やさしいクラゲの飼いかた

葉線


1,クラゲを採る

採取1  クラゲを飼うにあたってまずクラゲを海に採りにいきましょう。クラゲを採るには風のない海の穏やかな日の方がいいです。クラゲは波がたつと海中に潜る習性があるからです。クラゲの選び方ですが、あまり大きなクラゲは飼う水槽を大きくしなくてはならないので、できるだけ小さなクラゲを選びましょう。また、拍動(クラゲの傘の動き)が均一であり、触手がきれいなクラゲが元気である証拠ですのでよく見極めて採りましょう。クラゲを見つけたら、左写真のような大きな”ひしゃく”を使って採ります。
 クラゲは繊細な生き物です。採るときは神経を集中させて細心の注意が必要です。ひしゃくを海水につける時は泡立てたらいけません。クラゲの傘の中に空気が入ると自分で空気を排出できず傘に穴が開きそこから弱るからです。そぉ〜と採ってやりましょう。万が一空気が入ってしまっていたら、すぐにひっくり返して空気を抜いてあげましょう。 採取2
 

2,クラゲをもち帰る

もちかえる  採ったクラゲをもち帰る時、また移動するときは左写真のようなフタのついた容器を使います。フタがついていればなんでもいいです。海水を満タンにいれできるだけ空気をすべて出してもち運びます。また、温度が上がらないように直射日光はさけましょう。この状態で2時間は問題ないです。容器に余裕があるようでしたら、同じ種のクラゲであれば数匹同じ容器に入れてもかまいません。このような場合、クラゲ同士触手が絡み合う時がありますが、ほっとけば自然にほどけますので、むりやりひきちぎらないようにしましょう。


3,飼う環境

 採ったクラゲを水族館のように美しく展示してあげましょう。多くのクラゲは高温をきらいます。難しいですが、水温は15℃以下がのぞましいです。特に春先のみ見かけるクラゲ(カミクラゲ、ドフラインクラゲなど)は絶対です。涼しい所においてあげましょう。また、暖かいと水槽内にクラゲの天敵気泡がでてきます。気泡がでたらスポイトなどで海水を吹きかけ除去し、涼しい所に水槽を移してあげたほうがいいです。傘に空気が混入しているクラゲを見つけたら、すぐにやさしくひっくり返して取り除きましょう。遅れるとなかなか取り除きにくくなります。 飼育1
サイホン  気泡が天敵ですからもちろんエアーポンプは使えません(気泡より傘の小さいミニクラゲを除き)。ですから、一日に一回海水を半分取り換えてあげる必要があります。海水は意外と腐りにくく毎日海水を汲みに行かなくても、大きな容器に4、5日分まとめて補充しといても大丈夫です。海水を取り換える時は泡立たないようにやさしく交換しましょう。左写真のようにサイホンを使うと便利です。(なんでもいい)ホースを用意し、吐出口を吸入口より低くしておき、ホースの吸入口を海水につけ吐出口を最初だけ口で吸うと、ヘッド圧により海水が吸入から吐出へ自動的に流れ出します。


4,餌

餌  クラゲ食のクラゲは、サルパや、死んだクラゲの破片、生魚の切り身などを与えれば食べます。小さなプランクトン食のクラゲは熱帯魚ショップなどで売っているブラインシュリンプ(エビの卵)をふ化させてあげます。ふ化のさせかたは、左写真のようにひとつまみ程度のブラインシュリンプを海水につけるだけです。24時間もすればふ化が始まります。ふ化して24時間以内のブラインシュリンプが栄養があると言われています。一日の海水交換は、餌を与えてから2、3時間後くらいが適度です。

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