水大歳時記(平成十三年度)夏 の 部
夏、三夏、九夏、朱夏
窓わくに虫の大群夏ですな…
梅雨過ぎて今年も夏がやってくる
ひぐらしを金鶏(きんちょう)の夏日本の夏
筑後川泳いで下(くだ)ろう夏だから
目を閉じて思い浮かぶは夏の君
雨止めば 思い出すだろう駆け回る夏
夏あけてテスト勉強大変だ
初夏(しょか、はつなつ)
青天の初夏に流れる白い雲 (編者)ツモ大車輪(麻雀)のイラスト略。
すずしいな窓からはいる初夏の風
初夏の夜ほのかに光り飛ぶホタル
ついついぐっすり寝過ごす初夏の夜
立夏、夏立つ、夏来(きた)る
青々と野に草萌える立夏かな
夏来れば水大生の季節かな
夏が来てもうすぐ君も二十一
桜落ち五月雨(さみだれ)降ららば立夏の時期
風が吹く 山に緑の夏が来る
デパートで虫かご売ってる夏が来た
立夏の暗闇の中 蛍の光
汗をかき もううすぎかな夏が来た
小麦肌すがすがしくて夏来たる
夏が来てグッバイインドア アウトドア
夏が来て今年の夏もサザエ取る
夏来れ恋の匂いがぷんプンぷん (解説)彼女ほしいです。
夏が来た僕の心は冬のまま
夏に入りポン酒(日本酒)はやめてビールかな
夏が来る!張りきる前につゆがくる(泣) 雨は嫌いじゃないけど続くのは嫌いです。
夏来れば物が腐って腹壊す
夏がきて蛍の光まどの雪
薄暑、薄暑光
街の色に心踊らせる薄暑かな
薄暑では水の溜りもまだつめたい
薄暑でも海に飛び込む水大生
薄暑でも山中涼しバイク良し 「風がキモチいいのだ」(編者)ヘルメット姿のイ ラスト略
朝おきてカゼをひきたる薄暑かな
上着脱ぎまた着てまた脱ぐ薄暑かな
麦の秋、麦秋
麦秋のかわずの鳴き声うるさけれ
夏服と涼しき風の麦の秋
暑くなり麦酒(ビール)の旨い麦秋かな
麦秋よ麦とは何だ麦酒だろ
麦の秋浜辺に坐って麦酒飲む
麦の秋麦の酒飲む麦畑
麦秋に麦汁飲んで爆笑だ
友だちとバカさわぎした麦の秋
麦秋に、麦酒売れないゆううつかな バイト先の店がつぶれそう。
麦秋で冷たい麦茶飲みたいな この頃は暑いから、冷たいお茶がほしい。
麦秋の香りほのかな焼魚
麦秋で茶を飲む姿も恵一番
むぎあきはサークル(ミステリーサークル)できたら ミステリー
六月、六月尽(じん)
六月の風を感じつアクセルふかす
六月の熱風受ける緑たち
六月の夜空にはえる蛍の光
もう六月湿気の時代到来か
六月になったら雨が降っちゃうよ
六月は湿度が高くカビやすい
六月は服せんたくに困りたり
六月の雨に打たれる恵が一番
六月や失恋ひびき雨の中
この時期でもう寝苦しい六月かな
六月は俺の二十歳(はたち)の誕生日
芒種
芒種かな吉見の生活腹がへる 彼女もほしいけど先ず飯がほしい。
入梅、梅雨入(ついり)
梅雨入りて洗濯物も待ちぼうけ
半夏生(はんげしょう)
半夏生今日は久々に潜ろうか
晩夏、夏深し
晩夏の夜しだいに聞こえる虫の声
梅雨明
梅雨明けに海ホタル見に裏海へ
夏の暁、夏暁(なつあけ)
夏の朝朝顔だけが目を覚ます
夏の朝熱さと湿気で目が覚める
炎昼(えんちう)、夏の昼
炎天下待ち人来ずに 永遠か
夏の夜、夜半(よは)の夏
海岸の潮をまといし夏の夜
ぬるい夜人の肌だけ波でぬる
夏の夜うまいスルメと発泡酒
永田荘夏の夜の夢役満だ
夏の夜蚊のなく声で眠れぬ夜
こんばんは夏の今宵にパルプンテ(呪文)
短夜(みじかよ)、明易(やす)し
雨降りて、月曜の朝明易し
梅雨の夜は明けても雨降る明易し
短夜の淋しさつのり長夜へと
君想いたりぬ時間が短夜か
長夜でも恵とすごすと短夜かな
短夜に外の明るさで夢が覚め
短夜や大家の叫びうるさいよ
短夜につられて寝坊遅刻する
短夜に徹夜で勉強テスト前
土用、土用入、土用明
どようの日お金がないから穴子丼
暑し、暑さ、暑
むしあつく すいみん不足授業ねる
暑い暑い でもですね 寒いのよりは好きです
熱帯夜メラメラとけてく男女ども
涼し、涼風
涼しい風教室中に吹きわたる
夏の果、夏行く
夏が過ぎ僕の頭も秋になる
夏が過ぎカッター始まりああだるい
夏明けて夢からさめるテスト前
夏の日、夏日、夏日影
ぎんぎらぎん夏の太陽ぎんぎらぎん
夏光人の身と心けずらせる
夏の光100キロ歩き死にそうだ すいません、100km徒走して疲れています。
夏の日に試合に負けてああ悔し
夏の空、夏の天
雨あがり青空と虹 君と僕
雲の峰、入道雲
六月ににゅうどう雲だ雨が来る
夏の日の心に残る入道雲
南風(みなみ、みなみかぜ)、はえ
熱風にあおられながらも道をゆく
風薫る、薫風
そよ風がそよそよそよよワンダフル
梅雨(つゆ、ばいう)
すぐそこに梅雨前線控えてる
梅雨がくるいやな季節だどっかいけ
梅雨近し布団干せるの今のうち
長い雨ぼんやり眺める窓の外
山の中梅雨の中からのぞく空
吉見の梅雨 車なくて何をする
梅雨がくる寮やになる梅雨がくる
梅雨どきはバイクでバイト大変だ
ギャンブラー金が足りない梅雨の空
ひとねむり雨のにおいで おきるひと
雨打たれ汚れた心研ぎ澄ます
梅雨なれど涼風ふいてうたたねか
梅雨どきであつすぎなんだ ああうぜー
梅雨空に今年は見えるか天の川
五月雨(さみだれ、さつきあめ)
五月雨で家にこもって鬱になる (編者)ギコ猫のイラスト略
五月雨が過ぎた夜ほどむし暑い
五月雨や走りに走って息切れる
虹(にじ)、朝虹、夕虹
通り雨雲のすきまに虹が立つ
五月闇(さつきやみ)、梅雨闇
暗闇にしんみりともる船の灯火
六月夜悪夢ふたたびカエル地獄 これは中学の時のこと。通学路に…
五月晴(さつきばれ)
五月晴れスポーツ日和の天気だな
夏の川、夏川、夏河原
岩川に岩魚隠れし夏の川
夏の川水がきらきら光ってる 自分でも書けると思いました。無理ですかね? (笑)
夏の川きらりと光ってすずしそう
すずしげな水すきとおる夏の川
夏の川海に流れて冷たいね
なぜかふと入りたくなる夏の川
暑いから入ってみたいな夏の川
夏の川水辺にはしゃぐ子供かな
夏の川はしゃぐ姿も恵が一番
夏川のせせらぎこれぞ納涼かな
夏の川夜をいろどる ほたるの光
夏の川 まだみぬほたるを おいかけし
夏の川ホタルが多くてきもちわるい
夏の川冷やした西瓜に舌鼓
夏の川年に一度のめぐりあい
夏の川オレとオマエでのみほした
夏の川今は川より海近し
夏の海、夏の波、夏の浜
前海に叫声響く新歓シーズン
海は青 空も青いが俺は黒 (磯部)
海青く、水平線はおぼろげなり
夏の海春の海よりあつすぎる
夏の海今日も天気は恵晴れ
夏の海空といっしょで青い色
水しぶき弾けて光る夏の海
波がたち水しぶきがたっている夏の海
伊勢の海エビと真珠とメオト岩
夏の海ヘドロくさいな名古屋湾
夏の海冬の海より夏の海
海藻がぐんぐん育つ夏の海
暑い日にはいると冷たい夏の海
焼けた砂氷を食べた夏の海
海の上この身におそう日の光
夏の海白いビーチで水着ギャル
日焼け止め匂いただよう夏の海
日焼け止め海汚(けが)したる油かな そんなに焼けたくないなら、海なんか来るな!!
夏の海おなかまるだしやせないと
素潜りで今日の夕食稼ぐ夏の海
暑い日の部活のあとの夏の海
裏海岸部屋紹介を思い出す
車乗り海の匂いの七曲がり
夜の海妙になごむ波の音
夜の海釣り客にぎわう うるさいな
卯(う)波、皐月(さつき)波
晴れた日に白波立つは風強し
ここに来て今年も二度目の卯波かな
砂文字が卯波に誘われ消えてゆく
黒鯛を潜って追った夏の海
赤潮、くされ潮
赤潮はプランクトンの大発生
赤潮の中での遠泳きつそうだ
赤潮に夕日が映って恵が一番
青田、青田風、青田波
再会は青田広がるふるさとで
滝、瀑布、飛瀑
岩間から流れる滝の音涼し
滝の水飛び散り虫がたわむれる
夏休み、暑中休暇
夏休みハイハイシオサイ大爆発
故郷(ふるさと)の思い出懐しむ夏休み
夏休み ひと味違った幼き日々
更衣(ころもがへ)
衣かえ今年も暑い夏が来る
夏服、白服
地元から帰って来たら半袖だ
夏服を買いに行きたいしかし金無し
海水着、水着、海水帽
水着着て5秒で海だ松風荘
水着きてひからびたフク踏み歩く
海バンで気になる腹の小山かな
水着着るあまったお肉がちょっと出る
水着脱ぎ日差しの強さ思い知る
海水着夏の足跡水着跡
サングラス
サングラス色彩変わる夏の日々
サングラスつけるためにはコンタクト (悲しい目がね男)
グラサンがきらりと光るポリンキー
サングラスいつも聞くのは髪切った? (タモリ)
似あわないサングラスかけアホおとこ
冷索麺、冷素麺(さうめん)
来てみたがそーめん流しはちと早い
雨続くつゆを重ねてそう麺を
そうめんがおいしい季節食べたいな
麦酒(ビール)
ビール飲みカラダにしみる麦の秋 それでもビールはきらいです。
久々に飲んだ麦酒涙味
氷水、かき氷、氷店(こほりみせ)
かき氷たべたくなる日つゆだけど
かき氷夏陽射し込み浮かびだす
かきごおり溶ける様子は夏の恋
蚊遣(やり)火、蚊取線香
線香の燃ゆる季節も終わりけり
冷房、ルームクーラー
クーラーを使うと痛い電気代
扇風機
いつまでも離れられない扇風機
風鈴
風吹けば心が和む風鈴(ふりん)の色(ね)
花火にて風鈴の氷取りこぼす
風鈴も限度を過ぎればハエ以下
泳ぎ、水泳
昨日(さくじつ)の海泳ぐ人もう夏か
海水浴、潮浴び
海水浴でひときわ目をひく彼女の海水着
花火、煙火(はなび)
夜空に咲く、火薬の臭い漂って
もえつきた せんこうはなび あきにおう
昼寝、午睡
お昼寝も夜の湿りの反動か
五月病
帰りたいあ〜あかえりたい五月病
五月病ああ五月病五月病
ゴールデンウィーク
GW 学校辞めた気がしてた
休み明け疲れがどっとたまってる
休み明け気合いも抜けて夏立たず
土日にはゴールデンウィークをアンコール
母の日
母の日に何くれるのと父がきく
鯉幟(こいのぼり)
こいのぼり なつを泳がす子供の日
青鷺(さぎ)
ドブ川に青鷺ひとつ水を飲む
白鷺
白鷺の白さにうかぶ空の青
鮎、香魚、年魚
川上に鮎を求めて分け入る
清涼の流れを泳ぐ若き鮎
鮎食えば清流の音思い出す
鮎食えば心にしみる夏の夜
鮎を焼く匂い誘われ我泳ぐ
故郷(ふるさと)よ心に香り鮎の味
四万十(せまんと)で涙流した鮎の味 ある大学の友達の友人が故郷の川で取れた鮎を天ぷ らで食べたときのこと。
鮎を釣り三日前から鮎づくし
エーベックス浜崎鮎みハイチューウ
店頭に鮎が並べばもう夏か
岩魚(いはな)
岩影にふらりと消えた岩魚かな
滝つぼに影が見えたよ岩魚かな
清流に岩魚ひしめき夏近し
岩魚焼く香ばし匂いにさそわれる
岩魚焼くよそ見をすると猫が来る
岩魚よりあてには他を岩魚酒
岩魚酒酔えば短夜明けにけり
渓谷でみんなで競った岩魚釣り
岩魚釣りと家族のみんなに言わないで
山女(やまめ)
岩魚だと思い釣りあげ山女魚なり
黒鯛、ちぬ
黒鯛釣りに出かけて僕は黒くなる (日焼けで)
黒鯛つりは子アジ子バリがうっとうしい
黒鯛のなかなか釣れない吉見の海
黒鯛つりのえさのすいかを食べている
黒鯛は我が釣り人生の終着点
初鰹、初松魚(はつがつお)
食べたいが高くて買えぬ初鰹
初鰹よろこびいさむは猫ばかり さばくのが大変なんです。
飯すすむお酒もすすむ初鰹
初鰹胃の中にあるはたたきかな
鰹、松魚(かつお)、鰹釣、鰹船
鰹買い友達呼びて酒宴かな
鯖(さば)、鯖釣
汐鯖をスーツで食べた今日の朝
鱚(きす)
海釣(うみづり)でキスにキスするやろうども
飛魚、あご
飛魚が水平線に飛んで見え
飛魚に速さで負けるヨットかな
飛魚の飛ぶさま楽し夏の海
飛魚の逃げ飛ぶ姿扇かな
とんでるよ海にもまれて飛魚が
飛魚を追いかけ追い越し鬼ごっこ
飛び魚の翔けたところを鷲(わし)下りる 船から海を眺めていると、まるでうさぎを狩るわし のような出来事だった。
飛魚が飛ぶのを聞いておどろいた
自ら船に飛び込む飛魚あわれなり
飛魚の飛ぶは楽し干物は悲し
飛魚をはじめて食べた下関
飛魚をはじめて食べた日の感動 この時間はおなかがすきます…。
食卓に飛魚飛んできて下さい
飛魚を糸をたらして一人見る
吉備奈子(きびなご)
連休に故郷帰りしきびなご漁
帆立貝
帆立貝しょう油たらして網で焼く
帆立貝一度食べたいはらいっぱい
蛍(ほたる)、初蛍
あぜ道で恋人てらす蛍かな
蛍光の糸紡ぐ様 あやしけり
宵闇に火の粉のような蛍の灯
暗闇で足下照らす蛍の灯
吉見では蛍が飛んでるきれいだな
蛍見るとなりに女性(だれか)ほしいかな 蛍の見える良い場所を知っているが、連れてくる恋 人などもいなく、さみしい男心。
うつくしき蛍のみどり君の紅(あか)
天の海蛍がいっぱいとんでるの?
水馬(あめんぼう)、みずすまし
オリンピックのスピードスケート水澄まし
蝉、蝉時雨(せみしぐれ)
早朝に蝉の声聞き夏到来
風の中われが先にとセミが鳴く
耳澄むと蜩(せみ)の声心しみる
蝿(はえ)
五月蝿梅雨と来たりて羽鳴らす 梅雨に備えて蝿取り紙買わなくっちゃ。
海蛍
眠れない夜は浜辺で海ホタル
紫陽花(あじさい)
あじさいの香りにむせる雨上がり
雨降りてきれいに色付くあじさいか
あじさいや ひからぬしずく かたつむり
シオサイがピカッと光らずアジサイだ
仏桑花(ぶっそうげ)
ハイビスカス美し過ぎて絵にならない
レバーたたきハイビスカスを光らせる
新緑、緑、緑さす
新緑の香りただようグラウンド 部活やってる時閃きました
新緑によりて姿を変える山
わが心新緑とともに盛うるや
新緑とお天道様で心晴れ晴れ
麦、穂麦、麦畑
吉母ラン 水のしたたる麦穂かな
麦畑 黄金のじゅうたん別世界
麦畑 黄色い空にはえわたる
夏草、青草(なつくさ)
夏草や川に飛び込む永田川
授業
すずしさも午後一コマ目にて熱くなる
徹夜明け目ぶたが重いもうだめだ
夏の日の講義は自分の身にならず
水大は冷房いれない熱い夏
クーラーを全教室にいれよ水大よ
学生生活
休日に雨ほどひまな時はない
突風で皆の髪型乱れけり 今日は風が強い
女子寮が出来るというが本当か? 別になくてもいいんじゃないか。まあ女子が増えた ことの裏返しでもある。
まだまだと思っていてもあと少し 全日本はすぐ目の前に (隆)
晩御飯何にしようか迷う日々 晩飯は毎週迷う。
朝六時ひたいに汗の朝別課
寮全体やる気がないのに朝別課
郵パック笹団子だよ多すぎる 親からの郵パックで笹団子がきたのはいいが、多す ぎて一人で食べれない様。
全日本終わっても6時に目がさめる (元)
学校はお金を使うが冷房つかず
一年後ワールドカップ開催す
連日の夜遊びたたって熱がでた
諌早湾水門めぐる大論争
1年目オールの重さ耐えきれず
滄溟寮オッスはやめろ時代遅れ
スクデットついにとったぞASローマ
たこ焼きは外がカリカリ 内、トローリ たこ焼の真髄を述べた句−である
洗濯物のくささにまいる今日このごろ
いい天気洗濯物もよく乾く
水たまり映ゆる自分におもい雨
去年見た青い海をまた見たい
セクシーな女はこんなにいたのかな
ひざまくら二日酔いでもおまえああいとし (ぺぺんぺん)
夕ばた賞3-5にかけて負けました
詩
夏の思い出
うだる暑さの中 一人、自転車をこいで 探した 蝉 いつも麦わら帽と 虫篭・水とう持ってた
− 夏の日 − 8月4日
ぐんぐん、ぐんぐん この坂を上りきると そこは一面の碧色
エッセイ
風にゆられてゆれている藤の花は、終わって去ってい く連休を、おしみつつ手をふって送っているようだと 思わんこともない。 過ぎた日を 手をふり送る藤の花
日影にいるとどんどん眠くなっていく。そんなことだ から五月病が… 適温でついつい居眠り薄暑かな
新緑に映ゆる水面に鮎跳ねる (幸司) 暑さを避けるために分け入った山には清らかな川のせ せらぎが何ともいえず風流で、鮎さえもその風流を目 愛ている。
珊瑚礁卯波ちりちりばらばらに(河波野青畝) 東映の映画の始めの絵が浮かんできて、何か力強さを 感じた。
珊瑚礁卯波ちりちりばらばらに(河波野青畝) 今の私の気持ちも珊瑚礁の様な感じです。ある意味疲 れはてて、おかしくなりそうで、何か打ち砕かれたっ て状態です。しかし、珊瑚そのものは美しいのだから、 また元気になります。
ひとの恋あはれにをはる卯波かな (安住敦) 切ない感じがします。おなかすきました。私もおわり ました。
涼しさと生温かさの入り 混じった五月の風よ きみはわかっているのか こんなに私が苦しいことを 最近、寝苦しくなってきました。あまりの寝苦しさに 10回以上寝返りを打ちました。
麦秋(むぎあき)の油のごとき海の照り (清崎敏郎) 初夏に、サンサンとした太陽に光が水面に反射してきれ いな感じがします。 車の免許を早く取って、ドライブにでも行きたいもので す。 まだまだ先の話になりそうですが…。
教科書を窓際におき麦の秋 (桂信子) たとえ授業中でも窓際に教科書を置いて、外を見いって いる感じがします。私の爪の色も、麦色にしようかと考 えています。…というか、すでに、麦色なのですが。夏 は暑いけど、服とかいろいろアレンジできるから、たの しみである。
ジューンブライド、早く結婚したいな、俺の体ははずん でる。
雨降れば今年の米を思いやる 雨が続いて嫌な気分になりがちな季節だから、そんなと きはこの雨により成長した米の味に期待しようという気 持ち。
お互いの本性見える100キロ歩行 夜が明けて菊川から本当にしんどいと思う。
傍らで芒種待ちたる蛙かな ここで待っているのは芒種だけでなく梅雨も待っている ことに気付いて下さいネ。
伊賀山や芒種の雲の不啻(ただならず) (岡本圭岳) 僕も伊賀忍者になりたい。
山の湯のぬるきに浸り芒種かな (長谷川綾子) 寮の湯のぬるきに浸り風邪をひく 寒いときは本気で風邪をひくかも…と思います。
芒種けふ半月にして瑞瑞(みずみず)し (古賀まり子) 田植えが迫る梅雨前の今の季節。田んぼに水がはってあっ て、そこに、梅雨前のすがすがしい晴れた夜の半月が映っ ている情景。まるで、今の吉見の夜の情景そのままです。 これから、雨が毎日降る季節です。気が重いですね。… 早く夏が来てほしいです。確かに、大地にとって雨の恵 みは大切ですが、私は、晴れの方が好きです。
くわんおんの千手塞さがる芒種かな (紅林照代) 忙しすぎると思い、漢字が似てると思った。 (編者)芒種の「芒」と多忙の「忙」が似ていると いうことでしょうか。
山の湯のぬるきに浸り芒種かな (長谷川綾子) 山へ行きたい。登るのは、大変だけど、山は、最高。も ちろん海も。人は、土や水がないと生きていけないから 山も大切、湯も大切で結果として芒種が成り立つのでは…。
飛魚の翔けり翔けるや潮たのし (篠原鳳作) 飛び魚は飛ぶ。何故、何のために飛ぶのかわからない。 飛んだら居場所がバレてしまうのに飛ぶ。とんだ方が速 いのか?!
秋はまだ まだまだこない今は初夏 夏のことで頭がいっぱいで、秋のことなんかこれっぽち も考えてない。
海と陽の織りなす生命(いのち)の 調律(ハーモニー) さっき、ふと思いつきました。何故か、チャッチコピーっ ぽいですよね。 ぜひ、吉母のチャッチコピーに!!」 (編者)、考えときましょう。
高校生の時、ワンゲルで山に行くときは、大雨警報が出 てようと、天候にかまわず、山に入っていきました。六 月になると、しとしと降る山を思い出します。そのおか げ(?)で雨の日には愛着があります。 六月の思い出すべて雨の山
六月や峯に雲置(おく)あらし山 (芭蕉) 自分の結婚は絶対6月にしたい*
六月や峯に雲置(おく)あらし山 (芭蕉) 小さい頃、山の雲に触れる事にあこがれたことを思い出す ので。
ジューンブライド小(ち)さきチャペルの 扉(と)が開いて (長島和子) 6月の結婚って、何かいいことあるのですかね…。 (20歳、独身)いつまで続くことやら…。
ジューンブライド小(ち)さきチャペルの 扉(と)が開いて (長島和子) 最近、疲れぎみでなんだか結婚したくなります。
川が匂ひて六月の日暮れかな (小川匠太郎) 六月になれば、夏の匂いがする。季節の匂い、自然の匂 いってほんとうに存在する。土の匂いを、先日感じた。 ここ吉見は、海の匂いがする。匂いは、重要である。
杭深く濡れ六月の沼の色 (大豆生田伴子) まさしく今はバス釣りの季節。早く沼に行きたいなあ。
六月や水を離るる蓮(はちす)の葉 (南うみを) 六月ぐらいになると蓮の畑にあの丸くて大きな葉が、畑 の水面を覆うようになってきます。雨が降って暗い畑に 蓮のきれいな緑が湧いてくると、何だが、心が明るくな ります。7月の終わりに、実家へ帰る山陽本線の車窓か らは、きっと蓮の大きくて、あわいピンクがかった花が 見られると思います。早く、夏休みになってほしいです。 (山陽本線の沿線には、蓮畑があるんですよ。)
夕風や水青鷺の脛(はぎ)をうつ (蕪村) コレがどこの事をいっているのかわかりませんが、ココ、 吉見のことだったら、鷺も大変だなぁと思います。なぜ なら吉見は風が強いから。
美しき距離白鷺が蝶に見ゆ (山口誓子) この風景を是非縁側からビールでも飲みながら眺めたい。
美しき距離白鷺が蝶に見ゆ (山口誓子) 大学の前の海によく一羽の鳥を見かけます。種類はわか りませんが、寂しそうに見える一方で、一羽でいるから こそ美しくも見えます。
本日の気分は 初雪のごとく白い赤飯だ (解説)自分で書いていても良く分かりません。要は良く 分からぬ気分ということか?
本日は頭に何も浮かばない 梅雨の水々しさを歌おうと思ったが、いいのが全く浮かば ない。
釣りに行き全く魚が釣れない日、ぼんやり見ていた山の道 路にバスが走った。 餌を垂れ ながめる山にバス走る
赤汐の夜風の臭いただならず (堀磯路) こわい感じがする。 この吉見に住んでいたら潮のにおいがあまり感じられなく なった。
赤潮やこめかみに脈覚えつつ (山尾玉藻) これは意味がよくわからないけど、ふんばっているのか なぁ〜と思った。と言うより他のでは感想も書けない。
寺の庭とほる水着の雫(しずく)たれ (飯田龍太) なんか「となりのトトロ」に出てきそうな句です。
寺の庭とほる水着の雫(しずく)たれ (飯田龍太) 小さい子供が、プールで楽しんだ後、はだしでペタペタ歩 いている様子が想像できる。小さい頃は…楽しかったなぁ。
別れゆくときの流れてサングラス (加藤三七子) 先日、サングラスを買った。「別れゆく」で、恋人と別れ たのかな?と思った。悲しくて泣いてもサングラスが隠し てくれる。時間しかいやしてくれないだろう…。今日は、 目が痛い。ものもらいかも。
別れゆくときの流れてサングラス (加藤三七子) 彼女と別れる時に、サングラスをはずして、にこっと微笑 むのが彼女との円満なひけつである。
船旅やかけて色濃きサングラス (山崎ひさお) サングラスをかけてワッチしていた人を思い出す句です…。
雨降りに傘さす君はまるで花 ☆雨の日、傘をさした女性にひと目ぼれ。この俳句の中で 花は女性の象徴。
あじさいにおちる雫は涙かな …………………… 梅雨時の雨は悲しい自分の涙のようだ。
最近いそがしくて土日がない。月月火水木金金だ。でもす ることもなくて暇で暇で仕方がないよりはよいと思う今日 このごろ。 息をつく暇もない程いそがしい
熱帯夜涼しき風を待ち望む 毎夜、寝るたびに疲れます。疲れをとるために寝てるのに 逆に疲れます。
短夜の瀬に降る花はみな白し (堀口星眠) 言葉がきれいだったので、選んでみました。だけれども、 瀬に「降る花はみな白し」って、何で、みんな白いのかが わからなくて、今一、情景を、頭に思い浮かべることがで きまん。明け方の白っぽくなってきた頃のことを詠んでい るのでしょうか?白い花の意味が、よくわかりません。
奥入瀬(おいらせ)は岩魚になりて住みたくて (高木晴子) 魚になりたい気がする。
奥入瀬は岩魚になりて住みたくて (高木晴子) どんなに人間がいやになっても魚にはなりたくない。
岩魚焼く泳ぐ形に串刺して (神蔵器) 魚が串にさして焼いてあるあの形が、泳いでいるような形 にみせるためにあのように刺してあるのに気づかなかった。 すごいと思った。
岩魚ザオ下宿の隅で出番待ち 早く 休みになれ〜
せみの声近づく夏を感じる日 せみの声はまだ聞こえない。 夏を心待ちにしているんだなという気持ちが少し伝わって くる気がなんとなくした。
夏の川キャンプで歩いた勝浦橋(かつうらばし) 旧友達と夜のキャンプで歩いた勝浦橋は、ものすごくスリ ルがあった。
夏なのにブルブルふるえてテントたたむ 夜明け前の山の頂(いただき) 夏のさかりは、やっぱり長野の山に登って避暑をするのが 一番です。 万年雪でかき氷も食べ放だいです。
保険金目立たぬ様に目立たせる 自治会会員の皆様へ 校内その他においてけがをした場合、厚生局がよいと判断 したら保険金が出ますので、必要書類を持って自治会出張 所まで来て下さいませ。
夏川のこの上(かみ)に父いましけり (原石鼎) 人が死んだら、川を上がっていくという話ならとてもきれ いですね。僕も最後くらい上がりたい。
思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄) 夏の川には悪い奴が自然に多くなっていくのがわかる。
思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄) 小学生の頃、土、日は必ず川に泳ぎに行っていて、その頃 に、帰りたくないとだだをこねる子とかを見たなぁと思い 出した。
思ひ切り悪き子もゐる夏の川 (福田甲子雄) みんな川に飛び込んでいるのに一人だけ臆病な子供が岸に ぽつんと残ってる様子がうかがえる。
夏川の音のあふるる望遠鏡 (コスギヤヱ) きもちわるい位の天の川を、音を使って例えている所がよ い。
吊(つり)橋の板の間の夏の川 (上崎暮潮) 奈良県十津川の吊橋の板の隙間から見えた何ともいえぬ美 しさと恐怖を思い出した。
黒鯛釣に点りて淡(うす)き岬の灯 (六馬入船) 昔、よくチヌを釣りに行っていたが、つれた記憶があまり ない。
ちぬ釣の月光竿をつたひくる (米沢吾亦紅) せっかく目の前に海があるので釣りができるようになって、 さばけるようにもなりたいものです。
ちぬ釣の月光竿をつたひくる (米沢吾亦紅) 夜のきれいな海が頭に浮かんできて、夜の海に行きたくなっ た。真夏の太陽に負けない人生を送りたいです。
ちぬ釣の月光竿をつたひくる (米沢吾亦紅) 夜釣りをしていたら月の光の下、ちぬがサオをひったくる ぐらいつよいアタリをして、くいついてきた。あばれるあ ばれる。
ちぬ釣の月光竿をつたひくる (米沢吾亦紅) 夜の海に電気ウキを浮かべて、月をながめながらする夜釣 りは、まさに夏の風物詩。
先日、用事があって帰郷したのですが、車窓から、はす畑 を見たら早くもあの淡いピンクの花が咲き始めていました。 そろそろ夏ですね。たんぼの稲も、だいぶ大きくなってい て、風が吹くたびに、なびいていて、きれいでした。
政治家よあんたらやっぱりうわべだけ なんだかんだ言っても今の政治家は調子いいことばっかり 言っています。
4畳半(しじょうはん)10人集(とにんつど)いて 焼き鳥しよう会 吉見は今日も燃えている
夏の日のせみの如き夏休み 夏休みって休みの中で一番長いが一番はかない休みだとい つも思う。
花火舞う良き思い出の夏の海 昔友達と共に夜の浜辺で打ち上げた花火も今やなつかしい 少年の夏の陽の思い出…。
かげろうや真夏の夢の甲子園 高校の時ずっと野球をしていたので、水大のグランドにで ているかげろうを見ると野球一筋だった当時のことがなつ かしく思い出される。
隠岐現(あ)れよ夏紺碧のわたのはら (石丸信義) 紺碧の海から隠岐を見ている。きれいなんだろう。 島根県立隠岐水産高等学校出身
戻り来て瀬戸の夏海絵の如し (高浜虚子) 長年帰省せず、久しぶりに戻ってきたら、時間の流れがと まってしまったようにしみじみと考え込んでしまったかの ようだ。
戻り来て瀬戸の夏海絵の如し (高浜虚子) この辺りには砂浜のきれいな海がたくさんあって、美しく 静かな海を目にすると心も落ち着きます。そんな砂浜に空 き缶や花火で遊んだあとのゴミが始末されていないのを見 てドット悲しくなります。
戻り来て瀬戸の夏海絵の如し (高浜虚子) 「瀬戸の」ということは、瀬戸内海と解釈して良いのであ ろうか?瀬戸内海は汚いのに「絵の如し」とは、どのよう なことか?絵といったら、普通美的なものを指す気がする のだが…。どうも良くわからない。
おにおこぜ徹頭徹尾おにおこぜ (松尾隆信) おにおこぜを裸足で踏みつけた時は痛くて死にそうだった (あやまって)
おにおこぜ徹頭徹尾おにおこぜ (松尾隆信) 先日、ダイビングしていて、おこぜを見ました。完全防備 という感じで、とてもきれいだけど触れないような雰囲気 を出しているおこぜが少しこわかったです。
(編者)「驚愕のまま氷漬け鬼虎魚」(福田貴志)を写し間違えて 驚愕のまま水漬け鬼虎魚 鬼虎魚がひっそりとおそろしくひそんでいるのが恐ろしい。