水大歳時記(平成十四年度)夏 の 部
夏、朱夏(しゅか)
夏が来る海が俺を呼んでいる
梅雨が過ぎ夏がきたら猛暑かな
夏の恋私の心は打ち上げ花火
夏魚(なつさかな)ビブリオいないか気をつけろ
待ち受ける夏風とともにさりぬ時
初夏(しょか、はつなつ)
Tシャツがフワリと揺れる初夏の風
初夏の青私の好きな海と空
初夏の空の青さを待ちこがれ
「船よりも白き航跡夏はじまる」(鷹羽狩行)を参考にして 勉強よりも熱い野球夏はじまる
初夏の海飛び込みたいがちと寒い
初夏の夏気持ちよすぎてねむたいな
初夏に入り夏日が続いて寝ぐるしい
初夏の日の日照りの強さ小麦色 昨日一日外でいたら、まくろに焼けた。
卯月(うづき)
吉見っ子色黒くなる卯月かな
五月
タイガースそろそろおちる五月かな
学校にいけない俺の五月病 いけないは、学校に行けないという意と、自分はこ れではいけないという意の2つの意味がある。
立夏、夏立つ、夏来る
夏が来た戸畑は祭り一色に
夏が来たあの子の心にダイビング
夏が来た山では虫の大バーゲン
紫外線 強力放射な立夏の日
六月
六月の雨にも負けず野球する
六月は祝日なくてがっかりだ
六月にしてはあついし ねぐるしい
六月の夜ガアガアと蛙なく
芒種(ぼうしゅ)
芒種にはきれいな月が出てほしい なぜか、6月は月のイメージが強い。
田植時
かさかさと音の聞こうる田植時
入梅、梅雨入(ついり)
梅雨入(はい)り気持ちが滅入る雨の音
梅雨入りでムシムシ暑くて気持ち悪し
梅雨入り食材腐る困ったな
梅雨入りで食中毒になるかもね トルシエがやめてさみしい、共この頃
梅雨入り洗濯物にカビ生える
梅雨入り雨は降るけど野球する
梅雨入り夏の日照りはまだかいな
梅雨入りの、時消えてしまう、足あとよ
夏至
暗いはず不思議に明るい夏至の夕
夏至がきて夏本番だ野球シーズン
夏至祭でヨーヨー釣って次はあめ
夏至の夜は過ぎゆく早さ日本一
夏至を過ぎどんどん暗くなって行く 夏至を過ぎると夜が長くなるにつれて、自分の心も 暗くなって行く事の意。
夏至過ぎて雨降る音にため息し
夏至の昼汗いってき夏が来る
白夜(はくや、びゃくや)
北の海白夜の下にただ一人
七月
七月は雨ばかりだな嫌だなあ
梅雨明
梅雨明のにおい感じる海模様
梅雨明けて海は家族で大にぎわい
梅雨明けて喜び歌うせみの声
梅雨明けを待ちわびたまる洗濯物 洗濯物がかわかない。
梅雨が明け洗たく物を片付けよ!!
梅雨明だ洗濯物がパリパリだ
暑し、暑気、炎暑、熱帯夜
前海に飛びこみたくなるこの暑さ
暑くなり眠れぬ夜が増えてくる
太陽がギラギラ照ってああ暑い
夏の日、夏日影
陽の下蟻の軍勢地に現わる
夏の日に待ち遠しくなる秋の風
夏の空、夏天(かてん)
青い空緑の大地に赤い太陽
夏の月、梅雨の月
雨のあと月の光がさしこんで
南風(なんぷう、みなみ、はえ)
南風に真白きみさご流れけり
梅雨、黴雨(ばいう)
梅雨の空涙ためている暗い空
梅雨の雨休まず降って水たまり
梅雨時の流行る風邪には要注意 先生も辛そうですね。(編者)心配してくれてあり がとう。風邪をひいた甲斐があるというものです。
梅雨はいや じめじめじめの音が来る
じめじめと洗濯すれど五分乾き カラっと乾かない。部屋干し〜。
梅雨空の下でも元気に野球する
宗男くん梅雨に入ってまた涙
梅雨空はいつも雨でうれしいな
雨にぬれ水もしたたるいい女
雨降ればかえるよろこぶいい気分 ゲロゲロ (編者)歌っているかえるイラスト略
梅雨(うめあめ)と呼ぶ子供から笑(え)みもらう きのう”梅雨”を”うめあめ”と読んだ小さい子を 見た
雨にぬれ鏡のごとしアスファルト
出会っても雨とともに別れゆく
梅雨が来て夏の日差しが恋しくて
雨降って家にカエルが50匹
梅雨時で蛙は元気俺は憂うつ
長雨で月の明かりがなつかしい
長雨で野球できないストレスたまる
梅雨中の青空の下野球する
傘開き二人よりそう雨の道
空梅雨、旱(ひでり)梅雨
水不足6月なっても梅雨こない
五月雨(さみだれ、さつきあめ)
五月雨の白いボールの青いあと
梅雨晴
梅雨去ると緑の葉っぱ生き生きと
夏の海、夏の浜
空と海境目わからぬ水平線
青い空さかい目のない夏の海 夏の太陽が空も海も青くして、どっちもより青く なっている様子。
日ざし浴びキラキラキラと夏の海
夏の海我が誕生を色で表わす
夏の海日焼けとスケベに要注意
滝
滝流れキラキラ光るしぶきかな
滝しぶきマイナスイオンがあふれ出る 今流行のマイナスイオン使用
夏休み
夏休みあの子を海に誘おうか
夏休み今年は一人で吉見かな
夏休み終わってしまい悲しいな
夏休み次の休みは秋休み この学校の夏休みは短い。だからせめて秋休み(テ スト休み)は、十日はほしい。
更衣(ころもがえ)
ころもがえ春もだんだん終わりかな
浴衣(ゆかた)
浴衣着る君の姿は金魚かな
氷水、かき氷
宝石のごとく輝くかき氷
葭簀(よしず)
よしずたれ南風に吹かるは我が姿
冷蔵庫
芽が出たよ お花も咲いた じゃがいもよ! わたしのうちの in(イン)冷蔵庫
扇風機
暑い夜早くも出したせんぷう機
久しぶり夏の恋人扇風機
日傘、パラソル
日傘さす女子の姿が花に見ゆ
納涼(すずみ、なふりゃう)
海風(うみかぜ)が吹く窓辺にて夕涼み
ボート
風受けて気持ちがいいから寝ちゃったよ
サーフィン、波乗り
波に乗り真っ赤に燃えるに悔いやつ 私を焼いた骨まで焼いた
海水浴
海水浴夏の日ざしが目にしみる
花火
夏の恋花火とともに空に散る
日焼
黒い肌シャツのとこだけ白い肌
暑い日に泳いでないのに日焼けした
岩魚(いはな)
焼き岩魚焦げたところがまた絶品
初鰹、初松魚
はつがつお たべにいこうかどうしよう
鱚(きす)
鱚めがけ さおたらすけど、焼けるだけ
細身の鱚さっぱりとしてレモンかけ
鰻(うなぎ)
ふねのうえ たべたうなぎが帰ろうと
蝉(せみ)
セミの歌夏を盛り上げ熱くする
蛞蝓(なめくじ)
なめくじの命の水が降り続く (編者)蛞蝓に傍線あり「季語?」との問に−季語 です。他に蜘蛛(くも)、蚣蜈(むかで)、蚰蜒(げじげし)、蛭 (ひる)、蝸牛(かたつむり)も夏の季語です。
睡蓮、羊草(ひつじぐさ)
睡蓮の筋の通った美しさ
蓮、はちす、蓮華
蓮野で青く香る昼下がり
月見草
月見草波に兎をながめけり
月見草まだ見ぬ花ぞどこにある 月見草を見たことがないので…。
月見草野村カントクカワイソウ 月見草と言えばノムさん。
学生生活
ベランダの野菜に水がうるおしい
かえる鳴きくうきはしける雨近し
新歓で酒のみすぎて二日よい
新歓ではめをはずして二日酔い
青空の下で白球追いかける
ワールドカップ中村唆輔落ちちゃった
赤い海大地揺るがすテーハミング(大韓民国)
フーリガン帰ってくれてうれしいな
光る汗坊主頭が麗しい
栃東次は優勝してほしい
ワールドカップ終わってテレビは、また野球
サッカーが終わってどうなる日本景気
飲み会で咲いたあの花恋の花
飲み会でベロベロなってああ後悔
飲み会で私をくるわせたウイスキー
カラオケのオールナイトでさあ寝よう
下校中雨降ってきて雨宿り
家あるか探し見つけて家あらし そんな感じであらかせぎ だがその生活はもう化石 ちゃんと仕事で汗をかき 結婚し、できた子供はませたガキ この話は幸せのカギ
エッセイ
土曜日に英彦山に行ってきました〜。 霧雨を浴びても冷えぬ夏の露
YEAH COME ON どうして中島!? なかじまじゃなくて なかしまなの? (編者)そう名乗ったぼくの先祖に聞いて下さい。
海岸で偶然見えたナマ着替え 某所の海岸の近くを通ったら、(女性の)マナ着替え を目撃した。男心をくすぐるワンシーンである。 …女子大生?or短大生?
コンビニに、おでんが今も売られてる 冬場だけでなく、年中おでんを置いてほしいものです。
友人が博多の街に住みついた 先日、友人が進学で博多にやって来て、小生遊びに 行った。ただそれだけ。
大学の水泳大会見に行って 競泳水着の眩しいことよ 小生、某大学で行われた水泳部の大会を見てきました。 女子大からの参加もあり、眩しさこの上ありませんで した。 特にね… だけど小生に気づいていたみたいです。 気づいてたって?この目的は小生しか知らんはず。
天満宮テストの前にまた行こう 試験前(定期試験・就職試験)にはきまって防府天満 宮に行きます。だけど自分で努力することが何より大 切。
カゼひいてこの10日間長かった 小生10日前からカゼをこじらせていました。 この10日間、禁煙(そもそも1週間に一箱足らずなの で、そうきつくなかったけれど)クスリづけで、きつ かった。とても、「時がすべて解決してくれる(裕次 郎氏の曲でも似たようなフレーズがあった)」とは言 えるようなものではない。
梅雨前線が近づき、風が吹いていて、しばらく洗濯物 が干せない天気が続くのだろうなァという気持ちを表 した。 風吹きて洗濯日和とさようなら
つゆ入り私の心表され さみしい、つらい涙が出、このきせつ雨がふり、私の 涙か、空の涙かわからなくなっている。
競艇の音が聞こえる午後4時半 よみかた 1)キョウテイノ オトガキコエル ゴゴヨジハン 2)ボートノネ キコエルゴゴノ ヨジナカバ 実家がキョウテイ場の近所にあったので、4時半にな ると最終レースの音がよく聞こえる。 PS 黒板を めがめわすれて みづらかです。
ボートから捨てる死体は我が恋人 浮気した彼女を殺し、証拠隠滅のためボートで沖にで て、捨ててきたという意味。
夕涼みホラー映画は最高だ ある日の夜、ホラーを見た。それも同じアパートの連 中と。他の者は震え上がって夢に出て来たもよう。相 当刺激が強かったのであろう。小生は水泳大会ほどは なかったけどね。
大会を見に行ったのがなぜ悪い 小生水泳大会を見に行ったことを話した。 かなり文句つけられた。偶然あったから見に行っただ けだ。下心は特にない。
夏近し駅のポスター目がくらむ 小生よく鉄道を利用する。夏が近いこともあり、いろ いろなポスターが貼り出される。もらえたらほしいも のだ。
梅雨夕焼け負けパチンコの手を垂れて (石田波郷) このガックリしたかんじの人物がすごくうかんできて おもしろいと思いました。 梅雨のジメ×2をふきとばすつもりが負けてしまって ガックリ… むしろ財布の梅雨入りみたいなかんじが 「手を垂れて」の表現でよく表されていて、おもしろ かった。しょんぼりとした人物の影がしょぼーんと夕 焼けにのびていたんだろう…。
海岸に一人で行くとゆううつだ 小生某日某所の海岸に行く。一人歩きをしているのは 小生一人。楽しみと言っても… One more time. One more chance...
久しぶり高校化学で冷や汗かく 久しぶりに塾のバイトのときの教え子からメールがき て、焦りながら参考書を広げてました。
(旅情編) 待たされて終電が来た3時間 実際には3時間もは待たなかったけれど、その路線の 電車は夕方6時5分の車が発車すると、次発は夜9時 5分。丁度3時間だ。乗り遅れ注意。
トイレなし2時間ガマン大変だ 食事をしている方はいったんこのページを閉じて、食 事を済まされてから鑑賞されたし。 最近の列車はトイレが付いていない。小生腹の具合が 悪かった。この2時間は生涯忘れ得ぬ時間だ。
何もかもキハの煙に流してく キハとはディーゼルカーのことである。 その夜汽車は海を眺めながら走って行く、過去の暗い 話や叶わぬ恋の話など、すべて煙とともに流してゆく。
夜着いた益田の街にバスいない 津和野に行くはずだったが、列車がなく、益田に1泊 することにした。バスの時間表を見ると、19:30 (夜の7時半)が最終、結局、タクシーで行くことに した。
愚連隊益田の街に巡業か? 夜、バイクの音がやかましく、寝られなかった。まさ か愚連隊ではなかろう。
夏至ゆうべ地軸の軋む音すこし (和田悟朗) すごくおもしろい句だと思いました。夏至になって今 から、どんどん日が短かくなるんだなぁ…。 あっ‥今少し地軸がかたむいた!!みたいなカンジ。 なんかうれしくなる句だと思った。絶対夏至になると これからは、この句を思い出しそう(笑)
夏至ゆうべ地軸の軋む音すこし (和田悟朗) 作者は耳鳴りがひどいのかもしれない。
夏至ゆうべ地軸の軋む音すこし (和田悟朗) すっごい静かな感じ。
音もなく白夜のライン川下る (塩川雄三) なんとなく気に入った!! ドイツ優勝 (編者)しびれる感想文です。(編者はドイツ文学 専攻)
夏至の夜の港に白き船数ふ (岡田日郎) 古宿のヨットも夜に白くぼんやりと数えらるなあ。
眠らねば白夜の海の膨れくる (竹中碧水史) 白夜の海の膨れくるというところは、海が満ちてくる ところを表現しているのだろうなと思いましたが… どうでしょう?
(津和野旅情編) リフトにて登るときにはゆっくりと 下るときには急降下 これは小生が津和野城跡に登ったときの話だ。リフト で登ったのだが、リフトを降りる時ははっきり言って 急降下だ。
白狐疲れいやして帰ろうよ 津和野の旅を終えて湯田温泉にて疲れをいやして帰路 についた。.
(かなわぬ恋愛編) 写真見てひと目ぼれしたこの瞬間 小生写真集を買った。(誰とは言わないが…)写真集 の中の彼女ははじめて水着姿になるときいていたので 発売日を楽しみにしていた。それを見たときには小生 も飛びこみたくなった、夢の中でいいから… Give me a fever!
七月の蝌蚪(かと)が居りけり山の池 (高浜虚子) 近所の池にもおたまじゃくしがいっぱいいたなぁと思 い出したのでこれをえらびました。おたまじゃくしと いえば夏になると畑にたくさんおたまじゃくしがいて、 よく友達とおたまじゃくしをとっていて、畑におちた りして時におこられたりしてました。家でかっていた ら、みんなが一気に足をはやして逃げていったことも ありました。きっと多くの人がこれをよんで私のよう に昔をおもいだすんじゃないかなぁと思います。
一寸よそ見する間に開き月見草 (室町ひろ子) 一寸ってどのくらいだろう
今年はつゆがあまりなかったから水不足になるなぁ。
梅雨明の気色なるべし海の色 (笹谷羊多楼) 梅雨は明けてさんさんと太陽が照りつけて人が涼しさ を求めるために海へ出かけ、かもめが魚を捕るべく海 面へ向かい、沖で船が停泊している夏の海辺の姿がす ばらしい。
梅雨明の気色なるべし海の色 (笹谷羊多楼) 梅雨もあけ、いよいよ夏本番といったかんじです。は まべで作者はどんな何をみつけたのでょうか? (編者)浜辺に立つ人のイラスト略
梅雨明の気色なるべし海の色 (笹谷羊多楼) 海の色を想像してみると、緑っぽくてハッポウスチロ ールがプカプカういているみたい。
梅雨明の気色なるべし海の色 (笹谷羊多楼) 台風6号がやってきます。
後ずさり梅雨の季節に居られない 梅雨の季節は暑くてじっとしていられない。最初の文 字を取ると、「あ」とずさり、「つ」ゆの…「い」ら れないとなり、「あ」「つ」「い」になる。
いつも夏場になると苦しむ広島カープが、勝率が五割 に復帰したのを喜ぶファンの気持ち 広島カープ五割復帰うれしいな(七月八日現在)
レンコンの中身を見ればスカスカだ 外見はよくても中身がつまっていなければ意味がない。 つまり大学を出ても中身が入っていないまま社会に出 たらサクサクとすぐに折れてしまう。
梅雨明 − 来る夜明け − 見れない夜景
海の匂いが風と共にやってくるのを感じて初めて、夏 が来た事を実感する。 夏の海 風が運ぶよ夏が来た
クレジット作ろと誘われ往生だ どこの商業施設とは言わないが、クレジットの会員に ならないかと勧誘された。クレジットはキャッシュよ り高くつくのだ。できればやめておいた方が…。