水大歳時記(平成十五年度)

 冬 の 部

    冬、冬帝、冬将軍

  夏の日の色を忘れて冬の色

  秋過ぎて朝夜寒し冬模様

  ピンとした空気に冬を感じます

  秋もすぎ枯葉が告げる冬の声

  かわいた空気(そら)      木々のアトリエ冬にはえる

  冬の昼日の光に気持ちが澄んでいく

  冬化粧お日様ひかり白銀世界

  荒れはじめる海を見ては冬を感じる (ベン)

  北風と白波舞いちる激しき冬

  磯の冬三種に光る海の葉

  魚つ〜り 冬はな〜かなかつ〜れないの

  冬なのにあたたかすぎる今日このごろ

  冬なかば夏が恋しい季節かな

  風吹いて外に出にくい冬ざかり

  寒い冬何枚きても冬は冬

  冬将軍来たら寒いなはよ帰れ

  冬なんて寒いだけだろなくていい

  冬来ると人が集まり暖(だん)をとる

  冬訪れこたつにみかんほっとする

  あなたとの距離が縮まる冬が好き

  “小さい”と言われて喜ぶ二十歳の冬

  冬の中光って見える俺松尾

  冬嫌い早くタヒチに移住しよ

  さすような冬の寒さで目覚めた朝

  寒い冬朝起きれずにまた遅刻

  ああ冬だフトンが恋しい眠たいな

  冬になり森全体が眠ってる

  思い出す去年の冬の過ごし方

  冬になり目覚めがだんだん悪くなる

  気がつくとトイレに行っているああ冬だ

  冬になり昼夜寒くて風呂恋し

  じわじわと体にしみる冬の風呂

  初ナベの具材になやむ今年の冬

  秋バレーいつのまにか冬バレー

  冬の道握って歩く君の手を

  冬の花咲いている君カワイイよ

  冬寒し心のぬくもりつたわるね

  あなたとの距離が縮まる冬が好き

  待ち人が来ないといっそう凍える冬

    くもり空吉見の冬はこればかり

  吉見の冬自転車前に進まない

  スロットは廃人にするこの冬も

  なぜだろう せつなくなるよ冬景色   気がつけば今年の冬も一人きり

  ふるさとにまた帰りたし冬の午後

  冬になり正月がきて春になる

  冬ってのはネコもイヌも寒いのかな

  冬になり山には薄い雪化粧

  寒い冬雪が積もって山へ行く

  七曲り吉見の冬の七曲り

  寒い冬やっぱりここはスポーツで

  いつも冬もしや私は大殺界?

  冬を超え一皮むけた女性(ひと)になりたい

 

  初冬(はつふゆ、しょとう)

  朝の海冷たさにおう冬はじめ

  初冬や北風吹いて高波に       初冬になり、北からの風で高波になる。

  響灘風吹き荒れる初冬かな

  星見れば初冬の空からこぼれ落ちる

  初冬には水温躍層なくなります

  子供らの吐く息白く初冬かな

  初冬のはく息白く消えてゆく

  冬はじめ白く吐く息雲となる

  人肌が恋しくなるのは初冬かな

  金がない財布もそろそろ初冬かな       鮫が交尾が激しいのは72へぇーへぇーへぇーへぇー       (編者)「72」がよく分かりませんが、今日も「エロ        い」話で刺激してしまったようですね。

  初冬に侘しさ感ず日本海      迎える人なき我の住処

 

       十一月

  十一月になんでこんなに雨が降る

  十一月日ざしが恋しい季節かな

 

     神無月(かんなづき)

  北風がぴゅーと吹いたら神無月

  神無月寒さのあまり目を覚ます

  出雲へと全員集合神無月

 

      立冬

  秋が来ていつの間にやら冬が来た

  もうすでに秋から冬に変わるかな

  秋過ぎてついに寒い冬が来る。

  秋風が肌寒くなり冬来たる

  からからの北風吹きて冬来たり

  寒くなり本格的な冬がきた

  寒いな風が肌にしみ冬到来

  身にしみる風の冷たさ肌で受け      冬の到来今感ずべし

  冬来たり頬赤らめる白い町

  冬が来て冷たい日々に気合い入れ

  波荒れて強風が吹く冬がきた

  冬が来て秋晴れで暑いです

  太陽のありがたさ感じる冬きたし

  赤染めの手を見るたびに立冬かな

  冬になり風が体を冷やす

  冬になり風も冷たく水もまた…

  息をして息が白いな冬が来る

  雪が舞い今年も冬がきたのだな

  冬が来た外は吹雪く家の中

  冬になりいろりの温み身にしみる

  冬が来て衣を一枚みの虫や

  紅葉を見る暇もなく冬が来る

  冬になり木々の紅葉そっと散る

  冬がくるちるちるもみじ もみじちる

  風がふく落ち葉がちって冬がくる

  冬が来て何もすることがなくなる

  冬が来て朝起きるのがああつらい

  冬になり寒さ厳しい寝坊かな

  冬が来てすいみん時間が長くなる。

  冬が来てみかんがおいしい季節です

  秋過ぎて鍋の季節の冬来る

  冬到来鍋の季節ださあやろう

  冬が来て餅の匂いが駆け巡る

  秋終り財布の中まで冬がくる

  冬が来て僕の中にも冬が来た

  冬が来るサンタクロースがやってくる

  冬が来る距離が縮まる二人の愛

  冬来たり寒さに負けず君を待つ

 

    冬ざれ、冬ざるる

  にぎやかな秋も終わり冬ざるる

  冬ざれや風強く吹き白い海

  冬ざれの荒れた海に落ちた我

  冬ざるや夜空を彩るペルセウス

  冬ざれて朝はなかなか起きれない

  ああさむい おきれない朝冬ざれか

  鍋囲み皆あたたまる冬ざるる

  冬ざれて油断大敵火がボーボー

(編者)「冬ざれや石に腰かけ我孤独」(高浜虚子)を受けて   冬ざれのクリスマスでも孤独かな

  オレの恋無惨にも冬ざるる

  くづれくる石に腰かけ冬ざるゝ

  我が心浜辺のごとく冬ざるる

  冬ざれの岩かげにひそむイワナかな

 

    小雪(しょうせつ)

  小雪や外では息が白くなる

  はく息が白くなるころ小雪かな

  小雪も昼を過ぎたら眠くなる

  小雪や早く初雪連れてこい

 

  小春、小六月(ころくがつ)

  冬のころ小春日和が続いてる

  小春日や歩き汗ばむ通学路

  うとうとと きづけばねてる小春かな

  小春風小さい春の風と書く

  久びさの太陽の日ざし小春日和

  小春日の恋を追いかけ1本道

 

   冬暖か、暖冬、冬ぬくし

  暖かい今年の冬はおかしいな

  今冬はあたたかすぎる温暖化?

  電気代暖冬効果で下がりそう

  最近はあったかいので最高です

 

       冬めく

  空見上げ晴れた空にも冬らしさ

  一日一日と冬の足音が聞こえてきます

  冬めく朝なかなか出れないベットから

  冬めきて出難き朝の布団かな

  冬めいて朝起きるのがつらい今

  冬めく空星の数ほど恋心

 

       十二月

  十二月遠いと思えどすぐそこに

  十二月だいぶ寒くなってきました

  12月今年の冬はなぜぬくい

  寒さ来て懐も寒し十二月

  十二月誕生日クリスマス ボブサップ       全部名詞でやってみました。

  12月今年も1年すぎてゆく

 

     冬至(とうじ)

  冬至だが実家は遠しこれ遠路         (編者)うまい!

 

    師走、極月、春待月

  はく息が白くなったら師走かな

  きがつけば あっというまに師走かな

  師走には寒さが来るよかなしいよ

  師走人あれよあれよの忙しさ

  極月の寒さに耐えてビール飲む

  忙しく予定が入る師走かな

  夜の街明るく照らす師走かな

  師走になり過ぎてゆく日々いとはやし

  師走でもやっぱりヒマな月だろう

  師走とは1年を振り返る季節かな

  月日の流れるは速く     気が付けばもう師走       今年も一年何をしていたか

  我の弱さ感じて嘆く師走かな

  極月の末日がオレの誕生日!!

 

     年の暮、歳末

  お歳暮に鮮魚を送る善き息子

  己惚れて世は済みにけり歳の暮

  年末はいつものことだが忙しい

  年末のあわただしさに充ち足りる

  今年こそ年末ジャンボ当てたいぞ

  年末に思い出達とさらばする

 

   行く年、年逝(ゆ)く

  鐘が鳴りゆく年くる年また来年

  行く年にせつなくなりて涙せし

  行く年を見送り正月迎えいる

 

   大晦日(おおみそか)

  廃線の若葉朽ちけり大晦日

  走りすぎ気づけば今日は大晦日

  おおみそか年一番の稼ぎ時

 

    年越(としこし)

  みかん食いこたつに入り年を越す

  年越しに見ていたテレビ曙戦

 

       一月

  一月だすごくおもちがおいしいよ

 

    大寒(だいかん)

  大寒の寒さで体がこおりそう

  大寒に雪降りつもり休講か

  大寒の朝に感じる倦怠感

  大寒の雪に驚く蒲団虫

  大寒だ寒い寒いぞこたつだね

  大寒に寒さに負けず雪合戦

  大寒に暖房器具の無い現実

  大寒に寒が戻りてサイフも寒く

  大寒は本当に寒いと思いますか?

 

  冬の朝、寒暁(かんぎょう)

  肌をさす寒さで目覚める冬の朝(ヘソマガリ)

  冬の朝風が吹いたら少し寒い

  朝がきてさむさがまして朝がくる

  冬の朝月が夜と勘違い

  冬の朝はく息白く目が覚める

  息吸うと吐くのが惜しい冬の朝

  冬の朝白い吐息が身にしみる

  寒すぎて起きれないです冬の朝

  毎朝がまぶたが重い冬の朝

  冬の朝起きたと思っても布団中

  冬の朝布団の中でもう一眠り

  冬の朝まだまだ暗いとニ度寝する

  冬の朝布団が離せず遅刻する

  冬の朝こたつ出れずに昼登校

  まだねむい布団が恋し冬の朝

  布団からなかなか出れない冬の朝

  こたつ出し眠気がとれぬ冬の朝

  寒い朝こたつのなかでまるくなる

  冬の朝なかなかつかないエンジン音

  寒い朝水滴凍る草の上

  ああ寒い冬の朝はさぞきつい

  しんしんと骨身に染みる冬の朝

  夜明け待つ人の心はさむざけと      いきかう人はもともと寒し       (編者)「さむざむ」の間違い?

 

   冬の夜、寒夜(かんや)

  冬の夜の眠り妨(さまた)ぐ      北風の吹く空月のなんとさびしき

  冬の夜に僕らを照らす月あかり

  冬の夜星がたくさん出ています

  冬の夜空を見上げ雪の星

  冬の夜のすみわたる空もの悲(かな)し

  寒い夜海を眺めて溜め息一つ

  冬の夜いつもよりもさみしい

  冬の夜風呂に入る前がつらい

  杯を独りたしなむ冬の夜

  寒い夜ついつい一杯鬼ごろし

  冬の夜やっぱり鍋だねおいしいね

  足冷えてなかなか寝れない冬の夜

  冬の夜寒いと言え心の風

  冬の夜寒い体と心何かで暖め

  寒き夜鰆(さわら)をねらい日の出待つ

  冬の夜に花火まいちる午後十時

  ああ寒い。これにつきる冬の夜。

  寒いけどなぜか気持ちいい冬の夜

 

     冷たし、底冷え

  冷え込んだ朝は決まってホットミルク

 

      寒し、寒さ

  寒々と息の音と風の音 (ともぞう心の俳句)

  なんとなく月日が流れ寒くなる

  寒い日の海から湯気がでているな

  寒くなり正月間近で海静か

  寒くなり温度が下がる下関

  雪降らず でもばり寒い吉見かな

  夜の町なにもないから寒いだけ

  寒いよねホントに寒いね冬だよね

  寒いよね実家はもっと寒いかな

  寒ざむと冬の寒さが身にしみる

  あーさむい体も心もあーさむい

  寒くなり森林たちも衣装がえ

  寒くなり森もタンスも衣がえ

  寒くなり秋の夜長が長くなる

  冬が来て雪が降るとなお寒い

  寒すぎる雪がふったよ寒すぎる

  寒すぎて勉強する気がおこりません

  寒くなりそろそろ変えよう冬パジャマ

  暖かく半袖買えば又寒く

  波高く寒さがきびし通学路

  バイクにて負けずに走る寒さにも

  寒くなりこたつが恋し今日の日

  寒すぎて思わずコタツを買いました。

  寒くなりこたつからもうでられない

  寒くなりコタツにミカンが恋しいな

  寒くなりコタツとみかん必需品

  寒い日はこたつにみかん友となる

  外寒いこたつでみかん食べようよ

  朝起きて外が寒そうまた寝よう

  寒くなり朝日はだんだん遅くなる

  寒くなりなかなか朝は起きれない

  朝おきて寒くてふとんにUターン

  寒いなあ布団の中がこいしいな

  寒くなり朝が辛いよあと五分

  刺すような寒さとともに目覚めた

  寒さにて震えて起きる丑(うし)の刻

  朝おきて やるきなくすよさむすぎて

  朝おきて寒くて眠る寝坊する

  寒くなり朝起きるのがつらくなり      今年もとうとうあと少し

  暖かくなったと思えばまた寒し

  もういやだ さむくなるのはもういやだ

  寒すぎる一限目またさぼっちゃお。

  寒くなり家を出る日も少なくなり

  さむすぎて家からでれず家の中

  外寒しこんな天気じゃひきこもり

  肌寒く風呂に入る勇気なし

  ひえすぎだ急な寒さああきつい

  寒い日はこたつで鍋物あったかい

  寒いなぁあったまりたいそんな時      カフェオレだったらホッとするかも

  橋立です寒いですハッシーです (橋立)

  レポートを寝ずに書いたら風邪を引き      やっぱり寒い吉見の冬

  おしゃれより寒さ対策万全に☆        (編者)文末の星マークは文字化けしているかも。

  寒さで水道管破れつした

  お財布のふところまでもさむくなる       飲み会や色々と続き出費が多くなって寒い日々で       す(涙)

  冬は寒い財布の中はもっと寒い

  冬の寒さそれにも負けずサッカーする

  寒い日はゴロ寝もいいがサッカーよ

  明日は晴れたらいいな寒いから

  こんにちわ冬の寒さに挨拶だ

 

凍(こほ)る、氷る、凍(い)つ

  俺の風凍てつく寒さちげーよな

 

      寒波

  寒波が来、学校休講祈る日々

 

     冬深し、真冬

  冬深し科学の進歩ありがたや

 

     春待つ、待春

  春まではあと4ヵ月長すぎる

  冬が過ぎ僕にも早く春よ来い

  嵐吹く寒さにたえて早く春来い

  雪とけた次の季節だ春よ来い

  大寒の寒さを耐えて春を待つ

  寒さ厳しくポカポカの春待ち遠しい

  春よ来いみんながお前待っている

 

   春近し、春隣(どなり)

  だんだんと春の気配を感じるよ

  春近く雪もとけだすもうちょっと

  雪とけて光輝き春近し

  寒い冬耐える春はもうすぐだ

  寒い冬まだ見えぬ春はすぐそこだ

  今日もまた春が一日近づいた

  やさしさが心にしみる春近し

 

     冬尽く、冬終る

  冬明けかな微かに感じる春の日ざしに

 

       節分

  節分に豆をまいてどうするの?

  豆まきが大好きですけど何か

  おべんとう豆があった節分だ

  節分で鬼を祓いて福をよぶ

  節分で大豆をまいて福は内

  節分で鬼に豆まく子供の声

  節分に豆を投げられ逃げる人

  節分で真夜中いきなり顔に豆

  節分だ豆をまこうよ先輩に

  寒いのに節分鬼さんかわいそう

  節分にマメ食いすぎはらこわす

  節分の豆の掃除はめんどいな

  太巻きを東北東に向けました      お腹いっぱいに食べました。         (編者)節分に太巻きを食べる習慣があるとは知         りませんでした。

  節分だ ということはもう春だ         (編者)ニコニコマーク略。

  節分がいつのまにやらすぎていた

  節分よ鬼になるかな勉強の

 

 冬の日、冬日向(ふゆひなた)

  冬の日に雨ばっかりでやな感じ

  冬の日のあったかうまい肉まん

  冬の日はこたつに入りしみじみと

  冬の日の寒さに負けずバタンキュー

 

  冬晴、冬日和(ふゆびより)

  冬晴れの雲一つない青い空

  冬の晴れ ひなたぽかぽかきもちいい

  冬晴れの空の青さを飛ぶ小鳥

  甲羅干す亀のほそ目や冬うらら

 

冬の空、寒空(かんぞら、さむぞら)

  冬の空澄んだ空気が身にしみる

  冬の空おてんと様が舞い降りそう

  冬の空青く澄んでて美しい

  冬空にしみいるような空の青

  冬空の雲が晴れたら暖かい

  風吹かば身が凍るような冬の空

  冬の空風がまただく冬けしき

  寒空の気配散らす一光

  寒空を白い鳥と雪が舞う

  冬の空雪の上に寝る白き天使

  冬の空早い夕闇に月のランプ

  寒空の月のわっかがより寒く

  冬空にキラリと光るお星さま

  冬の空星がきれいで心澄む

  君の名を呼んでも凍える冬の空

  朝方はかなり冷えこむ冬の空

  お日様が遠くに思える冬の空

  冬の空葉っぱが一枚さみしいな

  冬の空独り者にはちとつらい

  透明な冬の夜空は美しい

  冬空を友と眺めて星数え      願いがいっぱい叶うといいな       (編者)バックのたくさんのお星様略。

  寒空の下で見上げる星空を      肴に一杯いかがでしょうか

  寒い空はしゃぐ人々うるさいな

  冬の空雪が降りすぎ寒すぎ

  冬の空ふぶきまいちるテストちる

  肩はずれ寒空の下うずくまる

 

     冬の月、寒月

  月いでし 水平線の電灯なり

 

   凩(こがらし)、木枯

  木枯しに葉音奏でて落葉まう

  木枯らしと静けさが舞う吉見町

  木枯しも嘆く冷たさ夜の道

  木枯らしが雨を雪に変えました

  木枯らしにまたいで歩くよ七転び

  木枯しに手をすり合わし足もする

 

   北風(きたかぜ、きた)

  冬風や竜崎の海静かなり

  鳴り響く北風小僧の寒太郎

  北風がふきあれて冬ざるる

  北風に身を凍えさす登下校

  風吹きて肌を刺すよに通り過ぎる

  日曜日こごえる風で外出れず

  冬の風いそいでいそいでコタツへと

  明日には冷たい風よふかないで

  心にも北風ピューピュー吹いている

  心まで冷たくしみる北風か

  夕暮れに冬風恋しい温泉宿

  寒風の中を走り抜く吉母ラン

  北風がいつも邪魔する吉母港

  寒い風が吹き身も凍るが      動物たちはまだ元気。

  寒い風早く来い来い春よこい

 

     冬の雨、寒の雨

  寒い雨降るたび心も寒くなる

 

       初霜

  冬ざれのかたい地面は初霜かな。

 

      霜、霜の花

  早朝は霜で地面が冷たい

  霜降りて小春日和を恋ふワッパ

 

      初雪、新雪

  今日の夢 初雪の夢場面は地元

  初雪の白き輝き白うさぎ

  初雪の心のなかをあたためる

  初雪に心も体もぽっかぽか

  初雪にテンション下がるこ〜の頃

  初雪で路面凍結皆転ぶ

 

   雪、六花(むつのはな)

  雪の降る寒い季節を心待ち

  温暖化いつ見れるのか雪景色

  冬の夜白い吐息雪になる

  寒い夜白い粉雪舞い降りる

  暗い空たくさんの雪で白くなる

  白き粉天より落ちて我がもとへ

  白き天使白い雪に乗りまい降りる

  冬景色地面一面雪模様

  窓を開けうす目にまぶし銀世界

  白銀で浴びる日射しはやわらかい

  雪が降り寒さも遠のくこの季節      明日のためにきれいな花が

  珍しき雪景色かな超さみしい

  明日の朝積雪の夢抱き今日も寝る

  朝起きて窓あけてみる雪が降る

  朝起きて窓を開けると銀世界

  窓見ると外の世界は銀の色

  雪降る日窓から眺める西の空

  カーテンを開けたら外は雪だった

  つらいけど外は雪風さぁ起きて

  紅葉か枯れた葉の色雪降る山

  寒空に雪がまいちる冬の音(ね)に      あついこどうが我が胸音(むなおと)に

  冬道を歩いていると、雪が降り      キラキラ光って舞ってきた       (編者)降雪のなかの雪達磨のイラスト略

  海面にほこりのように落ちる雪       (編者)「雪」を囲む「*」模様略

  ひらひらと山に降る粉雪化粧

  雪が降り吉見竜王山に雪化粧

  冬空に落ちて輝く雪化粧

  雪化粧ほのかにまとう桜島

  銀色の世界にたたずむ雪景色

  窓を開け一面広がる銀世界

  雪景色露天風呂に入りたい

  初冬に山の頭に雪つもる。

  しんしんと積もる雪は白く儚い

  冬景色あたりに雪がちらほらと

  雪が舞い静かな一時降りてくる

  ちらほらと今日も雪降りまた寒い

  雪降って美しくなる雪化粧

  闇の中小雪のつぶが淡く光る

  雪白くうす闇の中あやしく光る

  小雪とまじりてなげく小鹿かな

  息寒しとりとめもなく降る雪に      木のせせらぎがかなしくきこえる

  雪が降り寒い寒いと手をこする

  粉雪が舞い散る吉見の寒空や

  雪が降りそのうちつもり歩けない

  雪の中自転車こいで手まっか

  雪の日に車で通う慣れた道         (編者)危ないです、やめましょう!

  雪と風学校行く気反比例

  雪降れば寂しい心ますばかり

  雪が舞う我が身にしみる寒さかな

  雪降りて友の旅立ちいとさみし

  降り出した見慣れぬ雪に君思ふ

  粉雪がせつない恋にきづつく心

  雪舞って躍る心に寒さなし

  雪降ると気持ちがなぜだか軽くなる

  雪がふり体(たい)の寒さをいぶかしむ       最近寒いと体の調子が悪くなるから

  山口は雪が少ないややさみし

  沖縄に雪が降る日は訪れず

  雪が降り心がはずむまだ子供

  雪がふり私のほほを濡らす季節(とき)

  悲しくて心の中に雪積もる   雪つもれそして学校休みにな〜れ

  雪がふる帰りがとても大変だ

  雪降ると電車動かない下関

  雪積もり交通機関は動かない

  雪積もり次の日朝は事故多発

  雪ふって冬のおそろしさ理解する

  雪ふって動きがとれぬ家の中

  雪の中どうして学校行くのだろう

  雪が降りいやだもうすぐテストだな

  テスト前身も心も雪景色

  立春を迎えたこの日に雪がふる

  雪が降りテスト期間だ頑張るぞ

  雪積もりいつもとちがう通学路

  雪の中歩いているとあたたまる。

  念願の大雪休講大喜び

  雪ふっておしるこ食いたい気分かな

  深々と雪が降りこたつかな

  雪が降るこたつが恋人今の僕

  雪春が近いな君を待つ

  ピカッーと輝いている雪と俺

  細雪(ささめゆき)春になれば花吹雪

  曇り空雪ちらつきて冬おわる

 

      吹雪、雪煙

  吹雪で前も後ろも白一色       (夢の中にいるみたいな感じ)

  吹きあれる風にのって雪狂う

  ふぶいてる雪風とともにふぶいてる

  雪降るが吹雪になりて泪流るる

 

   冬の山、冬嶺(ふゆね)

  雪が降り色づく山々白化粧

  朝起きて山を見たら雪化粧

  青空に白く浮かぶ冬の山

  枯山に今日は雪がつもってます。

  冬の山雪が積もってきれいだな

  あしあとがゆきやまひとつポツンとね

  いつまでもながめていたい雪の山

  冬の山澄んだ空気引きしまる

  冬の山白色コートはおってる

  雪つもり冬山白くアイスかな

  雪の山食べたくないのにかきごおり

  こころごと山のしろさに奪われた

  白雪が降ればかなふかしら雪の姫

  枯山に冷たく白い雪化粧

  冬の山見ているだけでああ寒い

  冬の山寒くて息が白いよね

  冬山に裸体で飛び込む季節だな

  冬山にさびしく響く鐘の音

  雪降ると気分が上がってまた下がる

  雪つもり寒さがきびしい今日の日

  冬の山夏の山より寒そうだ

  冬の山夏になったら夏の山

  冬山から腹減った猿が下りてきた

  雪積もるスキーにスノボー冬の山

  雪山で遭難したんだそうなんだ!!

  冬の山そうなんしても雪喰うな

  冬の山地黒(じぐろ)隠して雪化粧       ↑友人の評価        「まぁ、俳句教室に通い始めた人ってカンジ?」       (編者)俳句を指す矢印は文字化けしているかも。

  冬の山山口県にもつもってほしい

  西日本雪がつもるのは山の上

 

       山眠る

  山眠る冬をこえれば山起きる

 

     冬の水、冬の泉

  秋の水冷たくなりて冬の水

  冬の水つめたくなって身にしみる       冬の水に手をつけてみたら予想以上につめたく身にし       みた。

  冬の水その冷たさが身にしみる

  冷たくて顔も洗えぬ冬の水

  冬の水お湯ができるまで長すぎる

  冬の水台所には皿の山

  冬の水食器洗いに向いてない

  冬の水ミネラルたくさん含んでそう

  冬の水落ちたら寒くて死にそうだ

  冬の水凍って滑ると楽しいな

  冬の水まだ目覚めずに時を待つ

  冬の水指の先では氷の化身(けしん)

  冬の水湖面に我写し悲しきかな

  冬の水寒さに負けず鶴踊る

  冬の水カニも隠れる透明さ

  あおられて壁に泡立つ冬の水

 

       冬の川

  冬の川凍ればできるスケートが

 

   冬の海、冬の浜、冬の渚

  冬の海夏より色がみどり色

  夏過ぎし冬の浜にはカモメ鳥

  波しぶき岩にあたりて白くする

  晴れてても少しさびしい冬の海

  冬の海風がただよう海のしけ

  日本海時化た水面鳥が飛ぶ

  冬の海波しぶき散る七曲がり

  冬の海風波(かぜなみ)強く白いかな

  冬の海白波たちてあれもよう

  冬の浜波にもまれて荒れている

  冬の海白波うなる荒れすぎだ

  晴天に黒々と光る冬の海

  何かいる暗くて冷たい冬の海

  かぜさむいきおんもひくい冬の海

  冬の浜静かな生がふゆる時

  冬の海天気によって姿違う

  冬の海はいれそうだけど入れない

  冬の海波が高くて死にそうだ

  冬の海波が高くて釣りやめた

  冬の海溺れたら一気に凍死かな?

  荒波にすることのない冬の海

  冬の海きつい自転車七曲り

  冬の海男が一人漁に出る

  冬の海寒さに負けずダイビング       冬はナマコが獲れます。

  泳ぐかな冬の海を眺めた温水プール

  冬の海僕の心荒れ狂う

  冬の海我の心のごとく荒れている

  冬の海荒波越えずに恋やぶれ

  冬の海冬には冬の魚いる

 

冬の波、冬浪、冬濤(ふゆなみ)

  海岸は冷たい風と白い波

  冬の波鉄のように重たそう

  白波が風にのって空に舞う         (冬の力強さを書いてみました)

  冬の波荒れる潮波危なかや

  荒れる波夕日が沈む日本海

 

   年忘(年忘れ)、忘年会

  としわすれ のんでのまれて きりきりまい

 

       冬休み

  もうすぐで冬休みだなうれしいね

  もう少し 楽しみいっぱい冬休み

  冬休み「小田かずまさ」が恋しいよ

  冬休み短期バイトで忙しい

  冬休みバイトばかりで休みなし

  冬休み出費と収入はげしいな

  いやされる実家で過ごす冬休み

  冬休みやることないし      あんまりたのしくない

  冬休み終わってみれば矢のごとし

  冬休みあっという間に過ぎてった

  冬休みずっと続けばいいのになぁ〜

  冬休みああ冬休み冬休み

 

      寒中水泳

  寒い日に裏海潜れ若者よ

 

     蒲団(ふとん)

  この季節布団が重く出たくない

  朝起きてなかなか出れぬ ふとんから

  でたくないふとんの外寒すぎる

  遅刻だ寒さに負けてふとんの中

  朝起きて布団出れずに夜になる

 

     毛布、ケット

  朝晩はとっても寒いね毛布いる

  もうすでに毛布じゃかぜひく季節です

 

     重ね着、厚着

  さむくなり着るものましてかねかける

 

      手袋

  てぶくろをぬいで銭出すおかいもの         「寒さの余り、買い物に行くのも辛いです!」

 

      餅(もち)

  餅食べて冬の味覚をかみしめる

 

    熱燗(あつかん)

  冬の夜あつかん飲んであったまる

 

    焼藷(いも)、焼芋

  この季節サツマイモで石焼イモ

 

    寄鍋(よせなべ)

  寒い冬鍋が美味しい季節かな

  鳥鍋のおいしい季節になりました

  なべかこみ湯気たちこめる4畳半

  冬が来てみんなで鍋を囲みます

  冬の鍋心もしみる家族愛

  熱いのに心は寒い独りなべ

  友達と皆でなべであったまる

 

     新海苔、寒海苔

  寒海苔はとても体に良いかもね

 

    冬籠(ふゆごもり)

  外寒いコタツの中に冬籠り

  寒すぎて蒲団の中に冬籠り

  朝起きて外を見るや冬籠り

  冬だから外にまったく出れないよ

 

  暖房、スチーム、ヒーター

  暖房が無い生活は厳しいな

  暖ぼうをつけっぱなしの冬生活      外に出ると道が凍結

 

     炬燵(こたつ)

  秋すぎてこたつがほしい季節かな

  寒くなる今年もこたつなしでいく?

  寒くなりついにこたつを出しました

  こたつきてやっと我が家もあたたかく

  コタツとは冬のヒーローアイドルだ

  雪が舞いこたつが恋しく家帰る

  こたつ出しそろそろミカン買おうかな

  こたつにて みんなでわいわいキムチ鍋

  一人きり炬燵に坐る静けさよ

  さむくなりこたつにあしがたべられる

  こたつむり寒いと出現かわいいな

  冬期(とうき)にはこたつの中がくさくなる

  寒い夜こたつに入り丸くなる

  寒い冬こたつの中で眠りたい

  寒い冬コタツでのんびりしたい・・

  こたつから出られぬ今年の冬の夜

  こたつから出ようとすれば心がとめる

  早い夜こたつの中で書読みふける

  こたつより温もり感じる彼女かな

  春一番吹くのを待ちてこたつの中

 

     網代(あじろ)

  真夜中に網代に近づく狐かな

 

   雪見、雪見舟、雪見酒

  つまみなく夜の窓辺で雪見酒

 

     雪遊び、雪合戦

  久しぶりに雪合戦がやりたいな。

  あてられて ちょっとうれしい ゆきがっせん

    大寒波竜王山で雪合戦

    雪達磨(だるま)

  部活中みんなで作った雪だるま

  ゆきだるま 一つ一つが玉となる

  解けてゆく二人でつくった雪だるま

 

    スキー、ゲレンデ

  スキー場暖冬のせいで雪降らず

  初スキー雪にまみれて胸弾む

 

      風邪、感冒

  昼と夜暖寒の差が風邪のもと

  風呂あがり湯冷めをしてしまい風邪をひく

  カゼひいた今日のところはバタンキュー

  風邪ひいて頭が割れそうバタンQ〜

  寒いせい近頃ガンガンかぜぎみだ

  夜更かしで風邪を引いたよ熱がある

  風邪ひいてテストがあってつらすぎる

  冬の敵インフルエンザ鷄にまで

  この時期に一番恐いインフルエンザ

 

  息白し、白息(しらいき)

  あかつきにはく息白く風流かな (小林)

  帰り道息が白くなってきた。

  白い息高い空に消えてゆく

  白い息近くに入るとあったかい

  吉見の冬寒くて息が白くなる

  白いねと言ったあなたの息白し       ☆この俳句好きです☆       (編者)と言うことは、この句は引用でしょうか?       添書き前後の白星印は文字化けしているかも。

 

     皹(あかぎれ)

  赤切れの手を突きさす水仕事

 

    霜焼(しもやけ)

  しもやけがきょうもかゆくてしかたない

  しもやけの原因は夜釣りです。

 

    日向(ひなた)ぼこ

  冬深く太陽の下で日向ぼこ

  窓際で夢見夢見つ日向ぼこ

  日向ぼこ気付けばおっと一時間

  春晴れの日向にたむろし いとすずし

 

追儺(ついな)、なやらひ、鬼やらひ

  うすら雪三寒四温と鬼やろう

 

    豆撒(まめまき)

  豆まきがしたくてたまらない

  家中に一年の福を呼び豆まきや

  鬼は外福はよいよい福は内

  豆をまき今年の不幸を外に出す

  豆まきに参加できずに豆を食う

  豆まきは後片付けが大変だ

  豆まきだ将軍様(キムジョンイル)よ      かかってこい

 

      除夜の鐘

  うちよった除夜の鐘の九発目

  百八(ひゃくやっつ)終わりを告げる除夜の鐘

 

      クリスマス

  クリスマス色づく山も雪化粧

  クリスマス今年は雪は降るのかな?

  クリスマス雪が降ったらいいのにな

  クリスマス街に集まる人の群

  クリスマスツリーの飾り楽しみだ*      サンタにお願い何しよう?       (編者)トナカイとツリーとブーツのイラスト略。        ハートマークは文字化けしているかもしれません。

  朝起きて靴下の中プレゼント

  クリスマス さんたくろうす クリスマス

  クリスマス イルミネーション夢の世界

  クリスマス今年の冬はホットティー

  急がなきゃ恋人作りクリスマス

  クリスマスやっぱりその日もバイトかな         (編者)苦しい顔の絵文字略。

  友達とバイトづくしのクリスマス

  クリスマス今年も一人イブの夜

  クリスマスやっぱり今年も男だけ

  クリスマス バレンタインにえんがない

  クリスマスひとりものには不必要

  クリスマス性なる夜に大変身

  仏教徒なぜやっていいクリスマス

  クリスマス終わればすぐにお正月

 

       冬眠

  雪つもり畑の中で冬眠中

 

   狸(たぬき)、むじな

  子だぬきが落ち葉集めてもうふかな

 

    鯨、勇魚(いさな)

  鯨吹く潮にかかる虹の橋

  鯨漁南氷洋に氷はる

  オラの夢鯨の背中乗ることだべ

  白鯨に乗りたいと思う今日このごろ

  白鯨に心奪われる俺松尾

  鯨をね釣るのはとてもむずかしいよ

  捕鯨して漁獲量増えるかな

  大物を探し求めて海外へ

 

  水鳥、浮寝鳥(うきねどり)

  水面に飛び映えるのは浮寝鳥

  肌寒き夕陽に映ゆる浮寝鳥

  水鳥が寒空の下で泳いでる

  水鳥の群れのなかにヒナありき

  水鳥に魚取られて泣く子供かな

  水鳥や帰る所はあるのかな

  波に浮き水がかかりし浮寝鳥

  風の流れに身を乗せて      水面をすべる愛しき水鳥

  水鳥に思いを詠みし沖の船

  今日もまたあの娘を思う浮寝鳥

 

      鴨(かも)

  にぎやかに湖行列鴨浮かぶ

  鴨並び家族仲良く毛づくろい

  鴨の群親子の仲のむつまじさ

  鴨見れば鴨鍋食べたい今日このごろ

 

       千鳥

  舵を取る霞に千鳥帆を使え

 

    都鳥、ゆりかもめ

  三匹のゆりかもめたちどこへ行く

 

   鶴、凍鶴(いてづる)

  湖の淵に立つるは鶴一羽

  氷はり羽根を休める鶴一羽

 

雷魚(はたはた)、鰰、かみなりうを

  鰰と食らう男と鬼ごろし

  鰰の色透きとおる小金持

  鰰は見た目悪いが味おいしい

 

      鰤(ぶり)

  貰いたるぶりの頭の旨味かな

 

      マナガツオ

  今年こそマナガツオが大漁だ

 

     鮃(ひらめ)

(編者)「鮃喰ふうらがへしても鮃かな」(星野  麥丘人)を受けて   鮃かなうらがえしたらカレイかな

  鮃釣り喜びつかのまカレイかな

  この寒さこたつで待ちぶせ鮃かな

 

    河豚(ふぐ)、ふく

  フグ刺しにヒレ酒のんでいい気分

  下関ああ下関ふぐ上手い         (編者)「旨い」と書きましょう。

 

    鮟鱇(あんこう)

  恐々にあんこうさばく廚(くりや)かな

  鮟鱇を鍋にてつつくは冬の宴       寒いなかあんこう鍋を食べてみたいと思った。

 

    柳葉魚(ししゃも)

  柳葉魚はね海をプカプカス〜イスイ

  ストローに刺さった柳葉魚取って焼く       (編者)ストローに刺さった柳葉魚のイラスト略。

 

    寒鯉(かんごひ)

  寒鯉の白き水面輪を描く

 

     海鼠(なまこ)

  水そうの泥吐き泳ぐナマコかな

 

     牡蠣(かき)

  昨晩に広島カキを食べました

  カキ(貝の方)食えば腹がなるなるグーグーグー

 

     蜜柑(みかん)

  スーパーでみかんを買ったが青かった              (読書好きの双子)

  喰いたいが高くて買えないコタツミカン

  ヒマなのでコタツに入りみかん食う

  こたつ出しみかんを食べてこれ定番

  こたつに入りみかんを食べてああ定番

  みかん食べこたつに入り次の朝

 

    紅葉散る、散紅葉

  気がつけば紅葉始まりもう終り

 

    木の葉、木の葉雨

  寒い風吹いて木の葉が舞う季節

 

       枯葉

  枯葉舞い紅葉最後の晴れ舞台

  枯葉舞い焚火の季節竜王山

  枯葉散り次に舞うは雪化粧

 

  落葉(おちば、らくえふ)

  吹く風が肌に凍みるよ落ち葉舞う

  落ち葉まう風もふいてき冬が来る

  落ち葉舞い行き交う人の白い息

 

   枯木、裸木(はだかぎ)

  山を見て裸の木々が寒そうだ

 

    柊(ひひらぎ)の花

  冬風に静かに揺れる柊の花

 

       授業

  寒い朝今日も授業サボりかな

  来年は一番前で点とり屋

  眠れない次の日授業でバタンキュー

  徹夜明け眠気全開昼講義!!

  昼後の午後の授業寝たくなる

  睡眠薬誰かにもられた昼十二時

  徹夜明け眠い眠い一時間

  てつ夜して授業にでたら超眠い

  眠いなら眠ってしまえホトトギス

  暖房がきいた部屋はやたら眠い

  休み明け再試ラッシュで大あわて

  ゆううつだ再試、本試に小テスト

  寝坊して出席とれず再履修

  再履修結局うけずに再々履修

  テスト日が近づいてくる今日このごろ

  近づくとため息がでるテスト期間

  もうすぐでテストがはじまるけどなにか

  再試犬困った試験困ったな

  期末試験厳しいシーズンついに来た。

  またしても単位取得の日々きたる

  後期試験睡眠不足一夜漬け

  暑すぎて頭クラクラ冷暖房

  眠い時寝るのが一番どんな時でも

  もう少し勉強せんといかんかな〜?

  早いです2年の後期早いです。

 

 

      学生生活

  雨多し洗たくものが乾かない

  紅茶花伝英語ではロイヤルミルクティー

  お〜いお茶やっぱりお茶はこれだよな

  困ったな布団のカビとうちの犬

  山入りて菜場通づる神の道         (編者)「菜場」とは斎場のこと?

  先輩の安全祈願ゴーヘイサー

  波の音段々強く七曲り

  引かれそう自転車で行く七曲り

  交差点急なエンスト恥さらし

  米人(アメリカ人)赤子も乞食も英語話す

。   若くして爽快な本を書く綿矢りさ

  愛しても愛されてない片思い (ピーナッツ)

  独りいてかわらぬけしき ながめたり

  くしゃみをしてもひとり

  夕暮れの終わりとともに我思う      今日の終わりと明日への希望

 

  下関ああ下関海きれい

  くちびるが乾燥してくるこの季節

  この季節なにかと多い雨くもり

  雨が降り今日も気分は上がらない

  曇りがち空は好きだが気が重い

  道に舞う赤と茶色の花びらよ

  日に日にと景色はさみしくなりにけり

  だんだんと汚くなっちゃう俺の部屋

  朝きつい夢見心地いい気分

  朝ほした洗たく物だが雨にぬれる

  雨ばかりあふれでている洗たく物

  防寒具顔にもヒゲの防寒具

  酒を飲み気分わるいと朝なげく

  乗船で8回吐いた今日この頃       (編者)乗船実習で韓国へ行くのも大変ですね。

  韓国で道に迷って怒られた

  韓国でキムチを買いすぎ部屋臭い

  うれしいなもうすぐ楽しい給料日

  みんなから祝ってもらえて幸せだ

  誕生日いつものことだがさびしいな

  本を読みやる気が胸に湧いてくる

  新しいゲームにはまって又徹夜

  パパンギ、タ ルイスエンリケ ウィルトール       (編者)字がよく読み取れません。

  気持楽車の登校金かかる

  寒いのに冷汗だらけの車校生       H.P.見ました!おもしろい俳句を発見!       (編者)作ったのは君たちです。

  北国が骨身にしみる淋しいなあ

  政界の運命決める情報戦

  前海をずっと見てたら迷い消え      将来の夢かすかに見えた

  起きている時、夢を見ている時、常に想う      沈魚落雁平月集華

  友達が自殺願望抱いてる…       (編者)友達に伝えて下さい。落ち着いて考えましょ       う。世の中そう捨てたものでもないと思います。

 

  四年でね卒業するのが僕の夢

  気がつけば電話が脇役携帯電話

  ぽかぽかと きもちよさげに はらのうえ

  夜の闇風の音だけがうなってる

  途中で部活やめゆくヘタレども

  先輩が引退していく     思い出すのは楽しいことだけ       いっぱいいっぱい

  ストII(ツー)で      部屋子(へやこ)君には負けません

  夢にみる遠きあの日よ現実に

  警察に今年たくさん捕まった

  人生は毎日がアドベンチャー

  マジやばい日本全国コイヘルペス

  愛 友情 努力

  下関ああ下関退屈だ

 

  晴天の海に見えるは澄んだ蒼

  晴れた空水平線に重なるは      風と光と果てしなき蒼(あお)

  今日もまた、青い空がきれいだな

  快晴だ今日の夜はひえそうだ

  空腫れてサッカー日和うれちいな

  ベッドから起きあがるのが厳しいな

  山頭火ラーメン旨い食べたいな

  晩飯に何を食うかは思案中

  ごみ袋1枚50円は高いよなー

  サイコロがコロコロコロとピンゾロだ

  呪い歌 はやくよんでものろいうた

(編者)「鳥鳴きて水音くるゝ網代かな」(蕪村)を受けて   鳥鳴きて犬鳴きてやかましい

  白い日のかすかににおう灯油

  健康が悪いと恋しくなる母の味

  今週は韓国旅行楽しみだ

  さよならと書いた手紙をテーブルに

  アルカイダおれが相手だかかってこい

  敵を知り己を知れば百戦危うからず

  夢果てて流れ流れて関(せき)の街(まち)

  あきらめる勇気も必要      これからを新たにはじめる         きっかけとなる

 

  サッカー部優勝本当におめでとう       (編者)ぼくからも、おめでとう!

  見上げれば天までとどけ高き雲

  晴れた日に通じる仲間と内緒ごと

  大波が寄る年のごと打ちよせる

  月末に予定外出費食糧難

  天ぷらはたくさんみると油くさい

  缶詰とキムチ肴に二階堂

  食べまくり ばくはつすんぜんブヒブヒブ

  本日は丼物の日で牛丼だ

  鬼ごろし飲みすぎたなら二日酔い

  氷川きよしいい歌だズントコ節

  大物狙い一人ねばるファイト一発――

  風ふきてハンドルとられ死の予感

  岡山にすぐ帰りたい

  文化の森は日にはえるわが故郷流山(千葉)

  鴨の河瀬の水清く流れてやまぬいそしみに       (編者)校歌か何かからの引用でしょうか?

  ソウルまで行こうとしてる僕の魂(ソウル)

  かわいい娘が一杯だった韓国       (編者)水大も負けてません!

  まっさかり あなたのためとさかりつき

  いい天気恋も天気もいい転機

  年末はイノキボンバエを見ます

  死ね!!と言われた**に      とても傷ついた今日このごろかな       (編者)**君、そんなひどいことを言うのはやめな       さい!!

  自衛隊俺の友達死んじゃった

  しんどいさ しんどかさあ しんどいさ

  ふり返り今年も何もなかったな

  今年度魚が全然釣れません

  一年が過ぎ去る早さ矢のごとし

 

  晴天の雲間に見える黒い影

  太陽が僕の頭で光ってる

  今日もまた青い空に見離され

  夕方にカラス鳴く鳴く下関

  眠いなああと5分が命取り

  この季節一番イヤな食器洗い

  レポートでうめつくされるマイデスク

  サッカーブ冬の国立夢だなー

  本読むと心がおちつく和みます

  目に見えて見えざるものは心なり

  これからはちゃんとしようと思います

  思い出はいつになってもすばらしい

  もうすぐだ彼女できるの来年だ

  可愛い子ファンファン君の家に来て*       (編者)最後のハート型は文字化けしているかも。

  大学に入って早くも九ヵ月

  下関やたらめったら風強し

  肉汚染経営傾く大企業

  天下りする者みんな金目当て

  夢探す忘れた時に年をとる

 

  荒波や岩打ち崩せ日本海

  冬市場赤身もセリも引き締まる

  初雨にゆううつになる日々かなあ

  誕生日私もやっと成人だ

  あしたにはHIGH TEEN(ハイ ティーン)に      なってしまう        いいことなのか、そうじゃないのか…

  今年で生きて20年

  夢の中夢見てないのに夢の中

  窓開けてのぞきかと思えばますだゆたか       (編者)自分を宣伝するのはほどほどに。

  佐々木もイチローも帰ってこい

  9馬身レコードタイムだクリスエス

  空を見て朝から忙しくタイヤ交換

  こんな夜遠くのあなた逢いたい

  一瞬の油断がなくてもおこる事故

  戦争を人道支援と美化をして      小泉ただのアメリカの犬?

       備後(びんご)、鞆の津絵のような港

  下関いいとこかもね案外と

  空の雲見上げてみれば太陽が

  見上げれば暗い夜空に月一つ

  夜の空数えきれない星の数

  たいへんだ風が強すぎだヒューヒューヒュー

  みんゴルで部屋子に負けて時止まる

  バスケ後の煙草の一服おいちいな

  節目の太巻き食べて福が来る

  昼ご飯今日も明日も生協で

  吉牛がBSEでカレー丼

  日替わりでカレーがでてくる北京飯店

  ラーメンが食べたい季節やってきた

  カプチーノ泡を手動で作ったよ

  二日酔い三日目過ぎても二日酔い

  誕生日にもらって困るプレゼント      この花達はいつまで咲くの?

  引っ越しだ荷物が重い大変だ

  風が吹き洗濯物が飛んでいく

  七曲り時速五百でつっぱしる       (編者)や、や、や、それだけはやめて下さい!

  合コンで必死で隠す下心

  渡辺謙下から読んでもわたなべけん       (編者)ぼくにはよく分かりませんが?

  生きていて不幸(ふしあわ)せだと人は泣く

  思いやり人心読みとる行動なり

  死んだ後俺は地獄に行くのかな

  あたたかく早くなれなれあたたかく

 

  日本海荒れくるう波白い波

  お月様暗黒の空に輝き放つ

  嫌になるテスト期間ブルーだ!

  テストだな気合を入れてがんばろう

  今までは    仲よかったのに      今となれば    友達でもない    昔に戻りたい         (編者)五行歌ですね!

  寂しいときは一人にならないでね

  なんだかな気になる人ができました*         (編者)句末のハート型は文字化けしているかも。

  友達の運をひきこむ強さしる

  不眠不休女神伝説興奮する

  今日はNHKが来るどうしよう

  ライト消えパトカーにつかまり五千円

  夕日見てバイクに乗って旅したい

  我が人生魚と右手が恋人なり

  山口は風がきつくてたまらない

  自衛隊イラク復興がんばれよ

  屁をこいてこいてこいてこきまくる!日本!!

  汚れてる青い地球は誰のもの

 

       

       歯車(仮題)

  どこからくるったんだろう?   この歯車   全くといっていいほどかみ合わない   あの女に手を出したから   あの男の事をにくく、潰してやろうとどこかで    思っているから?   今までまわりの目なんか気にならなかった   別に周りがどうこう思っているとは思わぬが   一旦周りを見てしまう   弱くなった自分が自分で分かる。   頭の中でのday dreamで話を進めてみるとき   特に思う   決して自分を普通の人間とは思っていない   しかし、まれに普通になってみたいと思う。   外見、中身、口、頭   その全てが平均点になればなる程   周りとの協調性だのなれあいは上手くいくかも    しれない。   しかし、よくも悪くも今もっている この「俺」    という物を   代償としてだが。   そこまで大きい物を失ってまでも普通って欲し    いんかな?   っあ、大きい物?オレの事じゃん?   やっぱオレのまま 行こう   一応周りの意見に耳は傾けて。   このまんま      このまんま   やりたいことやって 言いたいよう言って   意見や考え方のしょうとつなんて…   そんなすばらしい事はないだろうな。   同等に 人と衝突でき得る環境の今、   社会に出たらできないから今。   今ならまだ。   今のうちに。

 

       刀

  その容姿は創り手の心を示し、   その刃はにぎり手の心を鏡す。   そして形あるもの全てを断つ   されど、弓には勝てず、   されど、水には勝てず、   されど 切らぬ心に勝てず。

 

   ヒトが人間であるとき(仮題)

  ヒトが人間であるとき   それは、喜びを知ったとき   それは、悲しみを知ったとき   それは、怒りを知ったとき、   それは、苦しみを知ったとき     感情を知った時、ヒトは人間としていられる   罪を犯した時、ヒトは人間として認識(し)る      ヒトの存在は、強大で、巨大であり、悲しくも   小さい存在、何かを犠牲にしなければ何も得る   ことのできない存在、ヒトが人間であるとき…

 

     忘却

  それは忘れられしこと、   それは有にして無であること   存在せしものも、一人としてそれを   憶えていなければ、それは存在すると   いえるのだろうか。   知られていないというわけではなく、   知っていることをやめてしまうこと   それははるか遠くに存在する記憶

 

       物語

   『思い出を売る店』(四)  それから十二年後。  私は事業に成功し、知る人ぞ知る大企業の幹部に なっていた。毎日が充実した日々であったが、何か 心の隅に引っ掛かるものがあった。  そんなある日、私宛に一通の手紙が届いた。差出 し人の名は、私の全く知らないものだった。私はそ の不思議な手紙に目を通した。 「    古川暁生様  拝啓。いかがお過ごしでしょうか。あれから十二 年も経つのですね。月日の経つのは何とも早いもの です。  さて、今回私が手紙を出したのは、あなたに私の 店に来てもらおうと思ったからです。  私はあの日、あなたから聞いた落夢山へ行ったの です。その山はこれが山か、と言うほどひどい所で した。が、私の求めていたものは確かにそこにあり ました。後で聞いたのですが、落夢山には叶わなかっ た夢があふれているのだそうです。私が見たところ、 そこにあるのは夢だけではありませんでした。私の 求めた想い出が、そこにあったのです。  改めてお礼を申し上げます。  そのお礼と行っては何ですが、あなたを今回私が 開いた新しい店の最初のお客さまにしたいと思いま す。  五月三十一日。あなたを私共の店『MEMORY』に ご招待いたします。私共一同、心からお待ちしてお ります。  なお、メニューはこちらで用意させていただきま す。        『MEMORY』支配人 柴田杜夫 」  詠んだ後でまず「あやしいな」と思った。  落夢山から帰って来た者はいないはずだ。彼をだ ました罪が降ってくるのだろうか…。だからと言っ て、行かないというのも何かいけない事になりそう で、結局私はいく事にした。  十二年ぶりの夢追町だった。

   『思い出を売る店』(五)  夢追町の遊楽街を抜け、歩道を真っ直ぐ…四つ角 を左に曲がった所にカフェ・レストラン『Memory』 があった。店の扉のところに掛けられた札に、 「本日開店 古川様ご招待」 とあった。私は少し安心した。一呼吸の後、私は思 い切って開け、店の中に入った。 「いらっしゃいませ!古川様ですね?お待ちしてお りました。」  店員の何人かが言った。私が応えると、テーブル の方へ案内してくれた。 「しばらくお待ち下さい。じきにマスターがやって 来ます。」  私は席につき、マスター…おそらくは『柴田』と いう名の人物のことを考えていた。気が付くと私の 前に1人の紳士が立っていた。

     『思い出を売る店』(六) 「ご来店、ありがとうございます。私が、マスター 及びオーナーの柴田でございます。」  私は顔を上げた。八才の私が会った、ぼろぼろの 衣服の男の姿がそこに重なって見えた。 「元気そうで何よりです。」 「あの…時の…」 「ええ、そうです。私はこの町に仕事、生き甲斐を 求めてやって来ました。そしてあなたが教えてくれ たあの、『落夢山』には多くの想い出がありました。 私の生き甲斐も…」 「生き甲斐…?」  私が尋ねると、彼は笑って言った。 「この店のオーナーをする事ですよ。」

   『思い出を売る店』(七)  私はワケが分からなかった。『落夢』と『カフェ・ レストラン』の間にどんな関係があるというのだ。 それも、生き甲斐なんて…。 「お待たせ致しました。冷めないうちにお召し上が り下さい。」  ウェイターがティーカップを私のテーブルに置い た。ただのコーヒーだった。  私は少々うんざりした。招待されてメニューがコー ヒー一杯では話にならないからだ。 「どうぞ、お召し上がり下さい。」  柴田に言われ、私はしぶしぶコーヒーに口をつけ た。

     『思い出を売る店』(八)  次の瞬間、私の脳裏にある情景が浮かんできた。 そうだ、思い出した。これは私が初めて職に就いた 時、初めての給料で父と母にカフェ・レストランで 夕食をご馳走した時のコーヒーの味だ。『自分で働 いて飲んだコーヒーの味』だったのだ。  私は泣きそうになった。  あの頃の仕事への思いはどこへいってしまったの だろう。仕事に対する生き甲斐は? そして何より も、あのコーヒーの味を忘れてしまっていた。そし て心の隅に引っ掛かっていたものが何か、やっと分 かった。仕事に本気で打ち込むという事を、ずっと 昔に無くしてしまっていたのだ。       (編者)久々の登場ですね!

 

   『思い出を売る店』(九) 「思い出しましたね…」  オーナーがゆっくりと言った。  私は気付いた。彼のしてくれた事を…。 「僕に、このことを思い出させるために、今日…、 この店を開いたのですか?」 「落夢山の思い出の味はいかがだったでしょうか」  彼の声には十六年前と同じ、やさしさがあった。 「いくらですか? ここまでしてもらっては、コー ヒー代のほかにも想い出代も…」 「いえ、結構です。想い出に値段はありませんから。 それに、あのコーヒー味はあなたの想い出なのです から。そして…、これが私の生き甲斐です」  私は彼に礼を言った。失なったものを見つけてく れた、そのお礼を。 「ご来店ありがとうございました。またのご来店を 楽しみに待っております。気をつけてお帰りくださ い。」  オーナー柴田はそう言って微笑んだ。  終       (編者)「終」の枠囲み略。なかなかいい落ちですね!

 

      エッセイ

  神無月出雲では神有月  ♪タツロー ナンバー6 ショート 足けがした →今キャプテン 授業の最初に見えにくいかきいたのは戦略。      消しゴムが減らないー       (編者)前の席にきてもらうための「戦略」と分かり       ましたか!

  夜になり窓に霜つく冬のおとずれ  昼間はまだそこまで寒くないけど、夜になると寒 さで窓に水滴がつきはじめ、冬が来たと感じる。

  いつまでも布団にもぐり寝ていたい  寒くなって朝起きるのが日に日に辛くなってきま した。毎朝「ずっと寝てたい」と思うようになって ます。  私は寒いの大嫌いなので冬眠したい…。

  謙虚なる十一月を愛すなり (遠藤梧逸)  感想 すばらしい。

  謙虚なる十一月を愛すなり (遠藤梧逸)  十一月は十二月と違い行事なども少なく目立たな い感じがするが冬が近づいてくる嬉しい季節でもあ り、この句は十一月、と時期が直接でてくるのでお もしろいと思った。

  謙虚なる十一月を愛すなり (遠藤梧逸)  夏がおわり寒くもなく、暖かくもない十一月だが、 そして特別な行事があるわけでもない。だが、すご しやすく釣りやすい。        僕も好きだ。

  謙虚なる十一月を愛すなり (遠藤梧逸)  秋なのか冬なのかよくわからない季節をあえて愛 するむじゅんがおもしろいと思う。  今年は優勝したが、毎年ドベの阪神タイガーズを ずっと応援していた阪神ファンのようです。

  てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ (丸山海道)  てのひらは宇宙空間のように広大である。何かを つかむために。んで冬のはじめのように冷たい?

  てのひらは宇宙のひとつ冬はじめ (丸山海道)  冬になれば気温と同じく手のひらも冷たくなり、 冬の自然を感じた句でした。

  海辺の町両手をひろげ冬が来る (岡本眸)  浜辺にある町は冬の風を他の町よりも早く感じる ため、冬を迎える準備をするかのように冬が来るの を待っている、というような情景が頭の中で浮かん だ。

  海辺の町両手をひろげ冬が来る (岡本眸)  そろそろ年賀状の絵をかかないと間に合わない。

  海辺の町両手をひろげ冬が来る (岡本眸)  海辺の町は冬がくると寒くてつらいだろうなと思っ たが、両手をひろげているとは意外と喜んでいるの かな!!

  神在(おわ)す月の出雲へ寝台車 (大屋達治)  島根の人はいいなーと思う。  全国の神様が願い事を聞いてくれるから…。

  神在(おわ)す月の出雲へ寝台車 (大屋達治)  神無月は、神がいなくなる月ということで少し不 気味な感じがしますが、この句は旅情あふれる感じ で好きです。

  神在(おわ)す月の出雲へ寝台車 (大屋達治)  日本の神様が集まる出雲へ11月に寝台列車で行っ ている様子が思い浮かぶ。寝台列車の窓から見た風 景は澄みわたった夜空に月がきれいにでていて辺り は厳かだと思う。

  神在(おわ)す月の出雲へ寝台車 (大屋達治)  東京へ行くときに、下関から寝台車に乗ったこと がある。新幹線を使う手ももちろんあるのだが、こ こは寝台車だ。  スーパーでお茶やお菓子を買い込み、いざ乗り込 む。九時を少し回ってから下関を発つと、翌朝の十 時過ぎには東京に着く。

  浪々のふるさとみちも初冬かな (飯田蛇笏)  最近ホームシックなので、たぶんこの俳句と同じ ような気持ちだと思います。

  立冬や足許にきて動く波 (桂信子)  2句目までを読んだ時に、立冬が足許にまで来て るんだなぁと思ったら、波が足許にまできているん だということが3句目になってはじめて分かる。視 点の動かし方が良いと思った。

  近海へ入り来る鮫よ神無月 (赤尾兜子)  水大っぽい俳句でよい。

  玄関がすうっと開いて神無月 (池禎章)  冬になり風も冷たくなってこがらしの中、玄関を あけると、その風にすいこまれるようにとびらが開 くということ。

  玄関がすうっと開いて神無月 (池禎章)  私なりの解釈だが、ある人が玄関を開けたら神様 でさえもいない月だと思われる。少しおもしろ半分 でかいた句のように考えられる。

  初冬の平戸のかげに汽船(ふね)入るゝ                  (前田普羅)  平戸に船が入港している。  初冬ということは、春か夏に船をだして長旅から 帰ってきたのだろう、と思う。そのため、初めての 冬と感じただろう。

  初冬の平戸のかげに汽船(ふね)入るゝ                  (前田普羅)  この俳句が初冬で、日が照っている時、まだ少し 温かさが残っている背景が思い浮かび、いいと思っ た。

  初冬の平戸のかげに汽船(ふね)入るゝ                  (前田普羅)  平戸の海も初冬になって北西からの風が強くなる。 そのために船がまるで海の中の鰯のように弱くなる 感じがする所が、冬の海の厳しさや激しさを感じさ せる気がした。

 

 壱岐にある原の辻遺跡に行ったことがあります。 土器パズルに熱中しました。中にビデオブースがあっ て、「邪馬台国九州説」が幅を利かせていて驚きま した。そうか、ここは近畿じゃないんだと。

  人体は水と脂肪とカルシウム <メッセージ>  水大歳時記を見ました。 すごくおもしろかったです。 毎回毎回、先生全部やってるんですよね!? すごい!!おつかれ様です。       (編者)うぅぅ…うれし涙にかき暮れます!!

 「白鳥(しらとり)は悲しからずや      空の青海の青にも染まずたたよふ」  白鳥は空の青色にも海の青色にも染まることがな く、一人ただよっていて悲しくさみしくはないのだ ろうか?

  空よりも明るき水面夕千鳥 (橋田憲明)  千鳥の白さが夕陽の赤に映えて、より明るく見え る情景がほのぼのとした感じを出している気がする。

  空よりも明るき水面夕千鳥 (橋田憲明)  広い空(くう)の水面よりも、夕千鳥がいること でより一層のはなやかさがみえる。

  空よりも明るき水面夕千鳥 (橋田憲明)  空にも勝るぐらい、たくさんの夕千鳥が水面に浮 んでいる様子。  とにかく美しい感じがします。

  空よりも明るき水面夕千鳥 (橋田憲明)  夕方になって夕日の光が千鳥に当たって光ってい る。

  空よりも明るき水面夕千鳥 (橋田憲明)  イイ光景ですね。  冬の空は寂しい。

  海暮れて鴨の声ほのかに白し (芭蕉)  日が暮れて、海が夜の姿になると、鴨の元気そう な声がさって、うっすらとしてくるようだ。  それを色の白に例えているのだろう。

  海暮れて鴨の声ほのかに白し (芭蕉)  日が暮れた海に鴨がいて、鴨の毛でうっすら白く 見えるという情景をそのまま詞ったものかなと思う。

  海暮れて鴨の声ほのかに白し (芭蕉)  最近よく、川岸に立っている水鳥がいるが、すご く堂々として立っていた。あいつは、どんな声だろ うとこの句を読んで感じた。       (編者)江藤病院の前あたりにいるアオサギとシラサ       ギのことでしょうか。ぼくも聞いたことはありません       が、鳴き声はクェークェーとかグァーグァーと聞こえ       るそうです。

  やや冷えて鴨待つ水の広さかな (鷲谷七菜子)  夕方になった海の水面がおだやかで、こう大な様 子がうかぶ。

  やや冷えて鴨待つ水の広さかな (鷲谷七菜子)  気候が寒くなって来た頃、水面は静かで、動きが なく、鴨が水面におりてくるスペースだけが、ポカ ンと空いている様子を思い浮かぶ。

  やや冷えて鴨待つ水の広さかな (鷲谷七菜子)  冷えた水上から移動した鴨がいなくなったさびし さが感じられました。

  やや冷えて鴨待つ水の広さかな (鷲谷七菜子)  寒い気温の中で鴨をずっとたえて待っていると、 思わず悲しくなって水がいつもより広く感じたのか なぁと思った。

  やや冷えて鴨待つ水の広さかな (鷲谷七菜子)  この句を選んだのは小さい頃夕方まで近所の川で 釣りをしていた時よく鴨を見ました。その時の風景 を思い出したのでこの句を選びました。

  水鳥の世へ水鳥のすっと入る (中嶋秀子)  『水鳥の世』というのが「水鳥の巣」なのか「水 鳥の世界」なのかよく分からないのがおもしろいと 思う。

  水鳥の世へ水鳥のすっと入る (中嶋秀子)  短い句の中で水鳥の〜を2回も使っているので読 んでリズムのよい句になっている。一匹だけ群から はずれた水鳥が群の中にすました感じで入っていく 様子を想像した。

  水鳥の世へ水鳥のすっと入る (中嶋秀子)  水鳥が大空へ飛びたって水鳥のムレができた感じ がする。日本の季節が冬になった様子も分かる。

  水鳥の世へ水鳥のすっと入る (中嶋秀子)  水鳥が、世へたつときの水鳥のようにすっと入っ ていった。悲しい水鳥に思える。

  警戒の眼(まなこ)ひらきて浮寝鳥(森田追魚)  水の上で寝ている浮き寝鳥はなにか物音がしたの だろうか、それとも敵が近づいて来たのだろうか、 眼をあけて警戒している。

  警戒の眼(まなこ)ひらきて浮寝鳥(森田追魚)  周りに注意を払いながら優雅に泳ぐ姿が思い浮か ぶ。

  水舐(な)めて届く夕日に浮寝鳥(深見けん二)  この句は海面に太陽が沈む様子が思い浮かぶ。浮 寝鳥は海面で寝ているのだろうか…???       (編者)その通りです。話は変わりますが、渡り鳥の       なかには、左脳と右脳で半分ずつ交互に眠りながら飛       び続けるものがいるそうです。車の運転中に試みない       ようにしましょう。

  水舐(な)めて届く夕日に浮寝鳥(深見けん二)  水面に映った夕日の上に水鳥がいて寝ているから、 それを舐めているように見えたんだろうなと思う。 夕日を舐めていたのだろう。

    浮寝鳥岩に身をうつ夜もあらん (闌更)  いつも水に浮かんで休息をとっている浮寝鳥であっ ても季節によっては寒さを防いだり、強い波をさけ るために岩場に身をよせているという情景が頭に浮 かんだ。

  浮寝鳥海風は息ながきかな (福永耕三)  乗船中みんなが船酔いしている中、海鳥は荒れた 波の中をゆらゆら浮いていて、感心した。

  跡追ふて月も淡路へさよちどり (存義)  メバルとタイゴが釣れた気がする。

 

    鯨  乗船で高知県に10月上旬に行ったのですが、1頭 も見られなくて、とてもかなしかったです。  もう11月下旬なのに、暑いとは…。

  叶うなら食べても食べても太らない…。  私は食べるのが大好きで、みんなが認める大食い です(笑)太らなければ本当はもっと食べたいなと 思います(笑)「食べても食べても太らない」そん な体質になりたいな…。

    小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  もうすぐ12月で寒い日になって来たなあと感じる 歌だ。鳥もやっぱり寒くて声が細々となってしまう んだろうなあと思った。

  小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  パラパラと雪が降っていてそれを気に止める様子 もなく鳥がその中を飛んでいる感じがする。       (編者)実は作者は「小雪」を「しょうせつ」と       読ませ、雪を意味するつもりはないのだと思う。でも       別解は別解で面白い!

  小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  今年は、あったかくて、雪が降りそうにもないの で、さみしいです。  この俳句は今の北海道によくある情景だと思いま す。

  小雪や声ほそほそと鳥過ぐる(鍵和田ゆう子)  冬の本格的な厳しさが始まり、動物たちにはつら い季節の到来を感じさせる。毎年、冬が来ると私は 「人間よりも他の動物たちの方が強い」ということ を感じる。それは、もし人間が文化をもたなければ つらいことがあると何か(神など)にすがり、助け をこうが、「宗教」という概念のない動物たちは自 分たちの強い意志と精神で厳しいことを超えていく。 人間というのは、すがる何かがなければすぐにくず れてしまう。それなのに見下した目でこのようなこ とをよむべきではないと思う。

  手をつなぎくる湖の小春波 (能村登四郎)  波がおしよせる姿を手をとっているように表現し たのには感心した。

  手をつなぎくる湖の小春波 (能村登四郎)  この句は、小春の季節に手をつないで、湖を眺め ていると、波が押しよせてくるおだやかなところを えがいていると思いました。

  手をつなぎくる湖の小春波 (能村登四郎)  手をひかれてやってきた湖はほがらかな波が立っ ている。

  手をつなぎくる湖の小春波 (能村登四郎)  最近とても寒くなったのは、小春波のせいでしょ うか。小春の意味が、説明を聞いてもよくわかりま せんでしたが、そんな感じがします。       (編者)よくわかりませんでしたか。小春=陰暦10       月としときましょう。

  手をつなぎくる湖の小春波 (能村登四郎) 「手をつなぎ」で人間関係のやさしさを感じさせ、 「湖の小春波」で季節としてのやわらかさを感じま した。  冬に入りゆく寂しさと小春日のやわらかを思わせ る一句だと思います。

  ふく汐の入日にかゝる鯨かな (赤羽) 感想   壮大なイメージ

  欠航をいふも冬めくもののうち (高野素十)  冬になり海があれたり、雪が降ったりしたのでしょ うか。欠航となり、乗客はイライラするかもしれな いが、このようなとらえ方をするのは実に趣があっ てよいと思った。

  欠航をいふも冬めくもののうち (高野素十)  だんだん冬が近づいてくると、寒かったりして海 に出ることもできなくなってきて、欠航が多くなる という感じの句。  なんだか読んでいるだけでも寒くなってくるよう な句だと思いました。

  欠航をいふも冬めくもののうち (高野素十)  船を欠航するということが冬が近づいてきたこと を示すことの一つであるとことが興味深く感じられ ました。冬を感じるのは実に様々なことであると思 います。

  欠航をいふも冬めくもののうち (高野素十)  船が冬の海の大荒れで何回も欠航になる。この海 の荒れが海の偉大さを感じさせる。

  小春日や笑いの渦のなかに母 (石嶌岳)  小春日と聞いて暖かい気候かと思っていた。少し 寒い季節になっていろりのまわりに家族が集まって 楽しく団らんしている情景が思い浮かんでくる。

  小春日や笑いの渦のなかに母 (石嶌岳)  今年はあつくて、雪のふる気はいもありません。  おかしな季節です。

  小春日や笑いの渦のなかに母 (石嶌岳)  小春日に母親を中心に笑っている様子が分かる。 この時間が永遠に続きそうである。

  小春日や笑いの渦のなかに母 (石嶌岳)  寒いのに、その部分だけなんだか暖かいような感 じがした。これで、冬を乗り越えられたらいいのに なあと思った。

  父を恋ふ心小春の日に似たる (高浜虚子)  小春日和の中、心の中に父の顔が思い浮かんでく る。

  父を恋ふ心小春の日に似たる (高浜虚子)  ある寒くて雪のふる日、父を思う心は暖かく、ま るで春の日に似ているようだ。

  父を恋ふ心小春の日に似たる (高浜虚子)  父を好きになってしまうことは世の中ではけして よいとは言えないので少し心が寒く感じてしまった のではないだろうか。

  父を恋ふ心小春の日に似たる (高浜虚子)  小春日和の暖ったかい時にお父さんが亡くなって しまって、それを思い出すと暖ったか気持ちになれ たのかなと思った。お父さんのことを思い出して。

  既(すでに)得し鯨や迯(にげ)て月ひとり                  (蕪村)  夜の海で捕鯨をやっていて、その場所からつかま らなかった鯨が逃げてしまって黒い海には月だけが 写っている様が思いうかびました。

  小雪の海琅(ろう)かんと昏(く)れにけり                (藤島咲子)  冬の海は、太陽の光をきらきらさせてすごくきれ いだ。そんな様子を思い浮かべました。       (編者)「琅かん」の「かん」の漢字フォントがなく       てすみません。「王」偏につくりは「干」です。

  小雪の海琅(ろう)かんと昏(く)れにけり                (藤島咲子)  寒い海にすっと雪が溶けてなお一層冷たさを増す 情景が見える。

  冬めく夜鯉の輪切りの甘煮かな (大野林火)  寒い中、鯉(こい)の煮付けであろうか?!食べ て温まってる様子が目に浮かぶ。

(編者)「小春凪煙のように老いきざす」(大野龍児)を写し 間違えて   小春風煙のように老いきざす  小春風はさわやかなきれいな感じがするのに、煙 のようにと表現している。よくイメージできないな と思った。小春風はいつでも美しいものであってほ しい。

 

(座右の銘)   仁王立ち

 宇治市出身だけど、宇治川で網代していたことを 知りませんでした。       (編者)昔、氷魚(ひお=鮎の稚魚)を網代で捕っ       ていたそうです。宇治川で廃止されたのは弘安七年       (1284)と、ずっと昔のことです。

 網代が何故季語なのかが気になった。        (編者)多分、昔は網代は主に氷魚を捕る道具だっ        たのですが、その氷魚が冬捕れたからではないでしょ        うか。

  冬の朝あと少しだけで寝坊する  冬の朝は寒くて、あと5分だけと布団に入ってい ると、いつのまにか寝てしまい、寝坊してしまう。

  お年玉あとどれくらいもらえるか  20才になり、お年玉のゴールインが見えてきまし た。あと何回もらえるのか?それとももうないのか? と考えています(笑)

  いのちあるもの皆眠り冬ざるゝ (能美丹詠)  この句を選んだのは、黒板に書かれた句の中で最 も分かり易く,又一番気に入ったからです。

  いのちあるもの皆眠り冬ざるゝ (能美丹詠)  冬が訪れる事で、寿命を全うした命や、生きるた めに厳しい寒さを和らげ体力の低下を抑えるために 眠る生き物など、多くの生き物のいろんな意味での 眠りを表現している風に感じた。

  いのちあるもの皆眠り冬ざるゝ (能美丹詠)  冬、雪がつもっている。一面は真っ白な冬景色で、 辺りはしんとしている。動物も植物もあたたかい時 がやってくるまで静かに待っている情景が思い浮か ぶ。

「いのちあるもの皆眠り冬ざるゝ」(能美丹詠)を よんで何かものすごいさみしい感じがした。でもな るほどなと納得した。

  いのちあるもの皆眠り冬ざるゝ (能美丹詠)  冬になると植物も動物もみんな眠る。動かなくな るなぁ。

  いのちあるもの皆眠り冬ざるゝ (能美丹詠)  冬眠はうらやましいです。ねてられるから。我が 家のハムスターは普段からねてばっかり。

  いのちあるもの皆眠り冬ざるゝ (能美丹詠)  私も、冬はこたつで眠っている時がいちばん幸せ だなと思う。

  冬ざれや石に腰かけ我孤独 (高浜虚子)  とても寒そうだ。寒さがひしひしと伝わってくる。

  冬ざれや石に腰かけ我孤独 (高浜虚子)  バイトの休憩中に1人で石に座って海を見ている と、周りに人はいるのに、一人孤独に感じてしまう。 冬は一層孤独と感じる季節なのだと思う。

  冬ざれや石に腰かけ我孤独 (高浜虚子)  初冬の空気はすごく心地よい孤独感を与えてくれ る気がする。そういう意味で同感できる句だと思う。

  冬ざれや石に腰かけ我孤独 (高浜虚子)  さいきん時間に追われている。石に腰かけてぼーっ としたいなぁ。

  冬ざれや石に腰かけ我孤独 (高浜虚子)  先週車で事故った。車は廃車になってしまった。僕 の心の中にも冬が近づいている。手首が痛い。                おわり        (編者)命に別状なくてよかった。

  貝殻が見え水中も冬ざるる (狩行)  海の中の貝がらが波のいききでさみしくみえてい る。冬の海のうすぐさびしくせつない気持ちがつた わってくる。        (編者)「うすぐ」と判読しましたが?それから黒        板への板書で「殻」を「穀」と書いてしまい、文学        の講師として取り返しのつかない事をしてしまいま        した。就職試験では間違えないようにね。

  貝殻が見え水中も冬ざるる (狩行)  貝殻が見えるほど水が透き通っている様子がうか がえる。きれいな感じもするが、寂しい感じもする。

  貝殻が見え水中も冬ざるる (狩行)  冬の海は何色と聞かれると私は迷わず灰色といい ます。そんな、寒い冬の海の中にいる貝たちは、寒 くないのでしょうか?どんなにきれいな貝殻が海の 中におちていても、入ってとろうとは、あまり思い ません。手が痛いです。

  宇治山に残る紅葉や網代守 (薺月)  紅葉が川に残っている様子が思い浮かぶ。今年は 紅葉があまりきれいでなかったので残念だ。

  網代木にさゝ波見ゆる月夜かな (高浜虚子)  月がきれいな夜に、網代木によって水の流れが複 雑になって、きらきらとそれが反射してる様子がう かがえた。

  くづれくるひと波づつの冬ざるる(能村登四郎)  初冬の季節に感じる寂しさを読んでいて感じた。

  冬ざれのくちびるを吸ふ別れかな (草城)  彼女のいない冬がくることを思うと悲しい。

 

 僕は高校3年の時に「潰瘍性大腸炎」という病気 にかかってしまった。この病気は原因不明で今の所 対処療法(下痢、下血)しかなく、一生治らない病 気だそうだ。  高3の9月に発病し、3ヵ月の入院、2ヵ月半の 絶食絶飲で点滴のみで治療し、12月初に退院、翌年 4月に再発、入院。7月退院…。いいかげんにして くれよ。  その病気は国(厚生労働省)の定める「特定疾患 47」の中に定められており、外来は1回1000円 (支払いは月2回まで)入院は上限が月14,000円の みの自己負担で済んでいた。その上に国の研究対象 とされていたため、月2万円近くのお小遣いと病院 までの往復の交通費が支給されていた。(ちなみに 申請しなかった時の入院費半月で25万だった)  しかし、かの有名な小泉総理大臣が痛みをともな う構造改革?とかいう、日本を建てなおす名目のや つで今年10月から自己負担額の上限が変わった。そ して昨日、負担額改正後初めての外来。いつもと同 じ血液検査に投薬で… 11,000円。  10,000円高くなってしまった。「金がない」と会 計に言って、お金を下ろしにいく羽目に。今、生活 を自分でヤリクリしているが、この所謂「貧乏水大 生」にとってこの予想外出費は痛い!痛すぎる!  総理も、議員も、警察も、消防士もみ−んな公務 員!!  み−んな生活最低賃金まで引き下げろー!!  弱い者の見方になってくれー!!  北朝鮮に行ってみよ!!   いたいのに さらに痛みを構造改革       (編者)どうにも困った時は、僕の研究室を訪ねて下       さい。何か役に立てると思います。

  今のうちやりたいことはやらないと  来年は3年生で就職活動や研究室のことでいよい よ将来に向けてやっていかないといけないので、今 のうちにやりたいことはやっとかないと後悔してし まうような気がします。

  風しみる冬の寒さ凍りつく  冬の風をあびて自転車をこいでいると手が凍りつ くようだ。

    日めくりのカレンダー見てあと少し      自分励まし学校へ行く  最近、朝早い方の電車に乗れない…。早く冬休み になって〜!

 いい俳句がない       (編者)すみません。今回は天文、地理関係がありま       せんでした。風景がお好みですか?

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  年月が経つのは早いものだという句。  思えばもう12月。2003年もおわってしまいます。 本当に1年立つのが早いように感じられます。

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  年末年始にイベントが多いので忙しい。すたすた とはいかない。

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  今年もおわるのが早かった。すたすたと過ぎていっ たような…

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  新たにくる次の年に向かっている中で、この年に 何の災いも起こらなかったことが見てとれる。そし てすたすたから、次の年に移り変わる速い時間の流 れが感じられる。

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  師走になると月日の早さを感じる。そういう句で した。

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  年が明けるのに今年何があったかなど思い出にひ たることもなく、すたすたと通りすぎてしまうこと を、なんとなく悲しいような、あっさりしているよ うなそんな感じがする。

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  まだ年賀状描いてない!年末は忙しいなぁ。

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  新年になってもただただその年のよびかたが変わ るだけで、自分自身が変化しないことをあっさりと 歌っていると思いました。あっさりしてておもしろ い。

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  あっさりしてていいと思いました。話は別ですが 「行く年来る年」はいい番組です。

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  かなしいな〜

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  時間が経過することの速さを擬人法を使っていて おもしろい句だと思った。

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  年をとる様子を抽象的に描いている。

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  一年がたつのはあっというまで、橋を渡る間に次 の年が来るくらいだという意味かなと思った。

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  行く年の年月をいきおいよく過ごすように、力強 く橋を渡っている様子が思い浮かぶ。

  行く年をすたすたと橋渡りけり (鈴木真砂女)  もう年末です。1年がたつのがとても早いです。 「すたすた」というよりも、「だだだだ…」という 感じです。大学生活もいよいよ残り少なくなってき ました。  1日1日を大切にして行きたいです。

  水揚げのはたはた腹に金刷(は)けり                 (宮津明彦)  雷魚を食べたことがあるかないかもわからないが、 水揚げしたいっせいのハタハタが金色に光るいかに も美味しそうな印象が、この句からわかった。雷魚 とよばれるところからもぴったりという気がする。

  水揚げのはたはた腹に金刷(は)けり                 (宮津明彦)  冷たい海から水揚げされたはたはたの腹の中には 卵がたくさん入っている。  その卵がすべてふ化すれば二、三年後もまた魚が とれるのになぁ…

  極月の怒濤肴に鬼ころし (仲田藤車)  ”鬼ころし”という商品名が入っているところが 気にいった。

  極月の怒濤肴に鬼ころし (仲田藤車)  12月のあわただしさを酒の肴にしているという、 余裕のある人の気持ちを唱ったんだと思いました。

  極月の怒濤肴に鬼ころし (仲田藤車)  12月の寒い冬の季節に寒さを言い訳にして日本酒 を飲んでいる感じがしました。

  鰰を焼きたる骨のやはらかく (高田桃子)  私は、東北出身なので秋田のハタハタはちょっと なつかしい気がします。この俳句は、とてもおいし そうな感じです。

  数へ日を旅して橋の上にあり (大串章)  ちょっと早いけどなんか年末ってかんじなので。

  根の国のこのホウボウのつらがまへ                (有馬朗人)  この詩は不思議な雰囲気がただよっている。あの 世の入り口でホウボウのようにじっと立っている感 じかなあと思う。

  古暦水はくらきを流れけり (久保田万太郎)  年末の忙しさがうっとうしく思えてきそうほど暗 いイメージのする俳句だなあと思った。

  酔て寝た日のかずかずや古暦 (几迢鵜董)  大学に入ってから酔って寝たことがある。

 

 昨日の夜というより今日の朝、ラジオを聞いてい たら、ドイツ語の授業で習ったネーナの「99のロッ クバルーン」が流れてきました.DJの方によると、 ドイツ語の曲をリクエストされたのは初めてらしい です。この曲はすごく人気があり、ドイツでは23週 連続でヒットチャートの1位になったとか。まだま だ現役のバンドですよ!とおっしゃっていました。 この後、吉幾三のうたう「雪国」が流れてきて、こ れにも驚きました。いい曲なんだけどね、という感 じです。       (編者)そうですか、20年前のあの曲を聞きましたか。       リクエストした人はえらい!

  帰省して辺りを見れば雪化粧  トンネルを抜けると、そこは雪国でした。そんな に離れていないのに少し走るだけでだんだん白くなっ ていく様子に驚きました。

  冬の海色んな表情(かお)を見せている  冬の海は荒れたり穏やかだったり、それが時には 荒れ狂ったり…と日によって全然違います。

  冬の水浮む虫さへなかりけり (高浜虚子)  冬になると寒さで虫がいなくなってしまい、死ん で水に落ちる虫さえいない。

  冬の水浮む虫さへなかりけり (高浜虚子)  冬の水はとても冷たくて凍っている。虫でさえも、 池ではアメンボも寒くて水の上には浮いてはいない。

  冬の水浮む虫さへなかりけり (高浜虚子)  冬はとても寒いので虫たちも寒く感じ、底でじっ としている情景が思い浮かべられる。

  冬の水浮む虫さへなかりけり (高浜虚子)  虫も、冬の水は冷たくて入りたくないんだなぁと 思った。  虫も人間も同じだなぁと思った。

  冬の水浮む虫さへなかりけり (高浜虚子)  冬の水は冷たすぎて虫さえいないという意味だと 思う。私も冬は水で顔を洗ったりしたくないなと思っ た。

  冬の水浮む虫さへなかりけり (高浜虚子)   今は水がつめたくて      あらいものがしたくなくなくなる

  冬の水浮む虫さへなかりけり (高浜虚子)  冬の水は本当に寒いですね。その冷たい水で朝、 顔を洗うとシャキッと身がひきしまる感じがします。 そんな、人も虫もなるべく触りたくないような、と ても冷たい水という感じがストレートに伝わってく る俳句だと思いました。

(編者)「冬の水浮む虫さへなかりけり」を書き間違えて   冬の水浮む虫さへながりけり  冬になって虫も死んでしまって、それが水に流さ れている。とてもさみしい感じがして冬らしいと思 う。

  喜びの面(おもて)洗ふや寒の水 (前田普羅)  朝顔を洗うのがいやなくらい冷たいです。喜びの 顔も今の水をあびれば一瞬で顔(表情)も凍るだろ う。

  天に水流るるごとし鶴翔(か)くは(吉野義子)  白くてきれいなつるが大空をとびたつ姿は正しく 天の水のように美しいものだと思う。

  天に水流るるごとし鶴翔(か)くは(吉野義子)  鶴の優雅に翔(か)く様はまるで空にある天の川 を掻い(泳い)でいるかのようだ。

  天に水流るるごとし鶴翔(か)くは(吉野義子)  不思議なくらい未来が輝いて見えた。感動した。

  天に水流るるごとし鶴翔(か)くは(吉野義子)  今年は鶴を見に行けなくて残念だった。次は出水 に鶴を見に行こうと決心させてくれる句だ。

  ひとの釣る浮子(うき)見て旅の日向ぼこ                (山口いさを)  日向ぼこと聞くと春が来て外も暖かくなってきた という気がする。人の釣りの浮子を旅の途中に見て いる風景を思い描くと情緒のあるものという気がし た。

  ひとの釣る浮子(うき)見て旅の日向ぼこ                (山口いさを)  現在の外の寒さは、たとえ真昼であっても日向ぼ こなんかしていたら凍死してしまうと思う。これは 今の季節には適さないと思う。                おわり       (編者)すみません。

  ひとの釣る浮子(うき)見て旅の日向ぼこ                (山口いさを)  釣り人の浮子がぷかぷかと浮かんでいる方向に向 けて、旅をしようかと思っている様子が描かれてい る。

  ひとの釣る浮子(うき)見て旅の日向ぼこ                (山口いさを)  私も自分はつりはしないけれどしている人のとな りで浮子を見ながら日向ぼこしたいなぁと思いまし た。 *関係ないですけど、「白鯨」より「青春」の方が、 私は面白いです。       (編者)この授業が自分の好きな作家や作品を見つけ       るきっかけになれば幸いです。

  冬の水一枝(いっし)の影も欺(あざむ)かず                 (中村草田男)  冬の河川、湖等は、透明ですきとおっているため どんな物でも見透してしまうようだ。

  寒の水飲み干す五臓六腑かな (細見綾子)  冬の水ってたしかにしみわたりますよね。不思議 と冬の水のほうがおいしく感じます。

  寒の水飲み干す五臓六腑かな (細見綾子)  寒い朝に飲む水はとても冷たく、体に浸み渡る感 じがし共感できる。  しかし体が冷えて少し後悔する。

   寒水(かんみず)に鯉の血沈みつつ咲けり                 (福田甲子雄) 感想  散り際も美しく

  さざなみに凍鶴は眸(め)をひらきけり                 (石原舟月)  寒く凍えそうでも眸をキッと開いた鶴は実に冬ら しくて、いい絵になると思った。

  さざなみに凍鶴は眸(め)をひらきけり                 (石原舟月)  めちゃくちゃ寒い時にやってくる鶴がさざなみに 見とれてるような感じがして、鶴は何を考えている のかなぁと思いました。

  ひともがきして凍鶴の凍てを解く(能村登四郎)  雪が降るような寒い日の朝、湖上に浮いている鶴 がゆっくりと動くような動作が、ゆっくりと降る雪 の様にきれいなものに見える感じがする。       (編者)鶴は浮鳥ではないですが、このイメージもい       いですね。

 

目標  冬眠しない!

 「ブラウンダイアリー」という写真集がおすすめ です。ブラウンというくまのぬいぐるみの日常が撮 られています。洋服や持ち物が工夫されていてかな りかわいい。「ゴールデン」の方では、石垣島に行っ ています。

  寒すぎる春のおとずれ待ち遠しい  毎日毎日寒い日々…。  早く春よ来いと思います。

    大好きと告白したら男いた  好きな子がいて、その人には男(彼氏)がいたよ うです。日本男児としてけじめをつけなければ。

  出航に冬山動きはじめけり (森田峠)  たしかに、陸から舟が離れる時陸が動いてみえる。  冬山が入るだけで寒々しさ倍増だ。どんどん寒く なってきている感じがする。       (編者)すみません、「出航」を間違えて「出港」と       板書しました。

  出航に冬山動きはじめけり (森田峠)  自分の乗っている舟が動き始めたのを冬の山が動 き始めた、という書き方をすることで、季節や、独 りの寂しさのようなものが感じられるような気がし た。

  出航に冬山動きはじめけり (森田峠)  出港と同時に冬の山も活気づくのだろうか。  雪の山は美しい。

  出航に冬山動きはじめけり (森田峠)  遠ざかっていくのか…。

  出航に冬山動きはじめけり (森田峠)  冬に出港してしばらく人に会えない寂しさを感じ た。

  出航に冬山動きはじめけり (森田峠)  吉見の雪は下から降るというのは今日初めて本当 だと思った。

  鮃喰ふうらがへしても鮃かな (星野麥丘人)  その通りだと思った。  ヒラメは平らだから、鮃という漢字になって、こ  の字からこんな俳句をつくった人はすごいと思っ  た。  ヒラメがたべたくなった。

  鮃喰ふうらがへしても鮃かな (星野麥丘人)  鮃を裏返しても同じような形をしている。  鮃を楽しみながら喰べている情景が浮かんだ。

  鮃喰ふうらがへしても鮃かな (星野麥丘人)  ほんとに平べったくて、不思議な形をした魚だと 思います。

  鮃喰ふうらがへしても鮃かな (星野麥丘人) (感想)裏返しても結局鮃は鮃なのだということが 表されている。

 鮃喰う…の俳句について、あたり前だろと思った。

  鮃喰ふうらがへしても鮃かな (星野麥丘人)  普通の魚も裏返せばその魚よ。

  枯山のむかうなほ枯れひとり旅(鍵和田ゆう子)  「枯山」で冬の感じがするのに加えて「ひとり旅」 でさらにさびしい感じがして冬っぽい。  あまり好きではないけど冬だから選びました。

  枯山のむかうなほ枯れひとり旅(鍵和田ゆう子)  冬になり山もすっかり枯山ですが、一人旅という イメージによく合います。ひとり旅、いいものです。

  枯山のむかうなほ枯れひとり旅(鍵和田ゆう子)  冬にひとり旅をしながら、山をみると枯山になっ ており、そのむかいの山をみても枯山になっている。 冬の少し寂しいような旅に感じた。

  枯山のむかうなほ枯れひとり旅(鍵和田ゆう子)  枯山というだけで寂しいのに、向かう先はさらに 枯れている。これほど寂しい旅があるだろうか。ひ とり旅をしている作者の心の奥の寒さがひしひしと 感じられる。

  枯山のむかうなほ枯れひとり旅(鍵和田ゆう子)  今年は、初日の出を山の頂上で迎えた。一面真っ 白な山の先から光がもれ出す瞬間は感動した。  山はやっぱり冬にかぎると思う。春も秋もいいけ ど。               おわり

  寒ければ歯ざわりの良き柳葉魚焼く(菊田琴秋)  柳葉魚の味、卵のつぶつぶ感までが伝わってきた 詩だった。

  寒ければ歯ざわりの良き柳葉魚焼く(菊田琴秋)  寒くなると、カリカリと歯ザワリのよいししゃも が食べたくなるということだと思ったが、私はこれ はよく分からないなと思った。

  寒ければ歯ざわりの良き柳葉魚焼く(菊田琴秋)  寒くなったらやっぱり柳葉魚を食べないと始まら ない事をいっている。

  日をためて山ふつくらと眠りをり (高木千秋)  「山ふっくらと」というところの表現が微妙な季 節の変化を表していて上手だと思う。  早く冬をこえて山に日のたまる季節になってほし い。

  日をためて山ふつくらと眠りをり (高木千秋)  冬の山は春が来るのをじっとまっていて、冬の間 に春に木や草が芽を出せるようにエネルギーをたく わえているんだと思いました。

  日をためて山ふつくらと眠りをり (高木千秋)  すごく暖かいかんじがして、心地良いなぁと思っ た。

  日をためて山ふつくらと眠りをり (高木千秋)  あったかくなると、ついついねむってしまう。山 も同じなんだなと感動した。

  水蒼(あお)く風一すぢの枯野かな (坂井)  きらきら流れる川の両側をゆらゆらとゆれていて、 時々強い風が吹いているのが分かった。枯野を強調 したいはずなのに水蒼くに印象が強すぎると思った。

  水蒼(あお)く風一すぢの枯野かな (坂井)  枯野で冬だとわかりますが、水を「蒼」で表現す ることで、「青」を使うのと違い、寒々しい感じが 出ていると思います。

  山眠る孵化して鮭に眼のつきぬ (神蔵器)  山に緑がない冬という季節に、鮭の稚魚が孵化し て川を泳いでいる様子に、人が見とれているのがよ くわかる。

  枯野より漕ぎ出て舟の底鳴れり (山口草堂)  冬に舟で川に出たが、水の流れが早く、舟にあた ってゆれて、水の当たる音がした。

 「かけがいのない命」  そんなものに頼って生きてもしょうがありません。  あなたの命が無くなってもたいして困りません。  私の命もそうでしょう。  だからこそ、一生懸命で頑張るのだと思います。

  雪が降り見なれた町が雪化粧  まるで雪国に来たような気分でした。見なれた吉 見の町が違う所みたいでした。

 最近とめどなく降る雪を見ていて1句浮かびまし た。   冬の雪いてつくみずが心にひびく

  大寒は冬の宝を呼ぶものよ  冬の宝と雪をかけてみました。今年も寒く大雪に なったので、この句を思いついました。

(編者)「冬の海笑ふに似たり寺泊」(長谷川零奈子)についての、 編者の「寺泊とはどこでしょうか?」との問いに  寺泊はたしか新潟。試験が終わったら、実家に帰っ て豆乳鍋を食べたい。ヴィルケって岡山弁ですよね。 (「船酔いじゃがー。」とか言っていそう)       (編者)講義への質問ありがとうございます。原文が       方言なので、僕も方言らしく訳しました。のんびりした       感じを出したかったのですが、そういえば岡山弁に近い       ですね。

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)  寒ければ寒いほど星はきれいになる。

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)  寒い晴れた日の夜は乾燥しているために、星がよ く見える。逆に寒い日の晴れていない日は、雪が降 る。どちらもとてもきれいである。

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)  最近は寒くて耐えられない。

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)  はっきり言って感動した。まるでメバルの有孔鱗 を数えたい日みたいだと思った。

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)  この前大雪が降ってとても寒かったので大寒なん だなと感じた。でも寒い晴れた日はきれいな星がた くさん見れて感動する。

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)  こちらに来て一番驚いたのは夜空の星の数でした。 わりと都会に住んでいたのでこんなに見えるのだと 感心しました(江藤病院の前の所で見た。)

  大寒の津々浦々に星の数 (石川万利子)  特に寒い日の夜の星はとてもきれいです。実家で はあまり見えなかった星も吉見では、とてもきれい に見えました。しかし寒い夜に夜空をずーっと見る のは、寒すぎてすぐに現実にもどされます。  太平洋の真ん中で、船上から見る星もとてもきれ いでなみだがでました。

  大寒の吹けばふくほど帆が白し (長谷川双魚)  白という色と寒さの表現がうまくできていて、冬 の厳しい寒さが伝わった。

  大寒の吹けばふくほど帆が白し (長谷川双魚)  大寒の寒さがつたわってきてやだ。

  大寒の吹けばふくほど帆が白し (長谷川双魚)  大寒(おおさむ)

  大寒の吹けばふくほど帆が白し (長谷川双魚)  冬の冷たい風が吹きすさぶ中、海上の帆船の帆に 強く風が当たり、白い帆がきれいな弧を描き、張り を強めて、帆の白さがきわだっている様子が思い浮 かぶ。

  大寒の吹けばふくほど帆が白し (長谷川双魚)  風が強く吹いて、白い帆がピンとはってさらに白 く見えてゆう大な船のイメージがうかびました。

  大寒の吹けばふくほど帆が白し (長谷川双魚)  寒い冬の海の激しい風が強く吹けば吹くほど、帆 が白く見えてる様子を表していて、厳しい状況ほど 栄えるものが有るんだなぁ〜と思いました。

  大寒の吹けばふくほど帆が白し (長谷川双魚)  大寒の中人力の帆でどこに行こうとしているんだ ろう。  帆に雪が積もるほどの大雪の時に船を出したら危 ない。

  大寒の吹けばふくほど帆が白し (長谷川双魚)  吉見は風が強く、寒さが身にしみる今日このごろ です。

  改札に人なくひらく冬の海 (能村登四郎)  真冬の駅。改札には誰もいない。改札をぬけると 目の前には美しい冬の海が広がっている。

  改札に人なくひらく冬の海 (能村登四郎)  夏にはにぎわう海の近くの駅が冬は人の乗り降り がなく、さびしい風景という気がした。冬の海のひ と気のなさを効果的に表していると思う。

  改札に人なくひらく冬の海 (能村登四郎)  なんとなく城ヶ島の海を思い出させる句だと思い ました。城ヶ島の駅はたしかこんな感じだったかと。

  改札に人なくひらく冬の海 (能村登四郎)  この句を見て吉見の風景が頭に浮かびました。

  改札に人なくひらく冬の海 (能村登四郎)  冬の海なんか寒いだけで何の感動もないと思う。 やっぱり山がいい。             おわり

  改札に人なくひらく冬の海 (能村登四郎)  最近かぜひいて、息するのがつらい。寝る時、カ ゼがだいぶおさまった。

  冬浜に浪のかけらの貝拾ふ (上田五千石)  冬の澄んだ空気と海の中、貝を拾ってみたい。

  冬浜に浪のかけらの貝拾ふ (上田五千石)  一番わかりやすかった感じがした。でも、あまり 意味がわからない。なんで貝を拾うのかがわからな い。なんかさみしい感じがした。

    冬浜に浪のかけらの貝拾ふ (上田五千石)  冬の海はなにか神秘的でもの寂しい。

  冬の鯛遠き海より来て紅し (百合山羽公)  鯛も寒すぎて、しもやけみたいに赤くなったみた いな表現がおもしろい。

  冬の鯛遠き海より来て紅し (百合山羽公)  本当にそうなのか…

  大寒や美しき目の魚買ふ (市川たつ子)  魚の目がきれいということは、それだけ魚の状態 が良いということで、それは外気の寒さをも表して いる。  ”美しき目の魚”ときれいな響きを用いながらき びしい寒さが感じられる。

  輝きを収めし落暉(らっき)冬の海(帰山綾子)  夕ぐれ時、真っ赤に燃えるような色をした太陽が ゆっくりとつめたい海に落ちていく冬の海のけしき がありありと目の前にうかぶ俳句。

 

 大学に入り10ヵ月がたちました。  テストが終り4月になると2回生になります。一 年がものすごく早く過ぎました。先生にはドイツ語 を教えてもらっていますが、気づくとドイツ語の授 業も20回後半ぐらいうけました。本当に一年とは早 いものです。来年もよろしくお願いします。

 明日、母が学校に来る予定です。林先生の最後の 講義を聴くためらしい。  下関でお好み焼きを食べる約束をしました。うち の母はお好み焼フリークなので、実家で週1回はお 好み焼きが出ていました。しかも主食。前に、福岡 に行ったとき、お好み焼定食(ご飯、みそ汁、豚玉) があってびっくりしました。母は鉄板付きの机が欲 しいそうです。誰か止めてください。         (編者)お母さんは水大OBでしょうか?今のう         ちに林先生に頼めば何とかなるかも。         

 少年の凶悪犯罪が最近増えたと多くの人は思って いるようですが、実は高齢者の犯罪の方が多くなっ ているようです。少年より老人がコワいと思える時 代が来るのかも知れません。

  春近く学生生活あとわずか  来年で、学生生活も終だな、と思い、就職活動へ の気持ちもこめて考えました。

  節分で豆をまいても福は来ない  小さい頃節分の日に豆をまいて、その後に豆をの どにつまりそこねて苦しい思いをして以来、豆まき をしていません…。

  さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴)  さざ波といっても激しい勢いではなく、ゆったり とした感じで、寄せて返す事で春を感じさせている ように見受けられる。

  さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴)  同じ波の音を聞いても季節によって感じ方がちが う。これは、同じ曲を同じぐらいの技量の人が奏で てもひとにより全然ちがうのと同じだと思った。

  さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴)  今日は立春なので、この歌をえらびました。  海のさざ波の音は、春が来たという気持ちをふく らませるなあ(>_<)

  さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴)  もう少しでこの辺りもそうなるのかと思い心が騒 ぎます。

  さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴)  でも日本海はまだまだ冬のにおいが残っているな と思った。

  さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴)  立春がきたことを、波をたてながらおしえている ようだ。立春とはいえまだまだ寒さが続きそうで す…。

  さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴)  この近くの海の事を言っているような気がし目に とまった。

  薄氷を踏んで光の折れる音 (橋本韶子)  寒さで薄くはった氷をふんだときのパリンという 光が折れたような音が感じられる。

  薄氷を踏んで光の折れる音 (橋本韶子)  薄氷をふんだ瞬間に光がさしこんで光が屈折する 音が今にも聞こえてきそうに感じた。

  薄氷を踏んで光の折れる音 (橋本韶子)  水たまりにはっている氷を足で踏んで壊すとわれ た氷に光が反射してあたかも光がわれたようになる。 それとともに音も光がわれたと同時になるためそう 思える。

  薄氷を踏んで光の折れる音 (橋本韶子)  氷をわるしゅんかんは、とてもドキドキします。 光が氷にあたって光っている場がそうぞうできます。

  薄氷を踏んで光の折れる音 (橋本韶子)  氷に反射してキラキラ光る様子と、その氷を割っ て『光の折れる』と表現するのはうまいなぁと思っ た。

  薄氷を踏んで光の折れる音 (橋本韶子) 薄氷はふつう割れるはずなのに、作者は、折れると 書いてあるところに、どんな意味があるか不思議で ある。

  薄氷を踏んで光の折れる音 (橋本韶子)  氷を踏んだときのパリッというかん高い音を、曇 り空や森の木の葉から漏れる屈折した光線を表現し ている点は、分かる気がする。

  硝子(ガラス)戸を開きて海へ鬼やらふ                 (山口波津女)  昨日、節分で豆をまいて鬼を外へ追いだした。ホ ントにでていってくれるとよいのに。

  硝子(ガラス)戸を開きて海へ鬼やらふ                 (山口波津女)  鬼も海にやられては寒いでつらいだろう

  硝子(ガラス)戸を開きて海へ鬼やらふ                 (山口波津女)  昨日、太巻きを食べたが東北東に向いて食べるの 忘れた。

  硝子(ガラス)戸を開きて海へ鬼やらふ                 (山口波津女) 昨日は節分だったなあ。 一人でぽりぽり豆食べました。 さすがに豆まきはしなかったけど…。 冬ごもりもいいですねえ。 寒いの大嫌いなので冬が来ると毎年「冬眠」したい とかなり本気で思います。 目が覚めたら春ってすごくうれしいですよね。 クマがうらやましいです。同じホ乳類なのになあ…。

  硝子(ガラス)戸を開きて海へ鬼やらふ                 (山口波津女)  昨日は2月3日の豆まきで、我が家でも豆まきを しました。夕方くらいに、前の家から子供の声が 「鬼は外、福は内」と聞こえてきました。  日本の昔ながらの風習がまだ根強く残っているの がなんだかうれしく、心があたたまりました。  昔、年の数だけ豆を食べる時、お母さんが数を隠 して食べていた事を思い出しました。   去年より豆数減らすお母さん

  薄氷の裏を舐(な)めては金魚沈む(西東三鬼)  暖かくなり、金魚も活動できる温度になったけれ ども、氷がまだあったので動くのを止めた動きをう まく表現していて良いと思う。

  薄氷の裏を舐(な)めては金魚沈む(西東三鬼)  金魚が薄氷の裏を舐めて、寒くなり、こごえて沈 んだ様子が思い浮かんだ。

  人間の海鼠(なまこ)となりて冬籠る                (寺田寅彦)      あまり意味がわからなかった

  眠りては時を失ふ薄氷(うすごおり)                 (野見山朱鳥)  夜、自分が眠っている時にまるで時間が停まった かのように湖?かなにかに氷がはっているのを見て、 圧倒されている感じが伝わってくる。  又、時を失うという所から春が近づいている様子 も伺える。

  冬籠り海一見にしかずなり (石井長子)  冬になると本当にこたつから出られなくて海を全 然見たいとは思わないと感じる。見ると寒々しくな る。