水大歳時記(平成十六年度)春 の 部
春、陽春、芳春
雪風か?暦の上では春なのに?
学生はテスト終えずに春来ない
頼むって俺の恋にも春よ来い
外に出る春の訪れ感じてる
春になり冬との変化を楽しんだ
春なのに寒くてとてもつらいです
春なのに気温が低い今日の朝
雨降りて悲しくちりゆく春の花
春なのに雨が降るたびこころゆううつ
春が来て朝の日ざしも強いかな
今日は春あったかいねー冬よりも (おっちょこちょい)
この春の涼しい気温大好きだ
吉見にも春のおとづれそこかしこ
新学期海の中にも春を見た
春先の跳ねる魚に涌く心
裏海に魚がふえたもう春だ。
春になりそろそろ衣服ころもがえ
しまわれるコートを見て春を感ず
春なのでピンクの服が着たくなる
春が来て私の下服半そでだ
春になり朝から晩まで布団干す
春太り食べすぎちゃった飲みすぎた
春なのにランパブ今日は水着デー (本当です) (編者)でもあんまし行かないようにしましょう。
春になり女ボケの今日このごろ
おじいさん春のようきにぽっくりと
春になる学校開始しんどいな
春なのに再試のあらしねむれない
春なれど私の中は未だ冬
二月
風寒し心も寒し二月かな
二月過ぎ息の白さも倍になる
寒くても短い二月は我慢かな
二月なのもう二月です大変だ
立春
立春だやっと吉見にも春がきた。
春来たがまだまだ寒い今日の朝
春立ちて木の芽も起きる準備する
ぽかぽかと今年は遅れて春が来た
春が来て海の感覚懐かしむ
春が来たξ出会いだ×2合コンだ!!
春になり頭ポカポカどうしよう
春が来た私はいつも眠くなる
春が来て二ヶ月経つともう夏だ
早春、春淡し
ほんのりと早春の風やわらかし (編者)花の散る早春の風の中の少女のイラスト略。
ぼくがいて早春の間にトトがいる (編者)へそのあるトトという名のネコのイラスト略。
魚飛ぶ早春の陽のやわらかさ
仲春、春なかば
春半ばそろそろクーラー稼働時期?
春なかば学問辛く険しい也
四月
踏み出した一歩の喜び「4」の月
春暁(しゅんげう)
布団から出ることできぬ春の朝
春の夜、春夜
春の夜静かに白い月と花
暖か、ぬくし、春暖
強風が冬とは違いあたたかい
あたたかいあたたかすぎてあ〜ねむい
麗か、麗日
春うらら風はどこから吹くんだろー?
春うらら角島沖で釣りしたい。
ハルウララいつになったら春が来る
春うらら(ハルウララ) 私とどっちが先勝つか
桜咲く次は勝ちたいハルウララ
桜さく一度は勝とう春ウララ
恋心こちらも全敗ハルウララ
春深し、春闌(たけなわ)
春爛漫彼女の頬も桜色
春暑し
春がきた!!と思ったらもう初夏?
春なのに気分も気温も真夏かな
行く春、春終る
風強く桜散りゆく春の終り
桜散りわかばが見えて春はゆく
緑葉に春の終わりを感じいる
春を終えはずむ心と波の音
春が過ぎそろそろやばい勉強が
春過ぎてそろそろしよう勉強を
春過ぎて単位をとろうたんとたんと
春過ぎて雨のおとずれもう間近か
春終わりああ気がつけば夏だった
夏近し、夏隣
桜散り海と共に夏を待つ
学校でTシャツ人口増えたので 夏が近いと感じます
日の光夏のおとずれ近きかな
空青くまだかまだかと夏を待つ
夏間近サイフなくして我涙
夏近くいと暑きこと苦しなり
すずしさがなつかしいよとなげいても 日本の夏はもう目の前だ
夏近しそうめんの季節になりました
山青し夏がもうすぐやってくる
夏が来るパンパンするぞことしこそ
あついなつもうすぐくるようみにいく
春の日、春日影
あたたかな春の日ざしにほおゆるむ
春の日のぽかぽかぽかぽか気持ちいい
陽のぬくみ起きたところでまだ眠い。
春日和空を見上げて晴れ模様
春なのか日差しはすでに夏のよう
春の日にじゅぎょうさぼってどこへいく
春の日におおきくちいさくぽっくりと
春の日がすぎゆく今はさびしいな
春光、春色
冬終えて桜舞い散る春の色
春光やさざ波に乗り光散る
最近は湿度上がって春の色 最近、冬の乾燥した空気とちがって、空も明るくはな くじめじめとしたあたたかなかんじ。
おじいちゃん春の光にぽっくりと おじいちゃんが、春の光があまりにもあたたかいので 天国へ行くのかとかんちがいした。
春の空
春の空変わりやすいの春の空
朧月、朧月夜
海風の風情を煽る朧月
菜の花に何を語るか朧月
家路へと向かう夜空は朧月
桜散り寂しく輝く朧月
ひとり酒冷える空気に朧月
朧月切なさつのる一人暮らし
母思い見上げる空におぼろ月
朧月煙草ふかしてたそがれる
暗黒の夜空のかなたに朧月
朧月はぼんやりしていて何かさびしそうです
春風、春の風
春だから風がそよそよ気持ちいい
春の風野山に吹いてざわわざわ
昼下がり陽気に抜ける春の風
春の風ゆっくり吹いてさくら咲く
桃色の桜散らすな春の風
今日の風春何番の風だろう
春風の強風なりて雲消む
春の風かわいいあの子の スカートがめくれて 顔が桜色
春の風だんだんと日々夏の風
春の風吹いたと思えば夏のにおい
東風(こち)
強東風(つよごち)が最後を告げるもう終わる
春一番
春一番冬将軍を追いやって
水大に春一番だよドラえもん
春一番荒れる波にも待つ男あれ
春雨、春の雨
雨の音春のおとずれるノックかな
雨降って春の陽気が過ぎてゆく
春雨が夏の匂いに変えていく
春雷、春雷
春雷が生物たちを 目覚めさせる/ウェイクアップ!
霞(かすみ)
のどかだな窓一面の春霞
むらさきの山の衣が春霞
春の山、春山
春の山桜が咲いてきれいだな
春の山 山の色彩あざやかに
桜さくもののけさわぐ春の山
おにぎりが山の上から転がるよ
空の下新緑芽吹く春の山
青々と新芽出ずりし春の山
春の山春が終わる時見頃かな
山笑う
一浪の友人とともに山笑う
水温(ぬる)む
指の先ちょっぴりつけて水温む
水温み魚が元気釣りに行く
春の海、春の浜、春の渚
夕暮れに波打ち返す春の海
春の海まだ冷たいな釣れないな
雪解(ゆきどけ、ゆきげ)
雪が溶けいろんな命が目覚めだす。
春休み
午前中春休みボケ直らない
春休み過ぎてもすぐに大連休
入学、入学式
桜舞う水大の庭に新入生
桜咲く道に一人の新入生
新入生ういういしくてかわいいなー
新入生若さあふれて茶部入り!!
春服、春装
長そではあついが半そででは寒い
春流れ服の厚さに迷う今日
桜餅
葉桜を食で楽しむ桜餅
桜餅今日の色は珍しい
桜餅桜散る中かみしめる
桜餅食べたらとてもおいしいな
桜餅食べたら満足おいしいな
桜もち安くてうまい桜餅
桜餅ああ桜餅桜餅
桜餅かしわでまいたらかしわもち
晴天やあの娘のほほも桜餅
汐干狩(しほひがり)
潮引けばアサリ目当ての潮干狩
花見、観桜
花見では花をみるより酒を飲む
春の風邪
春なのに夜中寒くてかぜひいた
春過ぎて気温の変化に体調が ついていかずに風邪気味だ
風が吹きふと気付いたら風邪だった
春眠、春睡
ああ眠いヒトコマ目から睡魔来る
ねむたいななんともいえずねむたいな
春風につられうたたねすやすやと
春眠をただ眠いと過ごす日々
蝌蚪(くわと)
水田でおたまじゃくしが踊ってる
蛙(かはづ、かへる)
雨降れど今日も元気に鳴くカエル
雨ふらずそれでも泣きつづける蛙達
春の鳥
おもしろいああおもしろい鳥の声
桜鯛
ヒラヒラと尾びれほのめく桜鯛
花は散り我が目に映る桜鯛
海中に散る花びらか桜鯛
桜鯛浅瀬に来ては釣られるぞ
桜鯛春に食べるとごちそうかな
桜鯛おいしそうだな桜鯛
桜鯛喜び叫ぶ腹の中
桜鯛まだ見ぬ姿に恋をする
(編者)桜鯛の例句を見て 桜鯛全く意味がわかりません
花
ひとときの化粧をほどこす花の道
花びらが水面ただよいうつくしき
花びらとともに旅だて夢希望
花が咲く春の日ざしに虫もくる
桜
冬すぎて桜の開花もう間近
桜咲く僕の心も桜咲け
山一面桜一色春の訪れ
桜さく休みぼけにわをかけた
桜さく山がこっそり恋してる
桜舞うこの時期寮では怒鳴り声
春が来てほのかに香る桜かな
春が来て桜満開きれいだな。
桜咲き春風吹いて桜まう
ふるさくらそよ風つれてどこまでも
夜桜に後髪引かれ立ちつくす
満月と夜桜あれば酒うまい
桜散る出合う女に恋も散る
さくらさくトンネル抜けて恋実る
散るとても今咲き生きる人桜
咲くも良し桜の花は散るも良し
桜咲く季節が過ぎし今もなお 思うは花と去りし貴方
桜山桜も散りて緑山
落花、花吹雪
桜散り山の景色は変わりつつ
桜散る山の景色は緑色
夜の風散っていっちゃう桜坂
桜散る散ったなら何かさびしかな 字足らず字余り
桜散る花ビラポロリうまい酒
桜散るはかない思いによいしける
桜散る舞う花びらに心揺れ
あったかい桜がちって我もちる
さくらちる命みじかきはかなさよ
春も過ぎ散りゆく桜と儚さと
桜散り新しい生活第一歩
桜散る魚のうろこもころもがえ
桜散り緑葉茂って夏が来る
桜散り頭のスイッチ切り替える
桜桃の花、チェリー
深緑の山に埋もるる桜桃
花がちり緑あざやかさくらんぼ
さくらんぼ今日も明日もさくらんぼ
さくらんぼ はやくすてたい さくらんぼ
桜桃の香と共に散り幾星霜
さくらんぼまもりつづけてぽっくりと
躑躅(つつじ)
桜散り次の主役はつつじかな
くもり空さらに美しき赤つつじ
山躑躅紅白色もめでたきか
北の地で貴方は誠をつらぬきて 今は眠りしつつじの咲く頃
藤、藤浪
春風に吹かれてゆらり藤の花
藤の花雨の降る時きたんだなあ
六月に雨が降る音藤の花
藤の花見上げて少しひと休み
夏蜜柑(みかん)
すっぱさがなぜかやみつきなつみかん
桃の花
懐かしや桃源郷美しく
菜の花
菜の花にたかるハチの音命の音
蒲公英(たんぽぽ)
そよ風がタンポポ連れて散歩かな
土筆(つくし)
野原からつくし顔出す元気よく
海雲、水雲(もづく)
もずく酢をわんこそば並すすったぜ
授業
まわりがうるさかった。 (編者)すみません。もっと注意しましょう。
おとひめは玉手箱やる悪女なり
竜宮は天か地獄か決め難し 時こそ宝亡き人恋し
バリオス駆って走るため 授業をふけてさあいこう(by島本)
学生生活
一日中太陽のないさみしい空
今日もまた雨が降るのかわからない
最近は晴れ間が見えぬこの季節
朝起きてぬくもり恋しい季節かな
荒波に耐える岸の日本海
はらはらと白い花びら舞い降りる
月華(げっか)にて月に咲く花 月虹花(げっこうか)
学生が憂鬱になる模試の月 (編者)「鬱」という字、ちゃんと書けるとはすごい!
テスト前ひっしをこいて勉強だ
試験(8時)だよもうすぐ始まるあーイヤだ
まじやばい浸食早い止まんない
自はんきに石を投げたらロドリゲス (編者)オイオイ!
スヌーピームーブとともにつっこんだ (編者)アレアレ!
人間に戻りたいとポメが鳴く
学校じゃ心あらためリスタート!
ひさびさの朝に起きるのはしんどいぞ
かねがないあ〜かねがないかねがない
いい天気そんな今日でも寮飯マズイ
だるすぎる今日もあすもだるすぎる
ワクワクとむねおどらせてクラスがえ(ないよ) −マキティ− (編者)ペンネームの前の禁句と後のネコのイラスト 略
後輩と同じ単位を競い取る
慎之助(しんのすけ)お前はすごい 『サイコーです!!』 巨人のキャッチャー阿部慎之助を指す。
日が上がりTシャツ姿が似合う日々
天気予報最近ちっともあたらない (島)
クオリティー僕はやはりクオンティティー
だるい日にバイトにいってあ〜だるい
二日酔い起きて見たらねしんどいよ
ポケットにいつも持っとけ正露丸
ひよこがね生まれたんだよファンタジー
スピードをだせばだすほど事故のもと。
キンケード乱闘行為は禁ケード
時流れ春風(かぜ)も変わりしこの京(みやこ) されど変わらぬこの町の景色
水大やああ水大や水大や
雨ふって風もつよいぞ下関
風吹くや白波立つや日本海
強風で自転車こぐのも大変だ
強いカゼおやじのカツラとんでいる
つむじ風テントを飛ばし一騒動
風の日と雨のふる日は学校休みたい
吹けよ風次の世代を呼ぶために
雨風よ心の痛みも流してくれ
雷魚釣りいきたい日には暴風雨。
青い海魚も躍るパラダイス
雑紙みて魚釣りたい今日このごろ (編者)「雑紙」とは「雑誌」ですか?
しぶすぎる******はムッツリスケベ (編者)人の悪口はつつしみましょう。
新技を考えたのに反則だ
柔道部マネージャーがんばるよ
背負い投げ一本背負い巴投げ
柔道部岡山遠征楽しみだ
陸上部人数ふえてにぎやかに
エッセイ
節分を迎え、立春となったのにもかかわらず、ま だまだ寒い。春は、まだ遠いのかと感じてしまう。
二月はまだまだ冬、極寒である。 でも星は春より、空気がすんでいてきれいに見え る。
もう春が来た。ついこの間春だった気がしたのに、 1年経つのは早いと思った。
早春 春っていつもいいことがない。というか良くない ことが多い。その季節が冬じゃなくてよかった。と いつも思う。
日がのびて春を感じる季節かな 最近6時くらいでも明るくなってきました。春も あと少しだなぁとかんじる。
波を追う波いそがしき二月かな(久保田万太郎) 風の強い冬の海がおもい浮かぶ。
波を追う波いそがしき二月かな(久保田万太郎) この前、海にいったが波が高くてぬれてしまいと ても寒かった。
波を追う波いそがしき二月かな(久保田万太郎) 波だけでなく月日の流れも早いものです。
波を追う波いそがしき二月かな(久保田万太郎) そんなにいそがしくなかったと思う。
二月 波を追う波いそがしき二月かな(久保田万太郎) 水ひかる二月真鴨は月の鳥 (石原舟月) (感想) 二月の寒い中で、「波」という字があると、冷たい 水の荒波が想像できた。 また、二月に「月の鳥」というのはよくわからな かった。
顔少し小さくなりて寒明くる (青柳志解樹) 寒い冬にちぢこまって顔が少し小さくなったのか なぁ。
寒明けの魚籠に命のきらめけり (佐藤瑛子) 重く暗く、きびしい冬にじっとかくれていた小さ い命がぴちぴちと元気にはねる、その対比が美しい。
「さざ波は立春の譜をひろげたり」(渡辺水巴)と あり、冬の寒く暗い印象とは逆の春の暖かく明るい 様子がうかがえる詩だと思う。
さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴) まだ梅も咲きません。
立春や月の兎は耳立てゝ (星野椿) 節分が終わって春がくるのは早い。まだ月がきれ いに見えるのが嬉しい。
立春となり春が近くなるけど朝方はまだ寒くてふ とんから出るのに時間がかかってます。
もう立春を迎え、春の兆しが現れてくる頃になっ た。日も長くなってきて、なんとなく気分が良い感 じがする。 月の兎も春の訪れを喜んでいるのだろうか。
雪山に春のはじめの滝こだま (大野林火) 雪が溶けて水が流れ出し、滝を落ち、川を下って いく。春に変わっていく山の風景が浮かんでくる。
しら魚やうき世の闇に目をひらき (暁台) しら魚がまっくらの中で目をひらいて、元気に活 動することで、白と黒の合がお互いにひき立ってき れいな感じを受けました。
ハモ (編者)鋭い歯を”Look!!”とのイラスト略。
内容は同じでも文の構成によって印象が変わるの ですごいと思った。 (編者)そうです、それがレトリックです、文学の力 なのだ!
浦島太郎の話がいろいろあるとは知らなかった。
同じ浦島太郎でもこれほど違いがあるとは思わな かった。
浦島太郎の話にこれほどいろんな違いがあるのに は驚いた。とても興味深い話だった。
浦島太郎の話は一つしか知らないけど、たくさん の話があり、それぞれ面白い.亀の背に乗るなんて 本当に童話っぽい
新緑の鮮やかな色山飾る 桜も散り出して若い葉が目立ってきて、山も明る くなる季節になってきたなと思います。
恋人だついに出来たぞいくちゃんさ〜* (↑佐世保風) 春が来て、ついに僕も付き合うようになりました。 彼女のために捧げる詩です。ぜひ、ネットによろし くお願します。 (編者)ハート形が文字化けしているかも。かってに やってください。
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) この俳句の音が好きだ。 こういう俳句を書いてみたい。
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) こんな俳句もありだとは知らなかった。
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) リズムよく読める。春はおだやかな風景が思い浮 かぶから石も小さいものがゆっくり転がっている気 がして、春の山という感じを受ける。
春の山からころころ石ころ、はリズムが楽しくて おもしろいと思った。何気ない事だけど、うきうき とした作者の気持ちが伝わってくると感じた。
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) 春は風が強いから山の石が風によって斜面を下る 様子だと思う。 しかし、春は葉が茂っているので、地面の石にな かなか風が届かず動かない場合が多いような気がす る。
春の山をよんで、 自分が春の山に思い浮かぶ光景は、草木がおいし げっている様子である。なぜこれを書いた人は、春 の山と石ころを結びつけたのかわからない、草木の ない山でも見たのだろうか?なぞである。
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) をよんで、ころころと石ころをかけているところが おもしろいと思った。
春の山からころころ石ころ (種田山頭火) 春の山から石ころがころがっていることしか伝わっ てこない。他に何が言いたいのかわからない。
水温む靴脱ぎ捨てて遊びけり (庄司愉子) 春っぽい
「水温む」で靴脱ぎ捨てて遊びけりが好きです。 子供のころがなつかしくなりました。 雨上がりの水たまりに入っていくような感覚がし ます。
水温む靴脱ぎ捨てて遊びけり、 の俳句の表現するところに、昔、実際に、春になっ て、川へいって釣りなどをして遊んだことを思い出 してなつかしい感じがした。
水温む靴脱ぎ捨てて遊びけり (庄司愉子) 好きな(理由)私も水とか海が好きで、ぽかぽか してて海面がキラキラしてるのを見るといつも飛び 込みたくなるから。この前も吉母で遊びましたっ。
春野面(のづら)見れば虫さえ幼しや (三橋敏雄) 何もかも新しくなった感じがしてよい。
春野面(のづら)見れば虫さえ幼しや (三橋敏雄) 「虫さへ」ということはどういうことなのか。春 になれば、暖かくなって花が咲くし、虫も冬眠から 目覚める。虫が幼虫であることなのか、虫も春が来 て喜ぶさまが幼いということなのかと思った。
春野面(のづら)見れば虫さえ幼しや (三橋敏雄) 春に出てくる虫はまだ生まれたばかりという感じ がして小さな虫でもじっと見込ってしまう。
春野面(のづら)見れば虫さえ幼しや (三橋敏雄) 春が来て、芽吹いた雄大な山々の偉大さに、冬眠 から出てきた虫が、冬より小さく幼くみえる様子が 伺える。
春水の流れはやくて従(つ)きゆけず (山口波津女) なんとなくわかるような気もした。 春はすべてにとって新しく、新鮮だけど、その流 れははやくて、なかにはとりのこされてしまう人も いる。 と私はそうかんじました。
春水の流れはやくて従(つ)きゆけず (山口波津女) これって東北、北海道!? 雪が溶けて、春の川の水となりました。
春水の流れはやくて従(つ)きゆけず (山口波津女) 春の川は、雪がとけた後で水量が増していて、流 れが速くなっていて従いていけない、とかいしゃく したんですが、さいきんは春と感じられるころには 雪も全く見えないので、こう感じることはないです。 春になって水が速くなり、うれしくておいかけた けれどついていけないという、春になったうれしさ がかんじられます。
山笑ふ深夜はひとり我わらふ (河原枇杷男) 昼間、山は太陽の光を存分にあびて、人は夜酒を のんで笑うこととが重なっているような感じがする。 陽気である気がする。
山笑ふ深夜はひとり我わらふ (河原枇杷男) 一人夜の、楽しさと寂しさを感じた句なので、自 分にはひかれるものがあり、気に入った。
山笑ふ深夜はひとり我わらふ (河原枇杷男) 悩みごとがあると笑えないと思う。
山笑ふ深夜はひとり我わらふ (河原枇杷男) 何で「我わらふ」は漢字を使っていないのだろう か? なんかとても気になった。
春の山駱駝のごとくならびけり (室生犀星) ふつうの俳句だと思った。なんかみたまんまを歌っ た率直な歌だと思った
春の山駱駝のごとくならびけり (室生犀星) →春になり、山は青々と茂り、きれいに色づいて いる。それがらくだのコブのように並んでいる。
春の山駱駝のごとくならびけり (室生犀星) ここ吉見でも同じ景色を見ることができるので共 感した。
起きふしに眺(ながむ)る春の野山かな (闌更) 朝日に目を細めながら、ところどころにある桜の 木がきれいだなぁと最近思うようになりました。
起きふしに眺(ながむ)る春の野山かな (闌更) 春の野山は花が咲き乱れ、とてもきれい。 風も心地よいし、目が覚めた時に、春ということ を目で感じられるから、とても共感できる俳句です。 あるいみ春を体全部で感じ喜んでいる感じがします。
「春の野」の「眺る春の野山かな」で吉見の海 を思い出した。毎朝、車で海を見る私とにてるかも と思った。
たぷたぷと溜池かかへ山笑ふ (三橋敏雄) この歌はいかにも春で風景が目にうかぶようだ。 山は笑わないけれど、山笑ふとか表現にたけてい ると思う。
さざなみは神の微笑か水温む (楠本憲吉) そこはかとなく春の流水のあたたかさやおだやか さを感じる。
浮子(うき)立ちて春水の 真っ平(たいら)なる (山口いさを) 春の日に風がなくておだやかに釣りをする様子が うかんでくる。
春の訪れを感じさせられた。心がスッキリするよ うな詩であった。
温暖化?まだ春なのに初夏のよう 今年の春は暑いので、これも温暖化の影響なので しょうか……?
春色や景色の中にその仔猫 春は良い季節です。
春光を砕きては波かがやかに (稲畑汀子) 春という季節の色があるとすれば、それは春の光 を反射してきらめく光であろう。
春光を砕きては波かがやかに (稲畑汀子) 春の海のふんいきをぞんぶんにかもしだしている。
春光を砕きては波かがやかに (稲畑汀子) 海が春の光を反射してとてもきれいな景色がうか んでくる。おだやかなんだけど力強い感じもする。
春光を砕きては波かがやかに (稲畑汀子) 春の朝の太陽の光が波にさらわれて、余計にきれ いになっていく様が感じられる。なんだかまぶしい 感じである。
春光を砕きては波かがやかに (稲畑汀子) 春の光が砕けるように散乱するようにちりばめら れると、海の中では波がきらきらと輝くように光る のが分かる詞である。
春光を砕きては波かがやかに (稲畑汀子) 春のあたたかな光が海に照らされていて波打ち際 では砕けた波がキラキラと輝いていると考える。 裏海でも、同じように太陽の光がキラキラと輝く のでかなり好きな光影だ (編者)「光影」は「光景』?
葉のぬれてゐるいとしさや桜餅(久保田万太郎) この俳句からさくらもちのおいしそうな様子がみ ちみちと伝わってきた。 みずみずしいかんじ、葉ともちの色の対比など目 にうかぶ。
葉のぬれてゐるいとしさや桜餅(久保田万太郎) 桜餅が大好きなのでこれが好きです。 ちょんとのっている華がつやっとぬれて、葉もしっ とりぬれている様子を思い出して、よだれがでてき ました。 あの桜の葉の塩味とあん、モチ、米とのハーモニー がたまりません。
葉のぬれてゐるいとしさや桜餅(久保田万太郎) ここ数年、口にしていないのでたべたいと思わせ るのぉー
葉のぬれてゐるいとしさや桜餅(久保田万太郎) ”葉のぬれている”というのは朝露かそれとも、 雨の日なのか。 4/20の今日の空模様はこの歌を連想させます。 「花曇り」には少し遅いかな…。
葉のぬれてゐるいとしさや桜餅(久保田万太郎) 桜餅がつくられだいぶ経過した様子が葉のぬれた というところから思い浮かべられる。
この人はおなかがすいていて桜餅が食べたかった んだと思う。詩人もあんまりもうからないんだと思っ た。
春光やさゞなみのごと茶畑あり (森田峠) 情景が目のまえにうかぶような句で、とてもすが すがしい気持ちになります。
春光やさゞなみのごと茶畑あり (森田峠) 風景が頭の中にえがかれ、日なたぼっこしたくな る感じがいい。
春光やさゞなみのごと茶畑あり (森田峠) 茶畑を見てさざなみの様だと思うとは何事か。 茶畑はどう見ても芋虫の集団でしょう?! 柳生の茶畑はきれいらしいですよ。 (編者)芋虫みたいな茶畑と目玉と桜餅のイラスト略。
春光やさゞなみのごと茶畑あり (森田峠) なんか和やかな感じのする句だなぁと思った。春 の光、茶畑なんかいいなぁと思った。
島影の重なりあって春の色 (永六輔) 春特有の太陽のひによって島の影が美しく重なり あっている様子がわかる。
島影の重なりあって春の色 (永六輔) きれいな風景が思いうかぶ。春は好きだけど、き らい。
島影の重なりあって春の色 (永六輔) なぜ島が重なりあうとなぜ春の色なのかわからな いが、どこかあたたかい句だ。
島影の重なりあって春の色 (永六輔) 夕暮れ時をすばらしくよく表現している俳句だ。 こりゃ一本取られたな。
島影の重なりあって春の色 (永六輔) 影というのは黒色なのに、それをいかにも七色か のように「春の色」と表現しているところが不思議 だった。 海に太陽が反射しているせいか?
(編者)書き間違えて 鳥影が重なりあって春の色 春になり、鳥達が飛びまわって鳥達の影が重なっ ている様子は春らしくてわかりやすい。 (編者)板書した字が紛らわしくてすみません。
川下に網うつ音やおぼろ月 (太祇) 夜の静けさを感じる。
川下に網うつ音やおぼろ月 (太祇) おぼろ月の下で川で漁をしている風景ですか? 水が好きで、月と水の組み合わせはすごくキレイ だと思う。 そして、このおぼろ月の時期に獲れる魚って…何 だろう?
川下に網うつ音やおぼろ月 (太祇) 川やおぼろ月の様子が頭にうかぶ。かも ゆったりとしてここちいい感じ。
川下に網うつ音やおぼろ月 (太祇) 川下で、何をとっているのかが想像できるのでよ いと思った。また、おぼろ月がOK。
「朧月」は、川下に映る朧月というところが何か さびしげに感じられる。
桜餅今日さざ波の美しく (大木あまり) 桜餅とさざ波はとても合いそうでないのに、この はいくを作った人は、何を考えて、さざ波と桜餅を つなげたのだろうかと思った。
桜餅今日さざ波の美しく (大木あまり) 桜餅と、さざ波は、あまり合わないがなぜかしっ くりくる句であった。
長生きの朧の中の眼玉かな (金子兜太) 全く句の意味が分からなかった。 朧って何?
長生きの朧の中の眼玉かな (金子兜太) なんとなくキレイですき。 (編者)最後の「。」は上に点が3つ付いていてネコ の足跡みたいになってます。
恬淡と女の中に桜餅 (古館曹人) 無欲と女をくっつけて表現しているのが面白いと 思います。 想像をふくらませるといろいろ考えれますから。
桜餅 女の中に桜もちがあるという表現はちょっと女を バカにしてる感じがある。
汝もまた獨りか仔猫月おぼろ (瀬戸内寂聴) おぼろ月と月おぼろとはどう違うのだろうか。 哀愁 漂わす歌だと思った。
どんとうつおぼろの濤(なみ)の遠こだま (長谷川素逝) 「どんとうつ」と「遠こだま」という語句からお ぼろの波がどれだけ大きいかというのが分かる。い い和歌だと思う。 (編者)和歌ではなく、俳句です。
どんとうつおぼろの濤(なみ)の遠こだま (長谷川素逝) 月のイメージが……
(編者)朧月二句あわせて 神秘的な感じただよう中に仔猫という日常的な言 葉が入っているのでまたいい。
(編者)朧月二句あわせて おぼろげな月は孤独さを感じさせ、その孤独さ を子猫とてらしあわせている様子がよい。
(編者)朧月二句あわせて ここ吉見に来てから、おぼろ月というのは見てい ません。 実家ではよく見たのに。 なつかしく感じました。
(編者)桜餅二句あわせて 女と桜という、男にとって華やかで甘ずっぱいも のを感じさせる和歌であると思いました、ともに、 香りがいいですから。
(編者)春光、春色三句あわせて かんそう 春色を桃色として考えたけれど、春の色に波が入 るような情景はきれいだと思う。でも、春色を緑と して考えても一面の茶畑が思い浮かんできれいだと 思う。
今日紹介された句の中に2つあった「さざ波」と いう、語句は、春のイメージとして、ふさわしいも のだと思う。桜餅にしても、春を表現するには十分 すぎる語句で、久しぶりに食べたくなった。
強風にじっとこらえる木々たちよ 昨日の夜から風が強くて木は吹き乱されてても耐 えているんだなと思いました。
海の付近は風が強い。 昨夜も強風警報があり、窓がうるさく笛を鳴らし ていた。”桜鯛”はめでたいイメージがあるけれど、 荒れた海の中でどうしているのか気になる。 スーパーに並ぶ活魚の鯛 うるむ瞳がとても気になる 4/25(日)TVで魚の枯渇問題が取り上げられて いた。 水産業の見直しが求められる。
最近鯛なんて食べてないから食べたくなった。 鯛と開き頭の中でいただきます
浦島太郎は助けた亀を食べたということはないの ですか? (編者)江戸時代にたくさん作られたパロディーの中 にそんなのもあるかもしれません。
藤の花長うして雨ふらんとす (正岡子規) 最近藤の花がきれいにさいているので、きれいな 紫の花が、雨がふっているように長く垂れ下がって いる様子が思い浮かんできました。
藤の花長うして雨ふらんとす (正岡子規) 藤の花は好きです。今年は暖かいので開花が早かっ たですね。小さいころ砂場の上にたくさん咲いてい ました。 こんなマメできますよね! (編者)マメと藤棚と、紙の裏の絵をなぞった少女と犬のイラスト略。
藤の花長うして雨ふらんとす (正岡子規) 藤の花が雨がふるのをずっとまっていて、自分達 人間も濡れてきれいな藤の花を見たいために雨を待 ち望んでいる、という感じが読みとれる。
藤の花長うして雨ふらんとす (正岡子規) 長くしたたれる藤の花のてっぺんから一番下まで 雨しずくがつたっていく様子がうかがえる。藤の花 のほのかな香りと雨とが混じり合い、、淡い恋物語 へと発展していくと、僕は考えてしまう。
(人間) 浦島太郎はつくづくおろかだと思った。 藤 藤の花長うして雨ふらんとす (正岡子規) 情景がうかぶ 感じの俳句だと思った。
よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝) 雅びな感じがして、気に入った。
よこたへて金ほのめくや桜鯛をよんでなんかごうか そうだと思った。
よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝) 美味しい上に見ためも良いとなるととても高いの だろう
よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝) 海の中を自由に動き回っていて、その動きに合わ せてウロコがひかっている。
よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝) 釣り上げて、しばらく横たわっていてもなおその 鮮やかさが残っているような表現
よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝) たいはやっぱりなにかしら特別なイメージがある、 そして春がもっとも多く、新しいことが始まろうと する、時である。その時においしいたいをたべたい なぁと思った。
「桜鯛かなしき目玉くはれけり」(川端茅舎) 桜が(咲く)ある季節の鯛の目玉がくわれけり/ 食べられる そのことをかなしいと思っている鯛、かわいそう で、おもしろい俳句でした。
桜鯛かなしき目玉くはれけり (川端茅舎) 鯛にしてみれば釣られて食べられるのだから悲し いけれど、人の方はおいしい鯛を食べられて幸せな 目になるだろう。
桜鯛かなしき目玉くはれけり (川端茅舎) 桜鯛に限らず、魚を調理する時に「やめてくれ」 とうったえてくるような気がする。
桜鯛かなしき目玉くはれけり (川端茅舎) きれいな魚である鯛の目をかなしいもので例えて いるのが、鯛という魚を通して対にしている所がい いと思う。
瀬戸内の潮(うしお)濃くなる桜鯛(鷹羽狩行) 一度でいいから桜鯛を食べてみたいと思いました。
瀬戸内の潮(うしお)濃くなる桜鯛(鷹羽狩行) 春になって瀬戸内のおだやかな海がよりいっそう 豊かになっていく様子がうがかえる。 鯛茶漬けたべたい。。。
瀬戸内の潮(うしお)濃くなる桜鯛(鷹羽狩行) 桜鯛が出はじめるときが瀬戸内の海の色が濃くな る時期なんだなと思った。
瀬戸内の潮(うしお)濃くなる桜鯛(鷹羽狩行) 春の風の強い日が思い浮かぶ。
瀬戸内の潮(うしお)濃くなる桜鯛(鷹羽狩行) このへん時期にとれる鯛は瀬戸内海の潮が濃くな り荒くなるくらい、獲るのが大変で、そうまでして も獲りたいくらいのおいしい桜鯛がいるという句だ と思う。
洗いたる花烏賊墨をすこし吐き (高浜虚子) 春に釣れる花烏賊を洗っていると墨を吐いたとい う情景をそのまま俳句にしているので、逆にすごい。 よくある光景だけど、俳句にしようとは考えもしな かった。
洗いたる花烏賊墨をすこし吐き (高浜虚子) どんなふうに墨を吐くのかみてみたい。
洗いたる花烏賊墨をすこし吐き (高浜虚子) 烏をとるいかも、人に手にかかれば、何もできず に、あきらめて墨を少しはきいじけているようなか んじがする。「ちぇっ」って感じ。親しみが湧きま す。
洗いたる花烏賊墨をすこし吐き (高浜虚子) 花イカっていうなんだかキレイなかんじと裏腹な スミってのがミソな気がします。 でもイカといえばスミなのです。 乗船すると必ずイカをつりますが、その時初めて イカをさわりまくり、スミの多さに驚いたのを思い 出しました。 最近では、小さなスルメイカの躍り食いをしまし た。スミごとたべたので口のまわりにスミがたくさ んつきましたが、スミとキモのコクと塩味がイカ身 の甘さをひきたてていて美味でした。
風荒れしひと日の宿の桜鯛 (山口いさを) 天気の悪い時近場の宿に決め、入ってみると桜鯛 でもてなされた。天気にはめぐまれなかったが桜鯛 にありつけてよかったと思う。
風荒れしひと日の宿の桜鯛 (山口いさを) 海が今日のように大荒れで、その海でとれた桜鯛 を例えば煮付けにして酒と食べたときの想像がなん とも言えない!それはたぶん作者の中にも同じ部分 があるのではないだろうか。
けむり吐くやふな口なり桜鯛 (藤田湘子) この俳句から本当に鯛の口が想像できる。当然海 の中だからけむりなんか吐くわけではないけれど、 こう思う気持はよくわかった。
桜烏賊つぶてのごとくつれにけり(原石鼎) 桜の季節にイカがたくさんつれるという様子が伝 わってきます。 たくさんのイカが密集して、石のように見えるん だと思います。
つゝじ咲(さき)て片山里の飯白し (蕪村) 山里の緑にピンクや白のつつじが咲いていて、色 合いがとても合っている。
死ぬものは死にゆく躑躅燃えており(臼田亜浪) 春の生命は短いけれど、咲く時は燃えるようにき れいに咲き人の目、虫の目をひきつける。 とてもすごく力強い俳句だと思う。来年もまたき れいに咲くことを約束しているような感じに思える。
桜烏賊つぶてのごとくつれにけり(原石鼎)? 釣ってみたいです。 墨を吐き 喰ってみたいです。 今、藤の花きれいですね。その辺散歩してるとつ いつい目に留ります。 (編者)五色の亀と、けむり吐く鯛と、「ズドーン」と 釣れた烏賊と、墨を吐いた烏賊のイラスト略。
桜鯛 桜鯛かなしき目玉くはれけり (川端茅舎) よこたへて金ほのめくや桜鯛 (阿波野青畝) けむり吐くやふな口なり桜鯛 (藤田湘子) 風荒れしひと日の宿の桜鯛 (山口いさを) 瀬戸内の潮(うしお)濃くなる桜鯛(鷹羽狩行) 後ろの行から前の行へいくほどだんだんと桜鯛が 食卓に出ている様子がうたわれていると思う。 目玉が食べたことがないので食べてみたい。美味 しいのか…。 (編者)僕が勝手に並べたのですが、なかなか。目玉 はうまいです。
桜鯛の感想 ・「くわれけれ」と最初にあり、インパクトがある。 ・「けむりを吐くやふな口なり」とあるが、そうは 思わない。「たこ」ならそういう表現もあると思う。
鯛は鯛でも桜鯛というところに四季の文字を無理 矢理入れているように思えた。
桜鯛について書かれた俳句はあまり明るい色が無 いような感じがしたけど、桜という一文字で色鮮や かな印象を与えると思った。