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海技実習[7月22日~28日]

 海洋機械工学科の1年生は、夏季に1週間かけて「海技実習」を行います。本科は海技士を養成するための専門学科としての一面を持っており、「海技実習」では海技士が身につけておく必要のある様々な技術を学習します。具体的には、カッター漕艇、遠泳、消火法、救助法、救命法、結索(ロープワーク)などを学習します。

カッター漕艇のようす。木製のオールを使って、10~15人ほどで漕艇する。
遠泳のようす。足のつかない実海域で1時間ほど泳ぎ続ける。泳いでいる学生の周りでは、教員がゴムボートで並走しており、緊急時には浮輪を投げ入れる。
信号紅炎(発煙筒)を使用しているようす。自身の船舶に異常があった場合、異常事態であることを周りの船舶に知らせるために用いる。
飛び込み訓練のようす。火災・沈没しかかる大型船舶から避難する場合は、このような高さから飛び込む状況も考えられる。
救命講習のようす。人形を使って心臓マッサージやAED(電気ショックで心臓マッサージをするための機械)の使用法を学んでいる。
結索(ロープワーク)を行っているようす。海技士には船舶や荷物を繋ぎとめるためのロープワークは必須であり、また日常生活でも役立つ。
消火ホースの使い方を学んでいるようす。水が出るシャワーヘッドの取り回しだけでなく、ホースの中間を持つ係やポンプを扱う係も重要である。
粉末式の消火器を扱っているようす。消防署の方々の指導のもと、実際に火を焚いて屋外で訓練している。
煙の中での移動方法についての訓練。煙を吸わないようガスマスクを使用している。
小型船舶および船外機について学んでいるようす。小型船舶免許を持つ教員から、船舶免許に関する知識や規則、船外機の使い方について指導を受けている。
消火ホース(強化版)を使った訓練。ホースが二股に分かれており、片方には消火するために遠距離噴射ができるヘッド(手前側)が、もう片方には自身達を守るために水のシールドを張るヘッド(奥側)が繋がっている。