水大歳時記(平成十五年度)秋 の 部
秋、素秋、金秋、三秋、九秋
朝夕のくんちのニュースで秋を知り (阿呆)
海風に吹かれているともう秋だ
もう秋だしかし夏よりなぜ暑い
秋なのにまだまだ残る水着の跡 (さの)
秋なのに半そでまだ着る水大生
夜の空寒さを感じるああ秋だ
朝起きてひんやり寒い秋の今
秋なのにあんまり秋晴れないような
秋天気降ったり晴れたり定まらず
道行きて振り向き見れば秋香る
秋になり葉が美しき山の色
ぽつりぽつりと秋香る吉見の山
秋の実り鳥肌立って自己紹介
煙草吸い煙の量が多くなる のどに吹く風秋の味
秋なのだ部屋でおでんでも食べたいのだ
秋なのだ家でイモでも食べたいのだ
秋なのに焼きいも屋さんはまだ来ない。
秋魚脂がのっててああおいしい
秋のこう酒飲みすぎてちどりあし
秋競馬 三冠達成目前だ
運動と読書と食欲代名詞
食欲の秋たくさん食べてスポーツの秋
OOの秋 何にしようか決められず
食欲の秋読書の秋スポーツの秋 つまり、なんでもアリ。
秋眠昼寝をする おぼえずあくびが出る
秋休みあったらいいなといつも思う
初秋(しょしゅう、はつあき)
夏が過ぎ活性あがる初秋の池
秋初めテストのためにゆううつだ
立秋、今朝の秋
天高く澄み渡る空秋が来た
夏過ぎて秋がくるくる風すずし
秋が来て夏の勢いどこへやら
夏来たと喜ぶつかのま今は秋
秋が来た。今年は夏があったのか!?
木々の葉が紅く染まりし秋来たる
秋になり紅葉の季節になりました
秋来るとなぜか悲しい夕暮れだ
夏が過ぎ実りの秋がやって来た キノコが大好きだ〜!
秋がきた睡眠食欲楽しいな
秋になりこんがり肌ももとどおり
秋になり人肌恋しくなる頃だ
秋になり涼しくなって世界征服
秋来てもテストはくるな なるべくな
秋になりとてもきもちいいおふろかな
秋がきてさむさがまして冬がくる
残暑、残る暑さ
シーサーも汗かくほどの残暑かな
晴れた日はまだまだ暑い残暑かな
夏の恋未だ冷めない残暑かな
夏終わり残ってしまった我(わが)心
今年の夏始まる前にもう残暑 今年は7〜8月に「夏!」という日がほとんどな く、雨ばっかりでいつのまにか9月になってしまった
残暑ですあと半年で残寒だ
きびしすぎ 本当に残暑!?残りすぎ
残暑は真夏よりあつい気が狂う
残暑より気になるものそれは残尿
この暑さ夏はまだまだ続いてる
暑い日の帰校途中ああつらい
秋あつしレポート書けどなお暑し
秋暑し 暑いと海へ行きたくなる
残暑見舞いつもくるのは同じもの
残暑お見舞い申し上げます。
新涼、秋涼
秋涼し裸でねるのも今日までに
涼しさの内に寒さが見えかくれ
九月
九月でも残暑きびしいテスト前
九月晴れ僕は旅立つ大分へ
白露(はくろ)
白露より甘露煮がいいこのごろは
晩秋
晩秋の夕日がとてもきれいだな
晩秋に金がなくなり大ピンチ
秋の日、秋日(あきび)
秋の日は朝夕冷えて昼暑い
秋日あびそれでも鳥だつ人の肌
秋日よりまぶたが思い授業中
秋の日に彼女と二人で遊園地
秋の日に黒川温泉黒い肌
秋の日に吉母の海でサワラ釣り
秋の朝、朝の秋
秋の朝寒さで感じる冬への歩み (べん)
秋の朝起きると窓がぬれている
秋朝にさびしさあまりにもう1枚
秋の昼
秋の昼ぽかぽかしていてきもちいい
秋の昼ぽかぽか太陽眠くなる
秋の昼今日の献立ねぎトロ丼
秋の暮、秋の夕(ゆうべ)
秋の暮れ紅葉見たくバイク乗る
夕暮れは稲の匂いと黄金色
秋の夕秋刀魚を焼いて煙を昇(あ)げる
秋の夕空の彼方に鰯雲
秋の午後なにもかもがオレンジ色
グランドで夕やけ色に染まる汗
のんびりと本がよみたい秋の夕暮れ
夕暮れにきみのほっぺた染まったよ
清流河釣人おりし秋の夕暮れ
夕暮れに海を眺めてため息かな
秋が来て暮れる夕日に涙する
秋くれて寝てる時間が増えていく
秋の夜、秋夜(しゅうや)
雨が降り雨雲光る秋の夜
秋の夜残暑に雨呼ぶ稲光り
秋の夜冷たい風が心地良い
秋の夜にオーロラもどきのような雲
秋の夜青く輝く満月(もちづき)の 光の音も聞こゆる静けさ (編者)「共感覚」を使うとは、みごとです!
秋の夜にはかなき命さきみだれ
秋の夜真面目に生きるとちかったよ
秋の夜石焼いもの声ひびく
夜長、長き夜
明るくなった月明かり、秋の夜長はテスト中
夏過ぎて段々夜が長くなる
もう少し秋の夜長を楽しみたい
夜長く、風は身を切り、水は肌を刺す ああなつかしき熱帯夜
秋澄む
寒い夜雪がふりふり秋澄む (秋)
秋澄むや した方がいいな衣替え
秋気(しゅうき)
肌寒く鳥肌となり秋気かな
冷(ひや)やか、秋冷
朝冷えの寒さを楽しむ心の余裕
爽(さはや)か、さやけし
爽やかな朝日に向かい走る僕
爽かな家の地元大和町
身に入(し)む
秋の朝身に入む寒さで目が覚める
身にしむるかぜのつめたさ身にしむる
秋雨の一つ一つが身にしみる
やや寒(さむ)、秋寒
雨上がり少し寒い外の風
だんだんと秋の寒さを感じだす
寒いっす おなかもすいて眠いっす
寒くなりいつのまにやらカゼひいた
朝寒(あささむ)
最近は朝方寒くなりました。
寒くなり、朝起きるのがつらくなる。
秋深し、秋闌(たけなわ)
山上に広がるひなた秋深し
秋深し 畑草原 田んぼにも
秋ふけて食欲増えて太りだす
秋深まり秋刀魚一匹50円なり
秋深く肩はずれてはむせび泣く
暮の秋、秋の末
枯れた葉と冷たい風が秋の終わり
行く秋、秋の別れ
秋過ぎてつるべも早く落ちにけり
秋過ぎて連れの女に飽きすぎし (編者)女性には優しくしましょう。
冬近し、冬隣(ふゆどなり)
早朝の秋風冷たい冬近し
朝の窓結露したたる冬のにほひ
ちらちらと見えかくれする冬の影
冬間近秋の風情が懐かしく
冬近し紅葉の秋終わりかな
冬近し山もとうとう ころもがえ
だんだんと冬に近づき雪近し
冬近くこたつにみかんキムチ鍋
冬せまり過ぎゆく時をかえりみて 美しき日々二度とかえらず
秋色(しゅうしょく)
山々が色かわりつつ秋色かな
山の上見下げてみれば秋の色
冷たくなり山々の色秋色に
山の木々色染めはじめる秋色に 山の木々が秋になるにつれて赤や黄に変わりはじめる。
赤とんぼ童子が追いて秋の色
秋晴、秋日和
今日の空出掛けたくなる秋晴だ
天高くあおげば気はれる秋ばれよ
秋晴れの雲のない空ウソつけず
秋晴れの西陽があつい三時頃
秋晴れに秋刀魚の煙がしみわたる
秋晴れや風吹く町に柿匂う
秋晴れに肩をはずして気絶する
秋晴れの豊田湖に沈む俺の夢
秋の空、秋天(しゅうてん)
風すずし ちとはだ寒い秋の空
見上げると雲ひとつない秋の空
秋の空見上げてみればはぐれ雲
秋の空気まぐれ天気といわしぐも
秋の空雲の舟にのりて一本釣り
秋の空竿を振るいしアコウ釣り
秋の空泳ぎまくるサンマぐも
秋の空さんま雲見て腹へった
秋の空トンボの数が減ってきた
七曲がりトンボ飛び交う秋の空
秋空のもとに咲く花遅速なし
秋の空ふと見上げれば夕日ある
秋の空オレンジ色だきれいだな
秋の空夕日に浮かぶ赤とんぼ
秋の空夕焼け星空きれいだな
秋の空私は小鳥空を飛ぶ
秋の空なくようぐいす平安京
秋の空夕焼けこやけでまた明日
いつになくさびしさのこる秋の空
秋の空憂いが続く我が心
秋の空月をながめて1人旅
やっぱりね月より団子秋の空
落ち葉焚き焼きイモ食べたい秋空かな?
秋高し、天高し
秋高し焼き牡蠣(がき)香る島の昼
秋の雲
見上げれば空高くある秋雲だ
秋風が吹く街歩き人恋し
秋風にさらりとゆれる君の髪
温泉の季節恋しき秋の風
茜雲子等と戯る影法師
鰯雲、鱗雲、鯖雲
夏終わり秋の空からいわし雲
いわし雲秋のおとずれ空浮かぶ
青空に静かにただよう鰯雲
空見ればただよう雲はうろこ雲
空高くゆるりと流れる鰯雲
夕焼けの赤く染まった鰯雲
鱗雲夕日で赤く煮こまれる
空見ると魚が恋しい鰯雲
鱗雲 鯖や鰯が晩ご飯
鯖の空見てるとお腹空いてくる
漁獲量減っても見える鰯雲
鰯雲ないこの空は秋怨(しゅうえん)か 全くもって気持ちよいのでそんなことはない。と反語 調に!
鱗雲眺めていると落ち着くな
鱗雲私は小鳥空を飛ぶ
鰯雲なにを聞いても上の空 (ふでばこ)
月、月夜、月の秋
夜の海一筋ひかる月の道
月明り海を照らされ躍る潮
海の上孤独に浮かぶ月のアカリ
月明り映し出された城の影
秋の月雲に隠れてもきれいだな
雨あがり明るくなるよ朧(おぼろ)月
月明かりふと海見るとくらげうみ
月夜にも負けぬあかりの火の星よ
月の秋月より話題火星かな
月の秋思わす買った安団子
夜釣りにて月を見つけて ふぐふくれ
縁側でこころ静かな月夜かな 思いふけては君が名を呼ぶ
待宵(まつよひ)
待宵の明かりとともに秋の風
名月
夜が来て満月でたで〜た♪月が出た♪
十五夜の月の光がああきれい 現代人は、お月見という日本の習慣を忘れている。
十五夜の空見上げても月はなし
十五夜が雷雨の天気二〇〇三年
然々に、空をあおげば黒雲が 明日は十五夜月は見えぬ
十五夜の団子を食べて息を絶つ
月光(つきひかり) 輝(かがや)きの源(げん)友の愛 訳:輝かしい成功には、多くの人々の協力があってこ そのものだ。
秋の星
火星やや遠くになりて秋星座
消えてゆく夜空の星にさよならを
天の川、銀河
願わくば天の川で泳ぎたい
流れ星、流星
藍空に流れる星に何願う
碇(いかり)星
暗黒の夜空に輝くカシオペア
秋風(あきかぜ、しゅうふう)
秋風が以外と冷たい今日この頃
北海道セミを見ぬ間に秋の風
秋風の寒さがしみる帰り道
秋風とさらさら揺れる前海や
木の上の栗の実落とす秋の風
秋の風葉っぱが落ちる季節かな
秋風に吹かれて染まる紅衣
柿の色赤く染めてく秋の風
秋風が心にしみる15才
秋風にゆらめく髪がいとおしい
部分染めチャラ男と呼ばれ秋風しみる
秋風に喉をやられて風邪をひく
夜の道原チャじゃ寒い秋の風
秋の風清々しいが心は寒し
秋風を寒く感じた今日この頃 花より団子
秋の風さんまの油もおどりだす (B-BOY)
秋風がここにも吹いてる恋心 (ザ☆ピース)
秋風の涼しき中に風邪かくれ
秋風が運ぶ心地よさいつまでぞ
秋の風きびしくなる冬の前
颱風、台風
風強いそろそろくるかな台風が
台風来艇が出せなくうれしいな
台風の足音聞こえ雨が降る
台風で心と供に荒れる海
台風の訪れ喜ぶ学生たち
台風で唯一うれしい休講かな
休講で来たる台風感謝する
台風で明日は休講・・・・・
台風だ木曜休み 金曜は? (編者)「休み」の後のニコニコマーク略。
台風だ!!車の運転注意せよ
通り雨だと思ったら台風だ
十五夜の台風来たるウサギ小屋
秋の雨、秋霖(しゅうりん)
秋雨に凛を纏うは朝の街
秋雨を感じる季節に梨りんご
紅葉に秋の長雨いとおかし
秋雨の憂きに加えてとひをとく 雨が降る上に、テストも近い。なんとゆううつな日だ ろうか。
秋雨が過ぎ去る頃に寒くなる
秋の雨一雨ごとに冬をよぶ
冬前の秋雨あびてはっぱ散る
秋雨は洗濯物がかわかない
稲妻、稲光
稲妻が雨の訪れ知らせてる
稲妻が遠くの空で光ってる
いなびかり どこに落ちたか気になる夜
稲妻に声をとどろかせ子供かな
稲妻に心ときめく子供心
一撃に稲妻宿す我が拳 (空手部)
いなびかり空がピカピカ ピカチュウ
稲妻が光ると映るボロテレビ
霧、霧の海
霧の時はロービームにしましょう。前が見えない。(車) 霧信号は音(船)
露
白露に草木もぬれて心地良い
低雲に佇(たたず)む白露白々と
白露に死体もしめり草木かな
白露で南斗白露挙ターターター
つゆと落ちつゆと消えにしわが身かな 人生もまた夢のまた夢
秋の夕焼
秋の夕日夏のにおいをただよわす
秋の山、秋の嶺(みね)
秋の山赤く色づく木の葉かな
寒さ来て色づきはじめる秋の山
赤黄色少し緑の山の色
秋の山紅い衣服に衣がえ
見わたせば紅葉美し秋の山
きれいだとみとれてしまう秋の山
もみじ舞いもの悲しき秋の山
秋の山カラスが三羽夕日ゆれる (尊)
秋の山登ってみれば爽快だ
秋の山くつずれ赤く紅葉かな
山の色身近に感じる吉見かな
秋の水、秋水(しゅうすい)
秋の水冷から寒へ移りゆく
秋の水手をつけると冷たいな
秋の水手のひらつたい落ちてゆく
秋の水落ち葉ひらひら泳いでる
秋水が映し出すもの赤き山
燃える葉が冷たい川に流される
秋の水朝顔を洗い難し
水澄む
水澄みて赤に染まりし紅葉かな (編者)紅葉のイラスト略。
秋の海、秋の波
秋の海何かたりない さみしさが
夏が去りさみしさあふる秋の海 (ヘソマガリ)
秋風のさむさかんじる秋の波
秋の海さわらが多く釣れる時期
秋の海さんまがいっぱい泳いでる
秋の海映す紅葉はまだ見れず
秋の海夕日が沈んで山の色
いつになく寂しさ感じ秋の海
秋の海まだ泳げると風邪をひく
秋の海は夏の海よりある意味美しい
休暇明、休暇果つ
夏休み思い出と共に幕閉じる
もう少し休みがほしい もう少し
休み明け教室のなか常夏か
休み明け帰ってそうそうお勉強
夏休み明けると今度はテスト責め
新学期レポート地獄に睡眠不足
夏休み終わってみれば試験地獄
夏休み終わればすぐにテストやん〜。(>_<)
夏休み明けるやいなや さあテスト
新豆腐
新豆腐ネギとしょうゆでひややっこ (内村)
松茸飯(めし)
夕ご飯マツタケ料理もうあきた
干柿(ほしがき)、吊し柿
干し柿もきれいにできない異常気象
稲刈、収穫(とりいれ)
稲をかり ところどころはげた田んぼ
月見、観月、月祭る
お月見は月を見ながらもちを喰う
秋思(しゅうし)
秋くれば寂しくなるよ身と心
運動会
さわやかな風が吹いてる棒倒し
ヨーイドン前進全力突っ走る 白いテープを突っ切れ徒競争 (しほほほほ‥‥)
運動会聞こえてくるのは親の声
紅葉狩(もみじがり)
山変わる風情豊かな紅葉狩り
うさかたの炊き込みご飯紅葉狩り (編者)「うさかた」とは?
幼い頃紅葉狩りが いつしか山登りにかわってた
久々に家族と共に紅葉狩り 露伴の過ごした閑谷学校
七夕
七夕に願うは君の幸せよ
ささの葉にねがいをたくし朝をまつ
短冊に願いをこめる星まつり
たんざくの数だけ人の人生あり
短冊に願いをたくしてみたものの 雨では願いは叶わざるか
曇れども雲の上では七夕空
七夕に楽しい休みを願う昼
空の星にぎやかに光る七夕の夜
星たちが輝きを増す七夕の夜
笹の葉と星が流れる七夕
七夕の空に流れる天の川
窓開けて夜空に光る天の川
夏の夜に光り輝く天の川 久しき出会いに涙、なみだ
吉見川 川にも映る天の川
七夕に願いをこめて西田川
あまのがわ とてもきれいできもちいい
星の川流さぬように我が願い
星の川雲かかりても祈りつつ
探しても見つけた事ない天の川 空の星のどれが天の川か いまだに知りません。そん な詩です。
七夕に見たことがない天の川
七夕の天の川見たいがおおあめで…
七夕に僕も会いたい織姫様
七夕の今年の空は乙女心
遠距離の心を支える七夕愛
ひこ星や今こそ渡る天の川
七夕にめぐりあえたらタナボタだね (棚からぼた餅)
七夕に優雅に飛びかうトンボかな
秋祭、里祭、村祭
秋祭り奉納鯛の活きの良き
盂蘭盆会(うらぼんゑ)
暑くても潜れなくなるぼん明けの海
お盆よりはるかに暑い今日この頃
大文字
鴨川に大文字がゆらゆらしてる
鹿、鹿の声
紅葉に魅せられ近寄る鹿の声
渡り鳥、鳥渡る
故郷は潮の匂ひや鳥渡る
渡り鳥季節と一緒に移り行く
鰍(かじか)、石伏(いしぶし)
しちりんに手も温もれば焼き鰍
鱸(すずき)
スズキ釣りさおをあげるとうなぎ付き
スズキ釣りふと見上げると秋の月
鮃(ひらめ)
このごろは海見てヒラメ考える
秋鯖(さば)
水大に秋風吹いて鯖うまし!!
これからは関アジ関サバ青物季節
秋刀魚だとちと高いから鯖を焼く
鰯(いわし)
鰯群れ夕日に映る水しぶき 人も鰯も家路急ぐ
太刀魚(たちうを)
夕暮れの太刀魚釣りの船多し
吉母では元気に泳ぐ太刀魚や
秋刀魚(さんま)
帰り道家から漂う秋刀魚の香り
海岸に秋刀魚焼きの臭いけり
秋刀魚焼く七輪の煙雲に結ぶ
秋刀魚食べ秋が来たぞと感じゆく
夕焼けに秋刀魚を食べつつビール飲む
まつたけとたきこみご飯とサンマだね
しちりんと大根おろしさんまだね
さんまだね ことしはやすいぞ たべまくる! 脂のり最高なのは秋サンマ
秋刀魚食う夏バテやっと解消か
夜も冷えて身も冷え淋しく秋刀魚喰う
塩秋刀魚焼いて食べたら半生で 上から下から大激流
大好きな秋刀魚の季節ももう終わり
鮭(さけ)
釣魂秋鮭求めて北の国
秋の蚊
秋なのに眠りを邪魔するはまだらカ。
秋の蝉
耳痛しセミの鳴き声衰えず (残暑をイメージしてみた)
法師蝉、つくつくし
夕に鳴くツクツクボウシ終わる夏
蜻蛉(とんぼ)
池の上蜻蛉舞う下バスが追う
赤色に大空そめる赤とんぼ
秋の空いっぱい飛んでる赤とんぼ
秋の空群れて飛ぶのは赤とんぼ
夕暮れの空を染めるは赤トンボ
赤とんぼどこへいくのか赤とんぼ
赤トンボくるくる回る赤い空
赤とんぼそんなに照れてどこへ行く
赤とんぼここらへんでは飛んでない
赤とんぼなかなか見なくなりました
虫、虫の声、虫の音(ね)
秋の夜耳をすませばリンリンリン 心地よいかな虫の大合唱 (マキティ*)
鈴虫
鈴虫の音は聞こえど姿なし
鈴虫やなんとここちよいこもりうた
柿
柿の木に今年はいっぱい柿がつく
かき食えば金がなくなる二千三秋 (予想)
柿食えばしぶがきだったよOh shit!!
木の前で柿が落ちるの待っている
葡萄(ぶだう)
日だまりでふだうをちぎり ほうばった
紅葉(もみじ、こうよう)
秋来たる紅葉の時期まっかっか
秋なるも残暑きびしく紅葉見る
紅葉が進むにつれて秋感じ
秋晴れの空の下には紅葉樹
教室の窓からのぞく紅葉かな
気がつけば山々赤くなっている
山火事と見ちがえるほどの紅葉か
秋風に頬染め舞い散る山紅葉
赤くなるもみじの葉っぱと自分の手
花よりも紅葉よりもだんごだね
紅葉に染まり落ちてくこの季節
目に見える紅葉寒いも暑い日々
紅葉は緑から紅へのお着替えだ
火のように燃える紅葉散歩道
もみじの木山を彩る風物詩
山口で紅葉輝くもみじかな
しずみゆく夕日にもみじそめられる
紅葉と夕日の海を見比べる
葉色づき変わる景色で季節を知る(ヘソマガリ)
ふるさとの紅葉だより心待ち
紅葉を一目見ようと小旅行
秋なりて我が心も紅葉す
紅葉や心も赤く恋の季節
紅いに染める紅葉心も高揚
赤き紅葉一瞬のひらめきをしり はかなきかな
山もみじやがて静かに枯れてゆく
紅葉を眺めて思う焼きいもかな
紅葉の行きつく先はさつまいも
コスモス、秋桜
月曜日まずコスモスに近づけり
秋桜が寒い空気をやわらげる
西瓜(すいくわ)
鮎 けいりゅうを思い出しつつすいか割り
松茸
秋がきて、まつたけ食べたい今日このごろ
食べたいなああマツタケやマツタケや
マツタケを探し求めていざ行かん
授業
暑すぎる前のクーラー効果なし
深海でもピラミッドの構成 植物より (編者)そうですか。ピラミッドの構成は仏さんたち (曼陀羅)だけでなく、深海にもあったのですね!
文学を春から習ひもう秋だ!!
水曜日あの子にあえてハッピーライフ!!**
実験のレポート出すのはもういやだ
アンケートめんどい作業疲れるが〜
文学も終わりよければすべてよし
寝不足で頭が痛い授業中
文学の単位はぜひともとりたいな
前期テスト終ってすぐに後期授業
先生が素敵すぎるよ困ったな ああ授業なんて手につきません(きよよ*) (編者)ひょっとしてそれはこの授業?ジャーン!! ペンネームのハートマークは文字化けしているかもしれ ません。
奥入瀬は青森県ですほんとだよ
後期なりさらに授業がわからない (編者)ひょっとしてこの授業のことかな?いろいろ と忙しくて満足してもらえる授業ができません。反省材 料はいっぱいあるのですが。
学生生活
誕生日9月1日うれしいな
時代経てば人の記憶も只の塵 かき集めれば歴史となる
夜の街ただぼうぜんと空を見て 星の数よりビルの多さよ
世の中の人は何とも云はばいへ わがなすことは われのみぞ知る
青山をおおい隠す白い雲
はやすぎる1ヶ月前にもどりたい
夢の中 そうだ今日から学校だ
炎々と蒸せるグランド球の音
海風に吹かれ飛び込む海の中
真青な湖眺めに釣りに行く
星々に月見えずとも火星燃ゆ (編者)そう、今年は6万年ぶりとかの火星大接近の 年でした。結局一度も見なかった…
バイト先 ああしくじったしくじった
アミノ酸アミノサプリがいいらしい
ああきつい前期テストがああきつい
つまらないテスト期間はつまらない
ゆううつだ前期のテストはゆううつだ
テスト前1人で話す悲しいかな (YOU10)
書いても書いてもノートはうまらず
テスト前寝るに寝れない緊張感
テスト日が近づくにつれて眠くなる
テスト前コンビニ行ってリフレッシュ
もう少しテストの日程考えて
テスト前レポートにおわれ徹勉だ
この先がとても気になる今日この頃
テスト前釣りの勉強してる俺
試験後の休みを夢見る試験前
テスト期間心休まる日もなくて 気づけば紙の前にいる我
早く来い冬休みゃー 春休み
夏過ぎて再び励む柔道家
曇天の暗空見上げ何思う
くもり空晴れる日よりもなぜかよい
腹へった僕のおなかはペコペコだ
酒を飲みほろ酔い気分で千鳥足
カビキラー消費はげしい浴槽です
雨の中猫帰らず、野宿。
申戌酉(さるいぬとり)意味ないだろう桃太郎
今年こそ言い訳なしでがんばりたい。 自分の教訓です。
強きことは信じること 弱きことは信じれぬこと
曇りゆく社会の影に光り射す
いとさみし薄着のおなご すくななる
夏疲れ今頃でてきてやる気なし
テストあけ結果とともにまたしずむ
試験落ち夕日も落ちて気も落ちる
バイク乗り風を感じて走り抜く
崖の上足をすべらせ汗が出る
トラを断つ強きタカこそ日本一
山口県今日の天気は晴天なり
昨日より短くなった夕日かな
裏海に沈む夕日は格別だぺ
朝起きて目覚めの一服セブンスター
ハラへったああハラへったハラへった
寮ご飯朝はいつも卵かけ
ジョージアを飲んだら今日はボスを飲む
ニャンニャンニャン家の外から ニャンニャンニャン
ああ今日も悲しい悲しい一人の夜
衣替えタンスの中は大さわぎ
灰色のジャケット着続け色男
俺にはなバスケがあれば女はいらねえ
ちょこまか取れないドリブルブラジリアン
釣って食べようブラックバス
しんどかさ山の田混むさしんどいさ (しんどいさー野坂)
お前のヴォイスがオレのハートをビートする (エルビス)
普通の日何もなくても大切な日
朝もやにけむりかすれる道を行く
恋心木々の葉に似たはかなさよ
朝がきつい気持ち良くて起きれない
何回も寝ても寝ても常に眠い
寒いなぁそろそろ長袖変わり時
昼ごはんたらなかったよ腹6ぶ
ところてん なぜそんなにちゅるる
いっき飲み吐いたら負けだるるるるる
釣って飼おうブラックバス
サワラとは春の魚と書くくせに 九月に吉母でつれますよ。
虎とたかどちらが勝って日本一!
ルイコスタ シェフチェンコ インザーギ
氷川きよし いい歌だ箱根八里の半次郎
スロットよ まわしてもまわしてもなぜでない
メンタンピン スッチーピンがツモれない
この季節脱力感わくだけだ
どんなにもつまらなくても過ぎる時
父親が見えない所でささえてる
ふるえてる いつかあの手をにぎりたい
この世をば我が世と思う もちづきの欠けたる所 『有りすぎです』
テスト落ちヘコム間もなく後期かよ
風が舞い七曲がりには潮が舞う
七曲がり車跳びかう親知らず
荒い波落ちこむ自分にカツ入れる
青海も夕日に照らされ紅い海
日が沈むああ早いな暗くなる
梅ケ峠(うめがとう)無限に広がる夜空の星
白い湯気ココアがおいしくなる季節
白昼にコルクを開けてワイン飲む
お寿司屋でトロを頼めぬ人がいる
曇り空降水確率何パーセント?
くもり空洗たくものが心配だ
風気味で季節の変わり目危ないな
2年後にオレも乗ってる実習船 (編者)乗船実習はいいですよ。水大最高の想い出の ひとつになると思います。
カメムシが大量発生弓道場
ボランティア バイトなのにボランティア
世の中と女心と秋の空
だまされて だまされ続けて裏切られ それが女の悲しい性
男とはスロット大好き女好き☆ (編者)句末の星マークは文字化けしているかも しれません。
13の片手を失った女の子 だが強く生きるサーフィンするため
沖縄でひめゆり見ては重くなり 目の前の海が綺麗すぎた
物語
[人と人ならざるもの] 一人が言った 「どうして悩むんだい?」 男が答えた 「いつも悩んでいるわけじゃない」 一人が言った 「どうして泣くんだい」 男が答えた 「悲しいから泣くんだ」 一人が言った 「悲しいと泣くのかい?」 男が答えた。 「うれしくても泣くことがある」 一人が言った 「どうして怒るんだい?」 男が答えた 「くやしくて頭に来るからだ」 一人が言った 「どうして争うんだい?」 男が答えた 「意見が合わないからだ。」 一人が言った 「どうして‥‥生きるんだい?」 男は答えなかった。
(文学1の試験では時間が足りず、思うように物 語が書けなかったため、この場をおかりして創作を 行ってゆく次第です。出席毎に、この短編小説を加 えてゆきます。) 『思い出を売る店』(一) とある町中。 この町は夢追町。思い出を探し求める者たちの集 まる町。強い者や弱い者、大金持ちや貧しい者。誰 もが平等に想い出を探し出すことのできる、そんな 町だった。 ところが去年の八月に政府の出した法律によって、 想い出の売買が禁止されてしまった。想い出を売る こと以外に産業のないこの町の人口は次第に減少し てゆく。 さみしい事だ、この町には私の想い出もあるのだ から。
『思い出を売る店』(二) 私が八歳の時。 町に一人の男が来た。夢追町に来る奴らはそれこ そ星の数ほど見たが、その男だけは他の奴らとは違っ た。 この町に来る人間は大抵、自分の理想の想い出を 求め、目を輝かせながらやって来る。しかし、その 男の目はまるで死人の目のようだ。着ている物もひ どく痛んでいる。 「きっと、遠い所から来たんだ」 と思う私の前を男が通りすぎてゆく。 私は彼に話しかけた。 「おじさんは、どっから来たの?」 彼はその目で私のほうを見つめた。そして、 「この町で想い出が手に入るらしいが、どこに行け ばいいんだい」 と言った。彼の声は私の想像と違い、とてもやさし かった。
『思い出を売る店』(三) 私は想い出のある場所を知らなかったのだが、て きとうに、 「あすこに見える山のところ」 と答えてしまった。 彼は「ありがとう」と言うと、山の方へ向かって いった。その山とは、夢追町では落夢山と呼ばれ、 景色がきれいで観光名所でもあった。 しかし、この落夢山には、あるうわさがあった。 落夢…、言うならば叶わずして捨てられた夢が集ま る山、という事である。そしてこの山に行った者に は失望と落胆が一生まとわりつくのだ、と。 彼は私の記憶の内では少なくとも帰ってこなかっ た。私は十二歳でこの町から引っ越したからだ。 (編者)「夢追町」って実際にありそうであり得ない 不思議な街ですね。
エッセイ
今年の夏は長雨で寒い日が続き、米の生育が心配 される。米、といえば日本酒という訳で、夏休み中 に長野県に行った時にそこの友人の案内で酒蔵めぐ りをした。3軒ほど回ってそれぞれの酒屋で試飲を した。諏訪湖近くにある酒造所で、古くから良質の 水で酒を造り続けているという。 水がおいしいと酒がうまいというのは本当で、濃 厚ではあるが香りがよく、さっぱりとした純米酒に 多く出会えた。下関には長野の酒は売っていないの で、土産にと、一番おいしいと思った日本酒を買っ て、とりあえず実家に帰った上で大学に戻ろうと、 実家の神棚にその酒をささげておいた。ささげてお いて、数日後神棚の前にゆくと酒がない。どうした のだろうかと家族にたずねようとしたら、テーブル の上に見た事のあるラベルのビンがある。封は開け られていて…中身も一合分しか入っていない日本酒 があった。 こうして遠い長野県で買ったおいしい日本酒は下 関に持って来られるには到らなかった。
(夏休み) 奥穫岳に登った。その時、たまたま、出会った外 人さんとドイツ語で話した。 僕達 : グーテンモルゲン ウ゛ォーヘアコムストゥドゥー? 外人さん:ナンデドイツゴシッテンデスカ? (編者)ぼくの教えたドイツ語でも通じることが分 かって安心しました。ひょっとしたら「ドゥー」では なく「ズィー」の方がよかったかもしれません。
曇間から落ちて来そうな稲妻よ 昨日の夜も、上空で雷が光っていました。雷はい つ、どのように移動し、落ちてくるのかわからない ので、雷が光っているのが見えたり、音が聞こえた りしたら、出掛けないようにしています。
夕立に沈む道路をクルマ行く 月曜日、実習場から戻る途中で、ものすごい夕立 にそうぐうした。新下関の辺りで道路が水没してい て楽しかった。
海風に髪吹かるるも秋暑し (明石和子) 夏休み前より夏休み後の方が暑いと思える今日こ のごろ。一瞬吹く心地よい風もすぐ止んでしまい暑 さが戻るという今の情景と重なっていると思います。
海風に髪吹かるるも秋暑し (明石和子) 今現在は蒸し暑くて辛く、この句のような状態で はないのだが、夕方になると海風も少しあたること がある。その風も暑い風なのだが、この句は秋の暑 さをうまく表しているようだと感じた。
海風に髪吹かるるも秋暑し (明石和子) いきなり暑くなって、さいあくだなあと思った。 風にふかれても、生ぬるい風で、あんまりすずしく ないので、はやくすずしくなってほしい。
海風に髪吹かるるも秋暑し (明石和子) 秋は暑い!全く涼しくなんかない!と最近思う。 もっとクーラー強くして下さい…。
海風に髪吹かるるも秋暑し (明石和子) 海風にあたると髪が、パサパサして気持ち悪い。 塩のベトベトさはすごい。
海風に髪吹かるるも秋暑し (明石和子) 一昨日、地元(群馬)から帰ってきて久しぶりに 海のにおいをかんじた。それにしても、下関は暑 かった。
虫落ちて輪になる水の残暑かな(秋山秋紅蓼) 今年は冷夏で今頃になってむし暑くなってきたの で、秋の実感が沸かない。もうそろそろせみの声が ぼちぼち減って、夜はコオロギの声が聞こえるよう になるのだろうか…。せつないなぁ…と思う。
虫落ちて輪になる水の残暑かな(秋山秋紅蓼) 虫も残暑はかなりきついんだなーと思った。下関 もまだかなり暑いので早くすずしくなってほしい。
虫落ちて輪になる水の残暑かな(秋山秋紅蓼) この歌がいちばん好きです。 水辺におちた虫から波のはもんがひろがっていく 情景が思いうかびます。
虫落ちて輪になる水の残暑かな(秋山秋紅蓼) 水に落ちた虫がもがいて、だけどだんだん弱って 動かなくなっていくように夏は終わっていく。
いなびかり一瞬に映る海の色 (木村郷子) かみなりが1度光ると、空全体が一気に明るくな るので、波の動きが映るのが目に浮かんだ。
いなびかり一瞬に映る海の色 (木村郷子) 海の上のかみなりはこわいだろうな。
いなびかり一瞬に映る海の色 (木村郷子) 雷はこわい
いなびかり一瞬に映る海の色 (木村郷子) 実家から下関へ帰ってきて、すごい大雨とかみな りに2度も遭いました。そのときの光と音がすご かったです。そのことをおもいだしました。でも、 私は、けっこうかみなり好き。
秋暑し沼の渡船に乗りこめば (為成菖蒲園) 秋暑しの表現がいい いつの時代でも水に冷を求 めるのは同じである
秋暑し沼の渡船に乗りこめば (為成菖蒲園) 日ざしをさえぎるものがない舟の上だと暑さがよ りきつく感じてきてつらそう。
新涼や窓に海置くレストラン (斉藤美知子) 仕事をしていたレストランがまさにそんな感じの 店だった。
新涼や窓に海置くレストラン (斉藤美知子) (編者)感想文のかわりの、テーブルと、ストローをさしたジュース のコップと、椅子と、その向こうのカーテンを開いた窓からみえる海 とヨットのイラスト略。
秋あつし亀甲泥をのせて這ふ (白虹) まだ残暑が続き、亀のこうらが、熱をためこめる のであつさにたまらず、亀は、泥をかぶってひっし で残暑の夏をすごそうとしている。
稲妻の一網打つや伊勢の海 (蕪村) 伊勢の海で魚を捕るときに網を打つときみたいに、 稲妻が鳴っている様子を歌った歌で、秋の始まりを 表しているみたいだと思いました。
新涼の海を見て来し足の砂 (高瀬竟二) 青い海がいかにも想像できます。 今年の海、何度か海に行き砂浜で遊んだ事を思い 出しました。
昨日は、月と火星が並んでみえる日だった。らし い。 月○.火星 この券10月31日まで使えます。どうぞ。 (編者)ありがとう。今日も出席カードをもってくる のを忘れてしまい、「ぎょうざ券」を代わりに使わせて しまいましたね。すみません。
月夜には時を忘れて散歩する 最近になって、ようやく涼しくなってきました。 昼間とはうって変わって涼しい夜。散歩するにはい い時期です。
白波やうちひろがりて月明り (高野素十) この歌がいちばん好きです。水面に波がひろがっ ていて、そこに月明かりが浮かんでいる情景が思い うかびます。水面に浮かぶ月はとても趣があって美 しいのだろうなと思いました。
白波やうちひろがりて月明り (高野素十) この前、海に行って、ずっと海を見ていました。 すると、まっくらだと思っていた海に月が照らして いて、白波がはっきりみえていました。すごく美し いと思いました。
白波やうちひろがりて月明り (高野素十) 海と月は最高の組合せだと思う。海にうかぶ月は、 とても趣き深い。私は満月より三日月や半月の方が 好きだ。
白波やうちひろがりて月明り (高野素十) 白波がひろがっていく様を月が照らしている様子 を唱っていて、不安や心配がばれているようすを皮 肉っているみたいに思います。
白波やうちひろがりて月明り (高野素十) 選んだ理由…白波が飲みたくなった。
白波やうちひろがりて月明り (高野素十) 月明りで海をみるとすごくきれい。 白波はこわいけど。
白波やうちひろがりて月明り (高野素十) 家の窓からちょうど月が満月になっていく様子が はっきりと分かる。月の明りで星が見えないほどで 辺りもはっきり照らされている。9月の月は明るい。 白波もみえるような月明かりの情景が浮かぶ。
白波やうちひろがりて月明り (高野素十) 澄みきった夜に、月明りに照らされた海が静かに 波をうち、白波が岸辺にサーッとひろがる様子が思 い浮かぶ。
月の波消え月の波生まれつゝ (稲畑汀子) 海に月がうつり、波がくだけて月が消え、また波 が来て、次から次へと月がうつる。そのようなくつ ろいだ気持ち表したのかなと思った。
月の波消え月の波生まれつゝ (稲畑汀子) 日々通り過ぎる月の光が、記憶の中にくりかえさ れることをえがいているように思った。
月の波消え月の波生まれつゝ (稲畑汀子) 月という言葉は好きだ。「月」というゲームを名 前をみただけでかったぐらいだから。
月の波消え月の波生まれつゝ (稲畑汀子) 波はおわらない。本を読んでいるとき、つづきが あると思うと安心して読める。この月の波も同じで、 必ずつづきがあると思うから、落ちつける。
みちのくへ白露過ぎたる旅支度 (星野椿) 私は、東北の出身なので、みちのくという言葉に ちょっとなつかしかったです
みちのくへ白露過ぎたる旅支度 (星野椿) 寒いのは好きです。暑いのは嫌いです。
初潮や島を離るる朝の船 (木村蕪城) これは漁に出てるのかな?それとも旅?
初潮や島を離るる朝の船 (木村蕪城) 初潮で島を離れ、何かを思い船を漕ぐ。
月明り波のうたかた見ゆるほど (成島瓢雨) 今月の十一日が中秋の名月だそうです。私は十六 夜くらいの月の方が丸い感じで好きです。
月明り波のうたかた見ゆるほど (成島瓢雨) 吉見の月はすごく明るい。
初潮や蟹の横切る遊歩道 (小笠原須美子) 初潮とは何だろう? 水大のあちこちにも蟹がいるので水大みたいに、 蟹と共存できる平和な所だと思った。 (編者)「初潮」とは、秋の大潮の満潮のことです。 中秋の名月の夜に生じます。
初潮や蟹の横切る遊歩道 (小笠原須美子) 吉見も国道沿いの歩道を蟹が歩いていた。ものす ごい所だなと改めて思う。
菊の酒人の心をくみて酌 (星野立子) この前飲み過ぎたことを思い出しました。
菊の酒人の心をくみて酌 (星野立子) 菊といえば、小さいころ祖父母に連れられて「ひ らかたパーク」に菊人形を観に行ったことが思い出 される。菊の状態を維持するのは難しく、菊人形の 花はひんぱんに変える必要があるとか、聞かされた。 菊を栽培するのも大変なのだとその時思った。 行楽と呼ぶにふさわしい「菊人形の見学」は、菊 の苦いような香りとともに脳裏にある。
「秋の日」と「秋晴」が個人的に好きです。自然 の風景を見て作られた俳句はなぜかおちつく感じが します。「秋刀魚」と「鰯」は個人的に嫌いです。
秋の夜の悲しい知らせ身にしみる 朝夕の寒と似るが如し 昨日、予備校の恩師が末期ガンで亡くなりました。 6月に入院して、すぐよくなると聞かされていたの ですごくショックでした。
川の色俄(にわか)に変り秋日落つ(小林耕生) この俳句のイメージとしては、時は夕暮れ時で、 夏の長かった昼間が短くなったことに気づく瞬間だ と思った。この夏から秋に変わったことに気づく時、 小さい時から寂しく感じてしまう。 これから海の色が早く赤色に染まるのを見て、秋 を感じるのかなと思った。
川の色俄(にわか)に変り秋日落つ(小林耕生) 紅葉で赤く染まったもみじの葉が川に流され赤い 川になっているのと、秋の夕日の赤が同化している ようだ。
川の色俄(にわか)に変り秋日落つ(小林耕生) 吉見に来て、夕焼けの赤さにビックリしました。 建物も空も何もかもが赤色になり、とてもきれいで した。そんなことを思い出す句でした。
川の色俄(にわか)に変り秋日落つ(小林耕生) 吉見は自然に囲まれているので、この句の情景が パッと頭の中にすぐ浮かびました。まだまだ昼間は 暑いですが朝夕はとても冷えこむようになってきま した。そろそろ秋だなぁと感じることの多い毎日で す。秋は、実りの秋だから果物がとてもおいしいの でうれしいです。先日、梨狩りに行って少しだけ秋 を満喫しました。もうすぐ紅葉が始まるので、とて も楽しみです。吉見の紅葉がどんなものか知らない ので、見てみたいです。
あす死ぬるいのちかも知らず秋刀魚焼く(鷹女) 明日死ぬかもしれないが、今はとりあえずおいし いサンマでも食べようというのがいいなぁと思った。
秋刀魚 あす死ぬるいのちかも知らず秋刀魚焼く(鷹女) さんまが「秋刀魚」と読む所に日本人の感性の良 さが表れていると思う。一句に二度同じ句が読まれ ているのは珍しいと思う。「秋刀魚」の「秋」で、 季節感が分かる。 (編者)書き方が悪かったようです。最初の「秋刀 魚」は句ではなく、季題です。
あす死ぬるいのちかも知らず秋刀魚焼く(鷹女) 明日死んでしまう短い命であるにもかかわらず、 秋刀魚を焼いて食べようとする程、秋刀魚は美味で あるものなんだなぁと解釈しました。
あす死ぬるいのちかも知らず秋刀魚焼く(鷹女) 自分が明日死んでしまうかもしれないけど今、秋 刀魚を焼いて食べることにより、自分の命が救われ ているので、秋刀魚に感謝しなければいけない。
あす死ぬるいのちかも知らず秋刀魚焼く(鷹女) 明日死ぬかもしれない人間に、焼いて食べられる なんて、秋刀魚の無念さが感じられる。
よく釣れて闇に光れる鰯かな (松原赤実果) 夜に、海釣りにいくと、鰯の季節には、月に、波 や鰯などが照らされて、ピカピカ光ってみえ、とて もきれいで、不思議な感覚になる。また鰯は、今は 違うけど、前までは、大漁に釣れ、食卓にたくさん でた。日本では、身近にある鰯は、食卓にいるとき と、月夜に照らされるのとでは、まったく感じ方が 変わってしまうから不思議だ。
よく釣れて闇に光れる鰯かな (松原赤実果) 僕は昔、よく鰯を釣った。鰯は大群でまわってき て、うろこが月光に照らされ光っているのがとても きれいだった。
よく釣れて闇に光れる鰯かな (松原赤実果) 海釣りをしていると、釣れているので竿をひきあ げると、鰯の光っているおなかがうつっているのが きれいだと思う。
桜島大秋晴れの一と噴火 (富田蕪春) 桜島という大きな山の噴火に、自然のすごさに驚 きをかくせないでいるが、その噴火したときの秋晴 もまたすばらしく美しいことに感動しました。
桜島大秋晴れの一と噴火 (富田蕪春) 秋になって山々が紅葉していくのを桜島が祝って いるような感じで、勢いもありとてもきれいな感じ を出している。
桜島大秋晴れの一と噴火 (富田蕪春) 私は鹿児島県出身である。しかも実家は桜島の目 の前。噴火したときはすごい風圧を感じ、空がうす 暗くなる。そんなたくましい桜島にあこがれて私は 成長した。この俳句には、たくましい桜島の様子が まざまざと描かれている。 (編者)噴火する桜島のイラスト略。
桜島大秋晴れの一と噴火 (富田蕪春) 秋のとても天気の良い日に桜島が噴火したという ことを詠んだ句。 暖かくて気持ちの良い日に、イヤなことが起こっ てしまったんだなぁと思います。
桜島大秋晴れの一と噴火 (富田蕪春) これなら僕でも書けそうな俳句だと思った。鹿児 島にいってみたいと思った。?
釣舟が島のまはりに秋晴るゝ (五島直樹) 天高く晴れた秋空の下、地元の漁師たちが島のま わりにあつまり、旬の魚をとっている様子が思い浮 かびます。すっきりとした和やかな感じが伝わって くる歌だと思います。
大漁にたゝかれてゐる鰯の値 (錫島酔芳) イワシのイメージをぴったりと表している句だと 思う。でもイワシって秋の魚だったんですねえ…。
大漁にたゝかれてゐる鰯の値 (錫島酔芳) 網で大漁にとられ、安く売られる鰯は可愛想だな あ。
砂丘ゆく秋晴の海見ゆるまで (松尾緑富) 砂丘と海岸をかけている句だと思う。秋晴の海と いうのがなんともさわやかで、この時季にあった情 緒深いものを感じた。作者はどんな思いでこの句を 書いたのだろう。
砂丘ゆく秋晴の海見ゆるまで (松尾緑富) 砂丘を歩くなら秋か冬に限ります。夏は地獄です。 (体験済み)
男あり晩き夕餉(ゆふげ)の秋刀魚焼く(寛彦) 夜おそくに男の人が1人で秋刀魚を焼いているん だろうなと思う。 何らかの家庭の事情があるとしても、一人で秋刀 魚を焼いて食べるのは少しさみしい感じである。
男あり晩き夕餉(ゆふげ)の秋刀魚焼く(寛彦) 旬である秋に秋刀魚を食べてこそ男があがる。
サハリンも見えさいはての秋日和 (小島海王) 稚内あたりだとサハリンが晴れていたら見えるの かもしれない。昔の世代、サハリンから引き上げて きた人が見て、秋を感じとるような様子が目に浮か んだ。
言う者、聞く者がいて会話は成立します。そのど ちらかが欠ければ成立しません。 それが成立するのは、言う者は聞く者の気持ちを くみ、聞く者は言う者の気持ちをくむ。そこに本音 が入れば、より言う者聞く者の気持ちが互いに理解 る。
夏休みにワンゲルで奥穂高(日本第三位)に登っ た。その時、友達とドイツ語の話になり、二人で大 声で「こんにちは」とドイツ語で話していると、ド イツ人の登山家が本当にあいさつしてきた。僕はそ の後も、山口県から来た事と大学生である事を伝え ることに成こうした。外人と会話したのはこの時が 初めてであった。 おわり (編者)外人との初会話がドイツ語だったとは、光栄で す。
空はいま大魚となりぬうろこ雲 (斎藤ツギ子) おそらく、この雲は、高積雲または巻積雲である が、これがそら一面大きな魚のようになっているの だろう。
空はいま大魚となりぬうろこ雲 (斎藤ツギ子) 雲がだんだん大きくなってうろこ雲となる。(不 安がだんだん大きくなる)
空はいま大魚となりぬうろこ雲 (斎藤ツギ子) という俳句が好きです。 腫れの日の雲というのは見ててとても落ち着きま す。うろこのように見える雲、細かくて最高ですね。
空はいま大魚となりぬうろこ雲 (斎藤ツギ子) 空魚
空はいま大魚となりぬうろこ雲 (斎藤ツギ子) 秋の空の雲は、いつ見てもあきない。いわし雲や 飛行機雲が夕日に染まってきれいなピンク色になっ たかと思うとすぐ夜空とまざってしまう、その様子 がとても好きだ。 この句はいわし雲の大群が大きな魚となっている 様子が目に浮かぶ。
空はいま大魚となりぬうろこ雲 (斎藤ツギ子) この俳句の絵がすぐ目に浮かぶ。 小学校の頃に読んだ『スイミー』を思い出した。 もう一度読んでみようかな。
空はいま大魚となりぬうろこ雲 (斎藤ツギ子) うろこ雲は、秋の代名詞のようなものだと思った。
空はいま大魚となりぬうろこ雲 (斎藤ツギ子) 今、空を見上げたら、まるで空にたくさんの魚が いるかのように、広々とうろこ雲が広がっている様 子。なんだか、いやされました。
空はいま大漁となりぬうろこ雲 (斎藤ツギ子) この時期から夕方にうろこ雲が本当に多いように 思います。大魚、というか本当にうろこのようなの で秋らしさを感じる所もありますが、あの模様が気 持ち悪くも思います。
空はいま大漁となりぬうろこ雲 (斎藤ツギ子) 秋空にうろこ雲が発生して、大魚のようになって いる情景が浮かんだ。空の青さが海の青さになって いるのが良いと思った。
空はいま大漁となりぬうろこ雲 (斎藤ツギ子) どんな魚ができるのだろうか?たのしみだ。空一 面に描かれるのだから、それは、すばらしいものな んだろうな。
空はいま大漁となりぬうろこ雲 (斎藤ツギ子) たまに空をながめていると、ソフトクリームや動 物の形をした雲がながれている。 こんど大魚の雲も見つけてみたい。
(編者)「空はいま大魚となりぬうろこ雲」を写し間違えて 空はいま大漁となりぬうろこ雲 昔の人の漁への思いが熱い。
鰯雲しづかにほろぶ刻(とき)の影(石原八束) この句は、空に鰯雲ができていても、秋風によっ ていつのまにか時間がたってなくなっているのだと 思いました。
鰯雲しづかにほろぶ刻(とき)の影(石原八束) 空に鰯雲が出ていたがすぐに形をくずしてしまっ てその一瞬の刻にしか見られない。鰯雲はむなしい ものだと感じました。
鰯雲しづかにほろぶ刻(とき)の影(石原八束) 鰯雲が空一面に広がっているが、時間が経つにつ れ、暗くなり、またきれいに均一だったうろこの形 がくずれていき、秋の少しもの悲しさと重なりまし た。
鰯雲しづかにほろぶ刻(とき)の影(石原八束) 青空に鰯雲がまるで海を泳ぐ鰯の群のように優雅 に広がっている。それが静かに消えるころには、す ぐそこに夕暮れがせまっているような、少しせつな さが残る。
鰯雲しづかにほろぶ刻(とき)の影(石原八束) 雲の中でも弱い鰯雲の、時とともに静かに消えて いくはかなさと情景が、時間が過ぎるのとともに変 化しているのがいい。
鰯雲しづかにほろぶ刻(とき)の影(石原八束) 青空の広がっている鰯雲がまるで海の魚類の鰯の ように見え、どんどん時間たつにつれて海の魚類達 が消えていくように思える。
鰯雲しづかにほろぶ刻(とき)の影(石原八束) 鰯雲はヒコーキ雲につづいて、一番なじみのある 雲だ。私はよく羊雲と言っていた。友達と呼び名に ついて言い争ってもいた。滅んでいくというか消え ていく姿を見た記憶はないが、想像はしやすい。で も想像するとさびしく思ってしまう。なつかしくて、 さびしい感じがする。 鰯雲のあの空一面に広がっていく姿がとても好き だった。
鰯雲地上はものの音もなし (藤崎久を) 朝の風景という感じがする。
鰯雲地上はものの音もなし (藤崎久を) 空を見上げると鰯が元気に泳いでいるように見え るが、逆に地上は静かだなぁと言う感じだと思った。
鰯雲地上はものの音もなし (藤崎久を) いなかの田んぼのどまんなかにいるような気がす る。稲がこがね色になり、赤トンボがとび、ゆっく り時間がすぎていく。 吉見も静かなので、こんな場面に出逢えるかもし れない。
ああああと畳に赤子秋の山 (鈴木鷹夫) 何かさみしい感じがする。
ああああと畳に赤子秋の山 (鈴木鷹夫) 伝えたい対象をまずアップでとらえて、それでイ ンパクトを与えておいて、どんどん画面をひいてい くような感じは、とても多くの情報を伝えているなぁ と思った。
鰯雲日かげは水の音迅(はや)く (飯田龍太) 鰯雲が見られるような空の下、日なたではまだま だ残暑が残る中、日かげでは水の音もうれしくて迅 くきこえるというような感じでとってみました。日 かげのありがたさがなつかしい。
厚切りの鮪(まぐろ)のとろや今年米 (村山古郷) とても、うまそうだ。新米に、高級魚をのせて、 とろろをかけて食べる。なんてごちそう。
厚切りの鮪(まぐろ)のとろや今年米 (村山古郷) ことしは米どろ棒がはやった。不況だなあと思っ た。
新豆腐若狭は水を誇りけり (森田峠) 豆腐は水が大事であるため、福井県の若狭は水が きれいな所なので生きているうちに1回は食べたい と思った。
秋の山沢に来るもの白狐(びゃっこ)また (赤尾兜子) 秋の山に冬がくるぞっという感じ。
秋の山沢に来るもの白狐(びゃっこ)また (赤尾兜子) 今自分の中で狐がブームになっているから気になっ た。
頂に湖水ありといふ秋の山 (河東碧梧桐) 秋になると、山の頂きに湖があるという感じで、 一時はすばらしいものがあるが、その一瞬を過ぎる と何もないとゆうことを感じます。
西宮秋怨 芙蓉不及美人粧 水殿風來珠翠香 誰分含啼掩秋扇 空懸名月待君王 感想 もう戻らない人を、ずっと待っているってすごい 大変で、悲しくて、美しいと思います。こんなに一 途に人を好きになれるって本当にすごいです。幸せ にはなれなかったけど、運命の人に出会えたんだと 思う。一緒にはいなくても心はずっと君王のものっ てすごくうらやましいです。私も運命の人に出会え ないかなぁ。
秋は涼しいのでいいです。でも昼が短いのが残念 です。天気がよく分からないのも嫌です。
人にはそれぞれガマンの限界があるはずだ。 しかし、そのガマンの限界は人それぞれ千差万別 だと思っている。それは何故なのか? 今、自分達若者はガマンせざるを得ない状況に立 たされていない。むしろ、ガマンしなくても許され る甘い世の中になっているのではなかろうか?戦時 中の方々や兵隊の方々はガマンせざるを得なかった と思う。わがままの許されない世の中を生きてきた からこそ、あのような強い人たちができたのだと思 う。それに比べて今の日本人は… やれ、うるさい から子供を殺すだの、自分でヤッテしまったことに 対して自分のコトは棚にあげて他人のことを悪く言 う奴だの、正直性根のくさってる連中が多すぎる。 このイケナイ空気を変えるために、人の限界をすこ しでも強くするために、日本を甘い北朝鮮のように してみたらどうかな?
さり気なく聞いて身にしむ話かな (風生) 時間の表れがゆっくりとして落ち着いた雰囲気に 満ちた句であると感じた。とても秋らしいと思う。 自分にとって身にしむ話というのは案外自分の周り で何気なく話されているかもしれないと思った。
さり気なく聞いて身にしむ話かな (風生) 人のぬすみ聞きをして、聞かない方が良かったと 思ったことは良くあることだ。
さり気なく聞いて身にしむ話かな (風生) 季語がないと思う (編者)なるほど。「身に入む」は平安朝以来の伝統 ある秋の季語ですが、確かに最近は季節感と関係なく使 うことが多いですね。
奥入瀬(おいらせ)の水に樹にたつ秋気かな (冬葉) この詩の秋気という言葉が好きだなぁと思った。 水に樹にたつというのはどういう場面なのか想像し にくいが、川を思い出す。 秋気は秋のいろいろな気配を全部含んだ感じだか ら好きなのかもしれない。夕暮れや寂しさやなつか しさなど。
奥入瀬(おいらせ)の水に樹にたつ秋気かな (冬葉) 奥入瀬の渓流のそばの樹などがすっかり秋模様に なった様子。 私は夏に奥入瀬に行ったことがあるけれど、夏も キレイでした。
奥入瀬(おいらせ)の水に樹にたつ秋気かな (冬葉) 「に」の音の入れ方がきれいだなと思った。
秋澄むや湖のひがしにもぐさ山 (澄雄) 晩秋の夕暮れの光で湖の水面に澄んだ山の景色が 写っている感じがする。その中で、夕暮れの赤と湖 に写る山の葉の赤が加わった情景があったかい感じ を与えてくれる気がした。
秋澄むや湖のひがしにもぐさ山 (澄雄) この情景が浮かんできそうだ。もぐさ山がどんな のかがちょっとわからない。
秋澄むや湖のひがしにもぐさ山 (澄雄) 昔やいとしてやると親からおどされた記憶がある。
地と水と人をわかちて秋日澄む (蛇笏) 秋の深まりは自分の体また自然の姿を通して感じ られるものだが、それら全てを通して秋の日を表現 したすばらしい句だった。
落ちおちて鮎は木の葉となりにけり(前田普羅) 鮎は全部の力を使って卵を産み、木の葉のように かれてしまう。
落ちおちて鮎は木の葉となりにけり(前田普羅) 木の葉が水面に落ちた感じが鮎みたいだった感じ。
落ちおちて鮎は木の葉となりにけり(前田普羅) 秋になり木の葉が散って、鮎が生息する川にも散 り、鮎は木の葉で見えなくなってしまった。
落ちおちて鮎は木の葉となりにけり(前田普羅) この句を読むだけで美しい紅葉(こうよう)と川 を思い浮かべてしまう。紅く染まった紅葉(もみじ) が鮎の住む美しい川に落ち、なんともそれが美し く情趣的であろうなと思った。 鮎は美しい川の上流にしか住まない。
落ちおちて鮎は木の葉となりにけり(前田普羅) 落鮎が冬の季語だとは思わなかった。 (編者)秋の季語です!
落ちおちて鮎は木の葉となりにけり(前田普羅) アユ好きです。おいしいですよね。
身にしむと妻や云出て天の川 (沾徳) この歌の私の感はイメージしやすいなぁと思った。 秋のすずしさやにおい、そして目でみる影色の変 化、旬の食べ物を感じた妻が外に出て、空気のすん だ秋の夜空を見て、まん天の星空の中に大きく、天 の川を見て感動しているように私は思った。
身にしむと妻や云出て天の川 (沾徳) おり姫とひこぼしのように一年に一回しか会うこ とのできないつらさ。 自分と夫の間につらいことがあると天の川のよう に大きくすき間があいてしまったようだ。と言う妻 のさみしさが感じられる。
身にしむと妻や云出て天の川 (沾徳) 秋は過ごしやすいけれど、夜は冷え込んだ中、澄 んだ空の天の川はとてもきれいなんだろうなと思う。
水郷に漕ぐ波に近き秋気かな (素金) 水の多きふるさとで、舟の上から秋を感じている。 秋らしく、自然を直接感じさせてくれるような、よ い詩だ。
水郷に漕ぐ波に近き秋気かな (素金) 秋の波は夏とはまた違った良さがある。青々とし た波ではなく、しっとりと落ち着く感じがする。
身にしむや蛤うりの朝の酒 (亀翁) 蛤うりは大変きつい仕事で何十キロもある荷物を せおって朝早くから売らなければならないとマンガ で読んだ。きつい仕事だからその後の酒はおいしい にちがいない。 (編者)「文学」の講義をした後の酒もおいしいです。
(月)・たこを釣った。 (火)・二時に栗御飯を食べた。 ・スズキを逃がした。(ことにされた) (水)・差し入れ。
この間湯ふ院に行って来てその時温泉で見た山頭 火の俳句が気に入ったのでそれを書きます。 寝たいだけ寝たからだを湯にひたす 自分のことなのにとっても客観的で面白い。 (編者)最後の感想は的確です。他にも間違えてい る人がたくさんいるのですが、「排句」は「俳句」 に訂正しました。
秋になりおなかの虫が鳴いている 秋にはスポーツの秋、読書の秋など色々あるけど、 私にとってはやっぱり『食欲の秋』が一番!!食べ ても食べてもお腹が空いている気がします…。 先生はやっぱり読書の秋ですか。 (編者)ぼくの場合は酒の秋です。酒の春夏秋冬 ともいえますが、季節毎の良さがあります。
鏡なす池のおもての紅葉映え (高村文鹿) 秋と言えば紅葉でしょう。最近 山 所々色変わっ てきてるなあ。
魚の眼のするどくなりぬ秋の水 (佐藤紅緑) 魚の眼がするどくはっきり見えるくらいに秋の水 は澄んでいる。
魚の眼のするどくなりぬ秋の水 (佐藤紅緑) 夏から秋に変わって、水温も低くなり、魚たちも 寒いと思っている様子。 寒さは魚にとっても辛いのだろうか?と思いまし た。
魚の眼のするどくなりぬ秋の水 (佐藤紅緑) 冬に備えて必死でエサをとろうとしている魚がイ メージできました。水がつめたくなって身がひきし まっているのではないかと思いました。
魚の眼のするどくなりぬ秋の水 (佐藤紅緑) 秋になると、水が冷たくなって、魚の眼もさえて きて、眼に直接水があたっても冷たくないのかな?? と疑問です。
魚の眼のするどくなりぬ秋の水 (佐藤紅緑) 私の足の魚の目は治ったけど、魚の目があるとや はりつらいです。 秋の水につけて、治ったらいいなと思います。
秋の波荒るゝといふも少しばかり (高浜虚子) この句を書いた作者は、海荒れの規模に関して厳 しいといえる。
秋の波荒るゝといふも少しばかり (高浜虚子) 秋の自然といえば冬へ向けてじっとおとなしくなっ ていくようだ。海もまた秋はおだやかに感じられる のだなあと思った句でした。
秋の波寄せて返さず親不知(しらず) (粟津松彩子) 意味がわからないけど少しこわい感じがします。 波がとても荒そう。
秋の波寄せて返さず親不知(しらず) (粟津松彩子) 高校生のとき、合唱コンクールで「親しらず子し らず」という歌をうたいました。難曲ですごく歌い にくかったのを覚えています。父親のお見舞いに行 く母親と子どもが親不知で波にまかれて亡くなると いう内容でした。
秋の波寄せて返さず親不知(しらず) (粟津松彩子) 危険な波のことを「親不知」というのは知らなかっ た。秋は、海水の交換がよい=(イコール)海が荒れる なのかなと考えたけれど、本当にそれであってるの だろうか。 (編者)だれか答えの分かる人?
「秋の波寄せて返さず親不知」を書き間違えて 秋の波寄せて返さず親不幸者 寄せて返さない波を親不孝者のようにたとえてい るのは、かなしかったです。
さゞなみをたたみて水の澄みにけり (久保田万太郎) 川辺の水のせせらぎを聞きながら、水を直接肌に ふれ、目で水を見たときの水の冷たさと、秋の夕暮 れの光が水に差し込んで、水面が黄金色に輝いてい る情景がきれいに感じられた。
「さゞなみをたたみて水の澄みにけり」を書き間違えて さゞなみをたたいてみて水の澄みにけり さざなみをたたくと、水が澄んでいた。つまり、 大きなことをやってみたら、意外にたいしたことじゃ なかったことなのかと思いました。
「さゞなみをたたみて水の澄みにけり」を書き間違えて さゞなみをただみてみて水の澄みにけり 波の強さはあるけども、よくみていると、水は大 変澄みきっていて水質がとてもいい。 秋の波もすばらしいものだと感じさせる。
棲めるもの皆石の色や水の秋 (矢部榾郎) ダイビングをしているのでもぐっていると、本当 に最近は、色のついた魚がへってきて、石の色に似 た魚が、ふえてきました。
棲めるもの皆石の色や水の秋 (矢部榾郎) 最近、水がつめたくなり、ゴム手袋が必需品になっ てきた今日このごろ。
水澄むや心の傷を詐(いつわ)りて(石原八束) 自分では元気になったつもりでも、澄んだ水には 傷ついたこころが映っているのかなと思う。
水澄むや心の傷を詐(いつわ)りて(石原八束) 澄んでいる水は自分の心の中を見透してしまいそ うな気になるため、それを知らず知らずのうちに詐っ てまで隠してしまうようだ。
溪(たに)深く下りゆくことも紅葉狩り (田上蕉子) 溪の中をただ歩き、散歩するだけでも、山の紅葉 が美しく楽しめる。 溪を歩くことで秋を感じることができて感動して いる。私も今の時期紅葉を見に行き、歩くだけでも 秋の風を感じた。 秋満ちて山の色香も香りゆく