメキン) 僕の横には春にわかれた恋人の名前と同じ花一りん咲 いています。彼女を思い出したのでしょう。
就寝時干した布団に春の香り
春だけど夜がさむくてかぜひいた
テストきて引っ越しはじまり春がくる (編者)句末の花びらマーク略。
春なのに冬季五輪は明日から
昨春の子猫が今や親猫だ (まふぃん)
春になり中学生が女子高生
幾度目の春かと数え十九かな
春の帰路少し淋しい左側
君が知る別れの春の美しさ
山口県春になっても変わらない
春が来て夏が来たあと秋がくる
春すぎて夏秋冬がやってくる
二月
二月きたきみのひとみにかんぱいだ (編者)句末のハートは文字化けしているかも。
二月になりとても寒さがきびしい
雨が降る二月の早朝氷点下
2月だねめちゃめちゃさむいよコタツが最高
こころよい日差しうれしい二月かな (編者)線と矢印でつながったアルファベットと その下の段の10の3乗と、その下の段の10の12乗 という計算式(?)略。
2月でもはんそでたんパン余裕だよ
2月には試験があるよいやだなぁ。
二月には後期試験がやってくる 冬休みをなつかしく思う
もう二月テスト勉強しなければ
二月になりテスト前だ忙しい
2月からテスト期間が苦しいな
二月になりあと一カ月で春休み
もう2月2007もはやそうだ
立春
春が来た桜前線沖縄に
道端に花咲きだし春到来
春が来る綿毛飛ぶとこ見て思う。
立春をむかえて花粉が飛んでくる
春が来たこころも体も花が咲く
立春の澄んだ空気と春のおとずれ
春が来て朝の日ざしがまぶしいな。
立春が来たというのにまだ寒い
立春を過ぎても春はまだ遠い
立春を過ぎてもかなり肌寒い
立春の風におされてコタツへと
春がきたファンダジスタ春がきた
春が来たうれしいですねうれしいよ
春が来たこころがスタート頑張ろや!
春がきて俺のつくしも目を覚ます (編者)これはひょっとしてまずいかな?
春が来たそのうち夏もくるだろう
早春、春淡し
木々たちの初春の訪れつぼみ現る
灯びに虫の影あり春初め
春浅し、残春
春浅し草木の息吹はまだ見えず
弥生
金なくて今日も空腹弥生哉
人恋いし弥生の夜に携帯手に取り (秀雪)
穀雨(こくう)
帰りつき穀雨に濡れたシャツを脱ぎ捨て(秀雪)
春暁(しゅんげう)、春の朝
春の朝あたたかい陽(ひ)で朝寝坊
春暁か一日中でも寝たいんだ
春の朝もうちょい眠たいが体は元気
春の朝心も体もビンビンだ (編者)あやかりたい!
がんばればなんとかなるなる春の朝
春の夜、春夜
蒼い空今日も一人だ春の夜
春の夜の風にすずしきみなもかな
清明の夜に孤独を独り抱えし
暖か、ぬくし、春暖
あたたかい春の陽気でねむくなる
麗(うらら)か、麗日
春うららもう走らんでええハルウララ
夏近し、夏隣
夏近し強く太陽照りつける
山海もいっそう夏に近づくよ
もうすぐで夏がくるよ汗臭い
夏近しTシャツの背がインドかな インド…Tシャツの背中にできる汗のしみ
夏近くハエとたわむれエブリディ
春の日、春日影
あたたかい春の日ざしが気もちいい
天青の日照しまぶしき春の日々
ぽかぽかと日ざしが僕を照らしてる
春の日は外に遊びに行きたいな
老人も絵を描きつける春の日よ 春の日ざしは老人さへも何か絵をかかせたくなる程心 地よい
春の日のぬくもり奪う吉見風 さぶっ せっかく春もの着てきたのに…。 (編者)ヒュウウウと吹く風に震えている女の子(男の 子?)のイラスト略。
春の日にいつも来るのは花粉だけ
春の日の晴れ間遠くて身も沈む (編者)葉の一枚だけある枯れ木のイラスト略
転ぶのはおきるためかな春の影
長閑かな転た寝誘う春日影 (されど譲れぬこんくらべの昼) (編者)がんばって下さい。それにしても奥ゆかしい 漢字を知ってますね!
春の日に包まれながら夢の中 (編者)舞い落ちるハートの中、机に座って居眠りし ている男の子のイラスト略
春の空
春の空もうすぐそこにツバメかな
朧(おぼろ)月、月朧
ほのぼのと菜の花照らすおぼろ月
春風、春の風
冬の空染みる寒さに春の風
春の風冬の香りをけちらして
明日には来るかな来るかな春風
春風にふかれて髪がみだれけり
春風がピュウと吹くたび一期一会
春風が強くなって心地よい
シャボン玉割れて中から春の風
春風に衣服一枚はがされる
春の風桜をのせてふいてくる
春風にゆれているのは桜の木 桜より酒 (編者)桜の舞ちる下で酒を飲む女の子のイラスト略
春風に薫るは桜か燗酒か
春風とともに舞い散る杉花粉
春の風私を運ぶどこまでも
春風が眠気を誘う水産大
春の風去った後には緑かな
東風(こち)
東風強し女子高生のスカートが
春一番
春一番いよいよ春の訪れかな
春一番さっさと吹けよコノヤロー!!
春時雨(しぐれ)
時雨時にふりそそぐは花の種
春の雪、淡雪、牡丹雪
人の世のはかなさまでも春の雪
春の山、春山
春の山おしゃれな服に身を包む
春の海、春の浜
春の海水がつめたく泳げない
春の海僕をまってるグレの群れ
雪解(ゆきどけ、ゆきげ)
春になり雪どけ水が川になる
どけや道はかわくが風強し
雪溶けて地面にひとつ新たな芽(OZAKING)
雪とけて大地にいづるあらたな芽
入学、入学式
春の風キャピキャピの新入生
新入生入らないのかダイビング
新入生入りすぎたダイビング
蕨餅(わらびもち)
わらびもち作って売ってもうけなし
春の風邪、春風邪
風邪の菌むしばむ体つらき哉
春眠、春眠し
春眼は暁覚えず体験済 (編者)「春眼」は「春眠」の間違い?
春が来て学校に行きねむくなる
暖かい昼寝がしたいメシのあと
春休
春休みあともう少し春休み (感想)冬休みもあっという間に終わり春休みが楽 しみでたまらない気持ち
3週間あと3週間で春休み!!
テスト前春休みまであと少し
春休みセンバツ楽し甲子園
春休みゴロゴロしないで運動だ
テスト前まだまだ遠い春休み
春休みその前イベント期末テスト
春休み実家に帰れるうれしいな
春休みお金があったら帰りたい
春休み夏・冬休み妻のもとへ
バレンタインの日
バレンタイン感謝の想いを箱につめ
今年こそ毎年言ってる十四日
(2月)十四日あんな日なんかくそくらえ!!
バレンタイン女が男にプレゼント 男が女になればいいのに(笑)
男性も女性もウキウキヴァレンタインデー
バレンタイン先生、チョコはいりますか? →独語と文学II受からせて下さい。 (編者)単位と交換にはなりませんが、チョコはのどから手が出るく らいほしいです。
バレンタインいくつもらうか気がかりだ。 (編者)句末のハートは文字化けしているかも。
ラブレター私も手紙で泣きたいわ *バレンタインチョコより欲しい君の愛 *バレンタイン近づきたいんだあなたまで* *バレンタイン・ホワイトデーまでまてないの 返事はテストが終わったら*** *あなたには教えてほしいことがある 解析化学あなたの気持ち (編者)とてもたくさんのハートマークは文字化け しているかも
バレンタイン何ですか、それバレンタイン
春祭
春祭りさくらがさけばはじまりだ
黄金週間、ゴールデンウィーク
乗船に連休続いてだるい日々
蛙(かはづ、かへる)
春雨の滝にうたれるカエルかな
雨がふり田んぼのカエル大合唱
鴬(うぐひす)、春告鳥
ウグイスのさえずり聞いて気付く春
うぐいすよ僕のぶんまで泣(鳴)いてくれ
燕、乙鳥、玄鳥(つばめ)
ベランダでツバメの夫婦が話してる
つばめ来て子育てしてまた帰る
桜鯛(だい)、花見鯛
桜鯛船上に花を咲かせけり
鰊(にしん)、鯡
仕事終え春告魚とたわむる月夜かな
眼張(めばる)
寒き夜友とともにメバル釣る
寒き夜一人さびしくメバル釣る
夕ぐれに影をうすめてめばる釣り
目をこらしウキを見つめて目張る釣り (編者)目の大きな魚とウキのイラスト略。
うりぼうも青虫ほしいかメバル釣り *青虫…ゴカイのこと。
星みとれ赤星沈むメバル釣り *赤星…電気浮きのこと。赤く光る。
やす持つとメバルがすぐに逃げていく
公魚(わかさぎ)、桜魚
公魚で顔もゆるみし早朝(あさ)の湖面
栄螺(さざえ)
栄螺獲り自給自足は基本です
海潜りサザエ取るなり逃げる人 (宰人)
海胆(うに)、雲丹、海栗
ウニとイクラ誰もがうなる北の味
蝶(てふ)
野山にて蝶追いかけし幼少期
昼休みゆらゆら舞い寄るアゲハ蝶
てふてふよ今夜も逃れし蜘蛛の宿 (編者)女の子の髪にとまろうとしている蝶のイラス ト略。
梅
梅の花北風吹いて咲きほこる
梅集めつまようじにて串刺しに
椿(つばき)
地震来ていきなり折れた椿の木 (宰人) 我が実家(福岡)での出来事
桜
春がくる風が吹ぶきて桜舞う (編者)舞う一枚の桜の花びら略
冬がすぎ桜の季節がやってくる** (編者)句末のふたつのハート略。
桜咲く笑顔とともにスタートだ
桜の木桜舞えば若葉の木
吹きぬける風を色染む桜かな
道歩くするとそこには桜の木
新しい生活迎える桜道
君の頬ピンクに染まるさくら色
五年生心機一転桜咲く
”桜咲く”友の喜ぶこえききたし
涙目で見上げる君にサクラ咲け P.N.(204フォーッ!!)
桜咲く放課後の風にはなと散る
桜咲く桜散って桜咲く
桜咲く今年も思ふあの別れ
桜咲く出会いと別れの境目だ〔OZAKING〕
旅立ちを祝う桜木花ふぶき
楼閣の側に佇む死に桜 血吸い咲くのに疲れた末か
花、花明り、花影
西田川水面の花と鯉の彩
落花、花吹雪
桜散り気持ち新たに新芽かな
ジーンズの裾(くるぶし)くすぐる 散り桜(ざくら)
桜散り色とりどりの傘が咲く
桜ちるされど心はあたたかし (編者)桜の髪飾りをつけたほっぺの赤い女の子の イラスト略
桜散り心ひたすら虚だな
舞い落ちる桜をながめ意志かため
花が散り花**も散る春の恋 (編者)友達の名前を茶化すのはやめよう!
藤(ふぢ)
古(いにしへ)のゆかりの里の藤の森
さわさわと藤の花が風にゆれ
夏蜜柑(みかん)
夏みかん甘酸っぱさが身にしみる
夏みかん食べつつ想う山頭火 (宰人)
若緑(わかみどり)
山々の木々の若緑日に映える
霧雨の布に包まれ若緑の葉
蒲公英(たんぽぽ)
春風にタンポポの種舞っている
土筆(つくし)
道ばたに整列してるつくしんぼ
蕨(わらび)、蕨狩
ワラビとり食べることより探す旨味
蕗の薹(ふきのたう)
二月過ぎふきのとうがめをさます
授業
酒池肉林酒とか肉とか林?意味不明 (編者)多分試験に出ます。
最後やね名残りおしいな句作成
飴教師あれば良(い)いのに文学* (編者)飴教師結構!喜んでもらえるなら、*だっ て*だってやりますよ!
やる気ある授業途中にまたねむる
文学のテストの答えが知りたいな (編者)これまでやってきた授業が答えです。
今までありがとうございました。 (編者)僕の授業のことを言ってるのだと勝手に解 釈しましたが、そうだとうれしいな!
学生生活
海の色一日だけで大変身
海風よみんなに運べ幸せを (海人)
みちのくのききしにまさる西の海
日本一メガネが好きなボクがいる (編者)赤ペンで書かれたメガネの男性のイラスト 略。
休み明け毎度毎度の朝寝坊
テストがね迫ってくるよマジやベー
来週はテストだらけで大変だ
うつになるテスト週間つらいです
テスト前すいみん不足ねむたいなあ
テスト前なぜか元気が消えていく
今週は猛勉強でバテバテだ
しんどいな悪戦苦闘の定期試験
テスト前ノート写すのたいへんだ
試験前どんどん人が増えてくる
図書館が混むのはいつもテスト前
テスト前コピー機群がる人多し
コピー機が大活躍だテスト期間
テストとかどうでもいいから単位くれ
どうせならさけていきたいテストかな。
再試への勉強しないは再履修(恐怖)
おゲームのしすぎで勉強できません
手紙読み会いたいキモチがMAXに でもあとちょっとがんばろう 目標はすてきな女性になることと いいつつそれはかない済み
離れてもいつも君を考える クマの数だけ愛を込めて…* 友達がドン*きれいになっていく 私も魔法にかかりたい 30分朝に行ったと言ったけど みんなしってる朝帰り (編者)一歌目文末のハートマークと二歌目の「ド ン」のあとの「まる2」は文字化けしているかも。
どうしてもとどけたいんだこの想い
*クマさんが私に愛をくれました* バレンタイン気持ちをあなたにとどけます。 八二三日毎日受けたあなたの愛 二人の愛は永遠です (編者)一句目の前後のハートは文字化けしている かも。「八二三日」に橙のマーカー。
・手紙には書いてなくても伝わるの あなたが思うのは私だけ☆ ・記念日にあなたがくれた大きな愛* *プリントを届けに行くの口実で 朝から向かう愛のおうち (編者)一歌目の句末の星形、二句目末と三歌目冒 頭のハートは文字化けしているかも。まあ好きにし て下さい。
本当は国(こっち)じゃなくて 國(こっち)なの? 今まで本当にごめんなさい
退寮だ魚が釣れたよ大漁だ (とくめい希望)
さようなら滄溟寮よさようなら(とくめい希望)
金が無い昼飯食べる金も無い
カレー食ひ中身胃の中駆け巡る
干し芋をかじり右手が白くなる
空腹で食うものがなく火をつける (編者)ぶっそうなことはしないように!
でないよ喰う物なくてうんこ君 (編者)もうちょっと上品に言えませんか?
風ふきて雲のきれ目に夕日見え
低気圧思いもかけない超風か
強風で海の波も大荒れだ
今日風台風みたいですごいやだ
風強くせんたくものは消えていく 強風でせっかく洗ったものがなくなった。
急風で洗濯物が飛んじゃった
ああぼくは、かぜに飛ばされ消えてゆく
テスト前バイト始めて眠れない
生命の息吹感じた七曲り
暴れたいライブに行って暴れたい 暴れたい!! 明日からオリンピック開幕だ
友達とF1語り盛り上がる
ドリフトができずにオレはスピンした (シルビアエスいちごう)
七曲がり波が高くて潮かぶる
七曲がり強風の中死にかけた。
手を上げてみんなで渡ろう横断歩道 (交通安全委員会)
ライブ前しもやけに泣くギタリスト
ハチロクがまたまたこわれはいしゃかな
麻薬だよ読んだら最期また手に取る
おれアレだぜおれ誰だぜ? (編者)ひょとして、いつも「あれだねー」と言ってし まう僕のこと?
昼食は妻はセレブで夫はセルフ
やばいかなセフレの人数多すぎる
中学生あと二ヵ月で食べごろだ! (編者)食べ物ではありません! 感嘆符の横のキラ リマーク略。
船が好き波平さんの妻も好き
ジェンキンスブリンダ・ミカとひとみさん
本当にごめんなさいと思うとき
目を合わせ瞳の奥に我おらず
振り返るそうすることを忘れてた
目標へ向かって直線一直線
新生活待ちわびる春はもうすぐだ*** (↑春からは吉見に引っ越してきます♪) (編者)句末の白ハート黒ハート白ハート、添え書き冒 頭の上向き矢印と、文末の音符は文字化けしているかも。
別れとは次の出会いの出発点
まだまだ寒い日が続く下関
吹く風のかえすちからにたまりかね 道行く心消えて失せ去ぬ
風強く寒さきびしい日々が来て 外に出るのも一歩だせず
露と見し浮き世のことはさりながら 我が身と紛う月の冷たさ (師走一姫)
米実る田で健やかに育つ太郎
日影から日なたへ一歩俺育つ
目にみえぬ粉がとべば鼻垂れる
3年は単位がなくてもう大変
もう3年単位がなくてあとがない
水大やああ水大や水大や
足のうらほくろが一つ見えかくれ (ホックン)
すれちがいふり返れば君の顔 (ピカリン)
これは効くゴキブリ用のコンバット
俺のせい?飲みすぎるのは新年会
後がない文学取らねば次はない
青波(あおなみ)に揺られながらもハリはずし
雑魚釣りは釣りの原点かえりけり。
茜色暮れ染まる空に惑わされ
銷夏法(しょうかほう)一番人気はダイビング (編者)銷夏法(=暑さよけ)ですか。勉強になりま した。
また地震そんな時間に揺れるなよ
はらへりてたおれるあいつとわらうおれ
茶と黒が生える景色にゴミの山 (編者)「生える」は「映える」?
詩
(シマ) アフリカ人 ルカンガ・ムカラの ドイツ奥地への調査旅行 ふと表紙を見ると ナカシマ シマウラ シマムラ シマザキ なぜかみんな名字に シマがつく これは偶然だろうか (編者)偶然です。それにしても僕達の訳した本を紹 介してくれてありがとう。なお、題名は編者が仮につけ ました。
エッセイ
この授業ともいよいよ別れのときがやってきた。 再び授業を受けることなどないよう、テストは全力 で望みたいものである。神聖なるテストの際に不正 行為などとんでもない。ああ願わば、不正行為など 誰もがみじんも考えぬような低レベ…ならぬ良心的 な内容のテストならと思うものである。 敬具 (文学授業自治委員会) (編者)この半年間「文学」の授業を見守ってくれ て本当にありがとう!!
良い案が浮かんだ。テスト前だというのに頭の中 は将来の金もうけのことを考えている。駄目だねぇ。 でも、でも…思い付いたことは素晴らしくきっと自 らの財産になる。よし、商標登録だ!!…費用が〆 て26万円!? ビンボー人には己の財を主張する権 利もないのか…。 (編者)商標登録は就職してお金を貯めてからでも いいのではないでしょうか。とりあえず試験勉強し ましょう!
アンパンマンの世界の経済図 〜基本編〜 (編者)「パン工場」、「バイキンマン」、「一般 市民」とあり、「パン工場」から「バイキンマン」 へは「たおす」の矢印、「バイキンマン」から「一 般市民」へは「襲う」の矢印、「一般市民」から 『パン工場』へは「礼金を渡す」とあり、「パン工 場」から「バイキンマン」へはさらにもう一本点線 の矢印で「裏金渡してまた襲わせる」と書いた図略。
桜の木蕾ふくらみ春告げる 早く春が来て欲しいなぁー。
春くれば日に日に増してく物忘れ 春とは関係ないのですが、最近本当に物忘れが激 しいです。悩んでます。
立春なのにまた寒波がやってきた タメ息だ 朝おきるのがつらくてタメ息しかでない。洗顔が つらい。
よく人に最近変わったと言われます。 自分が意識していない行動をするようになったの でしょうか? 最近怒りっぽくなったとも言われま す。なんでですか? バイトで時間が無いから? お金が無いから? 全然わかりません。助けて下さ い。考えるのが幸いです。 (編者)ひょっとして「幸い」は「辛い」? 人 間って誰も変わっていくものです。時間がそのうち 解決してくれるでしょう。
演奏中寒さも忘れるハイテンション 講堂での練習は寒いけど演奏しはじめると異常な ハイテンションになり寒さを忘れてしまう。
春 旅がしたくなった。
雨空のどこかに春は来てゐたり (長谷川素逝) 今週の天気でそう思った。
雨空のどこかに春は来てゐたり (長谷川素逝) 今日の雨空にも春が来ているのでしょうか。
雨空のどこかに春は来てゐたり (長谷川素逝) 雨空をみただけでは春かどうかはわからない。
雨空のどこかに春は来てゐたり (長谷川素逝) 今日は風が強いですね。でも春一番には少し早い 気がします。ただの強風でしょうか?
雨空のどこかに春は来てゐたり (長谷川素逝) 今は天候が悪く暗いが、この雨が終われば春が来 たことを見た後に書いた詩だ。
雨空のどこかに春は来てゐたり (長谷川素逝) 雨空は人の心を指しているのだろうか?
雨空のどこかに春は来てゐたり (長谷川素逝) 最近急に冷え込み、雨が降る日が続いたけど、今 日は天気も回復し、まだ肌寒いけど、少しずつ春に 近づいている気がする。
雨空のどこかに春は来てゐたり (長谷川素逝) 今日みたいな日はそう思いたいですね。雨が降っ たせいで気温が急に下がってしまってますますコタ ツを出れなくなってきてしまいます。もうすぐ新入 生が入ってきて春に、暖かい春になるといいなと思 います。
雨空のどこかに春は来てゐたり (長谷川素逝) 降る雪が雨にかわり、春の訪れをしずかに感じる
雨空のどこかに春は来てゐたり (長谷川素逝) 雨がぽつぽつと降る中、太陽のあかりが差してい る。雨が降っているが日差しが春を感じさせている ようだ。
雨空のどこかに春は来てゐたり (長谷川素逝) →雨が、そおーっと、春をはこんでいるのかな?! ”春よ来い” (編者)俳句の「雨空」の右上の雨の中の傘、 「春」の右上の桜と、「来年はがんばるぞ」とはり きっている、帽子をかぶったほっぺたに白丸のある 幼稚園児のイラスト略。
雨空のどこかに春は来てゐたり (長谷川素逝) 早く春が来てほしい。 ぽかぽか陽気でふらふら散歩したいなぁ。 花粉のない春なら最高なのに。
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) 山陰線を思い浮かべてしまう。だが、この時期は 立春は過ぎてもまだまだ寒く「冬の旅」といった感 じだ。
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) 春じゃなくてもしてるし… 吉見が一番です!!
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) 山陰線の福江辺りを思いうかべてしまった。なな まがりあたりがとても景色がよく、けっこう好きだ。
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) ぜひしたい。気持ちよさそうだ。ぼんやりと海を 眺めるのは心地よいだろう。
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) 春の陽気で時間がゆったり流れているように思え て、海沿いを普通列車でぶらり旅したくなったのだ ろうと思われる。
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) 春のあたたかい日に電車が海沿いを走っている姿 が想像できる。各駅停車という言葉がさらに春とい う言葉を引きたてている。
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) ゆっくりと訪れる春、今はどの辺りの駅に停まっ ているのか、考えてしまうような詩でした。
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) 世界の車窓からみたいな.
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) 海沿いを車窓から眺めていると特急ではゆっくり 味わえない春の風景をゆっくり見ることができる。
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) 確かに海沿いの電車は各駅停車が多いと思う。け れども、せっかく景色がきれいなのにもったいない ないと思う。
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) 春の桜を見ながら電車に乗って旅をしたい。
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) 車内に入る日光の暖かさがかなりよくてねむたく なる。
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) 海沿いの駅に電車がとまってドアが開くたびにま だまだ寒いけれどほのかにやさしいしお風のにおい がただよってくる。
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) もうすぐ、寒くて辛い冬がすぎて、ポカポカな春 がやってくるのが待ち遠しいし、この詩の情景をお もいうかべてみると素敵やなぁと思いました。 (編者)カード一面に書かれた、笑ってる太陽と草 むらの上を走っている煙を吐く電車(?)と花びら の散っている桜のイラスト略。「やっぱり春は桜」 の文字。この「春」は丸囲み
海沿いの各駅停車春の旅 (近藤ゆき) 春というのは非常に眠い。これは気候のせいでは ない。春というのは何かが終わり、何かが始まる季 節である。この物事の移り変わりを静かに迎えたい という人間の潜在意識によるものであると思う。こ の潜在意識と各駅停車の融合が人間をより高次元の 快楽へと導く。 (編者)う〜ん、実に哲学的!ただ学籍番号と名前 がありません。欠席になってしまいますよ!
初春かな岩に立ちたる波頭 (鍵和田ゆう子) 寒風吹きすさぶ初春の海をまさに表現している。
初春かな岩に立ちたる波頭 (鍵和田ゆう子) 春一番で荒れている海の感じがよくわかった。
初春かな岩に立ちたる波頭 (鍵和田ゆう子) シュワッとした泡が頭に浮かびました。早くあっ たかい春がこないかなあ。と思ってしまいました。
初春かな岩に立ちたる波頭 (鍵和田ゆう子) 海が荒れている状況であり、情景が頭の中に浮か ぶ。いい作品であると思ってよい。
初春かな岩に立ちたる波頭 (鍵和田ゆう子) もうそろそろ春の様子が見たいものですが、今日 の天候はいやなものです。風・雨・波が強く、とて も寒いですね。 はやく過ごしやすい陽気な春になってほしいです。
初春かな岩に立ちたる波頭 (鍵和田ゆう子) 英語で習ったアイルランドのアザラシ女の話を思 い浮かべました。大岩に当たり砕ける波がしぶきに 変わっていくのがいい。 初春かな岩*勃ちたる亀頭(笑) (編者)これこれ、自分の名前をネタにして!
初春かな岩に立ちたる波頭 (鍵和田ゆう子) 今回の句は少し分かりづらかったがよく考えてみ ると、そういう感じがしてくるなと思った。
初春かな岩に立ちたる波頭 (鍵和田ゆう子) ヨットに乗っていると毎週この光景を見る。やっ ぱり海がすき。
寒明けの魚籠(びく)に命のきらめきり (石原八束) 日が昇る頃に釣れた魚が、人の白い息と伴に重なっ た後、日の光によってうろこがきらめている想像が できる。
寒明けの魚籠に命のきらめきり(石原八束) 寒そうな感
寒明けの魚籠に命のきらめきり(石原八束) 命の一瞬のきらめきに感じました。
寒明けの魚籠に命のきらめきり(石原八束) 生命の強さが感じられます。
寒明けの魚籠に命のきらめきり(石原八束) 春だなーと思った。春の若干冷たい水が懐かしく なった。
寒明けの魚籠に命のきらめきり(石原八束) 冬が終わり、釣りをしていると、新しい種類の魚、 春を感じさせる魚が釣れる。そんな意味だと思いま す。例え方がよいと思いました。
寒明けの魚籠に命のきらめきり(石原八束) 釣りに行こうと思いますが、試験が近いので行け そうもありません。昨日食べたわかさぎはロシア産 でした。
岩つかむ鳶(とび)もよろめき 東風(こち)強し (古館曹人) 立春が来たというのにいつまでも強い風が吹き寒 い日が続く情景なのだろう。
岩つかむ鳶もよろめき東風強し (古館曹人) もうすぐ暖かくなる感じがしますね。
岩つかむ鳶もよろめき東風強し (古館曹人) 今日は、この詩のように風が本当に強い日だった のでこの詩を選んだ。僕の好きな鳶がよろめくほど 強い東風という情景は凄いものだ
さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴) さざ波が立春を、あらためてわからせてくれるの かなと思った。
さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴) ようやく春になり始めて、明るい雰囲気が広がっ ていく感じがする。
水ひかる二月真鴨は月の鳥 (石田舟月) 鴨が月の鳥!? それはないと思った。鍋でしょ
水ひかる二月真鴨は月の鳥 (石田舟月) →3日前、鴨鍋して食べました。鴨おいしかった この歌では月の鳥って言われてて、すごい、きれ いな鳥って感じです。
水ひかる二月真鴨は月の鳥 (石田舟月) なんか好き
春浅し人のえにしの絶ちがたく (横山白虹) 去年に縁の切れてほしくない人が1人増えた。自 分に対して色々な面で利益を与えてくれるような人 なので強くそう思う。今の心境を (編者)時間を十分にあげられなくてすみません。
波を追ふ波いそがしき二月かな(久保田万太郎) 波が波を追っているという考え方がおもしろかっ た。
夕東風や海の船ゐる隅田川 (水原秋櫻子) (隅田川の静かな情景がいい)
水泳部と学祭委員とけいおんに入部している。
川端康成
腸(はらわた)に春滴(したた)るや 粥(かゆ)の味 (夏目漱石) この詩は、とても僕の心を打った。なぜこの歌を 選んだかというと、そう石が好きやし、僕も大人に なるとそう思うだろうと思った。
腸(はらわた)に春滴(したた)るや 粥(かゆ)の味 (夏目漱石) 食べ物で季節の始まりや終わりを感じることが自 分でもよくあるので、この句を見た時なるほどと思っ た。この前、スーパーに買い物へ行ったとき、野菜 コーナーでたけのこが売っていた。春になればおば あちゃんがよくたけのこのたきこみごはんを作って くれた。その料理がでるたびに春になったんだなと 思っていたことをおもいだした。
腸(はらわた)に春滴(したた)るや 粥(かゆ)の味 (夏目漱石) 春の象徴である七草を粥として食べることで肌や 目で感じるだけでなく体の中までも春を感じようと しているように思える。
腸(はらわた)に春滴(したた)るや 粥(かゆ)の味 (夏目漱石) 季語は「粥」でしょう。おそらく七草粥のことと 予想されます。粥の味を腸に春滴るとまで表現した 漱石は、よほど春が好きなのでしょう。長く寒い冬 が終わり、待ちわびた春の味をしみじみと噛みしめ ているのほほんとした漱石の様子が目に浮かびます。 (編者)ごめんなさい。残念ながら季語は平凡にも 「春」です。
一番最初の歌 冬の厳しい寒さに耐え地中に眠っていた春草が春 のあたたかな日の光をあび生えてきた。春草を口の 中に入れると春草の中にためられた日の光がでてき て腹の中までポカポカしてきそうだ。
腸(はらわた)に春滴(したた)るや 粥(かゆ)の味 (夏目漱石) 喰いしん坊である夏目が闘病生活で食いたいもの が食えない心情が分かる気がする。粥をうまいと感 動したというよりは、外に出ることもできず、春に なったのにふとんの中での闘病生活に対するいらだ ちも込めているのだろう。
腸(はらわた)に春滴(したた)るや 粥(かゆ)の味 (夏目漱石) この句は、単に春に食べる粥はとてもおいしいと いう句ですかね?自分はこの句は「春」という字を 強引に入れたように思えるのですが。「春」以外の 文は意味がつながっているのに、「春」だけとても 浮いているように思えます。
腸(はらわた)に春滴(したた)るや 粥(かゆ)の味 (夏目漱石) 他に挙げられている俳句に比べ一番イメージがわ きやすかった。俳句のことはよく分からないが、こ の句は分かりやすかった。書いた漱石が病気のため か粥が胃にしみわたる感じがよく伝わった。
腸(はらわた)に春滴(したた)るや 粥(かゆ)の味 (夏目漱石) この俳句の中に、何か、日本人にしか通じないも のを感じた。
山の春神々雲を白うしぬ (飯田蛇笏) 旧暦での春は現在でいうと2月から4月下旬頃ま でであり、まだまだ肌寒く、雪も降っていたであろ う。であるから、神々とは雪を表しており、その雪 によって白くぬられた様な山を思い浮かばせる。
山の春神々雲を白うしぬ (飯田蛇笏) すごく今の季節にぴったりな俳句だと思った。最 近よく空を見ることがあるけど、 空の青と雪の白が とてもあっていると思っていた。気持ちのいい俳句 だと思った。
反りかへる木の葉鰈や弥生雲 (前田普羅) 反りかえるってとこがかっこいい。
反りかへる木の葉鰈や弥生雲 (前田普羅) 選んだ理由 弥生雲の響きが良いから
反りかへる木の葉鰈や弥生雲 (前田普羅) 青空に雲が浮かんでいる様子が思い浮かぶようで いいと思った。
反りかへる木の葉鰈や弥生雲 (前田普羅) この俳句をよむことで、 今の春の晴れた空と海の情景がおもいうかんで きました。
反りかへる木の葉鰈や弥生雲 (前田普羅) 季節がわかる魚が大好きです。 鯵や鯖、鮃など魚の入った詩があれば、いろいろ 知りたいです。又、いろんなものを知って自分で魚 の入った詩をつくりたいです。 日本は海にめぐまれているので、魚に関連した詩 が多いと思います。この詩も、魚が好きである人が 書いたのだと思いました。
竹寺の縦の隙間の弥生かな (森かつみ) 竹林の竹の葉が青々とおいしげっている中に、春 のさわやかな風が竹と竹との間をぬけて、ざわざわ と心地よい音がし、春の情景を浮かばせてくる様な 感じだった。
竹寺の縦の隙間の弥生かな (森かつみ) 竹寺というのは私は竹がしげっているお寺のこと で、その寺が遠くにみえる道がこの排句の舞台だと 思いました。おいしげる竹によって道は少し暗い、 すずしい日陰が続いている。冬の間はたださびしい 道で、好んで通らなかった道。 しかし、今日通ってみると、青々と輝く竹の葉と、 竹と竹の間からさし込む春のあたたかな日ざし、竹 が風にゆれることによってたださびしかった日陰さ えも美しくゆれている。春が来たんだなぁって思わ せる竹と道。 私は、竹寺への道を歩いていると「あぁ春が来た んだなぁ」と何となく気付いた心を排句としてうたっ たのだと思いました。 (編者)理科系にはもったいない、文学部へ来なさ い。ただし「排句」ではなく「俳句」です。
竹寺の縦の隙間の弥生かな (森かつみ) 寺の竹林。その中を通ってきた光が細い線を描く。 そんな情景でしょうか。暖かい光に春の訪れを感じ ます。 冬の間は深かった竹の色が、柔らかい光を受けて 淡くなる。 その竹林から差し込む細い光は、思わず俳句にし てしまうというほど、それは、美しい情景だったの だろう。 俳句の俳は、人が道を決めずぶらつくという意味 があるんだそうです。目的もなく歩いていて、そん な景色を見つけたら嬉しかっただろうと思った。 (編者)カード全体に黄緑色の色鉛筆で書かれた竹の イラスト略。
さびしさに尋(たずね)あたりし弥生哉 (葛山) この俳句からさびしさというか哀愁がただよって くる所がじ〜んときました。
春暑し赤き椿に風吹いて (岸本尚毅) 冬からの温度差で春でも暑く感じているんだと思 う。さらに生命の強さと春のさわやかさを表してい ると感じる。
春暑し赤き椿に… ってゆうのが一番よかった。 読んだとき一番グッときた感じがした。 インプレッションが良かった。
春暑し赤き椿に風吹いて (岸本尚毅) 永くつらく寒い冬の後に感じる春の陽は暑くも感 じる。時折り吹く風が椿をゆらしていることから春 だな〜という感じが直に伝わってくる。春の暖かさ がしみじみと伝わる。
春暑し赤き椿に風吹いて (岸本尚毅) 春になり、暖かくなり、椿も赤くなり、そこに春 風が吹いて気持ちがいいなという詩なのかと思いま す。 言葉、行動、表情、すべての言動はどう相手に伝 えるかも大切だけど、どんな気持ちをこめてその言 動を行うかも大切だと思う。
春暑し赤き椿に風吹いて (岸本尚毅) 今、春の季節だが、冬から春になりだんだんぽか ぽかと暖かくなってきた。外にでれば日が差し、私 は暑くも感じることがある。赤い椿が春の暖かさを 十分に吸収して真っ赤に咲いているのを想像する。 そこに涼しげな風が吹く。赤い椿の満開に春の季節 を感じているときに、だんだんと春から夏に変わっ ていくのを感じるとともに、冬の厳しい風のつめた さではないが涼しそうな風がまだ吹いているような 感じがした。
春暑し赤き椿に風吹いて (岸本尚毅) 春のあたたかさと椿の凛とした姿をほうふつされ る「うた」でした。
春暑し赤き椿に風吹いて (岸本尚毅) この句を読んで、故郷の長崎のことを思い出しま した。実家の近所の並木通りに椿が咲いてて、とて もこの句に共感できました。
春暑し赤き椿に風吹いて (岸本尚毅) 春は暖かさを感じる季節であるが、もう夏が近づ いてきて暑ささえ感じる。真っ赤に染まる椿にも風 が吹いてその花びらを散らしてゆく。もう夏が近づ いてきたのだ。緩やかな春から、暑い夏への移行を 表しているように思える。
春の日という季語はあたたかい気がした。
日の春のちまたは風の光哉 (暁台) 行き届く春の日影や虫の穴 (闌更) 春の日の虫がたべた葉が穴があいて光がもれてい る感じがする。
行き届く春の日影や虫の穴 (闌更) 春のおとずれを地面に注目することで繊細であた たかに表現している。
行き届く春の日影や虫の穴 (闌更) 春のすがすがしい光が虫の穴まで行きとどいてい る感じがする。春の光で冬の間土の中にいた虫たち も目を覚まし、活動していくんだろうと思った。
行き届く春の日影や虫の穴 (闌更) 春がきたことを知らせる春の光や風、においによっ て、冬眠していた虫たちが巣から目を覚まして動き だそうとしている様子が思い浮かび、今の自分のよ うだなと思った。
行き届く春の日影や虫の穴 (闌更) 光のことを日影と表現する所が昔の人のすごさを 表していると思う。虫の穴に光が行きとどいている という描写を考えただけでも、なぜか心がほのぼの としてくる。
亀現れてろんろん春の日ひきずれる(河野南畦) 春になってさんさんとふりそそぐ春の光に目覚め た亀がゆっくり歩いている様子がとても想像できま した。冬眠から目覚めた亀が幸せを実感しているの だろうか。
亀現れてろんろん春の日ひきずれる(河野南畦) 亀が現れ春がひきずれるという形容のような文が とても面白いと思いました。 ろんろんというのは段々という意味でしょうか?
亀現れてろんろん春の日ひきずれる(河野南畦) 家に亀を飼っているけどたしかに春になるとろん ろんになってた。
亀現れてろんろん春の日ひきずれる(河野南畦) 亀を見かけて春を感じるという事は、桜の花を見 て感じる感動と似ている物だと思います。
亀現れてろんろん春の日ひきずれる(河野南畦) 私が感じたのは、春先の、まだ寒さの残る季節で はなく十分に暖かくなった、緩やかに時間が流れて 行く朝である。冬眠から覚めた小川の亀が、春の陽 気でまだ眠気をひきずっている、そんな穏やかな春 を感じられた。
くたびれてぐしゃんと坐るあたたかし (草間時彦) 疲れてその場に坐り込むと春の日の暑くもなく寒 くもなくちょうど心地良い日の光が疲れた体を優し く包みこむという情景がうまく表現されていると思 う。
くたびれてぐしゃんと坐るあたたかし (草間時彦) 特に変わったことのない普通の行動や気持ちが素 直に表現されている所が気に入った。俳句は気軽に 作れるものだと思った。
くたびれてぐしゃんと坐るあたたかし (草間時彦) この俳句は、最近でも通じるものだなと思った。 最初、学生の書いたものだと思った。
くたびれてぐしゃんと坐るあたたかし (草間時彦) まさに今の自分みたい。
くたびれてぐしゃんと坐るあたたかし (草間時彦) くたびれても座ることが許されない現代社会にお いて、現代とのギャップを感じる。
くたびれてぐしゃんと坐るあたたかし (草間時彦) なんだかくずれたような感じがとても気に入った。
くたびれてぐしゃんと坐るあたたかし (草間時彦) この詩は恋に疲れたり、破れたりした人々の悲し さを春の日陽しと暖かさがなぐさめている情景がお もいうかぶ。その人の心を本当に暖めるものは時間 の経過ではないはずなのに…。
くたびれてぐしゃんと坐るあたたかし (草間時彦) 空から降りそそぐ陽光もさることながら、イヌフ グリ、ホトケノザ、やわらかい春の草木のみっしり と生えた地面が呼吸しているかのように暖かい。 尻が湿るだろうなと思いながらも頽れるようにふ わふわとした地面に腰をおろしてしまった。 …そんな情景が浮かびました。 (編者)「頽れる」は「くずれる」でしょうか。恥ず かしながら、この読みは知らなかった。ピンクと黄緑色 の色鉛筆を使った散りつつある桜のイラスト略。
くたびれてぐしゃんと坐るあたたかし (草間時彦) について、今学校なんか休んで寝たい気がした。
くたびれてぐしゃんと坐るあたたかし (草間時彦) 冬の間は寒いから、外にすわる気分にはなれない けど、春になって暖かくなると、草の上やベンチな どに自然とすわって空を見上げたくなる。そんな様 子を表現したものだと思う。春のおとずれを感じる ような俳句だと思う。
朧夜やみなあらはれし月ながら (闌更) 朧夜という言葉からなぜか秋を連想してしまうの は僕だけでしょうか? 朧がついた言葉はみな優雅 に見えます。
朧夜やみなあらはれし月ながら (闌更) 朧とは、はっきりしなく、ほのかなさまいう意味 を表すにもかかわらず、なぜ、みなあらわれしと続 くのかと疑問に感じる。私は朧月夜の、月の光によっ て人々皆が照らされるという解釈をした。しかし、 ほのかな光で照らし出されるのであろうか。私はそ うは思わない。もしかすると、あらわれしとは私が 解釈したのとは、違う意味があるかもしれない。 (編者)解釈もなかなか大変です!
春っぽくて眠気を誘う
しずかさや岩にしみいるセミの声 松尾ばしょう はじめて覚えたばしょうの句であったのでえらん でみました.ばしょうについて興味があります.
竿にぎり早い食べたい障泥烏賊 ↑(アオリイカだと思います。) もうすこしで釣れます。食べたいです。バターや き…
腹が立つ辺りに漂う杉花粉 これが俳句として正しいのかは分かりませんが、 花粉症の人の気持ちを代弁したつもりでつくってみ ました。杉花粉は恨みはないけど憎らしいです。
原付のエンジン一発春来る 冬の間は、エンジンが冷たいため、原付がなかな かかからないものです。何度も何度もキックをして ようやくエンジンをかけていたのが、キック一発で ブルンとかかった時に、春を感じます。それを句に してみました。
菜の花を車掌カバンに詰めて行く 明日から千葉に帰ります。千葉の県の花は菜の花。 さくらえび なまかかまあげ 由比の浜 途中静岡に寄ります。
山に花海には鯛のふゞくかな (村瀬青々) 山に花が色とりどりにさき、海では深紅の鯛がつ れる春のあざやかな色調をうたった俳句だと思いま した。
山に花海には鯛のふゞくかな (村瀬青々) 山にはきれいな花がさき、海では鯛がはねている イメージがわいてきて、とてもめでたいのかなと思っ た。
山に花海には鯛のふゞくかな (村瀬青々) 桜の花が咲いている山にかこまれたおだやかな内 湾で、あざやかな色の鯛がとれていて、美しい花の 色と魚の色との調和が見えてくるような句だった。
山に花海には鯛のふゞくかな (村瀬青々) 最強!!
山に花海には鯛のふゞくかな (村瀬青々) 山と海のそれぞれの情景を伝えることで春いっぱ いな感じで、同時に終わりが近づいていることが感 じられる。
海からの風に乗らむと雀の子 (小島花枝) 飛びはじめて間もない雀の子が必死にあの強い風 に羽を広げて飛んでいる様子がうかがえる。飛んで いる目の前には親が雄々と風に乗り、子に対して 「頑張って」とささやいている気がする。 (編者)「雄々」は「悠々」です。
海からの風に乗らむと雀の子 (小島花枝) ちいさな丸っこい雀の子が海の上をちまちまと飛 んでいる。きっと当人(?)は普通に飛んでいるつ もりなのであろうが、ハタから見るといかにも頼り 無い。 手のとどかないその小さな懸命な姿に秘かに声援 を贈りたい。
海からの風に乗らむと雀の子 (小島花枝) 作者が雀の子が風に乗ろうとしているように見え ていることから、雀の子が風に乗ろうとしている感 情があたかもあるかのように感じている作者の優し さが分かる。
海からの風に乗らむと雀の子 (小島花枝) 今年の春に生まれた雀の子が、海から吹いてくる 強い風を利用して飛び立とうとしている様子が目に うかぶ。私には、不安と期待の両方を持った新社会 人の様にも感じれた。
とりたてのあけぼの色の桜えび (本宮鼎三) 早朝の活気あふれる市場で、水揚げされたばかり の桜えびが想像できた。全体的に春のような、すが すがしい感じがした。
とりたてのあけぼの色の桜えび (本宮鼎三) 目をつぶると、駿河で獲れた桜えびが、ピチピチ 跳ねる様子が思い浮かべることができる。
とりたてのあけぼの色の桜えび (本宮鼎三) 朝あけのピンク色に染まる空の色と朝に上がった 桜えびの色が同じに見えたのだろう。 自分も早朝につりにいくと早春の朝は空気が冷た く空がきれいにみえるので桜えびの日と同じだと思っ たのだろう。
とりたてのあけぼの色の桜えび (本宮鼎三) 香ばしい桜えびの味が頭に浮かびます。
とりたてのあけぼの色の桜えび (本宮鼎三) あけぼの色の桜えびが目の前にありありと浮かん でくる。ぜひかきあげにしてほしい。
とりたてのあけぼの色の桜えび (本宮鼎三) 桜色のえびと、とりたてのというところから想像 できる碧い海との対比… 桜の木は満開よりも少し葉の出てきたもののほう がキレイだと思う。対比は大事アルネ
とまりたる蝶のくらりと風を受け(深見けん二) 蝶が止まっているところに春風が吹き蝶がひらひ ら舞う春の暖かいそして心地良い情景を描けている。
とまりたる蝶のくらりと風を受け(深見けん二) 春の晴れている日に蝶がゆっくりと体をやすめる ためにとまった時、春のさわやかな風がふいて、蝶 の羽をゆらしているふうけい。
とまりたる蝶のくらりと風を受け(深見けん二) 春らしいのはわかるが、くらりくらりという情景 の感じがつかみとれない。
とまりたる蝶のくらりと風を受け(深見けん二) この俳句から、蝶のゆうがさが良く分かる。 蝶が風を受けながら、くらりくらりと舞う姿が容 易に想像できてすばらしい俳句だと思いました。
とまりたる蝶のくらりと風を受け(深見けん二) 春のやさしくておだやかな風景が目にうかんでく る。きっとこの蝶はこの後、広い世界へ飛んでいく のであろう。春の旅立ちを予感させる。
ふるさとの蜂にいきなり慕われて (西條泰弘) 春の日は蜂もみつをあつめるために周りをブンブ ン飛んでいるからそう思うのだろうなって思った。
ふるさとの蜂にいきなり慕われて (西條泰弘) 春の元気で活動的な蜂に刺されそうになり逃げま わっているように感じた。作者は慕われるような甘 い香りがしたのだろうか。
ふるさとの蜂にいきなり慕われて (西條泰弘) かわいそう…。「慕われた」と思ったのはカンち がいで嫌われたからハチがついてきたのだと思う。 でもおもしろいと思った。
ふるさとの蜂にいきなり慕われて (西條泰弘) なんとなくのほほんとした感じがよかった。
ふるさとの蜂にいきなり慕われて (西條泰弘) 地元を離れて暮らしていて地元に帰ると妙に安心 して蜂さえも味方に思えるというのがよく分かる。
ふるさとの蜂にいきなり慕われて (西條泰弘) 暖かくなって蜂などの虫がでてきて人に被害をあ たえることもあるのでハチ巣をげい撃した頃を思い 出した。
ふるさとの蜂にいきなり慕われて (西條泰弘) やっぱりハチはこわい。
なきながら肩借りたげに春の蠅 (西山睦) この句の様にハエから春を感じる事はあまりあり ません。ハエはハエです。家にハエが多くて困って います。見つけたらすぐに殺します。でも最近コバ エが多くなってきたと思います。春なんですかね。
なきながら肩借りたげに春の蠅 (西山睦) 春の蠅はたしかに小さく弱々しくみえる。 春に蠅がでてきたら「あ〜あ、こんなに早く出て きて、こりゃあ死ぬな」と思ってしまうくらい弱く てめずらしい。 それと同時に暖かくなったのだと感じる。
菜の花に少年海を好みけり (五所平之助) 最初なぜ、菜の花で海を好むのかなと思った。 きっと一面に広がる菜の花に、海を想像し、その 菜の花のきれいさを海と重ねあわせて好んだのかな と思った。
菜の花に少年海を好みけり (五所平之助) たぶん少年はたくさんの菜の花を見すぎでつかれ て、海が見たいんだろなと思いました。
菜の花に少年海を好みけり (五所平之助) 少し暑い日の春の日に少年がはしゃいでる様子が 想像できる。
菜の花に少年海を好みけり (五所平之助) 少年のナルシストっぽさがとても表現されている と思いました。
一人旅ぺんぺん草を鳴らしけり (鈴木鳴風) 気ままな一人旅というものを、一度は経験したい と思った。
蒲公英に寝て見る空の広さかな(長谷川零余子) 地面いっぱいに咲いたタンポポが想像できる。ま た、そこに寝て見る空に広がった青さも思い浮かべ られる。自然の広さと鮮やかさが映える一句だと思っ た。
蒲公英に寝て見る空の広さかな(長谷川零余子) 小さなタンポポがあって、後ろに空の広さが映え ている風景が想像できます。
蒲公英に寝て見る空の広さかな(長谷川零余子) タンポポが空をユラユラねている様に咲いている のが想像できていい。
蒲公英に寝て見る空の広さかな(長谷川零余子) 春の空に向かってタンポポが成長していっている 様子。そして作者本人もタンポポのようにしっかり と成長していっている。
蒲公英に寝て見る空の広さかな(長谷川零余子) いいなぁ…。というのが正直な感想です。 暖かい日差しの中、たくさんのタンポポが咲いて いて、そこにゴロンと寝ころんでボーっとする。 最近では寝ころべるような所は少なくなっちゃっ ていますけど、作者はとても気持ちよかったのだろ うなと思います。
蒲公英に寝て見る空の広さかな(長谷川零余子) 普段急がしくて周りもみえず、ふと春のようきに つられて横になってみると、空はこんなに広かった んだなぁと改めて実感していると思う。
蒲公英に寝て見る空の広さかな(長谷川零余子) 春の風ふく野原に一人寝ころがり空を見る自分。 雲一つない青い空を見ているとちっぽけな自分をお もいしらされた。小さな悩みにふりまわされている 自分がばからしくなり笑った。
業平の通ひし峠花薊 (塩川雄三) 自分は薊の咲くような地域に住んでいたので、懐 しいと思いこの句を選んだ。在原業平が通った峠に はどのくらい咲いていたか想像できないが、緑ばっ かりの山の中で目立つような咲き方だったのではな いかと思う。自分が実家に帰る頃には咲いていれば いいなと思う
業平の通ひし峠花薊 (塩川雄三) 業平の旅で通ってきた峠を薊とたとえている。薊 の葉のギザギザ感が峠の厳しさをうまく表現してい ると思った。峠の向こうには、薊のきれいな花のよ うな、希望のようなものを感じる。
今の地球の天候では春がなく、しまいに春の季語 が使われなくなりそうですね。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) なんかこの句にはなんとなく魅力がある。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) わかつとふたつで韻をふまれていてリズムが良い。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) 感想 他人の事を思いやる優しさがにじみでて、とても 気持ちのいい作品だと思いました。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) 季話「めばる」 春魚を二人で分け合い、心も皿も分かち合う様が 目に浮かぶ。 (編者)「季話」ではなく「季語」です。口を大きく 開けた二匹の魚のイラスト略
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) 新婚のお嫁さんが、夕食のおかずにめばるを煮て、 あらかじめ用意していた二枚の皿に盛りつけ、旦那 の帰りを心待ちにしているような印象をうけた。す ごくほほえましく思った。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) 仲良く二人で煮ためばるを食べる風景が目に浮か びます。きっとこの二人は新婚さんなのだと思いま す。きっとだんなが幸せをかみしめて詠んだ歌と思 いました。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) 穏やかな夫婦像が思い浮かぶ。二人でめばるの美 味しさを分け合う仲むつまじさが感じられた。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) めばるを煮たものを子供と二人で仲よく食べてい る様が想像できます。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) こころをわかつと皿二つという所から友達と、釣 りに行って獲っためばるを煮てはんぶんこしたのだ と思う。めばるを食べながら色々な話をして大変楽 しかったのだろうなと思った。 皿二つと言う言葉がこころをわかつという言葉の 後ろにくる事で色々深み、意味を持ってきていると 思う。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) 私は晩ごはんに友達と魚を釣りに行き、共に調理 して食べるので作者の心情がよくわかります。共に 釣り、共に食べれば友との絆は強くなるものです。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) 友人と取り合いをしているかのようなユニークな 情景が浮かんできます。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) どっちがいいかなぁと、なやんでいる様子が伝わっ てくる。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) もうもどらぬあの日々を描きながら皿にもられた めばるがシュール。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) メバルがうまそう。煮るとメバルは最高にうまい。 だからこれがいいです。
めばる煮てこころをわかつ皿二つ (古館曹人) めばるはおいしいが、もともと生き物なのでその 恵に感謝しなければならないと思った。
子との距離いつも心に磯遊び (福永耕二) 磯遊びという言葉から、海という環境に気を配っ ている親の姿が想像できる。 親の子を心配する気持ちがよく表れていると思う。
子との距離いつも心に磯遊び (福永耕二) 親子愛を感じ、子供に近寄りすぎず、かといって 遠すぎず適度な距離を保って見守っている感じが良 い。
子との距離いつも心に磯遊び (福永耕二) この俳句は子供との距離に近づいたという親の心 が伝わってくる。磯遊びをすることで子供とうちと けているのだと思う。
子との距離いつも心に磯遊び (福永耕二) 子供との遊びの様子、距離が、伝わるような伝わ らないような、よくわからない感じ
子との距離いつも心に磯遊び (福永耕二) 子と遊ぶ時心の距離なんて関係ない!!
子との距離いつも心に磯遊び (福永耕二) 子供と遊ぶ時に体も心も近い感じがして、心温ま る句だと思いました。”磯”って所がさわやかな感 じがします。
子との距離いつも心に磯遊び (福永耕二) 子供は遊ぶのが好きだ。だから、子供はいつも遊 びたいと心に考えてるにちがいない。子供の純粋な 心を感じた。
子との距離いつも心に磯遊び (福永耕二) 子供の頃を思い出すと、磯遊びのことを思い出す のかなぁと思った。たぶん違うとおもいますけど…。
子との距離いつも心に磯遊び (福永耕二) この句からうかがえたことは、両親、あるいは子 供たちとはある程度年の離れた人が遊ぶ(戯れる) 時は自分が幼少の頃を思い出して遊ぶということだ。
子との距離いつも心に磯遊び (福永耕二) 子供の頃に海にいったことを思い出した。海で泳 ぐことよりも、磯で生物を探したり、遊んだりする 方が好きだった。
子との距離いつも心に磯遊び (福永耕二) ぼくも将来子どもと遊びます。 (編者)カモメ飛ぶ岸壁に座って子どもと磯釣りして いる親子の後ろ姿と、大根と柿(?)のイラスト略。
春水の魚紋ほどけて鯉となる (橋本鶏二) イメージしやすく、面白いと思う。川にいる鯉の 様子がうかぶ。
春水の魚紋ほどけて鯉となる (橋本鶏二) あまり言葉の意味が分からなかったが、水の中を 元気に泳ぐ鯉の姿が想像できた。透き通った水で健 康に成長してほしいと思った。
春水の魚紋ほどけて鯉となる (橋本鶏二) 魚紋には魚のうろこの模様、または、波もんの意 味がありますが、自分はどちらの意味にしても、よ くあっている詩だと思います。鯉の美しい模様が目 にうかびます。しかしうろこだけの模様だと考える と、この鯉は何という鯉なのでしょうか?マゴイ? ニシキゴイ?
春水の魚紋ほどけて鯉となる (橋本鶏二) 春の池の水の中にいる生物が息などをしてできた 泡がだんだん広がっていって、よく見てみるとその 池にいた魚の正体は鯉だったという話なのかなと思っ た。
春水の魚紋ほどけて鯉となる (橋本鶏二) 川の水か何かが、水紋をつくっていてその流れが ほどけて、そこから鯉が出てきたところかなと思い ます。 ”春”という感じではないですが、涼しげでいい なぁと思いました。
春水の魚紋ほどけて鯉となる (橋本鶏二) 春、水面を見ると波紋が広がり、それが消えると 鯉が見えるということを詠っている。私も吉見に来 てこの光景を見ました。
春水の魚紋ほどけて鯉となる (橋本鶏二) 春の陽気な空気の中、河川(湖沼)にひろがる波 をわって鯉が姿を現すのが目にうかぶようだ。
春水の魚紋ほどけて鯉となる (橋本鶏二) 鯉は冬は湖の底でじっとしていたのに、春になり <恋>のシーズンになって、水面で飛び跳ねまくっ てアピールしているんではねぇかと思った。
春水の魚紋ほどけて鯉となる (橋本鶏二) 俳句の担当になって調べたときに真っ先に目にと まった俳句でした。のっこみ(産卵)のシーズンに 水面にたった魚紋の下には鯉がいる風景が目に映り ました。
青く豊かなこの湖(うみ)に獲れし 鰉(ひがい)かな (村山古郷) 5.7.5という型にとらわれずにつくられているの が、おもしろいと感じられた。ヒガイ自体を川の魚 だと思っていたので、海で獲ると書かれているのに もおどろいた。 (編者)ヒガイは淡水魚です。俳句では「うみ」と読 んで「湖」をさすことがあります。ここでは「うみ」は 琵琶湖を指しているのだと思います。
青く豊かなこの湖(うみ)に獲れし 鰉(ひがい)かな (村山古郷) チョウザメ… 湖にいるとはと一目見た時に思ってしまう。
青く豊かなこの湖(うみ)に獲れし 鰉(ひがい)かな (村山古郷) 自分の中では特にその時の状況が想像できるもの としてこれを選んだ。鰉という漢字もどことなくそ の魚を表しているのがよくわかる気がする。実物と 自分が想像しているものとは全く異なるかもしれな いが…
青く豊かなこの湖(うみ)に獲れし 鰉(ひがい)かな (村山古郷) 句の初めに『青』という字があって、句全体がす がすがしい青色に染められた感じがして好きです。
夕餉まだ日のあるうちや桜鯛 (森澄夫) 何をとっても素晴らしい桜鯛。さすが魚の王様だ。
夕餉まだ日のあるうちや桜鯛 (森澄夫) 春が全体ににじみでていてとてもいい感じがした。
かなしみはしんじつ白し夕遍路 (野見山朱鳥) 春というのは穏やかで明るいことばかりでなく、 少し静けさを感じることもあり、そのことを表して いる句だと思う。
乙鳥(つばめ)はや 自転車盗られたる空を (小川双々子) 私も3回自転車を盗まれたので気持ちがわかります。
青柳(あおやぎ)の泥にしだるる 塩干(しほひ)かな (芭蕉) 泥にしだるる青柳が塩干になるのがわかるような気 がする。 (編者)この芭蕉の句、意味がよく分からなかったの ですが、塩干とは潮干狩り、青柳は貝の名前です。