専攻科生の蒸気ボイラー・タービン実習を紹介します。水産大学校の舶用機械総合実験棟には、船舶に搭載されているものと同様のボイラー施設があります。
海技士免許を目指す専攻科生は、ここでボイラー稼働の手順を実践的に学習します。(ボイラーとは、水を沸かして蒸気をつくる装置です。作った蒸気は、暖房などの空調や給湯、蒸気タービンを回転させて発電などに利用されます。)
学生らは、ボイラー制御室で、ボイラーの起動から停止までの一連の手順を学習します。
ボイラーから出た蒸気は、小型の蒸気タービンに送られ、蒸気タービンを回転させます。(蒸気タービンに発電機を接続すれば発電できます。火力発電所などと同じ仕組みです。)
※専攻科:本科4年生を修了したのち、3級海技士の取得のための1年間の課程です。