水大歳時記(平成十三年度)

 秋 の 部 

  秋、素秋、金秋、三秋、九秋

  山道で見上げ映るは秋の色

  葉が落ちるきれいだけどさびしい秋

  秋になり葉が散っていく秋葉かな

  秋になり女性の露出が減っちゃった

  秋なれば恋もしたいし恋もしたい

  秋だなぁこごえてくるよ心もね*

  秋になり学食食べたらサンマだね

  秋の色食欲よりも眠りかな

  秋になり毛布だけでは足りないな

  秋になり風邪ひいてのどいたい

  秋華賞華やかにとりご満悦

  アルバイト リストラされるさびしい秋

  肌寒く秋の短さもの悲し

   立秋、秋立つ、今朝の秋

  夏過ぎて鈴虫鳴くころ秋は来にけり

  秋くるが私の心夏を恋う

  秋入り魚釣(つり)もしたいが いやなテスト

  秋来れば赤き心に紅(あか)き山

  顔洗う水の冷たさ秋が来た

       九月

  あああつい これが九月かこのあつさ

  風の中涼しさ感じ九月かな

     白露(はくろ)

  白露かな山の緑も色あせて

       寒露

  寒露付きエンジンかからぬボロバイク

       秋の朝

  秋の朝皆いっせいに避難した

   秋の夜、秋夜、秋の宵

  浜風が心のしみる秋の夜

  爽(さわ)やか、さやけし

  窓あけて爽やかな風と鳥の声

  爽やかな時期は来るのか滄溟寮

  爽涼(そうりょう)な風が抜けるは松風荘

  さわやかに水大生ははらがへる

秋麗(あきうらら、しゅうれい)

  山々の木々が赤らむ秋麗

  秋麗風が舞いちる路の脇

  秋うらら空に大漁鰯雲

  秋麗の時期やるのがスタンバイ        滄溟寮年中行事より

  秋麗めしをくったらねむくなる

  秋うららバイクに乗ってバイト行(ゆ)く        最近寒くなってきてきついです…。

  ウララーウララー秋麗

     秋寂(さ)ぶ

  秋寂ぶの暗闇光る月明かり

     秋深し、深秋

  秋深し木々の緑が変わる頃

  早朝に布団で分かる秋深さ

  秋深し上着の数が増えりけり

  秋深し食欲ふえて体(たい)ふえて

  秋深し単車のエンジンかからない

  この頃はいそがしくても秋深し

    行秋(ゆくあき)

  外見ればいつの間にやら行秋ぞ

  行秋や見ゆれば木々の紅葉近し

  行秋や古き良き日は過ぎて行く

  行秋や今日も野球は中止かな

  行秋や一人の夜に寒さこらえる

  息白くあの人思うゆく秋に

  行秋や木の葉とともに落ちる雪

  行秋や別れの色も染まるこの頃

  ゆく秋や思い出ともにさようなら

     秋惜(おし)む

  秋惜む今年も冬がやってくる

  行秋を惜しみながらも冬を待つ

  紅葉にサンマにマツタケ秋惜む

  秋惜しみ冬迎えけりこたつ船        こたつに入ると眠くなって、だれかふねをこぎはじ         めるから。コックリ、コックリ

     秋の日、秋日

  秋の日はお腹がすくのはしかたがない

  秋の日の昼食の後に睡眠だ

  秋の日はさんま食べつつビール飲む

     秋晴れ、秋日和

  大雨の次の日きっと秋晴れと

    秋の空、秋の天

  ついにきた我の時代が 秋の空

  ぼんやりとあの人思う秋の空

  ハラへった教室から見える秋の空

     秋の雲、秋雲

  夕暮れに涼しさ漂う秋の雲

     鰯(いわし)雲

  鰯雲秋の青空波を打つ

  夕闇に追われて急ぐ鰯雲

  鰯雲秋の空をかざっている

  帰り道見上げた空にいわし雲

    月、月夜、月の出

  秋月に涼しげな声すすき聞く        画の才能はないみたい(ススキの才能あるイラスト         略−編者)

  すすきの原っぱに秋風が吹き      丸るお月様が顔を出す

  涼しげな中秋の月傷心なり

    天の川、銀河、星河

  天の河我の願いを受け入れよ

     流星、流れ星

  流星群次に見れるの何年後?

 秋風(あきかぜ、しゅうふう)

  秋風に何思うのか黒髪よ

  秋風に涼しくなれと願いつつ

  秋の風涼し温しよい季節

  秋風も我の遺伝子感知せず

  秋風に季節のうつろい感じけり

      颱風、台風

  台風ですべてが消えて夜が来る!!

     秋の雨、秋雨<

  秋雨が木々に伝える冬の足音

  秋雨の厳しい冬の到来か

  秋雨に降られて休み文学よ

      露、白露

  白露はきれいに光りほたるかな

  白露が葉っぱの上を流れてる

  白露つくコップ片手にテスト前

  白露にぬれたオール超重い

     秋の野、秋の原

  秋野原涼し虫の音子守唄

  秋の水、秋水(しゅうすい)

  夏すぎてますます冷たい秋の水

  秋の水冷たさ感じる指の先

  思い出を遠くへはこぶ秋の水

  せつなさをつつみかくさず秋の水

  沈みゆく日の熱冷(さ)ませ秋の水

  秋水に我が身を映して人生を思ふ

  秋の水冬迎えの準備かな

       水澄む

  帰り道水澄む川に映る夕日

  水澄みて川を流れる落ち葉かな

  水澄みて片手で鼻かみ自転車通学

     秋の川、秋川

  秋の川鰍(かじか)が泳ぎ水にごす

   秋の海、秋の波、秋の浜

  夏行きて春夏秋冬秋の波

  夏過ぎて淋しさ残る秋の海

  夏の日のさみしさのこる秋の海

  秋の海人さりし海さみしいな

  にぎわいの影のこしつつ波うつ 秋の海        夏はもう終わってしまった。

    秋の海夏の思い出ながれゆく

     秋の海まだまだ暑い吉見海

  落つる日の熱さましけり秋の海

  海面に夕日が映(は)える秋の海

  夕暮れを二人で歩いた秋の海

  秋の海亡(な)くした友人思い出す        思い出のあいつは中学の頃のまま…。

  秋の海夕日に浮かぶ赤とんぼ

  つめたいな泳ぐのつらい秋のうみ

  岩登り死ぬかと思う秋の海岸        社会人の人にロッククライミングに連れて行っても         らいました。

  秋の海魚の釣れぬ秋の海

  秋の海青物に追われてナブラ立つ

    秋の海さんまとともにウエルカム

  秋の海サワラをたくさん釣りたいな

  七輪に火おこし待つ秋の海

  秋の海おなかがへるが たべれない

    不知火(しらぬひ)

  夏休み天草の不知火の海を見た

  不知火に男はいつもまどいけり

  不知火を見たことがない熊本人

    休暇明け、休暇果つ

  夏休み終わってしまった夏休み

    夏休み始まり昨日 今授業        長期休みがあまりに早く終わってしまった。むなし         い。

  休み明け頭の中はまだ休み

  夏休み明けた次の日もう講義

  夏休みあけて次こい冬休み

   七夕(たなばた)、星祭

  夜空に想いを込めてたんざくを

     鰍(かじか)

  サカナヘン アキガツケバ カジカカナ

  鰍とは秋の魚で鰍なり

  谷川に暑さの残る鰍釣り

  白露を体に感じた鰍釣り

  川の中鰍のすがた探す秋

  鰍見て愛らしい姿に心和む

  みそ汁に鰍を入れた家の味

  鰍食べまたまたふとりダイエット

      鯔(ぼら)

  ドブ川を苦もなく泳ぐボラの群れ

    鯊(はぜ)、沙魚

  女子高生ハゼもカジカも喰いたくり

     鰯(いわし)

  鰯焼き焦げる脂に腹がなる

    秋刀魚(さんま)

  秋になりサンマの季節到来す

  買い物中 目を奪われる秋刀魚かな

  この前に秋刀魚食べたのいつの日か

  秋刀魚さえあれば私は満足だ

  秋刀魚焼き寄りたる猫に尾と頭

  秋刀魚焼く煙をかいで秋思う

  爽やかに七りんでやく さんまこげ

     鮭(さけ)、初鮭

  サーモンや名前変われどしゃけの味

     蜻蛉(とんぼ)、やんま

  ただ一人季節はずれにとぶトンボ

  赤き日へ今に翔び立つアキアカネ

  夕やけの映ゆる水面に秋あかね

  世界樹を目指すはごとく秋あかね

  恋しさに水も濡らさぬ あかとんぼ

  赤とんぼ短い恋の強く燃ゆ

    虫、虫の声、虫の秋

  虫の音に季節も変わり衣がえ

  鈴虫、月鈴子(げつれいし)

  鈴虫の透き通る音鍵穴に        出掛けようとしたら、鈴虫がきこえてきた。

      きりぎりす

  しみじみと音色の響くきりぎりす

       桃の実

  目を閉じて見えているのは桃の花

     柿、甘柿、渋柿

  ほほ染めて想いもみのり柿の実も

  帰り道夕日と共に染まる柿

 紅葉(もみじ、こうえふ)

  時季変わり日焼けも戻り紅葉も

  気付いたら木々の緑も赤くなり

  紅色に恋も染まりつ もみじかな

  ひとめぼれ私のほほも紅葉に

  雨が降り紅葉と共に時間(とき)も降る

       西瓜

  夕ぐれの海にただようすいかかな

    稲、稲穂、稲の秋

  風が吹き稲穂の波がうねりだす

   芒(すすき)、薄、尾花

  秋すすき冷えた潮風七曲がり

    松茸(まつたけ)

  番組のまつたけ見ながらよだれ出る

       授業

  昼ご飯食べた後の授業は眠い!

  満腹で水大の空高く昼ねする

  夢うつつ午後の授業のつらい時間(とき)

      学生生活

  逆風で悪戦苦闘の夏期巡航

  バイトして私の肌は小麦色

  暑さ過ぎ枯れ木の風景待ち遠し

  日だまりをたどって帰る家路かな

  風よ吹け 翼をひろげとび立とう

  鼻つまり季節の変わり気付かせてくれる

  丸がりの頭で季節を感じとる        丸がりにすると風が涼しくなったのが良く分かる。

  この季節 半年分の勉強を する季節

  この暑さテスト勉強はかどらぬ

  勉強をする気おきないテスト前

  憂うつだテストなんかなけりゃいい

  テスト前脳の容量こえちゃった

  地獄だよテスト勉強地獄だよ

  岸壁のでっぱり探してよじ登り      下ながめれば絶景かな

  it's great!!

  ギャンブルよ金が無い無い運も無い

  実習中バイクの事だけ心配だ

  多発テロこれから世界はどこへ行く?

  吉見の水はまずい

  バイト中生つばのみこむカキフライ

  山口市パークロードを歩くべし        山口市に行ったらきまってパークロードを歩きま         す。

  また来たよ防府の夜は静かなり        八月と七月に防府に行きました。夜は、吉見並みに         静かな街でした。

  端艇部漕いでも心はひとつにならず……

  岸ちゃんと今日もあつあつ恋愛トーク

  ドンちゃんと三連花火打ち上げろ!!

  このごろは猫も金魚も朝ねぼう

       

     秋風

  夕日が海に落ちる頃   空には星   大地には風が   野原を通り   すすきを連れて   海へ

     秋あかね

   秋あかねは   どこへ行くのか   秋あかねは    母なる夕日へと     帰るのだ

     秋空

  秋空を見ると   何でもできそうな   気がする   この透き通るような   あを、あお、アオ   この果てしない     あ お

     雨

  長い旅路を終えて   故郷へと帰ろう   母なる海へ

      エッセイ

  夏帰省(がえり)車もへたれて俺へたる 名古屋から吉見に帰ってくるときに思いついた。780km 国道で来て本当につかれた。

  銀輪を押す手を止めて相合峠 夏に自転車でうろうろしていたのだが、相合の峠はすごかっ た。途中でこわれなかった自転車に感謝。

蝉の鳴き声とともに夏は終わり、鈴虫の鳴き声とともに秋 は訪れる。

  ひつじ雲ピンクに染まってもう秋さ 昨日の夕方、空が真っ赤というか、ピンクというか、オレ ンジというか?!きれいに染まっていました。もう秋です ね。

  秋の波同じところに来て崩(くず)る (倉田紘文) 別に夏の海も同じ所に波はくると思う

  秋の波同じところに来て崩(くず)る (倉田紘文) 秋のもの悲しさをどことなく感じます。波が同じところに 寄せては返す…。一人で海を見ているとき、他に考えたり、 見たりすることがなくて、単調に寄せては返す波を見てい るだけになってしまいます。そんな時、なんだか、悲しく て、切なくて、変な気持ちになります。まるで、逢いたく ても逢えない人を待っているような…。

  不知火や指す方にまた飛火(とびひ)生(あ)れ                 (岡部六弥太) 火事!?って感じがしました。その火がとび火して、いろ んなところで火事になっているのかな。火というと、夏な らば花火を思い出します。美の一種だと思います。今年は、 一度しか見れなくて残念でした。

  テスト前快晴そよ風心痛む 外はいい天気で涼しい風も吹いている。けれど外出はでき ない。テストが待っている…。

  神木をのぼる白露のかたつむり (大島民郎) 小学生の頃、かたつむりをとりに行ったことを思い出した。 なめくじ+貝殻って感じで、ヌメヌメしていてキモイと今 は思うけれど、昔は、けんめいになって採集していたもの だ。発見した時の喜びは大きかった。

  姿見に一樹映りて白露かな (古賀まり子) 自分の姿を見ようと鏡を見てみると、鏡の中に一本の木が あって、しかも、白露が下りていて…。という風に、ふと 見えた事物に季節を感じるうたです。 私もふとした瞬間に季節を感じるのが好きです。日が暮れ る時間や、聴こえるセミの鳴き声の変化や(アブラゼミ→ つくつくほうしみたいな…)、夜空の星の星座の移り変わ りや…。 自然って、美しいですね。

  鰍(かじか)とは知らず身振りをして示す(茨木和生) 自分もコイとは知らずに50upのバスと思い、興奮したこと があるので共感できた。

  ぬっと鰍目と目が合うて光(かげ)揺るる                  (佐怒賀直美) 鰍はおそろしいです。

  ぬっと鰍目と目が合うて光(かげ)揺るる                  (佐怒賀直美) 魚と目は合いたくないです。

  ぬっと鰍目と目が合うて光(かげ)揺るる                  (佐怒賀直美) 鰍同士のコミニュケーションがかいま見れてよかったです。 これからはグローバルコミニュケーションだと思います。

  爽やかや風のことばを波が継ぎ (鷹羽狩行) 風は透明で、吹いているだけでは、何なのかよくわか らない存在だけれども、「海」を介して、「波」とい う言葉を借りて、何かを語りかけているようなかんじ を私も受けます。 今の季節、本当に涼しい心地よい風が吹くようになり ました。龍王神社のそばの田んぼでは、もう、稲刈り が、ほぼ終わってしまいました。 これから行楽シーズンになります。私も風の言葉を感 じることが出来る場所へ連れて行ってもらいたいな、 なんて思います。(吉見の海でも十分だと思うんです けどね)

  火だるまの秋刀魚を妻が食はせけり               (秋元不死男) 秋といえばさんま。今年はまだ食べていません。コン ロの掃除が大変ですが、是非、近いうちに食べたいで す。

  波爽やかに棘多き深海魚 (乾燕子) 深海魚の生態は未だよくわかっていない。深海魚の実 態にはたいへん興味があり、研究してみたいひとつで もある。

  蛤に残る雀のころの舌 (伊藤白潮) 蛤が雀になるという今では非常識なことも昔の物語、 神話的な意味あいがこめられていて、少しロマンチッ クな感じをうける。当時の人達はだれもそのことを疑 わなかったのだろうか。海に住むものが空を飛び回る。

  秋の水に富士をひたして猶(なお)寒し                  (吉田冬葉) 秋の湖の湖面に富士の姿が浮かび上がり、富士の頂上 の雪や氷が湖面に浮かび上がり、湖の水がよけい寒く 見えてしまったのだろう。

  秋水に映りて一度ぎりの雲 (大岳水一路) 1年で一番さびしさを感じる秋で今までの思い出が思 い出されると同時にもう二度とはこないなぁという雰 囲気が出てる。

  秋水に映らぬ未来ありにけり (星野椿) どういう気持ちでうたったのか、よく分かりません。 「秋水」ということで、あまり明るくはないイメージ の水に、映らない未来、ということで、それと反対の 明るい未来のことをうたったのか、それともやはり、 「秋水」ということで、先のみえない未来に不安を感 じているのか、良くわかりません。でも、未来はわか らないから、確かに不安を抱きはするけれども、まだ わからないから、良い未来を創っていくために、自分 で何らか努力をしたり出来るから、面白いです。

  秋水に映らぬ未来ありにけり (星野椿) たとえ水に未来が映って見ることができるとしても、 結局は見ないと思う。水面に映ったものも流れによっ て遠くへ流れてしまい形をとどめない。未来、不安だ らけだ。

  石一つ堰(せ)きて綾なす秋の水               (深見けん二) 赤く染まった紅葉が、水面に浮かび、流れにのってい る風景が思い浮かべられた。

  沢蟹(かに)の大小しづむ秋の水 (中田剛) 時々ダイビングがてら、前海に潜るが、水は冷たく、 カニもよくみかけるようになった。

文学2はなぜこんなに人が少ないのでしょうか?静か すぎです…。先生にとっては怒鳴る機会がなくてよろ しいですが…。        (編者)ぼくもさびしいです。みんな来て下さい。

  水澄みて亡き諸人の小声かな (秋元不死男) 昨日テレビでおんみょう師の事をやっていて、初めて、 霊がこの世にもいると思い、恐かったです。

  水澄みて亡き諸人の小声かな (秋元不死男) 水が澄んでいると心も澄みきる心地がする。ふだんふ くざつに入り混じったいろいろな雑念が忘れられ、真っ 白な気持ちになれて、みえないものがみえてくるよう な気がする。

  澄みてなほとどまることのなき流れ (山仲英子) 道路わきにある、海に通じているみぞがある。水量が 浅すぎず、丁度いいくらいのときに小魚がたくさんい る。 悩みがあるときでもそんな小魚や海を見ると心が落ち 着く。水の力はすごい。

  地の底を来て澄む水として湧けり (高橋悦男) 昔、わき水が近所でわいているのを思い出した。あれ はきれいですね。

  地の底を来て澄む水として湧けり (高橋悦男) 私の実家は山の近くでちょっと車で行った所に飲める 湧き水があります。その情景を思い出させるようなう たです。

  水澄むやあめんぼうにもある晩年             (きくちつねこ) あめんぼうも死ぬんだなぁ、

   紅葉鮒 紅葉といえば‥、秋の言葉だ。今年はしみじみ紅葉を 見てきれいだなぁと思った記憶がない。忙しくてそう いうことに目を向けてないことに気付く。

  秋うらら魚拓の尾びれ撥(は)ね上がる               (今村妙子) 秋刀魚も活きがいいと魚拓も荒れるのだなぁ

  鰯雲太陽に肩たヽかれし (大谷碧雲居) この前乗船に行ってきたが、空き時間に空を見たら、 鰯雲が出ていて、きれいだった。

  いわし雲人は働き人は病む (相馬遷子) 学生なりに忙しい日々を過ごしてます。

  秋鯖の縞の蒼さに塩を打つ (嘴美代子) 縞の蒼さと言われると、外国産の鯖というイメージが 強い。秋から冬にかけての鯖は、鯖ずし、を作るとと てもおいしい。

  食欲に反して我の技とぼし… 魚を食べたいけれど、さばき方や料理の方法がわから ないので、見るだけで終わってしまう…。 魚が食べたい…。

  インカレを見て水大がしのばれる インカレの雰囲気味わって、この水大の環境のなさけ ないこと。

「鰯雲」について うろこ雲をいわし雲というのは初めてきいた。うろこ 雲をみると秋だなぁーってしみじみ思ってしまう。        (編者)「鯖(さば)雲」とも言います。

小野田線(宇部新川⇔小野田)のワンマン電車で切符 をなくして運転手に世話を焼かしてしまった。   小野田線切符をなくして大変だ

  海(うな)ぞこの秋銹(さ)びにけり      沖鱸(すずき)   (高橋睦郎) 今まで夏などはつい足元でスズキがつれたのに、秋が 深まるにつれて、だんだんスズキが沖に出ていってし まったなぁ。さらに魚につれなくて、さみしいなぁ。

  海二日見て三日目の秋深し (長谷川双魚) 最近急に寒くなってきました。夜や朝早くなどは、寒 すぎて、布団にくるまっている事が多くなってきまし た。 けれども寒くなってきたから、最近海が透き通ってい て、とてもきれいです。先日、午後の授業がすべて休 講だった日に、あまりにも天気が良くて、海がきれい だったので、友人と2人で、お弁当を買って、フィッ シングパークで、海を見ながら昼食をとりました。そ の日も海が透き通っていて、空は青くすんで晴れてい て、ポカポカとした陽気でした。私は今の季節が本当 に好きです。

  海二日見て三日目の秋深し (長谷川双魚) 去年のこの時期、乗船実習で船に乗っていたが、海を 見て秋だなぁとは思えなかった。

  秋たけて血も冷えゆくや水の上 (高柳重信) 川に足をつけたあと、原付にのったら足がひえまくっ て痛くなり、それこそ血が冷えたみたいになった。あ れは痛い。

  秋たけて血も冷えゆくや水の上 (高柳重信) 部活で魚をとりに川などに行くと、この時期から、も のすごく水が冷たく、手足が冷える。

  砂うすく走り砂丘の秋深む (矢島渚男) 秋になると砂丘の砂が減るのかなと思いました。

  砂うすく走り砂丘の秋深む (矢島渚男) 秋風に砂丘の砂がふかれ、さらさらと走っている様が 分かる。

  秋深む浮くも沈むも水の中 (松浦力) 正確な意味は知りませんが、秋の気候の心地よくて ボーッとしてしまう雰囲気を感じました。落ち着いた 季節であるから、リラックスできますが、度が過ぎて、 浮かず沈まずの漂流状態の心境です。

  岩にはり付けた鰯がかわいて居る (尾崎放哉) 鰯ではないが、今年、前海でハリセンボンが無残に死 んでいた。

  うつくしや鰯の肌の濃き淡き (小島政二郎) 食べて楽しむものを、見て楽しむとこが秋らしく面白 い。

  うつくしや鰯の肌の濃き淡き (小島政二郎) 乾燥肌なので鰯の肌がうらやましいです。

  鰯船火の粉散らして闇すすむ (山口誓子) 最近になっては実物の「火」を使う漁業は減ったもの だなぁ

11/4に北九州博が終了する。だけど、金がない。TV で見るだけにしよう。   北九博行きたいのだがお金なし

  秋は何とも言えないさみしさが、あります。

  蛤のふたみにわかれ行秋ぞ (芭蕉) 蛤の貝が二つに分かれるように、とても親しい人との 別れが来るのではと、不安を感じる秋。

  蛤のふたみにわかれ行秋ぞ (芭蕉) 私は三重県の出身で二見は行ったことがあるが、景色 がいい所である。

  行秋や見かへれば船の跡もなし (闌更) 港に行くと船がすべて出ていって跡もない。夏の魚と 冬の魚が入れかわるこのごろは豊漁だ。

  行秋や見かへれば船の跡もなし (闌更) 遠洋航海に出た先輩が思い出されます。

  行秋や滝分れ落つ吹かれ落つ (山口草堂) 滝は落ちっぱなしですね。

  行秋や滝分れ落つ吹かれ落つ (山口草堂) 滝のまわりに紅葉が見られれば、とても趣深い景色に なるだろうと思う。

  行秋や滝分れ落つ吹かれ落つ (山口草堂) もう滝ときくだけでさむいです。もうすでにさむいか ら。あと久々に滝見たいです。小学生以来見てないで すねー。

  行秋やふくみて水のやはらかさ (石橋秀野) 秋は寒くなる季節なのに、どうして「水のやはらかさ」 なのでしょうか? もっと、水には、固いイメージがあるのですが…。け れども、冬に入る前の秋の温かな陽気だとか、秋の持 つ、その他の色々なイメージを含ませているのでしょ うか? まったく関係ないのですが、最近、つばめを見ません。 11月の最初の朝、つばめの集団が家の前の電線に沢 山とまっていました。きっと、みんなで集まった後で、 温かい南の国へ帰ってしまうのだろうなぁ、と思って いましたが、その通りだったみたいです。つばめが 帰ってしまうと、本当に寒くなります。またつばめの 来る3月まで、寒い日が続きそうです。

  秋の空はうつりにけりないたずらに      我が身世にふるながめ表海に 朝学校の表海はきれいで心が洗われます。

  自衛隊軍隊化され可哀想 自衛隊もついに軍隊化されてしまった。これからお国 の為に戦わなければならない、かけがいのない人たち を残して。