水大歳時記(平成十三年度)春 の 部
春、陽春、芳春、三春、九春
朝起きて春を感じた今日暑い
あたたかい天気もいいし出かけたい
快晴の青空の下春の旅
すみません学校サボって春の旅
春ボケか地ボケなのかが分からない
春なのに心の中には梅雨(つゆ)前線
春なのに春楽しめず滄溟寮
恋心春張る気持ち伝えよう (徳)
二月
冬の海寒さきわだつ二月かな
潮風がまだ身にしみる二月かな
黄砂舞い車汚れる二月かな
二月の荒波私の心を映しけり
年が明けテストが迫る二月かな
後期末テスト忙し二月かな
立春
朝起きて春を感じた今日暑い
立春の風光差し込み空かすむ
春が来て僕の心に花が咲く
春来たり去りたる君の背の広さ 春は出会いと別れの季節です。
立春を喜ぶもつかの間花粉症
晩春
晩春に冷風吹いた夏遠し
晩春に交した約束かなわずに
春暁、春の曙
春の朝なかなかさめぬ月曜日
春の暮、春の夕
春の夕自殺の名所は大自然
麗か、うらら、麗日
春うらら気づけば駅を乗りすごし
行く春、逝春、春尽く
春も終わり遂に来たれり九連休 言うまでもなくもうすぐゴールデンウィーク!!
夏前に恋もできず鯉を釣る
夏近し、夏隣り
桜散り新緑若葉に夏の予感
夏近しビールの美味い季節(とき)は近いぞ
海パンでヨットに乗れたら夏近し
夏近しそろそろつらいフルフェイス (編者)バイクのヘルメット姿のイラスト略
まぶた閉じ虫の音聞いて夏を待つ
春の日、春日(はるび、しゅんじつ)
陽は照りて厳寒の意は朧げに 寒い季節に辛いことがあったが、暖かさと共に気持 ちも入れ替わった。
青天のわが心中は荒れ模様
春風、春の風
春風で緑たなびく小川かな
春風と君の笑顔が温かい
春の風ねむけをさそう ああねむい
おだやかな春の風うけ昼寝中
春風に吹かれてひくよ つらいかぜ
陽炎、野馬(かげろふ)
陽炎に別れを遂げて渡り舟
春の野、春の野辺、春郊
マイル漕ぎバテて広がる花畑
花見、観桜、桜人、花疲れ
桜咲き日本風流花見かな
桜ちるそろそろ終わり花見かな
桜の木思いおこすと宴恋しき
花見酒花見る前によいつぶれ
花粉症
日々思ふ今日は花粉大丈夫か
春の風邪
春なのに風邪ひき多い水大生
滄溟寮一人風邪ひき皆もひく 僕も風邪ひいてマス…
春眠、春睡(しゅんすい)
ポカポカと陽にさそわれて本枕
心地良い春眠かき消す「オス」の声
バレンタインデー
糖尿病チョコをもらえぬいいわけだ バレンタインを期待してももらえない者の悲しい、 いいわけが、この俳句に出ている。
蛙(かへる、かはず)
夜の畦(あぜ)蛙の鳴き声聞こえけり
静けさに聞こえてくる蛙鳴き
白魚
器に泳ぐ白魚食べたり萩の町
白魚とみまごうばかり君の指 (後は子を生み、あれてゆくのみ) 短歌?書いてて少し悲しくなりました…
栄螺、拳螺(さざえ)、つぶ
サザエさんマスオにワカメにカツオくん
梅
空かすみ暖気の訪れ梅の花
山桜、吉野桜
山桜咲き乱れては散ってゆく
桜、桜吹雪、散る桜
咲きほこる桜をみては君想う
満開に思いをはせた桜坂
春の日に桃色はえる桜かな
我が故郷桜流るる吉野川 徳島県出身
ギコ猫が元気に遊ぶ桜の木 (編者)ギコ猫のイラスト略。
桜色僕の頭はピンク色
夜ざくらは心うるおすオアシスさ
さくら咲きさくら咲いたる ちるさくら
ダイビング冷海に浮かぶ落ち桜
春過ぎて桜散りけり海の音 書いた自分が意味が分かりません。
散り桜我が恋心も共にあり
桜散り水面に揺れる恋敵(がたき)
学問欲桜のごとく散りにけり
桜散り僕の心も散り散りだ
桜散る前に早くも出た部屋子
花、花笑う、花の笑み、花房
花びらがひらひらひららビゥティフル
花園にラグビーボール飛び散った
滄溟寮部屋紹介で花も散る 寮に入ると春もたのしめないなげきの句である。
夏蜜柑
夏蜜柑海に浮かべた偉大さよ
学生生活
吉見よこの景色をありがとう
占いを見たら金運一つ星
快適だ夜も泊まれるネットカフェ 最近のインターネットカフェは24時間営業
目覚ましと10分おきにたわむれる
いい天気晩飯釣りにいざゆかん
春闘で今年も無理かベアアップ
友達に彼女ができて俺あせる
朝露に濡れし櫂の手昨日まで
捕鯨砲前の色がなつかしい 今の色は変だ。
エッセイ
波を追ふ波いそがしき二月かな (久保田万太郎) 二月は風が強く、次々と波がおしよせてくる様子をあ らわしていると思う。 たしかに二月は日が経つのがとても早く感じます。も うテストが始まってしまうし、テストが終わって春休 みがあけたら3年生です…。
水ひかる二月真鴨は月の鳥 (石原舟月) ちょっと暖かな小春日和の日に差す太陽を受け、きら きら輝く海に浮かぶ真鴨のようすが目に浮かびます。 とても、きれいな歌ですね。日差しを受けて輝く海を 月に例えるなんで、とてもロマンチックだと思います。 月と太陽なんて、対照的なのに。 今、吉見の海にも鴨が来ています。二羽のつがいが一 緒にいて、海に潜るときも、いつも一緒です。なんだ かほほえましいです。でも、そういう鳥だからこそ、 「月の鳥」にぴったりなのかもしれません。
さざ波は立春の譜をひろげたり (渡辺水巴) 立春が過ぎ、春が来たというのに、吉見はとても寒い。
春来ると足のせわしき車えび (堀口星眠) まさに今、ある授業の課題で「エビと日本人」という 本を読んでいてエビのことで頭がいっぱいである。
春来ると足のせわしき車えび (堀口星眠) 春は車えびの季節なんですか?知りませんでした。 車えびが食べたいです。 (編者)養殖した車えびは年中食べられます。味のよいの は天然ものですが、産卵の終わった10〜11月が旬です。
春眠におそわれ今日も朝寝坊 学校に行かなくては、と思えば思うほどねむたさが増 して、結局、いつも負けて遅刻してしまいます。
最大の危機せまりくる二月かな いわずもがなテストのことです。単位ください。
犬の肉料理するのはやめようよ お隣の国韓国では、犬を殺して料理する食文化がある そうですが、人間と最も親しい犬を料理する、絶対あっ てはならないことです。ましてや日本にも犬料理店が あるとは…。これだから動物虐待がおこるのです。 (編者)憤る気持ちは分かるのですが、人にはそれぞれの 世界観や立場があるのではないでしょうか?
乗りおくれバスにも往かれて40分 列車に乗りおくれたわ、バスにも乗りおくれたわ、そ こで40分待つことと哀なりました。
山陰線須佐駅焼けて立ち往生 先日、山陰本線須佐駅で放火事件がおこった。駅舎を 全焼し、上下線のディーゼル・カーがそれぞれ手前の 駅でストップしてしまった。
<防府市編> バスの中出会ったドライバ元西鉄 5回目の防府でありますが、今回は回ったことのない 所を回って参りました。 道中バスを利用したところ、運転手と話す機会が偶然 ありました。その方は元西鉄バスの運転士さん。北九 州やバスの話で道中盛り上がりました。 だけど、防府市は道が狭く、バスの運転には相当の神 経を使う筈。ちょっと悪いことしたかな?
防府では会社の名前町になる 防府市では、民間企業の名前がそのまま町の名前になっ ている所があります。ここではあえて挙げません。防 府にお越しになる際に探してみてはいかがでしょうか 2つ程あります。ヒントを挙げておきましょう。 「お酒」 「化粧品」
アイドルの面影消えた中関(なかのせき) 一昨年9月にアイドルMが防府市中関にやってきた。 あれから1年半、その跡形は残っていない。
西浦(にしのうら)車工場を眺めていた 中関から海岸線を歩いて辿り着いたのは西浦。海を隔 てて見えたのはM自動車の工場。
山陽線橋の上にて立ち往生 防府駅は高架式の駅です。ここでは「橋」と呼ばせて いただきます。 小生湯田温泉に行こうとしていたとき、車内放送にて 「架線に異物が絡み、電車が動かなくなってしまった」 と。復旧の見込みもないということで、バスに乗り換 えて湯田温泉へと向かいました。
防府から生命の声が聞こえるよ 小生5回目の防府界隈にて防府市地域交流センター 「アスピラート」にて行われた「生命(いのち)のメッ セージ」に行って参りました。ここでは、凶悪犯罪や 飲酒運転・轢(ひ)き逃げなどの悪質な交通事故、い じめによる自殺で命を奪われた人々の等身大のパネル と遺品(靴)が展示されました。小学校に入る前の子 供からお年寄りまで64人、ほとんどは、飲酒運転によっ て命を奪われた人たちです。飲酒運転はやろうと思え ば誰にだって簡単に出来ます。だけど残されるものは 何なのでしょうか。決していいものは残りません。命 の大切さを考える必要があるのではないのでしょうか。
少ないよ防府の街にバス走る(1) これに関しまして定期観光バスのコースを提示してお きます。(防府駅北口発着分) (編者)運行日、運行コース、料金の紹介については割愛。
少ないよ防府の街にバス走る(2) 一般乗合バスの時刻も提示しておきます。 (編者)防府−大平山、大平山ロープウェイ、および防府 駅北口−毛利邸ー阿弥陀寺の時刻表と料金については割愛。
<山口市編> 湯田温泉ナメてかかると命取り 小生湯田温泉に行って参りましたが、思わぬアクシデ ントが…。深みにはまってしまい…。気をつけたいも のだ。
椹野川流れに逆らう山口線 山口線(山口〜宮野)の普通列車に乗っていると、横 に椹野川を見ました。「ふるさとの川を美しく。<K RY山口放送テレビCMより>」
<下関−岩国編> モー**と位置関係が逆になる 国民的人気アイドルグループMが下関にやって来た。 (2001年4月)小生その頃岩国市にいた。只それだ けの話ではあるが、やはり会いたかった。また来てね! *下関−岩国 約160km
十歩の間に俳句を考える人の話が前でていたが、すご いと思う。
掘返す塊(かたまり)光る穀雨かな (西山泊雲) 「塊」とはシュレーゲルアオガエルの卵塊のことかと 思った。
美しい女性に勝る吉見の春かな 吉見の春の景色はとても美しく、普段女性しか見てな い私も、この時期は自然の風景に見入ってしまう。
黄金の空高き入道雲さらさらと 5月の頃の入道雲に太陽がかくれると黄金色にみえる。
春風が花粉を運び不快感 この時期って本当に嫌になりますよね。花粉症。もう 鼻をかみすぎて痛いです。せきも出ます。花粉症とい うより風邪に近いかもしれません。