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海技実習(9/23, 9/24)

毎年恒例、夏の海技実習の続きになります。7月に続き、9月の実習では消火講習、救命講習、水産講話 を実施しました。

例年通りであれば消防署の協力の元、炎と消火器を使った消火講習や、AEDとマネキン人形を使った心肺蘇生法についての講習があるはずでした。しかし今年は新型肺炎のこともあり、教員と一部の外部機関で例年とは少し異なる講習を行いました。

消火講習では、元海技士の教員より陸と船舶に設置されている消火機材についての説明がありました。また救命講習においても、船舶の設備である発煙筒や救命スーツ、膨張式救命いかだのデモンストレーションを行い、海技士資格を持つ教員ならではの実習が行われました。

9月の実習は2日間だけでしたが、学生にとっては充実した内容になっていると思います。この海洋機械工学科は海技士(機関士)を目指す学生が多いわけですから、ある意味例年の実習よりも将来的には役立つ可能性が高いのではないでしょうか。

実習を受けた学生の皆さん、そして実習を担当された先生方と補助学生の皆様、大変お疲れ様でした。

藤原慎平

本科の教員による消火講習(座学)。写真では船舶の火災について、説明がなされている。
船舶に備わっている発煙筒のデモンストレーション。使い方を説明し、有志の受講生にその場で使わせている。本来、緊急時以外で発火させてよいものではないため、なかなかできる体験ではない。
これらの3枚の写真は、膨張式救命いかだのデモンストレーションの様子。
1枚目:ドラム缶ほどの大きさの白いカプセルが水面に投げ入れられる
2枚目:連結されているロープを強く引っ張るとカプセルが開き、中身が膨張していく 
3枚目:完全に膨張すると、救命いかだの展開終了となる。いかだの中には1週間分の食糧の他に、雨水を溜める設備や釣り道具が搭載されている
水産講話の様子。様々な水産関連技術について、その道に長けた教員が講義を行っている。
閉会式の様子。実習を手伝ってくれた補助学生に感謝の意を表している。